JPH0587949A - 指針式時計の時刻修正機構 - Google Patents

指針式時計の時刻修正機構

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JPH0587949A
JPH0587949A JP27188391A JP27188391A JPH0587949A JP H0587949 A JPH0587949 A JP H0587949A JP 27188391 A JP27188391 A JP 27188391A JP 27188391 A JP27188391 A JP 27188391A JP H0587949 A JPH0587949 A JP H0587949A
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JP
Japan
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wheel
winding stem
drive
stem
elastic arm
Prior art date
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Pending
Application number
JP27188391A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiyuki Suzuki
俊幸 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
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Publication of JPH0587949A publication Critical patent/JPH0587949A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 指針式時計の時刻修正機構において、少ない
部品点数で、組立作業が容易にでき、しかも微妙な高い
精度が要求されず、無理な巻真の引出し操作がなく、円
滑に巻真を引出し操作して良好に針合わせができるよう
にする。 【構成】 巻真1とツヅミ車20の間にツヅミ駆動車1
5を介在させることにより、巻真1の押し込み状態で巻
真1の大径部6とツヅミ駆動車15の係合凸部19とを
非係合状態にして、弾性腕部17の駆動爪18とツヅミ
車20の内歯23とを非係合状態させ、ツヅミ駆動車1
5に対してツヅミ車20を空回りするようにし、また巻
真1を引出した際に巻真1の大径部6がツヅミ駆動車1
5の係合凸部19に係合し、弾性腕部17を弾性変形さ
せて弾性腕部17の駆動爪18をツヅミ車20の内歯2
3に係合させ、巻真1の回転をツヅミ駆動車15を介し
てツヅミ車20に伝達して日ノ裏車21を回転させるよ
うにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は指針式時計の時刻修正
機構に関する。
【0002】
【従来の技術】指針式腕時計の時刻修正機構は、巻真の
引出し操作に伴ってオシドリやカンヌキなどの部材を介
してツヅミ車を巻真の軸方向に沿って移動させ、このツ
ヅミ車のクラウン歯を日ノ裏車や小鉄車などの修正車に
噛み合わせ、この状態で巻真を回転させると、その回転
がツヅミ車を介して修正車に伝達され、これにより針合
わせを行うことができるようになっている。このような
時刻修正機構では、巻真の引出し操作に応じてツヅミ車
を移動させるために、オシドリやカンヌキ、さらにこれ
らを押えるための押えバネなどの部品が必要となり、部
品点数が多く、組立作業が煩雑になるという欠点があっ
た。
【0003】このような欠点を解消するために、従来で
は、ツヅミ車を常時修正車に噛み合わせておき、巻真を
引出した際に巻真の大径部をツヅミ車の嵌合孔に嵌合さ
せ、これらの嵌合による摩擦力で巻真の回転を修正車に
伝達して針合わせをする構造のもの、あるいは巻真に角
形の嵌合部を形成するとともに、ツヅミ車に巻真の嵌合
部が挿脱自在に嵌合する角形の嵌合孔を形成し、巻真の
引出し操作に伴って巻真の嵌合部がツヅミ車の嵌合孔に
嵌合したときに、巻真の回転がツヅミ車を介して修正車
を回転させて針合わせをする構造のものなどがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
構造のものでは、巻真の大径部とツヅミ車の嵌合孔との
嵌合による摩擦力で巻真の回転を修正車に伝達している
ため、針合わせのときに、二番車がスリップせず、しか
も巻真の大径部とツヅミ車との間でスリップしないよう
に巻真の大径部とツヅミ車の嵌合孔とを嵌合させなけれ
ばならないため、微妙な高い精度が要求され、極めて製
作が面倒であるという問題がある。また、後者の構造で
は、巻真の嵌合部とツヅミ車の嵌合孔とが角形で、しか
も両者が相互に挿脱自在に嵌合する構造であるから、巻
真の嵌合部とツヅミ車の嵌合孔とが相互に嵌合し合う位
置でない状態であるときに、無理に巻真を引出すと、巻
真もしくはツヅミ車を破損することがあるという問題が
ある。この発明は、上述した事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは少ない部品点数で、組立作
業が容易にでき、しかも微妙な高い精度が要求されず、
無理な巻真の引出し操作がなく、円滑に巻真を引出し操
作して良好に針合わせをすることのできる指針式時計の
時刻修正機構を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記のよう
な目的を達成するために、引出し操作可能に設けられて
先端側に角部が形成されているとともにこの角部の後方
側に大径部が形成された巻真と、この巻真の引出し位置
および押し込み位置において巻真の角部がスライド可能
に係合する角孔部が形成されているとともに、外周部に
駆動爪、内周部に係合凸部を有する弾性腕部が形成され
たツヅミ駆動車と、このツヅミ駆動車の外周部に遊嵌さ
れて先端周縁部に修正車に噛み合う外歯が形成されてい
るとともに後端側内周部にツヅミ駆動車の駆動爪が係脱
可能に係合する内歯が形成されたツヅミ車とを具備した
ことを特徴とする。
【0006】
【作用】この発明によれば、巻真が押し込み位置にある
ときには、巻真の大径部とツヅミ駆動車の係合凸部とが
非係合状態にあり、これに伴って弾性腕部の駆動爪とツ
ヅミ車の内歯とが非係合状態となり、この状態で巻真を
回転させると、ツヅミ駆動車は回転するが、ツヅミ車は
回転せず、ツヅミ駆動車に対してツヅミ車が空回りし、
また巻真を引出した際には、巻真の大径部がツヅミ駆動
車の係合凸部に係合して弾性腕部を弾性変形させ、これ
に伴って弾性腕部の駆動爪がツヅミ車の内歯に係合し、
この状態で巻真を回転させると、この回転がツヅミ駆動
車を介してツヅミ車に伝達されて修正車を回転させる。
【0007】
【実施例】以下、図1〜図4を参照して、この発明の一
実施例を説明する。図1および図2において、1は巻真
である。この巻真1は、腕時計ケース2内に設けられた
合成樹脂製の地板3中にスライド可能に設けられ、その
後端側(図1(A)および図2(B)において右端側)
が腕時計ケース2の挿通孔4を通して外部に突出してい
る。すなわち、巻真1はほぼ丸棒状に形成されており、
その先端側(同図において左側)には四角い棒状の角部
5が形成され、この角部5の後方側近傍には両端がテー
パ状に形成された大径部6が形成され、さらに大径部6
から後方に離れた個所にはストッパ部7およびクリック
部8が形成されている。そして、巻真1の先端部9は巻
真1の押し込み位置および引出し位置において地板3の
ガイド孔10内にスライド自在に挿入されている。角部
5および大径部6は地板3の空間部11内に移動可能に
配置されている。ストッパ部7は地板3の収納孔12内
に移動可能に配置されている。さらに、クリック部8は
巻真1が押し込まれた状態で図1(A)に示すように地
板3の収納孔12内に位置し、引出された際に図2
(A)に示すように腕時計ケース2の挿通孔4内に移動
するようになっている。
【0008】巻真1の角部5の外周には、ほぼ円柱状の
ツヅミ駆動車15が相対的にスライド自在でかつ回転可
能に設けられている。すなわち、ツヅミ駆動車15はそ
の両端部が地板3の空間部11の内壁に接触して巻真1
の軸方向へ移動しないように配置されている。このツヅ
ミ駆動車15の中心部には図3(A)に示すように巻真
1の角部5がスライド可能に嵌入する角孔16が形成さ
れており、後端面の上下部には図3(B)および図3
(C)に示すように一対の弾性腕部17が後方に突出し
て形成されている。これら一対の弾性腕部17の間には
図1(A)に示すように巻真1の大径部6が移動可能に
配置されている。また、一対の弾性腕部17の後端外周
部には山形状の駆動爪18がそれぞれ外周方向へ突出し
て設けられており、その後端内周部には逆台形状の係合
凸部19がそれぞれ内側に突出して設けられている。こ
れら係合凸部19は巻真1が引出された際に図2(A)
に示すように巻真1の大径部6の外周に乗り上げて弾性
腕部17をそれぞれ外側に向けて押し広げるように弾性
変形させる。
【0009】ツヅミ駆動車15の外周にはほぼ円筒状の
ツヅミ車20が回転可能に遊嵌されている。このツヅミ
車20の先端側周縁には地板3に回転自在に設けられた
日ノ裏車21に常時噛み合うクラウン歯(外歯)22が
形成されており、後端側内周縁にはツヅミ駆動車15の
駆動爪18が係脱自在に噛み合う内歯23が設けられて
いる。内歯23は駆動爪18が円滑に噛み合うように逆
山形状に形成されている。
【0010】なお、地板3上には回路基板25およびク
リックレバー26が設けられている。クリックレバー2
6は板バネ状に形成されており、その一端が地板3と腕
時計ケース2の間に折り曲げられて配置され、その下端
部に巻真1のクリック部8が挿通する孔27が形成され
ている。このクリックレバー26は、巻真1が押し込ま
れた状態のときに図1(A)に示すように孔27がクリ
ック部8の後端に位置し、巻真1が引出されるときに図
2(A)に示すようにクリックレバー26全体が弾性変
形してクリック部8が孔27内を挿通してクリック部8
の先端面側に位置し、かつストッパ部7に当接して巻真
1の引出し方向への移動を阻止する。
【0011】つぎに、このように構成された時刻修正機
構の動作について説明する。まず、巻真1が押し込まれ
た通常の状態では、図1(A)および図1(B)に示す
ように、巻真1の角部5がツヅミ駆動車15の角孔16
内に位置し、巻真1の大径部6がツヅミ駆動車15の弾
性腕部17間に位置しているので、巻真1の大径部6と
ツヅミ駆動車15の係合凸部19とが非係合状態にあ
る。このため、弾性腕部17の駆動爪18とツヅミ車2
0の内歯23とが噛み合わずに非係合状態となる。この
ような状態では、巻真1を回転させると、巻真1と共に
ツヅミ駆動車15は回転するが、ツヅミ車20は回転せ
ず、ツヅミ駆動車15に対してツヅミ車20が空回りす
る。したがって、この状態では、巻真1をいくら回転さ
せても、日ノ裏車21は回転しないので、針合わせをす
ることができない。
【0012】また、針合わせをするときには、巻真1を
引出する。このときには、まず、巻真1の引出し操作に
伴って、巻真1のクリック部8がクリックレバー26の
下端部の孔27の縁を押し下げながら移動し、図2
(A)および図2(B)に示すように孔27の縁がクリ
ック部8を乗り越えてクリック部8が孔27を挿通する
ときに、巻真1にクリック感が付与された後、クリック
レバー26の孔27の縁が巻真1のストッパ部7に当接
して巻真1の移動が停止される。このようにして、巻真
1が引出されると、巻真1の角部5がツヅミ駆動車15
の角孔16内から完全に抜け出さずに、角部5の一部が
角孔16内に位置した状態で、巻真1の大径部6がツヅ
ミ駆動車15の係合凸部19に到達し、この係合凸部1
9が巻真1の大径部6に乗り上げるので、弾性腕部17
が押し広げられるように弾性変形する。このように弾性
腕部17が弾性変形すると、弾性腕部17の駆動爪18
がツヅミ車20の内歯23に噛み合うことになる。この
ときには、駆動爪18が山形状に形成され、且つ内歯2
3が逆山形状に形成されているので、仮に駆動爪18と
内歯23の先端が互いに当接しても左右のいずれかに滑
り込むため、滑らかに駆動爪18を内歯23に噛み合わ
せることができる。このような状態で巻真1を回転させ
ると、この回転と共にツヅミ駆動車15が回転し、この
回転が駆動爪18と内歯23との噛み合いによりツヅミ
車20に伝達され、このツヅミ車20の回転がクラウン
歯22に常時噛み合っている日ノ裏車21に伝達される
ので、針合わせを良好に行うことができる。
【0013】なお、上述した実施例では、ツヅミ車20
のクラウン歯22を日ノ裏車21に常時噛み合わせた
が、これに限らず、日ノ裏車21に噛み合う小鉄車にツ
ヅミ車20のクラウン歯22を噛み合わせるようにして
もよい。また、この発明は、上述したような指針式腕時
計に限らず、置き時計などの他の指針式時計にも広く適
用することができる。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、巻真とツヅミ車の間にツヅミ駆動車を介在させるこ
とにより、巻真の押し込み状態で巻真の大径部とツヅミ
駆動車の係合凸部とを非係合状態にして、弾性腕部の駆
動爪とツヅミ車の内歯とを非係合状態させ、ツヅミ駆動
車に対してツヅミ車を空回りするようにし、また巻真を
引出した際に巻真の大径部がツヅミ駆動車の係合凸部に
係合し、弾性腕部を弾性変形させて弾性腕部の駆動爪を
ツヅミ車の内歯に係合させ、巻真の回転をツヅミ駆動車
を介してツヅミ車に伝達して修正車を回転させるように
したので、少ない部品点数で、組立作業が容易にでき、
しかも微妙な高い精度が要求されず、無理な巻真の引出
し操作がなく、円滑に巻真を引出し操作して良好に針合
わせをすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示し、(A)は巻真を押
し込んだ状態での要部断面図、(B)はそのA−A断面
図。
【図2】(A)は図1の巻真を引出した状態での要部断
面図、(B)はそのB−B断面図。
【図3】ツヅミ駆動車を示し、(A)は左側面図、
(B)は半断面図、(C)は右側面図。
【図4】ツヅミ車を示し、(A)は左側面図、(B)は
半断面図、(C)は右側面図。
【符号の説明】
1 巻真 5 角部 6 大径部 15 ツヅミ駆動車 16 角孔 17 弾性腕部 18 駆動爪 19 係合凸部 20 ツヅミ車 21 日ノ裏車 22 クラウン歯 23 内歯

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 引出し操作可能に設けられ、先端側に角
    部が形成されているとともに、この角部の後方側に大径
    部が形成された巻真と、 前記巻真の引出し位置および押し込み位置において前記
    巻真の角部がスライド可能に係合する角孔部が形成され
    ているとともに、外周部に駆動爪、内周部に係合凸部を
    有する弾性腕部が形成されたツヅミ駆動車と、 前記ツヅミ駆動車の外周部に遊嵌され、先端周縁部に修
    正車に噛み合う外歯が形成されているとともに、後端側
    内周部に前記ツヅミ駆動車の駆動爪が係脱可能に係合す
    る内歯が形成されたツヅミ車とを具備し、 前記巻真が押し込み位置にあるときには、前記巻真の大
    径部と前記ツヅミ駆動車の係合凸部とが非係合状態にあ
    り、これに伴って前記弾性腕部の駆動爪と前記ツヅミ車
    の内歯とが非係合状態となり、この状態で前記巻真を回
    転させると、前記ツヅミ駆動車に対して前記ツヅミ車が
    空回りし、 前記巻真を引出した際には、前記巻真の大径部が前記ツ
    ヅミ駆動車の係合凸部に係合して前記弾性腕部を弾性変
    形させ、これに伴って前記弾性腕部の駆動爪が前記ツヅ
    ミ車の内歯に係合し、この状態で前記巻真を回転させる
    と、この回転が前記ツヅミ駆動車を介して前記ツヅミ車
    に伝達されて前記修正車を回転させることを特徴とする
    指針式時計の時刻修正機構。
JP27188391A 1991-09-25 1991-09-25 指針式時計の時刻修正機構 Pending JPH0587949A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6580152B2 (en) 2001-08-21 2003-06-17 Oki Electric Industry Co., Ltd. Semiconductor with plural side faces
US6646325B2 (en) 2001-08-21 2003-11-11 Oki Electric Industry Co, Ltd. Semiconductor device having a step-like section on the back side of the substrate, and method for manufacturing the same

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6580152B2 (en) 2001-08-21 2003-06-17 Oki Electric Industry Co., Ltd. Semiconductor with plural side faces
US6646325B2 (en) 2001-08-21 2003-11-11 Oki Electric Industry Co, Ltd. Semiconductor device having a step-like section on the back side of the substrate, and method for manufacturing the same
US6885109B2 (en) 2001-08-21 2005-04-26 Oki Electric Industry Co., Ltd. Semiconductor device having a step-like section on the back side of the substrate, and method for manufacturing the same

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