JPH0586866U - 副収納室付き容器 - Google Patents
副収納室付き容器Info
- Publication number
- JPH0586866U JPH0586866U JP3020392U JP3020392U JPH0586866U JP H0586866 U JPH0586866 U JP H0586866U JP 3020392 U JP3020392 U JP 3020392U JP 3020392 U JP3020392 U JP 3020392U JP H0586866 U JPH0586866 U JP H0586866U
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- Japan
- Prior art keywords
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- container
- storage chamber
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- Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 きわめて容易に一定濃度の溶液を調製できる
容器を提供する。 【構成】 一端が開口部1bである有底の主容器1を備
え、この主容器1の側面には副収納室2を設け、この副
収納室2は注入口を有し、また前記主容器1の副収納室
2が設けられた側面には、副収納室の底面より高所の位
置にスリットが形成され、このスリットを介して、主容
器の内部と前記輻収納室が連通している。
容器を提供する。 【構成】 一端が開口部1bである有底の主容器1を備
え、この主容器1の側面には副収納室2を設け、この副
収納室2は注入口を有し、また前記主容器1の副収納室
2が設けられた側面には、副収納室の底面より高所の位
置にスリットが形成され、このスリットを介して、主容
器の内部と前記輻収納室が連通している。
Description
【0001】
本考案は、うがい薬の調製等に使用するのに好適な副収納室付き容器に関する 。
【0002】
従来、可溶性または液体のうがい薬の原液等は、例えば、これを所定量ずつ抽 出できるようにした容器に収納されている。そして、うがい薬等を調製するには 、通常、先ず、コップ等の容器に、所定量のうがい薬の原液と飲料水等の希釈液 とを注ぎ、これらを混合して所望の濃度にしていた。
【0003】 この場合、うがい薬を正確な濃度に調製しようとすれば、うがい薬及び希釈液 の規定量を、計量カップ等を使用して正確に計量して、これらを混合することが 必要であった。
【0004】
また、うがい薬を希釈液に少量ずつ混合する場合、その途中では、どのくらい の量が希釈液と混合されたのかわかりにくい。したがって、これらを混合する際 には双方の量を、混合前に簡単に確認できれば好都合である。
【0005】 しかし、うがい薬等を正確に調製するには、上述のように一旦、これを計量カ ップに注いで計量しなければならず、さらに希釈液の計量も必要である。このよ うな面倒な作業はどうしても敬遠されがちであり、実際には正確な計量が必要で あっても、目分量によって適当な調製が行われることが多かった。
【0006】 本考案は上記のような事情に鑑みてされたものであり、きわめて容易に一定濃 度の溶液を調製できる容器を提供することを目的とする。
【0007】
本考案は上記の目的を達成するために、以下のような構成としている。すなわ ち、一端が開口部1bである有底の主容器1を備え、この主容器1の側面には副 収納室2を設け、この副収納室2は注入口を有し、また前記主容器1の副収納室 2が設けられた側面には、副収納室2の底面より高所の位置にスリット3が形成 され、このスリット3を介して、主容器ぬの内部と前記輻収納室2が連通してい るものである。
【0008】
以上のような構成であるので、うがい薬等の溶液を調製するときは、注入口か ら副収納室2に所定量のうがい薬の原液が注がれ、一方、主容器1の内部4に、 開口部1bから所定量の希釈液が、それぞれ注がれる。このとき、副収納室2の うがい薬等の収納量は、スリットの下端と前記副収納室2の底面と間の距離によ って異なる。うがい薬の原液は、スリット3から主容器1の内部4にこぼれ落ち ない範囲で注がれる。
【0009】 その後、容器全体を傾斜させて、副収納室4側が主容器1側よりも高くなるよ うにすると、副収納室2内のうがい薬の原液が、スリット3を通過して主容器1 内に流れ込み、希釈液と混合する。
【0010】
以下、図面に沿って、本考案の実施例について説明する。 図1及び図2は、本考案の副収納室付き容器の構造を示す。副収納室付き容器 10の主容器1は、一端に開口部を有する有底の円筒形で、プラスチック製であ る。この主容器1の内壁面の所定の位置には、収納された液体の量を示す目盛り 1aが刻印されている。
【0011】 前記主容器1の外側面には副収納室2が配設されており、その副収納室2は、 前記主容器1の上端からほぼ中央に至るまで、一定幅で連続して形成されている 。この副収納室2は、その外面が円周面であり、その内部断面は三日月状であっ て、主容器1の外表面から外方に突出している。
【0012】 また、副収納室2は、その上端面が開口した注入口2bとなり、この注入口2 bは、前記主容器1の開口部1bと同じ高さに位置している。前記主容器1と前 記副収納室2は互いに一体に成形され、副収納室2を外方に長く突出させれば、 これを把手として使用することが可能となる。
【0013】 一方、前記主容器の副収納室が設けられた外側面には、副収納室2の底面2c より高所の位置にスリット3が形成され、主容器1の内部4と前記輻収納室2が 互いに連通している。
【0014】 このスリット3は、前記主容器1の外周面に周方向に直交する方向に一定幅で 延設され、その上端は主容器1の開口部に連続して開口している。 前記スリットの下端3bよりも、さらに主容器1の底部側の下方位置に副収納 室の底面2cがある。前記主容器1の内壁面には目盛り1aが、また副収納室3 内には目盛り2aが、それぞれ刻印されている。したがって、主容器1の内部4 には前記目盛り1aまで希釈水を注ぎ、副収納室2内には、前記目盛り2aまで うがい薬の原液を注ぐと、これらは互いに所定の割合で混合すべき規定量となる 。
【0015】 この場合、目盛り2aを設けずに、スリットの下端3aの位置まで原液が注が れれると、規定量になるようにしてもよい。 なお、前記副収納室2は、外部から内部の前記うがい薬の原液の高さが確認で きるように、透明または半透明の合成樹脂等としてもよい。
【0016】 次に、この実施例の容器の使用方法について説明する。 希釈して使用するうがい薬を調製するには、先ず、うがい薬の原液を、前記目 盛り2aまで注入口から副収納室2内に注ぎ込み、その量を正確に確認する。
【0017】 次に、希釈水を主容器1内へ、目盛り1aを基準にしながら注ぐ。 そして、副容器室2側が高くなるように、この副収納室付き容器10の全体を 傾斜させる。すると副収納室2内のうがい薬の原液が、スリット3を経由して主 容器の内部4に収納した希釈水内に流れ込み、副収納室2内のうがい薬の原液が 、希釈水と混合する。
【0018】 なお、この副容器付き容器10を傾斜させ、副収納部2内のうがい薬の原液が すべて主容器の内部4に流れ込んだ後、主容器の内部4の飲料水とうがい薬の原 液とを攪拌混合する。このようにして、うがい薬が調製される。
【0019】 以上のように、この容器によれば、うがい薬の原液の量と希釈水の量とが、混 合前に一旦確認できるので便利である。 上記実施例はうがい薬について説明したが、これに限らず、例えば濃縮清涼飲 料水、濃縮墨汁等の希釈の場合についても、同様に使用することができる。
【0020】 また、上記実施例では、副収納室2を、主容器1の外側に1つだけ設けたが、 他の構成として、これを内側に設け、あるいはこれを複数個設けてもよい。
【0021】
以上説明したように本考案によれば、溶液を希釈し、また可溶性物質を溶媒と なる液体に溶かして濃度の調製をする場合、ただ1つの容器を用意すれば良い。
【0022】 また、希釈される原液、または可溶性物質、及び希釈液等のそれぞれの量を、 これらの混合前に確認できるので、所定の濃度の調製が容易に行える効果がある 。
【図1】 本考案の副収納室付き容器の全体斜視図。
【図2】 本考案の副収納室付き容器の断面図。
1 主容器 2 副収納室 3 スリット 10 副収納室付き容器
Claims (1)
- 【請求項1】 一端が開口部(1b)である有底の主容
器(1)を備え、この主容器(1)の側面には副収納室
(2)を設け、この副収納室(2)は注入口を有し、ま
た前記主容器(1)の副収納室(2)が設けられた側面
には、副収納室(2)の底面より高所の位置にスリット
(3)が形成され、このスリット(3)を介して、主容
器(1)の内部と前記輻収納室(2)が連通しているこ
とを特徴とする副収納室付き容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3020392U JP2566867Y2 (ja) | 1992-05-08 | 1992-05-08 | 副収納室付き容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3020392U JP2566867Y2 (ja) | 1992-05-08 | 1992-05-08 | 副収納室付き容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0586866U true JPH0586866U (ja) | 1993-11-22 |
JP2566867Y2 JP2566867Y2 (ja) | 1998-03-30 |
Family
ID=12297187
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3020392U Expired - Fee Related JP2566867Y2 (ja) | 1992-05-08 | 1992-05-08 | 副収納室付き容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2566867Y2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007082875A (ja) * | 2005-09-26 | 2007-04-05 | Tokyo Metropolitan Univ | 食事用具 |
JP2010502994A (ja) * | 2006-09-08 | 2010-01-28 | ベクトン・ディキンソン・アンド・カンパニー | 物理的な充填ライン指標を備える試料容器 |
-
1992
- 1992-05-08 JP JP3020392U patent/JP2566867Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007082875A (ja) * | 2005-09-26 | 2007-04-05 | Tokyo Metropolitan Univ | 食事用具 |
JP4625391B2 (ja) * | 2005-09-26 | 2011-02-02 | 公立大学法人首都大学東京 | 食事用具 |
JP2010502994A (ja) * | 2006-09-08 | 2010-01-28 | ベクトン・ディキンソン・アンド・カンパニー | 物理的な充填ライン指標を備える試料容器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2566867Y2 (ja) | 1998-03-30 |
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Legal Events
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |