JPH0586060U - 油浴潤滑式の歯車装置 - Google Patents
油浴潤滑式の歯車装置Info
- Publication number
- JPH0586060U JPH0586060U JP026747U JP2674792U JPH0586060U JP H0586060 U JPH0586060 U JP H0586060U JP 026747 U JP026747 U JP 026747U JP 2674792 U JP2674792 U JP 2674792U JP H0586060 U JPH0586060 U JP H0586060U
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- JP
- Japan
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- oil
- magnet
- gear device
- trap
- lubricating oil
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- Withdrawn
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H57/00—General details of gearing
- F16H57/04—Features relating to lubrication or cooling or heating
- F16H57/0402—Cleaning of lubricants, e.g. filters or magnets
- F16H57/0404—Lubricant filters
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Details Of Gearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 油路を循環する潤滑油に含まれた摩耗粉等を
磁石によって吸着して、この摩耗粉等を除去することが
できる油浴潤滑式の歯車装置を提供することにある。 【構成】 歯車機構を収納するインプットカバー1の内
部に潤滑油が循環する油路8を有し、油路8の途中にト
ラップ10を設け、このトラップ10に潤滑油に含まれ
た鉄粉を吸着する磁石13を設け、この磁石13を支持
すると共にインプットカバー1の外部に取出し可能にイ
ンプットカバー1に対して着脱可能なボルト12を備え
た。
磁石によって吸着して、この摩耗粉等を除去することが
できる油浴潤滑式の歯車装置を提供することにある。 【構成】 歯車機構を収納するインプットカバー1の内
部に潤滑油が循環する油路8を有し、油路8の途中にト
ラップ10を設け、このトラップ10に潤滑油に含まれ
た鉄粉を吸着する磁石13を設け、この磁石13を支持
すると共にインプットカバー1の外部に取出し可能にイ
ンプットカバー1に対して着脱可能なボルト12を備え
た。
Description
【0001】
本考案は、例えばトランスミッションや差動歯車装置等のケーシングの内部 に潤滑油を循環させる油路を有する油浴潤滑方式の歯車装置に関する。
【0002】
従来の油浴潤滑式の歯車装置は、例えば自動車のトランスミッションや差動 歯車装置に用いられている。この差動歯車装置においては、デフケース内にギア やピニオンが複数噛合して構成されており、これら複数のギアや複数のピニオン に潤滑油を供給するためデフケースには油路が設けられている。 前記ギアやピニオンは主に鉄から形成されており、前記油路には潤滑油が循環 し、この潤滑油中にはギアの初期摩耗粉等が混入している。
【0003】
ところで、前述した従来の油浴潤滑式の歯車装置では、ギアの摩耗粉等を含 んだ潤滑油がデフケースの内部に導かれ、ギア等が遠心分離器として働き、前記 ギアの摩耗粉等がデフケース内壁に堆積し、歯車装置の摩耗を促進するなどの不 具合が生じていた。
【0004】 本考案は前記事情に着目してなされたもので、その目的とするところは、潤滑 油に混入するギアの摩耗粉等を吸着し、除去することができる油浴潤滑式の歯車 装置を提供することにある。
【0005】
本考案の油浴潤滑式の歯車装置は、前記目的を達成するために、歯車機構を 収納するケーシングの内部に潤滑油が循環する油路を有し、前記油路の途中にト ラップを設け、このトラップに潤滑油に含まれた鉄粉を吸着する磁石を設け、こ の磁石を支持すると共に前記ケーシングの外部に取出し可能に前記ケーシングに 対して着脱可能な支持具を備えた。
【0006】
このように構成された油浴潤滑式の歯車装置によれば、摩耗粉等の鉄粉を含 んだ潤滑油は油路を循環中にトラップに設けられた磁石により前記摩耗粉が吸着 される。この磁石を支持する支持具をケーシングの外部から取出し、磁石に吸着 された摩耗粉を取り除くことにより、潤滑油中の摩耗粉を除去する。
【0007】
以下、本考案の油浴潤滑式の歯車装置の一実施例を図1乃至図5に示し説明 する。
【0008】 図5に本実施例の油浴潤滑式の差動歯車装置を示す。この差動歯車装置は後輪 2軸のトラックのもので、ケーシングとしてのインプットカバー1の内部に差動 歯車機構を備えている。この差動歯車装置は、複数のギア3,4,5や複数のピ ニオン6を有している。
【0009】 これらギア3,4,5や複数のピニオン6に潤滑油を供給するために当該差動 歯車装置の内部を循環する油路8が図中矢印で示すように設けられている。イン プットカバー1の底部には潤滑油が貯溜され、デフケース9の回転駆動力等によ り、潤滑油が油路に導かれ、循環する構成となっている。
【0010】 図1〜図4に示すように、この油路8の途中には潤滑油を導くトラップ10が 設けられ、このトラップ10はインプットカバー1の一部を外部に突出する突出 部1aによって形成している。 このトラップ10は油路8の底面に設けられた凹部によって形成され油路8を 流通する潤滑油が一時的に貯溜するようになっている。
【0011】 また、トラップ10を形成するインプットカバー1の突出部1aの外側壁には ボルト孔11が穿設されている。このボルト孔11には支持具としてのボルト1 2がねじ込まれ、ボルト12の先端部はトラップ10の内部に突出している。さ らに、ボルト12の先端部には丸棒形状の磁石13が一体的に取付けられている 。
【0012】 したがって、ボルト12はインプットカバー1の外部から着脱可能であり、ボ ルト12をボルト孔11から抜去することにより、磁石13をインプットカバー 1の外部に取出すことができる。
【0013】 また、図1及び図2に示すようにトラップ10の上部に位置する油路8の上面 には下方に突出する邪魔板14が取り付けられており、油路8を循環する潤滑油 がまずこの邪魔板14にぶつかって、潤滑油の流れが図2の矢印方向に流れ、前 記トラップ10に導かれ、磁石13の近傍を通って流れるので、潤滑油中に含ま れている多く摩耗粉は磁石13に吸着される構成となっている。
【0014】 このように構成された油浴潤滑式の歯車装置によれば、摩耗粉を含んだ潤滑油 が油路8を循環中にトラップ10の内部にボルト12により支持された磁石13 に前記摩耗粉が吸着する。
【0015】 したがって、定期点検等において、インプットカバー1の外部からボルト12 を緩め、ボルト12をインプットカバー1の外部に図4に仮想線で示すように抜 去することにより摩耗粉を吸着した磁石13を取出すことができる。インプット カバー1から取出した磁石13に吸着された摩耗粉を取り除き、再びボルト12 をボルト孔11にねじ込むことにより磁石13をトラップ10にセットすること ができる。 なお、前記一実施例においては、差動歯車装置について述べたが、この考案は トランスミッション等の歯車機構を内蔵する機器に応用できる。
【0016】
【考案の効果】 本考案の油浴潤滑式の歯車装置は、前述の如く構成したから、油路を循環す る潤滑油に含まれた摩耗粉等を磁石により吸着して、除去することができ、しか も楽にメンテナンスが行えるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施例の油浴潤滑式の歯車装置
の要部の断面図。
の要部の断面図。
【図2】図1のA−A線に沿う断面図。
【図3】図1のB矢印方向から見た要部側面図。
【図4】同上実施例の油浴潤滑式の歯車装置の要部断面
図。
図。
【図5】同上実施例の歯車装置の要部断面図。
8…油路、10…トラップ、12…ボルト、13…磁
石。
石。
Claims (1)
- 【請求項1】 歯車機構を収納するケーシングの内部に
潤滑油が循環する油路を有する油浴潤滑式の歯車装置に
おいて、 前記油路の途中に設けられたトラップと、このトラップ
に設けられ潤滑油に含まれた鉄粉を吸着する磁石と、こ
の磁石を支持すると共に前記ケーシングの外部に取出し
可能に前記ケーシングに対して着脱可能な支持具とを具
備したことを特徴とする油浴潤滑式の歯車装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP026747U JPH0586060U (ja) | 1992-04-23 | 1992-04-23 | 油浴潤滑式の歯車装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP026747U JPH0586060U (ja) | 1992-04-23 | 1992-04-23 | 油浴潤滑式の歯車装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0586060U true JPH0586060U (ja) | 1993-11-19 |
Family
ID=12201893
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP026747U Withdrawn JPH0586060U (ja) | 1992-04-23 | 1992-04-23 | 油浴潤滑式の歯車装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0586060U (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20020044926A (ko) * | 2000-12-07 | 2002-06-19 | 이계안 | 변속기의 오일가이드 |
JP2014185730A (ja) * | 2013-03-25 | 2014-10-02 | Sumitomo Heavy Ind Ltd | 歯車装置 |
WO2014155453A1 (ja) * | 2013-03-26 | 2014-10-02 | 住友重機械工業株式会社 | 歯車装置 |
WO2019003974A1 (ja) * | 2017-06-26 | 2019-01-03 | いすゞ自動車株式会社 | 変速機の潤滑油浄化装置 |
US10174829B2 (en) | 2013-03-25 | 2019-01-08 | Sumitomo Heavy Industries, Ltd. | Foreign matter attracting structure |
-
1992
- 1992-04-23 JP JP026747U patent/JPH0586060U/ja not_active Withdrawn
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20020044926A (ko) * | 2000-12-07 | 2002-06-19 | 이계안 | 변속기의 오일가이드 |
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CN104995437A (zh) * | 2013-03-26 | 2015-10-21 | 住友重机械工业株式会社 | 齿轮装置 |
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CN110799778A (zh) * | 2017-06-26 | 2020-02-14 | 五十铃自动车株式会社 | 变速器的润滑油净化装置 |
CN110799778B (zh) * | 2017-06-26 | 2023-02-28 | 五十铃自动车株式会社 | 变速器的润滑油净化装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19960801 |