JP2019173756A - クライオポンプシステム、クライオポンプシステムの運転方法、冷凍機システム、および冷凍機システムの運転方法 - Google Patents

クライオポンプシステム、クライオポンプシステムの運転方法、冷凍機システム、および冷凍機システムの運転方法 Download PDF

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孝聡 松井
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Abstract

【課題】クライオポンプシステムの省エネルギー性能を向上する。【解決手段】クライオポンプシステム100において、クライオポンプ10は、低温冷却ステージ及び高温冷却ステージを備える冷凍機12と、低温冷却ステージにより冷却される低温クライオパネルと、高温冷却ステージにより冷却される高温クライオパネルと、を備える。圧縮機ユニット50は、冷凍機12に供給される作動ガスを圧縮する圧縮機本体52を備え、圧縮機本体52の運転周波数が可変である。圧縮機ユニット50は、圧縮機本体52の高圧と低圧との圧力比が1.6から2.5の範囲で運転される。【選択図】図1

Description

本発明は、クライオポンプシステム、及びクライオポンプシステムの運転方法に関する。
あるクライオポンプシステムは、少なくとも1つのクライオポンプと、1つ又は複数の圧縮機ユニットと、を有する。クライオポンプは冷凍機を有する。圧縮機ユニットは冷凍機に作動ガスを供給する。冷凍機で作動ガスが膨張し、それによりクライオポンプは冷却される。作動ガスは圧縮機ユニットに回収される。
特開2013−134020号公報
本発明のある態様の例示的な目的のひとつは、クライオポンプシステムの省エネルギー性能を向上することにある。
本発明のある態様によると、低温冷却ステージ及び高温冷却ステージを備える冷凍機と、前記低温冷却ステージにより冷却される低温クライオパネルと、前記高温冷却ステージにより冷却される高温クライオパネルと、を備える少なくとも1つのクライオポンプと、
前記冷凍機に供給される作動ガスを圧縮する圧縮機本体を備え、前記圧縮機本体の運転周波数が可変である圧縮機ユニットと、を備えるクライオポンプシステムが提供される。前記圧縮機ユニットは、前記圧縮機本体の高圧と低圧との圧力比が1.6から2.5の範囲で運転される。
本発明のある態様によると、クライオポンプシステムの運転方法が提供される。該クライオポンプシステムは、低温冷却ステージ及び高温冷却ステージを備える冷凍機と、前記低温冷却ステージにより冷却される低温クライオパネルと、前記高温冷却ステージにより冷却される高温クライオパネルと、を備える少なくとも1つのクライオポンプと、前記冷凍機に供給される作動ガスを圧縮する圧縮機本体を備え、前記圧縮機本体の運転周波数が可変である圧縮機ユニットと、を備える。前記方法は、前記圧縮機本体の高圧と低圧との圧力比が1.6から2.5の範囲にあるように前記圧縮機本体を運転することを備える。
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせや本発明の構成要素や表現を、方法、装置、システムなどの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、クライオポンプシステムの省エネルギー性能を向上することができる。
本発明のある実施形態に係るクライオポンプシステムの全体構成を概略的に示す図である。 本発明のある実施形態に係るクライオポンプシステムのための制御装置の構成の概略を示すブロック図である。 本発明のある実施形態に係る冷凍効率と圧力比との関係を例示するグラフである。 冷凍効率と圧力比との関係を例示するグラフである。
以下、図面を参照しながら、本発明を実施するための形態について詳細に説明する。なお、説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を適宜省略する。また、以下に述べる構成は例示であり、本発明の範囲を何ら限定するものではない。
本発明のある実施形態に係るクライオポンプシステムは、二段式の冷凍機を備えるクライオポンプと、冷凍機に高圧の作動ガスを供給するための圧縮機と、を備える。冷凍機は、例えば運転周波数を制御することにより、冷却仕事Qを調整可能であるよう構成されている。圧縮機は、例えば運転周波数を制御することにより、圧縮仕事Wを調整可能であるよう構成されている。
本発明者は、作動ガスが実在気体であることを考慮して本システムを理論的に解析することにより、冷凍機の低温段の温度領域では、圧縮機がある圧力比で運転されるとき冷凍機の効率(以下、冷凍効率ともいう)εが最大となることを見出した。冷凍機の効率εは、ε=Q/Wと表される。この最適な圧力比は後述するように、例えば、約1.6から約2.5の範囲にある。したがって、この範囲で圧縮機を運転することにより、システムの消費電力を低減することができる。
一方、ある典型的なクライオポンプシステムの設計思想は冷凍機の冷却仕事Qを重視し、例えば、冷却仕事Qが最大となるようにシステムが設計される。その結果、圧縮機の運転圧力比は通例、例えば約2.6以上であり、上述の最適範囲から外れている。
ある実施形態においては、圧縮機の最低の運転周波数が圧縮機の仕様により定められている。圧縮機がこの最低運転周波数で運転されるとき、対応する最低の作動ガス流量が圧縮機から冷凍機に供給される。この最低流量に比べて、冷凍機側で使用される作動ガスの流量が小さい場合には、圧縮機から冷凍機に作動ガスが過剰に供給されていることになる。このとき圧縮機では余分に電力が消費されている。
こうした圧縮機の仕様に起因して圧縮機と冷凍機との間に生じうる作動ガス流量の不釣り合いを緩和するために、本発明のある実施形態に係るクライオポンプシステムは、複数のクライオポンプを備え、各クライオポンプが二段式の冷凍機を備えてもよい。この場合、冷凍機側で使用される作動ガスの流量は、システムが1つのクライオポンプのみを有する場合に比べて大きくなり、圧縮機の最低の作動ガス流量まで小さくなる運転状態は稀となりうる。そのため、圧縮機の運転期間を通じて又はその大半において圧縮機の運転周波数を調整することが可能であり、それにより、冷凍機側で使用される作動ガスの流量に釣り合うように圧縮機から冷凍機に作動ガスが供給される。よって、上述のような圧縮機の仕様による余分な電力の消費は防止又は低減される。
図1は、本発明のある実施形態に係るクライオポンプシステム100の全体構成を概略的に示す図である。クライオポンプシステム100は、真空チャンバ102の真空排気をするために使用される。真空チャンバ102は、真空処理装置(例えばイオン注入装置やスパッタリング装置等の半導体製造工程で用いられる装置)に真空環境を提供するために設けられている。
クライオポンプシステム100は、複数のクライオポンプ10と、圧縮機または圧縮機ユニット50と、を備える。また、クライオポンプシステム100は、圧縮機ユニット50に複数のクライオポンプ10を並列に接続するガスライン70を備える。ガスライン70は、複数のクライオポンプ10の各々と圧縮機ユニット50との間で作動ガスを循環させるように構成されている。
クライオポンプ10は、真空チャンバ102に取り付けられて、その内部の真空度を所望のレベルにまで高めるために使用される。あるクライオポンプ10によって真空排気される真空チャンバ102に、他のあるクライオポンプ10が取り付けられていてもよい。あるいは、あるクライオポンプ10と他のあるクライオポンプ10とはそれぞれ異なる真空チャンバ102に取り付けられていてもよい。
クライオポンプ10は、冷凍機12を備える。冷凍機12は、例えばギフォード・マクマホン式冷凍機(いわゆるGM冷凍機)などの蓄冷式の極低温冷凍機である。冷凍機12は、高温冷却ステージまたは第1ステージ14と、低温冷却ステージまたは第2ステージ16と、を備える二段式の冷凍機である。
冷凍機12は、1段膨張室を内部に画定する第1シリンダ18と、1段膨張室に連通する2段膨張室を内部に画定する第2シリンダ20と、を備える。第1シリンダ18と第2シリンダ20とは直列に接続されている。第1シリンダ18はモータハウジング21と第1ステージ14とを接続し、第2シリンダ20は第1ステージ14と第2ステージ16とを接続する。第1シリンダ18及び第2シリンダ20にはそれぞれ、第1ディスプレーサ及び第2ディスプレーサ(図示せず)が内蔵されている。第1ディスプレーサ及び第2ディスプレーサは互いに連結されており、それぞれの内部には蓄冷材が組み込まれている。
冷凍機12のモータハウジング21には、冷凍機モータ22と、ガス流路切替機構23とが収容されている。冷凍機モータ22は、第1及び第2ディスプレーサ、及びガス流路切替機構23のための駆動源である。冷凍機モータ22は、第1ディスプレーサ及び第2ディスプレーサのそれぞれが第1シリンダ18及び第2シリンダ20の内部を往復動可能とするように第1ディスプレーサ及び第2ディスプレーサに接続されている。
ガス流路切替機構23は、1段膨張室及び2段膨張室での作動ガスの膨張を周期的に繰り返すために作動ガスの流路を周期的に切り替えるよう構成されている。冷凍機モータ22は、ガス流路切替機構23の可動バルブ(図示せず)を正逆運転可能とするように当該バルブに接続されている。可動バルブは例えばロータリーバルブである。
モータハウジング21には、高圧ガス入口24及び低圧ガス出口26が設けられている。高圧ガス入口24はガス流路切替機構23の高圧流路の末端に形成され、低圧ガス出口26はガス流路切替機構23の低圧流路の末端に形成されている。
冷凍機12は、高圧の作動ガス(例えばヘリウム)を内部で膨張させて第1ステージ14及び第2ステージ16に寒冷を発生させる。高圧作動ガスは圧縮機ユニット50から高圧ガス入口24を通じて冷凍機12に供給される。このとき、冷凍機モータ22は、高圧ガス入口24を膨張室につなぐようガス流路切替機構23を切り替える。冷凍機12の膨張室が高圧作動ガスで満たされると、冷凍機モータ22は膨張室を低圧ガス出口26につなぐようガス流路切替機構23を切り替える。作動ガスは断熱膨張し、低圧ガス出口26を通じて圧縮機ユニット50へと排出される。ガス流路切替機構23の動作に同期して、第1及び第2ディスプレーサは膨張室を往復動する。このような熱サイクルを繰り返すことで第1ステージ14及び第2ステージ16が冷却される。
第2ステージ16は第1ステージ14よりも低温に冷却される。第2ステージ16は例えば8K乃至20K程度に冷却され、第1ステージ14は例えば80K乃至100K程度に冷却される。第1ステージ14には第1ステージ14の温度を測定するための第1温度センサ28が取り付けられており、第2ステージ16には第2ステージ16の温度を測定するための第2温度センサ30が取り付けられている。
クライオポンプ10は、高温クライオパネルまたは第1クライオパネル32と、低温クライオパネルまたは第2クライオパネル34と、を備える。第1クライオパネル32は第1ステージ14に熱的に接続されるよう固定され、第2クライオパネル34は第2ステージ16に熱的に接続されるよう固定されている。よって、第1クライオパネル32は第1ステージ14により冷却され、第2クライオパネル34は第2ステージ16により冷却される。
第1クライオパネル32は熱シールド36とバッフル38とを備え、第2クライオパネル34を包囲する。第2クライオパネル34はその表面の少なくとも一部に吸着剤を備える。第1クライオパネル32はクライオポンプハウジング40に収容されており、クライオポンプハウジング40の一端はモータハウジング21に取り付けられている。クライオポンプハウジング40の他端のフランジ部が真空チャンバ102のゲートバルブ(図示せず)に取り付けられる。クライオポンプ10それ自体は、任意の公知のクライオポンプであってもよい。
圧縮機ユニット50は、作動ガスを圧縮するための圧縮機本体52と、圧縮機本体52を駆動するための圧縮機モータ53と、を備える。また、圧縮機ユニット50は、低圧作動ガスを受け入れるための低圧ガス入口54と、高圧作動ガスを放出するための高圧ガス出口56と、を備える。低圧ガス入口54は低圧流路58を介して圧縮機本体52の吸入口に接続され、高圧ガス出口56は高圧流路60を介して圧縮機本体52の吐出口に接続されている。
圧縮機ユニット50は、第1圧力センサ62と、第2圧力センサ64と、を備える。第1圧力センサ62は低圧作動ガスの圧力を測定するために低圧流路58に設けられ、第2圧力センサ64は高圧作動ガスの圧力を測定するために高圧流路60に設けられている。なお、第1圧力センサ62及び第2圧力センサ64は、圧縮機ユニット50の外部においてガスライン70の適切な場所に設けられていてもよい。
ガスライン70は、圧縮機ユニット50からクライオポンプ10に作動ガスを供給するための高圧ライン72と、クライオポンプ10から圧縮機ユニット50に作動ガスを戻すための低圧ライン74とを備える。高圧ライン72は、冷凍機12の高圧ガス入口24と圧縮機ユニット50の高圧ガス出口56とを接続する配管である。高圧ライン72は、圧縮機ユニット50から延びる主高圧配管と、主配管から分岐して各冷凍機12へと延びる高圧個別配管と、を備える。低圧ライン74は、冷凍機12の低圧ガス出口26と圧縮機ユニット50の低圧ガス入口54とを接続する配管である。低圧ライン74は、圧縮機ユニット50から延びる主低圧配管と、主配管から分岐して各冷凍機12へと延びる低圧個別配管と、を備える。
圧縮機ユニット50は、クライオポンプ10から排出された低圧作動ガスを、低圧ライン74を通じて回収する。圧縮機本体52は、低圧作動ガスを圧縮し、高圧作動ガスを生成する。圧縮機ユニット50は、高圧作動ガスを、高圧ライン72を通じてクライオポンプ10へと供給する。
クライオポンプシステム100は、その運転を司るための制御装置110を備える。制御装置110は、クライオポンプ10(または圧縮機ユニット50)と一体に又は別体に設置されている。制御装置110は、例えば、各種演算処理を実行するCPU、各種制御プログラムを格納するROM、データ格納やプログラム実行のためのワークエリアとして利用されるRAM、入出力インターフェース、メモリ等を備える。制御装置110は、こうした構成を備える公知のコントローラを用いることができる。制御装置110は、単一のコントローラで構成されていてもよいし、各々が同一のまたは異なる機能を奏する複数のコントローラを含んでもよい。
図2は、本発明のある実施形態に係るクライオポンプシステム100のための制御装置110の構成の概略を示すブロック図である。図2は、本発明のある実施形態に関連するクライオポンプシステム100の主要部分を示す。
制御装置110は、クライオポンプ10(即ち冷凍機12)、及び圧縮機ユニット50を制御するために設けられている。制御装置110は、クライオポンプ10の運転を制御するためのクライオポンプ制御部またはクライオポンプコントローラ(以下では、CPコントローラとも呼ぶ)112と、圧縮機ユニット50の運転を制御するための圧縮機制御部または圧縮機コントローラ114と、を備える。
CPコントローラ112は、クライオポンプ10の第1温度センサ28及び第2温度センサ30の測定温度を表す信号を受信するよう構成されている。CPコントローラ112は、例えば、受信した測定温度に基づいてクライオポンプ10を制御する。この場合例えば、CPコントローラ112は、第1(又は第2)クライオパネル32(34)の目標温度に第1(又は第2)温度センサ28(30)の測定温度を一致させるように冷凍機12の運転周波数を制御する。運転周波数に応じて冷凍機モータ22の回転数が制御される。これにより冷凍機12における熱サイクルの単位時間あたりの回数(つまり周波数)が調整される。従って、クライオポンプ10における温度制御によって、冷凍機12で使用される作動ガスの流量が調整される。
圧縮機コントローラ114は、圧力制御を提供するよう構成されている。圧力制御を提供するために、圧縮機コントローラ114は、第1圧力センサ62及び第2圧力センサ64の測定圧力を表す信号を受信するよう構成されている。圧縮機コントローラ114は、圧力測定値を圧力目標値に一致させるように圧縮機本体52の運転周波数を制御する。圧縮機ユニット50は、圧縮機モータ53の運転周波数を変更するための圧縮機インバータ55を備える。運転周波数に応じて圧縮機モータ53の回転数が制御される。
圧縮機コントローラ114は例えば、圧縮機本体52の高圧と低圧との圧力差を目標圧に制御する。これを以下では差圧一定制御と呼ぶことがある。圧縮機コントローラ114は、差圧一定制御のために圧縮機本体52の運転周波数を制御する。なお必要に応じて、差圧の目標値は差圧一定制御の実行中に変更されてもよい。
差圧一定制御において、圧縮機コントローラ114は、第1圧力センサ62の測定圧力と第2圧力センサ64の測定圧力との差圧を求める。圧縮機コントローラ114は、その差圧を目標値ΔPに一致させるように圧縮機モータ53の運転周波数を決定する。圧縮機コントローラ114は、その運転周波数を実現するよう圧縮機インバータ55及び圧縮機モータ53を制御する。
圧力制御によれば、冷凍機12で使用される作動ガスの流量に応じて圧縮機モータ53の回転数を適切に調整することができるので、クライオポンプシステム100の消費電力の低減に役立つ。
また、差圧によって冷凍機12の冷凍能力が決まることから、差圧一定制御により冷凍機12を目標の冷凍能力に維持することができる。よって、差圧一定制御は、冷凍機12の冷凍能力の維持とシステムの消費電力低減とを両立できるという点で、クライオポンプシステム100に特に好適である。
代案として、圧力目標値は、高圧目標値(または低圧目標値)であってもよい。この場合、圧縮機コントローラ114は、第2圧力センサ64(または第1圧力センサ62)の測定圧を高圧目標値(または低圧目標値)に一致させるように圧縮機モータ53の回転数を制御する高圧一定制御(または低圧一定制御)を実行する。
図3は、本発明のある実施形態に係る冷凍効率εと圧力比Prとの関係を例示するグラフである。このグラフは、クライオポンプシステム100についての本発明者による理論的な解析により得られた結果である。解析においては作動ガス(例えばヘリウムガス)が実在気体であることを考慮している。冷凍効率εは、ε=Q/Wと表され、ここで、Qは冷凍機12の冷却仕事であり、Wは圧縮機ユニット50の圧縮仕事である。圧力比Prは、圧縮機本体52の高圧(すなわち吐出圧)Pの低圧(すなわち吸入圧)Pに対する比であり、Pr=P/Pである。
冷凍効率εは、圧力比Pr=P/Pを用いて次式のように表される。
Figure 2019173756
ここで、kは作動ガスの比熱比、αは体積膨張係数、ρh,coは冷凍機12の膨張室への吸気作動ガス密度、ρl、hlは圧縮機ユニット50の吸込作動ガス密度、Aは作動ガス温度を含む係数である。図3には、作動ガス温度が8K、9K、10K、11K、12K、13K、14K、15K、16K、18K、及び20Kの場合それぞれにおける冷凍効率εの圧力比Prに対する変化を示す。ここで、低圧Pは実際の運転を模擬する所定の値としている。
図3に示されるように、冷凍効率εはある圧力比において最大値をとる。例えば、作動ガス温度が11Kである場合には、冷凍機の効率εは圧力比Prが約1.9であるとき最大値の約0.028となる。このように、クライオポンプ10用の冷凍機12の第2ステージ16の典型的な温度領域である約8Kから約20Kにおいては、冷凍効率εを最大化する圧力比Prが存在する。
したがって、本発明のある実施形態においては、圧縮機ユニット50は、約1.6から約2.5の圧力比範囲から選択される圧力比Prで運転される。これにより、冷凍機12を最大の又はそれに近い冷凍効率εで運転することができる。よって、省エネルギー性能に優れるクライオポンプシステム100を提供することができる。
クライオポンプ10の真空排気運転中に、冷凍機12の第2ステージ16(すなわち第2クライオパネル34)は、約9Kから約15Kの温度領域に冷却されることが好ましい。この温度領域においては、図3に示されるように、約1.6から約2.5の圧力比範囲の中で冷凍効率εが最大値をとる。したがって、冷凍機12を最大の冷凍効率εで運転することが可能となる。例えば、温度が9Kである場合、冷凍効率εは圧力比Prが約2.5のとき最大である。また、温度が15Kである場合、冷凍効率εは圧力比Prが約1.6のとき最大である。
また、好ましくは、圧縮機ユニット50は、約1.9から約2.1の圧力比範囲から選択される圧力比Prで運転されてもよい。この場合、冷凍機12の第2ステージ16は約10Kから約12Kの温度領域に冷却されてもよい。
これに対して、ある典型的なクライオポンプシステムの設計思想は冷凍機の冷却仕事Qのみに注目し、例えば、冷却仕事Qが最大となるようにシステムが設計される。その結果、圧縮機の運転圧力比は通例、例えば約2.6以上(例えば3以上)であり、上述の最適な圧力比範囲から外れている。このように、本発明の実施形態によると、圧縮機ユニット50の運転圧力比が比較的低くなる。
圧縮機本体52の高圧Pは約2.8MPa以上であり、及び/または、圧縮機本体52の低圧Pは約1.4MPa以上であることが好ましい。このように圧縮機本体52の高圧P及び/または低圧Pを比較的高くすることにより、高圧Pと低圧Pとの所望の差圧のもとで、上述のように約1.6から約2.5という比較的低い最適な運転圧力比を実現しやすい。例えば、高圧Pが2.8MPaで低圧Pが1.4MPaであるとき、圧力比は2であり差圧は1.4MPaである。また、圧縮機本体52の高圧Pは約3MPa以上であり、及び/または、圧縮機本体52の低圧Pは約1.5MPa以上であってもよい。例えば、高圧Pが3MPaで低圧Pが1.5MPaであるとき、圧力比は2であり差圧は1.5MPaである。
ある圧力比Prにおいて冷凍効率εが最大値をとることは、クライオポンプ用の冷凍機12の二段冷却温度に特有である。図4には、冷凍機12の一段冷却温度の一例である77Kにおける冷凍効率εと圧力比Prとの関係を、図3に示す11Kにおける冷凍効率εと圧力比Prとの関係と対比して示す。図4からわかるように、77Kのような一段冷却温度においては冷凍効率εに最大値は存在しない。
以上、本発明を実施例にもとづいて説明した。本発明は上記実施形態に限定されず、種々の設計変更が可能であり、様々な変形例が可能であること、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは、当業者に理解されるところである。
上述の実施形態においては、圧縮機ユニット50は、選択された一定の圧力比Prで運転されてもよい。あるいは、圧縮機ユニット50は、運転中に圧力比Prを調整してもよい。この場合、圧縮機ユニット50は、低温クライオパネルの測定温度に対応する最大の冷凍効率εを与える圧力比Prで運転されてもよい。
また、上述の実施形態においては、クライオポンプシステム100は、複数のクライオポンプ10を備える。しかし、ある実施形態においては、クライオポンプシステム100は、1台のクライオポンプ10のみを備えてもよい。
ある実施の形態においては、クライオポンプシステム100は、コールドトラップを備えてもよい。すなわち、クライオポンプ10とコールドトラップとが共通の圧縮機ユニット50に接続されていてもよい。このようにして、クライオポンプシステム100にコールドトラップが組み合わされていてもよい。
10 クライオポンプ、 12 冷凍機、 14 第1ステージ、 16 第2ステージ、 32 第1クライオパネル、 34 第2クライオパネル、 50 圧縮機ユニット、 52 圧縮機本体、 55 圧縮機インバータ、 100 クライオポンプシステム、 110 制御装置、 112 CPコントローラ、 114 圧縮機コントローラ。

Claims (15)

  1. 低温冷却ステージ及び高温冷却ステージを備えるGM冷凍機と、前記低温冷却ステージにより冷却される低温クライオパネルと、前記高温冷却ステージにより冷却される高温クライオパネルと、を備える少なくとも1つのクライオポンプと、
    前記GM冷凍機に供給される作動ガスを圧縮する圧縮機本体を備え、前記圧縮機本体の運転周波数が可変である圧縮機ユニットと、を備え、
    前記圧縮機ユニットは、前記圧縮機本体の高圧と低圧との圧力比が1.6から2.5の範囲で運転され、前記低温クライオパネルは、9Kから15Kの温度領域に冷却され、
    前記圧縮機ユニットの圧縮仕事Wに対する前記GM冷凍機の冷却仕事Qの比として表される前記GM冷凍機の冷凍効率ε(=Q/W)が、前記温度領域において異なる冷却温度ごとに異なる圧力比で最大化されることを特徴とするクライオポンプシステム。
  2. 前記圧縮機ユニットは、前記温度領域のある冷却温度について前記GM冷凍機の冷凍効率を最大とするように前記範囲から選択された圧力比で運転されることを特徴とする請求項1に記載のクライオポンプシステム。
  3. 前記圧縮機ユニットは、前記低温クライオパネルの冷却温度に応じて前記GM冷凍機の最大の冷凍効率を与える圧力比で運転されることを特徴とする請求項1または2に記載のクライオポンプシステム。
  4. 前記圧縮機本体の高圧と低圧との圧力差を目標値に一致させるように前記圧縮機本体の運転周波数を制御する圧縮機制御部を備えることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のクライオポンプシステム。
  5. 前記圧力比の範囲は、1.8から2.2であることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のクライオポンプシステム。
  6. 前記圧力比の範囲は、1.9から2.1であることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のクライオポンプシステム。
  7. 前記低温クライオパネルは、10Kから12Kの温度領域に冷却されることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載のクライオポンプシステム。
  8. 前記少なくとも1つのクライオポンプは、複数のクライオポンプであり、各々が、前記GM冷凍機、前記低温クライオパネル、及び前記高温クライオパネルを備えることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載のクライオポンプシステム。
  9. 前記圧縮機本体の高圧は、2.8MPa以上であることを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載のクライオポンプシステム。
  10. 前記圧縮機本体の低圧は、1.4MPa以上であることを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載のクライオポンプシステム。
  11. 前記圧縮機ユニットは、前記圧縮機本体の運転周波数を変更する圧縮機インバータを備えることを特徴とする請求項1から10のいずれかに記載のクライオポンプシステム。
  12. 前記作動ガスは、ヘリウムガスであることを特徴とする請求項1から11のいずれかに記載のクライオポンプシステム。
  13. クライオポンプシステムの運転方法であって、該クライオポンプシステムは、
    低温冷却ステージ及び高温冷却ステージを備えるGM冷凍機と、前記低温冷却ステージにより冷却される低温クライオパネルと、前記高温冷却ステージにより冷却される高温クライオパネルと、を備える少なくとも1つのクライオポンプと、
    前記GM冷凍機に供給される作動ガスを圧縮する圧縮機本体を備え、前記圧縮機本体の運転周波数が可変である圧縮機ユニットと、を備え、前記方法は、
    前記圧縮機本体の高圧と低圧との圧力比が1.6から2.5の範囲にあるように前記圧縮機本体を運転することを備え、前記低温クライオパネルは、9Kから15Kの温度領域に冷却され、
    前記圧縮機ユニットの圧縮仕事Wに対する前記GM冷凍機の冷却仕事Qの比として表される前記GM冷凍機の冷凍効率ε(=Q/W)が、前記温度領域において異なる冷却温度ごとに異なる圧力比で最大化されることを特徴とするクライオポンプシステムの運転方法。
  14. GM冷凍機と、
    前記GM冷凍機に供給される作動ガスを圧縮する圧縮機本体を備え、前記圧縮機本体の運転周波数が可変である圧縮機ユニットと、を備え、
    前記圧縮機ユニットは、前記圧縮機本体の高圧と低圧との圧力比が1.6から2.5の範囲で運転され、前記GM冷凍機は、9Kから15Kの温度領域に冷却され、
    前記圧縮機ユニットの圧縮仕事Wに対する前記GM冷凍機の冷却仕事Qの比として表される前記GM冷凍機の冷凍効率ε(=Q/W)が、前記温度領域において異なる冷却温度ごとに異なる圧力比で最大化されることを特徴とする冷凍機システム。
  15. 冷凍機システムの運転方法であって、該冷凍機システムは、
    GM冷凍機と、
    前記GM冷凍機に供給される作動ガスを圧縮する圧縮機本体を備え、前記圧縮機本体の運転周波数が可変である圧縮機ユニットと、を備え、前記方法は、
    前記圧縮機本体の高圧と低圧との圧力比が1.6から2.5の範囲にあるように前記圧縮機本体を運転することを備え、前記GM冷凍機は、9Kから15Kの温度領域に冷却され、
    前記圧縮機ユニットの圧縮仕事Wに対する前記GM冷凍機の冷却仕事Qの比として表される前記GM冷凍機の冷凍効率ε(=Q/W)が、前記温度領域において異なる冷却温度ごとに異なる圧力比で最大化されることを特徴とする冷凍機システムの運転方法。
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