JP2003195897A - 半導体録音再生装置 - Google Patents

半導体録音再生装置

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JP2003195897A
JP2003195897A JP2001398806A JP2001398806A JP2003195897A JP 2003195897 A JP2003195897 A JP 2003195897A JP 2001398806 A JP2001398806 A JP 2001398806A JP 2001398806 A JP2001398806 A JP 2001398806A JP 2003195897 A JP2003195897 A JP 2003195897A
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cassette tape
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JP2001398806A
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Takashi Ozawa
隆 小澤
Kazuhiko Iwabuchi
一彦 岩淵
Kentaro Shioda
健太郎 潮田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カセットテープレコーダでカセットテープの
代わりに使用可能な半導体録音再生装置であって、簡易
な操作で確実な録音を可能にする。 【解決手段】 形状がカセットテープとほぼ同じである
カセット体の内部に半導体録音再生手段が配設され、磁
気ヘッドから供給される信号を半導体に記録し、また、
半導体に記録されている信号を磁気ヘッドに対して供給
する半導体録音再生装置であって、カセットテープが収
容される装置の磁気テープ駆動用の機械的動作を検出す
る機械的動作検出手段120と、磁気ヘッドからの信号
に含まれる録音バイアス成分を検出するバイアス検出手
段106と、前記機械的動作検出手段で機械的動作検出
が検出された場合に前記半導体録音再生手段を再生状態
に制御すると共に、前記バイアス検出手段で録音バイア
ス成分が検出された場合に前記半導体録音再生手段を録
音状態に制御する制御手段107と、を備えたことを特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カセットテープレ
コーダにおいてカセットテープの代わりに録音再生可能
な半導体録音再生装置に関し、特に、確実な録音をする
に適した半導体録音再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】カセットテープレコーダにおいてカセッ
トテープの代わりに録音再生可能な半導体録音再生装置
が提案されている。この種の半導体録音再生装置は、形
状がカセットテープとほぼ同じであるカセット体の内部
に半導体録音再生手段が配設されており、カセットテー
プレコーダの磁気ヘッドと対向する位置に磁気ヘッドを
備えており、磁気ヘッドで変換された電気信号で録音再
生の動作が可能なように構成されている。
【0003】すなわち、カセットテープレコーダ側から
見た場合には、この半導体録音再生装置はカセットテー
プと同様に扱うことが可能である。また、カセットテー
プレコーダはアナログの装置であるにもかかわらず、記
録される情報はデジタルデータとして扱えるというメリ
ットがある。
【0004】また、この種の半導体録音再生装置では、
カセットテープレコーダの磁気テープ駆動用の機械的動
作(キャプスタン、ピンチローラ、リール軸などの回
転)を検出する機械的動作検出手段を備えており、この
機械的動作が検出された場合に半導体録音再生手段を再
生状態に制御する。
【0005】また、録音の場合には、機械的動作は再生
の場合と同じであるため、半導体録音再生装置側に設け
られた録音スイッチを操作することにより、実行するよ
うにしていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上の半導体録音再生
装置の場合、再生はカセットテープレコーダの再生の操
作に連動して実行できる。しかし、録音の場合には、カ
セットテープレコーダ側の録音操作と、半導体録音再生
装置の録音操作の両方が必要であり、操作が面倒であ
る。
【0007】また、カセットテープレコーダ側の録音操
作を行っても、半導体録音再生装置側の録音操作を行わ
ないと、録音が実行されない。カセットテープレコーダ
に収容されているのが通常のカセットテープではなく、
半導体録音再生装置であることを忘れると、単にカセッ
トテープレコーダ側の録音操作だけしか行わないことに
なり、録音の失敗が生じる。
【0008】すなわち、カセットテープレコーダの録音
操作を行ったことで、外見上は録音状態になっているよ
うにみえるため、実際には半導体録音再生装置が録音モ
ードになっていないことに、使用者は気づかないといっ
たことがあり得る。このようにして、重大な録音の失敗
を招く可能性がある。
【0009】本発明は、以上のような問題点に鑑みてな
されたもので、カセットテープレコーダでカセットテー
プの代わりに使用可能な半導体録音再生装置であって、
簡易な操作で確実な録音が可能な半導体録音再生装置を
提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述した課題は、以下に
述べるそれぞれの解決手段によって解決されるものであ
る。 (1)請求項1記載の発明は、形状がカセットテープと
ほぼ同じであるカセット体の内部に半導体録音再生手段
が配設され、磁気ヘッドから供給される信号を半導体に
記録し、また、半導体に記録されている信号を磁気ヘッ
ドに対して供給する半導体録音再生装置であって、磁気
ヘッドからの信号に含まれる録音バイアス成分を検出す
るバイアス検出手段と、前記バイアス検出手段で録音バ
イアス成分が検出された場合に前記半導体録音再生手段
を録音状態に制御する制御手段と、を備えたことを特徴
とする半導体録音再生装置である。
【0011】この発明では、カセット体の内部の半導体
録音再生手段で記録と再生とを行う際に、磁気ヘッドか
らの信号に録音バイアス成分が検出された場合には、半
導体録音再生手段を録音状態に制御する。
【0012】この結果、カセットテープレコーダでカセ
ットテープの代わりに半導体録音再生装置を使用する場
合に、カセットテープレコーダ側の録音操作によって生
じる録音バイアスに連動して半導体録音再生装置側も録
音のモードに制御されるため、カセットテープレコーダ
側の録音操作だけで確実な録音が可能になる。
【0013】(2)請求項2記載の発明は、形状がカセ
ットテープとほぼ同じであるカセット体の内部に半導体
録音再生手段が配設され、磁気ヘッドから供給される信
号を半導体に記録し、また、半導体に記録されている信
号を磁気ヘッドに対して供給する半導体録音再生装置で
あって、カセットテープが収容される装置の磁気テープ
駆動用の機械的動作を検出する機械的動作検出手段と、
磁気ヘッドからの信号に含まれる録音バイアス成分を検
出するバイアス検出手段と、前記機械的動作検出手段で
機械的動作検出が検出された場合に前記半導体録音再生
手段を再生状態に制御すると共に、前記バイアス検出手
段で録音バイアス成分が検出された場合に前記半導体録
音再生手段を録音状態に制御する制御手段と、を備えた
ことを特徴とする半導体録音再生装置である。
【0014】この発明では、カセット体の内部の半導体
録音再生手段で記録と再生とを行う際に、カセットテー
プレコーダの機械的動作が検出された場合に半導体録音
再生手段を再生状態に制御すると共に、磁気ヘッドから
の信号に録音バイアス成分が検出された場合には、半導
体録音再生手段を録音状態に制御する。
【0015】この結果、カセットテープレコーダでカセ
ットテープの代わりに半導体録音再生装置を使用する場
合に、カセットテープレコーダ側の録音操作によって生
じる録音バイアスに連動して半導体録音再生装置側も録
音のモードに制御されるため、カセットテープレコーダ
側の録音操作だけで確実な録音が可能になる。
【0016】(3)請求項3記載の発明は、前記制御手
段は、前記半導体録音再生手段を再生状態に制御してい
る状態において、前記バイアス検出手段で録音バイアス
成分を検出した場合には、前記半導体録音再生手段を録
音状態に制御する、ことを特徴とする請求項2記載の半
導体録音再生装置である。
【0017】この発明では、カセット体の内部の半導体
録音再生手段で記録と再生とを行う際に、カセットテー
プレコーダの機械的動作が検出された場合に半導体録音
再生手段を再生状態に制御すると共に、磁気ヘッドから
の信号に録音バイアス成分が検出された場合には、半導
体録音再生手段を録音状態に制御する。また、半導体録
音再生手段を再生状態に制御している状態において、録
音バイアス成分を検出した場合には、半導体録音再生手
段を録音状態に制御する。
【0018】この結果、カセットテープレコーダでカセ
ットテープの代わりに半導体録音再生装置を使用する場
合に、カセットテープレコーダ側の録音操作によって生
じる録音バイアスに連動して半導体録音再生装置側も録
音のモードに制御されるため、カセットテープレコーダ
側の録音操作だけで確実な録音が可能になる。また、再
生状態から録音状態への切り替えの制御も確実に行え
る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について詳細に説明する。なお、本発明は、本
実施の形態によって限定されるものではない。
【0020】〈装置の全体構成〉図1に、本発明の実施
の形態例の半導体録音再生装置100の電気的構成を示
す。この図1において、101はカセットテープレコー
ダ(図示せず)の録再ヘッド1と対向する位置に設けら
れ、録再ヘッド1と磁気結合する入出力ヘッド101で
ある。この入出力ヘッド101で変換された電気信号に
より、本実施の形態例の半導体録音再生装置100で録
音再生の動作が可能なように構成されている。
【0021】102は後述する制御部107の制御によ
り、再生時には入出力ヘッド101と出力アンプ109
とを接続し、録音時には入出力ヘッド101とヘッドア
ンプ103とを接続するスイッチである。
【0022】103は録音時に録再ヘッド1から入出力
ヘッド101経由で送られてきた録音信号を増幅するヘ
ッドアンプであり、所定の特性のイコライザとしても動
作するものである。
【0023】104はヘッドアンプ103にて所定の特
性で増幅された録音信号をディジタルデータに変換する
ためのA−D変換器であり、このディジタルデータは後
述する半導体録音再生手段110に供給される。
【0024】105は入出力ヘッド101から録音信号
中に含まれる録音バイアス成分(カセットテープレコー
ダが録音時に磁気テープに対して与える、50kHz〜
200kHz程度の録音バイアス成分)を通過させるフ
ィルタである。
【0025】106はフィルタ105を通過した所定の
周波数の信号から、信号のレベル比較などによって録音
バイアスの有無を検出するバイアス検出部である。な
お、フィルタ105とバイアス検出部106とは一体に
構成することも可能である。
【0026】107は後述する機械的動作検出部120
でカセットテープレコーダの機械的動作検出が検出され
た場合に本装置を再生状態に制御すると共に、バイアス
検出部106で録音バイアス成分が検出された場合に本
装置を録音状態に制御する制御手段としての制御部であ
る。なお、録音状態と再生状態との制御としては、スイ
ッチ102の切り替えと、後述する半導体録音再生手段
110の録音/再生のモード切り替えとがある。
【0027】また、108は半導体録音再生手段110
から読み出されたディジタルデータをD−A変換してア
ナログの音声信号に戻すためのD-A変換器である。1
09はD−A変換器108からの音声信号を磁気テープ
の特性に合わせて入出力ヘッド101から録再ヘッド1
に対して出力するための出力アンプである。
【0028】110は半導体録音再生手段であり、半導
体(ここでは、一例としてフラッシュメモリ)に対して
ディジタルデータを蓄積(録音)し、また、録音された
ディジタルデータを読み出す(再生する)ことが可能に
構成されたものである。なお、この半導体録音再生手段
110は、その動作を制御するコントローラ111と、
記録媒体としてのフラッシュメモリ112と、録音時に
ディジタルデータを圧縮する圧縮部113と、再生時に
ディジタルデータを伸長する伸長部114とを備えて構
成されている。
【0029】120は録音時または再生時におけるカセ
ットテープレコーダの機械的動作(キャプスタン、ピン
チローラ、リール軸の回転など)を検出するための機械
的動作検出部であり、検出結果は制御部107に供給さ
れる。なお、以上の構成において、制御部107とコン
トローラ111とは一体に構成することも可能である。
【0030】なお、この半導体録音再生装置100は、
カセットテープレコーダにおいてカセットテープの代わ
りに録音再生可能なものであり、形状がカセットテープ
とほぼ同じであるカセット体の内部に半導体録音再生手
段110とその他各種の回路が配設されており、カセッ
トテープレコーダの録再ヘッド1と対向する位置に入出
力ヘッド101を備えており、入出力ヘッド101で変
換された電気信号で録音再生の動作が可能なように構成
されている。
【0031】すなわち、カセットテープレコーダ側から
見た場合には、この半導体録音再生装置100はカセッ
トテープと同様に扱うことが可能である。また、カセッ
トテープレコーダはアナログの装置であるにもかかわら
ず、記録される情報はデジタルデータとして扱えるとい
うメリットがある。
【0032】また、この半導体録音再生装置100で
は、カセットテープレコーダの磁気テープ駆動用の機械
的動作(キャプスタン、ピンチローラ、リール軸などの
回転)を検出する機械的動作検出手段120を備えてお
り、この機械的動作が検出された場合に半導体録音再生
手段110を再生状態に制御する。
【0033】また、録音の場合には、機械的動作は再生
の場合と同じであるが、本実施の形態例では、半導体録
音再生装置100側の録音スイッチなどの操作は不要で
あることを特徴としている。この詳細については後述す
る。図2は本実施の形態例の半導体録音再生装置100
の基本的な録音/再生動作の制御を示すフローチャート
である。以下、図2に従って、本実施の形態例の動作説
明を行う。
【0034】カセットテープレコーダ(図示せず)の使
用者は、本実施の形態例の半導体録音再生装置100を
従来の磁気テープを使用したカセットテープ(コンパク
トカセットテープやマイクロカセットテープなど)の代
わりにカセットテープ挿入口に挿入し、カセットテープ
レコーダの録音あるいは再生のための通常の操作(再生
ボタンの押下、録音ボタンの押下)を行う。
【0035】このカセットテープレコーダの録音あるい
は再生の通常の操作により、カセットテープレコーダは
磁気テープを走行駆動させるため、キャプスタン,ピン
チローラ,リール軸の回転といった機械的動作を行うと
共に、録音あるいは再生を磁気的に行うために録再ヘッ
ド1が入出力ヘッド101に接近する。
【0036】ここで、機械的動作検出部120は、キャ
プスタン,ピンチローラ,リール軸の回転のいずれかを
検出し(図2S1でYES)、録音あるいは再生を識別
するための本実施の形態例の特徴的な動作としてバイア
ス検出(図2S2)を行う。
【0037】〈再生モード〉カセットテープレコーダの
使用者の操作が再生であれば、カセットテープレコーダ
側から録音バイアスが出力されていないので、バイアス
検出部106は録音バイアス成分を検出しない(図2S
2でNO)。
【0038】よって、制御部107はコントローラ11
1に対して再生モードで動作するよう指示を与えると共
に、スイッチ102を出力アンプ109側に切り替える
制御を行う。
【0039】これにより、コントローラ111はフラッ
シュメモリ112に蓄積されているディジタルデータを
所定アドレスから読み出し、伸長部114で伸長して出
力する。そして、この出力されたディジタルデータはD
−A変換器108でD−A変換されて音声信号にされ
て、さらに、出力アンプで磁気テープの特性に合わせて
入出力ヘッド101から録再ヘッド1に対して出力され
る(図2S3)。これにより、カセットテープレコーダ
側では、通常の磁気テープの場合と同様に再生を行うこ
とができる。
【0040】そして、制御部107はこの再生モード動
作中に、機械的動作検出部120による機械的動作検出
(図2S4)と、バイアス検出(図2S2)とを繰り返
しつつ、再生モードを実行する。この再生モード実行中
に、機械的動作検出部120によって機械的動作検出の
停止(図2S4でNO)が検出されれば、操作者がカセ
ットテープレコーダの停止ボタンを押下したと判断され
るため、制御部107はコントローラ111に再生の停
止(図2S5)を命じる。これにより、コントローラ1
11は、フラッシュメモリ112からのディジタルデー
タの読み出しを停止する。また、制御部107は初期状
態に戻る(図2S1)。
【0041】〈録音モード〉カセットテープレコーダ
(図示せず)の使用者が、本実施の形態例の半導体録音
再生装置100を従来の磁気テープを使用したカセット
テープ(コンパクトカセットテープやマイクロカセット
テープなど)の代わりにカセットテープ挿入口に挿入し
て、カセットテープレコーダの録音ための通常の操作
(録音ボタンの押下)を行った場合を考える。
【0042】ここで、機械的動作検出部120は、キャ
プスタン,ピンチローラ,リール軸の回転のいずれかを
検出し(図2S1でYES)、録音あるいは再生を識別
するための本実施の形態例の特徴的な動作としてバイア
ス検出(図2S2)を行う。カセットテープレコーダの
使用者の操作が録音であれば、カセットテープレコーダ
側から録音バイアスが出力されるので、バイアス検出部
106は録音バイアス成分を検出する(図2S2でYE
S)。
【0043】よって、制御部107はコントローラ11
1に対して録音モードで動作するよう指示を与えると共
に、スイッチ102をヘッドアンプ103側に切り替え
る制御を行う。
【0044】これにより、録再ヘッド1からの録音磁気
信号は入出力ヘッド101で電気信号に再変換され、ヘ
ッドアンプ103で増幅され、さらにA−D変換器10
4で録音用のディジタルデータに変換される。コントロ
ーラ111は圧縮部113でディジタルデータを圧縮
し、フラッシュメモリ112の所定アドレスに蓄積す
る。このようにして、カセットテープレコーダからの録
音信号はディジタルデータとして記録(録音)される
(図2S6)。
【0045】これにより、カセットテープレコーダ側で
は、通常の磁気テープの場合と同様に、カセットテープ
レコーダ側だけの録音操作によって録音を行うことが可
能になる。
【0046】そして、制御部107はこの録音モード動
作中に、機械的動作検出部120にバイアス検出(図2
S7)とを繰り返しつつ、録音モードを実行する。この
録音モード実行中に、録音バイアスの検出がなくなれば
(図2S7でNO)、操作者がカセットテープレコーダ
の停止ボタンを押下して録音を停止させたと判断される
ため、制御部107はコントローラ111に録音の停止
(図2S8)を命じる。これにより、コントローラ11
1は、フラッシュメモリ112へのディジタルデータの
蓄積を停止する。また、制御部107は初期状態に戻る
(図2S1)。
【0047】〈再生モードから録音モードへの移行〉カ
セットテープレコーダ(図示せず)の使用者が、本実施
の形態例の半導体録音再生装置100を従来の磁気テー
プを使用したカセットテープ(コンパクトカセットテー
プやマイクロカセットテープなど)の代わりにカセット
テープ挿入口に挿入し、カセットテープレコーダの録音
ための通常の操作(録音ボタンの押下)を行った場合を
考える。
【0048】この場合に、カセットテープレコーダ側で
は、キャプスタン,ピンチローラ,リール軸の回転とい
った機械的動作を行うと共に、録音あるいは再生を磁気
的に行うために録再ヘッド1が入出力ヘッド101に接
近する。
【0049】そして、以上のような機械的動作が安定し
た状態になってから、録再ヘッド1から録音バイアスと
録音信号とが供給される場合を想定する。
【0050】ここで、機械的動作検出部120は、キャ
プスタン,ピンチローラ,リール軸の回転のいずれかを
検出し(図2S1でYES)、録音あるいは再生を識別
するための本実施の形態例の特徴的な動作としてバイア
ス検出(図2S2)を行う。
【0051】ここで、カセットテープレコーダの使用者
の操作が録音であっても、以上のような機械的動作が安
定した状態になってから録音バイアスが供給される場合
を想定すると、録音バイアス検知の時点では、カセット
テープレコーダ側から録音バイアスが未だ出力されてい
ないので、バイアス検出部106は録音バイアス成分を
検出しない(図2S2でNO)。
【0052】よって、制御部107はコントローラ11
1に対して録音モードで動作するよう指示を与えること
ができず、制御部107はコントローラ111に対して
再生モードで動作するよう指示を与えると共に、スイッ
チ102を出力アンプ109側に切り替える制御を行
う。
【0053】これにより、コントローラ111はフラッ
シュメモリ112に蓄積されているディジタルデータを
所定アドレスから読み出し、伸長部114で伸長して出
力する。そして、この出力されたディジタルデータはD
−A変換器108でD−A変換されて音声信号にされ
て、さらに、出力アンプで磁気テープの特性に合わせて
入出力ヘッド101から録再ヘッド1に対して出力され
る(図2S3)。
【0054】そして、制御部107はこの再生モード動
作中に、機械的動作検出部120による機械的動作検出
(図2S4)と、バイアス検出(図2S2)とを繰り返
しつつ、再生モードを実行する。
【0055】このループ処理(図2S4→S2)によっ
てバイアス検出(図2S2)が繰り返される最中に録音
バイアスが出力されると、バイアス検出部106は録音
バイアス成分を検出する(図2S2でYES)。
【0056】よって、制御部107はコントローラ11
1に対して録音モードで動作するよう指示を与えると共
に、スイッチ102をヘッドアンプ103側に切り替え
る制御を行う。
【0057】これにより、録再ヘッド1からの録音磁気
信号は入出力ヘッド101で電気信号に再変換され、ヘ
ッドアンプ103で増幅され、さらにA−D変換器10
4で録音用のディジタルデータに変換される。コントロ
ーラ111は圧縮部113でディジタルデータを圧縮
し、フラッシュメモリ112の所定アドレスに蓄積す
る。このようにして、カセットテープレコーダからの録
音信号はディジタルデータとして記録(録音)される
(図2S6)。
【0058】これにより、カセットテープレコーダ側の
機械的動作が先になり、録音バイアスの発生が一瞬遅れ
るような場合であっても、半導体録音再生装置100
は、再生モードから録音モードへ確実に切り替わる。
【0059】また、操作者の操作などの理由により、カ
セットテープレコーダが再生状態から停止状態を経ずに
録音状態に切り替わったような場合であっても、この実
施の形態例によれば、再生モードから録音モードへ確実
に切り替わる。
【0060】すなわち、通常の磁気テープの場合と同様
に、カセットテープレコーダ側だけの録音操作によって
録音を行うことが可能になる。そして、録音を確実に実
行できるような、録音重視の制御が可能になる。
【0061】そして、制御部107はこの録音モード動
作中に、機械的動作検出部120にバイアス検出(図2
S7)とを繰り返しつつ、録音モードを実行する。この
録音モード実行中に、録音バイアスの検出がなくなれば
(図2S7でNO)、操作者がカセットテープレコーダ
の停止ボタンを押下して録音を停止させたと判断される
ため、制御部107はコントローラ111に録音の停止
(図2S8)を命じる。これにより、コントローラ11
1は、フラッシュメモリ112へのディジタルデータの
蓄積を停止する。また、制御部107は初期状態に戻る
(図2S1)。
【0062】〈その他の実施の形態例〉なお、以上の構
成において、バイアス検出部106がバイアスのレベル
を検出し、ノーマルテープモードやメタルテープモード
を識別し、その識別結果を利用して、ヘッドアンプ10
3のイコライザ特性をノーマルテープモードやメタルテ
ープモードに合わせて変更することも可能である。
【0063】また、機械的動作検出部120において、
リール軸の回転を検出するだけではなく、リール軸に対
してブレーキを掛けるような機構を設け、録音モードに
おいてフラッシュメモリ112の記憶容量の空きが無く
なった場合や、再生モードにおいて再生が完了した時点
で、コントローラ111や制御部107の制御によっ
て、リール軸に対してブレーキを掛けることで、カセッ
トテープレコーダのオートストップの機能を利用して動
作を停止させることも可能である。
【0064】また、通常のカセットテープでテープ残量
を見るための透明窓となっている領域に相当する部分
に、LEDなどの点灯を利用したインジケータを設け、
動作モード(録音/再生)が明確になるように表示する
ことも望ましい。また、フラッシュメモリの再生や録音
の進行状況に合わせ、バーグラフのようなLEDの点灯
をすることも望ましい。
【0065】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明で
は、カセットテープレコーダでカセットテープの代わり
に形状がカセットテープとほぼ同じであるカセット体の
半導体録音再生装置を使用する場合に、カセットテープ
レコーダ側の録音操作によって生じる録音バイアスに連
動して半導体録音再生装置側も録音のモードに制御され
るため、カセットテープレコーダ側の録音操作だけで確
実な録音が可能になる。また、再生モードで動作してい
ても、録音バイアスを検出した場合には録音モードに切
り替わるため、録音の失敗を招くことがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例の装置の電気的構成
を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態の一例の装置の動作を示す
フローチャートである。
【符号の説明】
1 録再ヘッド(カセットテープレコーダ側) 100 半導体録音再生装置 101 入出力ヘッド 102 スイッチ 103 ヘッドアンプ 104 A−D変換器 105 フィルタ 106 バイアス検出部 107 制御部 108 D−A変換器 109 出力アンプ 110 半導体録音再生手段 111 コントローラ 112 フラッシュメモリ 113 圧縮部 114 伸長部 120 機械的動作検出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B035 BB09 BC05 5B058 CA01 YA16 5D045 DB01 DB02

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 形状がカセットテープとほぼ同じである
    カセット体の内部に半導体録音再生手段が配設され、磁
    気ヘッドから供給される信号を半導体に記録し、また、
    半導体に記録されている信号を磁気ヘッドに対して供給
    する半導体録音再生装置であって、 磁気ヘッドからの信号に含まれる録音バイアス成分を検
    出するバイアス検出手段と、 前記バイアス検出手段で録音バイアス成分が検出された
    場合に前記半導体録音再生手段を録音状態に制御する制
    御手段と、を備えたことを特徴とする半導体録音再生装
    置。
  2. 【請求項2】 形状がカセットテープとほぼ同じである
    カセット体の内部に半導体録音再生手段が配設され、磁
    気ヘッドから供給される信号を半導体に記録し、また、
    半導体に記録されている信号を磁気ヘッドに対して供給
    する半導体録音再生装置であって、 カセットテープが収容される装置の磁気テープ駆動用の
    機械的動作を検出する機械的動作検出手段と、 磁気ヘッドからの信号に含まれる録音バイアス成分を検
    出するバイアス検出手段と、 前記機械的動作検出手段で機械的動作検出が検出された
    場合に前記半導体録音再生手段を再生状態に制御すると
    共に、前記バイアス検出手段で録音バイアス成分が検出
    された場合に前記半導体録音再生手段を録音状態に制御
    する制御手段と、を備えたことを特徴とする半導体録音
    再生装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記半導体録音再生手
    段を再生状態に制御している状態において、前記バイア
    ス検出手段で録音バイアス成分を検出したた場合には、
    前記半導体録音再生手段を録音状態に制御する、ことを
    特徴とする請求項2記載の半導体録音再生装置。
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