JPH0586174B2 - - Google Patents

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JPH0586174B2
JPH0586174B2 JP59166606A JP16660684A JPH0586174B2 JP H0586174 B2 JPH0586174 B2 JP H0586174B2 JP 59166606 A JP59166606 A JP 59166606A JP 16660684 A JP16660684 A JP 16660684A JP H0586174 B2 JPH0586174 B2 JP H0586174B2
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JP
Japan
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chlorella
tablets
powder
tablet
disintegrant
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JP59166606A
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JPS6147156A (ja
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Kimihiko Takeo
Toichiro Hirano
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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  • Jellies, Jams, And Syrups (AREA)
  • Coloring Foods And Improving Nutritive Qualities (AREA)
  • Grain Derivatives (AREA)
  • General Preparation And Processing Of Foods (AREA)
  • Seeds, Soups, And Other Foods (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本発明は、強度および水中における崩壊性に優
れたクロレラ錠に関する。 クロレラ(Chlorella)とはクロレラ目
(Chlorococcales)に属する単細胞緑藻の属名で、
生育速度が比較的早く、タンパク質含量が高いこ
と(通常、乾量の1/2)および必須アミノ酸で
あるリジンなどを多く含むため、いわゆる健康食
品源として大量培養されているものである。 (従来の技術) クロレラは球形あるいは楕円体の直径3〜
10μmの細胞体であるが、健康食品源として利用
する場合は、細胞壁を壊わすために湿式磨砕する
等の処理を行なうか、あるいは未処理のままで、
噴霧乾燥等の乾燥法を利用して乾燥されている
(以下、クロレラの乾燥粉体をクロレラ粉末と称
す)。 本発明は、クロレラ粉末を圧縮成形した錠剤お
よびその製造法に関するものであるが、クロレラ
粉末単味をそのまま、あるいはスラグ方式で乾式
圧縮成形しクロレラ錠を得ることは公知であり、
すでにこの方法で大量のクロレラ錠が製造、市販
され、健康食品として受け入れられている。 (発明が解決しようとする問題点) しかしながら、クロレラ粉末単味で乾式圧縮成
形して得られる錠剤には、以下に列記するような
問題があつた。 クロレラ錠の水中での崩壊は極めて悪く、甚
しいときは数時間以上経過しても全く崩壊しな
い場合がある。 錠剤の強度が低く、粉化し易い。 経時的に錠剤強度が低下するため、厳重な包
装容器中に保管する必要がある。 食するに際し、そのまま嚥下せず、口中で噛
み砕く場合、歯に粘着し、湯水ですすいでも容
易には奇麗にならない。 これらの中で、特にの項目に関しては、健康
食品として折角摂取しても、崩壊が悪いために体
内で消化吸収されないまま排泄される場合が稀に
ある等、その解決が切望されていた。 ,については、適切な包装容器に収納して
やれば、輸送途中あるいは保管中でのダメージを
ある程度防止できるが、それでも実際的には、多
数回に亘つて蓋を開け閉めする際に吸湿するため
か、錠剤強度がさらに弱くなつて粉化し易くなる
等の問題があつた。 については、クロレラ粉末は暗緑色であり、
美容上好ましくなく、商品価値を低くするもので
あつた。 (問題点を解決するための手段) 本発明者らは、上記問題を解決すべく、クロレ
ラ錠の製造につき鋭意研究した結果、クロレラ粉
末に特定成分を配合することで、上記4項目のす
べてが解決することを知り、本発明をなすに到つ
た。 本発明は、クロレラ粉末、賦形崩壊剤としてア
ルフアー化澱粉単独またはアルフアー化澱粉およ
び結晶セルロース、湿潤剤を必須成分とし、これ
を圧縮成形して得られるクロレラ錠に関する。 本発明で言うクロレラ粉末とは、クロレラの乾
燥粉体を指すことは先に述べたとおりであるが、
クロレラ粉末を一旦圧縮成形し、次いで、それを
細粒状に解砕して得た粉末も含まれる。 本発明において賦形崩壊剤として用いる結晶セ
ルロースとは、セルロース原料を鉱酸処理して得
られる一定化重合度を有する特殊なセルロース粉
末であるが、結晶セルロースの水中における分散
性を改良したグレードとして、例えば特開昭54−
55054号に見られるような結晶セルロースと天然
ガムとを混合した結晶セルロースを含む製剤も市
販されており、これも本発明に有効に利用でき
る。 アルフアー化澱粉とは、通常、原料澱粉を加熱
ロール法やエクストルーダー法により、水の存在
下で高温処理して得られるものであるが、本発明
の場合、例えば特開昭58−32828号および特開昭
57−5700号に見られるような、冷水可溶分の小さ
な冷水膨潤能を有するような特殊なアルフアー化
澱粉がより好適に利用できる。 本発明の場合、賦形崩壊剤としてアルフアー化
澱粉単独またはアルフアーか澱粉と結晶セルロー
スを併用する。 上記賦形崩壊剤は、クロレラ錠以外の食品分野
あるいは医薬分野において、すでに結合剤、崩壊
剤、賦形剤としては利用されているものである
が、クロレラ錠の前記4項目の問題点を解消する
目的で、かつ後述する湿潤剤と併用して使用する
ことは知られていない。 本発明を達成するには、賦形崩壊剤の配合量が
全処方中少なくとも1重量%以上、好ましくは2
重量%以上、より好ましくは10重量%以上である
ことが必要である。賦形崩壊剤の上に上限に関し
ては、健康食品として製造、市販する目的に合
せ、クロレラ粉末そのものを一錠中に何%含有さ
せるかという製品設計と関連して決定されるた
め、一概にその範囲は定め難い。賦形崩壊剤の配
合量が1重量%未満では、水のクロレラ錠への浸
透が悪いためか、その理由は定かではないが、ク
ロレラ錠の崩壊は極めて遅い。 本発明で言う湿潤剤とは、以下のようなものを
指す。すなわち、食品分野でその使用が認められ
ている湿潤剤で、プロピレングリコール脂肪酸エ
ステル、グリセリン脂肪酸エステル、シヨ糖脂肪
酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、大豆リ
ン脂肪の中から選ばれる1種もしくは2種以上の
組合せを言う。 これらの湿潤剤の中で、グリセリン脂肪酸エス
テル、シヨ糖脂肪酸エステルの2者がより好まし
く、シヨ糖脂肪酸エステルはそれ自体が微細な粉
末として利用できるということから特に好まし
い。 湿潤剤の配合量は、0.05重量%以上3重量%以
下で本発明が達成される。0.05重量%未満では、
均一混合が困難となるし、添加効果も明瞭でな
い。3重量%を超えて添加するとキヤツピング
(錠剤上部凸部割れ)、ラミネーシヨン(錠剤層状
割れ)を発生し好ましくない。湿潤剤の配合量
は、好ましくは1重量%以下、特に好ましくは
0.5重量%以下である。 本発明のクロレラ錠を製造する場合、その製造
法は、クロレラ粉末、賦形崩壊剤および湿潤剤を
混合し、粉末のままで圧縮成形すれば、錠剤強度
が大きくて、かつ崩壊が速やかなクロレラ錠がで
きるが、より好ましい方法として、本発明者ら
は、以下の方法を見出した。 すなわち、より錠剤の強度を高め、崩壊時間を
短縮するために、クロレラ粉末の全量もしくは一
部と湿潤剤とを予備混合し、次いで、残りのクロ
レラ粉末および/または賦形崩壊剤と混合すると
いうものである。 従来の粉体の乾式圧縮成形の常識として、滑沢
効果を有するワツクス成分は、他の全成分の混合
を完了した後、最後に短時間混合するというのが
最善とされ、そうでない場合は、他成分と一緒に
全量一括混合しているのが現状である。本発明の
場合、ワツクス的性質を有する湿潤剤は、全量を
他成分と混合するのも可能であるが、より好まし
くは先述のとおり、予めクロレラ粉末と十分に混
合しておくのがよい。 なお、湿潤剤をあらかじめ賦形崩壊剤の全量も
しくは一部と予め混合した後、残りの成分を加え
て混合する方法もあるが、この場合は、崩壊性に
おいては見るべき効果があるが、錠剤硬度はそれ
ほど改善されない。 本発明のクロレラ錠に賦香したり、錠皮を施し
たりするのは自由である。また、本発明の必須3
成分、すなわち、クロレラ粉末、賦形崩壊剤、湿
潤剤の他に、増量、修飾を目的に他の新たな成分
を加えるのは自由である。 本発明によつて得たクロレラ錠を一旦破砕し、
再度圧縮して錠剤を得る、いわゆる、スラグ法に
付し、より堅牢な錠剤を得ることも本発明に含ま
れる。 (発明の効果) 本発明のクロレラ錠は、錠剤強度が大きく、水
中での崩壊が速やかであり、さらに食するに当
り、噛み砕いて嚥下する際のクロレラ粉末の歯へ
の固着の程度が軽く、湯水で軽くすすぐだけで容
易にクロレラ特有の絶色が溶け落ちて奇麗になる
との全く予期しない効果が得られた。 (実施例) 参考例 1 クロレラ粉、賦形崩壊剤、湿潤剤を表1の処方
により配合し、十分に混合した後、(株)菊水製作所
製ロータリー打錠機RT―S22型により、8mmφ、
12R標準杵で、200mg/錠の錠剤を作成した。 得られた錠剤の物性評価結果を表2に示す。な
お、錠剤重量バラツキとして各試料の錠剤20個を
採り、その重量を精密に測定して平均重量と試
料標準偏差σを計算し、(σ/)×100として計
算された値、変動係数(CV値)を採用した。ま
た、錠剤の崩壊性能の評価として、日本薬局方第
十改正、一般試験法36、崩壊試験法の錠剤の試験
法に準じ、試験液を水として、デイスクを用いず
に試験したその平均値(n=6)を採つた。錠剤
強度の評価は、市販の錠剤硬度計(例えば、フロ
ント産業(株)、シコロイニーゲル型硬度計)を用い
て測定し、その平均値(n=10)で比較した。
【表】
【表】
【表】 錠剤硬度が3Kgを下廻るものは、ソフトすぎて
実用性が乏しいと判断された。 参考例 2 表3の処方を用い、実施例1の方法に準じてク
ロレラ錠を作成して評価した。評価結果を表4に
示す。
【表】
【表】 なお、No.8の湿潤剤が3.5重量%添加された系
は、キヤツピングとラミネーシヨンを生じてい
た。 実施例 1 クロレラ粉末90部、ステアリン酸モノグリセラ
イド1部を混合し、次いで、賦形崩壊剤としてア
ルフアー化澱粉「PCS」を用い、比較のため表5
に示す他の賦形崩壊剤を選び、それぞれ9部添加
して十分に混合した後、参考例1に準じて錠剤を
製造し、表5の評価結果を得た。なお、成形圧力
は1200Kg/cm2に揃えた。
【表】 実施例 2 表6の処方において、クロレラ粉末にシヨ糖脂
肪酸エステル(HLB11)を加えて、5容V型
ブレンダーで30分間混合後、結晶セルロースおよ
びアルフアー化澱粉を加えて再度20分間混合し、
次いで、参考例1の方法に準じてクロレラ錠を製
造して評価した。 一方、表6処方の全成分を一括してV型ブレン
ダーで50分間混合し、同様に参考例1の方法でク
ロレラ錠を製造して評価した。評価結果を表7に
示す。
【表】
【表】 全成分を一括して混合した系は、成形圧力を高
めると錠剤強度がかえつて低下、キヤツピングお
よびラミネーシヨンを発生し易かつた。 また、追加実験として、クロレラ粉末、結晶セ
ルロース、アルフアー化澱粉の3者を予め混合し
た後、シヨ糖脂肪酸エステルを加えて混合し成形
した系は、成形圧力1500Kg/cm2の時点でキヤツピ
ング気味であり、錠剤硬度3.2Kgと低かつた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 クロレラ粉末、賦形崩壊剤としてアルフアー
    化澱粉単独またはアルフアー化澱粉および結晶セ
    ルロース、湿潤剤を必須成分とし、圧縮成形され
    てなるクロレラ錠。
JP59166606A 1984-08-10 1984-08-10 クロレラ錠 Granted JPS6147156A (ja)

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JP59166606A JPS6147156A (ja) 1984-08-10 1984-08-10 クロレラ錠

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JP59166606A JPS6147156A (ja) 1984-08-10 1984-08-10 クロレラ錠

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JPS6147156A JPS6147156A (ja) 1986-03-07
JPH0586174B2 true JPH0586174B2 (ja) 1993-12-10

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ID=15834414

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