JPH058671Y2 - - Google Patents

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JPH058671Y2
JPH058671Y2 JP14461485U JP14461485U JPH058671Y2 JP H058671 Y2 JPH058671 Y2 JP H058671Y2 JP 14461485 U JP14461485 U JP 14461485U JP 14461485 U JP14461485 U JP 14461485U JP H058671 Y2 JPH058671 Y2 JP H058671Y2
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reaction tube
infrared lamp
silicon
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Description

【考案の詳細な説明】 イ 産業上の利用分野 本考案はシリコンのエピタキシヤル成長に用い
られるCVD装置に関する。
ロ 従来の技術 近年、気相成長(以下CVDと称す)法を用い
たシリコンのエピタキシヤル成長の研究が広範囲
で行なわれている。ところで、シリコンウエハ上
に不純物領域を形成した後、その上に単結晶のシ
リコンを成長させる場合やサフアイア基板上に単
結晶シリコンを成長させる場合は、不純物の拡散
を防ぐために低温でエピタキシヤル成長を行つた
方が好ましい。このため従来ではSiH4(シラン)
ガスを用いて例えばAppl.Phys.Lett.44〔3〕,
(1984,p346)に示されているように低温でエピ
タキシヤル成長を行つていた。
ところで、このようなSiH4を用いたCVD法を
利用して低温(700〜800℃)でエピタキシヤル成
長を行うと、成長速度が100〜200Å/minと遅
い。また、こうした低温CVDを行う方法として
ウエハを高周波電源が供給される電極間に配し、
ここで、SiH4を分解してウエハ上にシリコン層
を成長させるものがあるが、高周波電解下でのシ
リコン層の成長のため結晶欠陥が多いと云う不都
合がある。
このため最近ではジシランガスを高周波電界に
より反応管内で分解してから赤外線ランプで加熱
されるシリコンウエハ、サフアイア基板等の基台
上へ供給して、基台上へ単結晶シリコンを成長す
ることが考えられている。
ハ 考案が解決しようとする問題点 こうした、シラン、ジシランを用いたCVD装
置において上記赤外線ランプは反応管壁を通して
反応管内の基台を加熱するため気相成長を続ける
と反応管壁にシリコンの粒子が付着して赤外線を
遮断するようになり、基台を加熱するための時間
が掛るようになる。
ニ 問題点を解決するための手段 本考案では赤外線ランプ内周部に反応管壁に近
接させる状態で導電性のメツシユを設けこのメツ
シユに正電圧を印加している。
ホ 作用 上記メツシユに正電圧を印加することにより、
反応管壁からシリコンのガスを排斥し、反応管壁
にシリコン粒子が付着するのが抑制され、気相成
長を行う基台の加熱時間の増加を抑制する。
ヘ 実施例 第1図は本考案CVD装置の断面模式図、第2
図はそのA−A′断面図を示し、1は石英等から
成る反応管、を示し、一端にガス導入管2、他端
に排気管3が設けられている。4はカーボンに
SiCをコーテイングしたサセプタであつて、反応
管1外の赤外線ランプ5により加熱されるように
なつている。また、このサセプタ4の温度は熱電
対7により計測されるとともに、第1の直流電源
8から電圧印加されるようになつている。9は反
応管1のサセプタ4位置より上流側にこの反応管
1周囲を巻回するように設けられたコイル、10
はこのコイル9に結ばれた高周波電源を示し、
13.56MHZ、50Wの高周波を発生する。11は赤
外線ランプ5取付位置の反応管1内壁に近接して
設けられたメツシユを示し、円筒形のカーボン等
から成る導電性網状体にSiCをコーテイングした
ものが使用される。12はこのメツシユ11に正
電圧を印加する第2の直流電源を示し、300〜
1000Vの電圧を発生する。
このような装置を用いて、エピタキシヤル成長
を行う場合について説明する。まず、シリコンウ
エハをサセプタ4に配置する。このとき反応管1
内への外気の混入等によつてウエハ表面に数十Å
程度の自然酸化膜が形成される。次にこの排気管
3から反応管1内を例えば0.05Torrの真空に引
きながら、ガス導入管2から不活性ガスであるア
ルゴンガスを所定の流量、例えば500cc/minで
供給するとともに赤外線ランプ5によりウエハを
加熱する。ウエハが一定温度、例えば800℃に上
がつた事が熱電対7で測定されると、高周波電源
10からコイル9に13.56MHZの高周波を50Wの
出力で供給し、アルゴンをイオン化させる。その
後、直流電源8によりサセプタ4を介してウエハ
に−300Vの電圧を印加する。これにより、アル
ゴンイオンがウエハ表面に衝突して自然酸化膜は
スパツタリング除去される。このときの条件にお
けるスパツタリング速度はSiO2膜の場合42Å/
minである。
自然酸化膜が完全に除去されると、直流電源8
からウエハへの電圧印加を止めるとともにガス導
入管2からアルゴンガスの供給を停止する。
その後、第2の直流電源12からメツシユ11
へ正電圧を与え、ガス導入管2からジシラン
(Si2H6)を供給する。このとき上記コイル9で
の高周波電界の発生は継続させておくとともに上
記ウエハの温度は800℃に保つた状態を維持する。
こうして供給されたジシラン(Si2H6)はコイル
9からの高周波電界により分解されウエハ上へ供
給され、ウエハ上にシリコン単結晶層がエピタキ
シヤル成長する。このようなシリコン単結晶層の
反応ガスの流量に対応した成長速度をジシラン
(Si2H6)、シラン(SiH4)について第3図に示
す。こらからわかるようにジシランを用いた場
合、成長速度が速くなり、所定の膜厚のシリコン
層を得るのにウエハの処理時間(加熱時間)も短
くなる。またジシランを分解する高周波電界発生
部より下流側の高周波電界を受けない箇所でシリ
コンウエハ上へのエピタキシヤル成長をせしめる
ようにしているので欠陥の少い成長が行える。さ
らに、シリコンの気相成長時メツシユ11へ正電
圧を与えているので、高周波電界により分解され
たシリコンのイオンはメツシユ11で被われる赤
外線ランプ5取付部の反応管1管壁から排斥され
るようになり、この箇所に付着するシリコン粒子
の量は非常に少くなる。
一実験例として、従来30Wの赤外線ランプでウ
エハを800℃にまで加熱するのに10分掛つていた
のが、シランを10cc/分で20分間気相成長を行う
工程を10回繰り返した後では、倍の20分掛るよう
になつたのに対し、本願の如くメツシユを用いた
場合、10回の気相成長後、約1.4倍の14分間に増
加しただけである。
尚、本実施例では、上記メツシユを反応管内周
部に設けているがこれは反応管と赤外線ランプの
間に設けても良いし、反応管壁内に埋め込み形成
しても良い。また、メツシユの代わりにITO等か
ら成る透明導電膜を赤外線ランプ照射部の反応管
外壁又は内壁に被着した構成にし、この透明導電
膜に正電圧印加することも考えられる。
ト 考案の効果 以上述べた如く、本考案CVD装置は赤外線ラ
ンプ内周部に反応管壁に近接させた状態で導電性
のメツシユを設けこのメツシユに正電圧を印加し
ているので、シリコンの気相成長時、反応管壁か
らシリコンイオンのガスを排析し、反応管壁にシ
リコン粒子が付着するのが抑制され、気相成長を
行う基台の加熱時間の増加が抑えられ、管壁の洗
浄回数も少くなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案CVD装置の断面模式図、第2
図はそのA−A′断面模式図、第3図は反応ガス
の供給量とシリコン層の成長速度の関係を示す特
性図である。 1……反応管、2……ガス導入管、3……排気
管、4……サセプタ、5……赤外線ランプ、7…
…熱電対、8……直流電源、9……コイル、10
……高周波電源、11……メツシユ、12……第
2の直流電源。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 基台上にシリコン層を気相成長せしめるCVD
    装置において、一端に反応ガスを導入するガス導
    入管を有し、他端に排気管を具備した反応管と、
    この反応管内に配されるサセプタと、上記反応管
    外周部所定位置に設けられ、上記サセプタを加熱
    するための赤外線ランプと、この赤外線ランプ内
    周部に設けられた導電性のメツシユと、このメツ
    シユに正電圧を印加する電圧印加手段と、から成
    るCVD装置。
JP14461485U 1985-09-20 1985-09-20 Expired - Lifetime JPH058671Y2 (ja)

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JPS6252927U JPS6252927U (ja) 1987-04-02
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