JPH0587138U - 天井点検口及びその点検口用断熱箱 - Google Patents

天井点検口及びその点検口用断熱箱

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JPH0587138U
JPH0587138U JP2884092U JP2884092U JPH0587138U JP H0587138 U JPH0587138 U JP H0587138U JP 2884092 U JP2884092 U JP 2884092U JP 2884092 U JP2884092 U JP 2884092U JP H0587138 U JPH0587138 U JP H0587138U
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Application number
JP2884092U
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Inventor
博尚 草薙
Original Assignee
梶田建設株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 気密性、断熱性に優れた天井点検口にするこ
とである。 【構成】 箱形枠1に断熱箱5を嵌合し、止金具7を掛
合してシール材2、6を圧迫密着せしめる。断熱箱5は
箱体5-1内に断熱材5-2を密封して構成する。 【効果】 断熱箱5及びシール材2、6の圧迫密着によ
り、気密性、断熱性が向上する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は建築物の天井に設けて小屋裏の点検時に使用する天井点検口に関する 。
【0002】
【従来技術と問題点】
実開平3−113045号公報によって、天井板上面に断熱材を配設した天井 点検口であって、円筒部分と環状フランジとを持ち、天井板に装着されたフレー ムと、この円形フレームの円筒部分に内接する円筒部分を備えた蓋部材と、この 蓋部材の上面に、周辺の前記天井板上面の断熱材とは分離した状態で、蓋部材よ りも拡大した範囲に配設された断熱材と、前記蓋部材の中央に枢支され、蓋部材 上面の断熱材を押圧保持する押圧部材と、前記円形フレームと蓋部材との間に設 けて、蓋部材を上方に分離持ち上げ可能にする係合手段とを備えた天井の点検口 が周知である。
【0003】 この従来技術によるときは、蓋部材の上面に配設された断熱材と天井板上の断 熱材との間に隙間が形成されなければ、蓋部材及びこの部材上の断熱材を蓋部材 の中心線に周りに回すことができず、逆に上記両断熱材の間に隙間が形成されれ ば、蓋部材及びこの部材上の断熱材を蓋部材の中心線の周りに回すことができる 。
【0004】 かかる前者には、蓋部材及びその部材上の断熱材を天井の点検口に嵌装するこ とができないという問題点があり、後者には、蓋部材上の断熱材と、天井板上の 断熱材との間の隙間及び円形フレームと蓋部材との間の係合手段を通って空気が 流通し、気密性や断熱性が低下するという不利がある。
【0005】 また、この従来技術は、天井板の断熱材中に蓋部材上の断熱材を嵌装する構成 であるため、繊維質の、断熱材、現場発泡性断熱材などを使用できず、予め泡成 形した断熱材(たとえば、発泡ウレタン樹脂の如き発泡成形樹脂による断熱材) だけが使用可能になる。
【0006】 従って、使用可能な断熱材の材質が制約されるという問題点、断熱材が予め発 泡成形されたものに制約されるため、蓋部材上の断熱材と、天井上の断熱材との 摩擦抵抗が大きくなり、蓋部材上の断熱材をスムースに回すことがなかなか難し く、天井点検穴に対する蓋部材及びこの部材上の断熱材の配置作業に手間どると いう問題点がある。
【0007】 本考案は、かかる問題点に着目してなしたもので、気密性、断熱性にすぐれ、 使用可能な断熱材の範囲が広範になり、かつ天井点検穴に対する配置作業を容易 に行い得るすぐれた天井点検口の提供を目的とする。
【0008】
【問題点解決のための手段】
叙上の目的を達成するために本考案がなした手段は、箱形枠の上端口縁にシー ル材を固着し、かつ下端口縁に外向フランジを形成し、さらに箱形枠の周壁片面 に係止段部を周設し、該箱形枠に密嵌する断熱箱の周壁下端口縁に前記係止段部 に密着するシール材を固着したということ、前記箱形枠内面と、前記断熱箱の周 壁内面にあわたって止金具を取付けたということ、箱形枠に密嵌する箱形内部に 断熱材を密封してなるということである。
【0009】
【作用】
箱形枠を天井点検口に取付け、断熱箱を箱形枠に密嵌し、止金具を掛合すれば 、箱形枠の上端口縁と断熱箱上部とで、断熱箱の周壁下端口縁と箱形枠の係止段 部とで夫々シール材が圧迫密着され室内と小屋裏との空気の流通が遮断される。
【0010】 そして、止金具の掛合を外せば、断熱箱を箱形枠から押し抜くことが可能にな る。
【0011】 断熱箱は、断熱材が密封されているので、断熱材の損傷が防止される共に、各 種材質の断熱材使用が可能になる。
【0012】 また、天井板上の断熱材は、箱形枠を天井点検穴に取り付けられた後であれば 、繊維質の断熱材、現場発泡性断熱材などが、予め発泡成形した断熱材の外に使 用可能になる。
【0013】
【実施例】
図を参照しながら説明する。
【0014】 箱形1は、周壁を角形に構成し、その周壁上端口縁にシール材2を固着する。 箱形枠1は、周壁の下端口縁全周に、断面略L字形又は断面略凸字形の口枠8を 水平な張出部が外向となるように固着して外向フランジ3を形成し、このフラン ジを利用して天井点検穴aに取付け得るように構成する。
【0015】 箱形枠1の周壁上端口縁に固着するシール材2及び断熱箱5の周壁下端口縁に 固着するシール6は、空気を透過せしめず、かつ弾力性のある材質(たとえば、 ゴム、独立気泡のスポンジゴム、その他)で管状、細帯状などに構成し、接着、 タッカー止め等の取付手段で固着し、気密性、断熱性などの向上を企図する。
【0016】 外向フランジ3は、断面略L字形又は断面略凸字形の口枠8に突設した水平な 張出部8-1が外向となるように、口枠8を箱形枠1の周壁下端口縁全周に取付け ることによって形成する。
【0017】 係止段部4は、前記口枠8の張出部8-1の張出し方向と反対側(箱形枠の内側 方向)において全周に形成し、口枠8を箱形枠1の周壁下端に取付けることによ って、該箱形枠の片面(図1で内側)に周設し、断熱箱5に固着したシール材6 を密着せしめるようにし、気密性、断熱性の向上を企図する。
【0018】 断熱箱5は、箱体5-1内に断熱材5-2を密封した構成で、箱形枠1に密嵌し、 天井点検穴aの断熱性、気密性の保持に寄与せしめる。断熱箱5は、箱形枠1に 密嵌可能な形状、寸法等に形成した周壁に底板を取付け、周壁と底板とで形成さ れた内部に繊維質の断熱材5-2(たとえば、グラスウール、その他)、予め発泡 成形した断熱材(不図示であるが、たとえば、発泡ウレタン樹脂、その他)、二 液の現場発泡性断熱材(不図示)を充填し、箱形枠1の周壁間の外法と略同寸の 天板を周壁上に固着し、断熱材5-2を密封して構成する。
【0019】 そして、断熱箱5の底板下面に断面略凸字形の把手9を設け、箱形枠1に密嵌 せしめる作業がやりやすくなるように構成する。
【0020】 止金具7は、支点によって回動可能な操作部と、その操作部の支点近くに回動 自在に取付けられた略門形の可動掛金と、その可動掛金を掛外しする略L字形の 固定掛金とで構成される周知の金具で、操作部側を箱形枠1の周壁内面に取付け 、固定掛金を断熱箱5の周壁内面に取付けて構成し、可動掛金を固定掛金に掛合 することによって、箱形枠1に密嵌した断熱箱5を係止段部4側に引き付け、シ ール材2、6を圧迫して対向面に密着せしめ、気密性、断熱性を保持せしめる。 しかして、可動掛金を固定掛金から外せば、箱形枠1に密嵌している断熱箱5を 押上げて抜くことができる。
【0021】 天井点検穴aに取付ける作業は、断熱箱5が予め嵌合された箱形枠1を天井点 検穴aに嵌装し、外向フランジ3を天井板bに当接し(図1参照)又は外向フラ ンジ3をたる木cに当接せしめ(図3参照)、ついで口枠8をたる木cにビス、 ボルト、釘などで止着して箱形枠1を天井点検穴aに取付ける。この箱形枠取付 け作業が終了したら、把手9を持って断熱箱5を引下げ、シール材2、6を少し 圧迫せしめ、ついで止金具7を操作して掛合し、箱形枠1及び断熱箱5の双方で シール材2、6を強く圧迫し、断熱箱5を箱形枠1に密嵌せしめ、断熱材5、シ ール材2、6などによって室内側と小屋裏側との空気の流通を遮断し、気密性、 断熱性を保持せしめる。
【0022】 前記箱形枠1、断熱箱5、口枠8、把手9などの材質は、木質の場合、利用価 値の低い端材を使用し得て無駄がなく、有益であるが、全て木質に限られるわけ ではなく、硬質合成樹脂或いは金属も一部の部材に使用可能である。
【0023】 また、箱形枠1、断熱箱5などは、全て工場生産して均質な製品を提供し、工 事現場では、天井点検穴aに取付ける作業のみを行う。
【0024】
【考案の効果】
本考案は叙上のように構成したから、箱形枠を天井点検口に取付け、断熱箱を 箱形枠に密嵌し、止金具を掛合すれば、箱形枠の上端口縁と断熱箱の上部とで、 かつ断熱箱の周壁下端口縁と箱形枠の係止段部とで、夫々シール材を同時に圧迫 密着し得る。従って、断熱箱の使用及びシール材の圧迫密着により、室内側と小 屋裏側との空気の流通及び熱の伝播が遮断され、気密性、断熱性が向上する。
【0025】 そして、止金具の掛合を外し、断熱箱を箱形枠上方へ向って押上げることによ り簡単に抜くことができる。
【0026】 また、上記した箱形枠に対する断熱箱の密嵌作業及び箱形枠からの断熱箱押抜 き作業は、把手を利用して行うことができる。このことによって、天井点検穴及 び箱形枠に対する断熱箱の配置作業がやりやすくなり、能率よく作業することが できる。
【0027】 さらに、箱体内部に断熱材を密封して断熱箱を構成してあるので、該断熱材が 箱形枠周壁或いは天井上の断熱材と擦れ合うことが防止される。このことによっ て、上記断熱材の損傷が防止され、断熱性能が低下しないと共に、各種材質の断 熱材を使用することができ、使用可能な断熱材の範囲が広くなる。
【0028】 さらにまた、箱形枠を天井点検穴に取付けた後であれば、天井板の断熱材とし て、予め発泡成形した断熱材の外に、繊維質の断熱材、現場発泡性断熱材など各 種の断熱材を使用し得る。従って、断熱箱に限らず、天井板側についても、使用 可能な断熱材の範囲が広くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案点検口を構成する箱形枠及び断熱箱の一
部切断分解斜視図。
【図2】上記点検口を天井点検穴に取付けた構成の一例
を示す縦断面図。
【図3】上記点検口の上記取付構成の他例を示す一部切
欠縦断面図。
【符合の説明】
1…箱形枠 2…シール材 3…外向フランジ 4…係止段部 5…断熱箱 6…シール材 7…止金具 5-1…箱体 5-2…断熱材

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 箱形枠の周壁上端口縁にシール材を固着
    し、かつ下端口縁に外向フランジを形成し、さらに箱形
    枠の周壁片綿に係止段部を周設し、該箱形枠に密嵌する
    断熱箱の周壁下端口縁に前記係止段部に密着するシール
    材を固着した天井点検口。
  2. 【請求項2】 箱形枠の周壁内面と、その箱形枠に密嵌
    する断熱箱の周壁内面とにわたって止金具を取付けた天
    井点検口。
  3. 【請求項3】 箱形枠に密嵌する箱体内部に断熱材を密
    封してなる天井点検口用断熱箱。
JP2884092U 1992-04-30 1992-04-30 天井点検口及びその点検口用断熱箱 Pending JPH0587138U (ja)

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Cited By (2)

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JPH07331840A (ja) * 1994-06-09 1995-12-19 Ig Tech Res Inc 外装構造
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