JPH0587784U - コイルボビンのコイルエンド支持構造 - Google Patents

コイルボビンのコイルエンド支持構造

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JPH0587784U
JPH0587784U JP3383492U JP3383492U JPH0587784U JP H0587784 U JPH0587784 U JP H0587784U JP 3383492 U JP3383492 U JP 3383492U JP 3383492 U JP3383492 U JP 3383492U JP H0587784 U JPH0587784 U JP H0587784U
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JP
Japan
Prior art keywords
coil
coil end
winding
bobbin
groove
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Pending
Application number
JP3383492U
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English (en)
Inventor
道夫 岡田
宏志 酒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsuba Corp
Original Assignee
Mitsuba Corp
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Filing date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コイルボビンに於いて、振動などによるコイ
ルエンドの移動を防止し得ると共に巻き線作業性を良く
する。 【構成】 コイルボビン4の外向フランジ部4aに、そ
の外周端から中央部に向けて切り込んだコイルエンド支
持溝13を形成する。支持溝13は、外向フランジ部4
aの外周端から中央部に向けてかつコイルの巻回方向と
は逆に向けて斜めに切り込まれた直線状部分13aと、
その最中央部寄りにて円弧状に反転して外周端側に若干
切り込まれたJ字状部分13bと、そのJ字状部分13
bに切設部を介して接続された円筒状支持部12aとか
らなる。円筒状支持部12aに保持されたコイルエンド
6aは、J字状部分13bにより、コイルの巻き線方向
である周方向及び半径方向外向きに対する移動が抑止さ
れる。支持溝13の途中に狭幅部を設けることなく抜け
止めでき、巻き線時の作業性も良い。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、コイルボビンのコイルエンド支持構造に関し、特に、マグネットス イッチの励磁コイルに適するコイルボビンのコイルエンド支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車のエンジン用スタータには、エンジンのリングギアを駆動するた めのピニオンギアを電磁スイッチのプランジャの往復運動によりシフトさせて、 ピニオンギアを選択的にリングギアに噛み合わせるようにしたものがある。この 種の電磁スイッチには、軸線方向両端部に外向フランジ部を有するコイルボビン にエナメル導線を巻装してなる円筒コイルが形成されている。そのコイルエンド をコイルボビンから外方に引き出すためには、例えば外向フランジ部のその外周 端から中央部に向けて切り込まれた溝を介して引き出すことが考えられる。
【0003】 コイルエンドを上記溝を介して引き出した場合には、コイルエンドを溝により 保持することになるが、振動によりコイルエンドの保持が緩む虞があり、その場 合には、溝内をコイルエンドが移動することが考えられる。すると、鉄心などに コイルエンドが摺接して、そのエナメル被覆が削られて、絶縁不良を起こすこと が考えられる。また、移動し易いと、巻き線時の作業性が悪いという問題もある 。
【0004】 上記コイルエンドの保持の緩みよる移動防止には、例えば実公昭56−310 06号公報に開示されているように、外向フランジ部の外周端から切り込まれた 溝の幅よりも狭められた開口を有する支持溝を形成して、その支持溝内にコイル エンドを支持することにより可能である。しかしながら、支持溝の開口が狭めら れていることから、コイルエンドの挿入時の作業性が悪いという問題がある。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】 このような従来技術の問題点に鑑み、本考案の主な目的は、振動などによるコ イルエンドの移動を防止し得ると共に巻き線作業性の良い改良されたコイルボビ ンのコイルエンド支持構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
このような目的は、本考案によれば、コイルを胴体部外周に巻装されかつ該胴 体部の軸線方向端部に形成された外向フランジ部を備えるコイルボビンに於いて 、前記外向フランジ部にその外周端から切り込まれて形成されたコイルエンド支 持溝によりコイルエンドを支持するようにしてなるコイルボビンのコイルエンド 支持構造であって、前記コイルエンド支持溝の底部に、該支持溝の切り込み方向 を逆行して前記コイルエンドが抜け出ることを阻止するためのJ字状部分が設け られていることを特徴とするコイルボビンのコイルエンド支持構造を提供するこ とにより達成される。
【0007】
【作用】
このようにすれば、コイルエンド支持溝のJ字状部分によりコイルエンドを保 持することができるため、その支持溝内をコイルエンドが移動するためには、J 字状部分を迂回するようにして移動することになり、抜け出ることができず、支 持溝の途中を狭めることなくコイルエンドの移動を防止できるため、挿入抵抗を 受けることなくコイルエンドを溝の最深部に向けて挿入することができる。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の好適実施例を添付の図面を参照して詳しく説明する。
【0009】 図1は、本考案が適用された図示されない自動車用スタータに用いられる電磁 スイッチ1のコイル部の要部破断部分側面図である。この電磁スイッチ1は、ス タータのピニオンギアをエンジンのリングギアに選択的に噛み合わせるべく、コ イルの励磁・非励磁に応じて往復運動するようにされたプランジャ2により、レ バーを介してピニオンギアをシフトさせると共に、噛み合い時にスタータモータ にバッテリの電流を流すためのものである。
【0010】 図1に於いて、固定鉄心3に同軸的に嵌合された合成樹脂製のコイルボビン4 に巻装された巻き線によりコイルが形成されているが、このコイルは、比較的太 径の導体を内周側に巻回してなる吸引コイル5と、比較的細径の導体を外周側に 巻回してなる保持コイル6とからなる。なお、固定鉄心3は、電磁スイッチ1の ケーシングの一部をなす筒状ヨーク7とスイッチ部を覆うエンドカバー8との間 に挟持されている。
【0011】 本電磁スイッチ1では、コイルが励磁されると、固定鉄心3側にプランジャ2 が磁気的に吸引され、上記したようにシフトされたピニオンギアがリングギアに 噛み合う。同時に、固定鉄心3に同軸的にガイドされたロッド9がプランジャ2 に押されて、ロッド7に一体的に設けられている可動接点体10が、エンドカバ ー6側に固設されている固定接点体11に接触し、スタータモータにバッテリ電 流が流れるようになる。
【0012】 ところで、コイルボビン4は、筒状の胴体部4aと、胴体部4aの軸線方向両 端部に形成された外向フランジ部4bとからなり、胴体部4aの外周面と両外向 フランジ部4bとによる凹状断面の空間部にコイルを巻装されている。エンドカ バー8側の外向フランジ部4bには、エンドカバー8側に向けて軸線に沿って突 出する3つの円筒状支持部12a〜12cが一体的に形成されている。そして、 コイルを構成する吸引コイル5及び保持コイル6の各コイルエンド5a・6aが 、各円筒状支持部12a〜12cを介して引き出されて図示されない各端子に接 続されている。
【0013】 上記各円筒状支持部12a〜12cは、互いに同一形状をなしており、図1の 矢印II線方向から見た拡大矢視図である図2を参照して、以下に、円筒状支持部 12aを代表して示し、他のものについての説明を省略する。円筒状支持部12 aは、上記したように外向フランジ部4bの外端面に突出するように設けられて 円筒状をなし、かつその周壁の一部を軸線方向に沿って切設されている。
【0014】 外向フランジ部4aには、その外周端から円筒状支持部12aに至るまで切り 込まれたコイルエンド支持溝13が形成されている。コイルエンド支持溝13は 、外向フランジ部4aの外周端から中央部に向けてかつ図2の矢印Aに示される コイル5・6の巻回方向とは逆に向けて斜めに概ね直線状に切り込まれた直線状 部分13aと、その最中央部寄りにて円弧状に反転して外周端側に若干切り込ま れたJ字状部分13bと、そのJ字状部分13bに上記切設部を介して接続され た上記円筒状支持部12aとからなる。従って、円筒状支持部12aは、コイル エンド支持溝13の底部に設けられたJ字状部分13bの最深部に設けられてお り、J字状部分13bの最深部は、直線部分13aの切り込み方向に対して逆行 する向きに切り込まれていることになり、コイルの巻き線方向である周方向及び 半径方向外向きに対するコイルエンド6aの移動が抑止される。
【0015】 このようにして、コイルボビン4に巻回されたコイル6のコイルエンド6aが 円筒状支持部12aにより保持される。そして、その保持状態にあっては、円筒 状支持部12a即ちコイルエンド支持溝13のJ字状部分13bの最深部からコ イルエンド6aが抜け出るには、一旦、コイルの半径方向内側に向けて移動した 後UターンするようにしてJ字状部分13aを移動しなければならず、振動など により切り込み方向に対して逆行する向きに自然に抜け出ることは極めて困難で あり、抜け出ることにより固定鉄心3の対応する溝の内壁に摺接して絶縁不良を 起こすことがない。
【0016】
【考案の効果】
このように本考案によれば、支持溝のJ字状部分によりコイルエンドを保持す ることから、コイルエンドが、J字状部分の円弧部を迂回して移動して抜け出る ことを防止できると共に、溝の途中を狭めたりする必要がなく、巻き線作業時の コイルエンドの溝内への挿入作業も容易に行うことができるなど、その効果は極 めて大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案が適用された電磁スイッチのコイル部の
要部破断部分側面図。
【図2】図1の矢印II線方向から見た拡大矢視図。
【符号の説明】
1 電磁スイッチ 2 プランジャ 3 固定鉄心 4 コイルボビン 4a 胴体部 4b 外向フランジ部 5 吸引コイル 5a コイルエンド 6 保持コイル 6a コイルエンド 7 ヨーク 8 エンドカバー 9 ロッド 10 可動接点体 11 固定接点体 12a〜12c 円筒状支持部 13 コイルエンド支持溝 13a 直線状部分 13b J字状部分

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】コイルを胴体部外周に巻装されかつ該胴体
    部の軸線方向端部に形成された外向フランジ部を備える
    コイルボビンに於いて、前記外向フランジ部にその外周
    端から切り込まれて形成されたコイルエンド支持溝によ
    りコイルエンドを支持するようにしてなるコイルボビン
    のコイルエンド支持構造であって、 前記コイルエンド支持溝の底部に、該支持溝の切り込み
    方向を逆行して前記コイルエンドが抜け出ることを阻止
    するためのJ字状部分が設けられていることを特徴とす
    るコイルボビンのコイルエンド支持構造。
JP3383492U 1992-04-22 1992-04-22 コイルボビンのコイルエンド支持構造 Pending JPH0587784U (ja)

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JP3383492U JPH0587784U (ja) 1992-04-22 1992-04-22 コイルボビンのコイルエンド支持構造

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JP3383492U JPH0587784U (ja) 1992-04-22 1992-04-22 コイルボビンのコイルエンド支持構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0587784U true JPH0587784U (ja) 1993-11-26

Family

ID=12397523

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JP3383492U Pending JPH0587784U (ja) 1992-04-22 1992-04-22 コイルボビンのコイルエンド支持構造

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019102518A1 (ja) * 2017-11-21 2019-05-31 三菱電機株式会社 スタータ用電磁スイッチ装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019102518A1 (ja) * 2017-11-21 2019-05-31 三菱電機株式会社 スタータ用電磁スイッチ装置
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