JPH0589621U - 建物用外装パネル - Google Patents
建物用外装パネルInfo
- Publication number
- JPH0589621U JPH0589621U JP10963791U JP10963791U JPH0589621U JP H0589621 U JPH0589621 U JP H0589621U JP 10963791 U JP10963791 U JP 10963791U JP 10963791 U JP10963791 U JP 10963791U JP H0589621 U JPH0589621 U JP H0589621U
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- Panels For Use In Building Construction (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 軽量で耐火性に優れた建物用外装パネルを提
供する。 【構成】 中空セメント板2の外周をフレーム材3で取
り囲むとともに、その中空セメント板2の表面側には横
方向に複数の石板留め金具(6,7)を配設し、且つそ
れら複数の石板留め金具(6,7)間に化粧石板8を嵌
め込んでなる建物用外装パネル。
供する。 【構成】 中空セメント板2の外周をフレーム材3で取
り囲むとともに、その中空セメント板2の表面側には横
方向に複数の石板留め金具(6,7)を配設し、且つそ
れら複数の石板留め金具(6,7)間に化粧石板8を嵌
め込んでなる建物用外装パネル。
Description
【0001】
本考案は、建物用外装パネルの構造に関するものである。
【0002】
従来、建物の外壁を構築する施工方法として、石張りのカーテンウォール工法 が知られている。これは、予め工場などで組立てられたパネルを構造体(躯体) に取り付けて壁面を構築するもので、パネル構造としては、PC(プレキャスト コンクリート)板を下地材として化粧石板を張り付けたものや、メタル(ステン レス、アルミなどの金属を構成材料としたもの)板を下地材として化粧石板を張 り付けたものがある。
【0003】
しかしながら、上記従来パネルにおいては、以下のような問題があった。 すなわち、PC系のパネルの場合は、パネル重量が非常に重くなるため、運搬 や施工に手間がかかり、またそれを支持する躯体自体がコスト高になってしまう 。一方、メタル系のパネルの場合は、耐火性に欠けるとともに、材料面でコスト 高になってしまう。
【0004】 本考案は、上記問題を解決するためになされたもので、軽量で耐火性に優れた 建物用外装パネルを提供することを目的とする。
【0005】
本考案は、上記目的を達成するためになされたもので、中空セメント板の外周 をフレーム材で取り囲むとともに、その中空セメント板の表面側には横方向に複 数の石板留め金具を配設し、且つそれら複数の石板留め金具間に化粧石板を嵌め 込んでなる建物用外装パネルである。
【0006】
本考案の建物用外装パネルにおいては、パネル内部に中空部が形成されるため 、セメント系にもかかわらずパネル重量が軽くなる。また、パネル自体を中空セ メント板や化粧石板といった不燃材料で構成するとともに、石板留め金具がパネ ル表面に露出しない構造としたので、パネルの耐火性が良くなる。
【0007】
図1は、本考案の建物用外装パネルを部分断面した斜視図である。図中の建物 用外装パネル1において、2は押出成形による中空セメント板であり、その裏面 側はボルト等を介して建物の躯体に取り付けられる。この中空セメント板2の外 周はフレーム材3で取り囲まれており、更にそのフレーム材3の外側部分にはガ スケット4が装着されている。一方、中空セメント板2の表面側には横方向に複 数の石板留め金具(6,7)が配設されており、それら複数の石板留め金具(6 ,7)間に化粧石板8が嵌め込まれている。
【0008】 更に詳述すると、上記中空セメント板2は、パネル全体を大型化するため、例 えば縦長の3枚の板を組み合わせることで構成されている。一方、フレーム材3 は、図2及び図3に示すように断面略コ字形のレール状部材であり、上下左右の 計4本で中空セメント板2と同形の略正方形を形成している。そして、その開口 部分に中空セメント板2の上下左右端を嵌め込んだ状態で、リベット9により中 空セメント板2に固定されている。また、フレーム材3の外側部分にはその長手 方向に渡ってガスケット装着部3aが突設されており、このガスケット装着部3 aにガスケット4が装着されている。
【0009】 一方、中空セメント板2の表面側に配設される石板留め金具としては、例えば ライナーが使用され、それらは取り付け位置で上部ライナー5(図3)と下部ラ イナー6(図3)と中間ライナー7(図4)とに分けられる。 まず上部ライナー5は、その取付片5aが中空セメント板2上端のフレーム材 3に螺子10で固定され、その状態で先端の掛着片5bが下向きに形成される。 これに対して下部ライナー6は、その取付片6aが中空セメント板2の下端にリ ベット11で固定され、その状態で先端の掛着片6bが上向きに形成される。一 方、中間ライナー7は、中空セメント板2の表面側において上部ライナー5と下 部ライナー6の間に配設されるもので、図4に示すようにその取付片7aが中空 セメント板2の表面にリベット12で固定され、その状態で先端の掛着片7bが 上下両方向に向けて形成される。
【0010】 斯かる状態で配設されるライナー5,6,7に対して化粧石板8は以下のよう にして張り付けられる。すなわち、化粧石板8の上下端には図3及び図4のよう に各ライナーの掛着片5b,6b,7bに対応した大きさの切り溝8aが長手方 向に渡って形成されている。よって、各ライナー間に化粧石板8を張り付ける場 合は、まず、その切り溝8aを各ライナーの掛着片5b,6b,7bに係合させ た状態で、化粧石板8を横方向から挿し込む。次いで、図2に示すように、左右 のフレーム材3に石板押さえ金具13を螺子14で固定し、その石板押さえ金具 13の先端部13aで化粧石板8を両側から押さえ込む。 尚、この張り付け作業により形成される化粧石板8の目地には、図4に示す如 くコーキング材15とバックアップ材16が充填されて防水処理が施される。
【0011】 ここで、上記構成からなる本実施例の建物用外装パネル1を構築した場合のパ ネル間の接合構造について説明する。 まず、横方向の接合構造においては、図5に示すように、それぞれのパネル外 周部分に装着されたガスケット4が互いに圧着状態に保持される。また、パネル 間に形成される縦目地部分には防水処理の為にコーキング材17とバックアップ 材18が充填される。
【0012】 一方、縦方向の接合構造においては、図6に示すように、上述の横方向と同様 にガスケット4同志が圧着状態に保持されており、またパネル間に形成される横 目地部分においても上記同様にコーキング材19とバックアップ材20の充填に より防水処理が施される。
【0013】 上述ように、本実施例の建物用外装パネル1においては、パネル構成の下地材 となる部材を中空セメント板2としたことでパネル内部に中空部が形成されるた め、下地材がセメント系であるにもかかわらずパネル重量が軽くなる。 また、パネル自体を中空セメント板2と化粧石板8といった不燃材料で構成す るとともに、石板留め金具としての各ライナー5,6,7がパネル表面に露出し ない構造としたので、パネルの耐火性が良くなる。
【0014】 更に、本実施例の建物用外装パネル1では、中空セメント板2の表面側に配設 した各ライナー5,6,7間に横方向から化粧石板8を挿し込むといった簡単な 作業で、中空セメント板2に化粧石板8を張り付けることができる。
【0015】 また、中空セメント板2の外周をフレーム材3で取り囲んだことによりパネル 内部への水の浸入が防止されるとともに、そのフレーム材3の外側部分にガスケ ットを装着したことで、パネルを構築した場合の建物内部への水の浸入も防止さ れる。
【0016】 尚、上記実施例のパネル構成では、中空セメント板2の表面側に配設される石 板留め金具としてライナー5,6,7を使用したが、本考案はこれに限らず、例 えば図7に示すように、中空セメント板2の表面側に石板留め金具としてファス ナー21を配設し、そのファスナー21先端のダボピン22に化粧石板8の切り 溝8aを嵌め込んだ構成であってもよく、種々の変更が可能である。
【0017】
以上、説明したように本考案の建物用外装パネルによれば、パネル内部に中空 部が形成されるため、下地材がセメント系にもかかわらずパネル重量が軽くなる 。また、パネル自体を中空セメント板と化粧石板といった不燃材料で構成すると ともに、石板留め金具がパネル表面に露出しない構造としたので、パネルの耐火 性能が格段に向上する。
【図1】本考案の建物用外装パネルを部分断面した斜視
図である。
図である。
【図2】本案建物用外装パネルの横断面図である。
【図3】本案建物用外装パネルの縦断面図である。
【図4】化粧石板の嵌め込み状態図である。
【図5】本案建物用外装パネルを構築した場合のパネル
間の横断面図である。
間の横断面図である。
【図6】本案建物用外装パネルを構築した場合のパネル
間の縦断面図である。
間の縦断面図である。
【図7】他の実施例を示す縦断面図である。
1 建物用外装パネル 2 中空セメント板 3 フレーム材 5 石板留め金具(上部ライナー) 6 石板留め金具(下部ライナー) 7 石板留め金具(中間ライナー)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 萩原 忠治 東京都江東区南砂2−5−8 株式会社竹 中工務店技術研究所内 (72)考案者 木林 浩 東京都江東区南砂2−5−8 株式会社竹 中工務店技術研究所内 (72)考案者 金子 守行 埼玉県深谷市大字折之口字稜威ケ原1851− 4 株式会社ノザワ技術研究所内 (72)考案者 黒田 芳憲 東京都中央区銀座2−15−2 株式会社ノ ザワ東京本社内 (72)考案者 三浦 竜一 東京都中央区銀座2−15−2 株式会社ノ ザワ東京本社内 (72)考案者 神崎 美紀 東京都中央区銀座2−15−2 株式会社ノ ザワ東京本社内
Claims (1)
- 【請求項1】 中空セメント板の外周をフレーム材で取
り囲むとともに、その中空セメント板の表面側には横方
向に複数の石板留め金具を配設し、且つそれら複数の石
板留め金具間に化粧石板を嵌め込んでなることを特徴と
する建物用外装パネル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991109637U JP2585484Y2 (ja) | 1991-12-11 | 1991-12-11 | 建物用外装パネル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991109637U JP2585484Y2 (ja) | 1991-12-11 | 1991-12-11 | 建物用外装パネル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0589621U true JPH0589621U (ja) | 1993-12-07 |
JP2585484Y2 JP2585484Y2 (ja) | 1998-11-18 |
Family
ID=14515337
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991109637U Expired - Fee Related JP2585484Y2 (ja) | 1991-12-11 | 1991-12-11 | 建物用外装パネル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2585484Y2 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58181944A (ja) * | 1982-04-16 | 1983-10-24 | 宮澤鋼業株式会社 | 外部断熱壁用パネルと壁面の形成方法 |
JPS61147825U (ja) * | 1985-03-05 | 1986-09-11 | ||
JPH0277212U (ja) * | 1989-01-25 | 1990-06-13 |
-
1991
- 1991-12-11 JP JP1991109637U patent/JP2585484Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58181944A (ja) * | 1982-04-16 | 1983-10-24 | 宮澤鋼業株式会社 | 外部断熱壁用パネルと壁面の形成方法 |
JPS61147825U (ja) * | 1985-03-05 | 1986-09-11 | ||
JPH0277212U (ja) * | 1989-01-25 | 1990-06-13 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2585484Y2 (ja) | 1998-11-18 |
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Legal Events
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