JPH058733A - 車両用ステアリングホイール部分に対する給電装置 - Google Patents

車両用ステアリングホイール部分に対する給電装置

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Publication number
JPH058733A
JPH058733A JP18555991A JP18555991A JPH058733A JP H058733 A JPH058733 A JP H058733A JP 18555991 A JP18555991 A JP 18555991A JP 18555991 A JP18555991 A JP 18555991A JP H058733 A JPH058733 A JP H058733A
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JP
Japan
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contact
steering wheel
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fixed
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Pending
Application number
JP18555991A
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English (en)
Inventor
Masaru Suzuki
勝 鈴木
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Tokai Rika Co Ltd
Original Assignee
Tokai Rika Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ステアリングホイールが回転状態にありなが
らも、可動コンタクトと固定コンタクトとの間のチャタ
リングの発生を防止でき、信頼性の向上を図る。 【構成】 ステアリングホイールと一体に回転するプリ
ント基板11には、固定歯車8と噛合する3個の回転歯
車16を取り付け、プリント基板11の下方には3個の
コンタクトホルダ12を移動可能に配設し、各回転歯車
16と各コンタクトホルダ12との間にはリンク18を
有する伝達機構20を設けている。プリント基板11が
回転されると、各回転歯車16の回転に伴い各コンタク
トホルダ12は伝達機構20を介して間欠的に移動す
る。このとき、3個のコンタクトホルダ12のうち少な
くとも1つは静止状態となるように構成していて、静止
状態のコンタクトホルダ12の可動コンタクトとこれが
接触する固定コンタクトとの間にはチャタリングは発生
しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転操作されるステア
リングホイールに配設される機器に対して給電するため
の車両用ステアリングホイール部分に対する給電装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】この種の給電装置としては、ステアリン
グホイール側にスリップリングを設け、一方、ステアリ
ングシャフトの周囲に固定配置されたステアリングコラ
ムのベースに、棒状コンタクトを圧縮コイルばねにより
ステアリングホイール側に付勢して設け、その棒状コン
タクトがステアリングホイールの回転位置の如何に拘ら
ず常時スリップリングに圧接する構成としたものが一般
的である。そして、この場合、上記棒状コンタクトおよ
びスリップリングを介して、ステアリングホイール側に
配設された警報器用スイッチなどの機器に対する給電路
が形成されるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来構成のものでは、ステアリングホイールの回転操作時
に、スリップリングが回転しながら該スリップリングと
棒状コンタクトとが常に摺動する構成であるため、それ
らの間でチャタリングが発生し易く、このために信頼性
に問題があった。特に、ステアリングホイールにエアバ
ッグを装着する場合には、一層高い信頼性が要求される
が、それを満足できないという不具合があった。
【0004】そこで、本発明の目的は、信頼性の向上を
図り得る車両用ステアリングホイール部分に対する給電
装置を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、ステアリング
ホイールを装着するステアリングシャフトが挿通される
挿通孔を有し、そのステアリングシャフトの周囲に固定
配置されるベースと、このベースに前記挿通孔を囲繞す
るように設けられた環状をなす固定コンタクトと、前記
ベースに前記固定コンタクトに沿って移動するように設
けられた複数個のコンタクトホルダと、これら各コンタ
クトホルダに前記固定コンタクトに対して常時接触する
ように設けられ、コンタクトホルダの移動に伴い固定コ
ンタクトに対して摺動する可動コンタクトと、前記ベー
スに設けられた固定歯車と、前記ステアリングホイール
と一体的に回転するように設けられた回転部材と、この
回転部材に回転可能に取り付けられ、その回転部材の回
転に伴い前記固定歯車に噛合して回転する複数個の回転
歯車と、これら各回転歯車と前記各コンタクトホルダと
の間にそれぞれ設けられ、回転歯車の回転運動により対
応するコンタクトホルダを間欠的に移動させる伝達機構
とを備え、その伝達機構を、前記ステアリングホイール
が回転される際に、前記複数個のコンタクトホルダのう
ちの少なくとも一つが静止状態となるように構成したこ
とを特徴とするものである。
【0006】
【作用】上記したものの場合、ベース側の固定コンタク
トと、各コンタクトホルダに設けられた可動コンタクト
とを介してステアリングホイール側の機器への給電路が
形成される。このものにおいて、ステアリングホイール
が回転されると、それぞれ伝達機構を介して複数個のコ
ンタクトホルダが間欠的に移動される。このとき、少な
くとも一つのコンタクトホルダは静止状態となるように
構成しているから、ステアリングホイールが回転状態に
ありながらも、静止状態のコンタクトホルダに設けられ
た可動コンタクトと固定コンタクトとの間にはチャタリ
ングは発生しない。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例につき図面を参照し
て説明する。まず図1ないし図3において、ステアリン
グシャフト1の周囲に固定配置されたベース2は上面が
開口した容器状をなし、中央部には挿通孔3を有する筒
部4が形成され、その挿通孔3にステアリングシャフト
1が貫通状態に挿通されている。ステアリングシャフト
1の上端部には、図示はしないがステアリングホイール
が装着される。
【0008】ベース2内には環状をなすステータ5が固
定配置され、このステータ5に、複数個の環状をなす固
定コンタクト6が配設されている。各固定コンタクト6
のリード線6aは、ベース2の底部に形成された開口部
7から車両の本体側に導出されている。ステータ5にお
ける周壁部の上部内面には、固定歯車8が一体に設けら
れている。
【0009】ベース2の上面にはカバー9が回転可能に
配置されており、このカバー9は、該カバー9の上面に
突設された駆動ピン10を介してステアリングホイール
と一体的に回転するようになっている。また、ベース2
内にはこれの内部を上下に仕切るように回転部材として
のプリント基板11が配置されており、このプリント基
板11は、カバー9にこれと一体に回転するように連結
されている。
【0010】プリント基板11の下方には、複数個、こ
の場合3個のコンタクトホルダ12が上記固定コンタク
ト6に沿って移動するように配設されており、各コンタ
クトホルダ12には、複数個の板ばね製の可動コンタク
ト13が常時固定コンタクト6に接触するように設けら
れている。
【0011】各可動コンタクト13のリード線13aは
プリント基板11に接続され、このプリント基板11と
カバー9に設けられたコネクタ14との間も図示しない
リード線により接続されており、そのコネクタ14を介
してステアリングホイール側の機器と接続されるように
なっている。
【0012】上記各コンタクトホルダ12の上面には軸
部12aが突設され、各軸部12aは、プリント基板1
1に等間隔に形成された長孔状のガイド孔15に移動可
能に挿通されている。
【0013】そして、プリント基板11の上面には、複
数個、この場合コンタクトホルダ12に対応して3個の
回転歯車16がそれぞれ軸17を介して回転可能に取り
付けられている。各回転歯車16は、各ガイド孔15間
に配置され、上記固定歯車8に噛合している。
【0014】各回転歯車16の上面には軸部16aが突
設され、この軸部16aにリンク18の一端部が回転可
能に取り付けられている。各リンク18の他端側には長
孔19が形成され、この長孔19に上記コンタクトホル
ダ12の軸部12aが移動可能に挿入されている。
【0015】ここで、回転歯車16の軸部16aと、リ
ンク18と、コンタクトホルダ12の軸部12aとによ
り、回転歯車16の回転をコンタクトホルダ12に間欠
的に伝達する伝達機構20を構成している。
【0016】この場合、各回転歯車16の直径寸法は固
定歯車11の直径寸法の3分の1に設定されていて、プ
リント基板11ひいてはステアリングホイールが1回転
する間に各回転歯車16は3回転するようになってい
る。また、各リンク18の取付位置である回転歯車16
の軸部16aは、互いに120度ずつずれた位置となる
ように設定している。
【0017】次に上記構成の作用について説明する。い
ま、図1においてステアリングホイールが例えば矢印イ
方向(時計回り方向)へ回転される場合を考えてみる。
【0018】ステアリングホイールが矢印イ方向へ回転
されると、ステアリングシャフト1およびプリント基板
11も同矢印イ方向へ回転され、これに伴い各回転歯車
16は固定歯車8に噛合して矢印ロ方向(反時計回り方
向)へ回転され、この回転に伴い各伝達機構20を介し
て各コンタクトホルダ12が後述するように間欠的に移
動される。
【0019】ここで、各回転歯車16とこれに対応する
コンタクトホルダ12との関係は同様であるので、その
うちの1つの回転歯車16とこれと対応するコンタクト
ホルダ12を代表して、これらの動作について図4ない
し図8を参照して述べる。
【0020】図4の状態において、ステアリングホイー
ルひいてはプリント基板11が矢印イ方向へ回転するこ
とに伴い回転歯車16が矢印ロ方向へ回転すると、リン
ク18が矢印ハ方向へ移動しながら長孔19の端部でコ
ンタクトホルダ12の軸部12aを押圧し、図5および
図6に示すように、コンタクトホルダ12はプリント基
板11のガイド孔15に沿って矢印イ方向へプリント基
板11よりも早い速度で移動するようになる。
【0021】図6の状態では、コンタクトホルダ12の
軸部12aがガイド孔15の一端部15a付近に移動し
た状態となっている。この図6の状態を過ぎた付近か
ら、リンク18は矢印ニ方向(回転歯車16に近付く方
向)へ移動するようになる。このとき、リンク18はコ
ンタクトホルダ12の軸部12aに対して移動はする
が、コンタクトホルダ12を移動させる力は作用しな
い。従って、その図6の状態を過ぎた付近からコンタク
トホルダ12は静止状態となり、図7に示すように、さ
らにプリント基板11が回転することに伴いコンタクト
ホルダ12の軸部12aに対してガイド孔15が矢印イ
方向へ移動するようになる。
【0022】そして、プリント基板11が上記図4の状
態から120度回転すると、図8に示すように回転歯車
16は1回転し、これに伴いガイド孔15の他端部15
bがコンタクトホルダ12の軸部12aに近付くととも
に、リンク18が上記矢印ハ方向へ移動するようにな
り、再びリンク18によりコンタクトホルダ12が矢印
イ方向へ移動されるようになる。
【0023】このようにして、ステアリングホイールの
回転に伴いコンタクトホルダ12は間欠的に移動される
ようになる。なお、ステアリングホイールが上述とは逆
方向に回転された場合は上述とは逆方向に同様に動作す
る。
【0024】そして、この場合、他の2つの回転歯車1
6とこれと対応するコンタクトホルダ12も上述と同様
に動作するもので、各コンタクトホルダ12は一定期間
ごとに静止状態となるようになっており、その静止状態
が順にずれるようになっている。
【0025】図9には、ステアリングホイールひいては
プリント基板11の回転角度と、各回転歯車16の回転
角度との関係を表している。そして、同図には各回転歯
車16に対応するコンタクトホルダ12の静止区間A,
B,Cが示されている。
【0026】この図から明らかなように、ステアリング
ホイールが回転される際に、3個のコンタクトホルダ1
2のうち必ず1つのコンタクトホルダ12は静止状態に
あるから、その静止状態のコンタクトホルダ12の可動
コンタクト13と固定コンタクト6との間にはチャタリ
ングは発生せず、よって給電路が確実に形成でき、信頼
性を一層向上できるものである。
【0027】
【発明の効果】以上の記述にて明らかなように、本発明
によれば、ステアリングホイールが回転操作された際
に、複数個のコンタクトホルダのうち、少なくとも一つ
のコンタクトホルダは静止状態となるように構成してい
るから、ステアリングホイールが回転状態にありながら
も、静止状態のコンタクトホルダの可動コンタクトとこ
れが接触する固定コンタクトとの間にはチャタリングは
発生しない。よって、常に給電路が確実に形成でき、信
頼性を一層向上できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す要部の横断面図
【図2】図1中X−X線に沿う断面図
【図3】要部の破断分解斜視図
【図4】動作説明図その1
【図5】動作説明図その2
【図6】動作説明図その3
【図7】動作説明図その4
【図8】動作説明図その5
【図9】ステアリングホイールの回転角度と回転歯車の
回転角度の関係を表す図
【符号の説明】
1はステアリングシャフト、2はベース、3は挿通孔、
6は固定コンタクト、8は固定歯車、11はプリント基
板(回転部材)、12はコンタクトホルダ、13は可動
コンタクト、16は回転歯車、20は伝達機構を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 ステアリングホイールを装着するステア
    リングシャフトが挿通される挿通孔を有し、そのステア
    リングシャフトの周囲に固定配置されるベースと、 このベースに前記挿通孔を囲繞するように設けられた環
    状をなす固定コンタクトと、 前記ベースに前記固定コンタクトに沿って移動するよう
    に設けられた複数個のコンタクトホルダと、 これら各コンタクトホルダに前記固定コンタクトに対し
    て常時接触するように設けられ、コンタクトホルダの移
    動に伴い固定コンタクトに対して摺動する可動コンタク
    トと、 前記ベースに設けられた固定歯車と、 前記ステアリングホイールと一体的に回転するように設
    けられた回転部材と、この回転部材に回転可能に取り付
    けられ、その回転部材の回転に伴い前記固定歯車に噛合
    して回転する複数個の回転歯車と、 これら各回転歯車と前記各コンタクトホルダとの間にそ
    れぞれ設けられ、回転歯車の回転運動により対応するコ
    ンタクトホルダを間欠的に移動させる伝達機構とを備
    え、 その伝達機構を、前記ステアリングホイールが回転され
    る際に、前記複数個のコンタクトホルダのうちの少なく
    とも一つが静止状態となるように構成したことを特徴と
    する車両用ステアリングホイール部分に対する給電装
    置。
JP18555991A 1991-06-29 1991-06-29 車両用ステアリングホイール部分に対する給電装置 Pending JPH058733A (ja)

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JP18555991A JPH058733A (ja) 1991-06-29 1991-06-29 車両用ステアリングホイール部分に対する給電装置

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JPH058733A true JPH058733A (ja) 1993-01-19

Family

ID=16172932

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JP18555991A Pending JPH058733A (ja) 1991-06-29 1991-06-29 車両用ステアリングホイール部分に対する給電装置

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JP (1) JPH058733A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104246477A (zh) * 2012-03-28 2014-12-24 横河电机株式会社 物质特性测定装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104246477A (zh) * 2012-03-28 2014-12-24 横河电机株式会社 物质特性测定装置

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