JPH0586414B2 - - Google Patents

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JPH0586414B2
JPH0586414B2 JP59028840A JP2884084A JPH0586414B2 JP H0586414 B2 JPH0586414 B2 JP H0586414B2 JP 59028840 A JP59028840 A JP 59028840A JP 2884084 A JP2884084 A JP 2884084A JP H0586414 B2 JPH0586414 B2 JP H0586414B2
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JP
Japan
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cobalt
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unsaturated
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JP59028840A
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JPS59159811A (ja
Inventor
Hese Anton
Buruudaa Horusuto
Rauon Horusuto
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BASF SE
Original Assignee
BASF SE
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Publication of JPS59159811A publication Critical patent/JPS59159811A/ja
Publication of JPH0586414B2 publication Critical patent/JPH0586414B2/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F299/00Macromolecular compounds obtained by interreacting polymers involving only carbon-to-carbon unsaturated bond reactions, in the absence of non-macromolecular monomers
    • C08F299/02Macromolecular compounds obtained by interreacting polymers involving only carbon-to-carbon unsaturated bond reactions, in the absence of non-macromolecular monomers from unsaturated polycondensates
    • C08F299/04Macromolecular compounds obtained by interreacting polymers involving only carbon-to-carbon unsaturated bond reactions, in the absence of non-macromolecular monomers from unsaturated polycondensates from polyesters
    • C08F299/0442Catalysts
    • C08F299/0464Metals or metal containing compounds

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Macromonomer-Based Addition Polymer (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Polymerization Catalysts (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、不飽和ポリエステル、共重合可能な
単量体、収縮低下重合体、補強繊維、増粘剤、過
酸化物及びコバルト化合物を含有する熱硬化性の
不飽和ポリエステル成形材料に関する。この場合
面状又は糊状、すなわちシート・モルデイング・
コンパウンド(SMC)又はバルク・モルデイン
グ・コンパウンド(BMC)で存在する半製品材
料が該当する。この製造及び加工法は例えばブル
インズ(P.F.Bruins)の研究論文“Unsaturated
Polyester Technology”、ゴードン・アンド・ブ
リーチ・サイエンス出版社1976年、第211〜238頁
に記載されている。 この種の成形材料を硬化させる際には、収縮が
生じ、該収縮は公知のように収縮低下重合体、い
わゆる“LP”(low Profile)成分を添加するこ
とに十分に阻止することができる。この場合、ま
さに平滑な表面を有しかつ補強リツプに対してひ
け(sink−mark)を生じない成形体が得られる。
しかしながら、これはなおラスタ投影するとゴー
ストラインの波状プロフイールで認識される表面
の長い波きず並びに繊維構造の半透明性を呈す
る。大面積の成形品、特に自動車の目に見える部
品の場合には、上記現象は著しい障害となる。本
発明の目的は、これらの欠点を排除する他に熱硬
化の際の硬化時間を短縮し、しかもその際成形材
料の貯蔵安定性の顕著な劣が生ぜず、すなわち約
50℃未満の温度では常温硬化が起らないようにす
ることであつた。更に、硬化した成形体の表面光
沢を改良することを目的とした。 この目的は本発明の成形材料によつて達成され
る。該成形材料は、 A エチレン系不飽和ポリエステル、 B Aと共重合可能なエチレン系不飽和単量体、 C 収縮低下及び/又は弾性化有機重合体1〜30
重量%、 D 繊維状補強材、A+Bに対して5〜300重量
%、 E 場合により粉末状充填剤、 F 場合により増粘剤、A+Bに対して0.5〜5
重量%、 G 有機過酸化物、A+Bに対して0.05〜5重量
%、 H コバルト化合物及び I 場合により他の通常の添加物 を含有する。 本発明では、コバルト化合物として構造式
()
【化】 [式中、Xはアルキレン、シクロアルキレン又
はフエニレン橋であり、該橋は複素原子を含有し
ていてもよい。Rは水素原子又はアルキル基を表
わしかつAは芳香族、脂環式もしくは複素環式環
系を表わす]を有する価コバルトの平面状キレ
ート錯体をA+Bに対してCo5〜300ppmの量で
使用する。 ドイツ連邦共和国特許出願公開第2634042号明
細書には、付加的にアミン配位子を電子供与体と
して含有するコバルトキレート錯体を不飽和ポリ
エステル成形材料の常温硬化の促進剤として使用
することが記載されている。これらのコバルト化
合物は確かに熱硬化をも促出するが、但しSMC
及びBMC成形材料の場合には使用することがで
きない、それというのもこれらは貯蔵安定性を著
しく低下させるからである。同じことは米国特許
第3398213号明細書に記載されたコバルト錯体、
例えばエチレンジアミンテトラ酢酸とのコバルト
錯体並びにドイツ連邦共和国特許出願公告第
005267号明細書に記載されたβ−ジケトン及びβ
−ケトカルボン酸エステルとのコバルト錯体でも
生じる。 以下にポリエステル成形材料の個々の成分を列
記する。 A 不飽和ポリエステルとしては、多価、特に2
価のカルボン酸及びそのエステル化可能な誘導
体、特に無水物から成り、これらは多価、特に
2価のアルコールとエステル様に結合されてお
り、かつ場合により付加的に1価のカルボン酸
の基及び/又は1価のアルコールの基及び/又
はヒドロキシカルボン酸の基を含有し、この場
合該基の一部は共重合可能なエチレン系不飽和
基を介して結合しているべきである通常の重縮
合生成物が適当である。 多価、特に2価の、場合により不飽和アルコ
ールとしては、通常の非環式もしくは環式基を
有するアルカンジオール及びオキサアルカンジ
オール、例えばエチレングリコール、プロピレ
ングリコール−1,2、プロパンジオール−
1,3、ブチレングリコール−1,3、ブタン
ジオール−1,4、ヘキサンジオール−1,
6、2,2−ジメチルプロパンジオール−1,
3、ジエチレングリコール、トリエチレングリ
コール、ポリエチレングリコール、ジプロピレ
ングリコール、シクロヘキサングリコール、シ
クロヘキサンジオール−1,2、2,2−ビス
−(ヒドロキシ−シクロヘキシル)−プロパン、
トリメチロールプロパンモノアリルエーテル又
はブテンジオール−1,4が適当である。更
に、1価、3価又はそれ以上のアルコール、例
えばエチルヘキサノール、脂肪アルコール、ベ
ンジルアルコール、1,2−ジ−(アリルオキ
シ)−プロパノール−(3)、グリセリン、ペンタ
エリトリツト又はトリメチロールプロパンを二
次的量で共用することもできる。多価、特に2
価のアルコールは一般に化学量論的量で多塩基
性、特に2塩基性カルボン酸もしくはその縮合
可能な誘導体と反応させる。 適当なカルボン酸又はその誘導体は、2塩基
性のオレフイン系不飽和、有利にはβ−オレフ
イン系不飽和カルボン酸、例えばマレイン酸、
フマル酸、クロルマレイン酸、イタコン酸、メ
チレングルタル酸及びメサコン酸もしくはその
エステル又は有利にはその無水物である。更
に、ポリエステル中には付加的にその他の変性
作用2塩基性の、不飽和及び/又は飽和、並び
に芳香族カルボン酸例えばコハク酸、グルタル
酸、メチルグルタル酸、アジピン酸、セバシン
酸、ピメリン酸、無水フタル酸、o−フタル
酸、イソフタル酸、テレフタル酸、ジヒドロフ
タル酸、チトラヒドロフタル酸、テトラクロル
フタル酸、3,6−エンドメチレン−1,2,
3,6−テトラヒドロフタル酸、エンドメチレ
ンテトラクロルフタル酸又はヘキサクロルエン
ドメチレンテトラヒドロフタル酸、更に1及び
3以上の塩基性カルボン酸例えばエチルヘキサ
ン酸、脂肪酸、メタクリル酸、アクリル酸、プ
ロピオン−1,2,4,5−ベンゼンテトラカ
ルボン酸が縮合されていてもよい。マレイン酸
もしくはその無水物及びフマル酸が有利に使用
される。 ジシクロペンタジエンを使用して製造した不
飽和ポリエステルも有利に使用することができ
る。 不飽和ポリエステルの混合物、そのうちでも
単量体(B)中で極く僅かに可溶性でありかつ容易
に結晶するようなものを使用することもでき
る。このような容易に結晶する不飽和ポリエス
テルは、例えばフマル酸、アジピン酸、テレフ
タル酸、エチレングリコール、ブタンジオール
−1,4、ヘキサンジオール−1,6及びネオ
ペンチルグリコールから構成されていてもよ
い。 不飽和ポリエステルは酸価5〜200、有利に
は20〜85及び平均分子量約800〜6000、有利に
は約1000〜4000を有する。 無定形及び場合により結晶可能な不飽和ポリ
エステルは一般に連続的もしくは不連続的方法
に基づき出発成分から共沸物の形成下に溶融縮
合又は縮合により製造される。 B 共重合可能なエチレン系不飽和の単量体化合
物としては、通常不飽和ポリエステル成形材料
を製造するために使用されるビニル芳香族化合
物、例えばスチレン、α−メチルスチレン、p
−クロルスチレン又はビニルトルエン、1〜18
個の炭素原子を有するアルコールとのアクリル
酸及びメタクリル酸のエステル例えばメタクリ
ル酸メチルエステル、アクリル酸ブチルエステ
ル、エチルヘキシルアクリレート、ヒドロキシ
プロピルアクリレート、ジヒドロジシクロペン
タジエニルアクリレート、ブタンジオールジア
クリレート及び(メタ)−アクリル酸アミド、
アリルエステル例えばジアリルフタレート及び
ビニルエステル例えばヘチルヘキサン酸ビニル
エステル、ビニルアセテート、ビニルプロピオ
ネート、ビニルピバレート及びその他が該当す
る。同様に、前記オレフイン系不飽和単量体の
混合物も適当である。特に成分Bとしては、ス
チレン、ビニルトルエン及びジアリルフタレー
トが適当である。単量体Bはポリエステル成形
材料中に成分A及びBの全重量に対して一般に
10〜80重量%、有利には20〜70重量%の量で含
有される。 C 収縮性添加物としては、重合体例えばポリス
チレン、ポリメチルメタクリレート、ポリビニ
ルアセテール、ポリエチレン、ポリブタジエ
ン、ポリイソプレン、セルロースエステル、ポ
リ塩化ビニル及び相応する共重合体及びクラフ
ト共重合体例えば耐衝撃性ポリスチレンが該当
する。これらは有利に単量体B中の30〜40重量
%溶液として使用される。成分A中に可溶であ
りかつ熱硬化の際に分散相を形成する飽和ポリ
エステル又はポリウレタン等の縮合重合体も適
当である。収縮低下添加物はA+Bに対して1
〜30重量%、有利には3〜20重量%で使用す
る。付加的にまた収縮低下作用する弾性化添加
物としては、ゴム状ブロツク共重合体、特にジ
オレフイン例えばブタジエン、イソプレン又は
クロロプレン40〜95重量%及びビニル芳香族化
合物例えばスチレン又はα−メチルフチレン60
〜5重量%から成るものが適当である。これら
は例えばリチウム又はナトリウム有機化合物を
用いた陰イオン性重合により製造されかつブロ
ツク状構造を有する。ブロツクはその都度の製
法に基づいて鮮鋭なもしくはつぶされた移行部
を有することができる。個々のブロツクは唯一
の単量体だけから成つていてもよく、また2種
類の単量体が1つのブロツク内に不均一な分布
で共重合されて存在することができる。ブロツ
ク共重合体は2,3,4又はそれ以上の個別ブ
ロツクから成つていてもよい。特殊な効果を達
成するために、ブロツク共重合体はカルボキシ
ル基を含有することができる。ブロツク共重合
体の分子量は20000〜200000、有利には50000〜
150000である。これは成形材料中にA+Bに対
して0〜25重量%、有利には8〜20重量%を含
有される。 D 補強繊維としては、ロービング又はそれから
織られた物例えばマツトの形の、例えばガラス
炭素、アスベスト、セルロース及び合成有機繊
維例えばポリカルボン酸エステル、ポリカーボ
ネート及びポリアミドから成る無機又は有機繊
維が該当する。補強繊維は成分A+Bに対して
5〜300重量%、有利には10〜150重量%で使用
する。 E 適当な充填剤は、例えば通常の微粉末もしく
は粒子状無機充填剤例えば白亞、カオリン、石
英粉、ドロマイト、重晶石、金属粉、酸化アル
ミニウム水和物、セメント、滑石、ケイソウ
土、木材粉、木材屑、顔料及び同種のものであ
る。これらはSMC成形材料の場合には0〜200
重量%の量で、BMC成形材料の場合には100〜
400重量%を夫々A+Bに対して使用する。 F 増粘剤としては、例えばアルカリ土類金属酸
化物又は水酸化物例えば酸化カルシウム、水酸
化カルシウム、水酸化マグネシウム及び有利に
は酸化マグネシウム並びにこれら酸化物もしく
は水素化物の混合物が挙げられる。これらは一
部分酸化亜鉛と交換することもできる。大抵の
場合、ポリイソシアネート又は金属アルコラー
トも適当である。増粘剤は成形材料にA+Bに
対して0.5〜5重量%の量で加える。高充填し
たBMC成形材料の場合には、増粘剤は添加し
なくともよい。 G 重合開始剤としては、熱時にラジカルを形成
する通常の有機過酸化物を成分A及びBの全重
量に対して0.05〜5重量%、有利には0.1〜3
重量%の量で使用する。適当な開始剤は例えば
過酸化ベンゾイル、過オクタン酸t−ブチル、
過安息香酸t−ブチル、過酸化ジクミル、ジ−
t−ジブチル−ベルオキシド及びペルケタール
例えばトリメチルシクロヘキサノンペルケター
ル、並びにペルカルボネートである。ヒドロペ
ルオキシドは適当でない。有利には過酸化物は
80℃で5時間以上、特に50時間以上の半減時間
を有するべきである。更に、反応性過酸化物例
えば過オクタン酸t−ブチルが二次的量で存在
していてもよい。 I その他の通常の添加物は例えば抑制剤例えば
ヒドロキノン、2,6−ジメチルヒドロキノ
ン、t−ブチルベンズカテキン、p−ベンゾキ
ノン、クロラニル、2,6−ジメチルキノン、
ニトロベンゼン例えばm−ジニトロベンゼン、
チオジフエニルアミン又はN−ニトロソ−N−
シクロヘキシルヒドロキシルアミンの塩並びに
その混合物である。抑制剤は成形材料中に成分
A+Bに対して0.005〜0.2重量%、有利には
0.01〜0.1重量%の量で含有される。 滑剤としては、例えばステアリン酸亜鉛、−マ
グネシウム及び−カルシウム並びにポリアルキレ
ンエーテルろうが該当する。 本発明のコバルト()−キレート錯体は式
【化】 〔式中、 Xはアルキレン、シクロアルキレン又はフエニ
レン橋であり、該橋は場合により複素原子を含有
していてもよい。 Rは水素原子又はアルキル基を表わしかつAは
芳香族、脂環式もしくは複素環式環を表わす〕で
示されるものである。 更に、“Preparative Inorganic Reactions”
第6巻、1971年に基づくテトラアザ環も適当であ
る。 特に有利なコバルトキレート錯体は、 サリシルアルデヒド−エチレンジイミン−コバ
ルト()〔“サルコミン(Salcomin)”〕(H1)、 サリシルアルデヒド−プロピレン−1,2−ジ
イミン−コバルト()(H2)、 サリシルアルデヒド−o−フエニレンジイミン
−コバルト()(H3)、 サリシルアルデヒド−プロピレン−1,3−ジ
イミン−コバルト()(H4)、 である。 コバルトキレート錯体の濃度は、コバルト含量
がA+Bの重量に対して5〜300ppm、有利には
30〜150ppmであるように調整する。 コバルトキレート錯体を成形材料に配合するた
めには、錯体を有利には抑制剤と一緒に単量体B
中で60〜95℃で溶解するまで撹拌混入するのが望
ましい。原則的には、慣用のコバルト化合物例え
ばオクタン酸コバルトを錯化剤と一緒に単量体B
に溶解させることによりその場でコバルトキレー
ト錯体を形成させることも可能である。本発明の
コバルトキレート錯体の他になお従来の硬化促進
剤例えば銅、鉛、カルシウム、マグネシウム、セ
リウム及び特にマンガンのオクテン酸塩又はナフ
テン酸塩、更に芳香族アミン例えばジメチルアニ
リン又はジエチルアニリンを添加することもでき
る。しかしながら、これらも硬化促進剤が常温硬
化を開始させない、すなわち濃化した成形材料が
室温で少なくとも2ケ月貯蔵する際にゲル化しな
いことが重要なことである。 本発明の成形材料を製造する有利な方法は、ま
ず単量体B中の不飽和ポリエステルAから成り、
更に重合体C、増粘剤F、過酸化G、コバルト錯
体H及び場合により充填剤E及びその他の添加物
Iを含有する溶液を製造しかつ該液状混合物を補
強繊維Dに含浸させることから成る。樹脂混合物
の増粘化は増粘剤と不飽和ポリエステルの末端基
との重合体に類似した反応によつて行なわれ、こ
の場合分子量増加により粘度上昇が惹起される。
増粘化は室温で実施することができ、その際には
一般に2、3日かかる。温度を高めることにより
促進することもできる。その際には50〜80℃の温
度で2〜10分間増粘化するのが有利である。増粘
化工程で非粘着性のかつ貯蔵安定性の半製品が生
じ、これはその都度の増粘剤、充填剤及び補強材
の種類及び量に基づきペースト状、皮革状もしく
は剛性の粘稠度を有する。半製品は平面状
(SMC成形材料)もしくは糊状(BMC成形材料)
であつてよい。これらはプレス機械を用いて0.4
〜15N/mm2の圧力下に80〜180℃、有利には120〜
160℃の温度で成形品に加工することができる。
従つて、例えば自動車工業で車体部品例えばボン
ネツト、レヤーフラツプ及びスライデイング・カ
バー又はバンパ、又は家具類、いす、ヒータケー
シング又はシヤーレを製造することができる。こ
の種の製品は金属に対して軽重量、重量に対する
高い強度、良好な耐食性及び部品の形状における
融通性によつて優れている。 次に実施例により本発明を説明する。実施例中
に記載の「部」及び「%」は重量に基づく。 ポリエステル樹脂溶液の製造 A1 無水マレイン酸とポリエチレングリコール
−1,2をモル比1:1で反応させることによ
り酸価31を有する不飽和ポリエステルを製造し
た。スチレン中に65%で溶かしかつヒドロキノ
ン120ppmで安定化した。 A2 無水マレイン酸、ポリエチレングリコール
−1,2及びジプロピレングリコールをモル比
1:0.76:0.33で反応させることにより酸価35
を有する不飽和ポリエステルを製造した。スチ
レン中に70%で溶かしかつヒドロキノン
100ppmで安定化した。 重合体溶液 C1 ヒドロキノン100ppm及び2,6−ジメチル
キノン1200ppmで安定化した、カルボキル基を
有するポリビニルアセテート(酸価7)の33%
スチレン溶液 C2 ヒドロキノン100ppm及び2,6−ジメチル
キノン1200ppmで安定化した、カルボキシル基
を有するポリメチルメタクリレート(酸価6)
の36%スチレン溶液 C3 ヒドロキノン100ppm及び2,6−ジメチル
キノン1200ppmで安定化した、耐衝撃性ポリス
チレン(ポリブタジエン6%)の33%スチレン
溶液 コバルト錯体の製造 サリシルアルデヒド51.2g(0.42モル)をエタ
ノール800ml中に溶かした。酢酸コバルト49.8g
(0.2モル)を加えかつ還流下に30分間加熱した。
次いで、エタノール100ml中に溶かしたエチレン
ジアミン12.0g(0.2モル)を滴下した。還流下
に2時間加熱した後、水1.5で稀釈した。吸引
瀘過し、エタノールで洗浄し、真空中60℃で乾燥
して、Co錯体(H1)46gが得られた。 同様にして、コバルト錯体H2〜H4を製造し
た。コバルト錯体は80〜90℃で樹脂混合物に加え
た。 実施例 ポリエステル樹脂溶液A1又はA260部、重合体
溶液C1,C2又はC340部、水酸化マグネシウム3
部、過安息香酸t−ブチル3部(軟化剤中50%)、
白亞150部、ステアリン酸亜鉛4.5部、種々の量の
コバルト錯体(H)を激しく混合することにより樹脂
混合物を製造した。 これらの樹脂混合物を長さ約2.6cmに切断した
ロービングから成るガラス繊維マツト96部に含浸
させかつ増粘化のためにポリエチレンシートに間
挿して23℃で14日間貯蔵した。 増粘化した成形材料をカバーシートの剥離後、
研磨したスチール工具で7.45N/mm2の圧力を適用
して145℃で3分間圧縮した。得られた成形品は
良好な表面光沢及び良好な繊維隠蔽を示した。表
面は波きずを有していずかつ補強リツプに対して
ひけを有していなかつた。
【表】 比較例7では、コバルト錯体を添加せずに加工
した。得られた成形品は表面に明らかな波きず及
び見える繊維構造を呈した。更に、表面にひけも
識別された。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 A エチレン系不飽和ポリエステル、 B Aと共重合可能なエチレン系不飽和単量体、 C 収縮低下及び/又は弾性化有機重合体1〜30
    重量% D 繊維状補強材、A+Bに対して5〜300重量
    %、 E 場合により粉末状充填剤、 F 場合により増粘剤、A+Bに対して0.5〜5
    重量%、 G 有機過酸化物、A+Bに対して0.05〜5重量
    %、 H コバルト化合物、 I 場合により別の通常の添加物、 を含有する硬化性不飽和ポリエステル成形材料に
    おいて、成分Hとして、コバルト化合物が構造式
    () 【化】 [式中、Xはアルキレン、シクロアルキレン又
    はフエニレン橋であり、該橋は複素原子を含有し
    ていてもよい。Rは水素原子又はアルキル基を表
    わしかつAは芳香族、脂環式もしくは複素環式環
    系を表わす]を有するコバルト()−キレート
    錯体をA+Bの重量に対してCo5〜300ppmの量
    で使用することを特徴とする硬化性ポリエステル
    成形材料。
JP59028840A 1983-02-25 1984-02-20 硬化性ポリエステル成形材料 Granted JPS59159811A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE3306641.8 1983-02-25
DE19833306641 DE3306641A1 (de) 1983-02-25 1983-02-25 Haertbare polyesterformmassen

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JPS59159811A JPS59159811A (ja) 1984-09-10
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ID=6191819

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JP59028840A Granted JPS59159811A (ja) 1983-02-25 1984-02-20 硬化性ポリエステル成形材料

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EP (1) EP0120272B1 (ja)
JP (1) JPS59159811A (ja)
DE (2) DE3306641A1 (ja)

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