JPH0588931U - 熱カシメ用装置 - Google Patents

熱カシメ用装置

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JPH0588931U
JPH0588931U JP3471292U JP3471292U JPH0588931U JP H0588931 U JPH0588931 U JP H0588931U JP 3471292 U JP3471292 U JP 3471292U JP 3471292 U JP3471292 U JP 3471292U JP H0588931 U JPH0588931 U JP H0588931U
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caulking
bar
bars
thermal
heat
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JP3471292U
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Inventor
充晴 池田
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Kasai Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Kasai Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な加工で複数のカシメ用バーの先端温度
の調整ができ、バラツキのないカシメ加工が施せる熱カ
シメ用装置を提供することを目的とする。 【構成】 中央のカシメ用バー16a周囲あるいは近傍
部分に放熱用凹部22,23を設けるか、両側のカシメ
用バー16b,16cの周囲に保温用の補助ブロック2
4を付設することにより、複数のカシメ用バー16の先
端温度をほぼ同一に設定する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、樹脂部品同士を熱カシメ接合する熱カシメ用装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
通常、樹脂部品同士を熱カシメ接合するには、図7に示すように、複数のカシ メポイントを有する熱カシメ用装置が使用されている。
【0003】 この熱カシメ用装置1は、受け治具2上にセットされている2つの樹脂部品3 ,4を熱カシメ接合するために、所定温度に加熱された複数のカシメ用バー5が 上下動自在に取付けられている。
【0004】 そして、一方側の樹脂部品3に形成されているカシメ用ボス3aの先端を上記 カシメ用バー5により熱カシメ加工を行なうというものである。
【0005】 このカシメ用バー5を所定温度に加熱するために、カシメ用バー5は支持ブロ ック6内に埋設支持され、この支持ブロック6はヒータ等の熱源を内蔵した上型 7に取付けられている。
【0006】 したがって、上型7から支持ブロック6を介して各カシメ用バー5に熱伝導を 行ない、各カシメ用バー5を所定温度に調整しているのが実状である。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
このように、従来、複数のカシメポイントを備えた熱カシメ用装置においては 、複数のカシメ用バー5が支持ブロック6に埋設支持されているが、支持ブロッ ク6からの熱伝導の差異により、個々のカシメ用バー5の先端温度を同一温度に 設定するのが困難である。
【0008】 この理由としては、支持ブロック6の中央側は高温状態であるが、両側は、支 持ブロック6の壁面からの放熱作用により中央部に比べ温度が低くなる傾向をも つからである。
【0009】 したがって、カシメ用バー5の温度差がある状態で熱カシメ接合を行なった場 合、中央のカシメ用バー5aによるカシメ加工は過溶融状態となり、逆に両側の カシメ用バー5b,5cによる熱カシメ加工は溶融不足を起こしやすく、良好な カシメ加工が施せないという不具合が指摘されている。
【0010】 この対策として、支持ブロック6の両側部分を中央部より温度を上げるために 、ヒータを追加する方策や、中央のカシメ用バー5aに比べ、両側のカシメ用バ ー5b,5cの形状を熱伝導効率の良い形状に加工する方策もあるが、いずれの 場合も加工時間の延長や治具のコストアップを招来するという欠点があった。
【0011】 またこれらの対策は、現場で行なうことが難しく、その都度試作を必要とし、 試作期間の延長を招くという不具合も同時に指摘されている。
【0012】 この考案は、このような事情に鑑みてなされたもので、本考案の目的とすると ころは、カシメ用バーの形状に変更を加えることなく、カシメ用バーを埋設支持 する支持ブロックの形状に簡単な加工を施すことにより、カシメ加工時のバラツ キをなくし、良好な熱カシメ加工を可能にした熱カシメ用装置を提供することに ある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案は、樹脂部品同士を熱カシメ接合する複数 のカシメ用バーと、このカシメ用バーを埋設支持し、熱源部の熱をカシメ用バー に伝達する支持ブロックとを備えた熱カシメ用装置において、前記支持ブロック には、中央のカシメ用バーの周囲あるいは近傍部分に放熱用凹部が形成されてい ることを特徴とする。
【0014】 さらに、本考案は、樹脂部品同士を熱カシメ接合する複数のカシメ用バーと、 このカシメ用バーを埋設支持し、熱源部の熱をカシメ用バーに伝達する支持ブロ ックとを備えた熱カシメ用装置において、前記支持ブロックには、両側のカシメ 用バーと接触する保温用の補助ブロックが付設されていることを特徴とする。
【0015】
【作用】
以上の構成から明らかなように、複数のカシメ用バーのうち、中央のカシメ用 バーは両側のカシメ用バーに比べその先端温度が高くなる傾向にあるが、中央に あるカシメ用バーの周囲あるいは、近傍部分に放熱用凹部を設定すれば、中央の カシメ用バーと接触している支持ブロックの温度が低下するため、この放熱用凹 部の形状を良好に設定すれば、両側のカシメ用バーと中央のカシメ用バーの先端 温度をほぼ同一に設定できる。
【0016】 さらに、両側のカシメ用バーに接触する保温用の補助ブロックを付設すれば、 両側のカシメ用バーには支持ブロックからの熱伝導と補助ブロックからの熱伝導 が期待できるとともに、空気に触れる部分が少ないため、放熱が抑えられるため 、この補助ブロックの形状を工夫すれば、中央のカシメ用バーと両側のカシメ用 バーとの先端温度をほぼ同一に設定することが可能となる。
【0017】
【実施例】
以下、本考案による熱カシメ用装置の実施例について、添付図面を参照しなが ら詳細に説明する。
【0018】 図1は本考案の一実施例である熱カシメ用装置の構成を示す断面図、図2は図 1中A矢視図、図3は同熱カシメ用装置における支持ブロックの構成を示す断面 図、図4は本考案の熱カシメ用装置の第2実施例を示すもので、図2同様支持ブ ロックの平面図、図5はその支持ブロックの構成を示す断面図、図6は本考案に よる熱カシメ用装置の第3実施例の構成を示す断面図である。
【0019】 図1において、本考案による熱カシメ用装置10は、下側テーブル11上に樹 脂部品をセットするための受け治具12が取付けられており、その上方には、上 側テーブル13が設置されており、この上側テーブル13には、ガイドポスト1 4にガイドされ、昇降可能で、かつ、ヒーター15a等の熱源を内蔵した上型1 5が取付けられ、この上型15には、複数のカシメ用バー16を埋設支持する支 持ブロック17が取付けられている。
【0020】 なお、この熱カシメ用装置10においては、カシメ用バー16による熱カシメ 加工時、樹脂部品の反り状態をフラット状態に強制するための押え用プレート1 8が付設されている。
【0021】 そして、この実施例では、2つの樹脂部品19,20を熱カシメ接合するが、 一方側の樹脂部品19には、裏面3箇所に取付用ボス部19aが突設形成されて おり、他方側の樹脂部品20には、上記取付用ボス部19aを貫通させるための 取付孔20aが対応して設置されている。
【0022】 そして、取付用ボス部19aを取付孔20a内に貫通させた状態で、受け治具 12上にこれら樹脂部品19,20をセットした状態で、駆動用シリンダ21の 駆動により、まず押え用プレート18がこれら樹脂部品19,20を押圧し、そ の後、さらにカシメ用バー16が下降して、押え用プレート18に形成した貫通 孔18aを通して一方側の樹脂部品19に形成された取付用ボス部19aの先端 に熱カシメ加工を施す。
【0023】 ところで、本考案による熱カシメ用装置10の特徴は、図2,図3に示すよう に、支持ブロック17に放熱用凹部22が中央のカシメ用バー16aの周囲に形 成されていることにある。
【0024】 したがって、従来、両側のカシメ用バー16b,16cに比べ高温になりがち な中央のカシメ用バー16a周囲に放熱用凹部22を設定したため、この中央の カシメ用バー16aには、支持ブロック17を通じての熱伝導が小さく抑えられ 、かつ空気との接触面積も両側のカシメ用バー16b,16cよりも大きいため 、中央のカシメ用バー16aの先端温度を両側のカシメ用バー16b,16cの 先端温度とほぼ同一に調整することが可能となる。
【0025】 さらに、放熱用凹部22の加工は、通常、支持ブロック17がアルミ製,しん ちゅう製のように軟質材料で構成されているため、簡単な切削加工で済み、従来 のように、硬いステンレス製のカシメ用バー16に加工を施すのに比べ、加工も 簡単に行なえ、かつ現場で容易に修正でき、極めて実用的である。
【0026】 そして、本考案の構成によれば、放熱用凹部22の形状を精密に設定すれば、 複数のカシメ用バー16a,16b,16cのそれぞれの先端温度をほぼ同一に 維持することができるため、樹脂部品19,20同士を熱カシメ接合する際、カ シメ状態にバラツキが生じることがなく、良好なカシメ加工が可能となる。
【0027】 次に、図4,図5は本考案による熱カシメ用装置10の第2実施例を示すもの で、この実施例では、放熱用凹部23は、中央のカシメ用バー16aの設置ポイ ントではなく、中央のカシメ用バー16aの両側の近傍部分に対峙して設けてあ る。
【0028】 本実施例においても、この放熱用凹部23により、放熱作用を促し、温度が高 くなりがちな中央のカシメ用バー16aの温度を低く抑え、両側のカシメ用バー 16b,16cとの統一を図る点では同一の機能を有しているが、本実施例にお いては、放熱用凹部23を切削加工するには、カシメ用バー16aを支持ブロッ ク17から取り外す必要がなく、さらに加工が簡単に行なえるという利点がある 。
【0029】 次いで、図6は本考案による熱カシメ用装置10の第3実施例を示すもので、 本考案の第1実施例,第2実施例は中央のカシメ用バー16aの温度調整を狙い としたが、この第3実施例においては、両側のカシメ用バー16b,16cの温 度調整を狙いとしている。
【0030】 すなわち、中央のカシメ用バー16aに比べ温度が低くなりがちな両側のカシ メ用バー16b,16cの周面に保温用の補助ブロック24を付設した構成であ る。
【0031】 したがって、この補助ブロック24により、両側のカシメ用バー16b,16 cは熱源部からの熱伝導効率が向上するとともに、空気との接触面積が小さくな り、このこともカシメ用バー16b,16cの先端温度を上昇させる要因となっ ている。
【0032】 したがって、3箇所のカシメ用バー16a,16b,16cの先端温度をほぼ 同一に設定できるため、カシメ状態にバラツキが生じることがなく、良好なカシ メ加工が期待できるとともに、補助ブロック24を付設するという簡単な構成で あるため、大幅なコストアップを招来することがなく、簡単に実現が可能である 。
【0033】
【考案の効果】
以上説明した通り、本考案による熱カシメ用装置は、以下に記載する格別の作 用効果を有する。
【0034】 (1)中央のカシメ用バーの周囲あるいは近傍部分に放熱用凹部を設定するか、 両側のカシメ用バーの周囲に保温用補助ブロックを付設することにより、カシメ 用バーの先端温度をほぼ均一に調整できるため、カシメ状態にバラツキが生じる ことがなく、良好な熱カシメ加工が期待でき、カシメ加工における精度が著しく 向上するという効果を有する。
【0035】 (2)支持ブロックに放熱用凹部を切削加工をするか、支持ブロックに保温用の 補助ブロックを付設するという簡単な加工で済むため、従来のようにヒータを別 途設置する方策や、カシメ用バーの形状を変更する方策に比べ、コストアップを もたらすことなく簡単な加工で対応できるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による熱カシメ用装置の第1実施例の構
成を示す断面図。
【図2】図1中A矢視図。
【図3】図2中III −III 線断面図。
【図4】本考案による熱カシメ用装置の第2実施例を示
すもので、図2と同一部分を示す支持ブロックの平面
図。
【図5】図4中V−V線断面図。
【図6】本考案による熱カシメ用装置の第3実施例の構
成を示す断面図。
【図7】従来の熱カシメ用装置の構成を示す断面図。
【符号の説明】
10 熱カシメ用装置 11 下側テーブル 12 受け治具 13 上側テーブル 15 上型 15a ヒーター 16 カシメ用バー 17 支持ブロック 19,20 樹脂部品 22,23 放熱用凹部 24 補助ブロック

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂部品(19,20)同士を熱カシメ
    接合する複数のカシメ用バー(16)と、このカシメ用
    バー(16)を埋設支持し、熱源部(15a)の熱をカ
    シメ用バー(16)に伝達する支持ブロック(17)と
    を備えた熱カシメ用装置において、 前記支持ブロック(17)には、中央のカシメ用バー
    (16a)の周囲あるいは近傍部分に放熱用凹部(2
    2,23)が形成されていることを特徴とする熱カシメ
    用装置。
  2. 【請求項2】 樹脂部品(19,20)同士を熱カシメ
    接合する複数のカシメ用バー(16)と、このカシメ用
    バー(16)を埋設支持し、熱源部(15a)の熱をカ
    シメ用バー(16)に伝達する支持ブロック(17)と
    を備えた熱カシメ用装置において、 前記支持ブロック(17)には、両側のカシメ用バー
    (16b,16c)と接触する保温用の補助ブロック
    (24)が付設されていることを特徴とする熱カシメ用
    装置。
JP3471292U 1992-05-25 1992-05-25 熱カシメ用装置 Withdrawn JPH0588931U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108928004A (zh) * 2018-08-14 2018-12-04 苏州德利而自动化科技有限公司 一种热铆接装置
CN113400659A (zh) * 2021-07-12 2021-09-17 武汉铁路职业技术学院 一种塑料热铆装置及方法

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