JPH0590074U - 結束具 - Google Patents
結束具Info
- Publication number
- JPH0590074U JPH0590074U JP3425892U JP3425892U JPH0590074U JP H0590074 U JPH0590074 U JP H0590074U JP 3425892 U JP3425892 U JP 3425892U JP 3425892 U JP3425892 U JP 3425892U JP H0590074 U JPH0590074 U JP H0590074U
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- belt
- buckle
- insertion hole
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- along
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- Pending
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- Supports For Pipes And Cables (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 空調配管や電線等を結束具を使って固定した
り束ねるのに、片手でベルトを引っ張るだけでスムース
に締め付けられるようにする。 【構成】 長手方向に沿って複数の係止部1を設けたベ
ルト2を沿わせて導いて、ベルト2締付け時の折れ曲が
りを防止するガイド曲面部7aを、ベルト2の先端2b
側を挿通させるためのバックル挿通孔5の径方向でベル
ト2の基端2aが対向する位置で前記挿通孔5の外側に
延設してある。
り束ねるのに、片手でベルトを引っ張るだけでスムース
に締め付けられるようにする。 【構成】 長手方向に沿って複数の係止部1を設けたベ
ルト2を沿わせて導いて、ベルト2締付け時の折れ曲が
りを防止するガイド曲面部7aを、ベルト2の先端2b
側を挿通させるためのバックル挿通孔5の径方向でベル
ト2の基端2aが対向する位置で前記挿通孔5の外側に
延設してある。
Description
【0001】
本考案は、例えば空調配管や電線等を壁や天井に固定したり、束ねたりするた めの結束具に関し、さらに詳しくは、長手方向に沿って複数の係止部を設けたベ ルトの基端に、そのベルトの先端側を挿通させるための挿通孔と、その挿通孔へ の挿通に伴って前記係止部が係止する被係止部とを備えたバックルを設けてある 結束具に関する。
【0002】
従来、この種の結束具は、バックルの構成において、角筒の端縁を切り放しに してその内空部に前記挿通孔を形成したものがあり、例えば配管等の被結束物を 囲繞したベルトの先端側をバックルの挿通孔に挿通させて引っ張ることで、ベル トによって被結束物を締め付けた後に、複数の係止部の内1つをバックルの被係 止部に係止させて、被結束物の外形の如何に係わらず結束できるようにしていた 。
【0003】
上述した従来の結束具によれば、バックルの挿通孔に挿通したベルトを締め付 けて被結束物を結束する場合、ベルト先端をバックルに沿う方向に引っ張れば締 め付けられるが、バックル又はそれに連結するベルト基端部の延長線と、バック ルの挿通孔の入口に導かれるベルト中間部とのなす角度が、少なくとも鋭角をな す。
【0004】 しかし、その際、ベルトは、バックルの角筒端縁部で折れ曲がるために、例え ば、金属製のベルトの場合は、切り放しの角筒端縁に引っ掛かり、スムースに引 っ張ることができないことに加えて、無理にベルトを引っ張ると、バックルが変 形や破損する危険性があり、充分な締め付けを行うことが出来ない問題がある。
【0005】 従って、バックルに挿通したベルトをスムースに締め付けるには、片方の手で ベルト先端を持ち、他方の手でバックルの挿通孔の入口に導かれるベルト中間部 を挿通孔に沿った方向に合わせるようにバックルを持ち、そのベルトとバックル の姿勢を維持させた状態で互いを締め付け方向に相対移動させなければならず、 一連の結束動作を通じて、両方の手を使用するため、例えば、頭より上の位置や 手が入り難い狭い場所での結束作業においては、疲労を伴ったり、作業性が低下 したり、結束の確実性に乏しかったりする欠点があった。
【0006】 本考案の目的は、上述した欠点に鑑み、前記ベルトの締め込みをスムースにす ると共に、片手の作業を行えるようにし、作業性が悪かったり、結束の確実性が 乏しかったりする可能性がある場所でも容易且つ確実に結束作業が出来る結束具 を提供することにある。
【0007】
この目的を達成するための本考案による結束具の特徴構成は、長手方向に沿っ て複数の係止部を設けたベルトを沿わせて導いて、前記ベルト締付け時の折れ曲 がりを防止するガイド曲面部を、前記ベルトの先端側を挿通させるためのバック ル挿通孔の径方向で前記ベルトの基端が対向する位置で前記挿通孔の外側に延設 してあるところにある。
【0008】 尚、前記ベルトの幅方向に沿った軸心回りに回動自在なローラーを前記バック ルに取り付け、そのローラーの外周部を前記ガイド曲面部に形成してあってもよ い。
【0009】
この特徴によれば、バックルの挿通孔へベルトの先端を挿通して引っ張る際に 、バックル姿勢の如何にかかわらず、バックル挿通孔の端縁部において、ベルト は、ガイド曲面部によって折れ曲がることなく挿通孔へ誘導され、ベルト遊端側 とバックルの姿勢が沿うので、ベルト締付けをスムースに行うことが可能となり 、且つ、バックルを手で持たなくても締め付けができるので、片手の作業が可能 となる。
【0010】
従って、ベルトの締め込みに際して、一方の手でベルトを引っ張るだけで、ベ ルトとバックルとがスムースに相対移動し、他方の手でバックルを支えなくても 容易に締め込みが可能となる。
【0011】 よって、頭より上の位置や、狭い場所での結束作業も、片手でベルトを引っ張 るだけで簡単確実に行えるようになり、配管作業等における作業効率が向上した 。
【0012】
以下に本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
【0013】 図1・図2に示すように、本考案による結束具10は、金属薄板製で可撓性を 有するベルト2の基端2aに、同じく金属製のバックル7をつなぐヒンジ8を介 して連結構成してある。
【0014】 前記ベルト2には、その幅方向に並設されて係止部となる貫通孔1(係止部の 一例)を、ベルト2の長手方向に沿って多数形成してある。
【0015】 一方、前記バックル7は、角筒状に形成してあり、その内空部に前記ベルト2 の先端2b側を挿通させるための挿通孔5と、前記複数の貫通孔1の内の一つに 選択的に係合する一対の突起6aからなる被係止部6とを形成してあり、更に、 前記ベルト2基端2a側の端縁には、前記ベルトと連結するためのヒンジ8を一 体に連設してある。また、挿通孔5を挟んでヒンジ8に対向する位置には、ベル ト2締付け時に、ベルト2を沿わせてバックル7へスムースに導いて、ベルト2 の折れ曲がりを防止するためのガイド曲面部7aを、挿通孔5の外側に延設して ある。
【0016】 次に図3に、例えば空調配管や電線等の被結束物9を、本考案の結束具10で 結束している状況を示す。結束の手順を述べると、まず、ベルト2で被結束物9 を囲繞し、そのベルト2の先端2bをバックル7の挿通孔5に挿通させ、その後 、ベルト2を引っ張って被結束物9を締め付けて、複数の係止部1の一つをバッ クル7の被係止部6に係合させる一連の動作である。
【0017】 図に示すように、前記被係止部6を形成する一対の突起6a は、それぞれバッ クル7の一部を切り起こし、その先端がヒンジ8とは反対側に向くように形成し てあり、ヒンジ8側の挿通孔5の開口からベルト2を挿通させた場合に、被結束 物9を締める方向へのベルト2の進行は許容しながら、それとは反対方向へのベ ルト2の抜け出しを防止するように構成してある。従って、挿通孔5へベルト2 の先端2bを挿通して、その先端2bを引っ張ることで、係止部1が次々にバッ クル7の被係止部6に係合しつつ被結束物9を締めるようにベルト2がバックル 7に対して移動し、ベルト2の引っ張りをやめることでその位置の係止部1がバ ックルの被係止部6に、抜けどめ状態で係合することとなる。
【0018】 その際、バックル7はヒンジ8を支点として回転できると共に、ベルト2をガ イド曲面部7aに沿わせて誘導することができるので、ベルト2の先端2bを引 っ張るに連れてベルト2の基端2a側と先端2b側との姿勢が変化しても、バッ クル7とベルト2との引っかかりによる抵抗がなく、ベルト2とバックル7をス ムースに相対移動させることができ、片手で引っ張るだけで楽に結束が出来る。
【0019】 〔別実施例〕 以下に別実施例を説明する。 〈1〉 先の実施例では、ベルト2・バックル7及びヒンジ8の材質は、各々金 属として説明したが、これに限定されるものではなく、各々を樹脂等で形成して もよく、更に各々を別の素材で形成してもよい。
【0020】 〈2〉 又、先の実施例では、バックル7とヒンジ8を一体に形成するものを説 明したが、これに限定されるものではなく、ヒンジ8をバックル7とは別体に構 成してもよい。更に図5に示すように、ベルト2とバックル7との間に薄肉部2 a を形成することで、ベルト2の基端2a側とバックル7との相対姿勢を変更で きるように構成すれば、ベルト2とバックル7を樹脂等で一体形成してもよい。 この実施例における薄肉部3や、先の実施例のようなヒンジ8等、ベルト2とバ ックル7とをつなぐ構成をヒンジ部Hと称する。
【0021】 〈3〉 係止部1の数・配列・形状、或は、被係止部6の形状等の具体的構成は 、先の実施例に限らず、適宜変更可能である。例えば、配列については単列でも 復列でもよく、形状については係止部1として孔状に限らず鋸歯状や洗濯板状等 の突起を設ける一方、被係止部6として、それら突起に係合する孔や切り欠き等 を設けても良く、要するに、係止部1と被係止部6とは、ベルト2とバックル7 との係合の目的を達成できる組合せならよい。
【0022】 さらに、ベルト2における係止部1の形成位置は、ベルト2の上面に限定され るものではなく、下面でも良く、ベルト2がある程度の厚みのある場合には側面 でもよい。
【0023】 〈4〉 図4に示すように、前記被係止部6の突起6aの向きは、先の実施例に 限るものではなく、例えば、ヒンジ部H側に向けて形成しても良く、その場合ベ ルト2の先端2bを先の実施例とは逆にヒンジ部とは反対側の挿通孔5の開口か ら挿通させて引っ張れば前述と同様の作用によって結束が可能となる。又、2の 別実施例で説明した、ベルト2とバックル7とを樹脂等で一体形成したものに対 しても同様の構成の変形が可能である。
【0024】 〈5〉 図6に示すように、ガイド曲面部7aは、先の実施例で説明した曲面板 状のものに限定されるものではなく、例えば、ベルト2の幅方向に沿った軸心回 りに回動自在なローラー4をバックル7に取り付け、そのローラー4の外周部を ガイド曲面部7aに形成してあるものであってもよい。
【0025】 尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便利にするために符号を記 すが、該記入により本考案は添付図面の構成に限定されるものではない。
【0026】
【図1】実施例の結束具を表す平面図
【図2】実施例の結束具を表すA−A断面図
【図3】実施例の結束具の取付状況を表す図
【図4】別実施例の結束具の取付状況を表す図
【図5】別実施例の結束具の断面を表す図
【図6】別実施例の結束具の断面を表す図
1 係止部 2 ベルト 2a 基端 2b 先端 4 ローラー 5 挿通孔 6 被係止部 7 バックル 7a ガイド曲面部
Claims (2)
- 【請求項1】 長手方向に沿って複数の係止部(1)を
設けたベルト(2)の基端(2a)に、そのベルト
(2)の先端(2b)側を挿通させるための挿通孔
(5)とその挿通孔(5)への挿通に伴って前記係止部
(1)が係止する被係止部(6)とを備えたバックル
(7)を設けてある結束具であって、 前記ベルト(2)を沿わせて導いて前記ベルト(2)締
付け時の折れ曲がりを防止するガイド曲面部(7a)
を、前記挿通孔(5)の径方向で前記ベルト(2)の基
端(2a)が対向する位置で前記挿通孔(5)の外側に
延設してある結束具。 - 【請求項2】 前記ベルト(2)の幅方向に沿った軸心
回りに回動自在なローラー(4)を前記バックル(7)
に取り付け、そのローラー(4)の外周部を前記ガイド
曲面部(7a)に形成してある請求項1に記載の結束
具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3425892U JPH0590074U (ja) | 1992-05-25 | 1992-05-25 | 結束具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3425892U JPH0590074U (ja) | 1992-05-25 | 1992-05-25 | 結束具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0590074U true JPH0590074U (ja) | 1993-12-07 |
Family
ID=12409154
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3425892U Pending JPH0590074U (ja) | 1992-05-25 | 1992-05-25 | 結束具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0590074U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016031047A1 (ja) * | 2014-08-29 | 2016-03-03 | 因幡電機産業株式会社 | 留め具、及び、被支持物を構造物に取り付ける方法 |
-
1992
- 1992-05-25 JP JP3425892U patent/JPH0590074U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016031047A1 (ja) * | 2014-08-29 | 2016-03-03 | 因幡電機産業株式会社 | 留め具、及び、被支持物を構造物に取り付ける方法 |
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