JPH0589560A - テープレコーダ - Google Patents

テープレコーダ

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JPH0589560A
JPH0589560A JP3250949A JP25094991A JPH0589560A JP H0589560 A JPH0589560 A JP H0589560A JP 3250949 A JP3250949 A JP 3250949A JP 25094991 A JP25094991 A JP 25094991A JP H0589560 A JPH0589560 A JP H0589560A
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tape
digital
recording
analog
tape cassette
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Application number
JP3250949A
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English (en)
Inventor
Naoto Sawada
直人 沢田
Tatsuto Mizukami
達人 水上
Masayoshi Yano
正義 矢野
Kazumitsu Kitano
一光 北野
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 単に装着するのみでアナログテープカセット
とデジタルテープカセットとを検出しながら、誤録音を
することなく、またアナログ,デジタルテープそれぞれ
に応じた動作を行うテープレコーダを提供する。 【構成】 デジタル録音可能なデジタルテープカセット
2とアナログ録音可能なアナログテープカセット1とを
装着可能なテープレコーダであって、デジタルテープカ
セット2かアナログテープカセット1かを検出する第1
の検出手段6と、上記デジタルテープカセットへのデジ
タル録音の可否を決定すべく形成された穴の有無により
録音可能状態を検出する第2の検出手段7と、上記第1
の検出手段6がデジタルテープカセット2を検出しかつ
第2の検出手段7が録音可能状態を検出した場合にデジ
タル録音回路17を動作状態に設定する制御手段5とを
備えて、デジタルテープ2にのみデジタル録音を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、デジタル信号を録音可
能なデジタルテープカセットとアナログ信号を録音した
アナログテープカセットとを装着可能なテープレコーダ
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、音響機器はデジタルオーディオ化
の傾向にあり、技術の発展によりデジタル記録デジタル
再生による高忠実度のテープレコーダが開発され、回転
ヘッドによるR−DATと、固定ヘッドによるS−DA
Tの2つの方式が提案されている。特にS−DATは、
固定ヘッドのため、現在広く普及しているアナログ式の
テープレコーダと、ヘッドとテープカセットの構造が似
かよっているため、1台のテープレコーダでアナログ及
びデジタルの両方の信号の記録再生が可能な方式の商品
化が期待されている。
【0003】現在提案されているアナログ及びデジタル
の両方の信号の記録再生が可能な方式のテープレコーダ
は、磁気ヘッド及びピンチローラ等を挿入する前面開口
部を有する部分が厚く構成された従来のテープカセット
(アナログ式コンパクトカセット=以下ACCと略称す
る)と、磁気ヘッド及びピンチローラ等を挿入する前面
開口部を不使用時には覆い使用時には磁気テープの走行
方向あるいはこれと逆方向にスライドして上記前面開口
部を開操作するシャッター付テープカセット(デジタル
式コンパクトカセット=以下DCCと略称する)との両
方のテープカセットを、同一のテープレコーダに装着可
能としている。そして、このテープレコーダは、DCC
を装着してデジタル録音再生可能でありながら、従来の
ACCを装着してアナログ再生も可能としているもので
ある。すなわち、このテープレコーダは、デジタル録音
回路のみを構成し、DCCへのデジタル録音のみを可能
としており、ACCは再生のみを行うものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなテープレ
コーダに使用されるACC及びDCCのテープカセット
は、その平面の外形形状及び寸法はほぼ同一であり、同
一のテープレコーダに装着可能としているが、両テープ
カセットは図7に示すように一部を異ならせている。同
図はそれぞれのテープカセットの後面を示すものであ
り、(a)図はACC1のクローム(又はメタル、以下
同じ)テープを、(b)図は録音可能なDCC2を、
(c)図は録音ができない再生専用のDCC2を示す。
すなわち、(a)図のACC1は、前面開口部にヘッド
やピンチローラを挿入するための肉厚部1aを形成し、
後面にはA面及びB面に対応する誤消去防止爪1bとク
ロームテープ検出用穴1cを備えている。一方、(b)
図のDCC2は、後面に録音可能検出穴2aを設け、こ
の穴2aに誤消去防止片2bをスライド可能に設け、D
CC2の底面側より操作爪2cにより、誤消去防止片2
bによって検出穴2aを開閉するものである。また、
(c)図のDCC2は、上記(b)図のDCC2に設け
たような録音可能検出穴2aを設けておらず、したがっ
て再生専用のDCC2であり、これはソフト会社が発売
するテープカセット等である。このように、一部異なる
ACC1とDCC2を検出しながら、一方にはデジタル
録音再生を行い、他方にはアナログ再生を行うものであ
るため、回路をその装着によりそれぞれに応じた動作を
行うように切換える必要がある。
【0005】本発明は、上記課題に応え、単に装着する
のみでACCとDCCを検出しながら、誤録音をするこ
となく、またアナログ,デジタルテープそれぞれに応じ
た動作を行うテープレコーダを提供することを目的とし
てなされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明のテープレコーダは、デジタル録音可能なデジ
タルテープカセットとアナログ録音可能なアナログテー
プカセットとを装着可能なテープレコーダであって、デ
ジタルテープカセットかアナログテープカセットかを検
出する第1の検出手段と、上記デジタルテープカセット
へのデジタル録音の可否を決定すべく録音可能状態をを
検出する第2の検出手段と、上記第1の検出手段がデジ
タルテープカセットを検出しかつ第2の検出手段が録音
可能状態を検出した場合にデジタル録音回路を動作状態
に設定する制御手段とを備え、デジタルテープにのみデ
ジタル録音を行うように構成したものである。
【0007】また、制御手段は、録音操作キーが操作さ
れても、第1の検出手段がアナログテープカセットを検
出した状態であれば、デジタル録音回路の動作状態への
切換えることなくアナログテープへのデジタル録音を阻
止すると共に、表示手段に警告表示を行う指令を出力す
るように構成したものである。
【0008】
【作用】本発明は上記した構成によって、デジタルテー
プカセットを装着した場合、まずその装着されたテープ
カセットがアナログテープカセットではなく、デジタル
テープカセットであることを識別して、更にそのデジタ
ルテープカセットが録音可能なものであることを検出
し、この場合にのみ、デジタル録音回路を動作可能な状
態に設定して、デジタルテープにのみデジタル録音を行
うこととなる。また、装着されたテープカセットが、ア
ナログテープカセットであることを識別した場合は、録
音キーが操作されてもデジタル録音回路によるアナログ
テープへのデジタル録音は阻止されることとなる。
【0009】
【実施例】以下本発明のテープレコーダの実施例につい
て、図を参照しながら詳細に説明する。
【0010】図1は本発明の第1の実施例におけるテー
プレコーダのブロック図を示すものである。
【0011】図1において、3は上記ACC1及びDC
C2を装着して駆動するテープメカニズムであり、デジ
タル録音用ヘッド4a,デジタル再生用ヘッド4b,ア
ナログ再生用ヘッド4cを有する磁気ヘッド4と、AC
C1を検出するテープカセット検出スイッチSW1と、
上記DCC2の録音可能検出穴2aの有無検出する誤消
去防止片検出用スイッチSW2と、ACC1及びDCC
2共通のテープカセット装着検出用スイッチSW3と、
ACC1のクロームテープ検出用スイッチSW4を備え
ている。このテープメカニズム3は他の構成部品も多数
有するが、ここでは省略する。
【0012】5は制御手段であり、上記テープカセット
検出スイッチSW1によるACC1の検出によってAC
C1とDCC2の識別を行うテープ識別検出手段6と、
上記誤消去防止片検出用スイッチSW2による録音可能
なDCC2を検出する録音可能検出手段7と、上記テー
プカセット装着検出用スイッチSW3によりACC1又
はDCC2の装着を検出するテープ装着検出手段8と、
上記クロームテープ検出用スイッチSW4によりクロー
ムテープのACC1を検出するクロームテープ検出手段
9のそれぞれの検出信号S1〜S4を入力する。また、
上記テープメカニズム3の動作を制御するメカニズム制
御手段10に対する制御信号の出力、上記スイッチSW
1〜SW4による検出以外のメカニズム制御手段10よ
り出力されるテープメカニズム3の動作状態の検出信号
を入力する。さらに、操作手段11の各操作キー11a
〜11nの操作に対応した入力がなされ、かつ表示手段
12にテープメカニズム3の動作あるいは操作手段11
の操作に対応した表示指令信号を出力する。
【0013】13は信号処理手段であり、デジタル信号
処理手段14と、アナログ信号処理手段15と、再生信
号のアナログ,デジタルを切換える切換え回路16とを
備え、上記デジタル信号処理手段14にはデジタル録音
回路17及びデジタル再生回路18を有してる。ここ
で、デジタル信号処理手段14とアナログ信号処理手段
15の切換え、デジタル信号処理手段14の録音回路1
7と再生回路18の切換え、また切換え回路16による
アナログ,デジタル再生信号の切換えは、上記制御手段
5の指令により行われるものである。なお、デジタル信
号処理手段14の上記録音回路17と再生回路18は別
のブロックとして示したが、一部共用する回路があって
も良いことはもちろんである。
【0014】19はデジタル録音アンプであり、上記録
音回路17よりのデジタル録音信号を上記磁気ヘッド4
のデジタル録音用ヘッド4aに供給するものである。ま
た、20はデジタル再生アンプであり、デジタル再生用
ヘッド4bよりのデジタル再生信号を上記切換え回路1
6に供給する。また、21はアナログ再生アンプであ
り、アナログ再生用ヘッド4cよりのアナログ再生信号
を切換え回路16に供給する。ここで、切換え回路16
は、デジタル再生アンプ20よりのデジタル再生信号を
再生回路18に出力し、アナログ再生アンプ21よりの
アナログ再生信号をアナログ信号処理手段15に出力す
るように、上記制御手段5の制御指令によって切り換わ
るものである。
【0015】なお、上記デジタル信号処理手段14の録
音回路17への入力は、デジタル入力端子DIとアナロ
グ入力端子AIよりの入力信号であり、アナログ信号は
A/D変換回路22でデジタル信号に変換して入力され
る。また、上記デジタル信号処理手段14の再生回路1
8の出力は、デジタル出力端子DOへは直接出力され、
アナログ出力端子AOへはD/A変換回路23を介して
出力される。
【0016】次に、上記スイッチSW1〜SW4の構成
と作用について、図2〜図5に基づき説明する。
【0017】図2は上述した図1の回路を備えたポータ
ブルテープレコーダの一部を分解して示す斜視図であ
る。同図において、24は本体キャビネットであり、開
閉自在なカセット蓋25と、(図中分解しているが)前
面キャビネット26とを有しており、その前面キャビネ
ット26は本体シャーシ27の係合部27aに係合穴2
6aを保持することにより取りつけられる。28は本体
シャーシ27に取り付けられたメカニズムシャーシであ
り、このメカニズムシャーシ28上にカセット蓋25に
保持されたDCC2(又はACC1)のテープカセット
が装着される。29は上記メカニズムシャーシ28に形
成されたACC1の厚肉部1a嵌合用凹部であり、この
凹部29に上記テープカセット検出スイッチSW1を設
け、ACC1が装着された際にその厚肉部1aを検出可
能としている。30は上記メカニズムシャーシ28の端
面に垂直に設けられた検出スイッチ基板であり、上記誤
消去防止片検出用スイッチSW2,テープカセット装着
検出用スイッチSW3,クロームテープ検出用スイッチ
SW4が設けられ、カセット蓋25に設けたカセットホ
ルダーに保持されて、メカニズムシャーシ28上に装着
されるACC1,DCC2の種類に対応して、スイッチ
SW2〜SW4が適宜ON/OFF操作されるものであ
る。
【0018】上記テープカセット検出スイッチSW1
は、図3に示すように作用する。すなわち、このテープ
カセット検出スイッチSW1は本体キャビネット24に
収納されたプリント基板31上に設けられ、その作動部
がメカニズムシャーシ28を貫通して凹部29上に露出
しているが、その先端は凹部29の範囲である。したが
って、(a)図に示すようにDCC2が装着された場合
には操作されないが、(b)図に示すようにACC1が
装着された場合には厚肉部1aによってON操作される
こととなる。すなわち、テープカセット検出スイッチS
W1は、ACC1が装着された場合にこれを検出してO
N出力する。なお、32はACC1又はDCC2を磁気
ヘッド4に対し押圧して位置決めするカセット押圧部材
である。
【0019】上記誤消去防止片検出用スイッチSW2
は、図4(a)(b)に示すように構成され、かつ作用
する。すなわち、誤消去防止片検出用スイッチSW2
は、検出スイッチ基板30に半田付された固定接点33
aと可動接点33bを保持部33cに一定間隔をもって
OFF状態に保持し、保持部33cに設けた回動自在な
検出片33dによって可動接点33bを変形させてON
可能としている。したがって、(a)図のように、DC
C2の誤消去防止片2bの後退操作によって録音可能検
出穴2aが開の状態では、検出片33dは突出したまま
であり、誤消去防止片検出用スイッチSW2は録音が可
能なOFF状態を検出する。一方、操作爪2cによって
誤消去防止片2bが前方に操作され、(b)図に示すよ
うに、検出片33dが回動し可動接点33bが固定接点
33aに接触した状態では、誤消去防止片検出用スイッ
チSW2はON状態を検出する。ここで、DCC2の操
作爪2cは、DCC2の底面側に形成された長穴2dに
おいて、外側より摺動操作可能としており、その頂点は
DCC2の底面より露出しないようになっている。ま
た、上述した録音可能検出穴2aを有しないDCC2を
装着した場合は、(b)図と同様であり、誤消去防止片
検出用スイッチSW2は録音不可能のON状態を検出す
ることとなる。
【0020】次に、上記テープカセット装着検出用スイ
ッチSW3は、図5(a)(b)に示すように構成さ
れ、かつ作用する。すなわち、テープカセット装着検出
用スイッチSW3は、検出スイッチ基板30に半田付さ
れた固定接点34aと可動接点34bを保持部34cに
一定間隔をもってOFF状態に保持し、保持部34cに
弾性変形可能に設けた支持部34dに設けた回動自在な
検出片34eによって、可動接点33bを湾曲させてO
N可能としている。したがって、テープカセット(AC
C1又はDCC2)が(a)図の状態から、(b)図の
状態に装着されることにより、検出片34eは可動接点
34bを固定接点34aに接触させ、テープカセット装
着検出用スイッチSW3はその装着を検出するON状態
となる。
【0021】なお、クロームテープ検出用スイッチSW
4は、図4(a)(b)で説明した上記誤消去防止片検
出用スイッチSW2と同様な構成であり、図示は省略す
る。すなわち、ACC1のクロームテープにのみ設けら
れたクロームテープ検出用穴1cを検出するが、クロー
ムテープ検出用スイッチSW4はクロームテープの場合
にOFF状態を検出することとなる。
【0022】次に、前面キャビネット26に構成された
操作手段11と表示手段について説明する。上記図2に
示すように、前面キャビネット26に、操作手段11と
しては、ストップキー11a,再生キー11b,正転側
高速キー11c,反転側高速キー11d,録音キー11
e等(その他のキーについては特定を省略する)を有す
る。また、同様に前面キャビネット26には、液晶表示
器等の表示器12を備え、後述する動作状態に応じて、
あるいは操作手段11の操作状況に応じて、対応する表
示を行うようになっている。この操作手段11によって
操作されるスイッチと、表示手段12は、前面キャビネ
ット26の内側に設けたプリント基板35(図4(a)
参照)に取り付けられ、このプリント基板35より本体
キャビネット24内のプリント基板36に電気的に接続
され、上記制御手段5との信号授受が可能となってい
る。
【0023】以上のように構成されたテープレコーダに
ついて、以下その動作について、図6のフローチャート
と共に説明する。
【0024】まず、(a)図において、ステップ1でテ
ープカセット装着検出用スイッチSW3によるテープ装
着を検出し、ステップ2でACC1かDCC2をテープ
カセット検出スイッチSW1の検出で判断し、ACC1
であればステップ3〜5へと進み、アナログテープによ
る再生を可能とするモードとし、かつ「ACC」状態で
あることを表示する。一方、ステップ2でDCC2と判
断すればステップ6〜8へと進み、デジタルテープの録
音再生を可能とするモードとし、かつ「DCC」状態で
あることを表示する。そして、ステップ9でテープ取り
出しを検出すると、ステップ1に戻る。
【0025】上記ステップ5のアナログ再生モードにお
ける動作の処理は、(b)図に示している。同図におい
て、ステップA1で録音キー11eの操作の有無を判断
し、操作があればステップA2に進み、録音不可の警告
表示を行い、ステップA1に戻る。ステップA1で操作
が無いとステップA3に進み、次に再生キー11bが操
作されたかどうかを判断し、有りの場合ステップA4に
進んで、装着されたACC1がクロームテープかどうか
を判断する。ここで、クロームテープ検出用スイッチS
W4がクロームテープを検出している場合は、ステップ
A5に進んでアナログ信号処理手段15をクロームテー
プ再生回路に設定し、違う場合はステップA6に進んで
ノーマルテープ再生回路に設定する。次に、ステップA
7に進んで、アナログ再生動作を行い、ステップA1に
戻る。また、上記ステップA3で再生キー11bの操作
がない場合は、ステップA8に進んで、高速キー11
c,11dの操作を判断し、有りの場合にはステップA
9に進み正転方向又は反転方向の高速走行動作を行なっ
てステップA1に戻り、無しの場合にはステップA10
に進む。ステップA10では、ストップキー11aが操
作されたかどうかを判断し、操作された場合にはステッ
プA11に進んでストップ動作を行ない、操作が無い場
合にはステップA1に戻る。
【0026】また、上記ステップ8のデジタル録音再生
モードの動作の処理は、(c)図に示す。同図におい
て、ステップD1で録音キー11eの操作の有無を判断
し、有りの場合はステップD2に進み、装着されたDC
C2が録音可能なテープかどうかを判断する。すなわ
ち、このステップD2は誤消去防止片検出用スイッチS
W2による検出出力が有るかどうかを判断するもので、
有りの場合はステップD3でデジタル録音動作を行な
い、無しの場合はステップD4で録音不可の警告表示を
行なう。そして、そのステップD3,D4からは、ステ
ップD1に戻る。上記ステップD1で、無しの場合はス
テップD5に進み再生キー11bの操作の有無を判断す
る。ここで、操作有りの場合はステップD6に進んでデ
ジタル再生動作を行ない、ステップD1に戻り、操作無
しの場合はステップD7に進んで高速キー11c,11
dの操作を判断し、有りの場合にはステップD9に進み
正転方向又は反転方向の高速走行動作を行なってステッ
プD1に戻り、無しの場合にはステップD9に進む。ス
テップD9では、ストップキー11aが操作されたかど
うかを判断し、操作された場合にはステップD10に進
んでストップ動作を行ない、操作が無い場合にはステッ
プD1に戻る。
【0027】なお、以上の説明で、アナログ再生モー
ド、デジタル録音再生モードのそれぞれにおける信号処
理について、その具体的なフォーマット等の説明を省略
したが、本発明では、そのようなフォーマットは特に限
定されるものではない。
【0028】
【発明の効果】以上のように本発明は、デジタル録音可
能なデジタルテープカセットとアナログ録音可能なアナ
ログテープカセットとを装着可能なテープレコーダであ
って、デジタルテープカセットかアナログテープカセッ
トかを検出する第1の検出手段と、上記デジタルテープ
カセットへのデジタル録音の可否を決定すべく録音可能
状態を検出する第2の検出手段と、上記第1の検出手段
がデジタルテープカセットを検出しかつ第2の検出手段
が録音可能状態を検出した場合にデジタル録音回路を動
作状態に設定する制御手段とを備えたものであり、デジ
タルテープカセットを装着した場合、まずその装着され
たテープカセットがアナログテープカセットではなく、
デジタルテープカセットであることを識別して、更にそ
のデジタルテープカセットが録音可能なものであること
を検出し、この場合にのみ、デジタル録音回路を動作可
能な状態に設定して、デジタルテープにのみデジタル録
音を行うことができるものである。
【0029】また、制御手段は、録音操作キーが操作さ
れても、第1の検出手段がアナログテープカセットを検
出した状態であれば、デジタル録音回路の動作状態への
切換えることなくアナログテープへのデジタル録音を阻
止すると共に、表示手段に警告表示を行う指令を出力す
るように構成したものであり、装着されたテープカセッ
トが、アナログテープカセットであることを識別した場
合は、録音キーが操作されてもデジタル録音回路による
アナログテープへのデジタル録音は阻止されるて誤録音
を行うようなことがないものである。
【0030】このように、本発明は、デジタルテープカ
セット又はアナログテープカセットを単に装着するのみ
で、そのデジタルテープカセットとアナログテープカセ
ットを検出しながら、デジタル録音をできないテープに
誤録音をすることなく、またアナログ,デジタルテープ
それぞれに応じた動作を行うことができるものであり、
非常に有効な発明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例におけるテープレコーダのブロ
ック図
【図2】同一部分解して示す外観の斜視図
【図3】同テープカセット検出スイッチの作用を示す説
明図で、(a)図はデジタルテープ装着状態の説明図、
(b)図はアナログテープ装着状態の説明図
【図4】同誤消去防止片検出用スイッチの作用を示す説
明図で、(a)図は録音可能状態の説明図、(b)図は
録音不可状態の説明図
【図5】同テープカセット装着検出用スイッチの作用を
示す説明図で、(a)図は装着前の状態の説明図、
(b)図は装着状態の説明図
【図6】(a)(b)(c)図は同フローチャート図
【図7】同テープレコーダに装着されるテープカセット
の背面図で、(a)図はアナログテープカセットの背面
図、(b)図は録音可能なデジタルテープカセットの背
面図、(c)図は録音が不可能なデジタルテープカセッ
トの背面図
【符号の説明】 1 アナログテープカセット 2 デジタルテープカセット 2a 録音可能検出穴 3 テープメカニズム 4 磁気ヘッド 5 制御手段 6 テープ識別検出手段 7 録音可能検出手段 8 テープ装着検出手段 9 クロームテープ検出手段 10 メカニズム制御手段 11 操作手段 11a 録音操作キー 12 表示手段 13 信号処理手段 14 デジタル信号処理手段 15 アナログ信号処理手段 17 デジタル録音回路 18 デジタル再生回路
フロントページの続き (72)発明者 北野 一光 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタル録音可能なデジタルテープカセ
    ットとアナログ録音可能なアナログテープカセットとを
    装着可能なテープレコーダであって、デジタルテープカ
    セットかアナログテープカセットかを検出する第1の検
    出手段と、上記デジタルテープカセットへのデジタル録
    音の可否を決定すべく形成された穴の有無により録音可
    能状態を検出する第2の検出手段と、上記第1の検出手
    段がデジタルテープカセットを検出しかつ第2の検出手
    段が録音可能状態を検出した場合にデジタル録音回路を
    動作状態に設定する制御手段とを備え、デジタルテープ
    にのみデジタル録音を行うように構成したことを特徴と
    するテープレコーダ。
  2. 【請求項2】 動作状態を表示する表示手段を備え、第
    2の検出手段が録音不可能状態を検出した場合に、制御
    手段が上記表示手段にデジタル録音不可能を示す警告表
    示を行う指令を出力するように構成したことを特徴とす
    る請求項1記載のテープレコーダ。
  3. 【請求項3】 制御手段は、録音操作キーが操作されて
    も、第1の検出手段がアナログテープカセットを検出し
    た状態であれば、デジタル録音回路の動作状態への切換
    えることなくアナログテープへのデジタル録音を阻止す
    ると共に、表示手段に警告表示を行う指令を出力するよ
    うに構成したことを特徴とする請求項1又は2記載のテ
    ープレコーダ。
  4. 【請求項4】 テープカセットの装着状態を検出する第
    3の検出手段を備え、この第3の検出手段によるテープ
    カセットの検出がある場合にのみ回路を動作可能とした
    ことを特徴とする請求項1記載のテープレコーダ。
  5. 【請求項5】 アナログテープカセットのテープの種類
    がクロームテープか否かを決定すべく形成された穴の有
    無を検出する第4の検出手段を備え、第1の検出手段が
    アナログテープを検出しかつ第4の検出手段がクローム
    テープを検出した場合で第3の検出手段でテープカセッ
    トの装着状態を検出した場合に再生回路をクロームテー
    プ再生回路に切換えるように構成したことを特徴とする
    請求項2記載のテープレコーダ。
JP3250949A 1991-09-30 1991-09-30 テープレコーダ Pending JPH0589560A (ja)

Priority Applications (1)

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JP3250949A JPH0589560A (ja) 1991-09-30 1991-09-30 テープレコーダ

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JP3250949A JPH0589560A (ja) 1991-09-30 1991-09-30 テープレコーダ

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JPH0589560A true JPH0589560A (ja) 1993-04-09

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6798979B2 (en) 1995-01-17 2004-09-28 Hitachi, Ltd. Digital/analog compatible video tape recorder

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US6798979B2 (en) 1995-01-17 2004-09-28 Hitachi, Ltd. Digital/analog compatible video tape recorder
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