JPH0587435B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0587435B2
JPH0587435B2 JP3251887A JP3251887A JPH0587435B2 JP H0587435 B2 JPH0587435 B2 JP H0587435B2 JP 3251887 A JP3251887 A JP 3251887A JP 3251887 A JP3251887 A JP 3251887A JP H0587435 B2 JPH0587435 B2 JP H0587435B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
starter motor
reverse
switch
starter
internal combustion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP3251887A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63203493A (ja
Inventor
Atsuro Oota
Yoshiaki Hirozawa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP3251887A priority Critical patent/JPS63203493A/ja
Priority to US07/146,061 priority patent/US4827148A/en
Publication of JPS63203493A publication Critical patent/JPS63203493A/ja
Publication of JPH0587435B2 publication Critical patent/JPH0587435B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、スタータモータの回転時、その駆動
力を常時ワンウエイクラツチを介してクランク軸
に伝達する内燃機関を搭載した車両において、該
スタータモータの駆動力にて該内燃機関を始動さ
せることができるとともに必要に応じて前記スタ
ータモータの駆動力にて車両を後退動せしめる車
両用後退装置に関するものである。
従来技術 この種の車両用後退装置は、特願昭61−241777
号、特開昭63−97482号として本出願人より昭和
61年10月11日に特許出願された。
この特願昭61−241777号特開昭63−97482号の
車両用後退装置においては、始動時に、スタータ
モータより後車軸への後退動力伝達系中のクラツ
チを遮断した状態にて、スタータモータを回転さ
せ、その駆動力をワンウエイクラツチを介してク
ランク軸に伝達し、内燃機関を始動させていた。
また後退時には、内燃機関より後車軸への走行
動力伝達系を遮断して内燃機関を停止させた状態
で、スタータモータを始動時と同じ方向へ回転さ
せ、その駆動力を後退動力伝達系を介して後車軸
に伝達し、走行状態と逆方向に後車軸を回転さ
せ、車両を後退させていた。
発明が解決しようとする問題点 前記した従来の車輌後退装置では、内燃機関を
停止した状態において、後退時においても、スタ
ータモータでクランク軸を回転動するようになつ
ているため、車輌の後退用動力のみならず内燃機
関回転用動力が必要となつてスタータモータの負
荷が増大し、スタータモータの定格およびバツテ
リ容量が大巾に増加してコストならびに重量の増
大が避けられなかつた。
またこのスタータモータの負荷を軽減するため
に、後退動力伝達系のクラツチの外に、スタータ
モータからクランク軸への始動系中にクラツチを
介装すると、構造が複雑化して、これまたコスト
および重量が増加してしまう。
問題点を解決するための手段および作用効果 本発明は、このような難点を克服した車両用後
退装置の改良に係り、スタータモータの回転時、
その駆動力を常時ワンウエイクラツチを介してク
ランク軸に伝達する内燃機関を搭載した車輌にお
いて、該スタータモータの駆動力にて該内燃機関
を始動させることができるとともに必要に応じて
前記スタータモータの始動方向と同方向に回転す
る駆動力にて車両を後退動せしめる車両用後退装
置であつて、前記内燃機関が運転状態である場合
に内燃機関運転状態検出信号を発信する内燃機関
運転状態検出手段と、前記内燃機関から車輪へ動
力を接続遮断自在に接続する動力伝達系の遮断状
態を検出する動力伝達遮断検出を発信する動力伝
達遮断検出手段と、前記内燃機関運転状態検出手
段ならびに動力伝達遮断検出手段の検出信号を受
信した場合に前記スタータモータから車輪への後
退方向動力伝達を可能ならしめる制御手段とを具
備したことを特徴とするものである。
本発明は前記したように構成されているため、
前記内燃機関を運転状態に設定しかつ内燃機関か
ら車輪への動力伝達系を遮断状態に設定すれば、
前記内燃機関運転状態検出手段および動力伝達遮
断検出手段からの検出手段からの検出信号により
前記制御手段が動作し、前記スタータモータから
車輪への後退方向動力伝達が可能となり、該スタ
ータモータが回転すると、該スタータモータの駆
動力が車輪へ伝達されて、車両は後退することが
できる。
このように内燃機関が運転している状態でスタ
ータモータの駆動力で車両を後退させている場
合、内燃機関のクランク軸の回転速度は、スター
タモータからワンウエイクラツチを介してクラン
ク軸へ伝達される駆動力によるクランク軸の回転
速度を上回つているため、クランク軸からワンウ
エイクラツチを介してスタータモータへの動力伝
達は遮断され、内燃機関の動力による車輪への後
退駆動が阻止され、スタータモータによる後退動
制御が可能となる。
また本発明においては、スタータモータとクラ
ンク軸とをワンウエイクラツチを介して接続し、
かつクランク軸と車輪との動力伝達系が遮断状態
においてのみ、スタータモータの駆動力で車輪を
後退方向へ駆動させることができるようになつて
いるため、後退時において、内燃機関を回転させ
る負荷が前記スタータモータには加わらず、車両
を後退させる負荷のみがスタータモータに加わつ
て、スタータモータの負荷が小さくなり、スター
タモータの小型化が可能となるとともにバツテリ
容量が小さくなる。
さらに本発明では、スタータモータからクラン
ク軸への始動系中にワンウエイクラツチだけ介装
し、その他のクラツチを介装する必要がなくな
り、またスタータモータを内燃機関始動時および
車両後退時のいずれの場合にも同一方向に回転さ
せることによつてスタータモータの正逆転制御回
路を設ける必要がなくなり、しかもスタータモー
タおよびバツテリの小型化が可能となるため、大
巾なコストダウンと車体軽量化を図ることができ
る。
さらにまた本発明においては、スタータモータ
とクランク軸とはワンウエイクラツチを介して接
続されていても、スタータモータによるクランク
軸の始動回転速度よりも高いクランク軸回転速度
で内燃機関は運転していて、この状態でスタータ
モータからクランク軸への動力の伝達が遮断され
ているため、バツテリの無駄な放電が避けられ
る。
実施例 以下本発明を自動二輪車に適用した第1図ない
し第11図に図示の一実施例について説明する。
まず第1図および第2図により本発明の動力伝
達系統の概略について説明する。
大型自動二輪車1に搭載される多気筒エンジン
2のクランク軸3は、クラツチ4、多段歯車変速
機5を介して出力軸7に接続され、この出力軸7
はシヤフト、ギヤ、スプロケツト、チエン等によ
りなる動力伝達系8を介して後車輪9に接続され
ており、多気筒エンジン2が運転状態となり、ク
ラツチ4が接続状態で、変速操作機構6により多
段歯車変速機5が中立以外の状態に操作された場
合においては、多気筒エンジン2の動力が後車輪
9に伝達されて前進しうるようになつている。
また多気筒エンジン2のクランク軸3と平行に
設置されたセルスタータモータ10は、減速ギヤ
11、ギヤ13およびワンウエイクラツチ14を
介してクランク軸3に接続されており、セルスタ
ータモータ10が回転すると、クランク軸3は常
にセルスタータモータ10と同一方向へ回転駆動
されるようになつている。
さらにセルスタータモータ10は減速ギヤ12
および後退クラツチ15を介して出力軸7に嵌脱
自在に接続され、後退クラツチ15の切換操作機
構16はロストモーシヨン機構を内蔵しており、
切換操作機構16はリンク、ワイヤ等よりなる後
退操作伝達系17を介して後退レバー18に連結
されるとともにリンク機構19を介して中立検出
片19aに連結されており、変速操作機構6を操
作して多段歯車変速機5を第1図に図示するよう
に中立状態に設定した状態において大型自動二輪
車1を後退させようとて後退レバー18を上方へ
引上げると、切換操作機構16が後退側へ切換え
られ、この動きがリンク機構19を介してその中
立検出片19aに伝えられ、変速操作機構6のシ
フトドラム6aの切欠き6bに中立検出片19が
嵌合できて、切換操作機構16はその後退切換位
置に移動でき、後退クラツチ15が出力軸7に接
続されて、第3図に図示されるように出力軸7は
多気筒エンジン2による前進方向とは逆の後退方
向へ回転駆動されるようになつている。
この後退レバー18の上方への後退切換操作を
行う場合に、多段歯車変速機5が中立状態でない
状態(第2図参照)では、リンク機構19の中立
検出片19aが変速操作機構6のシフトドラム6
aの切欠き6bに嵌合できないため、切換操作機
構16はその後退切換位置には移動することがで
きず、後退クラツチ15は出力軸7に接続される
ことがなく、多気筒エンジン2のクランク軸3に
よる出力軸7への前進方向回転と逆方向に回転す
るセルスタータモータ10による後退クラツチ1
5の後退方向回転駆動力が出力軸7に伝達される
ことが未然に阻止される。
さらにまたセルスタータモータ10は後退時に
おいて、電子制御装置20によりその回転・停止
がオン・オフ制御されるとともに回転速度も制御
されるようになつている。
しかして電子制御装置20は、セルスタータモ
ータ10の動作を制御する第1スタータマグネテ
イツクリレー21と、始動用第2スタータマグネ
テイツクリレー22と、後退状態でセルスタータ
モータ10への給電電流を制御するパワートラン
ジスターユニツト23と、後退状態でセルスター
タモータ10への給電電流を抑制する抵抗25,
26よりなる給電電流制御回路24と、始動操作
時に切換えられるスタータスイツチ27と、後退
レバー18を後退位置に操作した時に切換えられ
るリバースレバースイツチ28と、多段歯車変速
機5が中立に操作されかつ前記後退レバー18が
後退位置に操作された場合にオフされ、その他の
場合にはオンされるリバーススイツチ29と、第
1スタータマグネテイツクリレー21をオンさせ
るリバースリレー30と、第1スタータマグネテ
イツクリレー21がオンされた後、第1スタータ
マグネテイツクリレー21のコイル21bに自己
保持に必要な電流を供給するスタータマグネテイ
ツクコイントローラ31と、後退状態でセルスタ
ータモータ10が所定回転数を越えた場合にセル
スタータモータ10の両電極間を短絡するスピー
ドリミツターリレー32と、クラツチ4が遮断状
態の場合にオンするクラツチスイツチ33と、多
段歯車変速機5が中立に操作された場合にオンす
るニユートラルスイツチ34と、図示されないサ
イドスタンドが跳上げられた場合にオンするサイ
ドスタンドスイツチ35と、多気筒エンジン2が
回転状態になつた場合にオフするオイルプレツシ
ヤスイツチ36と、これらを制御する電子制御ユ
ニツト37とを具備している。
そしてオイルプレツシヤスイツチ36が特許請
求の範囲の内燃機関運転状態検出手段を構成し、
またリンク機構19の中立検出片19aおよび変
速操作機構6の切欠き6bとクラツチスイツチ3
3およびニユートラルスイツチ34とで特許請求
の範囲の動力伝達遮断検出手段を構成している。
しかもスタータスイツチ27は常時オンのb接
点27aと常時オフのa接点27bとよりなり、
これら両接点は同時に連動して切換えられるよう
になつている。
またバツテリ+端子38とデツテリアース端子
39と結ぶエンジン始動配線40に第1スタータ
マグネテイツクリレー21のa接点21aとセル
スタータモータ10と第2スタータマグネテイツ
クリレー22のa接点22aとが直列に介装され
ている。
さらに第2スタータマグネテイツクリレー22
のa接点22aに対して並列に接続された後退配
線41に給電電流抑制回路24の抵抗25とパワ
ートランジスターユニツト23とが直列に介装さ
れ、抵抗25とパワートランジスターユニツト2
3に対して並列に接続されたリーク配線42に抵
抗26が介装され、セルスタータモータ10の正
端子とバツテリアース端子39とを接続する制動
配線43にスピードリミツターリレー32のa接
点32aとヒユーズ44が直列に介装されてい
る。
さらにまたスタータスイツチ27のa接点27
bとバツテリアース端子39とを接続する線にリ
バースリレー30のコイル30bとダイオード4
5とリバーススイツチ29とが直列に介装され、
かつスタータスイツチ27のa接点27bとバツ
テリアース端子39とを接続する線に第1スター
タマグネテイツクリレー21のコイル21bとリ
バースリレー30のa接点30aとクラツチスイ
ツチ33とが直列に介装されている。
しかもセルスタータモータ10の+側端子10
aとリバーススイツチ29とを接続する線にダイ
オード46と第2スタータマグネテイツクリレー
22のコイル22bとが直列に介装されている。
また後退レバー18を非後退位置に操作した状
態でバツテリ+端子38にオンされるリバースレ
バースイツチ28の接点28aとバツテリアース
端子39とにニユートラル表示ランプ47とニユ
ートラルスイツチ34とが直列に接続され、後退
レバー18を後退位置に操作した状態でバツテリ
+端子38にオンされるリバースレバースイツチ
28の接点28bは電子制御ユニツト37の端子
37−1に接続されている。
したがつてリバースレバースイツチ28が非後
退位置(接点28a側へ接続される位置)への操
作があると、電子制御ユニツト37への電源が断
たれプログラムの実行は停止される。
さらに電子制御ユニツト37の端子37−2は
サイドスタンドスイツチ35を介してバツテリア
ース端子39に接続され、電子制御ユニツト37
の端子37−3は、オイルプレツシヤ表示ランプ
48を介してバツテリ+端子38に接続されると
ともに、オイルプレツシヤスイツチ36を介して
バツテリアース端子39に接続されている。
さらにまた電子制御ユニツト37の端子37−
4,37−5はセルスタータモータ10の+端子
10aと−側端子10bとに接続されており、セ
ルスタータモータ10に加えられた電圧が検出さ
れるようになつている。
また電子制御ユニツト37の端子37−6は、
パワートランジスターユニツト23の印加電圧検
出用端子であり、電子制御ユニツト37の端子3
7−7は、スタータスイツチ27の切換操作を検
出する端子である。
さらに電子制御ユニツト37の端子37−8
は、後退動作においてもデイマースイツチ49を
介してハイビームリレー50のコイル50bまた
はロービームリレー51のコイル51bに電流を
供給するための出力端子であり、ハイビームリレ
ー50のコイル50bまたはロービームリレー5
1のコイル51bが通電されると、ハイビームリ
レー50のa接点50aまたはロービームリレー
51のa接点51aがオンされて、ハイビームラ
イト52またはロービームライト53が点灯され
るようになつている。
なおリレー50、51はスタータスイツチ27
のb接点27aを介して通電されるようになつて
おり、スタータスイツチ27がオフ状態でハイビ
ームライト52とロービームライト53のいずれ
かが点灯するようになつている。
すなわちシグニンツシヨンスイツチを入れる
と、試験的にハイビームライト52とロービーム
ライト53のいずれかが点灯し、スタータスイツ
チ27をオンすると、消灯して、点灯による電力
が消費されずにスタータモータを駆動するように
している。
さらにまた電子制御ユニツト37の端子37−
9はパワートランジスターユニツト23の出力を
制御する出力端子であり、電子制御ユニツト37
の端子37−10はスピードリミツターリレー3
2オンオフ制御するための出力端子であつてスピ
ードリミツタリレー32のコイル32bに接続さ
れており、コイル32bが通電されると、スピー
ドリミツターリレー32のa接点32aがオンさ
れるようになつている。
しかも電子制御ユニツト37の端子37−11
は、リバーススイツチ29がオフ状態であつても
リバースリレー30をオンさせて第1スタータマ
グネテイツクリレー21をオンさせるための出力
端子であり、電子制御ユニツト37の端子37−
12は第1スタータマグネテイツクリレー21が
オンしてから所定時間経過後にスタータマグネテ
イツクコントローラ31を動作させて第1スター
タマグネテイツクリレー21を自己保持しうる程
度の電流を第1スタータマグネテイツクリレー2
1のコイル21bに電流を供給させるための出力
端子であり、電子制御ユニツト37の端子37−
13は後退状態において後退表示ランプ54を点
灯させてこれを表示させるための出力端子であ
る。
次に電子制御ユニツト37について説明する。
電子制御ユニツト37は、電子制御ユニツト3
7の端子37−1に接続されてCPU59に5Vの
定電圧の電力を供給する定電圧電源回路55と、
電子制御ユニツト37の端子37−2,37−3
に接続されてCPU59の入力ポートにデイジタ
ル入力を加えるデイジタル入力回路56と、電子
制御ユニツト37の端子37−4,37−5,3
7−6,37−7に接続されてCPU59の入力
ポートにアナログ入力を加えるアナログ入力回路
57と、電子制御ユニツト37の端子37−8,
37−9,37−10,37−11,37−1
2,37−13に出力を与える出力回路58と、
第7図および第8図に図示されるフローチヤート
を実行するに必要なシーケンスプログラムを内蔵
したROM60と、デイジタル入力回路56、ア
ナログ入力回路57の入力データやCPU59の
動作で得られたデータやその他のデータを読み書
きできるRAM61と、デイジタル入力回路5
6、アナログ入力回路57の入力信号に従い
ROM60に貯蔵されたシーケンスプログラムや
命令を実行し、出力回路58を介して電子制御装
置20の各部に制御信号を出力するCPU59と
よりなつている。
以下第7図および第8図に図示したフローチヤ
ートに基づき本実施例の制御系の動作を説明す
る。
本制御ルーチンは第7図に示すメインルーチン
のほかに、第8図に示す割込みルーチンを有し、
1msec毎に同割込みルーチンが実行されるように
なつている。
まず割込みルーチンの方から説明すると、同割
込みルーチンは主に車両の時間を要件とする機能
を働かすための計時用ルーチンであり、ステツプ
50でpミリ秒の計時を行う割込みカウントを行
い、pミリ秒毎にキヤリーが立ち、次のステツプ
51でキヤリーの有無を判断して、キヤリーが立つ
ていなければ、ステツプ59に飛び、キヤリーが立
つていれば52に進行する。
なおqミリ秒経過フラグはスタータモータ27
がオフされたときは常にリセツト状態とされる。
したがつて、ステツプ52から58ではpミリ秒毎
に実行される。
そしてpミリ秒毎にステツプ52に進行すると、
スタートフラグのセツトの有無を判断し、スター
タスイツチ27のa接点bがオンされたときはス
タータフラグがセツトされるので、次のqミリ秒
経過フラグの状態をみる(ステツプ53)。
このqミリ秒経過フラグは、次のステツプ54で
スタータスイツチ27のa接点27bのオンから
qミリ秒(q>p)が計時されるもので、qミリ
秒経過時にセツトされる。
したがつて最初同フラグはリセツト状態でステ
ツプ54でqミリ秒の計時がなされ、次のステツプ
55に進む。
ステツプ55ではON−Lockフラグの状態が判断
される。
ON−Lockフラグはセルスタータモータに過負
荷が加わつた場合、例えば後方の障害物等によつ
て車体の動きを妨げられているときなどにセツト
されるもので、その条件はセルスタータモータの
両端電圧が3V以下の状態が3秒ないし5秒継続
することであり、ON−Lockフラグは該電圧以下
のときにセツトされ、次のステツプ56で上記ON
−Lock時間を計時している。
そして次のステツプ57では、パワートランジス
ターシヨートフラグ(P.Tr.shortフラグ)のセツ
トの有無を判断しており、パワートランジスター
ユニツト23が故障して導通状態がrミリ秒(q
<r)以上継続したときを検出するもので、導通
状態でP.Tr.shortフラグがセツトされ、ここでは
次のステツプ58でこのP.Tr.shortフラグ時間の計
時を行つている。
以上のステツプ52から58はpミリ秒毎に実行さ
れて、各種時間の計時を行つている。
そしてステツプ59では後記するセルスタータモ
ータ10の端子電圧の平均を算出するための各電
圧でデジタル変換を行い、変換終了時にアベレー
ジフラグ(Ave.フラグ)がセツトされる。
次にパワートランジスターユニツト23のオ
ン・オフ制御がステツプ60で行われて割込み解除
がなされ(ステツプ61)、メインルーチンに戻る。
メインルーチンにおいては、まず各種フラグ、
条件等の初期設定がなされ(ステツプ)、ステ
ツプでAve.フラグのセツトの有無が判断され、
前記セルモータ端子電圧の各電圧のデジタル変換
が終了していないときは、Ave.フラグがリセツ
ト状態にあるので、ステツプ15まで飛び、終了し
ていれば、ステツプに進行して、セルスタータ
モータの端子電圧の平均値が算出される。
この電圧平均値ynは従前の平均電圧値yn−1
に今回検出されたデジタル変換された電圧×nを
次式のように一定の比例配分のもとに加算したも
のである。
yn=α・yn−1+(1−α)・xn すなわちynはyn−1とxnとにそれぞれαと
(1−α)とを掛けて加算したものであり、検出
電圧のバラツキを平均化する。
このようにして得られたモータ端子電圧Vmを
もとに、次のステツプで車速判定がなされる。
このステツプでは電圧Vmに基づいて後に
判断の対象とされる3つのフラグのセツト、リセ
ツトが設定される。
すなわち第9図に示すようなパワートランジス
ターオフフラグ(P.Tr.OFFフラグ)は、Vmが
bV未満でリセツト、bV以上でセツトされ、スタ
ーターマグネテイツクフイツチオフフラグ(S.
M.OFFフラグ)は、リセツト状態でVmがcVを
越えたときにセツトされ、セツト状態でbVを下
回わつたときにリセツトされ、リミツタフラグは
VmがdV未満でリセツトされ、dV以上でセツト
される。
モータ端子電圧Vmは略車速に対応するので車
速状態により上記3つのフラグが設定されるもの
である。
こうして車速判定がなささると、Ave.フラグ
がリセツトされ(ステツプ)、まずリミツタフ
ラグのセツトの有無が判断される(ステツプ)。
前述の如くVm≧dVのときリミツタフラグは
セツトされており、このときは坂道で車両が所定
速度以上で後退しているような場合が想定され、
この場合はステツプ29に飛ぶ。
ステツプ29では電子制御ユニツト37のブレー
キリレー出力端子37−10よりスピードリミツ
ターリレー32に電流が流され、同リレー32を
オンさせる。
したがつてセルスタータモータ10、抵抗2
6、ヒユーズ44、スピードリミツターリレー3
2の閉ループ回路が形成されて、セルスタータモ
ータ10に制動がかかる。
なおVm≧dVのときは、第6図からも明らか
なようにS.M.OFFフラグはセツト状態にあつて
後記するステツプからステツプ18に進むルート
で後退制御を停止して第1スタータマグネテイツ
クリレー21はオフ状態にある。
そしてさらにステツプ30に進行して後退表示ラ
ンプ54を消灯し、後退制御を停止し(ステツプ
31)、本ルーチンによる制御を終了する。
またステツプにおいて車速が所定限界速度未
満(Vm<dV)であるときは、次のステツプ
でS.M.OFFフラグの状態が判断される。
後退車速の制御はパワートランジスターユニツ
ト23のON,OFFのデユーテイ比を変更するこ
とで行つているが、このデユーテイ比によるモー
タ端子電圧Vmの制御関係を第10図に示す。
デユーテイーコントロールはVm<bVの範囲
で行われ、Vm≦aVでそのときのデユーテイ
(STDT)は最大であり(A点)、Vm=bVで制
御を停止し、そのときのデユーテイ(EDDT)
は最小である(B点)。
したがつてステツプでS.M.OFFフラグがセ
ツトになつているときは、モータ端子電圧Vmが
cVを越えたときであり、このときはステツプ18
に飛んで後退制御を停止し、今度は前記ステツプ
31で制動のときの後退制御と異なり、再びステツ
プに戻り、なお後退制御可能としている。
ここに後退停止とはスタータマグネテイツクリ
レー21のa接点をオフすることをいう。
S.M.OFFフラグは前記の如く一度セツトされ
ると、モータ端子電圧VmがbV未満とならない
限りリセツトされないようになつていて、安定制
御がなされるようになつている。
すなわちS.M.OFFフラグがリセツト状態で第
10図に示すAB間の車速制御がなされる。
したがつてステツプでS.M.OFFフラグがリ
セツト状態であると、ステツプに進み、P.Tr.
OFFフラグのセツトの有無が判断される。
モータ端子電圧VmがbV以上であればP.Tr.
OFFフラグはセツト状態でデユーテイコントロ
ールはせず、ステツプに飛ぶが、Vm≦bVで
あれば、ステツプに進み、車速・デユーテイテ
ーブルの検索が行われ、パワートランジスターユ
ニツト23の通電時間すなわちデユーテイを決定
する。
そして次のステツプでは、qミリ秒経過フラ
グの状態を判断する。
後の起動制御のところで述べるように、スター
タスイツチ27がオンされてからqミリ秒間は車
速制御されず、次のステツプ11のON−Lock検出
も行わないので、qミリ秒経過前は該フラグがリ
セツト状態でステツプ13に飛ぶ。
qミリ秒経過したときは、ステツプ11に進み
ON−Lockの検出が行われる。
すなわちステツプ11では前記した如くセルモー
タに過負荷が加わりモータ端子電圧Vmが3V以
下の状態が3秒ないし5秒経過しているかどうか
が検出れさ(時間計時は割り込みルーチンのステ
ツプ56で行つてい)、条件を満足し、ON−Lock
と判断したときは(ステツプ12)、ステツプ30に
飛んで後退表示ランプ544を消灯し、後退制御を
停止する(ステツプ31)。
ステツプ12でON−Lockでないと判断したとき
は、ステツプ13に進んで、P.Tr.shortの検出を行
う。
モータ端子電圧が1.5V以上がrミリ秒以上継
続したときは(時間計時は割り込みルーチンのス
テツプ58で行つている)、パワートランジスター
23がシヨートしていると判断して(ステツプ
14)、ステツプ30に飛んで、後退表示ランプ544
を消灯し、後退制御を停止する(ステツプ31)。
パワートランジスター23がシヨートしていな
いときは、次のステツプ15に進む。
同ステツプ15ではサイドスタンドスイツチ3
5、オイルプレツシヤスイツチ36のスイツチの
状態をCPU59に入力し、次のステツプ16で判
断して、サイドスタンドが出てサイドスタンドス
イツチ35がオフしていたり、またエンジン2が
停止してオイルプレツシヤスイツチ35がオン状
態にあるときは、ステツプ17に進み、後退表示ラ
ンプ54を消灯し、後退制御を停止して(ステツ
プ18)、ステツプに戻る。
すなわちサイドスタンドが出ていたり、多気筒
エンジン2が停止しているときは後退を禁止して
いる。
サイドスタンドスイツチ35がオンし、オイル
プレツシヤスイツチ36がオフして多気筒エンジ
ン2が回転しているときは、ステツプ16よりステ
ツプ19に移り、後退可能ということで、後退表示
ランプ54を点灯し、次にスタータスイツチ27
の状態をCPU59に入力し(ステツプ20)、その
状態を判断して(ステツプ21)、スタータスイツ
チ27のa接点27bがOFF状態ならばステツ
プ18に飛んで後退制御を停止し、スタータスイツ
チ27の接点27bがON状態ならば、次のqミ
リ秒経過フラグのセツトの有無を判断する(ステ
ツプ22)。
スタータスイツチ27のa接点27bがONさ
れてからqミリ秒経過していないときは、ステツ
プ23に進んで、qミリ秒の経過を待つ。
ステツプ22でqミリ秒経過したと判断したとき
は、ステツプ24に移り、リバースリレー30をオ
フする。
これは第1スタータマグネテイツクリレー21
を動作させるに際し、リバースリレー30を介し
て行うのをqミリ秒間に限り、あとはスタータマ
グネテイツクコントローラ31により第1スター
タマグネテイツクリレー21を自己保持するに必
要な電流をこのコイル21bに供給制御して第1
スタータマグネテイツクリレー21のオン状態を
維持し、電力の消費を抑制するためである。
そして次のステツプ25で起動制御フラグのセツ
トの有無が判断されるが、この起動制御フラグは
次のステツプ26,27で実行される起動時のみの車
速制御が終了したときにセツトされるもので、こ
のときはステツプ28に飛ぶ。
したがつて起動時は同フラグはリセツト状態で
ステツプ26に進み、起動制御がなされる。
後退起動時には起動シヨツクを低減するため第
11図に示すような制御かなされる。
すなわち、スタータスイツチ27のa接点27
bがONされたのちqミリ秒はパワートランジス
ターユニツト23は非導通状態としてセルスター
タモータ10に印加される電圧を小さくして低回
転で起動させ、qミリ秒経過してからTd時間、
パワートランジスターユニツト23のデユーテイ
比を調整して起動制御を行つている。
ここに実線Bは起動時の時間経過とともに許さ
れるデユーテイ比の最大値を示しており、初期は
同実線Bに基づいて時間とともにデユーテイ比が
決定される。
したがつてステツプ26では、実線Bの経過時間
に対するデユーテイ比の検索を行うとともに起動
制御時間Tdを監視し、同時間を経過したとき、
起動制御フラグをセツトする。
そして次のステツプ27では破線Cの車速に対す
るデユーテイ比が検索され、前記実線Bとの比較
がなされ、デユーテイ比の小さい方を選択する。
そして次のステツプ28に進みパワートランジス
タ出力フラグ(P.Tr.OUTフラグ)をセツトして
おき、再びステツプに戻る。
第1図ないし第11図に図示の実施例は前記し
たように構成されているので、後退レバー18を
下方へ倒し、スタータスイツチ27をオンさせる
と、第2図に図示されるように、リバーススイツ
チ29がオンされているため、リバースリレー3
0のコイル30bが通電されて、リバースリレー
30が動作される。この時、クラツチ4を中立に
設定し、あるいは多段歯車変速機5を中立に設定
していると、クラツチスイツチ33あるいはニユ
ートラルスイツチ34がオンされるので、リバー
スリレー30のa接点30aがオンされて第1ス
タータマグネテイツクリレー21がオンされると
ともに第2スタータマグネテイツクリレー22が
オンれさるので、バツテリ+端子38よりエンジ
ン始動配線40を介してバツテリアース端子39
に電流が流れ、第3図に図示されるようにセルス
タータモータ10がA方向へ回転し、セルスター
タモータ10の回転でクランク軸3が同じくA方
向へクランキングされて、多気筒エンジン2は始
動される。
また多気筒エンジン2の始動後、この多気筒エ
ンジン2が運転された状態において、多段歯車変
速機5を中立状態に設定し、後退レバー18を上
方へ引上げると、オイルプレツシヤスイツチ36
がオフされ、電子制御ユニツト37の端子37−
3からデイジタル入力回路56を介してCPU5
9に後退可能の信号が送られるので、後退レバー
18の上方引上げによりリバーススイツチ29が
オフされていても、電子制御ユニツト37の端子
37−11からの出力により、リバースリレー3
0がオンされて、第1スタータマグネテイツクリ
レー21がオンされ、そのため、第3図に図示さ
れるように、セルスタータモータ10はA方向へ
回転し、セルスタータモータ10の回転により多
気筒エンジン2により通常の前進走行の場合の出
力軸7のB方向の回転とは逆のA方向(破線の矢
印で示された方向)に出力軸7は回転駆動され、
大型自動二輪車1は後退しうる。この場合、セル
スタータモータ10からギヤ13およびワンウエ
イクラツチ14を介しての回転速度はクランク軸
3の回転速度によりも低速であるので、セルスタ
ータモータ10よりクランク軸3への動力の伝達
はなく、しかもギヤ13とクランク軸3とにワン
ウエイクラツチ14が介在しているため、クラン
ク軸3の回転トルクがセルスタータモータ10へ
伝達されることもない。
しかしながら、多気筒エンジン2が運転状態で
ないと、オイルプレツシヤスイツチ36がオンさ
れているので、リバースリレー30はオンされ
ず、第1スタータマグネテイツクリレー21はオ
フされ、セルスタータモータ10は回転すること
はできない。
そしてスタータスイツチ27の投入からの作動
状態を経時的にみると、スタータスイツチ27の
投入により電子制御ユニツト37の制御が開始さ
れ、まず初期設定がなされ(ステツプ)、次い
でモータ端子電圧のデジタル変換がなされるまで
は(ステツプ)、ステツプ15に飛んでサイドス
タンドスイツチ35、オイルプレツシヤスイツチ
36のスイツチ状態を判断して(ステツプ16)、
後退可能状態であれば、後退表示ランプ54を点
灯して(ステツプ19)、なおスタータスイツチ2
7がオンされているかを判断し(ステツプ20)、
オン状態であるならqミリ秒経過前では同qミリ
秒の経過を持つ(ステツプ23)。
以上のステツプを繰り返すうち、セルモータの
端子電圧のデジタル変換がなされると、Aveフラ
グがセツトされ、(ステツプ)、その電圧平均値
が求められ(ステツプ)、車速がどの程度であ
るかが判断され(ステツプ)、各種フラグがセ
ツト・リセツトされて、Aveフラグは再びリセツ
ト状態とされる(ステツプ)。
そして車速が所定限界速度(Vm=dV)を越
えておらず(ステツプ)、また車速制御上限速
度(Vm=cV)より低いときは(ステツプ)、
P.Tr.OFFフラグの状態が判断されるが、起動制
御終了までの初期は、車速も低く、ステツプを
飛びこえ、次のqミリ秒経過フラグの状態が判断
され、qミリ秒経過していないときは、ON−
Lock検出は行わず、P.Tr.shortの検出がなされ
る(ステツプ13)。
パワートランジスターユニツト23が正常でシ
ヨートしていなければ(ステツプ14)、再びサイ
ドスタンドスイツチ35、オイルプレツシヤスイ
ツチ36の状態をみて(ステツプ15,16)、多気
筒エンジン2が回転し後退可能ならばスタータス
イツチ27のオン状態をみて(ステツプ20,21)、
次にqミリ秒経過フラグの状態をみる(ステツプ
22)。
qミリ秒経過していれば、リバーススイツチ3
0をオフして(ステツプ24)、ステツプ26,27で
起動制御を行う。
この起動制御はスタータスイツチ27の投入か
らqミリ秒経過後約Td秒間実行され、以後はス
テツプ25からステツプ28に飛んで該起動制御はな
されない。
起動制御終了時には通常車速に対するデユーテ
イ比をもとにデユーテイ比が決定されているので
(第11図参照)、以後はステツプが実行される
ことになり、車速に対するデユーテイ比検索によ
り車速制御がなされる。
このようにして車速制御されながら後退してい
る際に、車速制御上限速度(Vm=cV)を越え
たときは(ステツプ)、後退制御を停止し(ス
テツプ18)、さらに車速が所定限界速度(Vm=
dV)を越えたときは、スピードリミツターリレ
ー32をオンして(ステツプ29)、発電制御を加
え、後退制御を停止したのち(ステツプ31)、電
子制御ユニツト37による制御を終了する。
第1図ないし第11図に図示の実施例では、大
型自動二輪車1の後退時に、多気筒エンジン2の
回転速度を高速に加速するようになつていない
が、後退時のセルスタータモータ10の回転速度
が高い場合には、後退レバー18を上方へ引上げ
てリバースレバースイツチ28を切換えた時に、
第12図に図示するように多気筒エンジン2の気
化器70のバイパス通路71に介装された弁72
を開放するソレノイド73にリバースレバースイ
ツチ28のa接点28bを接続し、後退時にバイ
パス通路71の弁72を閉塞させて気化器70の
吸気量を増大させ、多気筒エンジン2を加速させ
るようにしてもよい。
またリバースレバースイツチ28のa接点28
bを点火装置等に接続し、後退時に多気筒エンジ
ン2の回転速度を上昇させるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本発明に係る車両用後退
制御装置の一実施例を図示した概略説明図で第1
図は後退状態、第2図は始動状態を示し、第3図
はクランク軸およびスタータモータから出力軸迄
の動力の伝達状態を図示した説明図、第4図はそ
の後退制御装置を備えた自動二輪車の側面図、第
5図はその実施例の回路図、第6図は第5図にお
いて電子制御ユニツトの詳細を図示した回路図、
第7図は、本実施例のメインルーチンを図示した
フローチヤート、第8図は本実施例の割込みルー
チンを図示したフローチヤート、第9図は車速判
定におけるフラグの設定方法を示す説明図、第1
0図は車速制御方法を説明するためのモータ端子
電圧とデユーテイとの関係を示す図、第11図は
起動時の制御を説明するための時間に対するデユ
ーテイ比の関係を示す図、第12図は本発明の他
の実施例の回路図である。 1……大型自動二輪車、2……多気筒エンジ
ン、3……クランク軸、4……クラツチ、5……
多段歯車変速機、6……変速操作機構、7……出
力軸、8……動力伝達系、9……後車輪、10…
…セルスタータモータ、11,12……減速ギ
ヤ、13……ギヤ、14……ワンウエイクラツ
チ、15……後退クラツチ、16……切換操作機
構、17……後退操作伝達系、18……後退レバ
ー、19……リンク機構、20……電子制御装
置、21……第1スタータマグネテイツクリレ
ー、22……第2スタータマグネテイツクリレ
ー、23……パワートランジスターユニツト、2
4……給電電流抑制回路、25,26……抵抗、
27……スタータスイツチ、28……リバースレ
バースイツチ、29……リバーススイツチ、30
……リバースリレー、31……スタータマグネテ
イツクコントローラ、32……スピードリミツタ
ーリレー、33……クラツチスイツチ、34……
ニユートラルスイツチ、35……サイドスタンド
スイツチ、36……オイルプレツシヤスイツチ、
37……電子制御ユニツト、38……バツテリ+
端子、39……バツテリアース端子、40……エ
ンジン始動配線、41……後退配線、42……リ
ーク配線、43……制御配線、44……ヒユー
ズ、45,46……ダイオード、47……ニユー
トラル表示ランプ、48……オイルプレツシヤ表
示ランプ、49……デイマースイツチ、50……
ハイビームリレー、51……ロービームリレー、
52……ハイビームライト、53……ロービーム
ライト、54……後退表示ランプ、55……定電
圧電源回路、56……デイジタル入力回路、57
……アナログ入力回路、58……出力回路、59
……CPU、60……ROM、61……RAM、7
0……気化器、71……バイパス通路、72……
弁、73……ソレノイド。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 スタータモータの回転時、その駆動力を常時
    ワンウエイクラツチを介してクランク軸に伝達す
    る内燃機関を搭載した車輌において、該スタータ
    モータの駆動力にて該内燃機関を始動させること
    ができるとともに必要に応じて前記スタータモー
    タの始動方向と同方向に回転する駆動力にて車両
    を後退動せしめる車両用後退装置であつて、前記
    内燃機関が運転状態である場合に内燃機関運転状
    態検出信号を発信する内燃機関運転状態検出手段
    と、前記内燃機関から車輪へ動力を接続遮断自在
    に接続する動力伝達系の遮断状態を検出する動力
    伝達遮断検出を発信する動力伝達遮断検出手段
    と、前記内燃機関運転状態検出手段ならびに動力
    伝達遮断検出手段の検出信号を受信した場合に前
    記スタータモータから車輪への後退方向動力伝達
    を可能ならしめる制御手段とを具備したことを特
    徴とする車両用後退制御装置。
JP3251887A 1987-01-20 1987-02-17 車両用後退制御装置 Granted JPS63203493A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3251887A JPS63203493A (ja) 1987-02-17 1987-02-17 車両用後退制御装置
US07/146,061 US4827148A (en) 1987-01-20 1988-01-20 Vehicle reverse control device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3251887A JPS63203493A (ja) 1987-02-17 1987-02-17 車両用後退制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63203493A JPS63203493A (ja) 1988-08-23
JPH0587435B2 true JPH0587435B2 (ja) 1993-12-16

Family

ID=12361187

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3251887A Granted JPS63203493A (ja) 1987-01-20 1987-02-17 車両用後退制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS63203493A (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63203493A (ja) 1988-08-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7374510B2 (en) Vehicle having continuously variable transmission
EP1022183B1 (en) Stand device for use in electric vehicle
DE19963418B4 (de) Fahrzeug mit einer Motor-Stopp/Start-Steuer/Regeleinheit
EP0635423B1 (en) Muscle-operated vehicle
JP2983375B2 (ja) 車両用電子制御装置
US4827148A (en) Vehicle reverse control device
JPH09209790A (ja) エンジン停止制御装置
JPH0587435B2 (ja)
JP3362156B2 (ja) 車両の電圧制御装置
JPH051515Y2 (ja)
JP2696595B2 (ja) 車輌用クラッチ制御装置
JP2516673Y2 (ja) 車両用モ−タの電源制御回路
JP2676064B2 (ja) 車両用モータ駆動制御装置
JPH085427B2 (ja) 車両用後退制御装置
JP3959846B2 (ja) 車両のエンジン自動停止システムの制御装置
JPH0587434B2 (ja)
JPH0579364A (ja) 可変気筒制御装置
JPH085425B2 (ja) 車両用後退制御装置
JPH0763114A (ja) 車両のバッテリ劣化警告装置
JPH04358729A (ja) エンジンの自動停止始動装置
JP3467170B2 (ja) オートスライドドアの停止制御装置
JPH01197135A (ja) 無段変速機の制御装置
JP2001197606A (ja) 走行車両用電力供給切換装置
JPH085428B2 (ja) 自動二輪車用後退制御装置
JP3069786B2 (ja) アイドリング継続装置

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term