JPH0588701A - 3重冗長系用同期装置 - Google Patents

3重冗長系用同期装置

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JPH0588701A
JPH0588701A JP25124891A JP25124891A JPH0588701A JP H0588701 A JPH0588701 A JP H0588701A JP 25124891 A JP25124891 A JP 25124891A JP 25124891 A JP25124891 A JP 25124891A JP H0588701 A JPH0588701 A JP H0588701A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
synchronization
reception
time
systems
point
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP25124891A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideki Naito
秀樹 内藤
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP25124891A priority Critical patent/JPH0588701A/ja
Publication of JPH0588701A publication Critical patent/JPH0588701A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 3重冗長系において系統間で精密な同期をと
ること。 【構成】 各系統の同期装置2はそれぞれ非同期に同期
処理を開始し、同期信号の送受信トライの開始時刻t0
から所定時間TW の間他の2系統からの同期信号の受信
を待ち、時刻t0 +TW 以前に他の1系統からの同期信
号の受信(第1受信)があり続いて同時刻t0 +TW
前に残る他の1系統からの同期信号の受信(第2受信)
があれば、第2受信の受信時点で同期処理を終了して終
了時点を3系統間の同期点とし、時刻t0 +TW 以前に
第1受信だけがあり第2受信がなければ、第1受信の受
信時刻t1 から所定時間TW 待って同期処理を終了して
終了時点を2系統間の同期点とし、時刻t0 +TW 以前
に第1受信も第2受信もなければ同期処理を終了して同
期がとれていないとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は3重冗長系用同期装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、制御器や計算機の高信頼化の一方
法として、一般に、冗長系を構成する手法(フォールト
トレランス)が知られている。3重冗長系では例えば、
同一機能を持つ制御器を3系統並列的に配置したシステ
ムを構成し、系統間で通信を行ってデータの交換、比較
等により、システム内部の1系統または2系統が故障し
ても、故障した系統を識別し、分離してシステム全体が
制御器としての所定の機能を保持し続けることにより、
システムの信頼度を高めている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した制御器等の従
来の3重冗長系では、各系統の制御器等がセンサ等によ
って外部からデータを、サンプリング周期程度の精度で
同期または非同期でサンプリングする場合、そのデータ
がサンプリング周期よりも短い時間で変動すると、仮に
3系統が全て正常であっても、3系統がサンプリングし
た各データ間で大きな差異が生じてしまうことがあるの
で、データの比較によって異常なセンサデータを識別し
て該当する系統を分離することが困難になる。
【0004】本発明は、上記従来技術の問題点を解消す
るため精密に同期をとることができる3重冗長系用同期
装置を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による3重冗長系
用同期装置は、3重冗長系の各本体に1個ずつ結合さ
れ、相互に同期信号の伝送線で接続された3重冗長系用
同期装置において、他の2個の同期装置に対して並列に
同時に同期信号の送受信を開始する同期信号送受信手段
と、同期信号の送受信開始時刻を記録する送受信開始時
刻記録手段と、他の2系統からの同期信号の受信時刻を
測定する受信時刻測定手段と、他の2系統いずれからの
同期信号もともに前記送受信開始時刻から所定の待ち時
間が経過する第1待ち時刻以前に受信できた場合は後の
同期信号を受信した時点で同期処理を終了してこの終了
時点を3系統間の同期点と判定し、他の2系統のうち一
方の同期信号のみを前記第1待ち時刻以前に受信できた
場合はこの受信時刻から所定の待ち時間が経過した第2
待ち時刻で同期処理を終了してこの終了時点を2系統間
の同期点と判定し、他の2系統いずれからの同期信号も
前記第1待ち時刻以前に受信できない場合は同期処理を
終了して同期がとれないと判定する同期判定手段とを具
備することを特徴とするものである。
【0006】
【作用】
(1)同期信号の送受信開始後、所定の待ち時間経過以
前に他の2系統からの同期信号を受信できた場合は3系
統間で同期がとれており、後から受信した同期信号の受
信時点で同期処理を終了し、終了時点を3系統間の同期
点とする。 (2)同期信号の送受信開始後、所定の待ち時間経過以
前に他の1系統からの同期信号のみを受信できた場合は
その系統との2系統間でのみ同期がとれており、この同
期信号の受信時点から所定時間待ってから同期処理を終
了し、終了時点を当該系統間の同期点とする。 (3)同期信号の送受信開始後、所定の待ち時間経過以
前に他の2系統からの同期信号をいずれも受信できない
場合は3系統間で同期がとれていないので、同期処理を
終了する。
【0007】
【実施例】以下、図1〜図8を参照して本発明の実施例
を説明する。
【0008】図1に3重冗長系の同期装置に関する一般
的構成を示す。図1において、3重冗長系は3個の制御
器や計算機等の本体1と、各本体1に1個ずつ結合した
同期信号を送受信するための計3個の同期装置2と、同
期装置2相互間に接続された同期信号用伝送線としての
計6本の同期ライン3とで構成してある。
【0009】各同期装置2は、図示は省略するが、それ
ぞれソフトウェアの実行により動作するか、あるいはハ
ードウェアにより構成された同期信号送受信器と、送受
信開始時刻記録器と、受信時刻測定器と、同期判定器と
を具備している。同期信号送受信器は他の2系統の各同
期装置に対して並列に同時に同期信号の送受信をトライ
する。ここで、同期信号の送信は受信相手が同期信号を
受信しないと完了せず、また受信は送信相手が送信しな
いと完了しないものとする。送受信開始時刻記録器は、
同期信号送受信のトライの開始時刻t0 を記録する。受
信時刻測定器は他の2系統からの同期信号の受信時刻を
測定する。同期判定器は、他の2系統からの同期信号を
送受信開始時刻t0 から所定の待ち時間TW が経過する
第1待ち時刻t0 +TW 以前に受信したか否かによって
同期をとる。即ち、送受信開始時刻t0 後第1待ち時刻
0 +TW 以前に他の2系統のいずれからも同期信号を
受信した場合は、後から受信した方の受信時刻で同期処
理を終了する。この場合は3系統とも正常であり、同期
処理の終了時点を3系統間の同期点とする。次に、第1
待ち時刻t0 +TW 以前には他の1系統からの同期信号
のみしか受信できなかった場合は、この受信時刻をt1
とすると、第1待ち時刻t0 +TW から第2待ち時刻t
0 +TW +(t1 −t0 )=t1 +TW まで待ったの
ち、同期処理を終了する。この場合は、同期処理の終了
時点が2系統間の同期点となり、残る他の1系統とは何
らかの故障により同期がとれていないと判定する。最後
に、第1待ち時刻t0 +TW に達しても、他の2系統い
ずれからも同期信号を受信できない場合は、同期処理を
終了する。この場合は、他の2系統いずれとも何らかの
故障で同期がとれていないと判定する。
【0010】図2〜図5により3系統が非同期状態から
同期状態に至るまでの同期装置全体としての同期処理動
作シーケンスを説明する。 (1)ステップ1:各系統の同期装置は非同期に同期処
理を開始し、並列で同時に、他の2系統に対して同期信
号5,6の送信及び受信をトライする。そして送受信開
始の現在時刻t0 を記録しておく。 (2)ステップ2:第1待ち時刻t0 +TW 以前に、他
の1系統から同期信号を受信した場合即ち第1受信8が
あった場合、その受信時刻t1 を記録しておく。そして
図3に示すように、続いて第1待ち時刻t0 +TW 以前
に、残る他の1系統から同期信号を受信した場合即ち第
2受信9があった場合は、その受信時点で同期処理シー
ケンスを終了する。この終了時点10が3系統間の同期
点となる。図中、4はサンプリング点、7は送受信開始
点、TS はサンプリング周期である。 (3)ステップ3:図4に示すように、第1待ち時刻t
0 +TW以前に第1受信8はあったが、第2受信が無い
場合、第1待ち時刻t0+TW から第2待ち時刻t0
W +(t1 −t0 )=t1 +TW まで待ち、同期処理
シーケンスを終了する。この終了時点10が2系統間の
同期点となるが、他の1系統とは同期がとれていない。 (4)ステップ4:図5に示すように、第1待ち時刻t
0 +TWに達した時、第1受信も第2受信もなかった場
合、同期処理シーケンスを終了する。この場合、他の2
系統とは同期がとれていない。 (5)このような同期処理を次々に行う。
【0011】上述したように同期信号の送受信時刻を測
定して待ち時間を発生することにより、3重冗長系の各
系統間でサンプリング周期よりも十分高い精度で精密に
同期をとることができる。各本体1はこの同期に基づい
てセンサデータ等のサンプリングを行い、データ比較等
を行う。従って、このように精密な同期をとることによ
り、センサデータ等のサンプリングに関して、サンプリ
ング周期よりも長い時間はもちろん、サンプリング周期
よりも短く且つ同期の精度よりも長い時間で変動する信
号に対しても、系統間での差が少なく比較をするのに適
した3重のサンプリングデータを得ることができる。
【0012】次に、図6〜図8を参照して本発明の具体
的な実施例を説明する。
【0013】図6に示す実施例では、3重冗長系は3個
の本体1としてそれぞれプロセッサ(P)を備え、各プ
ロセッサに同期装置2としてそれぞれシリアルインター
フェース(SIO)を結合し、シリアルインターフェー
ス相互間を同期ライン3で接続することにより、系統間
でシリアルインターフェースが同期信号の送受信を行っ
て同期をとるようにしている。
【0014】図7に示す実施例では、3重冗長系は3個
の本体1としてそれぞれプロセッサ(P)を備え、各プ
ロセッサに同期装置2としてそれぞれラッチ等を含むパ
ラレルインターフェース(PIO)を結合し、パラレル
インターフェース相互間を同期ライン3で接続すること
により、系統間でパラレルインターフェースが同期信号
の送受信を行って同期をとるようにしている。
【0015】図8に示す実施例では、3重冗長系は3個
のトランスピュータ(T)を備え、各トランスピュータ
を本体1と同期装置2としている。そしてトランスピュ
ータ相互間を同期ライン3としてリンク(L)で接続す
ることにより、系統間でトランスピュータの同期処理機
能部が同期信号の送受信を行って同期をとるようにして
いる。
【0016】
【発明の効果】本発明の同期装置によれば、3重冗長系
における系統間での精密な同期をとることができる。従
って、このように精密な同期をとることにより、センサ
データ等のサンプリングに関して、サンプリング周期よ
りも長い時間はもちろん、サンプリング周期よりも短く
且つ同期の精度よりも長い時間で変動する信号に対して
も、系統間での差が少なく比較をするのに適した3重の
サンプリングデータを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による3重冗長系の同期装置の一般的構
成を示す図。
【図2】同期装置の動作シーケンスを示す図。
【図3】3系統正常ケースの同期過程を示す図。
【図4】1系統故障ケースの同期過程を示す図。
【図5】2系統故障ケースの同期過程を示す図。
【図6】シリアルインターフェースを同期装置とした実
施例を示す図。
【図7】パラレルインターフェースを同期装置とした実
施例を示す図。
【図8】トランスピュータを本体及び同期装置とした実
施例を示す図。
【符号の説明】
1 本体 2 同期装置 3 同期ライン 4 サンプリング点 5 同期信号 6 同期信号 7 送受信開始点 8 第1受信 9 第2受信 10 同期点

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 3重冗長系の各本体に1個ずつ結合さ
    れ、相互に同期信号の伝送線で接続された3重冗長系用
    同期装置において、他の2個の同期装置に対して並列に
    同時に同期信号の送受信を開始する同期信号送受信手段
    と、同期信号の送受信開始時刻を記録する送受信開始時
    刻記録手段と、他の2系統からの同期信号の受信時刻を
    測定する受信時刻測定手段と、他の2系統いずれからの
    同期信号もともに前記送受信開始時刻から所定の待ち時
    間が経過する第1待ち時刻以前に受信できた場合は後の
    同期信号を受信した時点で同期処理を終了してこの終了
    時点を3系統間の同期点と判定し、他の2系統のうち一
    方の同期信号のみを前記第1待ち時刻以前に受信できた
    場合はこの受信時刻から所定の待ち時間が経過した第2
    待ち時刻で同期処理を終了してこの終了時点を2系統間
    の同期点と判定し、他の2系統いずれからの同期信号も
    前記第1待ち時刻以前に受信できない場合は同期処理を
    終了して同期がとれないと判定する同期判定手段とを具
    備することを特徴とする3重冗長系用同期装置。
JP25124891A 1991-09-30 1991-09-30 3重冗長系用同期装置 Withdrawn JPH0588701A (ja)

Priority Applications (1)

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JP25124891A JPH0588701A (ja) 1991-09-30 1991-09-30 3重冗長系用同期装置

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Publication Number Publication Date
JPH0588701A true JPH0588701A (ja) 1993-04-09

Family

ID=17219943

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25124891A Withdrawn JPH0588701A (ja) 1991-09-30 1991-09-30 3重冗長系用同期装置

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JP (1) JPH0588701A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008215345A (ja) * 2007-01-30 2008-09-18 Hispano Suiza 航空機エンジンの監視方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008215345A (ja) * 2007-01-30 2008-09-18 Hispano Suiza 航空機エンジンの監視方法

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19981203