JPH0588332A - 抽象柄製版システム及び印刷物 - Google Patents

抽象柄製版システム及び印刷物

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JPH0588332A
JPH0588332A JP24758491A JP24758491A JPH0588332A JP H0588332 A JPH0588332 A JP H0588332A JP 24758491 A JP24758491 A JP 24758491A JP 24758491 A JP24758491 A JP 24758491A JP H0588332 A JPH0588332 A JP H0588332A
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道夫 倉田
Toshio Motegi
敏雄 茂出木
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榮助 荒井
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    • G03F5/00Screening processes; Screens therefor
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    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
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    • B41M3/00Printing processes to produce particular kinds of printed work, e.g. patterns
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    • G03F1/00Originals for photomechanical production of textured or patterned surfaces, e.g., masks, photo-masks, reticles; Mask blanks or pellicles therefor; Containers specially adapted therefor; Preparation thereof
    • G03F1/68Preparation processes not covered by groups G03F1/20 - G03F1/50

Abstract

(57)【要約】 【目的】 柄くせの発生がない砂目柄パターンを作成す
る。 【構成】 砂目パターン発生部10は、画像サイズ、砂
粒個数、最大変位量及び砂粒形状が入力されると、まず
設定された個数の砂粒を画像サイズ内に等間隔に均等
に、且つ単位面積当たりの砂粒数が一定になるような基
本アドレスを発生し、次に各砂粒のアドレスを、基本ア
ドレスから最大変位量の範囲内でランダムに変位させ
る。そして、得られたアドレスに指定された砂粒形状の
パターンを配置して砂目パターンを作成する。その際、
砂目パターン発生部10は、アドレスが画像サイズから
はみ出した場合には、はみ出した側とは反対側に送り、
画像サイズの範囲内に位置させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、抽象柄、特に砂目柄を
有する建材印刷のための製版システム、及びその製版シ
ステムで製版した刷版を用いて印刷した印刷物に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、木材等の天然資材の不足が叫ば
れ、それに代わるものとして合板、石膏ボード等の種々
の建築素材が開発されており、その建築素材の表面を化
粧すると共に表面を保護するものとして建材印刷の果た
す役割が重要なものとなってきている。建材印刷の柄
は、一般に、木目あるいは石目等の天然物の柄を模した
木目柄と、人間の創作に係る抽象柄の2種類に大別さ
れ、抽象柄の中には幾何学模様、地紋、花柄模様、ある
いは所定の地色の用紙に多数の砂粒をばら蒔いたときに
得られる模様あるいはそれに類する模様を有する、通常
砂目柄と称される柄等が知られている。
【0003】ところで、砂目柄を有する建材の印刷を行
うについては、まず砂目のパターンを作成し、そのパタ
ーンに基づいて製版する必要があるが、その方法として
は従来次の3つの方法が採用されている。第1には、砂
粒を集め、無地の紙上等にばら蒔いて砂目のパターンを
作成してそれを写真撮影し、手作業により写真製版する
方法であり、第2には、上記第1の方法において写真撮
影して得たフィルムの画像をスキャナで読み込んで電子
製版する方法であり、そして第3には、砂目パターンを
電子的に発生させる方法であって、乱数を用いて画像メ
モリ上に所定個数の砂粒をランダムに配置させ、そのパ
ターンを電子製版する方法である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、砂目柄に限
らず抽象柄のパターンにおいては柄の偏り等によって、
校正刷りあるいは本刷りを行った段階でこれらの柄の偏
り等が強調され、その結果創作者あるいはデザイナーの
意図しない繰り返しパターン(以下、この創作者あるい
はデザイナーの意図しない繰り返しパターンを柄くせと
称す)が現れ、当該繰り返しパターンの方が本来の抽象
柄よりも目立ってしまい、大きな問題となる場合があ
り、実際、上述した3種類の方法によって砂目パターン
を作成した場合にも柄くせが生じることが確認された。
【0005】柄くせは抽象柄建材にとって致命的な欠陥
となるので、本版の印刷に至る工程の途中で柄くせの有
無を確認する作業が行われ、柄くせの発生が確認された
場合には、通常レタッチ作業と称される柄くせを除去す
る作業が行われるが、レタッチ作業を行うには非常な熟
練を要し、全て手作業で行われていたので作業負荷が大
きく、且つ時間がかかるばかりでなく、特に砂目柄につ
いては、非常に小さな二値画像であるドットの集合であ
るので、一つの柄くせを除去できたとしてもその結果新
たな柄くせが発生してしまうことが多く、完全に柄くせ
を除去することは非常に困難である。また、特に上記の
第3の方法に関しては乱数の精度が問題となり、乱数の
精度が低い場合、あるいは精度が高くてもドット数が非
常に多い場合には、繰り返しが現れ、それが柄くせとな
るものである。
【0006】本発明は、上記の課題を解決するものであ
って、柄くせが発生することのない砂目柄のパターンを
発生することができる抽象柄製版システム及び当該シス
テムで作成したパターンを用いて印刷した印刷物を提供
することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の抽象柄製版システムは、所定のメモリ空
間上に所定個数のポイントを等間隔に均等に、且つ単位
面積当たりのポイント数が一定になるように割り当て、
当該各ポイントのアドレスを所定の最大変位量の範囲内
でランダムに変位させ、その結果得られた各ポイントの
アドレスに所定のパターンを配置することにより抽象柄
パターンを発生するパターン発生手段を備えることを特
徴とし、また本発明の印刷物は、所定のメモリ空間上に
所定個数のポイントを等間隔に均等に、且つ単位面積当
たりのポイント数が一定になるように割り当て、当該各
ポイントのアドレスを所定の最大変位量の範囲内でラン
ダムに変位させ、その結果得られる各ポイントのアドレ
スに所定のパターンを配置することにより抽象柄パター
ンを作成し、当該抽象柄パターンをそのままあるいは所
定のサイズにトリミングした後に縦方向及び横方向に所
定の回数リピートして得たパターンに基づいて刷版を作
成し、当該刷版を用いて印刷してなることを特徴とす
る。
【0008】
【作用】本発明の抽象柄製版システムは、一つのドット
もしくは複数のドットの組み合わせで構成される抽象柄
パターンを作成するためのパターン発生手段を備える。
このパターン発生手段は、まず指定されたメモリ空間上
に指定された個数のポイントを等間隔に均等に、且つ単
位面積当たりのポイント数が一定になるように割り当
て、次に各ポイントのアドレスを設定された最大変位量
の範囲内でランダムに変位させて、その結果得られた各
ポイントのアドレスに指定された抽象柄パターンを配置
して抽象柄パターンを作成する。
【0009】このように本発明に係るパターン発生手段
は、まず所定の個数のポイントを柄くせの無い状態に割
り当て、その状態から各ポイントをランダムに変位させ
る、即ち最初のポイント位置を中心としてその回りに最
大変位量の範囲内で振動させて抽象柄を発生させるの
で、柄が一箇所に集中したり、ある箇所で特に疎らにな
ったりすることはなく、原理的に柄くせの無い抽象柄パ
ターンを作成することができるものである。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照しつつ実施例を説明する。
図1は本発明に係る抽象柄製版システムの一実施例の構
成を示す図であり、図中、1は制御手段、2は記憶手
段、3は記憶手段、4はカラープリンタ、5は出力スキ
ャナ、6は表示処理手段、7はカラーモニタ、8は校正
版作成部、9は本版作成部、10は砂目パターン発生部
を示す。
【0011】図1において、制御手段1は中央処理装置
(CPU)及びその周辺回路で構成され、当該抽象柄製
版システムの動作を統括して管理するものであって、校
正版作成部8、本版作成部9、砂目パターン発生部10
を備えている。なお、これら校正版作成部8、本版作成
部9、砂目パターン発生部10の動作については後述す
る。入力手段2はキーボード、ポインティングデバイス
等の入力装置で構成されている。記憶手段3は、RO
M、RAMあるいはハードディスク等を含むが、少なく
とも制御手段1のワークエリアとして、図2に示すよう
に、1画素1バイトとして4kビット×4kビット程度
のRAMを8枚備えている。
【0012】カラープリンタ4は、昇華転写型カラープ
リンタ、インクジェット型カラープリンタ等で構成さ
れ、少なくとも校正版のサイズのカラーハードコピーを
出力可能なものが使用され、より望ましくは本版サイズ
のカラーハードコピーを出力可能なものがよい。ここで
は本版サイズのカラーハードコピーが出力可能なものを
使用するものとする。出力スキャナ5はC,M,Y,K
の分色版をフィルム出力するものであり、従来のレイア
ウトスキャナに用いられている出力スキャナと同様の構
成を備えているものである。出力されたフィルムはグラ
ビア彫刻機にかけられ、グラビア版胴の作成に用いられ
る。そして、グラビア版胴はグラビア印刷機にセットさ
れて校正刷りあるいは本刷りが行われる。表示処理手段
6は、カラーモニタ7の表示制御を行うものであり、カ
ラーモニタ7の画素数に応じた容量のビデオRAMを備
えている。当該ビデオRAMには記憶手段3のワークエ
リアから表示すべき画像データが転送される。カラーモ
ニタ7はカラーCRT、望ましくは高精細度の画像を表
示できるカラーCRTを用いるのがよい。その表示画素
数については、多くの画素を表示できるものが望ましい
が、図2に示すように4k×4k画素を全て表示可能な
モニタは現時点では望めないから、その場合には図2の
11で示すようにワークエリアの一部、例えば縦方向
(Y方向)1035画素、横方向(X方向)1920画素のエリ
ア(以下、このエリアを表示エリアと称す)の画像デー
タを表示処理手段6のビデオRAMに転送し、表示する
ようにする。
【0013】次に、図1に示す抽象柄製版システムを用
いて砂目柄のパターンを作成し、それを印刷するまでの
工程について図3を参照して説明する。オペレータが入
力手段2により砂目パターンの発生のメニューを選択す
ると制御手段1はそれを検知して砂目パターン発生部1
0を起動させ、これによりカラーモニタ7には画像サイ
ズの入力を要求する画面が表示される。この画像サイズ
の入力は砂目パターンを発生させるためのワークエリア
の領域を設定するための操作であり、図2に示すワーク
エリアの全部を指定することができることは勿論である
が、ここでは最初にワークエリア内の表示エリア11で
砂目パターンを作成してそれをカラーモニタ7の画面上
またはカラープリンタ4でハードコピー出力して確認
し、それで不都合がなければ次に全ワークエリアで砂目
パターンを作成するものとする。従って、この場合には
画像サイズの入力要求に対してオペレータは縦サイズ
(SIZX)1035画素、横サイズ(SIZY)1920画素を入力す
る(ステップS1)。
【0014】画像サイズの入力を検知すると砂目パター
ン発生部10は、ワークエリアを初期化すると共に、乱
数発生器を初期化する(ステップS2)。ワークエリ
ア、乱数発生器の初期化が終了すると砂目パターン発生
部10は、横方向に配置する砂粒の個数NX ,縦方向に
配置する砂粒の個数NY 、各砂粒を横方向及び縦方向に
変位させる場合の横方向の最大変位量MAXDX ,MAXDY
及び各砂粒の位置が決定された後に当該位置に配置する
砂粒形状を指定するためのパラメータであるDOTX,DOTY
の入力を要求する。ここで、砂粒形状の入力について付
言すると次のようである。砂目パターン発生部10は砂
粒形状として例えば図4A,B,Cに示すように、1ド
ット、2ドット、4ドット等のパターンを備えており、
これらのいずれのパターンを使用するのかを指定するの
が砂粒形状の入力である。そして、この砂粒形状のパラ
メータDOTX,DOTYは一つの砂粒がDOTX(横方向画素数)
×DOTY(縦方向画素数)画素のドットの集合から構成さ
れることを示すものであり、図4Aに示す形状の場合は
DOTX=1,DOTY=1、同図Bに示す形状の場合はDOTX
2,DOTY=1、同図Cに示す形状の場合はDOTX=2,DO
TY=2である。なお、同図Bに示す形状の場合は、その
パターンはDOTX=2,DOTY=2の形状を有しているが、
この形状にはDOTX=2,DOTY=1を割り当てて同図Cに
示す形状と区別することにしているものである。また、
最大変位量MAXDX ,MAXDY の設定は画素数あるいはアド
レスで指定することができる。なお、砂粒形状のドット
のサイズは固定でもよいが、縦横サイズを任意に設定で
きるようになされていてもよい。
【0015】さて、砂粒個数、最大変位量及び砂粒形状
の入力(ステップS3)を検知すると、砂目パターン発
生部10は、下記の(1),(2)式により横方向ピッ
チPITX、縦方向ピッチPITYを求め、更に(3),(4)
式により(i,j)番目の砂粒の基本アドレス(Xb
b )を発生する(ステップS4)。 PITX=SIZX/NX …(1) PITY=SIZY/NY …(2) Xb=PITX*i−PITX/2*(j%2) …(3) Yb=PITY*j …(4) ここで、*は乗算を示し、j%2はjを2で整除したと
きの余りを意味する。
【0016】このようにして発生される基本アドレスの
例を図5に示す。図5において各黒丸「・」は砂粒のア
ドレスを示し、NX=8,NY=16であり、PITYはPITX
1/2となされており、X方向のアドレスは1行毎にPI
TX/2だけずらされている。図5に示すようにPITY=PI
TX/2とすること、1行毎にX方向のアドレスをPITX
2だけずらすことは必須要件ではないが、基本アドレス
の発生の際には、各砂粒を等間隔に均等に配置すること
が重要であり、これによって単位面積当たりの砂粒の個
数が一定になるアドレスを発生することができる。これ
が基本アドレスであり、基本アドレスの段階では柄くせ
は生じていないものである。なお、図5において、原点
Oのアドレスは(1,1)、点Pのアドレスは(1,SI
ZY)、点Qのアドレスは(SIZX,SIZY)、点Rのアドレ
スは(SIZX,1)である。
【0017】基本アドレスの発生の処理を終了すると砂
目パターン発生部10は、下記の(5),(6)式によ
り、各砂粒の基本アドレスを変位させるための変位アド
レス(DX ,DY )を発生させる処理を実行する(ステ
ップS5)。 DX=MAXDX*(RND−0.5) …(5) DY=MAXDY*(RND−0.5) …(6) ここで、RND は0以上、1以下の一様な乱数を発生させ
る関数であり、その値はRND をコールする度に変わるも
のである。
【0018】基本アドレスを付与した全ての砂粒に対し
て変位アドレスを発生すると、砂目パターン発生部10
は、次に、指定された砂粒形状の各画素のアドレスを下
記の(7),(8)式により算出する。即ち、指定され
た砂粒形状がDOTX×DOTY画素のドットの集合であると
き、当該砂粒形状の中の(k,l)(但し、1≦k≦DO
TX,1≦l≦DOTY)番目のドットのアドレスは次の式に
より算出する。 X(k,l)=Xb+DX+k−1 …(7) Y(k,l)=Yb+DY+l−1 …(8) これによって、図4A,B,Cに示す砂粒形状の左上の
ドット(k=1,l=1)のアドレスは基本アドレスに
変位アドレスを加算したものとなる。
【0019】砂目パターン発生部10は以上のようにし
て各画素のアドレスを算出すると、次にはみ出し修正の
処理を行う(ステップS7)。これは次のようである。
いま理解を容易にするために図4Aに示す砂粒形状を使
用するものとすると、図6のP1 で示すように基本アド
レスでは画像サイズの範囲内に配置されていた画素が変
位アドレスが加算された結果P2 で示すように設定され
た画像サイズの範囲からはみ出す場合がある。このよう
な場合、画像サイズの範囲外となる画素を無視するよう
にすることはできるが、本実施例では図6のP2′ で示
すように、はみ出した側とは反対側に送り、画像サイズ
の範囲内に位置するようにアドレスを修正する。図6で
はX方向にはみ出した場合を例にあげたがY方向にはみ
出した場合にも同様であり、これはアドレスは画像サイ
ズの横方向及び縦方向のそれぞれに一方の端部から他方
の端部に連続してカウントしていることに外ならず、こ
れによってエンドレスな砂目柄を作成することができる
ものである。
【0020】従って、砂目パターン発生部10は、ステ
ップS6の結果得られる各画素のアドレスX(k,l)
及びY(k,l)が設定された画像サイズの範囲内にあ
るか否かを検出し、画像サイズをはみ出している場合に
は次の式に基づいてそのアドレスを修正する。
【0021】X(k,l)<1の場合、即ち横方向の
アドレスが図5の画像サイズの左側にはみ出している場
合には下記の修正アドレスを発生する。 X(k,l)′=X(k,l)+SIZX …(9) X(k,l)>SIZXの場合、即ち横方向のアドレスが
図5の画像サイズの右側にはみ出している場合には下記
の修正アドレスを発生する。 X(k,l)′=X(k,l)−SIZX …(10) Y(k,l)<1の場合、即ち縦方向のアドレスが図
5の画像サイズの上側にはみ出している場合には下記の
修正アドレスを発生する。 Y(k,l)′=Y(k,l)+SIZY …(11) Y(k,l)>SIZYの場合、即ち縦方向のアドレスが
図5の画像サイズの下側にはみ出している場合には下記
の修正アドレスを発生する。 Y(k,l)′=Y(k,l)−SIZY …(12) 以上のようにして全ての画素のアドレスを算出すると、
砂目パターン発生部10は砂粒形状を構成する各ドット
を表示エリア11の算出したアドレス位置にFFH (H
は16進数を示す)の値を書き込む(ステップS8)。
表示エリア11に書き込まれたパターンは表示処理手段
6のビデオRAMに転送され、これによってカラーモニ
タ7には作成された砂目パターンが表示される。
【0022】カラーモニタ7により観察した結果、これ
でよければ校正刷前の簡易校正を受ける(ステップS1
0′)。砂目柄パターンの簡易校正を行う場合には、表
示エリア11のサイズでは小さいので、画像サイズをワ
ークエリアの全体、例えば縦3720画素、横3720画素と
し、同一条件という指定により、縦横の砂粒個数は前回
の砂目柄と同じ密度になるように変更されステップS4
〜S8以下の処理を行なわせ、カラープリンタ4でハー
ドコピー出力を行う。ワークエリアで作成したパターン
をそのままハードコピー出力すると、画素密度が8画素
/mmの場合には 456mm× 456mmの大きさの簡易校
正を行うことができる。また、ワークエリアに書き込ま
れているパターンを縦横それぞれに所定の回数、例えば
3回リピートしてカラープリンタ4でハードコピー出力
すれば、本版と同サイズで簡易校正が行え、柄くせの確
認が容易になる。
【0023】簡易校正の結果それでよければ校正版作成
部8により、得られたパターンをそのままあるいは適宜
トリミングして出力スキャナ5からフィルム出力し、当
該フィルムを用いてグラビア校正版を作成し、校正機に
より校正刷りを行う(ステップS10)。校正の結果、
発注先の所望の砂目柄が作成されていない場合には、ス
テップS2に戻って記憶手段3のワークエリア及び乱数
発生器を初期化して再度砂目パターンの作成を行うが、
校正の結果満足すべきものである場合には、本版作成部
9により、ワークエリアに書き込まれているパターンを
縦横それぞれに所定回数、例えば3回リピートして出力
スキャナ5からフィルム出力し、当該フィルムを用いて
グラビア本版を作成し、本版校正刷りを行う(ステップ
S11′)。本版校正の結果、柄くせ等の問題がなけれ
ば、同グラビア本版を本機であるグラビア輪転機にセッ
トし、本刷りを行う(ステップS11)。
【0024】以上は図3のステップS9で終了とし、一
つの砂目柄を作成する場合であるが、ステップS9から
ステップS3に戻り、砂粒個数、最大変位量、砂粒形状
を変更して再度ステップS4〜S7の処理を行なわせ、
ステップS8において先に書き込んだパターンの上に今
回作成した砂目パターンを上書きすることによって、複
数の砂目パターンを重ねることも可能である。
【0025】以上、本発明の一実施例について説明した
が、本発明は上記実施例に限定されるものではなく種々
の変形が可能である。例えば、上記実施例では砂粒形状
はドットの組み合わせで構成されるものとしたが、ドッ
ト以外の任意の形状のパターンでもよいものであり、二
値画像でなく中間調を有するものであってもよい。ま
た、上記実施例では制御手段1は校正版作成部及び本版
作成部を備えるものとしたが、本抽象柄製版システムで
作成した砂目柄のパターンのデータをフロッピーディス
クあるいは磁気テープ等の適当な記録媒体に記録し、そ
のデータに基づいて本抽象柄製版システムとは別体とな
された適宜の装置で校正版や刷版を作成してもよいもの
である。更に、上記実施例では、まずワークエリア内の
表示エリアにおいて砂目柄パターンを作成するように説
明したが、最初からワークエリア全体で砂目柄パターン
を作成し、カラーモニタの画面をスクロールさせて当該
ワークエリアで作成した砂目柄パターンを観察できるよ
うにすることも可能である。
【0026】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、原理的に柄くせが発生することのない砂目柄
パターンを作成することができる。従って、従来のよう
に柄くせを除去する作業あるいは作成したパターンを編
集する作業は不要となり、直接刷版するだけでよいので
作業負荷を大幅に軽減することができる。また、本発明
で使用する乱数は、各ポイントのアドレスを基本アドレ
スから変位させるために使用するだけであるので、その
精度は高精度であることを要しないものである。更に、
各画素のアドレスを基本アドレスから変位させたときに
所定の画像エリアからはみ出す場合には、そのはみ出し
た画素のアドレスをはみ出した側とは反対側に送るの
で、エンドレスな抽象柄を作成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の構成を示す図である。
【図2】 ワークメモリの構造例を示す図である。
【図3】 砂目柄のパターン作成から印刷までの工程を
説明するための図である。
【図4】 砂目形状の例を示す図である。
【図5】 基本アドレスを説明するための図である。
【図6】 画素のはみ出し修正を説明するための図であ
る。
【符号の説明】
1…制御手段、2…記憶手段、3…記憶手段、4…カラ
ープリンタ、5…出力スキャナ、6…表示処理手段、7
…カラーモニタ、8…校正版作成部、9…本版作成部、
10…砂目パターン発生部、11…表示エリア。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定のメモリ空間上に所定個数のポイン
    トを等間隔に均等に、且つ単位面積当たりのポイント数
    が一定になるように割り当て、当該各ポイントのアドレ
    スを所定の最大変位量の範囲内でランダムに変位させ、
    その結果得られた各ポイントのアドレスに所定のパター
    ンを配置することにより抽象柄パターンを発生するパタ
    ーン発生手段を備えることを特徴とする抽象柄製版シス
    テム。
  2. 【請求項2】 前記パターン発生手段は、各ポイントの
    アドレスを所定の最大変位量の範囲内でランダムに変位
    させるに際して、変位の結果得られたポイントのアドレ
    スが前記所定のメモリ空間の範囲外となる場合には、当
    該ポイントのアドレスを前記メモリ空間のはみ出た方向
    とは反対側に送ることを特徴とする請求項1記載の抽象
    柄製版システム。
  3. 【請求項3】 前記所定のパターンは一つのドットもし
    くは複数のドットの組み合わせで構成されるパターンで
    あることを特徴とする請求項1または2記載の抽象柄製
    版システム。
  4. 【請求項4】 所定のメモリ空間上に所定個数のポイン
    トを等間隔に均等に、且つ単位面積当たりのポイント数
    が一定になるように割り当て、当該各ポイントのアドレ
    スを所定の最大変位量の範囲内でランダムに変位させ、
    その結果得られる各ポイントのアドレスに所定のパター
    ンを配置することにより抽象柄パターンを作成し、当該
    抽象柄パターンをそのままあるいは所定のサイズにトリ
    ミングした後に縦方向及び横方向に所定の回数リピート
    して得たパターンに基づいて刷版を作成し、当該刷版を
    用いて印刷してなることを特徴とする印刷物。
  5. 【請求項5】 各ポイントのアドレスを所定の最大変位
    量の範囲内でランダムに変位させるに際して、変位の結
    果得られたポイントのアドレスが前記所定のメモリ空間
    の範囲外となる場合には、当該ポイントのアドレスを前
    記メモリ空間のはみ出た方向とは反対側に送ることを特
    徴とする請求項4記載の印刷物。
  6. 【請求項6】 前記印刷はグラビア印刷であることを特
    徴とする請求項4または5記載の印刷物。
  7. 【請求項7】 前記所定のパターンは一つのドットもし
    くは複数のドットの組み合わせで構成されるパターンで
    あることを特徴とする請求項4,5または6記載の印刷
    物。
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