JPH0587300U - 流体吸引装置 - Google Patents

流体吸引装置

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JPH0587300U
JPH0587300U JP3403292U JP3403292U JPH0587300U JP H0587300 U JPH0587300 U JP H0587300U JP 3403292 U JP3403292 U JP 3403292U JP 3403292 U JP3403292 U JP 3403292U JP H0587300 U JPH0587300 U JP H0587300U
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JP
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port
discharge port
fluid
nozzle body
guide tube
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Pending
Application number
JP3403292U
Other languages
English (en)
Inventor
秀作 横須賀
Original Assignee
鐘紡株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 加圧された1次流体を利用して2次流体を吸
引するに際し、2次流体の吸引効率を向上させることが
できる吸引装置を提供する。 【構成】 一方端に吸引口(12)を有し、且つ他方端
に排出口(16)を有する案内管(14)と、一方端に
噴出口(13)を有し、且つ他方端が加圧された一次流
体源に接続されるノズル体(11)とを設ける。案内管
(14)の排出口(16)に対向せしめて遮蔽体(1
8)を設ける。また、案内管(14)の排出口(16)
側外周に、遮蔽体(18)に対し平行に離隔板(17)
を設ける。そして、ノズル体(11)の噴出口(13)
を排出口(16)に対向せしめて、案内管(14)内に
ノズル体(11)を配設する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、加圧された1次流体を利用して2次流体を吸引する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
加圧された一次側の流体をノズルより噴出させて2次側の流体を吸引する装置 として、従来からジェット・ポンプ又は、エゼクタ装置が用いられている。この 装置は稼動部分がなく簡易な構造をしているため、様々な分野で活用されている 。例えば、2次流体が密封された容器を真空状態にする簡易な手段として、ある いは、高温炉の排気や腐食性流体の排気等の過酷な状況における流体移動の手段 として用いられてきた。
【0003】 この種の装置の一般的な構造を図3に示す。同図に示すように、従来の装置は 、一方端に吸引口(22)を有し、他方端に排出口(26)を有するとともに内 部が混合室(25)となった案内管(24)と、一方端に噴出口(23)を有し 、且つ他方端が圧縮機(20)に接続されるノズル体(21)とからなり、前記 ノズル体(21)の噴出口(23)を前記排出口(26)に対向せしめて前記案 内管(24)内に配設したものである。
【0004】 そして、圧縮機(20)等により加圧、即ち圧力エネルギーを付与される流体 (以下、1次流体という)はノズル体(21)に導入され、噴出口(23)から 噴出されるが、その際、エネルギーの多くが流体の速度ヘッドに変換され混合室 (25)に導入される。これにより、混合室(25)内の流体(以下、2次流体 という)は1次流体との衝突により噴出方向の速度エネルギーが付与され、排出 口(26)より排出される。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
従来のジェット・ポンプ(もしくはエゼクタ装置)の性能は、圧縮機(20 )の1次流体の送出量、ノズル体(21)の噴出口(23)の面積と案内管( 24)の排出口(26)の面積との比率、案内管(24)の排出口(26)部 内壁の表面荒さにより決定されるが、これらの諸要因を調整したものでも、その 効率は非常に悪く、通常10から30%の効率で使用されている。 尚ここでいう効率は、加圧された1次流体の噴出量と2次流体の排出量の比を 百分率で表わした値である。 そのため、希望する2次流体の排出量を得ようとすれば1次流体の送出量の大 きい圧縮機等が必要であり、圧縮機等の1次流体供給装置に関する費用が高くな り、また、運転に必要とされる動力費も高くなるという問題があった。
【0006】 本考案はこの様な事情に鑑みなされたものであり、加圧された1次流体を利用 して2次流体を吸引するに際し、2次流体の吸引効率を向上させることのできる 装置の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための本考案は一方端に吸引口を有し、且つ他方端に排出 口を有する案内管と、一方端に噴出口を有し、且つ他方端が加圧された一次流体 源に接続されるノズル体と、前記排出口に対向せしめて配設した遮蔽体と、前記 案内管の前記排出口側外周に、前記遮蔽体に対し平行に配設した離隔板とから構 成するとともに、前記ノズル体の噴出口を前記排出口に対向せしめて前記案内管 内に配設したことを要旨とする。
【0008】
【実施例】
次に、本考案の実施例を添付図面によって説明する。図1は本考案の一実施例 を示す断面図である。
【0009】 同図に示すように、実施例の吸引装置(A)は、案内管(14)と、ノズル体 (11)と、遮蔽板(18)と、離隔板(17)とから構成される装置である。 以下、各部について詳述する。
【0010】 前記案内管(14)は円筒形状をした部材であって、一方端が閉塞し、他方端 が開口している。そして、開口した他方端を排出口(16)とし、閉塞した一方 端側の外周部に吸引口(12)を設けている。
【0011】 また、前記ノズル体(11)は、前記縦断面がL字形状をした管であって、一 方端を噴出口(13)となし、他方端を圧縮機(10)に接続したものである。 そして、このノズル体(11)の噴出口(13)側を前記案内管(14)内に配 設するとともに、この噴出口(13)を前記排出口(16)に対向せしめている 。
【0012】 また、前記遮蔽板(18)は前記案内管(14)の排出口(16)に対向して 配設した平板であって、この例では、当該遮蔽板(18)を前記排出口(16) から4mm離隔せしめて配設している。
【0013】 また、前記離隔板(17)は平板であって、中央部に貫通孔を有し、この貫通 孔に前記案内管(14)の排出口(16)側端部が嵌合するとともに、当該離隔 板(17)が前記案内管(14)に固設されている。そして、この例では当該離 隔板(17)を前記遮蔽板(18)から4mm離隔せしめ且つこれと平行に設け るとともに、両者をその中間に設けた接合部材(19)により接合している。
【0014】 尚、この例では前記噴出口(13)の面積と排出口(16)の面積との比率は 1/4とした。また、前記遮蔽板(18)及び離隔板(17)の形状は円盤であ ると多角形であるとを問わないが、排出口(16)の面積に比較して十分に大き い平板を使用することが望ましく、本例では20倍の円盤を使用した。
【0015】 次に実施例装置の作用について説明する。 まず、圧縮機(10)により加圧された空気(以下、1次流体という)がノズ ル体(11)の噴出口(13)より噴出されるが、その際、断熱膨張により流体 エネルギーの圧力ヘッドが速度ヘッドに変換される。そして、噴出流は前記案内 管(14)内の空気(以下、2次流体という)に速度エネルギーを与え、排出口 (16)方向に移動せしめる。次に、排出口(16)に対向して設けた遮蔽板( 18)により、噴出方向の速度ベクトルは、噴出方向に垂直な方向の、噴出流の 中心を中心とした放射線方向の速度ベクトルに変化する。しかして、この放射線 方向の噴出流により、放射線方向に進行するに従い、遮蔽板(18)と離隔板( 17)間の噴出流外の部分においては圧力が低下するが、前記離隔板(17)を 設けているので外部との圧力交換が不可能であり、そのために、前記案内管(1 4)内の2次流体の吸引が促進されることになる。従って、従来に比べより効果 的に2次流体の排出を行うことができる。
【0016】 この装置による2次流体の排気量と従来のジェット・ポンプによる排気量との 比較を図2に示す。尚、1次流体と2次流体は空気であり、1次流体を供給する 圧縮機は同じ物を使用した。図2に示すように、本考案によれば、2次流体の排 気量が従来に比べて3倍に増加しており、本考案の効果が顕著であることが分か る。
【0017】 同図に示すように、遮蔽板(18)と離隔板(17)の間隔により、2次流体 の排気量が変動するため、この間隔を最適に設定する必要がある。これは、遮蔽 板(18)と離隔板(17)との間隔をあまり大きくすると、装置外部との圧力 交換が可能となり、遮蔽板(18),離隔板(17)間に負圧を生じず、一方、 遮蔽板(18)と離隔板(17)との間隔を2次流体移動流層の厚さより狭くす ると、1次流体は放射線状に拡がらず、その1部が混合室(15)内に逆流する 事になるからである。 また、1次流体の移動流層の厚さは、流体の噴出量、速度、粘度により異なる ので、これらの要因によっても適宜に遮蔽板(18)と離隔板(17)との間隔 を調整する必要がある。
【0018】
【考案の効果】 本考案によれば、従来のジェット・ポンプ(もしくはエゼクタ装置)の簡易な 構造を損なうことなく、従来に比べ、2次流体の吸引効率を大幅に向上すること ができ、また、これに伴って装置の動力費を削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のジェット・ポンプの断面図である。
【図2】本考案の実施例に係る流体吸引装置の断面図で
ある。
【図3】実施例装置における遮蔽板,離隔板間の間隙と
2次流体の排出量との関係を示したグラフである。
【符号の説明】
10 圧縮機 11 ノズル 12 吸引管 14 案内管 17 離隔板 18 遮蔽板 19 接合部剤

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方端に吸引口(12)を有し、且つ他
    方端に排出口(16)を有する案内管(14)と、一方
    端に噴出口(13)を有し、且つ他方端が加圧された一
    次流体源に接続されるノズル体(11)と、前記排出口
    (16)に対向せしめて配設した遮蔽体(18)と、前
    記案内管(14)の前記排出口(16)側外周に、前記
    遮蔽体(18)に対し平行に配設した離隔板(17)と
    から構成するとともに、前記ノズル体(11)の噴出口
    (13)を前記排出口(16)に対向せしめて前記案内
    管(14)内に配設した流体吸引装置。
JP3403292U 1992-04-22 1992-04-22 流体吸引装置 Pending JPH0587300U (ja)

Priority Applications (1)

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JP3403292U JPH0587300U (ja) 1992-04-22 1992-04-22 流体吸引装置

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JP3403292U JPH0587300U (ja) 1992-04-22 1992-04-22 流体吸引装置

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JPH0587300U true JPH0587300U (ja) 1993-11-26

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ID=12403007

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JP3403292U Pending JPH0587300U (ja) 1992-04-22 1992-04-22 流体吸引装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109099613A (zh) * 2018-08-30 2018-12-28 中节能城市节能研究院有限公司 一种强化换热的直接引射式热泵系统

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0338439A (ja) * 1989-07-04 1991-02-19 Osaka Gas Co Ltd 自走式昇降装置

Patent Citations (1)

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