JPH0585420A - 自動車の下部車体構造 - Google Patents

自動車の下部車体構造

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Publication number
JPH0585420A
JPH0585420A JP27855991A JP27855991A JPH0585420A JP H0585420 A JPH0585420 A JP H0585420A JP 27855991 A JP27855991 A JP 27855991A JP 27855991 A JP27855991 A JP 27855991A JP H0585420 A JPH0585420 A JP H0585420A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pillar
side sill
automobile
bracket
sill
Prior art date
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Pending
Application number
JP27855991A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuhiro Komatsu
信広 小松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP27855991A priority Critical patent/JPH0585420A/ja
Publication of JPH0585420A publication Critical patent/JPH0585420A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 キャビン2の支持剛性を向上させて軽量化を
図ることができる自動車の下部車体構造を提供する。 【構成】 ピラ−3近傍のサイドシル4から張出すサイ
ドシル側ブラケット15と、シャ−シフレ−ムから張出
すシャ−シフレ−ム側ブラケットとが重ね合わされて、
キャブマウントブラケット14が構成されている自動車
の下部車体構造を前提とする。その前提の下、前記ピラ
−3からホイルエプロン5が車体前方に延ばされ、その
ホイルエプロン5に車幅方向内方に突出するホイルハウ
ス部6が、前記ピラ−6に隣合うようにして設けられ、
前記サイドシル側ブラケット15が、前記ピラ−3と前
記ホイルハウス部6とが形成するコ−ナ部8において、
該ホイルハウス部6にも結合されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車の下部車体構造に
関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の下部車体構造には、実開平2−
56776号公報に示すように、シャ−シフレ−ムにキ
ャビンを結合(キャブマウント)するものが一般的に知
られており、その結合は、前部、車体前後方向中央部、
後部等、所定の複数の結合個所(キャブマウント個所)
において行われている。ところで、上述のような自動車
においては、キャブマウント個所の一つの構成として、
ピラ−近傍(フロントピラ−よりも車体後方側)におい
て、サイドシルからブラケットを張出すようにして設け
ると共にシャ−シフレ−ムからブラケットを張出すよう
にして設けるようにし、両ブラケットをラバ−を介して
重ね合わせ、それらをボルトとナットにより固定したも
のがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記構造にお
いては、キャブマウントに伴って、キャブマウント入力
(上下方向の荷重)が当該構造部分に作用し、サイドシ
ルがねじられることになるため、それを防ごうとすれ
ば、肉厚、補強部材等により補強を図らなければなら
ず、このことが自動車の軽量化を阻害している。本発明
は上記実情を鑑みてなされたもので、その目的は、キャ
ビンの支持剛性を向上させて軽量化を図ることができる
自動車の下部車体構造を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに本発明(第1発明)にあっては、ピラ−近傍のサイ
ドシルから張出すサイドシル側ブラケットと、シャ−シ
フレ−ムから張出すシャ−シフレ−ム側ブラケットと
が、重ね合わせられて、キャブマウントブラケットが構
成されている自動車の下部車体構造において、前記ピラ
−からホイルエプロンが車体前方に延ばされ、前記ホイ
ルエプロンに、車幅方向内方に突出する突出部が、前記
ピラ−に隣合うようにして設けられ、前記サイドシル側
ブラケットが、前記ピラ−と前記突出部とが形成するコ
−ナ−部において、該突出部にも結合されている構成と
してある。上述の第1発明の構成により、ホイルエプロ
ンにおける突出部の縦壁及びピラ−等の強固のものをキ
ャブマウント入力を受けるために利用することができる
ことになる。このため、キャビンの支持剛性が向上し
て、補強部材等は不要となり、軽量化を図ることができ
ることになる。また、ホイルエプロンの突出部を利用し
たことから、ダッシュパネルとピラ−とによってコ−ナ
部を形成して、そのコ−ナ部を前述のように利用する必
要もないことから、ダッシュパネルの配設が自由とな
り、車室内空間を拡大することもできることになる。
【0005】また、前述の目的を達成するために本発明
(第2発明)にあっては、前記突出部がホイルハウス部
である構成としてある。
【0006】また、前述の目的を達成するために本発明
(第3発明)にあっては、前記突出部の下部に取付調整
部が前記サイドシルに連続するようにして設けられ、前
記サイドシル側ブラケットが上記取付調整部を介して前
記突出部にも結合されている構成としてある。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1、図2において、1はシャ−シフレ−ムで、
該シャ−シフレ−ムは、一対のフレ−ム1a(図2にお
いて、一方を図示略)が間隔をあけた状態で車体前後方
向に延びる構成となっている。
【0008】前記シャ−シフレ−ム1には、キャビンが
複数の結合個所(キャブマウント個所)において結合さ
れる。キャビン2は、図1、図2に示すように、フロン
トピラ−(以下、ピラ−と称す)3を備えている。その
ピラ−3の後部にはその下部においてサイドシル4が接
続され、そのサイドシル4が車体後方に向って延びてい
る一方、ピラ−3の前部にはホイルエプロン5が接続さ
れている。このホイルエプロン5は車体前方へと延びて
おり、そのホイルエプロン5の下端は、前記サイドシル
4の下端と略同じ高さに合わせてある。このホイルエプ
ロン5には、ホイルハウス部6が前記ピラ−3に隣合う
ようにして設けられている。このホイルハウス部6は車
幅方向内方に突出しており、その後方下部分は、ピラ−
3側から一旦、車幅方向内方に延びた後、車体前方側に
向って滑らかな曲面をもって延びている。特に、本実施
例においては、図2、図5に示すように、ホイルハウス
部6における後方下部分には、取付調整部7が設けられ
ている。この取付調整部7は、車体後方に膨出させて形
成されており、その表面はサイドシル(インナ)4の前
端部に当接され、これにより、サイドシル(インナ)4
とホイルハウス部6(取付調整部7)とは、図4、図5
に示すように、直角状のコ−ナ部8を形成している。
【0009】前記ピラ−3の車体前方側には、図2に示
すようにダッシュロアパネル9が配設されている。この
ダッシュロアパネル9は、その下方部分において、その
車幅方向端部がホイルエプロン5に結合されている一
方、その上方部分においては、車体後方に曲げられて、
図3に示すように、ピラ−(ヒンジピラ−インナ)3に
結合されている。このダッシュロアパネル9の上方部分
と、カウルパネル10、カウルフロント11は、図2に
示すように、閉断面構造12を構成している。
【0010】前記シャ−シフレ−ム1上にはフロントフ
ロア13(以下、フロアと称す)が配設されている。こ
のフロア13の周縁部は、サイドシル(サイドシルイン
ナ)4の上面、取付調整部7の上面、ホイルハウス部
6、ダッシュロアパネル9の下端部に結合されている。
【0011】前記ピラ−3の車幅方向内方側には、図
2、図4に示すように、複数のキャブマウントのうちの
一つとして、キャブマウントブラケット14が配設され
ている。このキャブマウントブラケット14は、サイド
シル4から車幅方向内方に張出すサイドシル側ブラケッ
ト15と、シャ−シフレ−ムから車幅方向に張出すシャ
−シフレ−ム側ブラケット(図示略)からなり、それら
は、図示を略すラバ−を介して重ね合わせた状態で、ボ
ルトとナットとにより固定されることになっている。前
記サイドシル側ブラケット15は、図2に示すように前
記フロア13の下方であって前記ピラ−3の下端側に位
置されている。このブラケット15は、上面部16と、
該上面部16の車体前後方向両端部に設けられる側面部
17と、該両側面部17の車幅方向外方側に設けられる
フランジ部18とからなっており、このうち、フランジ
部18がサイドシル(インナ)4に結合され、一方の側
面部17が取付調整部7(ホイルハウス部6)に結合さ
れている。
【0012】したがって、上記構造においては、サイド
シル側ブラケット15が前記コ−ナ部8においてサイド
シル4とホイルハウス部6とを連結していることから、
キャブマウント入力としての上下荷重に対して、強固な
ピラ−3及びホイルハウス部6の縦壁を利用できること
になり、キャビン2の支持剛性を向上させて、補強部材
等を省くことができることになる。この結果、補強部材
等の不要に基づいて、自動車の軽量化を図ることができ
ることになる。また、上述のように、コ−ナ部8を形成
するために、サイドシル4に対してホイルハウス部6が
利用されていることから、ダッシュロアパネル9を、コ
−ナ部8形成のために利用(ホイルハウス部に沿わせて
用いること)する必要がなくなり、ダッシュロアパネル
9の配設を自由にすることができることになる。このた
め、図2に示すように、ダッシュロアパネル9をできる
だけ車体前方側に配置して、車室内空間を拡大すること
ができることになる。さらに、ダッシュロアパネル9、
カウルフロントパネル11及びカウルパネル10が閉断
面構造を構成していることから、それがキャビン2に対
してねじれ防止機能を発揮すると共に、インストルメン
トパネル、ウインドウ、アクセルペダル等に対しての強
固な支持部材としても働くことになる。
【0013】
【発明の効果】本発明は以上述べたように、キャビンの
支持剛性を向上させて軽量化を図ることができる。ま
た、ダッシュパネルの配設の自由度が高まったことに基
づいて、車室内空間を拡大することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】車体構造を示す斜視図。
【図2】本発明の実施例に係る構造を車室内側から車体
前方に向けて見た場合を示す拡大斜視図。
【図3】図2のA−A線拡大断面図。
【図4】図2のB−B線拡大断面図。
【図5】サイドシルとホイルハウス部との交差部分を示
す拡大斜視図。
【符号の説明】
1 シャ−シフレ−ム 3 ピラ− 4 サイドシル 5 ホイルエプロン 6 ホイルハウス部 7 取付調整部 8 コ−ナ部 15 サイドシル側ブラケット

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピラ−近傍のサイドシルから張出すサイ
    ドシル側ブラケットと、シャ−シフレ−ムから張出すシ
    ャ−シフレ−ム側ブラケットとが、重ね合わせられて、
    キャブマウントブラケットが構成されている自動車の下
    部車体構造において、 前記ピラ−からホイルエプロンが車体前方に延ばされ、 前記ホイルエプロンに、車幅方向内方に突出する突出部
    が、前記ピラ−に隣合うようにして設けられ、 前記サイドシル側ブラケットが、前記ピラ−と前記突出
    部とが形成するコ−ナ−部において、該突出部にも結合
    されている、ことを特徴とする自動車の下部車体構造。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記突出部がホイルハウス部である、ことを特徴とする
    自動車の下部車体構造。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 前記突出部の下部に取付調整部が前記サイドシルに連続
    するようにして設けられ、 前記サイドシル側ブラケットが上記取付調整部を介して
    前記突出部にも結合されている、ことを特徴とする自動
    車の下部車体構造。
JP27855991A 1991-09-30 1991-09-30 自動車の下部車体構造 Pending JPH0585420A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104114438A (zh) * 2012-02-13 2014-10-22 本田技研工业株式会社 车身下部构造

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104114438A (zh) * 2012-02-13 2014-10-22 本田技研工业株式会社 车身下部构造
CN104114438B (zh) * 2012-02-13 2016-09-21 本田技研工业株式会社 车身下部构造

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