JPH0588818U - 切削研削両用工具 - Google Patents

切削研削両用工具

Info

Publication number
JPH0588818U
JPH0588818U JP032299U JP3229992U JPH0588818U JP H0588818 U JPH0588818 U JP H0588818U JP 032299 U JP032299 U JP 032299U JP 3229992 U JP3229992 U JP 3229992U JP H0588818 U JPH0588818 U JP H0588818U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
grinding
cutting
tool
dual
drill
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP032299U
Other languages
English (en)
Inventor
和寛 柳平
敏男 小林
Original Assignee
日新工機株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 日新工機株式会社 filed Critical 日新工機株式会社
Priority to JP032299U priority Critical patent/JPH0588818U/ja
Publication of JPH0588818U publication Critical patent/JPH0588818U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Drilling Tools (AREA)
  • Polishing Bodies And Polishing Tools (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 切削,研削の両加工を1つの工具,設備で可
能とする切削研削両用工具を提供すること。 【構成】 ドリルBは、その他方端側にドリル部11
と、ドリル部11から連続的に形成された研削部32
と、スパイラル状の切りくず排出溝16を有し、ドリル
部11による下穴形成の後に、研削部32が下穴の研削
を行い仕上げ穴を形成する。この時、加工部には切りく
ず排出溝16を介して潤滑油剤が注入される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、加工用工具に関し、特に、切削,研削の両加工が可能な切削研削両 用工具に関する。
【0002】
【従来の技術】
金型部品や電子部品などには高い精度が要求され、このような部品の加工にお いては、穴あけや側面削りなどの切削加工の後に、研削加工が行われている。た とえば、穴あけ加工の場合には、ドリルやエンドミルなどを用いて下穴をあける 第1の工程と、この下穴をダイヤモンドホイールなどの研削工具を用いて精度良 く仕上げる第2の工程と、の2つの工程が必要である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、穴あけ加工などに2つの工程を必要とする従来の技術では下記 の問題がある。
【0004】 2工程を必要とするので生産性が悪い。すなわち、第2の工程である研削加 工を行うには第1の工程を行った切削機械から研削機械へワーク(部品)を移さ なければならない。従って、1つの穴あけ加工に対し2度のワークセットを要し 、加工精度を確保するために機械軸に対するワークの直角や平行を狂いなくセッ トしなければならないので、非常に時間がかかり非効率的である。
【0005】 第1の工程で使用する切削機械および工具と、第2の工程で使用する研削機 械および工具と、の2種類の設備が必要となる。このために、設備費が多額とな り、また2台分の設置スペースが必要となる。
【0006】 以上の問題点に鑑みて、本考案が解決しようとする課題は、精度の良い穴あけ などに要求される切削,研削の両加工を1つの設備で可能とする切削研削両用工 具を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本考案において講じた手段は、切削部とシャンク部 とを有する切削用工具において、切削部のシャンク部側に研削部を設け、切削, 研削の両加工が可能な切削研削両用工具とすることである。
【0008】 ここで、切削研削両用工具においては、研削部の径が切削部の径に比して大き く形成されていることが好ましい。また、逆に研削部の径が切削部の径に比して 小さく形成されているものであっても良い。
【0009】 また、研削部は、その径が、切削部の側からシャンク部の側へ向けて拡大して 形成されていることが好ましい。
【0010】 ここで、研削部は、工具本体に固着された砥粒群であって、その平均粒径が切 削部の側からシャンク部の側へ向けて小さくなる平均粒径の分布を有しているこ とが好ましい。そして、このような砥粒群の固着には電着法を用いることができ る。また、研削部は、工具本体に挿嵌されメタルボンディングにより固定された 筒形環状の研削砥石とすることができる。
【0011】 そして、研削部には、切削部から所定の角度を有して連続的につなぎ形成され たスパイラル状の溝を有していることが好ましい。
【0012】
【作用】
斯かる手段を講じた本考案に係る切削研削両用工具においては、その先端部に 切削部と、切削部のシャンク部側に研削部を有するため、被削物に対し切削研削 両用工具を送り込めば、まず切削部により切削加工が行われ、しかる後に研削部 による研削加工が行われる。このように1つの切削研削両用工具をもって切削, 研削の両加工が可能であり、ワークを切削機械から研削機械へ移し変える必要が ないので生産性が高い。そして、切削加工と研削加工との間でワークと機械軸と の狂いが生じることもないため加工精度が向上する。
【0013】 ここで、切削研削両用工具は、その研削部の径が切削部の径に比して大きく形 成されている場合には、穴あけ加工における下穴に対しての研削代を少なくでき るので、仕上がり穴を精度良く形成することができる。また、研削部の径が切削 部の径に比して小さく形成されている場合には、被削物の段加工などにおいて、 切削部が切削すると共に、研削部で被削物の切削領域に隣接する領域を研削する ことができ、生産性が高い。
【0014】 また、研削部の径が、切削部の側からシャンク部の側へ向けて拡大して形成さ れている場合には、研削工程において、下穴から仕上がり穴へと除々に研削され るため、研削抵抗が研削部の局部に集中することがないので、工具寿命が長く、 また加工時間も短縮できる。
【0015】 また、研削部が工具本体に固着された砥粒群により形成されるものであり、そ の平均粒径が切削部の側からシャンク部の側へ向けて小さくなる平均粒径の分布 を有して形成されている場合には、研削工程において、切削部の側の粒径の大き な砥粒で荒取りし、シャンク部の側の粒径の小さな砥粒で仕上げるため、研削加 工の効率が良く加工時間を短縮することができる。
【0016】 そして、研削部に切削部から所定の角度を有して連続的につなぎ形成されたス パイラル状の溝を有している場合には、切削工程における切りくずを被削物の外 部に排出することが容易であり、また研削工程において、スパイラル溝を介して 研削油剤を加工部に注入することができるので、加工部の冷却など研削油剤を効 果的に用いることができる。
【0017】
【実施例】
つぎに、本考案に係る実施例につき添付図面を参照して説明する。
【0018】 〔実施例1〕 図1(a)は本考案の実施例1に係る切削研削両用工具たるドリルを示す側面 図であり、図1(b)は同ドリルの縦断面を一部拡大して模式的に示す断面図で ある。
【0019】 これらの図において、Aはドリルで、11はドリル部(切削部)、12は研削 部、17はシャンク部である。ドリルAにおいては、その先端部にドリル部11 と、このドリル部11に隣接して形成された研削部12を有している。研削部1 2は、ボデー部(工具本体)10にダイヤモンド砥粒22がニッケル24を結合 剤として固着されたものであり、その形成には電着法が用いられている。なお、 ドリルAにおいて、ダイヤモンド砥粒22の粒径はほぼ均一となっている。また 、研削部12の形成領域であるボデー部10は、その径がドリル部11の側10 aからシャンク部17の側10bへかけて階段状に除々に大きく形成されている 。そして、ドリルAのドリル部11および研削部12には30〜45°のネジレ 角度を有する切りくず排出溝16が形成されており、ドリル部11から研削部1 2へかけて連続的につなげられている。
【0020】 つぎに、このような構成のドリルAの使用態様を図2を参照して説明する。
【0021】 本例のドリルAは、切削加工と研削加工とを1つの工具で行うことを可能にし たものである。図2(a)において、被削物60の穴あけ所定位置に回転および 軸方向の送りが与えられたドリルAが当てられ、ドリル部11により被削物60 に下穴61が切削される。ここで、ドリル部11による切削加工の切りくずは、 切りくず排出溝16に沿い、その多くが被削物60の上方側より外部に排出され る。また、加工時には切りくず排出溝16を介して加工部に潤滑油剤(冷却作用 なども有する)が注入されている。そして、図2(b)において、ドリル部11 により形成された下穴61が、被削物60の上方側から研削部12による研削を 受け、仕上がり穴62へと形成される。そして、図2(c)において、研削部1 2の先端側が被削物60を貫通し、この後さらにドリルAを所定の深さまで送っ た後に、それまでの回転方向と反対の回転をドリルAに与え被削物60より戻し 、仕上がり穴62の形成を完了する。ここで、ドリルAに与えられる加工条件、 すなわち回転数および軸方向の送り量は、ドリル部11が被削物60を貫通し、 下穴61が形成された段階で回転数が速く、また送り量が小さく変更される。
【0022】 以上のように、本例のドリルAは、その先端部にドリル部11と研削部12と を備えているため、被削物60に対しドリルAを1度立てれば、切削加工に引き 続いて研削加工が行われ、精度の良い仕上がり穴62を形成することができる。
【0023】 また、研削部12がその形成領域であるボデー部10の径がドリル部11の側1 0aからシャンク部17の側10bへかけて階段状に除々に大きく形成されてい ることに伴って大きくなっているので下穴61から仕上がり穴62への研削工程 が効率良く行われる。すなわち、ドリルAの送りに伴い下穴61が徐々に研削さ れて仕上がり穴62となるため、研削部12の全領域のダイヤモンド砥粒22を 活用して仕上がり穴62を形成することになり、研削抵抗が局部に集中してダイ ヤモンド砥粒22を消耗することがないので、ドリルAの寿命が長くなる。また 、ダイヤモンド砥粒22の1粒当りの加工量(研削量)が少ないので、ドリルA の送りを速くすることができ、加工時間を短縮することができる。そして、本例 のドリルAにおいては、研削部12にドリル部11から連続的につなぎ形成され た切りくず排出溝16を有しているため、この切りくず排出溝16を通して加工 部に潤滑油剤を注入することができる。このことにより、切削工程における切り くずの生成および排除が容易になる。そして、研削工程においては、研削点での 発生熱量が非常に高くなるものであるが、上記手段により研削点に効果的に冷却 作用を有する潤滑油剤を注入して研削熱を除去することができるので、加工精度 の低下や被削物60が変形するなどの問題を解消することができる。また、研削 スピードを速めることもできるので、加工時間の短縮が可能となる。
【0024】 〔実施例2〕 図3(a)は本考案の実施例2に係る切削研削両用工具たるドリルを示す側面 図であり、図3(b)は同ドリルの縦断面を一部拡大して模式的に示す断面図で ある。なお、図3において図1に示す部分と同一部分には同一参照符号を付し、 その説明は省略する。この実施例2に係るドリルBにおいて実施例1のドリルA と異なる点は、そのダイヤモンド砥粒42の粒径に勾配を設けたことである。す なわち、ドリルBにおいては、研削部32の形成領域に当たるボデー部30の径 がドリル部11の側30aからシャンク部17の側30bへかけて階段状に除々 に大きく形成されている一方で、この領域に固着されるダイヤモンド砥粒42の 粒径がシャンク部17の側30bへ向けて除々に小さくなっている。なお、ボデ ー部30の径とダイヤモンド砥粒42の粒径とを合わせた大きさはシャンク部1 7の側30bへ向けて大きくなるように形成されている。
【0025】 このような構成のドリルBにおいては、その研削工程において、粒径の大きな ダイヤモンド砥粒42が荒取りし、除々に小さなダイヤモンド砥粒42で仕上げ て行くので、ダイヤモンド砥粒42の大きさが均一なものに比して加工効率が良 く、仕上げ面粗さも小さくできる。すなわち、粒径の大きなダイヤモンド砥粒4 2は、その研削量が多いので、同量の研削量であれば当然研削時間を短縮できる 。従って、本例のドリルBを用いることで実施例1と同様の穴加工をより短時間 に行うことができるので、生産性が良い。
【0026】 なお、実施例1および実施例2においては、ボデー部が階段状に除々に大きく 形成されているものについて説明したが、これに限らず、ボデー部がテーパ状に 大きく形成されているものであっても良い。
【0027】 〔実施例3〕 図4は、本考案の実施例3に係る切削研削両用工具たるエンドミルを示す側面 図である。本図において、Cはエンドミルで、51は刃部、52は研削部、57 はシャンク部である。
【0028】 本図において、エンドミルCは、筒形の軸体状を呈し、その一方端側の径に比 して他方端側の径が約2倍ほどの大きさに形成されている。そして、他方端側の 大径部は刃部51として形成されており、一方端側の小径部の刃部51に隣接す る部分は研削部52として形成されている。ここで、研削部52は、ボデー部5 0にダイヤモンド砥粒53が電着法により固着されたものである。なお、ダイヤ モンド砥粒53の粒径はほぼ同程度となっている。
【0029】 つぎに、このような構成のエンドミルCの使用態様について図5を参照して説 明する。図5は、エンドミルCを用いて被削物70の側面削り段加工を行うもの であり、図5(a)において、被削物70の側面部71に回転および送りが与え られたエンドミルCが当てられ、刃部51により側面部71が切削される。そし て、側面部71を所定の位置まで切削した後に、エンドミルCを段加工の所定位 置となるように、その軸方向に下降させて再び回転および送りを与える。このこ とにより、被削物70はその下方側側面のみが刃部51による切削を受ける形に なり、しかる後に図5(b)の状態となる。図5(b)において、被削物70の 下方側側面が切削されて側面部73の位置となると、上方側側面では研削部52 による研削が行われ、面粗度の大きな側面部71は面粗度の小さな側面部72に 仕上げられる。
【0030】 このように本例のエンドミルCを用いることにより、被削物70の側面削り段 加工において、側面部73の切削加工と側面部72の研削加工とを同時に行うこ とができる。ここで、被削物70が規格品である場合には、その段加工の段差寸 法をエンドミルCの刃部51の径と研削部52の径との段差に反映させることが でき、被削物70の側面削り段加工が1度で済むので生産性が高い。また、被削 物70の段差寸法とエンドミルCの段差寸法とが異なる場合であっても、少なく とも側面部73の切削加工を行いながら側面部72の研削加工ができるので、側 面部72の研削加工を改めて行う必要がないので作業効率が向上する。
【0031】 〔実施例4〕 図6は本考案の実施例4に係る切削研削両用工具たるエンドミルを示す側面図 である。なお、図6において図4に示す部分と同一部分には同一参照符号を付し 、その説明は省略する。この実施例4に係るエンドミルDにおいて実施例3のエ ンドミルCと異なる点は、その研削部54の構成である。すなわちエンドミルD において、研削部54は、電着法によるダイヤモンド砥粒の固着ではなく、研削 砥石54aである。
【0032】 このような構成のエンドミルDは、その研削部54たる研削砥石54aがボデ ー部56にメタルボンディングされ形成されている。エンドミルDの製造方法と しては、シャンク部57の側の径に比して刃部51の側の径が大きく形成されて いるボデー部56を構成するメタルに、シャンク部57の側からシャンク部57 の側の径に嵌合する内径を有して形成された円筒形環状の研削砥石54aを嵌め 込む。嵌め込まれた研削砥石54aは、刃部51の端部に当接し位置決めされる 。この状態で、ボデー部56を構成するメタルと研削砥石54aとをメタルボン ディングにより固定する。そして、刃部51に刃付けを行いエンドミルDを形成 している。ここで、必要に応じて研削部54にも潤滑油剤の注入を効果的に行う ことなどを目的に溝加工を行う。
【0033】 本例のエンドミルDにおいては、その研削部54がボデー部56にメタルボン ディングされた研削砥石54aであるため、刃部51と研削部54との段差寸法 を任意に設定することが可能である。すなわち、刃部51とボデー部56との段 差寸法に係わらず、ボデー部56に嵌め込む研削砥石54aの外形寸法によって 刃部51と研削部54との段差寸法が設定できる。従って、被削物の側面削り段 加工などを行う場合に、その段差寸法に対応した刃部51と研削部54との段差 寸法とすることが容易なため、段加工が1度で済むので効率が良い。
【0034】 なお、実施例1ないし実施例3において、その研削部は、ボデー部に固着され たダイヤモンド砥粒であったが、この他、CBN(立方晶窒化ほう素)砥粒など でも良い。そして、切削研削両用工具としては、実施例1ないし実施例4の他、 たとえばボーリングバーなどであってもよいことは勿論である。
【0035】
【考案の効果】
以上のとおり、本考案に係る切削研削両用工具においては、その先端部に切削 部と、この切削部のシャンク部側に研削部を備えることに特徴を有している。従 って、このような構成の切削研削両用工具を被削物に送り込めば、まず切削部に より切削加工が行われ、しかる後に研削部による研削加工が行われる。このよう に1つの切削研削両用工具をもって切削,研削の両加工が可能であり、ワークを 切削機械から研削機械へ移し変える必要がないので生産性が高い。そして、切削 加工と研削加工との間でワークと機械軸との狂いが生じることもないため加工精 度が向上する。勿論、工作機械本体も1台あればよく、設備費や機械の設置スペ ースなどの点からも好都合である。
【0036】 ここで、研削部の径が切削部の径に比して大きく形成されている場合には、穴 あけ加工における下穴に対しての研削代を少なくできるので、仕上がり穴を精度 良く形成することができる。また、研削部の径が切削部の径に比して小さく形成 されている場合には、被削物の段加工などにおいて、切削部が切削すると共に、 研削部で被削物の切削領域に隣接する領域を研削することができ、生産性が高い 。
【0037】 また、研削部の径が、切削部の側からシャンク部の側へ向けて拡大して形成さ れている場合には、研削工程において、下穴から仕上がり穴へと除々に研削され るため、研削抵抗が研削部の局部に集中することがないので、工具寿命が長く、 また加工時間も短縮できる。
【0038】 また、砥粒を工具本体に固着させることにより研削部を形成し、その砥粒の平 均粒径が切削部の側に固着される砥粒の平均粒径が大きく、シャンク部の側に固 着される砥粒の平均粒径が小さくなる平均粒径の分布を有する場合には、研削工 程において、切削部の側の粒径の大きな砥粒で荒取りし、シャンク部の側の粒径 の小さな砥粒で仕上げるため、研削加工の効率が良く加工時間を短縮することが できる。また、研削面の仕上がりも良い。そして、研削部が工具本体にメタルボ ンディングされた研削砥石である場合には、切削研削両用工具を容易に、また安 価に製造することができる。
【0039】 そして、研削部に切削部から所定の角度を有して連続的につなぎ形成されたス パイラル状の溝を有している場合には、切削工程における切りくずを被削物の外 部に排出することが容易である。また、研削工程においては、スパイラル溝を介 して研削油剤を効果的に研削点に注入することができるので、研削熱の除去およ び切りくずの生成,排除などができ、被削物の熱変形や加工精度の低下などの問 題を解消することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本考案の実施例1に係る切削研削両用
工具たるドリルを示す側面図、(b)は同ドリルの縦断
面を一部拡大して模式的に示す断面図である。
【図2】(a),(b)および(c)共に図1に示すド
リルの使用態様を示す断面図である。
【図3】(a)は本考案の実施例2に係る切削研削両用
工具たるドリルを示す側面図、(b)は同ドリルの縦断
面を一部拡大して模式的に示す断面図である。
【図4】本考案の実施例3に係る切削研削両用工具たる
エンドミルを示す側面図である。
【図5】(a),(b)共に図4に示すエンドミルの使
用態様を示す断面図である。
【図6】本考案の実施例4に係る切削研削両用工具たる
エンドミルを示す側面図である。
【符号の説明】
A,B・・・ドリル C,D・・・エンドミル 10,30,50,56・・・ボデー部 11・・・ドリル部 12,42,52,54・・・研削部 16・・・切りくず排出溝 17,57・・・シャンク部 22,42,53・・・ダイヤモンド砥粒 24,44・・・ニッケル 51・・・刃部 54a・・・研削砥石

Claims (8)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 切削部とシャンク部とを有する切削用工
    具において、前記切削部の前記シャンク部側には、研削
    部を有することを特徴とする切削研削両用工具。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記研削部の径が前
    記切削部の径に比して大きく形成されていることを特徴
    とする切削研削両用工具。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記研削部の径が前
    記切削部の径に比して小さく形成されていることを特徴
    とする切削研削両用工具。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項2において、前記
    研削部は、その径が、前記切削部の側から前記シャンク
    部の側へ向けて拡大して形成されていることを特徴とす
    る切削研削両用工具。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4のいずれかの項
    において、前記研削部は、工具本体に固着された砥粒群
    であって、その平均粒径が前記切削部の側から前記シャ
    ンク部の側へ向けて小さくなる平均粒径の分布を有して
    いることを特徴とする切削研削両用工具。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし請求項4のいずれかの項
    において、前記研削部は、工具本体に挿嵌されメタルボ
    ンディングにより固定された筒形環状の研削砥石である
    ことを特徴とする切削研削両用工具。
  7. 【請求項7】 請求項5において、前記砥粒は電着法に
    より固着されていることを特徴とする切削研削両用工
    具。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし請求項7のいずれかの項
    において、前記研削部には、前記切削部から所定の角度
    を有して連続的につなぎ形成されたスパイラル状の溝を
    有することを特徴とする切削研削両用工具。
JP032299U 1992-05-18 1992-05-18 切削研削両用工具 Pending JPH0588818U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP032299U JPH0588818U (ja) 1992-05-18 1992-05-18 切削研削両用工具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP032299U JPH0588818U (ja) 1992-05-18 1992-05-18 切削研削両用工具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0588818U true JPH0588818U (ja) 1993-12-03

Family

ID=12355076

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP032299U Pending JPH0588818U (ja) 1992-05-18 1992-05-18 切削研削両用工具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0588818U (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007111817A (ja) * 2005-10-19 2007-05-10 Miyanaga:Kk ダイヤモンドコアドリルおよびその被取着部材
JP2015123522A (ja) * 2013-12-25 2015-07-06 株式会社リコー 穿孔装置、画像形成システム
CN116571985A (zh) * 2023-07-14 2023-08-11 深圳市鼎合丰科技有限公司 一种igbt插件自动装夹装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5641954U (ja) * 1979-09-10 1981-04-17

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5641954U (ja) * 1979-09-10 1981-04-17

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007111817A (ja) * 2005-10-19 2007-05-10 Miyanaga:Kk ダイヤモンドコアドリルおよびその被取着部材
JP2015123522A (ja) * 2013-12-25 2015-07-06 株式会社リコー 穿孔装置、画像形成システム
CN116571985A (zh) * 2023-07-14 2023-08-11 深圳市鼎合丰科技有限公司 一种igbt插件自动装夹装置
CN116571985B (zh) * 2023-07-14 2023-09-29 深圳市鼎合丰科技有限公司 一种igbt插件自动装夹装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4679971A (en) Rotary cutting tool and process for making same
EP0917931B1 (en) Combined cutting and grinding tool
US6612786B1 (en) Cutting tool of polycrystalline hard sintered material
US6585460B1 (en) Drill having machine grindable cutting edge
US5123217A (en) Drill for use in drilling hard and brittle materials
EP1418020B1 (en) Flank superabrasive machining
JP2001300813A (ja) ボールエンドミル
JPH11291111A (ja) ダイヤモンドロータリカッタ
EP1322441B1 (en) Cutting tool and method and apparatus for making the same
JPH0373210A (ja) 高硬度切削工具及びその製造方法並びに使用方法
CN101264570A (zh) 铣槽加工后全磨麻花钻的加工方法及加工定位装置
JP2001212703A (ja) 多結晶硬質焼結体切削工具
JP4688110B2 (ja) 単結晶ダイヤモンドバイト及びその製造方法
CN218983220U (zh) 一种复合精镗刀
JPH0588818U (ja) 切削研削両用工具
JPH08155702A (ja) チップブレーカ付き切削工具及びその製造方法
JP2003175408A (ja) 多結晶硬質焼結体スローアウェイチップ
CN114919006A (zh) 一种钻头及其生产工艺
JP4428681B2 (ja) 単結晶ダイヤモンドバイト
JP2000503604A (ja) 金属を除去する機械加工方法
JPH09239613A (ja) ダイヤモンドロータリカッタ
JP2003251512A (ja) ダイヤモンド工具及びこれを用いた穿孔方法
JPH0650092Y2 (ja) 砥粒リーマ
JPS5914107Y2 (ja) 砥粒リ−マ
JP3606742B2 (ja) 台金にクリアランスを有するコアビット