JPH0585515A - 折丁束の姿勢維持装置 - Google Patents
折丁束の姿勢維持装置Info
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- JPH0585515A JPH0585515A JP3251298A JP25129891A JPH0585515A JP H0585515 A JPH0585515 A JP H0585515A JP 3251298 A JP3251298 A JP 3251298A JP 25129891 A JP25129891 A JP 25129891A JP H0585515 A JPH0585515 A JP H0585515A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は、製本機においてジャミングを起こさ
ないように折丁束の端部を保護し、折丁2の結束バンド5
を切断した後でも折丁2の起立姿勢を維持させて製本機
への折丁のセット作業を効率的に行なうことができる折
丁束の姿勢維持装置を提供することを目的とする。 【構成】折丁2の束3の両端部に結束バンド5を巻き付
け、結束バンド5を除去した時に折丁2の積層状態を維持
させる装置であって、テーブル4と、結束板6と、テーブ
ル4上に配設され折丁2の束3の結束板6を両側から支える
ピン16、16と、テーブル4から上方に突出し得るように
出入調整可能に設けられ、結束板6と折丁2との間の空間
Cに挿入されて結束バンド5を取り除いた時に折丁2の起
立姿勢を維持させるピン12、13と、を備えていることを
特徴とする。
ないように折丁束の端部を保護し、折丁2の結束バンド5
を切断した後でも折丁2の起立姿勢を維持させて製本機
への折丁のセット作業を効率的に行なうことができる折
丁束の姿勢維持装置を提供することを目的とする。 【構成】折丁2の束3の両端部に結束バンド5を巻き付
け、結束バンド5を除去した時に折丁2の積層状態を維持
させる装置であって、テーブル4と、結束板6と、テーブ
ル4上に配設され折丁2の束3の結束板6を両側から支える
ピン16、16と、テーブル4から上方に突出し得るように
出入調整可能に設けられ、結束板6と折丁2との間の空間
Cに挿入されて結束バンド5を取り除いた時に折丁2の起
立姿勢を維持させるピン12、13と、を備えていることを
特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、製本用に束ねられて
結束された折丁をテーブル上に載置した後に、折丁を結
束しているバンドを切断した時に、その折丁がばらけな
いように姿勢を維持させる折丁束の姿勢維持装置に関す
る。
結束された折丁をテーブル上に載置した後に、折丁を結
束しているバンドを切断した時に、その折丁がばらけな
いように姿勢を維持させる折丁束の姿勢維持装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、製本の工程では、各々該当する
頁を印刷した各種の折丁を順序を決めて束ねる製本機が
用いられ、製本機に各種の折丁を搬入して雑誌等を作る
ことが行なわれる。
頁を印刷した各種の折丁を順序を決めて束ねる製本機が
用いられ、製本機に各種の折丁を搬入して雑誌等を作る
ことが行なわれる。
【0003】製本機には一定方向に移動する搬送装置が
設けられ、この搬送装置に沿って複数のバケットが配設
されている。各バケットには単一種類の折丁がそれぞれ
積層して搬入されるようになっており、各々のバケット
の搬送装置側の部位には積層された折丁の中から一部の
折丁を掴んで搬送装置に順次移送する把持装置が設けら
れている。
設けられ、この搬送装置に沿って複数のバケットが配設
されている。各バケットには単一種類の折丁がそれぞれ
積層して搬入されるようになっており、各々のバケット
の搬送装置側の部位には積層された折丁の中から一部の
折丁を掴んで搬送装置に順次移送する把持装置が設けら
れている。
【0004】従来、製本機のバケット内に折丁を積層し
てセットする作業は、人手によって行なっており、結束
バンドにて結束された折丁の束を製本機近傍に配設され
たテーブルに搬送し、結束バンドを切断した後に、手で
任意の部数の折丁を取出してバケット内にセットする。
てセットする作業は、人手によって行なっており、結束
バンドにて結束された折丁の束を製本機近傍に配設され
たテーブルに搬送し、結束バンドを切断した後に、手で
任意の部数の折丁を取出してバケット内にセットする。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
如くテーブル上に搭載された折丁の結束バンドを切断す
ると、圧縮された状態で結束された折丁の束が結束バン
ドの拘束力解除により膨らんでばらけてしまうため、ば
らけた折丁の四隅を再び揃えてバケット内にセットしな
ければならず、製本の処理作業がはかどらないと共に、
折丁束の両端部に位置する折丁が結束バンドによって変
形してしまい、製本機においてジャミングを起こすとい
う問題があった。
如くテーブル上に搭載された折丁の結束バンドを切断す
ると、圧縮された状態で結束された折丁の束が結束バン
ドの拘束力解除により膨らんでばらけてしまうため、ば
らけた折丁の四隅を再び揃えてバケット内にセットしな
ければならず、製本の処理作業がはかどらないと共に、
折丁束の両端部に位置する折丁が結束バンドによって変
形してしまい、製本機においてジャミングを起こすとい
う問題があった。
【0006】本発明は、かかる課題に着目してなされた
ものであり、製本機においてジャミングを起こさないよ
うに折丁束の端部を保護すると共に、結束された折丁の
結束バンドを切断した後でも束ねられた折丁がばらけな
いように起立姿勢を維持させ、製本作業における折丁の
セット作業を効率的に行なうことができる折丁束の姿勢
維持装置を提供することを目的とする。
ものであり、製本機においてジャミングを起こさないよ
うに折丁束の端部を保護すると共に、結束された折丁の
結束バンドを切断した後でも束ねられた折丁がばらけな
いように起立姿勢を維持させ、製本作業における折丁の
セット作業を効率的に行なうことができる折丁束の姿勢
維持装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明にかかる結束された折丁束の姿勢維持装置
は、積層された折丁束の両端部に結束バンドを巻き付け
て折丁の束を結束し、前記結束バンドを除去した時に前
記折丁束の積層状態を維持させる折丁束の姿勢維持装置
であって、前記結束バンドのリング状の想定面が水平に
なるように、前記結束された折丁の束を搭載するテーブ
ルと、前記折丁束の両端部にあてがわれて前記結束バン
ドによって折丁と共に結束され、接触する折丁との間に
前記テーブルの上下方向に延びる空間を形成する溝を備
えた結束板と、このテーブル上に配設されて前記折丁束
の両端部の結束板を束の両側から支える結束板の支持手
段と、前記テーブルから上方に突出し得るように出入調
整可能に設けられ、この支持手段に支えられた前記結束
板と折丁との間の空間に挿入されて前記結束バンドを取
り除いた時に前記折丁束の姿勢を維持させるアーム機構
と、を備えていることを特徴とする。
に、本発明にかかる結束された折丁束の姿勢維持装置
は、積層された折丁束の両端部に結束バンドを巻き付け
て折丁の束を結束し、前記結束バンドを除去した時に前
記折丁束の積層状態を維持させる折丁束の姿勢維持装置
であって、前記結束バンドのリング状の想定面が水平に
なるように、前記結束された折丁の束を搭載するテーブ
ルと、前記折丁束の両端部にあてがわれて前記結束バン
ドによって折丁と共に結束され、接触する折丁との間に
前記テーブルの上下方向に延びる空間を形成する溝を備
えた結束板と、このテーブル上に配設されて前記折丁束
の両端部の結束板を束の両側から支える結束板の支持手
段と、前記テーブルから上方に突出し得るように出入調
整可能に設けられ、この支持手段に支えられた前記結束
板と折丁との間の空間に挿入されて前記結束バンドを取
り除いた時に前記折丁束の姿勢を維持させるアーム機構
と、を備えていることを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明に係る折丁束の姿勢維持装置によれば、
折丁を結束バンドにより束ねるときに結束板を当てがう
ので、折丁が変形する虞がなく、製本機においてジャミ
ングを起こすおそれがない。しかも、テーブル上に折丁
の結束した束を搭載して結束バンドと結束板を除去して
も、束の両側の結束板はアーム機構により支持されてい
るので、折丁の起立姿勢が保持される。
折丁を結束バンドにより束ねるときに結束板を当てがう
ので、折丁が変形する虞がなく、製本機においてジャミ
ングを起こすおそれがない。しかも、テーブル上に折丁
の結束した束を搭載して結束バンドと結束板を除去して
も、束の両側の結束板はアーム機構により支持されてい
るので、折丁の起立姿勢が保持される。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例にかかる折丁束の姿勢
維持装置を図面に基づいて説明する。
維持装置を図面に基づいて説明する。
【0010】図1は、本実施例にかかる折丁束の姿勢維
持装置の概略的構成を示したものであり、1は製本機の
近傍に配設される折丁束の姿勢維持装置本体である。姿
勢維持装置本体1は、折丁2の結束された束3を搭載する
テーブル4を備えている。多数の折丁2…は、図6に示す
ように結束バンド5によって束ねられた状態でテーブル4
の上に搬送されて来るのであるが、テーブル4の上に搬
送されるときに折丁2…の束3の両側には折丁2の角を保
護する結束板6、6が設けられている。各々の結束板6の
端部には結束板6の一端部から他端部に延びる一対の孔
7、7が開口され、結束板6の表面には、接触する折丁2と
の間に空間Cを形成する3本の細溝8a…が設けられ、結
束板6の裏面には1本の細溝8bが穿設されている。一対の
結束板6、6によって多数の束ねられた折丁2…を結束す
る場合には、結束板6、6の細溝8a…同士が互いに向き合
うように位置させ、細溝8a,8aが穿設された面の間に折
丁2…の束3を位置させる。このように結束板6、6間に折
丁2…の束3を位置させて圧縮し、結束バンド5によって
結束すると、一度に多数の折丁2…を搬送し易くなると
共に、束3の端部に位置する折丁2…が傷まない。
持装置の概略的構成を示したものであり、1は製本機の
近傍に配設される折丁束の姿勢維持装置本体である。姿
勢維持装置本体1は、折丁2の結束された束3を搭載する
テーブル4を備えている。多数の折丁2…は、図6に示す
ように結束バンド5によって束ねられた状態でテーブル4
の上に搬送されて来るのであるが、テーブル4の上に搬
送されるときに折丁2…の束3の両側には折丁2の角を保
護する結束板6、6が設けられている。各々の結束板6の
端部には結束板6の一端部から他端部に延びる一対の孔
7、7が開口され、結束板6の表面には、接触する折丁2と
の間に空間Cを形成する3本の細溝8a…が設けられ、結
束板6の裏面には1本の細溝8bが穿設されている。一対の
結束板6、6によって多数の束ねられた折丁2…を結束す
る場合には、結束板6、6の細溝8a…同士が互いに向き合
うように位置させ、細溝8a,8aが穿設された面の間に折
丁2…の束3を位置させる。このように結束板6、6間に折
丁2…の束3を位置させて圧縮し、結束バンド5によって
結束すると、一度に多数の折丁2…を搬送し易くなると
共に、束3の端部に位置する折丁2…が傷まない。
【0011】テーブル4には、図2、3に示すように、3本
のスリット9と3個の孔10と4本のスリット11a,11bとが開
口されている。スリット9にはテーブル4を貫通するピン
12が挿通され、スリット9に対応する孔10にはピン13が
挿通されている。このピン12、13は、請求項におけるア
ーム機構を構成するもので、テーブル4の下方に配設さ
れた上下動可能な第1のエアシリンダ14から上方に突出
している。第1のエアシリンダ14はテーブル4下方の昇降
板15に設けられた第1のアクチュエータ15aにより昇降可
能とされている。第1のエアシリンダ14は図示しないガ
イドにより案内され、ピン12、13が正確にスリット9、
孔10に挿入されるようになっている。第1のエアシリン
ダ14は、折丁2…の束3が膨らもうとする力に抗してピン
12、13が折丁2…の束3を拘束できる力を有し、束3から
所定の冊数の折丁2…を取出した時にテーブル4上の折丁
2…を軽く圧縮し得るように収縮調整可能とされてい
る。昇降板15はテーブル4の筺体内に配設されている。
昇降板15の両端部はテーブル4側に突出しており、この
昇降板15の突出部分には水平方向及び上下方向に延びる
ピン16(支持手段)がそれぞれ設けられている。ピン1
6、16は互いに向かい合っており、図示しない第2のアク
チュエータにより互いに接近、離間可能にスライドす
る。第1のエアシリンダ14、及び第2のアクチュエータ
は、図示しない制御装置により後述するように制御され
る。
のスリット9と3個の孔10と4本のスリット11a,11bとが開
口されている。スリット9にはテーブル4を貫通するピン
12が挿通され、スリット9に対応する孔10にはピン13が
挿通されている。このピン12、13は、請求項におけるア
ーム機構を構成するもので、テーブル4の下方に配設さ
れた上下動可能な第1のエアシリンダ14から上方に突出
している。第1のエアシリンダ14はテーブル4下方の昇降
板15に設けられた第1のアクチュエータ15aにより昇降可
能とされている。第1のエアシリンダ14は図示しないガ
イドにより案内され、ピン12、13が正確にスリット9、
孔10に挿入されるようになっている。第1のエアシリン
ダ14は、折丁2…の束3が膨らもうとする力に抗してピン
12、13が折丁2…の束3を拘束できる力を有し、束3から
所定の冊数の折丁2…を取出した時にテーブル4上の折丁
2…を軽く圧縮し得るように収縮調整可能とされてい
る。昇降板15はテーブル4の筺体内に配設されている。
昇降板15の両端部はテーブル4側に突出しており、この
昇降板15の突出部分には水平方向及び上下方向に延びる
ピン16(支持手段)がそれぞれ設けられている。ピン1
6、16は互いに向かい合っており、図示しない第2のアク
チュエータにより互いに接近、離間可能にスライドす
る。第1のエアシリンダ14、及び第2のアクチュエータ
は、図示しない制御装置により後述するように制御され
る。
【0012】テーブル4の上方には、図3、4に示すよう
に、結束バンド5を切断して巻取る巻き取り装置17が配
設されている。巻き取り装置17は、テーブル4の上方に
位置してテーブル4の長手方向に延びる第1のガイド軸1
8、18を備えている。第1のガイド軸18、18の周面の一部
には長手方向に歯列が形成されており、第1のガイド軸1
8、18には第1のスライダ19、19がそれぞれスライド可能
に設けられている。第1のスライダ19、19は図示しない
スライド用のモータを備えており、このスライド用のモ
ータとガイド軸とはラックアンドピニオン機構により第
1のスライダ19、19をスライドさせるように関連してい
る。
に、結束バンド5を切断して巻取る巻き取り装置17が配
設されている。巻き取り装置17は、テーブル4の上方に
位置してテーブル4の長手方向に延びる第1のガイド軸1
8、18を備えている。第1のガイド軸18、18の周面の一部
には長手方向に歯列が形成されており、第1のガイド軸1
8、18には第1のスライダ19、19がそれぞれスライド可能
に設けられている。第1のスライダ19、19は図示しない
スライド用のモータを備えており、このスライド用のモ
ータとガイド軸とはラックアンドピニオン機構により第
1のスライダ19、19をスライドさせるように関連してい
る。
【0013】また、第1のスライダ19、19の間には第2の
ガイド軸20が架設されている。第2のガイド軸20の周面
の一部にはガイド軸20の長手方向に延びる歯列が形成さ
れており、第2のガイド軸20には第2のスライダ21、21と
カッター支持ブロック22が設けられている。第2のスラ
イダ21、21は第1のスライダ19、19のスライド方向に対
して直交方向にスライド可能とされており、第2のスラ
イダ21、21同士は互いに接近離間する方向にスライドす
る。第2のスライダ21、21のスライド動作は、第2のスラ
イダ21、21内に設けられたモータとギア機構により行な
われ、ガイド軸20はスライダ21、21内のギア機構と噛合
している。
ガイド軸20が架設されている。第2のガイド軸20の周面
の一部にはガイド軸20の長手方向に延びる歯列が形成さ
れており、第2のガイド軸20には第2のスライダ21、21と
カッター支持ブロック22が設けられている。第2のスラ
イダ21、21は第1のスライダ19、19のスライド方向に対
して直交方向にスライド可能とされており、第2のスラ
イダ21、21同士は互いに接近離間する方向にスライドす
る。第2のスライダ21、21のスライド動作は、第2のスラ
イダ21、21内に設けられたモータとギア機構により行な
われ、ガイド軸20はスライダ21、21内のギア機構と噛合
している。
【0014】スライダ21、21にはロッド23、23がそれぞ
れ上下動可能に保持されている。ロッド23、23の下端部
にはモータを内蔵した円形ブロック24、24が設けられて
いる。ロッド23、23の周面の一部にはロッド23の長手方
向に延びる歯列が形成されており、スライダ21、21内に
設けられたロッド23の昇降用のギア機構と噛合してい
る。スライダ21、21はロッド23の昇降用のモータを備え
ており、このモータの回転によりギア機構を介してロッ
ド23、23を昇降させる。
れ上下動可能に保持されている。ロッド23、23の下端部
にはモータを内蔵した円形ブロック24、24が設けられて
いる。ロッド23、23の周面の一部にはロッド23の長手方
向に延びる歯列が形成されており、スライダ21、21内に
設けられたロッド23の昇降用のギア機構と噛合してい
る。スライダ21、21はロッド23の昇降用のモータを備え
ており、このモータの回転によりギア機構を介してロッ
ド23、23を昇降させる。
【0015】円形ブロック24、24の下面部には円形ブロ
ック24、24内に配設されたモータにより回転する回転板
25、25を備えている。各回転板25の下端部にはそれぞれ
一対のバンド巻き取り用のロッド26、26が形成されてい
る。このロッド26、26は束3の結束バンド5を巻取るため
に、図5に示すように、結束板6の溝8b内に挿入されるも
ので、ロッド26、26の間に結束バンド5を位置させて結
束バンド5を挟持するために、回転板25にはロッド26、2
6同士を接近させるアクチュエータ(図示省略)が内蔵
されている。
ック24、24内に配設されたモータにより回転する回転板
25、25を備えている。各回転板25の下端部にはそれぞれ
一対のバンド巻き取り用のロッド26、26が形成されてい
る。このロッド26、26は束3の結束バンド5を巻取るため
に、図5に示すように、結束板6の溝8b内に挿入されるも
ので、ロッド26、26の間に結束バンド5を位置させて結
束バンド5を挟持するために、回転板25にはロッド26、2
6同士を接近させるアクチュエータ(図示省略)が内蔵
されている。
【0016】カッター支持ブロック22はガイド軸20に固
定されており、カッター支持ブロック22には上下動可能
なロッド27が保持されている。ロッド27の周面の一部に
はロッド27の長手方向に延びる歯列が形成されており、
ロッド27の歯列はカッター支持ブロック22内に内蔵され
たギア機構に噛み合っている。カッター支持ブロック22
内にはこのギア機構を駆動するモータが内蔵されてい
る。ロッド27の下端部からは下端部が尖ったカッター28
が取り付けられている。カッター28は、折丁2…の束3の
搬送作業時の安全のために、ロッド22内に設けられたモ
ータ及びギア機構により出入可能に取り付けられてお
り、ロッド27の下降後カッター28の下降により結束バン
ド5を切断するようになっている。
定されており、カッター支持ブロック22には上下動可能
なロッド27が保持されている。ロッド27の周面の一部に
はロッド27の長手方向に延びる歯列が形成されており、
ロッド27の歯列はカッター支持ブロック22内に内蔵され
たギア機構に噛み合っている。カッター支持ブロック22
内にはこのギア機構を駆動するモータが内蔵されてい
る。ロッド27の下端部からは下端部が尖ったカッター28
が取り付けられている。カッター28は、折丁2…の束3の
搬送作業時の安全のために、ロッド22内に設けられたモ
ータ及びギア機構により出入可能に取り付けられてお
り、ロッド27の下降後カッター28の下降により結束バン
ド5を切断するようになっている。
【0017】次に、姿勢維持装置1の動作について説明
する。
する。
【0018】先ず、結束バンド5によって前述の状態で
結束された折丁2…の束3をテーブル4の上に搭載する前
に、テーブル4のピン12、13、16、16並びに巻き取り機
のスライダ19、19、21、21及びロッド23、23、27等の待
機状態について説明する。
結束された折丁2…の束3をテーブル4の上に搭載する前
に、テーブル4のピン12、13、16、16並びに巻き取り機
のスライダ19、19、21、21及びロッド23、23、27等の待
機状態について説明する。
【0019】(待機状態)待機状態において、ピン12、
13はテーブル4の下方に位置しており、テーブル4からは
突出していない。ピン16、16はテーブル4の上方に結束
板6の高さ分突出している(尚、昇降板15を上下動させ
て待機状態時にピン16、16をテーブル4から突出させ
ず、束3がテーブル4上で位置決めされて搭載された時に
ピン16、16をテーブル4から突出させると、束3をテーブ
ル4上に搭載するのが容易となる)。昇降板15の第2のア
クチュエータを調整して束3の大きさに合わせてピン1
6、16の突出する位置を調整しておく。また、結束板6の
孔7と溝8aの間隔は一定であるので、第1のエアシリンダ
14はピン16の離間間隔を調整する第2のアクチュエータ
と関連してピン12の出入位置を調整すると共に、スライ
ダ19の位置並びにスライダ23の位置を束3の大きさに対
応させて調整する。
13はテーブル4の下方に位置しており、テーブル4からは
突出していない。ピン16、16はテーブル4の上方に結束
板6の高さ分突出している(尚、昇降板15を上下動させ
て待機状態時にピン16、16をテーブル4から突出させ
ず、束3がテーブル4上で位置決めされて搭載された時に
ピン16、16をテーブル4から突出させると、束3をテーブ
ル4上に搭載するのが容易となる)。昇降板15の第2のア
クチュエータを調整して束3の大きさに合わせてピン1
6、16の突出する位置を調整しておく。また、結束板6の
孔7と溝8aの間隔は一定であるので、第1のエアシリンダ
14はピン16の離間間隔を調整する第2のアクチュエータ
と関連してピン12の出入位置を調整すると共に、スライ
ダ19の位置並びにスライダ23の位置を束3の大きさに対
応させて調整する。
【0020】待機状態時には、巻き取り装置のスライダ
19、19はガイド軸18、18の先端部に位置している。スラ
イダ21、21は互いに接近した位置に位置しており、ロッ
ド22、23、23、カッター28は上昇状態にある。ロッド2
6、26は開いた状態となっており、回転板25はロッド2
6、26の間に結束バンド5が入るように向いている。
19、19はガイド軸18、18の先端部に位置している。スラ
イダ21、21は互いに接近した位置に位置しており、ロッ
ド22、23、23、カッター28は上昇状態にある。ロッド2
6、26は開いた状態となっており、回転板25はロッド2
6、26の間に結束バンド5が入るように向いている。
【0021】(束3の搭載と束3の幅及び長さの設定)こ
のような待機状態の後に、折丁2…の束3をテーブル4上
に搬送し、結束板6の孔7、7にピン16、16が挿入される
ように束3をおく。これによって、束3はテーブル4上に
位置決めされて搭載された状態となる。この状態で、次
に第1のアクチュエータ15aを作動させてピン12、13を結
束板6と折丁2…の溝8aの間の空間Cに挿入する。第1の
アクチュエータ15aの上昇によりピン12、13が結束板6の
溝8aと折丁2との間に挿入されたら、次に、巻き取り機1
7による結束バンド5の切断及び巻き取り工程に移行す
る。
のような待機状態の後に、折丁2…の束3をテーブル4上
に搬送し、結束板6の孔7、7にピン16、16が挿入される
ように束3をおく。これによって、束3はテーブル4上に
位置決めされて搭載された状態となる。この状態で、次
に第1のアクチュエータ15aを作動させてピン12、13を結
束板6と折丁2…の溝8aの間の空間Cに挿入する。第1の
アクチュエータ15aの上昇によりピン12、13が結束板6の
溝8aと折丁2との間に挿入されたら、次に、巻き取り機1
7による結束バンド5の切断及び巻き取り工程に移行す
る。
【0022】(結束バンド5の巻き取り工程)結束板6を
ピン12、13、16…により位置決めさせた後に、先ず、ロ
ッド21、21を下降させ、ロッド26、26の間に結束バンド
5を位置させる。ロッド26、26の間に結束バンド5を位置
させた後、ロッド26、26を互いに接近させて結束バンド
5を挟持する。結束バンド5の挟持後、ロッド22を下降さ
せ更にカッター28を下降させて結束バンド5を切断す
る。切断された結束バンド5はロッド26、26によって挟
持されているので、切断により結束バンド5の切断され
た端部は反力によりロッド26、26から抜けようとする
が、ロッド26、26が結束バンド5を強く挟持しているの
で、ロッド26、26から抜けることはない。尚、ロッド2
6、26の結束バンド26、26を挟持する部分に滑り止めの
ラバーを設けておいても良い。結束バンド5の切断後、
カッター28はロッド22内に納められる同時に、ロッド22
は上昇してテーブル4から遠ざかる。結束バンド5の切断
後はカッター28をロッド22内に収納すると共に、回転板
25を回転させつつスライダ21、21をガイド軸18、18側に
接近させると共に、スライダ19、19をガイド軸18、18の
先端部から基端部側に移動させる。これによって結束バ
ンド5は束3から取り除かれる。結束バンド5はロッド2
6、26に巻き込まれているので、束3から取り除いた後に
は、回転板25を逆方向に回転させ、ロッド26、26を離間
させてテーブル4の側方に廃棄する。切断した結束バン
ド5を廃棄した後に、スライダ19、19及びスライダ21、2
1は再度、待機状態になるまで結束バンド15を廃棄した
位置に停止している。
ピン12、13、16…により位置決めさせた後に、先ず、ロ
ッド21、21を下降させ、ロッド26、26の間に結束バンド
5を位置させる。ロッド26、26の間に結束バンド5を位置
させた後、ロッド26、26を互いに接近させて結束バンド
5を挟持する。結束バンド5の挟持後、ロッド22を下降さ
せ更にカッター28を下降させて結束バンド5を切断す
る。切断された結束バンド5はロッド26、26によって挟
持されているので、切断により結束バンド5の切断され
た端部は反力によりロッド26、26から抜けようとする
が、ロッド26、26が結束バンド5を強く挟持しているの
で、ロッド26、26から抜けることはない。尚、ロッド2
6、26の結束バンド26、26を挟持する部分に滑り止めの
ラバーを設けておいても良い。結束バンド5の切断後、
カッター28はロッド22内に納められる同時に、ロッド22
は上昇してテーブル4から遠ざかる。結束バンド5の切断
後はカッター28をロッド22内に収納すると共に、回転板
25を回転させつつスライダ21、21をガイド軸18、18側に
接近させると共に、スライダ19、19をガイド軸18、18の
先端部から基端部側に移動させる。これによって結束バ
ンド5は束3から取り除かれる。結束バンド5はロッド2
6、26に巻き込まれているので、束3から取り除いた後に
は、回転板25を逆方向に回転させ、ロッド26、26を離間
させてテーブル4の側方に廃棄する。切断した結束バン
ド5を廃棄した後に、スライダ19、19及びスライダ21、2
1は再度、待機状態になるまで結束バンド15を廃棄した
位置に停止している。
【0023】(結束板6の排除と折丁の姿勢維持工程)
結束バンド5の排除後、第2のアクチュエータによりピン
16、16を互いに離間させて結束板6、6を折丁2…の束3か
ら離すと、折丁2…の束3は膨らもうとするが、第1のエ
アシリンダによりピン12、13が折丁2…の束3の両端部を
支持しているので、折丁2…がばらけることがない。ピ
ン12、13によって折丁2…の束3の姿勢が維持された状態
になると、折丁2…を束3から取出可能な状態となる。束
3から任意の数の折丁2…を取出すと、束3の大きさが小
さくなるが、第1のエアシリンダ14の収縮によりテーブ
ル4の上の折丁2…は起立した姿勢を維持しており、折丁
2…の取出を容易なものとし、製本機(図示省略)のバ
ケットに折丁2…をセットするときの端部を揃えなくと
も良いようになっている。
結束バンド5の排除後、第2のアクチュエータによりピン
16、16を互いに離間させて結束板6、6を折丁2…の束3か
ら離すと、折丁2…の束3は膨らもうとするが、第1のエ
アシリンダによりピン12、13が折丁2…の束3の両端部を
支持しているので、折丁2…がばらけることがない。ピ
ン12、13によって折丁2…の束3の姿勢が維持された状態
になると、折丁2…を束3から取出可能な状態となる。束
3から任意の数の折丁2…を取出すと、束3の大きさが小
さくなるが、第1のエアシリンダ14の収縮によりテーブ
ル4の上の折丁2…は起立した姿勢を維持しており、折丁
2…の取出を容易なものとし、製本機(図示省略)のバ
ケットに折丁2…をセットするときの端部を揃えなくと
も良いようになっている。
【0024】(待機状態への復帰)折丁2…がテーブル4
から全部取り除かれたら、姿勢維持装置1と巻き取り装
置17は待機状態に復帰し、新たな折丁2…の束3がテーブ
ル4上に搬入されるまで待機状態となる。
から全部取り除かれたら、姿勢維持装置1と巻き取り装
置17は待機状態に復帰し、新たな折丁2…の束3がテーブ
ル4上に搬入されるまで待機状態となる。
【0025】
【効果】本発明にかかる折丁束の姿勢維持装置は、以上
説明したように構成したので、結束された折丁の結束バ
ンドを切断した後でも束ねられた折丁がばらけないよう
にすることにより、製本作業における折丁のセット作業
を効率的に行なうことができる
説明したように構成したので、結束された折丁の結束バ
ンドを切断した後でも束ねられた折丁がばらけないよう
にすることにより、製本作業における折丁のセット作業
を効率的に行なうことができる
【図1】 本発明の実施例に係る折丁束の姿勢維持装置
の主要部の概略構成図である。
の主要部の概略構成図である。
【図2】 図1に示す姿勢維持装置のテーブルの平面図
である。
である。
【図3】 本発明の姿勢維持装置の結束バンドの巻き取
り装置を上方からみた状態の概略構成図である。
り装置を上方からみた状態の概略構成図である。
【図4】 図3に示す巻き取り装置をテーブルの側方か
らみた状態の説明図である。
らみた状態の説明図である。
【図5】 結束板と折丁を結束する結束バンドを切断す
る状態を説明する部分拡大図である。
る状態を説明する部分拡大図である。
【図6】 結束板を用いて結束した状態の折丁束の平面
図である。
図である。
1…折丁束の姿勢維持装置 2…折丁 3…折丁の束 4…テーブル 5…結束バンド 6…結束板 7…孔 8a…溝 C…結束板と折丁の空間 9、11a,11b…スリット 10…孔 12、13…ピン(アーム機構) 16…ピン(支持手段) 17…巻き取り装置 19、21…スライダ 26…ロッド 28…カッター
フロントページの続き (72)発明者 武田晃 東京都台東区台東一丁目5番1号凸版印刷 株式会社内 (72)発明者 大熊隆正 東京都台東区台東一丁目5番1号凸版印刷 株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 積層された折丁束の両端部に結束バンド
を巻き付けて折丁の束を結束し、前記結束バンドを除去
した時に前記折丁束の積層状態を維持させる折丁束の姿
勢維持装置であって、 前記結束バンドのリング状の想定面が水平になるよう
に、前記結束された折丁の束を搭載するテーブルと、 前記折丁束の両端部にあてがわれて前記結束バンドによ
って折丁と共に結束され、接触する折丁との間に前記テ
ーブルの上下方向に延びる空間を形成する溝を備えた結
束板と、 このテーブル上に配設されて前記折丁束の両端部の結束
板を束の両側から支える結束板の支持手段と、 前記テーブルから上方に突出し得るように出入調整可能
に設けられ、この支持手段に支えられた前記結束板と折
丁との間の空間に挿入されて前記結束バンドを取り除い
た時に前記折丁束の姿勢を維持させるアーム機構と、 を備えていることを特徴とする折丁束の姿勢維持装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3251298A JPH0585515A (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | 折丁束の姿勢維持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3251298A JPH0585515A (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | 折丁束の姿勢維持装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0585515A true JPH0585515A (ja) | 1993-04-06 |
Family
ID=17220729
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3251298A Pending JPH0585515A (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | 折丁束の姿勢維持装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0585515A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106043849A (zh) * | 2016-07-19 | 2016-10-26 | 昆山沃优自动化设备科技有限公司 | 一种放钞理齐装置 |
-
1991
- 1991-09-30 JP JP3251298A patent/JPH0585515A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106043849A (zh) * | 2016-07-19 | 2016-10-26 | 昆山沃优自动化设备科技有限公司 | 一种放钞理齐装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050124 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20081022 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20090311 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |