JPH0587015B2 - - Google Patents

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JPH0587015B2
JPH0587015B2 JP61078765A JP7876586A JPH0587015B2 JP H0587015 B2 JPH0587015 B2 JP H0587015B2 JP 61078765 A JP61078765 A JP 61078765A JP 7876586 A JP7876586 A JP 7876586A JP H0587015 B2 JPH0587015 B2 JP H0587015B2
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JP
Japan
Prior art keywords
reaction tube
susceptor
reaction
tube
gas
Prior art date
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Application number
JP61078765A
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English (en)
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JPS62235724A (ja
Inventor
Toshio Tanaka
Ichiro Kume
Aiichiro Nara
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、MOCVD(Metal Organic
Chemical Vaper Deposition)装置に関し、特
に均一性の良いエピタキシヤル層を得るのに適し
たMOCVD装置の改良に係るものである。
〔従来の技術〕
従来例によるこの種のMOCVD装置の概要構
成を第4図に示す。
すなわち、この第4図構成において、符号11
はMOCVD装置の反応管、12は反応管11内
に配置されるピラミツド型をしたサセプタ、13
はサセプタ12を軸方向回転作動可能に保持する
と共に、反応管11の底部中心から回転軸封部1
4を介して下方外部に取出したサセプタホルダ
で、図示省略した外部駆動源によつて、サセプタ
12を軸方向回転させ得るようになつており、ま
た16は反応管11の外周囲に配置された高周波
加熱用コイル、17はサセプタ12上に設定配置
した被反応処理物としての半導体基板、18は反
応管11の頂部中心に設けられて管内に反応ガス
を導入するガス導入管、19は同反応管11の底
部に設けられて管内の処理済ガスを排出するガス
排出管である。
そして、前記構成による、MOCVD装置を用
いて、GaAs基板上にAlGaAs層をエピタキシヤ
ル成長させる場合にあつては、まずサセプタ12
上にGaAs基板17を設定したのち、このサセプ
タ12をサセプタホルダ13により外部から1分
間に数回転の割合で軸方向に回転させると共に、
高周波加熱用コイル16により加熱しておき、こ
の状態でトリメチルアルミニウム(TMA),ト
リメチルガリウム(TMG),およびアルシン
(AsH4)を、H2キヤリアガスにより反応管11
内に導入することによつて、次の反応式により
GaAs基板17に、目的とするAlGaAs層を熱分
解成長させ得るのである。
Al(CH33+Ga(CH33+AsH3+3/2H2 =AlGaAs+6CH4 〔発明が解決しようとする問題点〕 こゝで第5図には、前記従来例でのMOCVD
装置により、GaAs基板17の面上にAGaAs
層をエピタキシヤル成長させた場合の,2インチ
ウエハにおける水平方向aおよび垂直方向bのそ
れぞれ膜厚分布状態を示してあるが、この第5図
から明らかなように、水平方向aでの膜厚分布が
ほゞ均等であるのに対し、垂直方向bでの膜厚分
布に大きな差を生じている。
このように従来例構成によるMOCVD装置に
おいては、サセプタ12を軸方向にのみ回転させ
ながら、エピタキシヤル層を成長させるようにし
ているために、水平方向aでの膜厚分布について
は、ほゞ均等であるのに、垂直方向bでの膜厚分
布に大きな差を生じて了い、このようなエピタキ
シヤルウエハを用いて、所期の半導体デバイスを
製造するときは、その装置特性のバラツキが非常
に大きくなると云う問題点があつた。
従つてこの発明の目的とするところは、従来の
このような問題点を改善して、エピタキシヤル層
の膜厚分布,特にサセプタ上での上下方向に該当
する膜厚分布の差を可及的に小さくし得るように
改良したMOCVD装置を提供することである。
〔問題点を解決するための手段〕
前記目的を達成させるために、この発明に係る
MOCVD装置は、反応管に上下伸縮自在なベロ
ーズを介して回転軸封部を設け、反応管内のサセ
プタを保持するサセプタホルダを回転軸封部から
外部に取出し、このサセプタホルダにより、サセ
プタを軸方向回転,ならびに上下方向往復作動し
得るようにしたものである。
〔作用〕
すなわち、この発明においては、外周面上に被
処理半導体基板を設定したサセプタを、エピタキ
シヤル成長中にあつて、反応管内で軸方向回転,
ならびに上下方向往復作動させるようにしたゝめ
に、基板面内の温度分布の均一化と、反応ガスの
層流,乱流の繰り返しによる熱分解効率の向上と
を実現し得て、基板面に成長されるエピタキシヤ
ル層の面内膜厚の平均化を達成できる。
〔実施例〕
以下この発明に係るMOCVD装置の一実施例
につき、第1図ないし第3図を参照して詳細に説
明する。
第1図はこの実施例を適用したMOCVD装置
の概要を示す断面構成図である。
この第1図実施例構成において前記第4図従来
例構成と同一符号は同一または相当部分を示して
おり、この実施例では、前記反応管11の底部側
と回転軸封部14との間に伸縮自在なベローズ1
5を介在させた上で、反応管11内でのピラミツ
ド型のサセプタ12を保持するサセプタホルダ1
3を回転軸封部14から下方外部に取出すように
し、こゝでは前記と同様に図示省略した外部駆動
源によつて、前記サセプタ12に対し、軸方向回
転作動,ならびに上下方向往復作動を得るように
したものである。
従つてこの実施例構成にあつて、例えばGaAs
基板17の面上にAlGaAs層をエピタキシヤル成
長させる場合には、まずサセプタ12の外周面上
にこのGaAs基板17を設定した上で、反応管1
1の外部から高周波加熱用コイル16により加熱
させると共に、外部駆動源によつて、サセプタホ
ルダ13を介し、このサセプタ12を1分間に数
回の割合で、軸方向に回転作動させ、かつ上下方
向に往復作動させておき、ついで従来と同様に、
この状態でトリメチルアルミニウム(TMA),
トリメチルガリウム(TMG),およびアルシン
(AsH4)を、H2キヤリアガスにより反応管11
内に導入する。
すなわち、このように操作することにより、前
記サセプタ12の温度分布,ひいてはGaAs基板
17の被成長面内での温度分布が均一化され、か
つまた導入される反応ガスの流れは、第2図aな
いしcに見られるように、層流と乱流とが繰り返
し生起されて、同反応ガスの熱分布効率が良好と
なり、GaAs基板17面上に目的とするAlGaAs
層を、平均した膜厚で成長させ得るのである。
第3図には、前記のようにサセプタ12に回
転,ならびに上下作動を与えながら成長させた場
合での,2インチウエハにおける水平方向aおよ
び垂直方向bのエピタキシヤル層の膜厚分布状態
を示しており、この第3図から明らかなように、
水平方向aおよび垂直方向b共に、膜厚分布が
ほゞ平均化され、その差を5%以内に抑制でき
た。
なお、前記実施例においては、縦型構成による
MOCVD装置について述べたが、横型構成の場
合にも、あるいはMOCVD装置以外の他のCVD
装置に対しても同様に適用して、同等の作用,効
果を得られることは勿論である。
〔発明の効果〕
以上詳述したようにこの発明によれば、サセプ
タを内部に配置させた反応管を設け、かつ外部加
熱手段により加熱された反応管内に反応ガスを導
入して、サセプタの外周面上に設定した反動体基
板面に対し、エピタキシヤル層を熱分解成長させ
るMOCVD装置において、反応管に上下伸縮自
在なベローズを介して回転軸封部を設けると共
に、サセプタを保持するサセプタホルダを回転軸
封部から外部に取出し、このサセプタホルダによ
り、サセプタを軸方向回転,ならびに上下方向往
復作動させ得るようにしたから、基板面内での温
度分布を均一化できると共に、反応ガスの層流,
乱流の繰り返しによる熱分解効率の向上を図り得
て、基板面に成長されるエピタキシヤル層の面内
膜厚の平均化が可能となり、このようにしてエピ
キシヤル成長された基板を用いて半導体デバイス
を製造するときは、その装置特性ならびに信頼性
を各段に向上できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係るMOCVD装置の一実
施例による概要を示す断面構成図、第2図aない
しcは同上エピタキシヤル成長時の反応ガス流の
状態を順次に示す説明図、第3図は同上実施例装
置によつて得た基板面エピタキシヤル層の膜厚分
布図であり、また第4図は従来例による
MOCVD装置の概要を示す断面構成図、第5図
は同上従来例装置によつて得た基板面エピタキシ
ヤル層の膜厚分布図である。 11……反応管、12……サセプタ、13……
サセプタホルダ、14……回転軸封部、15……
ベローズ、16……高周波加熱用コイル、17…
…半導体基板、18……ガス導入管、19……ガ
ス排出管。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 反応ガスを導入する導入管を頂部中央に設け
    縦長で上部がピラミツド型の反応管と、前記反応
    管内に配置され周面に半導体基板を載置するピラ
    ミツド型のサセプタと、前記反応管の外周側面に
    周設され前記反応管を加熱する高周波加熱コイル
    とから構成され、前記高周波加熱コイルにより加
    熱された前記反応管内に反応ガスを導入し、この
    反応ガスを原料として前記サセプタの周面上に載
    置した半導体基板面に対し、エピタキシヤル層を
    熱分解成長させるMOCVD装置において、 前記反応管の下部に密着し前記反応管の気密性
    を損なわず上下に伸縮自在なベローズと、 前記ベローズを介してその先端に前記サセプタ
    の底部が取り付けられ他端は前記反応管外にあ
    り、前記反応管内の前記反応ガスの流れる縦長の
    方向に自在に移動し、かつこの移動方向を回転軸
    として回転可能なサセプタホルダと、 前記反応管内の気密性を損なわずに前記サセプ
    タホルダが回転自在になるように前記サセプタホ
    ルダとベローズの接する部分に配置される回転軸
    封部と、 前記反応管の底部に設けられ前記反応管内のガ
    スを排出するための排出管と、 前記サセプタホルダの前記反応管外の先端に取
    り付けられ、前記サセプタホルダを前記反応管内
    の前記反応ガスの流れる縦長の方向に自在に移動
    させ、かつこの移動方向を回転軸として回転させ
    る駆動手段と から構成されたことを特徴とするMOCVD装置。
JP7876586A 1986-04-04 1986-04-04 Mocvd装置 Granted JPS62235724A (ja)

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JP7876586A JPS62235724A (ja) 1986-04-04 1986-04-04 Mocvd装置

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JPS62235724A JPS62235724A (ja) 1987-10-15
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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5002011A (en) * 1987-04-14 1991-03-26 Kabushiki Kaisha Toshiba Vapor deposition apparatus
JPH0467619A (ja) * 1990-07-09 1992-03-03 Nec Kyushu Ltd 半導体製造装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5296865A (en) * 1976-02-04 1977-08-15 Nec Corp Crystal grown unit for chemical compound semiconductor
JPS58148424A (ja) * 1982-02-26 1983-09-03 Sony Corp 気相成長法

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