JPH0587414A - 小型He 冷凍機の多台運転における個別温度制御による温度維持方法 - Google Patents
小型He 冷凍機の多台運転における個別温度制御による温度維持方法Info
- Publication number
- JPH0587414A JPH0587414A JP27488791A JP27488791A JPH0587414A JP H0587414 A JPH0587414 A JP H0587414A JP 27488791 A JP27488791 A JP 27488791A JP 27488791 A JP27488791 A JP 27488791A JP H0587414 A JPH0587414 A JP H0587414A
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- Japan
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- temperature
- freezer
- freezers
- refrigerator
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 小型He 冷凍機の多段運転方法において、冷
媒流量の変化に伴う冷却ステ−ジの温度変化を冷凍機の
個別温度制御により抑制可能にすることを目的とする。 【構成】 小型He 冷凍機aの多台運転において、冷却
ステ−ジの温度変化を温度制御装置20によって予め抑
制することができるようにした。
媒流量の変化に伴う冷却ステ−ジの温度変化を冷凍機の
個別温度制御により抑制可能にすることを目的とする。 【構成】 小型He 冷凍機aの多台運転において、冷却
ステ−ジの温度変化を温度制御装置20によって予め抑
制することができるようにした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は小型ヘリウム冷凍機の多
台運転において、冷媒流量の変化に伴う温度変化を冷凍
機の個別温度制御により維持する方法に関するものであ
る。
台運転において、冷媒流量の変化に伴う温度変化を冷凍
機の個別温度制御により維持する方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図2に公知ヘリウムガスを冷媒とした蓄
冷式小型ヘリウム冷凍機の一例を示す(特公昭63−54369
号公報)。小型ヘリウム冷凍機aはシリンダ1内にディ
スプレ−サ2が上下に往復動自在に設けられ、これによ
りシリンダ上部に上部室3が、シリンダ下部に下部室4
が形成される。ディスプレ−サ2の内部には蓄冷室5が
形成され、上部には上方に突出する駆動ピストン6が接
続されている。
冷式小型ヘリウム冷凍機の一例を示す(特公昭63−54369
号公報)。小型ヘリウム冷凍機aはシリンダ1内にディ
スプレ−サ2が上下に往復動自在に設けられ、これによ
りシリンダ上部に上部室3が、シリンダ下部に下部室4
が形成される。ディスプレ−サ2の内部には蓄冷室5が
形成され、上部には上方に突出する駆動ピストン6が接
続されている。
【0003】このようなシリンダ1の上方には、駆動モ
−タ7が配置され、この駆動モ−タ7によりロ−タリバ
ルブ8を回転させるとともに、ディスプレ−サ2をも往
復駆動する。すなわち、駆動モ−タ7の軸に偏心軸9が
接続されこの偏心軸9の偏心部が駆動ピストン6の中央
部を貫通し、前記偏心部と駆動ピストン6との間に二重
偏心円板機構等の回転・往復動変換機構10が設けら
れ、さらに偏心軸9の先端にロ−タリバルブ8が接続さ
れている。
−タ7が配置され、この駆動モ−タ7によりロ−タリバ
ルブ8を回転させるとともに、ディスプレ−サ2をも往
復駆動する。すなわち、駆動モ−タ7の軸に偏心軸9が
接続されこの偏心軸9の偏心部が駆動ピストン6の中央
部を貫通し、前記偏心部と駆動ピストン6との間に二重
偏心円板機構等の回転・往復動変換機構10が設けら
れ、さらに偏心軸9の先端にロ−タリバルブ8が接続さ
れている。
【0004】ロ−タリバルブ8の入側には高圧ガス室1
1および高圧ガス入口管12が設けられ、出側には低圧
ガス室13および低圧ガス出口管14が設けられてい
る。駆動ピストン6の先端部には駆動ガス室15が形成
され、この室15とロ−タリバルブ8が通路16により
連通し、さらにロ−タリバルブ8と上部室3とが通路1
7によって連通している。このような構成によってロ−
タリバルブ8を回転することにより上部室3あるいは駆
動ガス室15がそれぞれ高圧ガス室11あるいは低圧ガ
ス室13に連通する。
1および高圧ガス入口管12が設けられ、出側には低圧
ガス室13および低圧ガス出口管14が設けられてい
る。駆動ピストン6の先端部には駆動ガス室15が形成
され、この室15とロ−タリバルブ8が通路16により
連通し、さらにロ−タリバルブ8と上部室3とが通路1
7によって連通している。このような構成によってロ−
タリバルブ8を回転することにより上部室3あるいは駆
動ガス室15がそれぞれ高圧ガス室11あるいは低圧ガ
ス室13に連通する。
【0005】このような構成のガス駆動型冷凍機におい
て、駆動モ−タ7によりロ−タリバルブ8を回転する
と、同時にディスプレ−サ2も上下に往復動する。
て、駆動モ−タ7によりロ−タリバルブ8を回転する
と、同時にディスプレ−サ2も上下に往復動する。
【0006】今、ディスプレ−サ2が上死点(下部室4
の容積が最小で上部室3の容積が最大となる点、)付近
にある時、ロ−タリ−バルブ8の弁開閉作用により高圧
ガスが高圧ガス室11からロ−タリバルブ8を経て通路
17を通って上部室3に流入する。一方、駆動ガス室1
5内のガスは、通路16、ロ−タリバルブ8を通って低
圧ガス室13、低圧ガス出口管14へと排出される。
の容積が最小で上部室3の容積が最大となる点、)付近
にある時、ロ−タリ−バルブ8の弁開閉作用により高圧
ガスが高圧ガス室11からロ−タリバルブ8を経て通路
17を通って上部室3に流入する。一方、駆動ガス室1
5内のガスは、通路16、ロ−タリバルブ8を通って低
圧ガス室13、低圧ガス出口管14へと排出される。
【0007】次に、ディスプレ−サ2は下死点へ向かっ
て上昇し、上部室3内のガスは蓄冷室5を通って冷却さ
れながら下部室4へ移動する。ここで、ディスプレ−サ
2の上下面の受圧面積は駆動ピストン6の断面積の分だ
け相異があるため、ディスプレ−サ2は差圧により上方
への力を受け、ディスプレ−サ2を引き上げるに必要な
駆動モ−タ7のトルクは軽減される。
て上昇し、上部室3内のガスは蓄冷室5を通って冷却さ
れながら下部室4へ移動する。ここで、ディスプレ−サ
2の上下面の受圧面積は駆動ピストン6の断面積の分だ
け相異があるため、ディスプレ−サ2は差圧により上方
への力を受け、ディスプレ−サ2を引き上げるに必要な
駆動モ−タ7のトルクは軽減される。
【0008】次に、ディスプレ−サ2が下死点付近に至
ったときは、ロ−タリバルブ8の流路切換によってシリ
ンダ1内は低圧ガス室13へ連通し、下部室4の高圧ガ
スは膨張しながら蓄冷室5を通って上部室3に至り、さ
らに通路17、ロ−タリバルブ8を通って低圧ガス室1
3へと排気され、下部室4内には膨張による所要の冷凍
力が発生する。このとき、駆動ガス室15は高圧ガス室
11と連通するため、駆動ピストン6は下方向の力を受
け、次にディスプレ−サ2が下降する場合の駆動力を与
える。
ったときは、ロ−タリバルブ8の流路切換によってシリ
ンダ1内は低圧ガス室13へ連通し、下部室4の高圧ガ
スは膨張しながら蓄冷室5を通って上部室3に至り、さ
らに通路17、ロ−タリバルブ8を通って低圧ガス室1
3へと排気され、下部室4内には膨張による所要の冷凍
力が発生する。このとき、駆動ガス室15は高圧ガス室
11と連通するため、駆動ピストン6は下方向の力を受
け、次にディスプレ−サ2が下降する場合の駆動力を与
える。
【0009】このような小型ヘリウム冷凍機において、
圧縮機よりの冷媒を分配して冷凍機に送ることにより、
1台の圧縮機によって複数の冷凍機を運転することは周
知の技術である。しかし、このシステムにおいて、1台
または1台以上の冷凍機を止めた場合にガス密度が変化
し、残りの冷凍機の流量が変化するため、冷凍機ステ−
ジ温度が変化する(下がる)という問題があった。
圧縮機よりの冷媒を分配して冷凍機に送ることにより、
1台の圧縮機によって複数の冷凍機を運転することは周
知の技術である。しかし、このシステムにおいて、1台
または1台以上の冷凍機を止めた場合にガス密度が変化
し、残りの冷凍機の流量が変化するため、冷凍機ステ−
ジ温度が変化する(下がる)という問題があった。
【0010】さらに詳しくいえば、多数のクライオパネ
ルの冷却あるいは多数の試料の冷却を行なう場合、1〜
2台の圧縮機に複数台の冷凍機を接続して運転する。冷
凍機が設定温度になる様、あらかじめ圧縮機、冷凍機の
系に冷媒ガスを封入する。設定温度はその冷凍機の出せ
る下限の温度より高い場合が大半である。したがって、
この系において、一台あるいは数台の冷凍機が停止する
と、停止した冷凍機の温度が上昇し、他の冷凍機の温度
が低下し過ぎてしまう。冷凍機が設定温度以下に冷える
と、クライオパネルでは所望の気体を吸着しにくくな
り、試料は所望の温度での測定ができないという不具合
が生ずる。
ルの冷却あるいは多数の試料の冷却を行なう場合、1〜
2台の圧縮機に複数台の冷凍機を接続して運転する。冷
凍機が設定温度になる様、あらかじめ圧縮機、冷凍機の
系に冷媒ガスを封入する。設定温度はその冷凍機の出せ
る下限の温度より高い場合が大半である。したがって、
この系において、一台あるいは数台の冷凍機が停止する
と、停止した冷凍機の温度が上昇し、他の冷凍機の温度
が低下し過ぎてしまう。冷凍機が設定温度以下に冷える
と、クライオパネルでは所望の気体を吸着しにくくな
り、試料は所望の温度での測定ができないという不具合
が生ずる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来技術の問題に鑑
み、冷媒流量の変化に伴う冷却ステ−ジの温度変化を冷
凍機の個別温度制御により抑制する方法を提供すること
を目的とする。
み、冷媒流量の変化に伴う冷却ステ−ジの温度変化を冷
凍機の個別温度制御により抑制する方法を提供すること
を目的とする。
【0012】
【発明により解決した手段】小型He 冷凍機の多台運転
において、冷却ステ−ジの温度変化を温度制御装置20
によって予め抑制するようにした。
において、冷却ステ−ジの温度変化を温度制御装置20
によって予め抑制するようにした。
【0013】
【実施例】図1において、aは小型ヘリウム冷凍機、1
8は圧縮機である。19はHe 用のホ−スである。20
は温度制御装置、21は冷凍機用ヒ−タである。
8は圧縮機である。19はHe 用のホ−スである。20
は温度制御装置、21は冷凍機用ヒ−タである。
【0014】運転中の複数個(図では5台)の冷凍機a
のうち、1台またはそれ以上を停止したとする。He 冷
媒の流量圧力は、圧縮機18と複数台の冷凍機aの系で
決るため、停止した冷凍機に応じて残りの冷凍機の個々
の圧力が増加する。
のうち、1台またはそれ以上を停止したとする。He 冷
媒の流量圧力は、圧縮機18と複数台の冷凍機aの系で
決るため、停止した冷凍機に応じて残りの冷凍機の個々
の圧力が増加する。
【0015】冷凍機a内の圧力が増加すると、He 冷媒
流量が増加し、冷却ステ−ジの温度が下降する。逆に停
止中の圧縮機18が再起動すると、冷凍機aの圧力が低
下した場合には、冷却ステ−ジの温度が上昇する。これ
ら冷却ステ−ジの温度変化を温度制御装置20、冷凍機
用ヒ−タ21によりあらかじめ抑制する。
流量が増加し、冷却ステ−ジの温度が下降する。逆に停
止中の圧縮機18が再起動すると、冷凍機aの圧力が低
下した場合には、冷却ステ−ジの温度が上昇する。これ
ら冷却ステ−ジの温度変化を温度制御装置20、冷凍機
用ヒ−タ21によりあらかじめ抑制する。
【0016】以上のような構成であって、例えば半導体
製造装置内において清浄真空を得る冷却トラップにおい
て応用することができる。即ち、冷却パネルの温度変化
をセンサ−により感知し、温度制御装置20にフィ−ド
バックする。これによりヒ−タ出力をコントロ−ルし、
パネル温度を一定にすることによって、真空槽内の分圧
変化を防ぐことができる。
製造装置内において清浄真空を得る冷却トラップにおい
て応用することができる。即ち、冷却パネルの温度変化
をセンサ−により感知し、温度制御装置20にフィ−ド
バックする。これによりヒ−タ出力をコントロ−ルし、
パネル温度を一定にすることによって、真空槽内の分圧
変化を防ぐことができる。
【0017】
【効果】多台運転の冷凍機aを温度制御装置20によっ
て制御することにより、複数個の冷凍機aの一部を停止
し、冷媒流量が変化した場合、例えば(1)マルチシステ
ム内の冷凍機を意図的にダウンさせる場合、或いは(2)
クライオパネル,冷却トラップ等を再生させる場合、等
において運転中の冷凍機aのステ−ジ温度を一定にする
ことができる。
て制御することにより、複数個の冷凍機aの一部を停止
し、冷媒流量が変化した場合、例えば(1)マルチシステ
ム内の冷凍機を意図的にダウンさせる場合、或いは(2)
クライオパネル,冷却トラップ等を再生させる場合、等
において運転中の冷凍機aのステ−ジ温度を一定にする
ことができる。
【図1】本発明の多台運転における小型He 冷凍機の温
度維持方法の説明図。
度維持方法の説明図。
【図2】公知小型He 冷凍機の断面図。
a 冷凍機 1 シリンダ 2 ディスプレ−サ 3 上部室 4 下部室 5 蓄冷室 6 駆動ピストン 7 駆動モ−タ 8 ロ−タリバルブ 9 偏心軸 10 回転・往復動変換機構 11 高圧ガス室 12 高圧ガス入口管 13 低圧ガス室 14 低圧ガス出口管 15 駆動ガス室 16 通路 17 通路 18 圧縮機 19 ホ−ス 20 温度制御装置 21 冷凍機用ヒ−タ
Claims (1)
- 【請求項1】 小型He 冷凍機の多段運転において、冷
却ステ−ジの温度変化を温度制御装置(20)によって予
め抑制するようにしたことを特徴とする小型He冷凍機
の多台運転における個別温度制御による温度維持方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27488791A JPH0587414A (ja) | 1991-09-27 | 1991-09-27 | 小型He 冷凍機の多台運転における個別温度制御による温度維持方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27488791A JPH0587414A (ja) | 1991-09-27 | 1991-09-27 | 小型He 冷凍機の多台運転における個別温度制御による温度維持方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0587414A true JPH0587414A (ja) | 1993-04-06 |
Family
ID=17547925
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27488791A Pending JPH0587414A (ja) | 1991-09-27 | 1991-09-27 | 小型He 冷凍機の多台運転における個別温度制御による温度維持方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0587414A (ja) |
-
1991
- 1991-09-27 JP JP27488791A patent/JPH0587414A/ja active Pending
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