JPH0585320U - 電気湯沸器 - Google Patents
電気湯沸器Info
- Publication number
- JPH0585320U JPH0585320U JP2632793U JP2632793U JPH0585320U JP H0585320 U JPH0585320 U JP H0585320U JP 2632793 U JP2632793 U JP 2632793U JP 2632793 U JP2632793 U JP 2632793U JP H0585320 U JPH0585320 U JP H0585320U
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- bellows pump
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 蒸気排出通路の途中が詰まったり、あるいは
ヒータが異常加熱状態となったりした場合にも、内容器
内の圧力が危険状態とならないようにする。 【構成】 ヒータ9によって沸かされた湯を貯湯する内
容器6を内蔵した本体ケース1の上端部に、蓋体2を取
り付け且つ該蓋体2内に、前記内容器6内の湯を導出さ
せるための加圧式のベローズポンプ10を設けるととも
に、前記内容器6内において発生する蒸気を前記ベロー
ズポンプ10内を避けて外部へ排出する蒸気排出通路2
2を設けるようにしている。
ヒータが異常加熱状態となったりした場合にも、内容器
内の圧力が危険状態とならないようにする。 【構成】 ヒータ9によって沸かされた湯を貯湯する内
容器6を内蔵した本体ケース1の上端部に、蓋体2を取
り付け且つ該蓋体2内に、前記内容器6内の湯を導出さ
せるための加圧式のベローズポンプ10を設けるととも
に、前記内容器6内において発生する蒸気を前記ベロー
ズポンプ10内を避けて外部へ排出する蒸気排出通路2
2を設けるようにしている。
Description
【0001】
本願考案は、ヒータにより沸かされた湯を貯湯するための電気湯沸器に関する ものである。
【0002】
この種の電気湯沸器は、貯湯用の内容器を内蔵した本体ケースの上端開口部を 蓋体で覆い、エアポンプにより前記内容器内の湯を注出口から導出させ得る如く 構成されているのが通例であり、内容器内を蒸気排出通路を介して大気に連通さ せて内部で発生する蒸気を外部へ排出することにより、内容器内の異常な高圧化 を防止するようにしたものが知られている。
【0003】
ところが、上記のような構成とする場合、蒸気排出通路の途中が詰まったり、 あるいはヒータが異常加熱状態となったりすると、内容器内が高圧化することが あるが、蓋体が螺着式とされているものの場合、蓋体が完全に拘束されているこ ととなるため、蒸気の出口がなくなって内容器内の高圧化が進み、ついには危険 な状態となるおそれがある。
【0004】 本願考案は、上記の点に鑑みてなされたもので、蒸気排出通路の途中が詰まっ たり、あるいはヒータが異常加熱状態となったりした場合にも、内容器内の圧力 が危険状態とならないようにすることを目的とするものである。
【0005】
本願考案では、上記課題を解決するための手段として、ヒータ9によって沸か された湯を貯湯する内容器6を内蔵した本体ケース1の上端部に、蓋体2を取り 付け且つ該蓋体2内に、前記内容器6内の湯を導出させるための加圧式のベロー ズポンプ10を設けるとともに、前記内容器6内において発生する蒸気を前記ベ ローズポンプ10内を避けて外部へ排出する蒸気排出通路22を設けるようにし ている。
【0006】
本願考案では、上記手段によって次のような作用が得られる。
【0007】 即ち、蒸気排出通路22の途中が詰まったり、ヒータ9が異常加熱状態となっ たりした場合においても、蓋体2の上方への変位によって内容器6内の蒸気Sが 外部へ排出され得ることとなり、内容器6内の異常高圧化を防止することができ る。また、通常の場合、内容器6内の蒸気Sはベローズポンプ10内を避けて通 ることとなるため、ベローズポンプ10の熱劣化が防止されることとなる。
【0008】
本願考案によれば、ヒータ9によって沸かされた湯を貯湯する内容器6を内蔵 した本体ケース1の上端部に、蓋体2を取り付け且つ該蓋体2内に、前記内容器 6内の湯を導出させるための加圧式のベローズポンプ10を設けるとともに、前 記内容器6内において発生する蒸気を前記ベローズポンプ10内を避けて外部へ 排出する蒸気排出通路22を設けるようにしたので、蒸気排出通路22の途中が 詰まったり、ヒータ9が異常加熱状態となったりした場合においても、蓋体2の 上方への変位によって内容器6内の蒸気Sが外部へ排出され得ることとなり、内 容器6内の異常高圧化を防止することができるという実用的な効果がある。 また、蒸気排出通路22は、内容器6内の蒸気Sがベローズポンプ10内を避 けて通るように設けられているので、ベローズポンプ10の熱劣化が防止される こととなり、耐久性向上に大いに寄与するという効果もある。
【0009】
以下、添付の図面を参照して、本願考案の好適な実施例を説明する。
【0010】 この電気湯沸器は、外装ケース3上端に肩部材4を取り付けてなる本体ケース 1と、該本体ケース1の上部を覆蓋する蓋体2とによって構成されている。
【0011】 前記本体ケース1内には、ステンレス等の耐食性金属からなる内容器6がその 上部に肩部材4を貫通する給水口7を形成する如くして配設されている。即ち、 内容器6は、その上端開口縁6aを肩部材4の開口縁4aに連結する一方、その底 面6bを外装ケース3の底部に支持具8,8を介して連結することによって本体ケ ース1内に配設固定されている。
【0012】 前記内容器6の周側外壁には、加熱用のヒータ9が取り付けられている。
【0013】 一方、蓋体2は、前記本体ケース1上部の肩部材4に対して蝶番ピン5を介し て開閉自在に枢支された上蓋36と、前記給水口7を密栓する中蓋12とによっ て構成されており、前記上蓋36内には、内容器6内の湯を外部へ注出するため の加圧式のベローズポンプ10が配設されている。該ベローズポンプ10は、前 記上蓋36の底板を兼用する基板10aと、該基板10a上面に対して伸縮自在な ベローズ10bを介して取り付けられた可動板10cとによって構成されており、 前記可動板10c上面に当接される押圧板11により押圧駆動されることとなっ ている。なお、前記上蓋36の上面には、前記押圧板11を臨ましめるべき開口 31が形成されている。
【0014】 また、前記中蓋12には、ベローズポンプ10からの空気通路と内容器6から の蒸気通路とを兼用する内腔13が形成されている。
【0015】 前記ベローズポンプ10の吐出口15と前記中蓋内腔13とは、前記蓋体2( 具体的には、上蓋36)の閉蓋時にパッキン16を有する通孔17を介して気密 的に連通されるようになっている。符号14はベローズポンプ10の吸入口であ る。 前記中蓋12には、内容器6の内底部に臨む液体汲上管18と本体ケース 1外に臨む液体注出管19とが取り付けられており、両者は、中蓋内通路20を 介して連通せしめられて、内容器6内と本体ケース1外とを連通させる液体注出 通路21を構成している。符号30は液体注出管19先端の注出口である。なお 、前記液体汲上管18および液体注出管19は、肩部材4に取り付けられる場合 もある。
【0016】 さらに、前記中蓋12には、内容器6内の蒸気Sを前記中蓋内腔13を介して 前記肩部材4上方の空間部32に案内するための蒸気通路23が形成されている 。かく構成したことにより、内容器6内の蒸気Sは、前記中蓋内腔13、蒸気通 路23および肩部材4の上方空間部32を介して外部へ導出されることとなり、 前記中蓋内腔13、蒸気通路23および肩部材4の上方空間部32によってベロ ーズポンプ10内を避けて通る蒸気排出通路22が構成されることとなっている のである。 前記蒸気通路23の入口側の開口23aは、前記通孔17と対向せしめられて おり、両者間には、両者を択一的に閉塞するための弁体24がスプリング25に よって通孔17を閉塞する方向に付勢された状態で配設されている。つまり、常 態においては、蒸気通路23は開放状態とされ且つ通孔17は閉塞状態とされて いるのである。
【0017】 前記弁体24は、前記ベローズポンプ10内に配設された押圧部材26によっ て前記押圧板11の押圧操作時に押し下げられて、前記通孔17を開放した後に 蒸気通路23の入口開口23aを閉塞するようになっている。
【0018】 つまり、本実施例においては、蒸気排出通路22(具体的には、蒸気通路23 の入口側開口23a)は、前記エアーポンプ10の伸縮作動に伴って動作する弁体 24によって開閉せしめられることとなっているのである。符号27はベローズ ポンプ10の復帰用スプリング、28は押圧部材26の復帰用スプリングである 。
【0019】 前記蒸気通路23の出口側開口23bは、前記注出口30と反対位置に臨まし められており、前記肩部材4において前記出口側開口23bと対向する部位には 、蒸気温度を検知する温度センサー29が配設されている。該温度センサー29 は、前記内容器6と外装ケース3との間に形成される空隙35に配設されるリー ド線33およびコンセント34を介してヒータ9と接続されて、検知蒸気温度に 応じてヒータ電流を制御する作用を有しており、内容器6内の水が沸騰すると、 その蒸気温度を検知してヒータ9を加熱から保温に切り換えることとなっている 。
【0020】 上記の如く構成された電気湯沸器は次のように作用する。
【0021】 内容器6内の湯を注出しない状態においては、内容器6内において発生した蒸 気Sは、中蓋内腔13、蒸気通路23および肩部材4の上方空間部32からなる 蒸気排出通路22を介して外部へ排出されることとなっているため、内容器6内 において水を沸騰させた場合であっても内容器6内が異常に高圧化するようなこ とはない。
【0022】 なお、前記蒸気排出通路22の途中が詰まったり、ヒータ9が異常加熱状態と なったりした場合においては、内容器6内の圧力が異常に高くなるが、本実施例 の場合、蓋体2が蝶番ピン5を介して開閉自在に取り付けられているため、内容 器6内の高圧化に伴って蓋体2(具体的には、上蓋32と中蓋12)がわずかに上 方に変位し、内容器6内の蒸気Sが中蓋12と給水口7との隙間を通って流出す ることとなる。従って、内容器6内の異常高圧化が防止されることとなるのであ る。ところで、蓋体2は、ロック手段によりみだりに開放しないように係止され ているのが通例であるが、ロック手段による係止の場合、螺着式のように完全に 拘束された状態ではなく若干の遊びがあるため、前記した中蓋12および上蓋3 2の上方への変位が許容される。
【0023】 内容器6内の湯を注出しようとする場合には、押圧板11を下方に押圧すると 、スプリング27が圧縮され、この圧縮により押圧部材26がスプリング28の 付勢力に抗して下方に移動し、該押圧部材26の下方移動に伴って弁体24がス プリング25の付勢力に抗して押し下げられて、通孔17を開放した後、蒸気通 路23の入口側開口23aを閉塞する。また、前記押圧板11の下降に伴って可 動板10cが押圧され、これによりベローズ10bおよびその内部の空気が圧縮さ れる。つまり、ベローズポンプ10が駆動されるのである。そして、ベローズポ ンプ10からの圧縮空気が、吐出口15、通孔17および中蓋内腔13を通って 内容器6内に圧送され、湯の液面を加圧する。該加圧により内容器6内の湯の一 部が、液体汲上管18、中蓋内通路20および液体注出管19からなる液体注出 通路21を経て注出口30から外部へ導出される。こののち、押圧板11への押 圧力を解除すると、スプリング27の付勢力によって可動板10cと共に押圧板 11が上昇し、該上昇に伴って押圧部材26がスプリング28の付勢力により上 動し、該上動に伴って弁体24がスプリング25の付勢力により上昇する。この ことにより、通孔17が閉塞されるとともに、蒸気通路23の入口側開口23a が開放されて、当初の状態に復元する。このような動作の反復により、内容器6 内の湯が適量ずつ導出されることとなっているのである。
【0024】 上記した如く、湯の導出を行わない場合(即ち、押圧板11に押圧力を作用さ せていない場合)には、内容器6内は、蒸気排出通路22を介して外部と連通せ しめられているが、ベローズポンプ10が圧縮動作を起こす際には、弁体24に よって蒸気排出通路22を構成する蒸気通路23の入口側開口23aが閉塞され 、内容器6内と外部との連通状態が遮断されるため、ベローズポンプ10内の圧 縮空気を外部に漏らすことなく確実に内容器6内に圧送することができるのであ る。なお、通常時においては、内容器6内の蒸気Sは、ベローズポンプ10内を 経ることなく、別個に形成された蒸気排出通路22を通って外部に排出されるこ ととなっているので、ベローズポンプ10の耐久性が蒸気の熱によって損なわれ るということはない。
【0025】 しかも、蒸気通路23の出口側開口23bを、注出口30の反対位置に臨まし めるように構成しているため、蒸気出口と注出口30とが大きく隔たることとな り、たとえ注出口30近傍から蒸気Sが漏れ出たとしても、蒸気温度が低下して いるので、使用者に火傷等を負わせる危険はない。
【図1】本考案の実施例にかかる電気湯沸器の縦断面図
である。
である。
1は本体ケース、2は蓋体、6は内容器、9はヒータ、
10はベローズポンプ、22は蒸気排出通路。
10はベローズポンプ、22は蒸気排出通路。
Claims (1)
- 【請求項1】 ヒータ(9)によって沸かされた湯を貯湯
する内容器(6)を内蔵した本体ケース(1)の上端部に、
蓋体(2)を取り付け且つ該蓋体(2)内に、前記内容器
(6)内の湯を導出させるための加圧式のベローズポンプ
(10)を設けるとともに、前記内容器(6)内において発
生する蒸気を前記ベローズポンプ(10)内を避けて外部
へ排出する蒸気排出通路(22)を設けたことを特徴とす
る電気湯沸器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2632793U JPH0585320U (ja) | 1993-05-20 | 1993-05-20 | 電気湯沸器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2632793U JPH0585320U (ja) | 1993-05-20 | 1993-05-20 | 電気湯沸器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0585320U true JPH0585320U (ja) | 1993-11-19 |
Family
ID=12190328
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2632793U Pending JPH0585320U (ja) | 1993-05-20 | 1993-05-20 | 電気湯沸器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0585320U (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5134055U (ja) * | 1974-09-04 | 1976-03-12 | ||
JPS5134060U (ja) * | 1974-09-05 | 1976-03-12 |
-
1993
- 1993-05-20 JP JP2632793U patent/JPH0585320U/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5134055U (ja) * | 1974-09-04 | 1976-03-12 | ||
JPS5134060U (ja) * | 1974-09-05 | 1976-03-12 |
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