JPH0587931U - ボビン - Google Patents

ボビン

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JPH0587931U
JPH0587931U JP2623892U JP2623892U JPH0587931U JP H0587931 U JPH0587931 U JP H0587931U JP 2623892 U JP2623892 U JP 2623892U JP 2623892 U JP2623892 U JP 2623892U JP H0587931 U JPH0587931 U JP H0587931U
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JP
Japan
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bobbin
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bobbin main
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Pending
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JP2623892U
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Inventor
浩行 迫
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 多種類の仕様に適合したボビンを実現するこ
と。 【構成】 望遠鏡状に伸縮可能な筒状のボビン本体を構
成し、そのボビン本体の両端部に外向きフランジを固定
する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、たとえばトランスなどに用いられるボビンに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から蛍光灯を点灯する装置は、銅鉄安定器を含む。銅鉄安定器とは、鉄心 コアに巻線を巻回したトランスである。鉄心コアに直接に巻線を巻回することは 困難であるので、巻線をボビンに巻回し、その巻線されたボビンに鉄心コアを挿 入してトランスを構成している。
【0003】 典型的な先行技術は図10に示されている。各筒状のボビン本体1の長手方向 両端部に外向きフランジ2,3が一体的に形成され、そのボビン本体1の巻線窓 4にコイル素線が巻回される。このような図8に示される従来からのボビンは、 定格電圧が低い蛍光灯の点灯装置において、商用交流入力電圧で始動点灯が可能 であり、単一のチョークを構成し、巻線窓4は1つである。
【0004】 定格電圧が高い蛍光灯の点灯のためには、商用交流入力電圧を昇圧した電圧が 始動点灯のために必要となり、そのために、たとえば実開昭58−20527で は図11に示されるように、2つのボビン本体5,6にフランジ7,8;9,1 0が固定されて形成され、一方のボビン本体5には1次巻線を巻回し、他方のボ ビン本体6には2次巻線を巻回して構成される。フランジ8,9は対向して配置 される。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
このような図10および図11に示される各先行技術では、ボビン本体1,5 ,6に巻回される最大巻回数は、素線の太さによって決定されることになる。し たがって入力電圧が同一であって蛍光灯負荷が1灯、2灯、また出力が40W、 110Wに変わったり、商用交流入力電圧の周波数が50Hz、60Hzに変わ ったり、その商用交流入力電圧が100V、200V、その他の電圧となったと き、ボビン本体1,5,6に新たな隔壁であるフランジを備えたボビンを設計し て製造しなければならない。なお、図11の先行技術では、1次巻線と2次巻線 とが個別に巻回された後でトランスを構成する必要があり、このような図9の先 行技術においても上述と同様に、仕様に応じて、各種のボビンを作らなければな らないという問題があるけれども、図10の先行技術に比べて、その種類の数を 減らすことはできる。
【0006】 また図11の先行技術において安定器を小形で美しい外観構造とするには、ボ ビン本体5,6に巻回された1次および2次巻線の外形をほぼ等しくする必要が ある。そのためには、種々の蛍光灯負荷、電源電圧、電源周波数などに応じて多 種類のボビンを作って準備する必要がある。そのようにすると、安定器の製造時 における管理費の増大、金型投資の増大などの結果をもたらし、また自動化、多 品種対応の製造が困難になってくる。
【0007】 本考案の目的は、1つのボビンで多種類の仕様に適合することができるように したボビンを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案は、複数の長手支持部材を組合せて伸縮可能な筒状のボビン本体を構成 し、 ボビン本体の両端部となる支持部材に外向きフランジが固定されることを特徴 とするボビンである。
【0009】 また本考案は、筒状のボビン本体の両端部に外向きフランジが固定され、さら にボビン本体の長手方向に沿って外向きフランジを移動可能に設けることを特徴 とするボビンである。
【0010】
【作用】 本考案に従えば、長手支持部材を、複数、たとえば一対、組合せて、たとえば 望遠鏡状に伸縮可能とし、筒状のボビン本体を構成し、このボビン本体の両端部 となる支持部材には外向きフランジを固定してボビンを構成する。これによって ボビン本体の長さが変化可能であり、したがって多種類の仕様に応じた安定器な どのトランスを実現することができる。
【0011】 また本考案に従えば、筒状のボビン本体の両端部には外向きフランジをが固定 されており、それだけでなくさらに、ボビン本体の長手方向に沿って移動可能な 外向きフランジを設け、これによって、たとえば1次巻線と2次巻線との比など を変化することができ、多種類の仕様に適応したボビンを実現することができる 。
【0012】
【実施例】
図1は本考案の一実施例の斜視図であり、図2はその実施例の水平断面図であ る。たとえば蛍光灯を点灯する装置における銅鉄安定器において、一対の筒状の 支持部材12,13が組合わされて望遠鏡状に伸縮可能とされ、筒状のボビン本 体14が構成される。そのボビン本体14の両端部となる支持部材12,13に は、外向きフランジ15,16が固定される。支持部材12と外向きフランジ1 5とは金型を用いて合成樹脂の射出成形などによって構成され、支持部材13と 外向きフランジ16もまた同様である。フランジ15,16には端子取付部17 ,18が形成される。ボビン本体14には、素線が巻回され、その素線に接続さ れる端子は、取付部17,18に固定される。
【0013】 このような図1および図2に示される構成によれば、ボビン本体14の長さL 1を変更可能であるので、単一のボビンによって、多種類の異なる要求仕様にこ たえることができ、異なる線径の素線を用いて多種類の巻数の安定器を実現し、 その要求仕様に適合した外形寸法になるように製造することができる。
【0014】 図3は、本考案の他の実施例の断面図である。この実施例は前述の実施例に類 似し、対応する部分には同一の参照符を付す。この実施例では、各筒状の長手支 持部材19,20が用いられ、これらの支持部材19,20には、外向きフラン ジ21,22が形成され、前述と同様に合成樹脂材料から成る。こうして支持部 材12,13,19,20が望遠鏡状に伸縮可能に構成される。支持部材19, 20はさらに多数設けられていてもよく、またフランジ21,22は設けられて いなくてもよい。
【0015】 図4は、本考案の他の実施例の斜視図である。この実施例は、前述の図1およ び図2に示される実施例に類似し、対応する部分には同一の参照符を付す。この 実施例では、外向きフランジ23が支持部材12に一体的に固定されて形成され る。ボビン本体14の外向きフランジ15,23間の1次側窓には1次巻線が巻 回される。外向きフランジ15,23間における支持部材13,12aは、2次 側窓を構成し、2次巻線が巻回される。支持部材12aは、支持部材12、外向 きフランジ15,23とともに一体的に形成される。
【0016】 図5は本考案のさらに他の実施例の斜視図であり、図6はその図5に示される 実施例の断面図である。この実施例は図1および図2に示される実施例に類似し 、対応する部分には同一の参照符を付す。注目すべきはこの実施例では、フラン ジ24は支持部材12に関連して設けられており、このフランジ24の短筒部2 5内に支持部材12が挿通される。こうして外向きフランジ24は支持部材12 ,13の長手方向(図6の左右方向)に移動可能である。したがって1次側窓の 長さL2と2次側窓の長さL3とを、希望する仕様に選択することが可能である 。
【0017】 図7は本考案のさらに他の実施例の斜視図であり、図8はその図7に示される 実施例の軸直角断面図である。この実施例では平行に間隔をあけて延びる複数の 長手支持部材27は外向きフランジ28に一体的に固定されて形成される。また 複数の長手支持部材29は外向きフランジ30と一体的に固定されて形成される 。支持部材27,29は、周方向に交互に配置されており、これによって伸縮可 能な筒状のボビン本体31が構成される。このような構成によれば、ボビン本体 31内の空間32に挿通される鉄心コアと、ボビン本体31上に巻回される巻線 との間隔をそのボビン本体31の長手方向(図7の左右方向、図8の紙面に垂直 方向)にわたって一様とすることができるという利点がある。
【0018】 図9は、本考案のさらに他の実施例の斜視図である。この実施例では、角筒状 のボビン本体33の両端部に外向きフランジ34,35が固定されて形成されて おり、さらにボビン本体33の長手方向(図9の左右方向)に沿ってもう1つの 外向きフランジ36が移動可能に設けられる。こうして1次巻線が巻回される1 次側窓37と、2次巻線が巻回される2次側窓38との各長さを変化し、各種の 仕様に適合することが可能となる。図9の実施例において、外向きフランジ36 は、複数、設けられていてもよい。
【0019】 上述の各実施例における各ボビン本体内には、たとえばI形の鉄心コアが挿通 され、そのI形鉄心コアの両端部にC形の鉄心コアが連結されるようにし、こう してトランスを構成することができる。
【0020】 前述の図4の実施例において、筒状の支持部材13は、外向きフランジ23の 厚み(図4の左右方向)の範囲においてのみ移動可能とするようにしてもよい。
【0021】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、筒状のボビン本体は、複数の長手支持部材を組 合わせて伸縮可能とし、そのボビン本体の両端部となる支持部材には外向きフラ ンジを固定したので、各種の仕様に応じたトランスなどを、少ない種類のボビン で実現することが可能になる。
【0022】 また本考案によれば、ボビン本体の長手方向に沿って外向きフランジが移動可 能とされ、したがってたとえば1次巻線と2次巻線との比を容易に変化すること ができ、このことによってもまた、多種類の仕様に応じたトランスなどを少ない 種類のボビンで実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の斜視図である。
【図2】図1に示される実施例の断面図である。
【図3】本考案の他の実施例の断面図である。
【図4】本考案の他の実施例の斜視図である。
【図5】本考案のさらに他の実施例の斜視図である。
【図6】図5に示される実施例の断面図である。
【図7】本考案の他の実施例の斜視図である。
【図8】図7に示される実施例の軸直角断面図である。
【図9】本考案のさらに他の実施例の斜視図である。
【図10】先行技術の斜視図である。
【図11】他の先行技術の斜視図である。
【符号の説明】
12,13 支持部材 14 ボビン本体 15,16 外向きフランジ 19,20 支持部材 21,22 外向きフランジ 23 外向きフランジ 24 外向きフランジ 27,29 支持部材 28,30 外向きフランジ 31 ボビン本体 36 外向きフランジ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の長手支持部材を組合せて伸縮可能
    な筒状のボビン本体を構成し、 ボビン本体の両端部となる支持部材に外向きフランジが
    固定されることを特徴とするボビン。
  2. 【請求項2】 筒状のボビン本体の両端部に外向きフラ
    ンジが固定され、さらにボビン本体の長手方向に沿って
    外向きフランジを移動可能に設けることを特徴とするボ
    ビン。
JP2623892U 1992-04-22 1992-04-22 ボビン Pending JPH0587931U (ja)

Priority Applications (1)

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JP2623892U JPH0587931U (ja) 1992-04-22 1992-04-22 ボビン

Applications Claiming Priority (1)

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JP2623892U JPH0587931U (ja) 1992-04-22 1992-04-22 ボビン

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JPH0587931U true JPH0587931U (ja) 1993-11-26

Family

ID=12187739

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JP2623892U Pending JPH0587931U (ja) 1992-04-22 1992-04-22 ボビン

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JP (1) JPH0587931U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015079934A (ja) * 2013-10-14 2015-04-23 エルエス産電株式会社Lsis Co.,Ltd. 磁性素子

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015079934A (ja) * 2013-10-14 2015-04-23 エルエス産電株式会社Lsis Co.,Ltd. 磁性素子

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