JPH0588896U - 食品スライサの刃物受け装置 - Google Patents
食品スライサの刃物受け装置Info
- Publication number
- JPH0588896U JPH0588896U JP3354092U JP3354092U JPH0588896U JP H0588896 U JPH0588896 U JP H0588896U JP 3354092 U JP3354092 U JP 3354092U JP 3354092 U JP3354092 U JP 3354092U JP H0588896 U JPH0588896 U JP H0588896U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- blade
- food
- square
- square rod
- receiving device
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- Pending
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- Nonmetal Cutting Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 食品を下面部分を切り残さずに切断する。掃
除の手間を省く。消耗品の製作の手間を減らす。また、
消耗品の使用期間を長くする。 【構成】 刃物7が上下動し、食品Fが刃物7に向かっ
て前進して、食品Fの前端が順次切断される。刃物7の
下側位置に正方形断面の嵌込溝14を形成し、嵌込溝1
4に正方形断面の弾性体の角棒15を抜出可能に嵌め込
み、下降した刃物7が角棒15の上面に当接する構成に
した。また、刃物7が当接する位置が角棒上面の前部又
は後部であって角棒上面の中央位置から前側又は後側に
ずれている。
除の手間を省く。消耗品の製作の手間を減らす。また、
消耗品の使用期間を長くする。 【構成】 刃物7が上下動し、食品Fが刃物7に向かっ
て前進して、食品Fの前端が順次切断される。刃物7の
下側位置に正方形断面の嵌込溝14を形成し、嵌込溝1
4に正方形断面の弾性体の角棒15を抜出可能に嵌め込
み、下降した刃物7が角棒15の上面に当接する構成に
した。また、刃物7が当接する位置が角棒上面の前部又
は後部であって角棒上面の中央位置から前側又は後側に
ずれている。
Description
【0001】
本考案は、上下動する刃物で冷凍肉のような食品を切断する食品スライサにお いて、刃物が当接する刃物受け装置に関する。
【0002】
刃物が上下動する食品スライサは、図6に示すように、機台31の上面に、冷 凍肉のような食品Fが滑って前進する食品移動面32を水平に設け、食品移動面 32の前進端の上側位置に横長長方形の刃物33を垂直に左右方向に沿って配置 して上下動可能に装置している。
【0003】 刃物33下側位置の機台31上面には、図6に示すように、正方形断面の嵌込 溝34を左右方向に挿通して形成し、嵌込溝34に正方形断面の硬質合成樹脂製 の角棒35を嵌め込み、角棒35の4面の側面の中央位置にそれぞれ長方形断面 の刃物挿入溝36を左右方向に挿通して形成している。
【0004】 刃物33は、下降すると、下端の刃先が角棒35上面の刃物挿入溝36に挿入 して刃物挿入溝36の底面に接触する。
【0005】 食品移動面32の上には、図6に示すように、食品供給部材37の上部を突出 し、食品供給部材37を前後動可能に装置している。
【0006】 食品スライサを運転すると、図6に示すように、刃物33が上下動し、食品供 給部材37が前進し、食品移動面32上の食品Fが食品供給部材37の上部で押 されて刃物33に向かって前進し、食品Fの前端が順次薄く切断される。
【0007】 角棒35上面の刃物挿入溝36に切断屑が溜ると、その刃物挿入溝36を掃除 して、切断屑を取り除く。
【0008】 また、角棒35上面の刃物挿入溝36の底面が切断や変形によって凹むと、角 棒35を嵌込溝34から抜き出して90度回転し、角棒35を次の側面を上面に して嵌込溝34に嵌め込み、角棒35の新しい刃物挿入溝36を使用する。角棒 35の4本の刃物挿入溝36を使用すると、角棒35を新品に交換する。
【0009】
ところが、前記の食品スライサにおいては、切断する食品が冷凍肉であって冷 凍肉の下面位置に筋がある場合、その筋が切断されずに切り残されることがある 。この原因は、刃物下端の刃先が上下に凸凹したり、水平から傾斜していると、 又は、刃物挿入溝の底面が湾曲していると、刃物の刃先と刃物挿入溝の底面が一 部分で接触せず、それらの間に隙間が形成されるためである。
【0010】 また、前記の食品スライサにおいては、刃物挿入溝に切断屑が溜り、刃物挿入 溝を掃除する手間が掛る。
【0011】 更に、消耗品の角棒は、刃物挿入溝を4面に形成しており、製作に多くの手間 が掛る。また、4回しか使用することができず、使用期間が短い。
【0012】 本考案の目的は、上記のような従来の課題を解決することである。
【0013】
本考案は、刃物が上下動し、食品が刃物に向かって前進して、食品の前端が順 次切断される食品スライサにおいて、 刃物の下側位置に正方形断面の嵌込溝を形成し、嵌込溝に正方形断面の弾性体 の角棒を抜出可能に嵌め込み、下降した刃物の刃先が角棒の上面に当接する構成 にしたことを特徴とする刃物受け装置である。
【0014】 また、本考案は、上記の刃物受け装置において、 下降した刃物の刃先が角棒の上面に当接する位置が角棒上面の前部又は後部で あって角棒上面の中央位置から前側又は後側にずれていることを特徴とする刃物 受け装置である。
【0015】
本考案の食品スライサの刃物受け装置においては、刃物の刃先が上下に多少凸 凹したり、水平から多少傾斜していても、また、角棒の上面が多少湾曲していて も、角棒が弾性体であるので、刃物の刃先が角棒の上面に当接すると、角棒の上 面が圧縮されて変形し、刃物の刃先と角棒の上面の間に隙間が形成されない。従 って、食品は、下面部分を切り残さずに切断される。切断する食品が冷凍肉であ って冷凍肉の下面位置に筋がある場合、その筋も切断される。
【0016】 角棒は、刃物挿入溝がない。
【0017】 角棒の上面が切断や変形によって凹むと、角棒を嵌込溝から抜き出して90度 回転し、角棒を次の側面を上面にして嵌込溝に嵌め込み、角棒の新しい上面を使 用する。角棒は、同一方向に90度ずつ回転して4回使用する。
【0018】 刃物が角棒の上面に当接する位置が角棒上面の前部又は後部である場合は、角 棒を同一方向に90度ずつ回転して4回使用した後、角棒の左右を逆にして角棒 上面の前部と後部を逆にして同様に4回使用し、合計8回使用する。
【0019】
本考案の食品スライサの刃物受け装置においては、食品が下面部分を切り残さ ずに切断される。冷凍肉の下面位置の筋も切断される。
【0020】 また、切断屑が溜る刃物挿入溝がなく、刃物挿入溝を掃除する手間が掛らない 。
【0021】 更に、消耗品の角棒は、刃物挿入溝がなく、製作に多くの手間が掛らない。
【0022】 また、刃物が角棒の上面に当接する位置が角棒上面の前部又は後部である場合 は、角棒は、8回使用することができ、使用期間が長い。
【0023】
本例の刃物受け装置を備えた食品スライサは、図1と図2に示すように、機台 1の上面に、冷凍肉のような食品Fが滑って前進する食品移動面2を水平に設け ている。
【0024】 食品移動面2の前進端の上側位置には、図1と図2に示すように、2本のクラ ンク軸3を左右に並列して前後方向に軸受し、図1と図3に示すように、両クラ ンク軸3の端にそれぞれクランク腕4の基端を固定している。クランク腕4の先 端には、図1と図3に示すように、それぞれ、取付板5に左右に並列して突設し たピン6を軸受して、両クランク腕4に横長長方形の取付板5を取り付け、取付 板5の下部に刃物7の上部をボルト止めして、取付板5に横長長方形の刃物7を 左右方向に沿って垂直に固定している。
【0025】 両クランク腕4の基端には、図1と図3に示すように、それぞれ、釣り合い重 り8を取り付けている。
【0026】 両クランク軸3は、図2と図3に示すように、歯付きベルト9と歯付きベルト 車10からなる伝動機構で連結している。片方のクランク軸3には、図1と図2 に示すように、歯付きベルト11と歯付きベルト車12からなる伝動機構で、図 示しない電動機の回転軸を連結している。
【0027】 電動機を駆動すると、両クランク軸3が回転し、釣り合い重り8付きの両クラ ンク腕4が同期して同方向に回転し、取付板5と刃物7が横長の姿勢を保持した まま回動して上下動する。
【0028】 刃物7下側位置の機台1上面には、図1と図3に示すように、正方形断面のア ルミニウム合金製の細長い台13を左右方向に挿通して埋め込み、台13の上面 を食品移動面2より少し低くしている。
【0029】 台13の上面には、図1と図3又は図4に示すように、正方形断面の嵌込溝1 4を左右方向に挿通して形成し、嵌込溝14に正方形断面のウレタンゴムの角棒 15を抜出可能に嵌め込み、角棒15の上面を台13の上面に一致させている。
【0030】 角棒15上面の後部と角棒後側位置の台13上面には、図1と図2又は図4に 示すように、硬質合成樹脂製の細長い押え板16を重合し、押え板16の後部を 複数本のビス17で台13に取外可能に取り付け、押え板16の上面を食品移動 面2に一致させ、押え板16の前側位置に角棒15上面の前側の約3分の1を露 出している。
【0031】 刃物7下端の刃先と角棒15の上面は、それぞれ、水平に配置している。刃物 7は、下降すると、図4に示すように、下端の刃先が角棒15上面の露出前部に 当接する。
【0032】 2本の食品Fが並列して前進する食品移動面2には、図2に示すように、前後 方向に長い2本の長孔18を左右に並列して貫通し、両長孔18からそれぞれ食 品移動面2の上に食品供給部材19の針付き上部を突出している。
【0033】 食品移動面2の下側位置には、図1に示すように、螺軸20を前後方向に軸受 し、螺軸20に食品供給部材19のナット状下部を螺合して貫通し、螺軸20に 、図示しない電動機の回転軸を連結している。電動機を駆動すると、螺軸20が 回転し、両食品供給部材19が刃物7に向かって前進し、食品移動面2に載置さ れた2本の食品Fが両食品供給部材19の針付き上部で押されて前進する。電動 機を逆転すると、両食品供給部材19が後退する。
【0034】 角棒15の前側位置には、図1に示すように、食品Fの切片を送り出すコンベ ア21を設けている。
【0035】 本例の刃物受け装置を備えた食品スライサを運転する場合、食品移動面2に2 本の食品Fを載置し、食品供給スイッチを作動する。すると、両食品供給部材1 9が前進し、両食品Fが押されて前進する。両食品Fの前端が刃物7位置に達す ると、両食品供給部材19の前進が停止し、両食品Fの供給が停止する。
【0036】 次に、食品切断スイッチを作動する。すると、刃物7が上下動し、刃物7の刃 先が両食品Fの上面より高い位置にある間に、両食品供給部材19が食品Fの切 断厚さ分前進し、両食品Fの前端が刃物7位置を切断厚さ分通過して、下降する 刃物7で順次切断される。両食品Fの切片は、作動中のコンベア21で送り出さ れる。
【0037】 両食品供給部材19が前進端に達して両食品Fの切断が終了すると、刃物7の 上下動が停止し、両食品供給部材19が後退する。
【0038】 本例の刃物受け装置においては、刃物7の刃先が上下に多少凸凹したり、水平 から多少傾斜していても、また、角棒15の上面が多少湾曲していても、角棒1 5が弾性体であるので、刃物7の刃先が角棒15の上面に当接すると、角棒15 の上面が圧縮されて変形し、刃物7の刃先と角棒15の上面の間に隙間が形成さ れない。従って、両食品Fは、下面部分を切り残さずに切断される。食品Fが冷 凍肉であって冷凍肉の下面位置に筋がある場合、その筋も切断され、切り残しが ない。
【0039】 角棒15は、切断屑が溜る刃物挿入溝がない。刃物挿入溝を掃除する手間が掛 らない。
【0040】 また、本例の刃物受け装置においては、図4に示すように、刃物7が角棒15 の上面に当接する位置が角棒15上面の前部であって角棒15上面の中央位置か ら前側にずれている。
【0041】 角棒15上面の刃物当接前部が切断や変形によって凹むと、ビス17を抜き取 って押え板16を取り外し、角棒15を嵌込溝14から抜き出して90度回転し 、角棒15を次の側面を上面にして嵌込溝14に嵌め込み、押え板16を再びビ ス17で取り付け、角棒15の新しい上面の前部を使用する。
【0042】 その後、角棒15の新しい上面の前部が凹むと、再び、角棒15を抜き出して 前回と同一方向に90度回転し、角棒15の次の新しい上面の前部を使用する。 このように角棒15を同一方向に90度ずつ回転して4回使用する。
【0043】 4回使用後は、角棒15の左右を逆にして、角棒15上面の未使用の後部を前 部にし、角棒15上面の新しい前部を使用する。
【0044】 その後、角棒15上面の新しい前部が凹むと、再び、角棒15を抜き出して9 0度回転し、角棒15上面の次の新しい前部を使用する。このように角棒15を 同一方向に90度ずつ回転して4回使用する。
【0045】 結局、角棒15は、刃物当接位置を符号Nとnで示した図5から明らかなよう に、各面が2回ずつ使用され、合計8回使用される。
【0046】 角棒15は、8回使用されると、新品に交換する。
【0047】 <変形例> 1)実施例においては、刃物7が角棒15の上面に当接する位置が角棒15上 面の前部であるが、角棒15上面の後部にする。
【0048】 2)実施例においては、角棒15は、ウレタンゴムであるが、その他の弾性体 にする。
【図1】本考案の実施例の刃物受け装置を備えた食品ス
ライサの一部縦断側面図である。
ライサの一部縦断側面図である。
【図2】同例の刃物受け装置を備えた食品スライサの平
面図である。
面図である。
【図3】図1のA−A線断面図である。
【図4】同例の刃物受け装置の一部の縦断斜視図であ
る。
る。
【図5】同例の刃物受け装置の角棒の一部の縦断斜視図
である。
である。
【図6】従来の刃物受け装置を備えた食品スライサの概
略側面図である。
略側面図である。
7 刃物 14 嵌込溝 15 角棒 F 食品 N,n 刃物当接位置
Claims (2)
- 【請求項1】 刃物が上下動し、食品が刃物に向かって
前進して、食品の前端が順次切断される食品スライサに
おいて、 刃物の下側位置に正方形断面の嵌込溝を形成し、嵌込溝
に正方形断面の弾性体の角棒を抜出可能に嵌め込み、下
降した刃物の刃先が角棒の上面に当接する構成にしたこ
とを特徴とする刃物受け装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の刃物受け装置におい
て、 下降した刃物の刃先が角棒の上面に当接する位置が角棒
上面の前部又は後部であって角棒上面の中央位置から前
側又は後側にずれていることを特徴とする刃物受け装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3354092U JPH0588896U (ja) | 1992-05-21 | 1992-05-21 | 食品スライサの刃物受け装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3354092U JPH0588896U (ja) | 1992-05-21 | 1992-05-21 | 食品スライサの刃物受け装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0588896U true JPH0588896U (ja) | 1993-12-03 |
Family
ID=12389401
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3354092U Pending JPH0588896U (ja) | 1992-05-21 | 1992-05-21 | 食品スライサの刃物受け装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0588896U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007098551A (ja) * | 2005-10-07 | 2007-04-19 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | ナイフ受けロール及びシート切断装置並びにスリッタスコアラ |
JPWO2006103877A1 (ja) * | 2005-03-25 | 2008-09-04 | 大同工業株式会社 | 受木を備えた紙断裁装置 |
KR100971871B1 (ko) * | 2010-02-12 | 2010-07-22 | 장동식 | 강정 절단장치 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50156087A (ja) * | 1974-06-06 | 1975-12-16 | ||
JPS6334096A (ja) * | 1986-07-26 | 1988-02-13 | ニイガタプラントサ−ビス株式会社 | 冷凍肉等の切断装置 |
-
1992
- 1992-05-21 JP JP3354092U patent/JPH0588896U/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50156087A (ja) * | 1974-06-06 | 1975-12-16 | ||
JPS6334096A (ja) * | 1986-07-26 | 1988-02-13 | ニイガタプラントサ−ビス株式会社 | 冷凍肉等の切断装置 |
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