JPH0590033U - 変速機の噛み合い機構 - Google Patents

変速機の噛み合い機構

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JPH0590033U
JPH0590033U JP3011292U JP3011292U JPH0590033U JP H0590033 U JPH0590033 U JP H0590033U JP 3011292 U JP3011292 U JP 3011292U JP 3011292 U JP3011292 U JP 3011292U JP H0590033 U JPH0590033 U JP H0590033U
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JP
Japan
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gear
shaft
shoe
reverse
input shaft
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP3011292U
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English (en)
Inventor
策雄 高見
正興 衣笠
康夫 原
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Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シューとリバースギアの係合部との摩擦抵抗
を減少してギア噛み合い部の作動性の向上を図る。 【構成】 インプットシャフト11に固結されたインプ
ットシャフトギア12と、そのインプットシャフト11
と平行をなすアウトプットシャフト13に固結されたリ
バースギア14と、インプットシャフト11及びアウト
プットシャフト13の間に位置して両者と平行をなすリ
バースアイドラシャフト15に軸方向移動自在に取付け
られてインプットシャフト11及びアウトプットシャフ
ト13に同時に噛み合い可能なリバースアイドラギア1
6と、回動自在に支持されて先端部34に装着されたシ
ュー35がリバースギア14の凹部23に係合する切換
レバー31とを具えた変速機の噛み合い機構において、
切換レバー31に装着されたシュー35を円形状に形成
すると共に軸32によって回動自在に取付ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、特に、マニュアルトランスミッションにおいてリバースギアに切り 換えるための変速機の噛み合い機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両用変速機は、クラッチやブレーキ等の摩擦係合要素に対して操作者が選択 的にシフトレバーを操作することにより、歯車変速装置内の任意の回転要素を変 速機入力軸に連結したり変速機ケーシングに対して固定し、変速比の切替えを車 両の運転状態に応じて行うようにしたものである。
【0003】 図6に従来のマニュアルトランスミッションの噛み合い機構の概略、図7に切 換レバーの斜視を示す。図6及び図7に示すように、図示しないトランスミッシ ョンケースにはインプットシャフト11が回転自在に支持され、このインプット シャフト11にはインプットシャフトギア12が固結されている。また、アウト プットシャフト13はインプットシャフト11と平行をなして回転自在に支持さ れ、このアウトプットシャフト13にはリバースギア14が固結されている。そ して、インプットシャフト11とアウトプットシャフト13の間には両者と平行 をなすリバースアイドラシャフト15が回転自在に支持され、このリバースアイ ドラシャフト15にはリバースアイドラギア16が軸方向移動自在に取付けられ ている。
【0004】 また、トランスミッションケースには切換レバー17が回動自在に取付けられ ている。この切換レバー17の基端部18には図示しないシフトレバーに連結さ れたケーブルワイヤが連結される一方、先端部にはシュー19が支持ピン20に よって回動自在に取付けられている。そして、このシュー19はリバースアイド ラギア16のギア本体21とフランジ22との間に形成された凹部23に係合し ている。
【0005】 而して、車両が前進しているときにはリバースアイドラギア16が、図6に実 線で示すように、インプットシャフトギア12並びにリバースギア14には噛み 合っておらず、インプットシャフト11の回転力はアウトプットシャフト13に 伝達されない。一方、車両を後退させるときには運転者がシフトレバーを操作し て切換レバー17を回動させると、図6に二点鎖線で示すように、リバースアイ ドラギア16が軸方向に移動してインプットシャフトギア12及びリバースギア 14と噛み合う。従って、インプットシャフト11の回転力をアウトプットシャ フト13に伝達することができる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
上述した従来の変速機の噛み合い機構にあっては、切換レバー17を回動させ ることでシュー19がリバースアイドラギア16を軸方向に移動し、このリバー スアイドラギア16をインプットシャフトギア12及びリバースギア14と噛み 合わせている。この噛み合い時に、リバースアイドラギア16とインプットシャ フトギア12、あるいはリバースギア14は、常時、互いの歯と歯溝の周方向位 置が一致した状態で移動するとは限らず、歯の端面同士が当接してうまく噛み合 わないことがある。この場合、シフトレバー(切換レバー17)を操作しなおし たり、強く操作することで歯面を押し分けることでインプットシャフトギア12 、あるいはリバースギア14に対してリバースアイドラギア16を若干回動させ 、互いの歯と歯溝を一致させて噛み合わせている。
【0007】 ところが、シュー19は四角いブロック形状をなしているので、このシュー1 9がリバースアイドラギア16を軸方向に押して荷重をかけたとき、シュー19 とギア本体21あるいはフランジ22との間の摩擦抵抗によってリバースアイド ラギア16が回動せず、インプットシャフトギア12及びリバースギア14と噛 み合うことができないという問題があった。
【0008】 本考案はこのような問題を解決するものであって、ギア噛み合い部の作動性の 向上を図った変速機の噛み合い機構を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するための本考案の変速機の噛み合い機構は、駆動軸に固結 された駆動ギアと、該駆動軸と平行をなす従動軸に固結された従動ギアと、前記 駆動軸及び従動軸の間に位置して両者と平行をなす中間軸に軸方向移動自在に取 付けられて該駆動ギア及び従動ギアに同時に噛み合い可能な中間ギアと、回動自 在に支持されて先端部に装着されたシューが前記従動ギアの凹部に係合する切換 レバーとを具えた変速機の噛み合い機構において、前記切換レバーに装着された シューを円形状に形成すると共に回動自在に取付けたことを特徴とするものであ る。
【0010】
【作用】
ギアチェンジの際、切換レバーを回動すると、中間ギアが軸方向に移動して駆 動ギア及び従動ギアに同時に噛み合うこととなり、駆動ギアの駆動力が従動ギア に伝達される。このとき、切換レバーのシューを円形状で、且つ、回動自在とし たことで、シューと従動ギアの凹部とが線接触となって摩擦抵抗が減少し、駆動 ギアと従動ギアの互いの歯と歯溝の周方向位置が一致してないときでも、簡単に 歯面を押し分けて互いの歯と歯溝を一致させて噛み合わせることができる。
【0011】
【実施例】
以下、図面に基づいて本考案の実施例を詳細に説明する。
【0012】 図1に本考案の一実施例に係る変速機の噛み合い機構に用いられる切換レバー の斜視、図2に変速機の噛み合い機構の概略、図3にその噛み合い機構の作動説 明を示す。なお、従来と同様の機能を有する部材には同一の符号を付して重複す る説明は省略する。
【0013】 図2に示すように、トランスミッションケースには互いに平行をなすインプッ トシャフト11及びアウトプットシャフト13が回転自在に支持され、それぞれ インプットシャフトギア12及びリバースギア14が固結されている。また、イ ンプットシャフト11とアウトプットシャフト13の間にはリバースアイドラシ ャフト15が回転自在に支持され、リバースアイドラギア16が軸方向移動自在 に取付けられている。更に、トランスミッションケースにはリバースアイドラギ ア16を移動させてインプットシャフトギア12及びリバースギア14と噛み合 わせる切換レバー31が回動自在に取付けられている。
【0014】 切換レバー31は、図1に示すように、2箇所折れ曲がった板形状をなし、軸 32によって回動自在に取付けられている。そして、切換レバー31の基端部3 3には図示しないシフトレバーに連結されたケーブルワイヤが連結される一方、 先端部34にはシュー35が装着されている。このシュー35はローラ形状をな し、支持ピン36によって回動自在に取付けられ、図2に示すように、リバース アイドラギア16のギア本体21とフランジ22との間に形成された凹部23に 係合している。
【0015】 而して、車両が前進しているときにはリバースアイドラギア16が、図2に示 すように、インプットシャフトギア12並びにリバースギア14には噛み合って おらず、インプットシャフト11の回転力はアウトプットシャフト13に伝達さ れない。
【0016】 一方、車両を後退させるときには運転者がシフトレバーを操作して切換レバー 31を回動させ、シュー35がリバースアイドラギア16のフランジ22を軸方 向(同図下方)に押してこのリバースアイドラギア16に荷重をかけると、図3 に示すように、リバースアイドラギア16が同方向に移動してインプットシャフ トギア12及びリバースギア14と噛み合う。従って、インプットシャフト11 の回転力をアウトプットシャフト13に伝達することができる。
【0017】 このとき、リバースアイドラギア16とインプットシャフトギア12、あるい はリバースギア14とが互いの歯と歯溝の周方向位置が一致せず、歯の端面同士 が当接してうまく噛み合わないことがある。この場合、本実施例の噛み合い機構 にあっては、切換レバー31のシュー35がローラ形状に形成されているので、 シュー31とギア本体21あるいはフランジ22との間の摩擦抵抗が少なく、切 換レバー31の操作時に小さな力でリバースアイドラギア16がインプットシャ フトギア12あるいはリバースギア14の歯面を押し分けることで、両者に対し てリバースアイドラギア16を若干回動させて互いの歯と歯溝を一致させて簡単 に噛み合わせることができる。
【0018】 図4及び図5に本考案の他の実施例に係る変速機の噛み合い機構に用いられる 切換レバーのシューの斜視を示す。図4に示す実施例のシュー41おいて、切換 レバー42の先端部には中空状の支持軸43の基端部が固結され、先端部にはボ ールベアリング44を介して係合リング45が回転自在に装着されている。また 、図5に示す実施例のシュー51おいて、切換レバー52の先端部にはローラベ アリング53を介して支持軸54の基端部が固結され、先端部には係合ローラ5 5が固結されている。このように切換レバーの先端部に回動自在に設けられたれ たシューを円形状に形成すれは、いずれの構造でもよいものである。
【0019】
【考案の効果】
以上、実施例を挙げて詳細に説明したように本考案の変速機の噛み合い機構に よれば、互いに平行をなす駆動軸と従動軸にそれぞれ駆動ギアと従動ギアを固結 すると共にこの駆動軸及び従動軸の間に位置して駆動ギア及び従動ギアに同時に 噛み合い可能な中間ギアを中間軸に軸方向移動自在に取付け、また、回動自在に 支持されて先端部に装着されたシューが従動ギアの凹部に係合する切換レバーを 設け、その切換レバーに装着されたシューを円形状に形成すると共に回動自在に 取付けたので、切換レバーによるギア噛み合い時に、シューと従動ギアの凹部と が線接触となって摩擦抵抗が減少し、駆動ギアと従動ギアの互いの歯と歯溝の周 方向位置が一致してないときでも、簡単に歯面を押し分けて互いの歯と歯溝を一 致させて噛み合わせることができ、ギア噛み合い部の作動性の向上を図ることが できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る変速機の噛み合い機構
に用いられる切換レバーの斜視図である。
【図2】変速機の噛み合い機構の概略図である。
【図3】噛み合い機構の作動説明図である。
【図4】本考案の他の実施例に係る変速機の噛み合い機
構に用いられる切換レバーのシューの斜視図である。
【図5】本考案の他の実施例に係る変速機の噛み合い機
構に用いられる切換レバーのシューの斜視図である。
【図6】従来のマニュアルトランスミッションの噛み合
い機構の概略図である。
【図7】切換レバーの斜視図である。
【符号の説明】
11 インプットシャフト(駆動軸) 12 インプットシャフトギア(駆動ギア) 13 アウトプットシャフト(従動軸) 14 リバースギア14(従動ギア) 15 リバースアイドラシャフト(中間軸) 16 リバースアイドラギア(中間ギア) 23 凹部 31,42,52 切換レバー 35,41,51 シュー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動軸に固結された駆動ギアと、該駆動
    軸と平行をなす従動軸に固結された従動ギアと、前記駆
    動軸及び従動軸の間に位置して両者と平行をなす中間軸
    に軸方向移動自在に取付けられて該駆動ギア及び従動ギ
    アに同時に噛み合い可能な中間ギアと、回動自在に支持
    されて先端部に装着されたシューが前記従動ギアの凹部
    に係合する切換レバーとを具えた変速機の噛み合い機構
    において、前記切換レバーに装着されたシューを円形状
    に形成すると共に回動自在に取付けたことを特徴とする
    変速機の噛み合い機構。
JP3011292U 1992-05-08 1992-05-08 変速機の噛み合い機構 Withdrawn JPH0590033U (ja)

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JP3011292U JPH0590033U (ja) 1992-05-08 1992-05-08 変速機の噛み合い機構

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JP3011292U JPH0590033U (ja) 1992-05-08 1992-05-08 変速機の噛み合い機構

Publications (1)

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JPH0590033U true JPH0590033U (ja) 1993-12-07

Family

ID=12294699

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JP3011292U Withdrawn JPH0590033U (ja) 1992-05-08 1992-05-08 変速機の噛み合い機構

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JP (1) JPH0590033U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100418610B1 (ko) * 1996-12-20 2004-05-10 기아자동차주식회사 수동변속기의셀렉트레버

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19960801