JPH0590044A - 平面実装用磁気部品 - Google Patents
平面実装用磁気部品Info
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- JPH0590044A JPH0590044A JP4044168A JP4416892A JPH0590044A JP H0590044 A JPH0590044 A JP H0590044A JP 4044168 A JP4044168 A JP 4044168A JP 4416892 A JP4416892 A JP 4416892A JP H0590044 A JPH0590044 A JP H0590044A
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- H01F27/28—Coils; Windings; Conductive connections
- H01F27/29—Terminals; Tapping arrangements for signal inductances
- H01F27/292—Surface mounted devices
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- H01F27/00—Details of transformers or inductances, in general
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- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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- H05K3/00—Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
- H05K3/30—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
- H05K3/32—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits
- H05K3/34—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits by soldering
- H05K3/341—Surface mounted components
- H05K3/3421—Leaded components
- H05K3/3426—Leaded components characterised by the leads
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P70/00—Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
- Y02P70/50—Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product
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- Power Engineering (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
- Soft Magnetic Materials (AREA)
- Regulation Of General Use Transformers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 磁気コア１の全高を低くするとともに、この
磁気コア１を固定して平面実装を行うことを可能にす
る。 【構成】 平面実装用磁気部品を、電気的に絶縁された
磁気コア１に少なくとも１本の電気巻線８，９を直接巻
き付け、この電気巻線８，９の両端部をそれぞれ金属製
接続部材１１に接続する。この部品は、特に平面実装用
のトランスに適用できる。
磁気コア１を固定して平面実装を行うことを可能にす
る。 【構成】 平面実装用磁気部品を、電気的に絶縁された
磁気コア１に少なくとも１本の電気巻線８，９を直接巻
き付け、この電気巻線８，９の両端部をそれぞれ金属製
接続部材１１に接続する。この部品は、特に平面実装用
のトランスに適用できる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、平面実装用磁気部品、
特に平面実装を行うことができるトランスに関するもの
である。
特に平面実装を行うことができるトランスに関するもの
である。
【０００２】
【従来の技術】現在では、電子部品工業部門において、
能動部品や受動部品の多くは、プリント回路上に平面的
に実装可能な形状で入手できる。かかる部品は、通常、
「チップ」と呼ばれている。これらの部品は特に寸法が
小さいため、電気回路上に高密度で集積することができ
る。
能動部品や受動部品の多くは、プリント回路上に平面的
に実装可能な形状で入手できる。かかる部品は、通常、
「チップ」と呼ばれている。これらの部品は特に寸法が
小さいため、電気回路上に高密度で集積することができ
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、磁気部品、特
にトランスには、いまだにこのような方向の発展が見ら
れなかった。このため、例えば電源装置の多くは、最も
かさのある部品は今でもトランスである。
にトランスには、いまだにこのような方向の発展が見ら
れなかった。このため、例えば電源装置の多くは、最も
かさのある部品は今でもトランスである。
【０００４】例えば、電源装置に使用されるトランス
は、そのまわりには１以上の別個の電気巻線が巻かれて
いるコイルフレームを必ず有しており、このコイルフレ
ームは磁気コアを通すための軸上の孔を有している。電
源装置では、この磁気コアは広い断面を有しており、こ
の広さが伝達される電力に比例する。したがって、トラ
ンスとして使用される磁気部品の高さが相対的に高くな
ってしまうので、この磁気部品が実装された電子基板の
集積度を高くすることができなかった。
は、そのまわりには１以上の別個の電気巻線が巻かれて
いるコイルフレームを必ず有しており、このコイルフレ
ームは磁気コアを通すための軸上の孔を有している。電
源装置では、この磁気コアは広い断面を有しており、こ
の広さが伝達される電力に比例する。したがって、トラ
ンスとして使用される磁気部品の高さが相対的に高くな
ってしまうので、この磁気部品が実装された電子基板の
集積度を高くすることができなかった。
【０００５】今日、このようなトランスを平面的に実装
するために使用される技術として、コイルフレームを変
形して巻線を支持するようにしたものがある。この結
果、通常プリント回路と交差しているピンは、多くの場
合曲げられて、放射状の接続部材とされる。しかし、最
も新しいトランスであっても、いまだに、寸法を小さく
するには至っていない。特に、その体積の大きさゆえ
に、高さが非常に大きい。
するために使用される技術として、コイルフレームを変
形して巻線を支持するようにしたものがある。この結
果、通常プリント回路と交差しているピンは、多くの場
合曲げられて、放射状の接続部材とされる。しかし、最
も新しいトランスであっても、いまだに、寸法を小さく
するには至っていない。特に、その体積の大きさゆえ
に、高さが非常に大きい。
【０００６】本発明の目的は、コイルフレームを具備し
ない新規な平面実装用磁気部品を提案することにより、
上述のような欠点を克服することにある。
ない新規な平面実装用磁気部品を提案することにより、
上述のような欠点を克服することにある。
【０００７】さらに、本発明の目的は、全高が１０ミリ
メートル未満と非常に低い、新規な平面実装用磁気部品
を提案することにある。
メートル未満と非常に低い、新規な平面実装用磁気部品
を提案することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段および作用】このため、本
発明は、電気的に絶縁された磁気コアに少なくとも１本
の電気巻線を直接巻き付け、この電気巻線の両端部をそ
れぞれ前記磁気コアを固定した平面実装を可能にする金
属製接続部材に結合して、平面実装用磁気部品を構成し
ている。
発明は、電気的に絶縁された磁気コアに少なくとも１本
の電気巻線を直接巻き付け、この電気巻線の両端部をそ
れぞれ前記磁気コアを固定した平面実装を可能にする金
属製接続部材に結合して、平面実装用磁気部品を構成し
ている。
【０００９】好ましい実施態様においては、第１の磁気
コアが少なくとも１本の電気巻線を有する中央芯部材と
この中央芯部材を両横に設けられた端部シールドとを具
備し、これにより第１の磁気コアは実質的に「Ｉ」状の
縦断面を有している。
コアが少なくとも１本の電気巻線を有する中央芯部材と
この中央芯部材を両横に設けられた端部シールドとを具
備し、これにより第１の磁気コアは実質的に「Ｉ」状の
縦断面を有している。
【００１０】さらに、平面実装用磁気部品は主に電源回
路のトランスとして使用され、磁気コアは軟質フェライ
ト、すなわち酸化鉄（Ｆｅ2 Ｏ3）、酸化マンガン（Ｍ
ｎ3 Ｏ4 ）、酸化亜鉛（ＺｎＯ）を基にしたフェライト
で形成することが好ましい。この磁性体は、絶縁性の粒
子境界を有する多結晶構造であるにも拘らず比較的抵抗
率が低いので、磁気コア内に一定の電流を流すことが可
能である。このため、本発明の他の特徴にしたがって、
巻線と回路との間の絶縁耐力の高さを確実なものとする
ために、第１の磁気コアは絶縁層で覆われている。
路のトランスとして使用され、磁気コアは軟質フェライ
ト、すなわち酸化鉄（Ｆｅ2 Ｏ3）、酸化マンガン（Ｍ
ｎ3 Ｏ4 ）、酸化亜鉛（ＺｎＯ）を基にしたフェライト
で形成することが好ましい。この磁性体は、絶縁性の粒
子境界を有する多結晶構造であるにも拘らず比較的抵抗
率が低いので、磁気コア内に一定の電流を流すことが可
能である。このため、本発明の他の特徴にしたがって、
巻線と回路との間の絶縁耐力の高さを確実なものとする
ために、第１の磁気コアは絶縁層で覆われている。
【００１１】第１の実施態様においては、かかる絶縁層
はガラス質のエナメルで形成されている。
はガラス質のエナメルで形成されている。
【００１２】第２の実施態様においては、かかる絶縁層
はエポキシ材料層の堆積によって形成されている。
はエポキシ材料層の堆積によって形成されている。
【００１３】本発明のさらなる特徴は、第１の磁気コア
の平面実装における金属製接続部材の固定を向上させる
ものであり、第１のコアの端部シールドの側面または底
面に金属製接続部材を磁気コアに固定するための導電性
の端子が設けられていることにある。この場合、第１の
磁気コアへの金属製接続部材の固定は、導電性の端子へ
の半田付けによって行われる。
の平面実装における金属製接続部材の固定を向上させる
ものであり、第１のコアの端部シールドの側面または底
面に金属製接続部材を磁気コアに固定するための導電性
の端子が設けられていることにある。この場合、第１の
磁気コアへの金属製接続部材の固定は、導電性の端子へ
の半田付けによって行われる。
【００１４】本発明のさらに他の特徴は、磁気部品が、
さらに、磁場を閉じ込めるために電気的に絶縁された第
２の磁気コアを、隙間を介して或いは直接に有している
ことにある。
さらに、磁場を閉じ込めるために電気的に絶縁された第
２の磁気コアを、隙間を介して或いは直接に有している
ことにある。
【００１５】このような本発明の特徴や利点は、それぞ
れ以下に記述する平面実装用磁気部品の各実施例に現さ
れている。
れ以下に記述する平面実装用磁気部品の各実施例に現さ
れている。
【００１６】
【実施例】以下、本発明について、平面実装を可能にす
る電源用トランスを例にとって説明する。ただし、当業
者が本発明を他のタイプの平面実装用磁気部品に適用で
きることは明らかである。
る電源用トランスを例にとって説明する。ただし、当業
者が本発明を他のタイプの平面実装用磁気部品に適用で
きることは明らかである。
【００１７】さらに、記述を簡単にするために、図にお
いて同じ構成部分には同じ符号を付す。
いて同じ構成部分には同じ符号を付す。
【００１８】まず最初に、第１の実施例として、本発明
に係る平面実装を可能にした電源用トランス或いはＳＭ
Ｃ型トランスついて、図１，図２，図３および図７
（Ａ）を参照して説明する。
に係る平面実装を可能にした電源用トランス或いはＳＭ
Ｃ型トランスついて、図１，図２，図３および図７
（Ａ）を参照して説明する。
【００１９】図１〜図３に示すように、本発明のトラン
スは、基本的には第１の磁気コア１によって構成されて
いる。この第１の磁気コア１は、両横を端部シールド
３，４に挟まれてた中央芯部材２を有している。第１の
磁気コア１は、プレス加工、鋳造、機械的加工またはこ
れに類似する他の工程によって得られ、軟質フェライト
で形成される。電源装置用としては、使用されるフェラ
イトの成分は鉄（Ｆｅ）、マンガン（Ｍｎ）および亜鉛
（Ｚｎ）を基とし、特に、酸化鉄（Ｆｅ2 Ｏ3 ）、酸化
マンガン（Ｍｎ3 Ｏ4 ）および酸化亜鉛（ＺｎＯ）を基
としていることが好ましい。かかる構成の最大の利点
は、損失が少なく、飽和性や誘導性が高いことにある。
一方、この種のフェライトは比較的抵抗率が低く、ρ＜
１２０Ω／ｍである。この抵抗率により磁気コアに一定
量の電流を流すことが可能となる。したがって、この第
１の磁気コアは、電気的に絶縁されなければならない。
このため、巻線とこのコアとの間の絶縁耐力の高さを確
実なものとするためには、磁気コアの表面を絶縁する必
要がある。図３に示したように、この絶縁は、絶縁層５
によって与えられる。この絶縁層５は種々の方法で得る
ことができる。第１の技術では、この絶縁層５をガラス
質の層の堆積によって得られる。この堆積に続いて、約
８００℃の温度で再溶融が行われる。この技術によれ
ば、半田付け工程中の熱衝撃に関しての安定性が非常に
高くなる点で有益である。第２の技術として選択される
のは、エポキシ層の堆積による絶縁物である。このエポ
キシ層は、約１５０℃の温度で重合させられる。この堆
積は、簡単に実施できるという利点がある。その一方
で、後述のように接続部が半田付けされる際に、当該部
分を加熱し過ぎないようにしなくてはならない。これ
は、絶縁物の劣化の発達を防止するためである。
スは、基本的には第１の磁気コア１によって構成されて
いる。この第１の磁気コア１は、両横を端部シールド
３，４に挟まれてた中央芯部材２を有している。第１の
磁気コア１は、プレス加工、鋳造、機械的加工またはこ
れに類似する他の工程によって得られ、軟質フェライト
で形成される。電源装置用としては、使用されるフェラ
イトの成分は鉄（Ｆｅ）、マンガン（Ｍｎ）および亜鉛
（Ｚｎ）を基とし、特に、酸化鉄（Ｆｅ2 Ｏ3 ）、酸化
マンガン（Ｍｎ3 Ｏ4 ）および酸化亜鉛（ＺｎＯ）を基
としていることが好ましい。かかる構成の最大の利点
は、損失が少なく、飽和性や誘導性が高いことにある。
一方、この種のフェライトは比較的抵抗率が低く、ρ＜
１２０Ω／ｍである。この抵抗率により磁気コアに一定
量の電流を流すことが可能となる。したがって、この第
１の磁気コアは、電気的に絶縁されなければならない。
このため、巻線とこのコアとの間の絶縁耐力の高さを確
実なものとするためには、磁気コアの表面を絶縁する必
要がある。図３に示したように、この絶縁は、絶縁層５
によって与えられる。この絶縁層５は種々の方法で得る
ことができる。第１の技術では、この絶縁層５をガラス
質の層の堆積によって得られる。この堆積に続いて、約
８００℃の温度で再溶融が行われる。この技術によれ
ば、半田付け工程中の熱衝撃に関しての安定性が非常に
高くなる点で有益である。第２の技術として選択される
のは、エポキシ層の堆積による絶縁物である。このエポ
キシ層は、約１５０℃の温度で重合させられる。この堆
積は、簡単に実施できるという利点がある。その一方
で、後述のように接続部が半田付けされる際に、当該部
分を加熱し過ぎないようにしなくてはならない。これ
は、絶縁物の劣化の発達を防止するためである。
【００２０】さらに、図３に示すように、端部シールド
３，４は切欠き６が設けられており、これによって部品
の全高を増加させることなく巻線を通すことが可能とな
る。加えて、図１〜図３に示された実施例では、端部シ
ールド３，４の底面には導電性の端子７が設けられてお
り、これにより、金属製接続部材を固定することが可能
となる。この導電性の端子７は、その組成が絶縁層５の
構成によって決定され、導電性化合物によって形成され
る。そして、絶縁層５がエナメルで形成される時は、端
部７は高温で処理された導電性化合物、例えば銀とパラ
ジウムを基にした導電性化合物や銅を基にした導電性化
合物で作製される。絶縁層５がエポキシ粉末を基にして
いる場合は、金属製接続部材をこの絶縁物に使用されて
いるものと同じ性質のエポキシ型の接着剤で接着するこ
とにより固定する。
３，４は切欠き６が設けられており、これによって部品
の全高を増加させることなく巻線を通すことが可能とな
る。加えて、図１〜図３に示された実施例では、端部シ
ールド３，４の底面には導電性の端子７が設けられてお
り、これにより、金属製接続部材を固定することが可能
となる。この導電性の端子７は、その組成が絶縁層５の
構成によって決定され、導電性化合物によって形成され
る。そして、絶縁層５がエナメルで形成される時は、端
部７は高温で処理された導電性化合物、例えば銀とパラ
ジウムを基にした導電性化合物や銅を基にした導電性化
合物で作製される。絶縁層５がエポキシ粉末を基にして
いる場合は、金属製接続部材をこの絶縁物に使用されて
いるものと同じ性質のエポキシ型の接着剤で接着するこ
とにより固定する。
【００２１】図２により具体的に示されているように、
本実施例の第１の磁気コア１の中央芯部材２の周りに設
けられた少なくとも１本の電気巻線、すなわちトランス
の１次巻線と２次巻線とを構成する２本の電気巻線８，
９が巻回されている。この場合、巻線は、２層が重なる
ようにして巻かれている。中央芯部材２の全長にわたる
この層配置によって、回路全体としての高さを減らすこ
とができる。さらに、図２に示されているように、これ
らの巻線は絶縁層１０で絶縁されている。
本実施例の第１の磁気コア１の中央芯部材２の周りに設
けられた少なくとも１本の電気巻線、すなわちトランス
の１次巻線と２次巻線とを構成する２本の電気巻線８，
９が巻回されている。この場合、巻線は、２層が重なる
ようにして巻かれている。中央芯部材２の全長にわたる
この層配置によって、回路全体としての高さを減らすこ
とができる。さらに、図２に示されているように、これ
らの巻線は絶縁層１０で絶縁されている。
【００２２】上述のトランスの平面実装を可能にするた
めに、第１の磁気コア１は、この平面実装を可能にする
ための金属製接続部材１１を有している。使用されてい
るフェライトの線膨脹係数は、プリント回路のそれと比
較して非常に小さい。このため、温度変化の周期が異な
れば、半田付け箇所のせん断を起こすおそれがある。し
たがって、リフロー半田付けやこれに類似する技術のよ
うな公知の技術を用いて磁気コアの端部をプリント回路
に直接接続することは不可能である。本発明において
は、図１および図２に示したように、金属製接続部材１
１が使用されている。これらの金属製接続部材１１は、
導電性の端子７に半田付けされており、絶縁層５の構成
によっては、第１の磁気コア５に接着されている。本実
施例では、導電性の端子７は、第１の磁気コア１の端部
シールド３，４の底面に設けられるように設計されてお
り、したがって、上述の端子に金属製接続部材を半田付
けすることが可能となる。金属製接続部材は、図７
（Ａ）に示したような形状を有している。金属製接続部
材は、長方形の平板を切断して折り曲げることによって
構成され、２個の実質的に水平な端部１１Ａ，１１Ｂ
と、第１の磁気コアの接続部に有効に固定することがで
きる垂直な足部１１Ｃとを有している。図１および図２
に示したように、この金属製固定部材には巻線を構成す
るワイヤの端部が受け入れられる。これらの端部は、公
知の方法で金属製固定部材１１に半田付けされて、固定
される。さらに、この金属製固定部材は半田付け部の機
械的な力や巻線とプリント回路の配線との間に働く電気
的な結合が与えられる。部品とプリント回路との線膨脹
の差異は、金属製固定部材の弾力性によって吸収され
る。
めに、第１の磁気コア１は、この平面実装を可能にする
ための金属製接続部材１１を有している。使用されてい
るフェライトの線膨脹係数は、プリント回路のそれと比
較して非常に小さい。このため、温度変化の周期が異な
れば、半田付け箇所のせん断を起こすおそれがある。し
たがって、リフロー半田付けやこれに類似する技術のよ
うな公知の技術を用いて磁気コアの端部をプリント回路
に直接接続することは不可能である。本発明において
は、図１および図２に示したように、金属製接続部材１
１が使用されている。これらの金属製接続部材１１は、
導電性の端子７に半田付けされており、絶縁層５の構成
によっては、第１の磁気コア５に接着されている。本実
施例では、導電性の端子７は、第１の磁気コア１の端部
シールド３，４の底面に設けられるように設計されてお
り、したがって、上述の端子に金属製接続部材を半田付
けすることが可能となる。金属製接続部材は、図７
（Ａ）に示したような形状を有している。金属製接続部
材は、長方形の平板を切断して折り曲げることによって
構成され、２個の実質的に水平な端部１１Ａ，１１Ｂ
と、第１の磁気コアの接続部に有効に固定することがで
きる垂直な足部１１Ｃとを有している。図１および図２
に示したように、この金属製固定部材には巻線を構成す
るワイヤの端部が受け入れられる。これらの端部は、公
知の方法で金属製固定部材１１に半田付けされて、固定
される。さらに、この金属製固定部材は半田付け部の機
械的な力や巻線とプリント回路の配線との間に働く電気
的な結合が与えられる。部品とプリント回路との線膨脹
の差異は、金属製固定部材の弾力性によって吸収され
る。
【００２３】さらに、図１および図２に示したように、
トランスの磁場は、第１の磁気コアと同様の軟質フェラ
イト物質で形成された第２の磁気コア１２によって閉じ
込められる。この第２の磁気コアもまた電気的に絶縁さ
れている。この第２の磁気コアは、２個の端部シールド
３，４の上面に接着され、これにより磁束の流れが保障
される。隙間１３を設けるか否かは任意であるが、２個
の端部シールド３，４の上に板片を配置することによっ
て形成され、これにより、透磁率および誘導性の磁気特
性を電源に求められる値に適合させることが可能とな
る。一方、このようなトランスは、巻線用ワイヤを支持
するためのフレームを使用せず、これらのワイヤは磁気
コアに直接装着されている。このため、全高が１０ミリ
メートル以下で、加えて、金属製接合部材が実装平面に
平行な足部１１Ａを備えていることにより部品の平面実
装技術に適している部品を使用することができる。
トランスの磁場は、第１の磁気コアと同様の軟質フェラ
イト物質で形成された第２の磁気コア１２によって閉じ
込められる。この第２の磁気コアもまた電気的に絶縁さ
れている。この第２の磁気コアは、２個の端部シールド
３，４の上面に接着され、これにより磁束の流れが保障
される。隙間１３を設けるか否かは任意であるが、２個
の端部シールド３，４の上に板片を配置することによっ
て形成され、これにより、透磁率および誘導性の磁気特
性を電源に求められる値に適合させることが可能とな
る。一方、このようなトランスは、巻線用ワイヤを支持
するためのフレームを使用せず、これらのワイヤは磁気
コアに直接装着されている。このため、全高が１０ミリ
メートル以下で、加えて、金属製接合部材が実装平面に
平行な足部１１Ａを備えていることにより部品の平面実
装技術に適している部品を使用することができる。
【００２４】次に、図４、図５、図６および図７（Ｂ）
を参照して、本発明の他の実施例について説明する。本
実施例では、接合部を磁気コアの側面に移動させてい
る。第１の磁気コア１の全構成は図１および図３を参照
して説明したトランスとまったく同一であるので、再度
の説明は行わない。ここでの唯一の違いは、図４〜図６
に明示されているように、導電性の端子２０が端部シー
ルド３，４の側面に置かれている点である。平面実装に
用いられる金属製接合部材２１は、絶縁層５の構造によ
って決定され、導電性の端子２０に半田付け或いは接着
される。金属製接続部材の斜視図を図７（Ｂ）に示す。
これらの金属製質族部材は、長方形の平板を、図７
（Ｂ）に示したようにして切断し、折り曲げることによ
って構成される。そして、各接合部材は中央部２１に対
して同方向に９０度折り曲げられた足部２１Ａ，２１Ｂ
を有している。この中央部２１は導電性の端子２０に半
田付け或いは接着される。図４および図５に明示されて
いるように、足部２１Ａはプリント回路に実装するため
に使用され、足部２１Ｂは巻線の端部の一方を巻き付け
るために使用される。さらに、図５に明示されているよ
うに、接続部を所定位置に保ちやすくするために、足部
２１Ａの両側を切り出して平板２１に対して９０度とな
るように足部２１Ａと反対の方向に折り曲げてなる足部
２１Ｃを、端部シールド３，４の底面に配置する。
を参照して、本発明の他の実施例について説明する。本
実施例では、接合部を磁気コアの側面に移動させてい
る。第１の磁気コア１の全構成は図１および図３を参照
して説明したトランスとまったく同一であるので、再度
の説明は行わない。ここでの唯一の違いは、図４〜図６
に明示されているように、導電性の端子２０が端部シー
ルド３，４の側面に置かれている点である。平面実装に
用いられる金属製接合部材２１は、絶縁層５の構造によ
って決定され、導電性の端子２０に半田付け或いは接着
される。金属製接続部材の斜視図を図７（Ｂ）に示す。
これらの金属製質族部材は、長方形の平板を、図７
（Ｂ）に示したようにして切断し、折り曲げることによ
って構成される。そして、各接合部材は中央部２１に対
して同方向に９０度折り曲げられた足部２１Ａ，２１Ｂ
を有している。この中央部２１は導電性の端子２０に半
田付け或いは接着される。図４および図５に明示されて
いるように、足部２１Ａはプリント回路に実装するため
に使用され、足部２１Ｂは巻線の端部の一方を巻き付け
るために使用される。さらに、図５に明示されているよ
うに、接続部を所定位置に保ちやすくするために、足部
２１Ａの両側を切り出して平板２１に対して９０度とな
るように足部２１Ａと反対の方向に折り曲げてなる足部
２１Ｃを、端部シールド３，４の底面に配置する。
【００２５】既に図１、図２および図３を参照して説明
したように、１次巻線と２次巻線は略平行六面体の中央
芯部材２に巻かれ、これらの巻線は絶縁層１０によって
絶縁される。さらに、磁気コアは上述の平板１２と同一
に作製された平板１２によってふさがれる。この平板１
２は、端部シールド３上と端部シールド４上とで高さを
一致させるための隙間１３を介して、端部シールド３，
４に接着される。
したように、１次巻線と２次巻線は略平行六面体の中央
芯部材２に巻かれ、これらの巻線は絶縁層１０によって
絶縁される。さらに、磁気コアは上述の平板１２と同一
に作製された平板１２によってふさがれる。この平板１
２は、端部シールド３上と端部シールド４上とで高さを
一致させるための隙間１３を介して、端部シールド３，
４に接着される。
【００２６】以上説明した実施例は、磁気部品、特に、
コイルフレームを無くすことと、磁気コアに接合部と適
合するようなＳＭＣの固定手段を設けたことにより、比
較的全高が小さいトランスを得ることができる点で有益
である。
コイルフレームを無くすことと、磁気コアに接合部と適
合するようなＳＭＣの固定手段を設けたことにより、比
較的全高が小さいトランスを得ることができる点で有益
である。
【図１】本発明の第１の実施例としての平面実装用の電
源用トランスを示す斜視図である。
源用トランスを示す斜視図である。
【図２】図１に示したトランスの断面図である。
【図３】図１に示したトランスの第１の磁気コアを示す
斜視図である。
斜視図である。
【図４】本発明の第２の実施例としての平面実装用の電
源用トランスを示す斜視図である。
源用トランスを示す斜視図である。
【図５】図４に示したトランスの断面図である。
【図６】図４に示したトランスの第１の磁気コアを示す
斜視図である。
斜視図である。
【図７】（Ａ）、（Ｂ）は、それぞれ図１、図４に示さ
れたトランスに使用される金属製接続部材を示す斜視図
である。
れたトランスに使用される金属製接続部材を示す斜視図
である。
１ 第１の磁気コア ２ 中央芯部材 ３，４ 端部シールド ５ 絶縁層 ６ 切欠き ７ 導電性の端子 ８，９ 電気巻線 １０ 絶縁層 １１ 金属製接続部材 １２ 第２の磁気コア １３ 隙間 ２０ 導電性の端子 ２１ 金属製接合部材
フロントページの続き (72)発明者 ピエール、ゴードリ フランス国ボーヌ、リユ、ポール、ドラボ ルド、３
Claims (11)
- 【請求項１】電気的に絶縁された第１の磁気コアに少な
くとも１本の電気巻線を直接巻き付け、この電気巻線の
両端部をそれぞれ前記磁気コアを固定した平面実装を可
能にするための金属製接続部材に結合した平面実装用磁
気部品。 - 【請求項２】第１の磁気コアが、少なくとも１本の電気
巻線を有する中央芯部材と、この中央芯部材を両横に設
けられた端部シールドとを具備することを特徴とする請
求項１記載の平面実装用磁気部品。 - 【請求項３】前記第１の磁気コアが実質的に「Ｉ」状の
縦断面を有することを特徴とする請求項２記載の平面実
装用磁気部品。 - 【請求項４】前記第１の磁気コアが絶縁層で被覆されて
いることを特徴とする請求項１乃至３のいずれかに記載
の平面実装用磁気部品。 - 【請求項５】前記絶縁層がガラス質のエナメルで形成さ
れていることを特徴とする請求項４記載の平面実装用磁
気部品。 - 【請求項６】前記絶縁層がエポキシ材料層の堆積によっ
て形成されたことを特徴とする請求項４記載の平面実装
用磁気部品。 - 【請求項７】前記第１の磁気コアの前記端部シールドが
巻線の端部を通すための切欠きを具備することを特徴と
する請求項１乃至６のいずれかに記載の平面実装用磁気
部品。 - 【請求項８】前記第１の磁気コアの前記端部シールドの
側面または底面に、金属製接続部材を磁気コアに固定す
るための導電性の端部を有することを特徴とする請求項
１乃至７のいずれかに記載の平面実装磁気部品。 - 【請求項９】隙間を介して或いは直接に、磁場を閉じ込
めるために電気的に絶縁された第２の磁気コアをさらに
設けたことを特徴とする請求項１乃至８のいずれかに記
載の平面実装磁気部品。 - 【請求項１０】前記第１の磁気コアおよび前記第２の磁
気コアが軟質フェライトで形成されたことを特徴とする
請求項１乃至９のいずれかに記載の平面実装磁気部品。 - 【請求項１１】前記軟質フェライトが鉄、マンガンおよ
び亜鉛を基本成分とすることを特徴とする請求項１０記
載の平面実装磁気部品。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| FR02470 | 1991-03-01 | ||
| FR9102470A FR2673483B1 (fr) | 1991-03-01 | 1991-03-01 | Composant magnetique pour le report a plat. |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0590044A true JPH0590044A (ja) | 1993-04-09 |
Family
ID=9410243
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4044168A Pending JPH0590044A (ja) | 1991-03-01 | 1992-02-29 | 平面実装用磁気部品 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| EP (1) | EP0501850A1 (ja) |
| JP (1) | JPH0590044A (ja) |
| KR (1) | KR920018784A (ja) |
| FR (1) | FR2673483B1 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006128225A (ja) * | 2004-10-26 | 2006-05-18 | Matsushita Electric Works Ltd | 高電圧パルス用トランス装置、及びそれを用いた放電灯点灯装置、照明装置、プロジェクタ装置 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5650920A (en) * | 1995-07-27 | 1997-07-22 | Motorola, Inc. | Mount for supporting a high frequency transformer in a hybrid module |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2585504B1 (fr) * | 1985-07-23 | 1987-10-09 | Europ Composants Electron | Composant electronique inductif pour le report a plat et son procede de fabrication |
| JPH02150004A (ja) * | 1988-11-30 | 1990-06-08 | Toko Inc | インダクタンス素子 |
-
1991
- 1991-03-01 FR FR9102470A patent/FR2673483B1/fr not_active Expired - Fee Related
-
1992
- 1992-02-18 EP EP92400423A patent/EP0501850A1/fr not_active Withdrawn
- 1992-02-28 KR KR1019920003233A patent/KR920018784A/ko not_active Application Discontinuation
- 1992-02-29 JP JP4044168A patent/JPH0590044A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006128225A (ja) * | 2004-10-26 | 2006-05-18 | Matsushita Electric Works Ltd | 高電圧パルス用トランス装置、及びそれを用いた放電灯点灯装置、照明装置、プロジェクタ装置 |
| JP4728622B2 (ja) * | 2004-10-26 | 2011-07-20 | パナソニック電工株式会社 | 高電圧パルス用トランス装置、及びそれを用いた放電灯点灯装置、照明装置、プロジェクタ装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| FR2673483B1 (fr) | 1993-12-03 |
| FR2673483A1 (fr) | 1992-09-04 |
| KR920018784A (ko) | 1992-10-22 |
| EP0501850A1 (fr) | 1992-09-02 |
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