JPH0589129U - 自動車用アウトサイドミラーの水滴除去装置 - Google Patents
自動車用アウトサイドミラーの水滴除去装置Info
- Publication number
- JPH0589129U JPH0589129U JP6306491U JP6306491U JPH0589129U JP H0589129 U JPH0589129 U JP H0589129U JP 6306491 U JP6306491 U JP 6306491U JP 6306491 U JP6306491 U JP 6306491U JP H0589129 U JPH0589129 U JP H0589129U
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- JP
- Japan
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- piezoelectric element
- mirror
- plate
- removal device
- vibration
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- Pending
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- Apparatuses For Generation Of Mechanical Vibrations (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 自動車のアウトサイドミラーに、雨天走行時
に付着する水滴を除去するものにあって、鏡面板の表面
に進行波を生じさせ、これにより水滴をむらなく除去す
るようにすること。 【構成】 鏡面板の表面に進行波を形成するための励起
用圧電素子と受振用圧電素子とを、前記鏡面板の裏面側
に取付けた。
に付着する水滴を除去するものにあって、鏡面板の表面
に進行波を生じさせ、これにより水滴をむらなく除去す
るようにすること。 【構成】 鏡面板の表面に進行波を形成するための励起
用圧電素子と受振用圧電素子とを、前記鏡面板の裏面側
に取付けた。
Description
【0001】
本考案は、自動車のアウトサイドミラーを振動させることにより、雨天走行時 等によりミラーに付着する水滴を除去するための水滴除去装置に関するものであ る。
【0002】
雨天時の自動車走行において、フェンダミラーあるいはドアーミラーに水滴が 付着していると、後方が見にくくなり、安全に運転ができなくなる。そこで鏡面 板の裏面に圧電素子を接合し、この素子により鏡面板を屈曲振動して定在波を誘 起させ、これにより鏡面板の表面に付着している水滴を霧化し除去するようにし た水滴除去装置が提案された。
【0003】
上記の水滴除去装置にあって、鏡面板は屈曲振動による定在波、即ち、振動の ノード(振幅が実質上ゼロの点)と振動のループ(振幅が最大の点)が交ざりあ った斑点的振動を生じるため、水滴をむらなく除去し得ない欠点があった。
【0004】
本考案は上記の欠点を解決するために、鏡面板の裏面に励起用圧電素子と該圧 電素子からの振動を受波する受振用圧電素子とを所定の間隔を隔てて取付け、前 記励起用圧電素子により進行波を誘起し、これにより鏡面板の表面に進行波を付 着している水滴を進行波と共に移行して除去するようにしたものである。
【0005】
励起用圧電素子の駆動作用と受振用圧電素子の受振作用により、鏡面板の表面 には励起用圧電素子から受振用圧電素子の方向に向かう進行波が誘起される。鏡 面板表面に水滴が付着していると、前記進行波に乗って水滴が同方向に移行され 、受振用圧電素子の付近で集合して大きくなり、自重により落下して鏡面板より 除去されることになる。
【0006】
図1は本考案の一実施例を示し、1は自動車のフェンダーミラーまたはドアー ミラーに内蔵されている鏡面板で、その裏面側において、その一方の端部に接着 剤等により接合した励起用圧電素子2と他方の端部に接着剤等により接合した受 振用圧電素子3を有する。この励起用及び受振用の圧電素子2,3は、図2に詳 図したようにチタン酸ジルコン酸鉛等よりなる圧電磁器板の表裏面に銀焼き付け 等により形成した対向電極4,5を具備し、更に鏡面板と接合する内面電極4と 導通するリード線接続用電極4aを外面電極5側まで延長した同一形態のものを 用いた。前記励起用圧電素子2には発振回路源6がされ、受振用圧電素子3には 、負荷抵抗器と整合用インダクターとがそれぞれ電気的並列に挿入されている。 この負荷抵抗器7と整合用インダクター8の値を適当に選ぶことによって、受振 用圧電素子3は鏡面板1に対して無反射終端となる。
【0007】 次の上例の動作について説明すると、発振回路源6により所定共振周波数の交 番電圧を励起用圧電素子2に印加して駆動すると、その振動は鏡面板1の表面に 伝達され、進行波Sとして励起用圧電素子2の位置から受振用圧電素子3の方向 に向かって伝播し、受振用圧電素子3によって電気エネルギーに変換された後、 負荷抵抗器7により熱エネルギーに変換され消費される。このように進行波が誘 起されている鏡面板1の表面に水滴が付着すると、水滴は進行波に伴って移行し 、受振用圧電素子3の付近に寄せ集められた水滴は大きくなり、終には、その自 重により落下し鏡面板1より除去されることになる。
【0008】 上例において、圧電素子の内面(鏡面板と当接する面)へのリード線接続を容 易にするため、該電極から中継用電極を延長して外面電極側に形成したが、かか る中継用電極を省略した場合は、鏡面板の表面に圧電素子の外形よりも大きい導 電層をメッキ、蒸着等により形成し、この導電層に圧電素子を貼着し、該素子の 外周より露出する部分にリード線を接続するようにしてもよい。
【0009】 また上例において、受振用圧電素子3に接続された負荷抵抗器7を鏡面板に直 接取付けるか、鏡面板の近傍に配置することにより、負荷抵抗器7より放出され る熱エネルギーを鏡面板の表面に付与することによって鏡面のくもりをも除去す ることができる。
【0010】 更にまた本考案は、上記実施例の他に図3に示したように、鏡面板1の裏面の 中央部に励起用圧電素子2を配置し、両端部には一対の受振用圧電素子3,3を 配置することにより、前記励起用圧電素子2から両側の受振用圧電素子3,3に 向かう進行波Sを誘起し、この進行波Sにより鏡面板1の表面に付着する水滴を 移行し鏡面板の表面より除去することもできる。この例の場合、水滴除去効果を 一層高めことができる。
【0011】
以上の構成よりなる本考案によれば、鏡面板の表面に進行波を誘起し、この進 行波により、鏡面板の表面に付着する水滴を移行し除去するものであるから、鏡 面板の表面に定在波を生じさせ、これにより水滴を除去するようにした従来の水 滴除去装置に比し、むらなく水滴を確実に除去することができ、水滴除去効果の 高い装置を提供し得る効果がある。
【図1A】本考案の一実施例にかかる水滴除去装置の裏
面側正面図である。
面側正面図である。
【図2B】図1Aに示した水滴除去装置の側断面図であ
る。
る。
【図2】図1の実施例に用いた励起用圧電素子と受振用
圧電素子の形態を示す斜視図である。
圧電素子の形態を示す斜視図である。
【図3A】本考案の他の実施例にかかる水滴除去装置の
裏面側正面図である。
裏面側正面図である。
【図3B】図3Aに示した水滴除去装置の側断面図であ
る。
る。
1 鏡面板 2 励起用圧電素子 3 受振用圧電素子
Claims (3)
- 【請求項1】 鏡面板の裏面に、励起用圧電素子と該圧
電素子からの振動を受波する受振用圧電素子とを所定の
間隔を隔てて取付け、前記励起用圧電素子により鏡面板
の表面に進行波を誘起せしめ、これにより鏡面板の表面
に付着している水滴を進行波と共に移行して除去するよ
うにしたことを特徴とする自動車用アウトサイドミラー
の水滴除去装置。 - 【請求項2】 前記鏡面板の裏面の一方の端部に励起用
圧電素子が配置され、他方の端部に受振用圧電素子が配
置されていることを特徴とする請求項1記載の自動車用
アウトサイドミラーの水滴除去装置。 - 【請求項3】 前記鏡面板の裏面の中央部に励起用圧電
素子が配置され、両端部に受振用圧電素子が配置されて
いることを特徴とする請求項1記載の自動車用アウトサ
イドミラーの水滴除去装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6306491U JPH0589129U (ja) | 1991-07-15 | 1991-07-15 | 自動車用アウトサイドミラーの水滴除去装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6306491U JPH0589129U (ja) | 1991-07-15 | 1991-07-15 | 自動車用アウトサイドミラーの水滴除去装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0589129U true JPH0589129U (ja) | 1993-12-03 |
Family
ID=13218542
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6306491U Pending JPH0589129U (ja) | 1991-07-15 | 1991-07-15 | 自動車用アウトサイドミラーの水滴除去装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0589129U (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61196849A (ja) * | 1985-01-31 | 1986-09-01 | Motoda Electronics Co Ltd | 超音波ワイパ− |
JPH0211435A (ja) * | 1988-06-29 | 1990-01-16 | Aisin Seiki Co Ltd | 水滴除去装置 |
JPH0234351B2 (ja) * | 1981-04-02 | 1990-08-02 | Akzo Nv |
-
1991
- 1991-07-15 JP JP6306491U patent/JPH0589129U/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0234351B2 (ja) * | 1981-04-02 | 1990-08-02 | Akzo Nv | |
JPS61196849A (ja) * | 1985-01-31 | 1986-09-01 | Motoda Electronics Co Ltd | 超音波ワイパ− |
JPH0211435A (ja) * | 1988-06-29 | 1990-01-16 | Aisin Seiki Co Ltd | 水滴除去装置 |
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