JPH0585052B2 - - Google Patents

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JPH0585052B2
JPH0585052B2 JP63502786A JP50278688A JPH0585052B2 JP H0585052 B2 JPH0585052 B2 JP H0585052B2 JP 63502786 A JP63502786 A JP 63502786A JP 50278688 A JP50278688 A JP 50278688A JP H0585052 B2 JPH0585052 B2 JP H0585052B2
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JP
Japan
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address
signal
dma
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data
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JP63502786A
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Buruusu Aran Fueaman
Aren Jon Raasen
Uiriamu Jeraado Suenton
Robaato Guranpusu Junia Teiraa
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Tandon Corp
Original Assignee
Tandon Corp
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Publication date
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Publication of JPH0585052B2 publication Critical patent/JPH0585052B2/ja
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F12/00Accessing, addressing or allocating within memory systems or architectures
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F12/00Accessing, addressing or allocating within memory systems or architectures
    • G06F12/02Addressing or allocation; Relocation
    • G06F12/06Addressing a physical block of locations, e.g. base addressing, module addressing, memory dedication
    • G06F12/0615Address space extension
    • G06F12/0623Address space extension for memory modules
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F12/00Accessing, addressing or allocating within memory systems or architectures
    • G06F12/02Addressing or allocation; Relocation
    • G06F12/08Addressing or allocation; Relocation in hierarchically structured memory systems, e.g. virtual memory systems
    • G06F12/10Address translation
    • G06F12/1081Address translation for peripheral access to main memory, e.g. direct memory access [DMA]

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  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Bus Control (AREA)
  • Memory System Of A Hierarchy Structure (AREA)

Description

請求の範囲 1 コンピユータ・システムから受取つたコンピ
ユータ・アドレスの一部分に変換を施すための、
コンピユータ・アドレス変換システムであつて、 マツパ格納装置を備え、該マツパ格納装置は、
複数のアドレス自在な格納ロケーシヨンを有する
ものであり、それら格納ロケーシヨンの各々は、
複数のアドレスから成るブロツクであるアドレ
ス・ブロツクの1つに対応しており、且つ、それ
ら格納ロケーシヨンの各々は、当該格納ロケーシ
ヨンに対応しているアドレス・ブロツクのための
変換後アドレスの少なくとも一部分を表わすアド
レス情報を格納するものであり、且つ、それら格
納ロケーシヨンの各々は、前記コンピユータ・シ
ステムから受取つたアドレスの一部分が当該格納
ロケーシヨンに対応しているアドレス・ブロツク
の複数のアドレスを同定している場合に、それら
を同定しているということに応答して、格納して
いるアドレス情報を出力するものであり、 ページ格納装置を備え、該ページ格納装置は、
複数のアドレス自在な格納ロケーシヨンを有する
ものであり、それら複数の格納ロケーシヨンの
各々は、前記コンピユータ・システムのダイレク
ト・メモリ・アクセス・チヤネルの1つに対応し
ており、且つ、それら格納ロケーシヨンの各々
は、当該格納ロケーシヨンに対応しているダイレ
クト・メモリ・アクセス・チヤネルを使用したダ
イレクト・メモリ・アクセスの実行中に送出する
ためのアドレスの少なくとも一部分を表わすアド
レス情報を格納するものであり、且つ、それら格
納ロケーシヨンの各々は、当該格納ロケーシヨン
に対応するチヤネルにおいてダイレクト・メモ
リ・アクセスが実行される場合に、それが実行さ
れるということに応答して、格納しているアドレ
ス情報を出力するものであり、 コントロール回路を備え、該コントロール回路
は、複数のアドレス・ブロツクのうちの1つのア
ドレス・ブロツクを同定するのに充分な、前記受
取りコンピユータ・アドレスの一部分を、受取る
ものであり、且つ、該コントロール回路は、前記
コンピユータ・システムから、ダイレクト・メモ
リ・アクセスが実行されることを表示する信号
と、ダイレクト・メモリ・アクセスが実行される
チヤネルを表示する信号とを受取るものであり、
且つ、該コントロール回路は、前記コンピユー
タ・システムから、選択的に活性状態及び不活性
状態にあり且つ受取りコンピユータ・アドレスに
よつて指定されているアドレス・ロケーシヨンと
は無関係なページ格納装置イネーブル信号を、受
取るものであり、且つ、該コントロール回路は、
前記ページ格納装置から出力される、格納されて
いるアドレス情報を受取るものであり、 前記コントロール回路は、受取りアドレス部分
に代えて用いられる置換アドレス部分としてのコ
ンピユータ・アドレスの少なくとも一部分を表わ
すデータであるシステム・アドレス・データを出
力するように機能するものであり、該システム・
アドレス・データは、あるダイレクト・メモリ・
アクセス・チヤネルが活性状態にあり且つ前記ペ
ージ格納装置イネーブル信号が活性状態となつて
いるときには、当該活性状態チヤネルに対応する
前記ページ格納装置の格納ロケーシヨンからの出
力となつており、また、前記ダイレクト・メモ
リ・アクセス・チヤネルが不活性状態にあるとき
には、受取りコンピユータ・アドレス部分によつ
て指定されているアドレス・ブロツクに対応する
前記マツパ格納装置の格納ロケーシヨンからの出
力となつているものである、 コンピユータ・アドレス変換システム。 2 更にコントロール・レジスタを備え、該コン
トロール・レジスタは、前記コンピユータ・シス
テムからの受取り情報によつて規定される少なく
とも1つの制御状態を格納するための格納手段と
して機能するものであり、それらの制御状態のう
ちの1つは変換イネーブル状態であり、且つ、前
記コントロール回路が置換阻止回路を含んでお
り、該置換阻止回路は、格納されている変換イネ
ーブル状態の表示が変換イネーブルされているこ
とを表わしているのでない限り、受取りアドレス
部分に代えて前記マツパ格納装置に格納されてい
る変換アドレス部分を用いる置換動作を、阻止す
るための回路である、請求項1記載のコンピユー
タ・アドレス変換システム。 3 更にDMAモード・レジスタを備え、該
DMAモード・レジスタは、前記コンピユータ・
システムから受取つた複数のイネーブル信号を格
納するための格納位置を有しており、それらのイ
ネーブル信号の各々は、互いに異なつたダイレク
ト・メモリ・アクセス・チヤネルに対応するもの
であり、且つ、前記コントロール回路が置換デイ
スエーブル回路を含んでおり、該置換デイスエー
ブル回路は、前記DMAモード・レジスタに応答
して、活性状態チヤネルに対応する格納されてい
るイネーブル信号の表示が置換がイネーブルされ
ていることを表わしているのでない限り、DAM
アドレス部分に代えて前記ページ格納装置に格納
されているアドレス部分を用いる置換動作を、デ
イスエーブルするための回路である、請求項1記
載のコンピユータ・アドレス変換システム。 4 コンピユータ・システムからアドレスを受取
り、そのアドレスの一部分に変換を施すための、
コンピユータ・アドレス変換システムであつて、 ページ格納装置を備え、該ページ格納装置は、
複数のアドレス自在な格納ロケーシヨンを有する
ものであり、それら複数の格納ロケーシヨンは、
複数の別々のダイレクト・メモリ・アクセス・チ
ヤネルのうちの各々1つのチヤネルに対応してお
り、それらのチヤネルのうちの各々1つのチヤネ
ルに対応している幾つかの格納ロケーシヨンのう
ちの1つは、先頭の格納ロケーシヨンとされてお
り、 DMAモード・レジスタを備え、該DMAモー
ド・レジスタは、前記複数のチヤネルの各々ごと
に、前記コンピユータ・システムから受取つたチ
ヤネル・イネーブル信号を格納するものであり、 コントロール回路を備え、該コントロール回路
は、前記コンピユータ・システムから受取つたペ
ージ・レジスタ・イネーブル信号に応答し、且
つ、受取つたアドレスの一部分に応答し、且つ、
前記DMAモード・レジスタに応答して、受取り
アドレスの一部分に選択的に変換を施す変換動作
を制御するものであり、該コントロール回路は、
前記ページ・レジスタ・イネーブル信号が活性状
態にあり且つあるダイレクト・メモリ・アクセ
ス・チヤネルが活性状態にありしかも前記DMA
モード・レジスタに格納されている当該活性状態
チヤネルに対応するチヤネル・イネーブル信号が
活性状態となつているときには、拡張モードで動
作すべき旨を命令するものであり、この拡張モー
ド動作命令は、前記ページ格納装置の前記複数の
アドレス自在格納ロケーシヨンのうちの、当該活
性状態チヤネルに対応する1つのアドレス自在格
納ロケーシヨンに格納されているデータを、コン
ピユータ・アドレス信号の一部分として送出する
ことによつて行なわれるものであり、該1つのア
ドレス自在格納ロケーシヨンは、受取りコンピユ
ータ・アドレス信号の少なくとも一部分に応答し
て選択されるものであり、 前記コントロール回路は、前記ページ・レジス
タ・イネーブル信号が不活性状態にあるときと、
現在ダイレクト・メモリ・アクセス・チヤネルに
対応しているチヤネル・イネーブル信号が不活性
状態にあるときと、前記複数のダイレクト・メモ
リ・アクセス・チヤネルのいずれもが不活性状態
にあるときとには、前記ページ格納装置に格納さ
れているデータをコンピユータ・アドレス信号の
一部分として送出する送出動作を禁止するもので
ある、 コンピユータ・アドレス変換システム。 5 前記コントロール回路が前記1つのアドレス
自在格納ロケーシヨンを選択する際にそれに応答
するところの、前記コンピユータ・アドレス信号
の少なくとも一部分に代えて、前記送出データが
用いられる置換が行なわれることを特徴とする、
請求項4記載のコンピユータ・アドレス変換シス
テム。 6 前記コントロール回路が、前記ページ・レジ
スタ・イネーブル信号が活性状態にあることと、
活性状態のチヤネルに対応する格納されているチ
ヤネル・イネーブル信号が不活性状態にあること
とに応答して、スペシヤル・クローン・モードで
動作すべき旨を命令するものであり、このスペシ
ヤル・クローン・モード動作命令は、前記ページ
格納装置の前記複数のアドレス自在格納ロケーシ
ヨンのうちの、前記活性状態チヤネルに対応して
いる先頭の格納ロケーシヨンに格納されているデ
ータを、コンピユータ・アドレス信号の一部分と
して送出することによつて行なわれるものである
ことを特徴とする、請求項4記載のコンピユー
タ・アドレス変換システム。 7 マツピング格納装置を備え、該マツピング格
納装置は、コンピユータ・アドレスの少なくとも
一部分に代えて置換して用いるための複数のコン
ピユータ・アドレス部分を格納するものであり、 コントロール格納装置を備え、該コントロール
格納装置は、マツピング格納装置イネーブル信号
を格納するものであり、 前記コントロール回路が、前記ページ・レジス
タ・イネーブル信号が不活性状態にあることと、
前記マツピング格納装置イネーブル信号が活性状
態にあることとに応答して、マツプト・クロー
ン・モードで動作すべき旨を命令するものであ
り、このマツプト・クローン・モード動作命令
は、前記マツピング格納装置に格納されている前
記複数のコンピユータ・アドレス部分のうちか
ら、受取りコンピユータ・アドレス信号の一部分
に応答して選択された1つのコンピユータ・アド
レス部分を、コンピユータ・アドレス信号の一部
分として送出することによつて行なわれるもので
ある、 ことを特徴とする請求項4記載のコンピユータ・
アドレス変換システム。 8 前記コントロール回路が、前記ページ・レジ
スタ・イネーブル信号が不活性状態であることに
応答して、受取つたコンピユータ・アドレスの一
部分に代えて前記マツピング格納装置に格納され
ているデータを用いる置換動作はデイスエーブル
せずに、その受取つたコンピユータ・アドレスの
一部分に代えて前記ページ格納装置に格納されて
いるデータを用いる置換動作をデイスエーブルす
るものであることを特徴とする、請求項7記載の
コンピユータ・アドレス変換システム。 9 前記コントロール回路が、格納されているマ
ツピング格納装置イネーブル信号が不活性状態で
あることに応答して、前記マツピング格納装置に
格納されているデータをコンピユータ・アドレス
部分に代えて用いる置換動作を、いずれのコンピ
ユータ・アドレス部分に関してもデイスエーブル
するものであることを特徴とする、請求項7記載
のコンピユータ・アドレス変換システム。 関連出願へのクロス・レフアレンス 本出願は、1987年3月3日付出願の米国特許出
願第020964号の一部継続出願である。 発明の背景 データ処理装置、即ちコンピユータの設計者
は、これまで、例えば装置の物理的アドレス空間
の大きさを選択するに際しては設計上の妥協を甘
受せねばならなかつた。大きなアドレス空間を選
択すれば装置のコストが増大してしまう。物理的
な配線や、駆動回路、コネクタ、並びにそれらの
関連部品などの点数が必然的に増加するばかりで
はなく、アドレス・データのサイズとこのアドレ
ス・データのために必要とされる格納容量もま
た、必然的に増大するのである。例を挙げれば、
32ビツトのアドレス・データは16ビツトのアドレ
ス・データの2倍の格納スペースを必要とする。
しかしながら、装置のアドレス空間が余りにも限
られたものであつたならば、高速アクセスと大容
量メモリとを必要とする複雑な動作を行なう際
に、装置のパフオーマンスが悪化することにな
る。 この問題に対する1つの解決法として、メモリ
のマツピング、即ちページングを行なうという方
法がある。この方法を用いた構成においては、マ
ツピング・メモリ(ページング・メモリとも言
う)に、アドレスビツトのうちの、拡張アドレス
空間のための上位数桁のビツトが格納される。一
例を挙げれば、1メガバイトのメモリをアドレス
することのできる、20ビツトのアドレス・バスを
備えた装置であれば、追加の4ビツト分のアドレ
ツシング機能を提供するマツピング・メモリと共
に使用することによつて、16メガバイトのアドレ
ス空間に対応することができる。マツピング・メ
モリにアクセスしてそこに格納されている上位4
桁のアドレス・ビツトを選択的に変更できるよう
にするために、コンピユータのオリジナル・メモ
リないしはI/Oアドレス空間の中の、あるロケ
ーシヨンがリザーブされる。一部それらのビツト
が選択されてマツピング・メモリの内部に書き込
まれたならば、コンピユータはそのオリジナル・
アドレス・ラインを用いて、このマツピング・メ
モリ内に格納されているそれらの上位アドレス・
ビツトによつて規定される拡張メモリのページ
(即ち部分集合)の、その内部のいずれのロケー
シヨンでも、アドレスすることができる。 ページをより細かく規定するために、コンピユ
ータのオリジナル・アドレス・ビツトとオーバー
ラツプする更に下位のアドレス・ビツトまでを、
併せてマツピング・メモリ内に格納させることも
可能である。典型的な一例としては、オーバーラ
ツプするマツパ・アドレス・ビツト(mapper
address bit)とコンピユータのアドレス・ビツ
トとが互いに足し合わされ、それによつて、拡張
メモリ空間の最終的なアドレスが得られるように
なつている。 広く使用されているインテル(INTEL)の
8088型、並びに8086型の両マイクロプロセツサ
は、基本的にはこの方式を採用している。20ビツ
トで出力される各々のアドレスは、16ビツトのオ
フセツト・アドレスと、このオフセツト・アドレ
スに対して相対的に4ビツト左へシフトされた16
ビツトのセグメント・アドレスとの和である。こ
れによつて、大部分の命令が、16ビツトのオフセ
ツト・アドレスを用いて、1つのセグメントの内
部にある64Kのロケーシヨンのうちの1つを参照
することができるようになつている。また更に、
追加の16ビツトのセグメント・アドレスを提供す
ることによつてセグメントの境界を変更し、それ
によつてアドレス空間の全体を、必要が生じたと
きにはいつでも1メガバイトにまで増大すること
ができるようになつている。 より新しいインテルの80286型マイクロプロセ
ツサは、インテルの8086型マイクロプロセツサを
エミユレートするリアル・モードと、アドレス空
間を1メガバイトから16メガバイトへ拡張するプ
ロテクト・モード(protected mode)とのいず
れのモードでも作動する。メモリ・チツプの価格
の低下とソフトウエアの複雑化とによつて、より
大きなメモリ容量を使用することが望まれている
が、より大きなメモリ容量を使用することのでき
るプロテクト・モードは先行プロセツサとの間の
互換性を持つていない。それゆえソフトウエアの
製作者は主としてリアル・モード用のソフトウエ
アを製作しており、それは先行マシン(コンピユ
ータ)との間の互換性を保つことによつて、その
製品のソフトウエアが獲得できる市場規模をでき
る限り大きくしたいためである。拡張されたメモ
リ空間は、多くの場合、例えばメモリを用いてデ
イスクドライブをシミユレートするRAMデイス
ク等の、特別な用途にのみ使用されている。 本発明のアドレス変換装置は、メモリ・アクセ
ス変換機能を提供し、この変換機能は、リアル・
モードないしリアルモードと互換性の有るモード
で動作しつつ、拡張メモリ空間に窓(ウインド
ウ)を設定するものである。この装置は、ハード
ウエア割込みの処理との完全な互換性を保ちつ
つ、メモリ・ワードのアクセスのための機能につ
いてばかりか、更にはダイレクト・メモリ・アク
セスのための機能についても、拡張メモリ空間の
機能を完全に利用可能とするものである。 発明の要旨 本発明に係るコンピユータ・システムは、
CPUと、バス・コントローラと、I/Oコント
ローラと、コンピユータ・アドレス変換装置と、
例えばDMAコントローラや割込みコントローラ
等のI/Oデバイスとを、含んでいる。適合性バ
ス・ネツトワーク・システムが、コンピユータ・
システムの内部で変換装置の切換操作を行なつて
いる。 この変換装置は、マツパRAM(mapper
RAM)、ページ・レジスタ、及びコントロー
ル・レジスタを含み、このコントロール・レジス
タは、変換装置とこのシステムの種々の作動モー
ドとを選択的にイネーブルする。41個のレジスタ
から成るページ・レジスタが、各DMA転送チヤ
ネルの設定可能な16K(キロバイト)ブロツクの
ための、選択的なページ・アドレツシング機能を
提供している。 【図面の簡単な説明】 以下に提示する詳細な説明を添付図面と併せて
参照することによつて、本発明を更に明瞭に理解
することができよう。尚、添付図面において、 第1図は、コンピユータ・アドレス変換装置を
備えた本発明に係るコンピユータ・システムのブ
ロツク図、 第2図は、第1図に示されたコンピユータ・シ
ステムに用いられている、コンピユータ・アドレ
ス変換装置のブロツク図、 第3図は、第2図に示されたコンピユータ・ア
ドレス変換装置の出力部を、更に詳細に示すブロ
ツク図、 第4図は、第2図に示されたコンピユータ・ア
ドレス変換装置に用いられている、マツパRAM
のブロツク図、 第5図は、第2図に示されたコンピユータ・ア
ドレス・コンデイシヨニング・システムの内部
の、出力アドレス信号を発生するためのロジツク
回路のブロツク図、そして、 第6図は、マツパRAM並びに該マツパRAM
に付随するコントロール回路のブロツク図形式の
回路図、 第7図は、DMAコントロール・ロジツクのブ
ロツク図形式の回路図、 第8図は、I/Oアドレス空間デコーダ・ロジ
ツクのブロツク図形式の回路図、 第9図は、ゲーテイングされているメモリ読出
し出力信号とメモリ書込み出力信号とを発生する
ための回路のブロツク図形式の回路図、 第10図は、タイミング発生回路のブロツク図
形式の回路図、 第11図は、割込みフリツプフロツプのブロツ
ク図形式の回路図、 第12図は、メモリ・アドレス・ラツチのブロ
ツク図形式の回路図、 第13図は、割込み応答検出信号を発生するた
めの回路のブロツク図形式の回路図、 第14図は、I/Oアドレス・マルチプレクサ
回路のブロツク図形式の回路図、 第15図は、最新命令アドレス・レジスタのブ
ロツク図形式の回路図、 第16図は、信号発生ロジツクのブロツク図形
式の回路図、 第17図は、信号ゲートのブロツク図形式の回
路図、 第18図は、DMAモード・コントロール・レ
ジスタのための出力信号をゲーテイングするゲー
トのブロツク図形式の回路図、 第19図は、前記コントロール・レジスタから
出力される出力信号をゲーテイングするゲートの
ブロツク図形式の回路図、そして、 第20図は、双方向データ・バス・インターフ
エースのブロツク図形式の回路図である。 詳細な説明 第1図に関し、本発明に係るコンピユータ・シ
ステム10は、広く使用されているいIBM
(International Business Machines,
Incorporated)製のPC ATコンピユータ・シス
テムとの互換性を持つように構成されている。こ
のコンピユータ・システム10は、インテル
(INTEL)製の、80286型のCPU12並びに
80287型の数値演算用コプロセツサ14、それに
クロツク・ジエネレータ/バス・コントローラ1
6と、I/Oコントローラ18とを含んでいる。 クロツク・ジエネレータ/バス・コントローラ
16は公称8メガヘルツのクロツク信号を送出す
ると共に、このシステム10内のバス転送をイネ
ーブルするための、多くのゲーテイング信号を送
出する。このシステム10における、タイミング
並びに制御のための具体的な装置や手段は従来の
一般的なものである。それゆえ判り易いように第
1図には、重要なデータ信号経路並びにアドレス
信号経路だけが示されているが、当然ながら、必
要な制御信号とゲーテイング信号とが一般的な方
式で使われており、それによつてシステムの作動
が適切に維持されている。 I/Oコントローラ18についても同様に、詳
細な回路とそれに付随する制御信号並びにゲーテ
イング信号は図示されていない。それらは、適切
な入力データ転送と出力データ転送とが行なわれ
るように、一般的な方式で実施すれば良い。I/
Oコントローラ18は、一般的なIBMのPC
ATページ・レジスタを含んでいる。 インテル80286型CPU12は、リアル・モード
とプロテクト・モード(protected mode)との
いずれでも作動することができる。リアル・モー
ドにおいては、CPU12はインテル8086型CPU
をエミユレートし、また1メガバイトのアドレス
空間を持ち、そのうちの640キロバイトから上は、
ROM BIOS、ビデオ・バツフア、及びその他
のシステム機能のためにリザーブされている。 プロテクト・モードにおいては、アドレス空間
が16メガバイトにまで増大されるが、CPU12
は最早8086型やそれに類似したCPUのために作
成されたソフトウエアの大部分を実行することが
できない。従つてこれまでは、例えば実際のデイ
スクドライブをRAMの速度でシミユレートする
RAMデイスク等の、数少ない特別の用途を除い
ては、この拡張されたメモリ空間を利用すること
は容易でなかつた。 それゆえこのシステム10はコンピユータ・ア
ドレス変換装置20を含んでおり、この変換装置
20は、1メガバイトのアドレス空間内のシステ
ム・アドレスを受け取り、それらのアドレスを16
キロバイトのブロツク毎に選択的に変換すること
によつて、16メガバイトのアドレス空間とするも
のである。この変換は実行中のプログラムに対す
るデータ独立性を有しており、従つて旧型の
CPUのために書かれたソフトウエアに対する互
換性を保つている。この変換装置20は、16Kブ
ロツク内におけるDMA(direct memory
address)動作を選択的に変換する機能を持つと
共に、ノンマスカブル・インタラプト(NMI)
ないしマスカブル・インタラブトの応答ルーチン
を実行する際にはメモリ・マツピングを選択的に
禁止する。電源投入時には変換装置20はクロー
ン・モード(clone mode)で作動し、このクロ
ーン・モードにおいては80286型CPU12の一般
的なリアル・モードの作動が行なわれる。しかし
ながら一般的なCPUのI/O動作を利用してデ
ータを所定のポート・ロケーシヨンに書込むこと
によつて、この変換装置20はマツピング・モー
ドで作動することが可能となり、このマツピン
グ・モードにおいては、CPU12のメモリ・ア
クセスとDMAアクセスとの双方が、16Kブロツ
ク毎に、1メガバイトのメモリ空間内のあるアド
レスから、16K毎に境界を定められた16メガバイ
トのメモリ空間内のあるアドレスへと、変換され
る。 最初に、このシステム10のデータ経路につい
て説明すると、16ビツトのCPUデータ・バス2
6がゲート28を介して2つのシステム・デー
タ・バスに接続されており、即ち、上位8ビツト
のシステム・データ・バス(SD8〜SD15)3
0と、下位8ビツトのシステム・データ・バス
(SD0〜SD7)32とに接続されている。ゲー
ト34が、これらの上位データ・バス30と下位
データ・バス32との間で選択的なデータの転送
を行なえるようにしている。 ゲート38が、システム・データ・バス30と
32を対応するメモリ・データ・バス(MD8〜
MD15)40とメモリ・データ・バス(MD0
〜MD7)42に接続している。これらのメモ
リ・データ・バス40と42は更にデータ格納装
置44に接続されており、このデータ格納装置4
4には、0〜640Kのメモリ空間内のランダム・
アクセス・メモリと、BIOS ROMと、拡張さ
れた1M〜16Mのメモリ空間内の拡張RAMとを
含んでおり、それらは一般的な方式で組み込まれ
ている。 システム・データ・バス32は更に、ゲート4
6を介して局部I/Oバス(XD0〜XD7)4
8に接続されており、この局部I/Oバス48
は、DMAコントローラ50をはじめとする、こ
のシステム10の種々のI/Oデバイスに接続さ
れている。局部I/Oバス48に接続されている
その他のデバイスには、パラレル/シリアル・ポ
ート52、7段階の優先レベルのインタラプト機
能とそれらに加えて1つのノンマスカブル・イン
タラプトの機能を有する割込みコントローラ5
4、それにキーボードコントローラ56がある。
その他の、例えばタイマ回路やリアル・タイム・
クロツク回路等の回路も、この局部I/Oバス4
8に接続することができる。 CPUアドレス・バス(A0〜A23)60が
変換装置20に接続されており、その中の下位ビ
ツトのための信号線(A0〜A13)に更にゲー
ト62に接続されている。これらの下位ビツト
は、16Kブロツクの内部のアドレスを定めてい
る。アドレス変換が16Kブロツク毎に行なわれる
ため、これらの下位ビツトはアドレス変換を行な
うには不要であり、それゆえそれらのビツトは直
接ゲート62に接続することができる。 変換装置20は、アドレスの変換された部分を
変換アドレス・バス(TA14〜TA23)64
へ送出し、この変換アドレス・バス64はゲート
62とゲート66とに接続されている。ゲート6
6は、局部アドレス・バス(LA17〜LA23)
68との間の伝達の機能を果たしており、この局
部アドレスバス68は、適切なI/Oシステム拡
張ボードとの間の伝達の機能を果たしている。 ゲート62は、システム・アドレス・バス
(SA0〜SA19)74との間の伝達の機能を果
たしており、このシステム・アドレス・バス74
は更に、I/Oボードに接続されると共に、ゲー
ト70を介してDMAアドレス・バス(XA0〜
XA16)72にも接続されている。信号SA0
は、バス・コントローラ16を介してCPUバス
60の信号A0から伝達されている信号であり、
そのためこの信号を調節して、システム・デー
タ・バスの上位ビツト部分30と下位ビツト部分
32との間のデータ・バイトのスワツピングに適
合することができる。 アドレス・ビツトXA14〜XA16に対して
は特別の扱いが必要とされ、なぜならば、DMA
転送動作には2つのタイプが存在するからであ
る。DMAチヤネル0,1,2及び3は、64Kバ
イトのデータをアクセスすることのできるバイ
ト・チヤネルである。従つてアドレス・ビツト1
4と15は、この64Kの空間の内部の4つの16K
ブロツクのうちから1つのブロツクを指定するビ
ツトである。DMAチヤネル4,5及び6はワー
ド・チヤネル(2バイト・チヤネル)であり、
128Kバイトのデータをアクセスすることができ
る。従つてアドレス・ビツト14,15及び16
は、このアクセス可能なアドレス空間の内部の8
つの16Kブロツクのうちから、1つのブロツクを
指定するビツトである。 ラツチ回路76は、局部I/Oデータバス48
からデータを受取つて局部I/Oアドレスバス7
2へ送出する。ラツチ回路76は更に、データバ
ス48をDMA拡張バス(DX14〜DX16)8
0に接続し、このDMA拡張バス80はDMAア
ドレス・データ・ビツトDX14〜DX16を変
換装置20へ伝達する。ゲート82が、アドレ
ス・ビツトDX14〜DX16をCPUのアドレス
線A14〜A16へ選択的に転送して変換装置2
0へ入力させる。更にゲート84が、変換された
アドレス信号TA14〜TA16を、DMAアドレ
スとして使用するために、バス86上の信号経路
XA14〜XA16へ落して戻している。 クローン・モードにおいては、総てのアドレス
が変換装置20の中を変換されることなく通過
し、従つてシステムは従来の80286処理システム
として作動する。しかしながら、一旦、変換装置
20がマツピング・モードへ切換えられたなら
ば、メモリ・アドレスは16Kブロツク毎に選択的
に変換を受け、16メガバイトのメモリ空間の中の
いずれかのロケーシヨンへと変換される。最初の
1メガバイトの内部の各々の16Kブロツクを、
個々に異なつたロケーシヨンへ変換することがで
きる。CPUがプロテクト・モード(protected
mode)で動作しており、しかも1メガバイトよ
り上のCPUアドレスを送出している場合には、
変換は自動的にデイスエーブルされる。CPUが
割込み応答ルーチンを実行しているときには、変
換装置がマツピングを選択的にデイスエーブルす
るように、この変換装置を制御することもでき
る。個々のDMAチヤネル毎に、各々の16Kブロ
ツクのための個別のページングの機能が備えられ
ている。個々のDMAチヤネル毎に、各々の16K
ブロツクのための個別のページングの機能を選択
的にイネーブルまたはデイスエーブルすることも
できる。 CPUはクローン・モード(無変換モード)で
メモリのアクセスを行なつているときには、
CPUアドレス・バス60が、ビツトA0〜A1
3をゲート62を介してシステムアドレスバス7
4へ、そして更にデータ格納装置44へと伝達し
ている。上位アドレスビツトA14〜A24は、
変換装置20の中を変換を加えられることなく通
過している。これらの上位アドレス・ビツトは変
換アドレス・バス64へ出力され、ゲート62と
システム・アドレス・バス74とを介してデータ
格納装置44へ伝達されている。マツパ・モード
がイネーブルされているときには、アドレス・デ
ータの経路は、変換装置20がアドレスバス信号
A14〜A24を選択的に変換することを除け
ば、基本的にこれと同一である。 システム制御がDMAコントローラ50に渡さ
れると、I/Oコントローラ18が信号(−
XACK)を発生し、DMAアドレスを局部I/O
バス(XA0〜XA16)72から、ゲート70
を介してシステム・アドレス・バス74へ送出す
る。ビツトDX14〜DX16はバス80を介し
て直接、変換装置20へ入力され、一方ビツト
AX1〜AX13は、ゲート70を介してシステ
ム・アドレス・バス74へ送出される。選択的に
変換されたアドレス・ビツト14〜16は、バス
(XA14〜XA16)86上へ出力され、このバ
ス86は対応する信号XA14〜XA16をバス
72上へ伝達する。更にこのアドレス・データ
は、ゲート70とシステム・アドレス・バス74
とを介して、データ格納装置44へ伝達される。 割込みが発生したならば割込みコントローラ5
4が、割込み応答ベクタのアドレスを指定するベ
クタ・タイプをDMAデータ・バスXD0〜XD7
上へ送出する。このベクタ・タイプは送出された
ならば変換装置20へ伝達されてそこに格納され
る。このベクタ・タイプは、ゲート46、システ
ムデータバス32、及びCPUデータ・バス26
を介して更にCPU12へも供給される。CPU1
2は、割込み要求に応答するときには、このベク
タ・タイプを左へ2ビツトだけポジシヨンをシフ
トしたものを、アドレスとしてCPUアドレス・
バス60上へ送出する。割込みベクタ・タイプの
アドレスの変換の禁止が予め命令されている場合
には、このバス60からの入力が予め変換装置2
0に格納されていたベクタ・タイプと一致したな
ら、そのアドレスの変換は禁止される。これによ
つて、アドレスの変換がイネーブルされた後であ
つても、割込みベクタを伝統的に用いられている
物理的メモリ空間の最初の1キロバイトの中のロ
ケーシヨンに、限定しておくことが可能となつて
いる。 次に第2図及び第3図に関し、コンピユータ・
アドレス変換装置20は、入力データ・バス10
2と出力データ・バス104とを介してデータを
受取り且つ出力しており、それらのバスはデー
タ・バス48上の信号XD0〜XD7に対して3
状態結合する。第2図には重要な信号経路のみが
示されていることに注意されたい。一般的なエン
コーデイング、デコーデイング、データ転送のた
めのゲーテイング、それにレジスタとフリツプフ
ロツプとメモリセルのローデイングが、シーケン
ス/コントロール・ロジツク回路106の内部の
一般的な回路で発生される信号によつて実行され
ている。それらの一般的な信号と回路とは図示し
てないが、それは、それらが図面を不必要に煩雑
にするばかりで、本発明の理解に資するものでは
ないからである。 リード/ライト・コントロール・レジスタ10
8が、入力データ・バス102と出力データ・バ
ス104との間に接続されており、このコントロ
ール・レジスタ108は、変換回路20を制御す
るマスタ・コントロールを提供するデータを格納
している。このコントロール・レジスタ108
は、I/O空間内の410Hのポートに置かれてい
る。ビツト5は常に「0」として読み取られる。
ビツト5に「1」と書き込んでおけば、それは、
割込み要求に対する応答の実行中に割込みベクタ
の動作を検出する機能をリセツトする効果があ
る。ビツト6と7は使用されていない。 ビツト0は、変換装置によるアドレス変換動作
を選択的にイネーブルまたはデイスエーブルする
ビツトである。「0」が変換動作をデイスエーブ
ルし、「1」が変換動作をイネーブルする。ビツ
ト1は、マツパRAM112の書込みプロテク
ト・ビツトである。「0」がこのRAMを書込み
に対してプロテクトし、「1」が書込みを可能に
する。ビツト2が「0」であれば、これは割込み
のリベクタリング(変換動作のイネーブリング)
をデイスエーブルし、一方「1」は割込みリベル
タリングをイネーブルして、これによつて、割込
みアドレスがその他のアドレスと同様な変換を受
けることがないようにしている。ビツト3が
「0」であれば、マツパRAM112の64箇所の
格納位置のうちの下位の組に対して活性化、即ち
アドレスが行なわれ、「1」であればこのマツパ
RAM112の64箇所のアドレスのうちの上位の
組に対し活性化が行なわれる。 ビツト4は、「0」にセツトされたならば、デ
ータ格納装置44の1メガバイトより上のアドレ
スに対するリード/ライト・アクセスをイネーブ
ルする。「1」にセツトされたならば、システ
ム・メモリのリード/ライト信号が格納装置44
から遮断され、この信号は更に、バス60上のア
ドレス信号A20〜A23が「0」でなければ
I/Oボードからも遮断される。ハードウエア・
リセツト回路が、以上に説明したコントロール・
レジスタをOOHにセツトする。 CPU12は、割込みコントローラ54からの
割込み要求に応答するときには、信号線上に割込
み肯定応答信号INTAのパルスを2つ送出する。
2つ目のパルスが送出されたときに、割込みコン
トローラ54がベクタ・タイプを局部I/Oデー
タバス(XD0〜XD7)48上へ送出する。こ
のベクタ・タイプは、データ格納装置44内の、
割込み応答ルーチンへのベクタ・ポインテイング
が格納されているスターテイング・ロケーシヨン
を指定している。CPU12はこのベクタ・タイ
プを読み込み、更にそれをアドレス線2〜9へ転
送することによつて、ベクタ・タイプによつて指
定されたメモリ・ロケーシヨンから始まる4バイ
トのベクタを読み出す。 シーケンス/コントロール・ロジツク回路の内
部にあるベクタ・タイプ・ラツチ・イネーブル・
フリツプ・フロツプが、信号INTAが送出される
たびにセツトされる。更に8ビツトの割込みベク
タ・タイプ・ラツチ回路110が、入力データバ
ス102の内容をラツチする。信号INTAの第2
回目の送出時に、適切なベクタ・タイプ・データ
がデータ・バスXD0〜XD7上に送出され、そ
して割込みベクタ・タイプ・ラツチ回路110に
格納される。 この後、CPU12が何らかのアドレス信号を
送出したときには、シーケンス/コントロール・
ロジツク回路106がそのアドレスを、ラツチさ
れているベクタ・タイプの値と比較する。ベク
タ・タイプ・ラツチ・イネーブル・フリツプフロ
ツプがセツトされた状態にあるときに、ラツチさ
れているベクタ・タイプの値と一致するアドレス
をCPU12が送出した場合、或いは、CPUから
送出されたアドレスが通常のNMI(ノンマスカブ
ル・インタラプト)のベクタの格納位置である
8H〜BHを示しているときに、入力信号として
NMIが入力してきた場合には、常に、信号
(VEC COMP)が発生され、それによつて、
CPU12が割込みベクタをアクセスしているこ
とが表示される。 信号(VEC COMP)が真の状態にあり、且
つメモリの最初の1Kバイトの内部にあるロケー
シヨンがアクセスされており、且つコントロー
ル・レジスタ108のビツト2が「1」にセツト
されており、且つメモリ・アクセス・サイクルが
実行中であることを入力信号M/IOが示してい
る場合には、続いて信号(INT MAP DIS)
が送出されてマツピングがデイスエーブルされ
る。この信号(INT MAP DIS)が送出され
ているか、またはアドレス線A20〜A23のう
ちの1本が活性化されていて1メガバイトより上
のアドレスが表示されているか、または信号
(DISABLE MAP)が送出されている場合に
は、続いて信号(NO MAP)が発生されて、
それによつてマルチプレクサ116に対し、マツ
パRAM112からのデータではなく入力アドレ
ス・バス60からのデータを通過させるようにと
の命令がなされる。信号(DISABLE MAP)
は、コントロール・レジスタ108のビツト0が
「0」にセツトされているか、または入出力動作
の実行中であることを信号M/IOが示している
場合に、送出されている。 以上のようにして、2つの部分からなるプロシ
ージヤを用いてCPU12による割込みベクタの
処理動作が検出されている。第1には、信号
INTAのパルスを2つ送出することによつて、或
いはノンマスカブル・インタラブト信号NMIの
送出によつて、割込みイネーブル状態が確立され
なければならない。次に、CPU12が、マスカ
ブル・インタラプトに対してはラツチされている
ベクタ・タイプ・データに対応するロケーシヨン
をアクセスし、また、ノンマスカブル・インタラ
プトに対しては8H〜BHの位置のうちの1つの
位置をアクセスしなければならない。インタラプ
ト・イネーブル状態は、通常、割込み応答ルーチ
ンによつて、或いはコントロール・レジスタ10
8のビツト5に「1」を書込んでインタラプト・
イネーブル・フリツプフロツプをリセツトするこ
とによつて、或いはシステム・リセツト信号によ
つて、終了される。ノンマスカブル・インタラプ
トの検出は、信号NMIが送出されない状態にな
るとデイスエーブルされる。 DMAモード・レジスタ114は、I/O空間
内の420Hのアドレスに置かれた8ビツトのリー
ド/ライト・レジスタである。ビツト0〜6は、
夫々DMAチヤネル0〜3及び5〜7に対応して
いる。所与のビツトが「0」があればそれに対応
するDMAチヤネルがクローン・モード(無変
換)で動作することになり、一方、「1」は拡張
モード(変換可能)を指定し、拡張モードにおい
ては、DMAページ・レジスタ118が上位10桁
のアドレス・ビツトXA14〜XA16及びTA1
7〜TA23を送出し、拡張メモリ空間内の16K
ブロツクのデータをアクセスする。モード・レジ
スタ114は、ハードウエア・システム・リセツ
ト信号に応動して00Hにリセツトされる。 DMAページ・レジスタ118は、ページ・マ
ルチプレクサ120を制御する信号ACKがシー
ケンス/コントロール・ロジツク回路106の内
部において発生されたなら、DMAアドレスを発
生する動作を行なうようにされている。信号
ACKは入力信号(−XACK)の反転信号として
発生され、この信号(−XACK)は、DMA転送
が行なわれており、且つキーボード56からの信
号(−EN PG REG)が活性状態であるロー
状態のときに、コントローラ16によつて発生さ
れている。 ラスト・インストラクシヨン・アドレス・レジ
スタ(最新命令アドレス・レジスタ)124は、
インストラクシヨン取出し入力信号INSFに応動
して、インストラクシヨン取出しのためのメモ
リ・アクセス信号の、各々の上位8ビツトA16
〜A23を格納する。このレジスタ124はこの
場合は使用されていないが、その内容は450Hの
I/Oポートにおいて読み取ることができる。 DMAページ・レジスタは、実際には64×10の
アドレツサブルRAMで構成されているが、その
うち実際に使用されるのは41個のレジスタだけで
ある。4バイト巾のDMAチヤネル0〜3の各々
に対して4個づつのページ・レジスタを備えるた
めに16個のレジスタが使用されており、更に、3
つのDMAワード・チヤネル5〜7の各々に対し
て8個づつのページ・レジスタを備えるために24
個のレジスタが使用されている。リフレツシユは
クローン・モードを強制されるため、1つのチヤ
ネルを使用する。 書込み可能なDMAページ・アドレス・ラツチ
回路130は、I/O空間内の430Hのアドレス
ポートに置かれており、ラツチしているアドレス
をシーケンス/コントロール・ロジツク回路10
6へ伝達する。マルチプレクサが、ページRAM
のための6ビツトのアドレス入力をDMAペー
ジ・レジスタ・アドレス・ラツチ回路130と
DMAアドレス・セレクシヨン信号とのいずれか
へ選択的に結合させる。従つてページ・レジスタ
118の41個のレジスタの読出しないし書込みが
実行されるときには、まず第1に、所望のレジス
タのI/O空間内のアドレスが430Hのポートに
置かれているDHAページ・アドレス・ラツチ回
路130に書き込まれることによつて、この所望
のレジスタが選択される。次に、選択されたレジ
スタは、431Hのポートにおいてアドレス・ビツ
トA16〜A23の読出しないし書込みが行なわ
れ、更に432Hのポートにおいてアドレス・ビツ
トA14とA15の読出しないし書込みが行なわ
れる(下位桁が先である)。クローン・モードに
おいては、これらのポートのアドレスは、IMB
がそのPC ATシステムにおいて採用している標
準的なアドレスの割当てと一致するように、割り
当てられる。即ち、バイト・チヤネル0〜3に対
しては87H,83H,81H,82Hが、ワード・チヤ
ネル5〜7に対しては8BH,89H,8AHが、そ
してREFRESHに対しては8FHが割り当てられ
る。 ページ・レジスタ118の64×10のメモリの内
部の同一のロケーシヨンが、クローン・モードで
も使用され、また、拡張モードにおいても第1番
目のレジスタ(第1番目の16Kブロツク)のため
に使用されていることに留意されたい。しかしな
がら第2番目のDMAページ・レジスタのアドレ
スは拡張モードのためのレジスタに割り当てられ
ており、従つて、システムI/O動作によつて、
同一の格納位置を2つの異なつた方法でアクセス
することができる。それらのレジスタ・アドレス
はラツチ回路130に書き込まれ、それによつて
ページ・レジスタ118の内部の適切なメモリ位
置が選択される。 拡張モードにおいては、チヤネル0は4個のレ
ジスタとして、07H,17H,27H、それに37Hに
あるレジスタを使用している。チヤネル1は、
03H,13H,23H、それに33Hにある4個のレジ
スタを使用している。チヤネル2は、01H,
11H,21H、それに31Hにある4個のレジスタを
使用している。チヤネル3は、02H,12H,
22H、それに32Hにある4個のレジスタを使用し
ている。チヤネル5は、0BH,1BH,2BH,
3BH,4BH,5BH,6BH、それに7BHにある8
個のレジスタを使用している。チヤネル6は、
09H,19H,29H,39H,49H,59H,69H、そ
れに79Hにある8個のレジスタを使用している。
チヤネル7は、0AH,1AH,2AH,3AH,
4AH,5AH,6AH、それに7AHにある8個のレ
ジスタを使用している。拡張モードでは、リフレ
ツシユは0FHにあるレジスタにおいてアドレス
することができる。拡張モードにおけるアドレス
は更に、430Hのアドレスポートに置かれている
DMAアドレス・ラツチ回路130にも書き込ま
れる。 DMAの転送が行なわれている間は、I/Oコ
ントローラ18が信号DAK4,ED1、及びED
2を出力してDMAチヤネルのうちの1つのチヤ
ネル、またはリフレツシユを選択している。選択
コードとしては、チヤネル3には000が、チヤネ
ル0には001が、チヤネル1には010が、チヤネル
2には011が、チヤネル7には100が、リフレツシ
ユには101が、チヤネル5には110が、そしてチヤ
ネル6には111が割り当てられている。 第1図及び第2図に関し、キーボード・コント
ローラ内のスペアの読取り書込み可能なレジスタ
のロケーシヨンは、そのビツト0が外部ページ・
レジスタ・ビツトとして指定されており出力信号
(−EN PG REG)を発生する。その他の格納
ロケーシヨンを使用しても良いのであるが、たま
たまこのロケーシヨンがスペア用に使用可能なの
である。信号(−EN PG REG)は不活性状
態であるハイ状態に転じることによつて、マツプ
ト・クローン・モード(mapped clone mode)
となるように(ただしマツピングがイネーブルさ
れていないときにはクローン・モードとなるよう
に)命令し、これらのモードにおいては、DMA
アドレスは、I/Oコントローラ18内部の読取
り書込み可能なペイジ・レジスタによつて従来の
一般的な方式で発生されており、また、変換装置
20はDMA転送モードからはマスクされてい
る。従つてあたかも通常のCPUメモリのアクセ
スが実行されているかのような動作が行なわれて
おり、またアドレスの変換は後に説明するような
手順で行なわれている。マスキングが行なわれる
ためには信号(−EN PG REG)がハイ状態
にあるときに、正常なACK、IOW、並びにIOR
の信号がI/Oコントローラ18によつて変換さ
れて、信号XACK、XIOW、及びXIORが発生さ
れる。マツプト・クローン・モードにおいては、
ゲート82がアドレス信号DX14〜DX16を
A14〜A16へ結合しており、更に、ゲート8
4が出力信号に作用してTA14〜TA16をXA
16〜XA16に結合している。 信号(−XACK)=−(REFRESH +EN PG REG・ACK) …(1) この式は、信号(−EN PG REG)が活性
状態であるロー状態となるまでは、信号
REFRESHは変換装置へと通過できるが、DMA
転送が実行されていることを示すACK信号は遮
断されているということである。 DMA転送が実行されている間は、ポート信号
と書込み信号とがACK信号によつて遮断されて
おり、それによつて変換装置20によるI/O空
間のポートのアクセスが阻止されている。これに
関する式は以下のとおりである。 (−XIOR)=−(IOR・−ACK) …(2) (−XIOW)=−(IOW・−ACK) …(3) DMAページ・レジスタの諸モードは、信号
(EN PG REG)の状態に従つて要約すること
ができる。信号(EN PG REG)が不活性状
態にあるときには、I/Oコントローラ18は従
来の一般的な方式で動作して各々のDMAアドレ
スの上位アドレス・ビツトを送出している。コン
トロール・レジスタ108によつてマツピング動
作がイネーブルされていれば、マツプト・クロー
ン・モードが確立されており、DMAアドレスは
その他のアドレスと共にマツピングされる。マツ
ピング動作がイネーブルされていない場合には、
クローン・モードの動作によつて、IBMのPC
ATコンピユータがエミユレートされる。 信号(EN PG REG)が活性状態にあると
きには、I/Oコントローラ18からの上位アド
レス・ビツトの送出は禁止されており、それらの
上位ビツトはDMAページ・レジスタ118から
送出されていて、また、DMAアドレスのマツピ
ングは総て禁止されている。活性状態にある
DMAチヤネルがDMAモード・レジスタ114
内の対応するビツトによつてイネーブルされてい
る場合には、モード動作が行なわれ、各々のチヤ
ネルのための8個のレジスタ(バイトチヤネルで
あるDMAチヤネルについては4個のレジスタ)
が、16Kブロツク内のページング機能を果たす。
所与のチヤネルがDMAモード・レジスタによつ
てイネーブルされていない場合合には、スペシヤ
ル・クローン・モードによる動作が実行される。
スペシヤル・クローン・モードは機能的には1つ
相違点を除いてクローン・モードと同一であり、
その相違点とは、上位アドレス・ビツトがDMA
ページ・レジスタ118の部分集合によつて発生
されるということであり、この部分集合は、各々
のDMAチヤネル毎に1つのレジスタ有する集合
である。このレジスタの部分集合に対しては、
I/Oコントローラ18内の一般的なページ・レ
ジスタに対して一般的に割り当てられているI/
Oポート・アドレスと同一のI/Oポート・アド
レスが割り当てられており、従つて同一のデータ
を格納することになるため、システムの動作は機
能的にはクローン・モードにおける動作と同一と
なる。 マツプト・クローン・モードにおいては、
DMAアドレスはIBMのPC−ATコンピユータに
おけると同様にして発生されている。I/Oコン
トローラ18の内部の一般的なページ・レジスタ
が、アドレス・ビツトA14〜A23(ただしワ
ード転送の場合にはA17〜A23)をバス60
上に、コンピユータ・アドレス変換装置20に宛
て送出する。アドレス信号A14〜A15(ワー
ド転送の場合にはA14〜A16)は、活性状態
にあるDMAコントローラから、局部I/Oバス
48を介してラツチ回路76へ送出される。これ
らの信号はこのラツチ回路76から、バス80、
ゲート82、及びバス60を介して、コンピユー
タ・アドレス変換回路20へ転送される。アドレ
ス信号A0〜A7(ワード転送の場合にはA1〜
A8)は、活性状態にあるDMAコントローラ5
0からXAバス72へ送出される。アドレス信号
A8〜A13(ワード転送の場合はA9〜A1
3)は活性状態にあるDMAコントローラ50か
ら、バス48を介してラツチ回路76へ、そして
そこからバス72へ送出される。 次にコンピユータ・アドレス変換装置20が、
供給されたDMAアドレス信号を、あたかもその
信号がCPUから供給されたアドレス信号である
かのように変換する。上位アドレス信号TA14
〜TA23はバス64へ出力され、そしてゲート
84とバス86が、また更にXAバス72上のポ
ジシヨンXA14〜XA16が、これらの信号に
接することができるようになつている。従つてこ
れらの信号は、ラインXA0〜XA13上の信号
A0〜A13と共に、ゲート70において得られ
るようになつている。 活性状態であるロー状態の信号(−EN PG
REG)の送出によつて内部ページング動作が起
動されたときには、DMAモード・レジスタが、
各チヤネル毎に個別に、スペシヤル・クローン・
モードで動作が行なわれているのかそれとも拡張
モードで動作が行なわれているのかの判定を行な
う。チヤネル選択信号DAK4,ED1、及びED
2が、選択信号として8対1マルチプレクサへ入
力され、このマルチプレクサはDMAモード・レ
ジスタ114からの出力を受取つている。選択さ
れたマルチプレクサの出力信号によつて、そのと
き選択されているチヤネルにおいてスペシヤル・
クローン・モードと拡張モードとのいずれが実行
されているのかが判定される。リフレツシユのた
めには、常にクローン・モードがこのマルチプレ
クサに入力されている。 スペシヤル・クローン・モードと拡張モードと
のいずれにおいても、コンピユータ・アドレス変
換装置20はDMAページ・レジスタ118から
得られる上位アドレス信号を送出することによつ
て、DMAアクセスに応答する。これらの送出さ
れたDMAアドレス信号が更にマツピングされる
ことはない。信号XA0〜XA13(ワード転送
の場合はXA1〜XA13)がDMAコントローラ
50によつてXAバス72上に送出され、これら
の信号はコンピユータ・アドレス変換装置20に
よつて変換を受けることはない。スペシヤル・ク
ローン・モードにおいては、上位アドレス信号
TA16〜TA23(ワード転送の場合はTA17
〜TA23)が、選択されたDMAページ・レジ
スタ118から送出される。拡張モードにおいて
は、上位アドレス信号XA14〜XA16とTA1
7〜TA23とはDMAページ・レジスタ118
から送出される。 中位ビツトは、クローン・モードと拡張モード
とでは異なつた扱いをされている。クローン・モ
ードにおいては、信号DX14〜DX15(ワー
ド転送の場合にはDX14〜DX16)は、XAバ
スのセクシヨン86及びセクシヨン72の上の出
力線XA14〜XA15(ワード転送の場合には
XA14〜XA16)へ転送される。拡張モード
においては、アドレス信号DX14〜DX15
(ワード転送の場合にはDX14〜DX16)は、
4個のページ・レジスタのうちから(ワード転送
の場合には8個のページ・レジスタのうちから)
その時点で活性化されているDMAチヤネルに表
示されている16Kバイトのページに対応する1つ
のレジスタを選択するために、使用される。ゲー
ト82とゲート84とは以上のいずれの作動モー
ドが実行されている間も、中位ビツトの転送を遮
断している。 DMA動作の実行中にDMAページ・レジスタ
118の内部の64×10のRAMをアドレスする際
には、そのために必要な6ビツトのうちの3ビツ
トが、チヤネル選択信号DAK4,ED1、及び
ED2によつて与えられ、また、受取つたアドレ
スビツトDX14〜DX16(バイトDMAの場合
にはDX14〜DX15)によつて残りの3つの
ビツトが与えられる。信号DX14〜DX16は
信号(EXP REG EN)によつてゲーテイング
されており(第5図参照)、スペシヤル・クロー
ン・モードのときにのみ、XA14〜XA16と
して出力され、一方、ページ・レジスタからの信
号PA14〜PA16は、拡張モードのときに送出
されるように、ゲーテイングがなされている。信
号DX16は更に、ワード転送のときにのみ有功
となるように信号DAK4によつてゲーテイング
されている。 I/Oコントローラ18は、信号XACKを送
出してDMA要求に対して肯定応答を行なうとき
には、もし信号(EN PG REG)が不活性状
態であれば、更にアドレス信号A17〜A23
(バイト転送の場合にはA16〜A23)を併せ
て送出し、これらのアドレス信号はマルチプレク
サ116を介してTA17〜TA23(バイト転
送の場合にはTA16〜TA17)へ伝達される。
DMAコントローラ50は、バイト転送のために
は信号XA0〜XA7を、またワード転送のため
には信号XA1〜XA8(ビツト0は「0」と見
なされる)を、局部アドレスバス72上へ送出す
る。信号A8〜A15(ワード転送の場合にはA
9〜A16)はXDデータバス48上へ送出さ
れ、更にラツチ回路76によつて保持されること
によつて、バス72とバス80とへ供給される。 ラツチ回路76は、バイトDMAのためには信
号XA8〜XA13を、またワードDMAのために
は信号XA9〜XA13を、夫々XAバス72上へ
送出する。ラツチ回路76は更に、信号14と1
5を(ワードDMAの場合には更に信号16を
も)、DXバス80を介して変換装置20へ伝達
する。クローン・モードとスペシヤル・クロー
ン・モードとにおいては、ビツトDX14とDX
15(ワード転送の場合にはDX14〜DX16)
が、XA14とXA15(ワード転送の場合はXA
14〜XA16)へ転送される。選択されたチヤ
ネルの第1番目のページ・レジスタのビツト0
が、バイト転送のための出力信号XA16を決定
する。以上の信号は、ゲート70を介して、信号
XA0〜XA13と共にシステム・バス74へ送
出される。拡張モードにおいては、変換装置はア
ドレス入力信号XA14とXA15を用いて(ワ
ード転送の場合には更にXA16も用いて)各々
のチヤネルに備えられた4個のレジスタのうちか
ら(ワードチヤネルについては8個のレジスタの
うちから)1つのレジスタを選択して、その選択
したページ・レジスタから上位10ビツトを読み出
す。それらはXA14〜XA16、及びTA17〜
TA23として送出される。 アドレス・ラツチ回路132は、次々と入力し
てくるアドレス信号A0〜A15の各々をラツチ
して、デコーデイングないし論理処理のためのそ
れらの信号を保持する回路である。これは、重要
なデータの流れの制御に寄与するものではない。 マツパRAM112は、第4図に更に詳細に示
されており、2つのメモリ・セクシヨン140と
142を含んでいる。メモリ・セクシヨン140
は128×8のメモリ、またメモリ・セクシヨン1
42は128×4のメモリであり、併せて128×12の
容量を提供している。アドレス入力信号はマルチ
プレクサ144から供給されており、このマルチ
プレクサ144は、A入力部がアドレス・ラツチ
回路146の出力部に接続されており、B入力部
が信号(MAP PG SEL)と入力アドレス信号
A14〜A19とに接続されている。信号
(MAP PG SEL)はコントロール・レジスタ
108のビツト3に従つて送出されている。これ
によつて、コントロール・レジスタ108の中の
1つのビツトを変更するだけで、64個のレジスタ
の上位バンクと下位バンクとの間の状況のスワツ
ピングが可能となつている。B入力部の下位6ビ
ツトは、入力アドレス信号A14〜A19を受取
つている。 マツパRAM140,142に対して読出しな
いし書込みを行なうためには、最初に、I/O空
間の440Hのポート・アドレスに書込みを行なう
ことによつて、アドレス・ラツチ回路146に、
該当するアドレス0〜127が書込まれるように
する。シーケンス/コントロール・ロジツク回路
がこのポート・アドレスをデコードし、必要条件
が総て満たされていたならばI/O信号とXIOW
信号とに応答してラツチング信号(−WR
MAP SEL)を送出する。これによつてデータ
が、入力データ・バス102からアドレス・ラツ
チ回路146の内部にロードされる。 次に、RAM112それ自身が、下位モジユー
ル140のためにはポート441Hを、また、上
位モジユール142のためにはポート442H
を、夫々アドレスする。これらのポートのうちの
いずれかが適切にデコードされたなら、信号(−
MAP CS)が送出されて、アドレス・ラツチ回
路146の内容をこのRAMのモジユール140
と142のアドレス入力部へ転送する。書込みが
行なわれる場合には、書込みマツプ信号WMLO
ないしWMHIが発生され、これによつて入力デ
ータバス102の信号が選択されたアドレス・ロ
ケーシヨンにロードされる。読出しが行なわれる
場合には、選択されたロケーシヨンの出力が、不
図示のゲーテイング回路によりゲーテイングされ
て出力データバス104上に送出される。 通常のメモリ・アクセス動作が行なわれている
ときには、マルチプレクサ144は信号(MAP
PG SEL)とアドレス信号SA14〜SA19
とを、RAM112のモジユール140,142
のアドレス入力部へ転送している。マツピングさ
れ変換された、マツプト変換アドレス信号MTA
14〜MTA23は、バス・マルチプレクサ11
6(第3図)へ送出される。信号MTA14〜
MTA16はシーケンス/コントロール・ロジツ
ク回路106へ伝達され、信号XA14〜XA1
6を発生させるために使用される。 書込みプロテクト信号(WR PROT)は更
に、シーケンス/コントロール・ロジツク回路1
06へも伝達され、この信号(WR PROT)が
活性状態であるハイ状態にあるときには、書込み
信号XGMWの出力は禁止されている。存在して
いないメモリ出力と、書込みプロテクト・イネー
ブル信号(EN WRP)との間でANDがとられ、
この信号(EN WRP)は変換装置20が活性状
態にあるときに発生されている信号である。この
AND操作により得られるNP信号は、出力信号
として送出されるが、この構成例においては使用
されていない。 信号XA14〜XA16の発生はDMA転送のた
めに複雑化されており、それゆえ第5図にそれら
の信号の発生を更に詳細に示す。信号ACKがハ
イ状態にあつてDMA転送が実行中であることを
示しており、且つ、信号(−XMST)が不活性
状態であるハイ状態にあつて拡張バス(この場合
は使用されていない)が制御された状態にはない
ことを示しているときに、変換出力バツフア15
2が、信号をゲーテイングして送出する。 DMAチヤネル1から入力しているアドレス入
力信号AEN1がロー状態にあれば、ページ・レ
ジスタ118の出力信号PA16が自動的に信号
XA16の信号源となる。もし信号AEN1がハ
イ状態にあれば、信号XA16は信号XA14及
びXA15と共に、マルチプレクサ154の出力
信号に従つて定まる。マルチプレクサ154は、
A入力信号として入力データ信号DX14〜DX
16を、またB入力信号としてページ・レジスタ
118のデータ信号PA14〜P16を、夫々受
け取つている。マルチプレクサ154へ入力する
選択信号は信号(EXP REG EN)に従つて定
まり、この信号(EXP REG EN)は、活性化
した状態にあるDMAチヤネルに関して拡張モー
ドが完全にイネーブル信号されているか否かを示
すための信号として、8対1マルチプレクサ15
6から取り出される信号である。この8対1マル
チプレクサ156は、DMAモード・レジスタ1
14から7つのEP入力信号を受け取つている。 入力している3つの選択信号PA4〜PA2は、
肯定応答信号ACKと、DMAチヤネルのアドレス
信号DAK4,ED1、並びにED0と、ページ・
メモリ・アドレス信号PA0〜PA3とをデコード
した結果に応じて決定される信号である。 信号PAM0〜PAM3はマルチプレクサ160
によつて発生されており、このマルチプレクサ1
60は、A入力信号としてアドレス・ラツチ回路
132から信号LA00〜LA03を、またB入力
信号としてDMAアドレス・ラツチ回路130か
ら信号PG0〜PG3を、夫々受け取つている。マ
ルチプレクサ160のA入力信号は信号80Hに
よつて選択される。この信号80Hは信号ACK
がロー状態にあり、且つ、アドレス・ラツチ回路
132の信号LA7がハイ状態に、信号LA5,
LA6,LA8,LA9、及びLA10がロー状態に
あるときに、活性状態となる。この信号80Hは
従つて、80Hから9FHまでの通常のページ・
レジスタ用ポート・アドレスのうちの1つのポー
ト・アドレスが、アクセスされていることを示す
信号である。 アドレス変換装置20の具体的な構成が、第6
図〜第20図に詳細に示されており、これより、
それらの図について説明をする。マツパRAM1
12とこのマツパRAMに関連した制御回路が第
6図に示されている。ロジツク・ブロツク602
が、アドレス・バスA00〜A23からシステ
ム・アドレス入力信号IA23〜IA20を、信号
DISABLE MAP及び割込みリベクタリング信
号INT MAP DISと共に受取つている。この
ロジツク602は以下の出力信号を発生する。 IA20A=IA20・IA20G …(4) GTIMG=IA20A・IA21 ・IA22・IA23 …(5) NO MAP=(DISABLE MAP +INT MAPDIS +GTIMG) …(6) EN WRP=−NO MAP …(7) アドレス・マルチプレクサ144が、マツパ
RAM112のモジユール140と142へのア
ドレス入力を駆動している。通常動作の実行中に
は、マルチプレクサ144はシステム入力アドレ
ス信号IA19〜IA14を入力端子B1〜B6で、
そして制御レジスタ108の第3ビツトからのペ
ージ選択信号(MAP PG SEL)を入力端子B
7で受取つている。これらの信号はアドレス信号
MCA6〜MCA0として、マツパRAMのモジユ
ール140と142へ伝達されている。 一方、RAMアドレス・ラツチ146はシステ
ム・データ・バスから該当するアドレスを受取つ
ており、このアドレスは、適当ななI/O空間ア
ドレス(440h)のデコーデイングの際に信号
(−WR MAP S EL)が発生されるとラツ
チされる。続いてマツパRAMのセクシヨン14
0と142の一方に関するアドレスがデコーデイ
ングされる際に信号(−MAP CS)が発生され、
それによつてマルチプレクサ606が、ラツチ6
04に格納されているデータをRAMセクシヨン
140と142へアドレスとして転送する。ラツ
チ608と610は、適当なI/O空間アドレス
のデコーデイングによつて信号(−DATA
EN)及び信号(−RD MAP LO)、または信
号(−RD MAP HI)が発生されたときに、
RAMセクシヨン140,142からのデータ出
力をラツチする。それによつてゲート612,6
14(これらのゲートは、ゲート信号によりイネ
ーブルされたときに各ラツチの出力信号をゲーテ
イングする単なるNANDゲートにより構成する
ことができる)が、該当する信号グループXD7
A〜XD0AまたはXD3B〜XD0Bを転送し
て、出力データ・バス104上へ送出する。 DMAレジスタ118の制御ロジツクが第7図
に示されており、これより同図について説明す
る。アドレス・ロジツク702は、以下のロジツ
ク関係式に従つてページ・レジスタ・アドレス信
号A5〜A0を発生する。 PA5=−ACK・(PMA6) +ACK・(IDAK4・EXP REG EN ・IDX16) …(8) PA4=−ACK・(PMA3) +ACK・(IDAK4) …(9) PA3=−ACK・(PMA0・−PMA2) +ACK・(IEDI) …(10) PA2=−ACK・(PMA0・PMA1・PMA2 +PMA0・−PMA1・−PMA2) +ACK・(IED0) …(11) PA1=−ACK・(PMA5・EXP REG EN) +ACK・(IDX15・EXP REG EN) …(12) PA0=−ACK・(PMA4・EXP REG EN) +ACK・(IDX14・EXP REG EN) …(13) 以上から分るように、ACKが活性状態にある
ときには、アドレス入力はDMAチヤネル特定信
号IED0,IED1、並びにIED4により駆動され
て8本の別々のチヤネルに関連付けられた最大8
組までのレジスタ・セツトの中から1組のレジス
タ・セツトが選択され、また更に、このアドレス
入力は中位入力アドレス信号IDX14〜IDX16
によつても駆動され、それらの信号は選択された
組のレジスタの中から1個のレジスタを選択する
ものである。信号IDAK4は2バイト・チヤネル
を特定すると共に、シングル・バイト・チヤネル
のいずれかが選択されているときにはアドレスA
5の信号PMA0を遮断する。 DMAアクセスが実行中でなければ、信号ACK
は不活性状態にあり、そのためページ・レジスタ
118へのアドレス入力は、I/O空間アドレス
に応じた信号PMA0〜PMA6によつて駆動され
ている。 I/Oアドレス空間デコーダ・ロジツクが第8
図に示されており、このデコーダ・ロジツクはデ
コーダ806を含み、このデコーダ806はその
入力として、アドレス・ラツチ132から、ラツ
チされたアドレス信号LA06〜LA04を受取つ
ている。ゲート入力G1は信号LA10により駆
動され、一方、反転ゲート信号は以下の機能を有
するロジツク回路802からの信号(−DIG2A)
及び信号(−D2G2B)により駆動されている。 −DIG1A=−[(−ACK)・(LA15) ・(−LA14)・(−LA13) ・(−LA12)・(−LA11)]
…(14) −D2G2B=−[(−LA09)・(−LA08) ・(−LA07)] …(15) 従つてデコーダ806は、LA10=0(400H
ex)であり、しかもLA15〜LA11及びLA0
9〜LA07が全て「0」であるときに、信号LA
06〜LA04をデコードするように動作する。 ロジツク回路804は以下のように信号(−
EN PGLOW)を発生する。 −EN PGLOW=−(−EXP REG EN・−IXIOW・−80H・
( −LA00・LA02+LA01・LA02+−LA00・−LA01))…(1
6) ANDゲート814がこの信号を、信号(−
LA431W)と組合わせており、それによつて、ペ
ージ・レジスタ118のセクシヨンのうちのアド
レス線TA23〜TA17を駆動しているセクシ
ヨンの書込みイネーブルが、そのセクシヨンのた
めの直接I/O空間アドレスに応答して、また
は、CPUがクローン・モードで従来のシステ
ム・ページ・レジスタを、ないしはスペシヤル・
クローン・モードでマツチング・レジスタの一方
をアドレスするときに、行なわれるようになつて
いる。更に詳細に説明すると、(WP PG LO)
が活性状態となるのは、拡張モードが特定のチヤ
ネルについて不活性状態となつているときであつ
て、しかも、IXIOW(活性状態であるロー状態の
信号)がI/O書込みが実行中であることを表示
しているときであつて、しかも、信号80H(活
性状態であるロー状態となつている)が80H〜
8FHの1つのアドレスを表示していると共に、
この領域におけるI/Oロケーシヨン0,8,
4,C,5,C,6,Eのうちの1つが、アドレ
スされていない状態にあるときである。信号(−
WR PG LO)は従つて、拡張モードにないと
きには各チヤネルの第1番目のレジスタへの書込
みをイネーブルしており、これによつてこのレジ
スタが、スペシヤル・クローン・モードにおける
対応するシステム・レジスタを、エミユレートす
ることができるようになつている。 ロジツク回路820は、信号(IM IO)(メ
モリのIOが活性化されていることを表わす)、信
号(IXIOR)(IO読出しが活性化されていること
を表わす)、信号(GT1MG)(1メガバイト以
上であることを表わす)、及び信号(−LA20
H)(アドレス20H〜2FHを表わす)を受取
り、そしてそれらに応答して以下の信号を発生す
る。 DISABLE MAP =−(IM IO・EN MAP) …(17) XEEN=−(LA20H・−IXIOR) …(18) XFEN=−(LA10H・−IXIOR) …(19) DMWR=GTIMG・DWIM …(20) 信号(DISABLE MAP)は、信号(IXP)
(第3図)のデイスエーブル信号として利用され、
マツピングRAMから送出されるデータのゲーテ
イングを行なう。信号(XEEN)と信号
(XFEN)とは、DMAモード・レジスタ114
及び制御レジスタ108の内容を出力データ・バ
ス104上へ送出する際のゲーテイングに用いら
れる。信号(DMWR)(マツプ書込みデイスエ
ーブル)は、出力メモリ読出し書込みゲート信号
を発生する際に用いられる。 第9図はゲーテイングされたメモリの読出し出
力信号(OXGMR)と書込み出力信号
(OXGMW)とを発生するための回路を示す。信
号(OXGMW)はORゲート904によつて、入
力書込みゲート信号(IMWIN)とフリツプ・フ
ロツプ906の出力との論理和として発生され
る。フリツプ・フロツプ906はそのデータ入力
が以下の信号(PMWG)によつて駆動されてお
り、 PMWG=WR DR0T・EN WRP+DMWR
…(21) また、そのリセツト入力が信号(−EN
MAP)に接続されている。ゲート入力は、入力
アドレス・ラツチ・イネーブル信号(IALE)に
接続されている。 同様に、ORゲート908が、入力メモリ読出
し信号(IMRIN)を受取り、この信号とフリツ
プ・フロツプ910のQ出力とのORを取ること
によつて出力読出しゲート信号(OXGMR)を
発生している。フリツプ・フロツプ910は、そ
のデータ入力では信号(DMWR)を、また、そ
のゲート入力ではアドレス・ラツチ・イネーブル
信号(IALE)を受取つている。そのリセツト入
力は信号(−EN MAP)に接続されている。 ロジツク902は更に、アドレス変換装置20
によつて用いられる以下の信号を発生している。 ACK=−IXACK …(22) TRIACK=−AC …(23) INT MAP DIS =IXACK・(IA19−IA10=0) …(24) 信号(INT MAP DIS)は、割込みが肯定
されており、しかもIA09より上の非拡張アドレ
ス信号が全て「0」であることを信号
(IXACK)が示しているときに、0〜1023の領
域の中のメモリ・ロケーシヨンがアドレスされて
いることを示しているときに、真状態となる。こ
の領域は、インテル8088〜インテル8038
6のプロセツサ・フアミリーの、ハードウエア定
義割込みベクタ格納領域である。 タイミング発生回路1000が第10図に示さ
れており、図示の回路は4個のカスケード式に接
続されたフリツプ・フロツプ1002,100
4,1006、及び1008を含んでいる。フリ
ツプ・フロツプ1002はI/O読出しパルスま
たはI/O書込みパルスの発生によつてクロツキ
ングされたときに、または、信号出力イネーブル
xバス(OGNXB)が真状態となつたときに、セ
ツトされる。これによつて、残りの3個のフリツ
プ・フロツプ1004〜1008が入力クロツク
信号(ICLK)とこの入力クロツク信号の相補信
号とにによつてクロツキングされるにつれて、論
理状態「1」が同期してそしてシーケンシヤル
に、それらの3個のフリツプ・フロツプ1004
〜1008を通過して行くようになる。この論理
状態「1」信号がフリツプ・フロツプ1006に
到達すると同時にこのフリツプ・フロツプ100
6のQN出力は活性状態であるロー状態となり、
それによつて信号(−MAP CS)を発生し、こ
の信号はマルチプレクサ606を制御してマツピ
ングRAM112へのアドレス入力を選択させ
る。半クロツク・サイクル後に、フリツプ・フロ
ツプ1008がセツトされてその出力QNが活性
状態であるロー状態とされ、それによつて信号
(−DATA EN)を発生し、この信号はマツピ
ングRAM112の書込みをイネーブルする。 第11図は、割込みに対して肯定応答がなされ
たことを表わしている割込みフリツプ・フロツプ
1102を示す。フリツプ・フロツプ1102
は、入力割込み肯定信号によつてクロツキングさ
れたときに、セツトされて信号(INTA
F)を発生する。このフリツプ・フロツプは、制
御レジスタ108にその第5データ・ビツトがセ
ツトされた状態で書込みが行なわれるときに、ま
たは、システム・リセツト信号(IXRES)に応
答して、リセツトされる。 第12図は、入力アドレスIA15〜IA00を
受取り、そして夫々、ラツチされたアドレスIA
15〜IA00を出力する、メモリ・アドレス・
ラツチ132の構成を示している。このラツチ1
32は入力アドレス・ラツチ・イネーブル信号
IALEによつてクロツキングされる。 割込み応答検出信号を発生するための回路が第
13図に示されている。割込みベクタ・タイプ・
ラツチ110が、割込みコントローラ54が入力
割込み肯定応答信号(IINTA)に応答して発生
した割込みバクタ・タイプを、入力データ信号
ID7〜ID0から受取つてラツチする。ロジツク
回路1302は、割込み肯定応答フリツプ・フロ
ツプ1102がセツトされた状態にあり、しか
も、現在アドレス信号IA09〜IA02が割込み
ベクタ・タイプ・ラツチ110に格納されている
割込みベクタ・タイプSL7〜SL0と一致してい
るときには、以下のようにベクタ比較信号
(VEC COMP)を発生する。 VEC COMP=INTA F ・VEC MAT CH+TNMI …(25) 信号(TNMI)は、以下の関数に従つて発生
され、 TNMI=INMI・(−IA02)・IA03 ・(−IA04)・(−IA05) ・(−IA06)・(−IA07) ・(−IA08)・(−IA09) …(26) この関数は、入力ノンマスカブル割込み信号
(INMI)が、ハードウエア定義ノンマスカブル
割込みベクタ格納ロケーシヨン0000:0008H、
0000:000BHの1つがアドレスされているとき
に、活性状態となつていることを表わしている。
従つて、信号(VEC COMP)を用いて、割込
みベクタのアドレスの変換を禁止することができ
る。 ページ・レジスタI/Oアドレス・マルチプレ
クサ回路1402が第14図に示されている。こ
の回路はDMAアドレス・ラツチ130を含み、
このラツチはI/Oアドレス入力をデコードして
得られた信号(−WR PG SEL)に応答して、
入力データ信号ID0〜ID6を受取つてラツチす
る。マルチプレクサ160は、ラツチされたアド
レス信号の下位4桁のビツトDMALA0〜
DMALA3をそのB入力に受取つており、また、
ラツチされたアドレス信号LA00〜LA03をそ
のA入力に受取つている。 クローン・モード・ページ・レジスタの1つが
アドレスされている場合を除き、信号80Hは不
活性状態であるハイ状態となつており、また、信
号PMA0〜PMA6はDMAアドレス・レジスタ
130の内容を反映している。これは、CPUの、
DMAページ・レジスタ118の内部の41個のレ
ジスタのうちの選択された1個のレジスタに対す
る読出し動作ないし書込み動作をイネーブルし、
斯かる動作は、最初にI/Oアドレス空間ポート
430Hを使用して選択されたアドレスのDMA
アドレス・レジスタ130への書込みを行ない、
その後に、夫々ポート431Hないしポート43
2Hの上位ないし下位のページ・レジスタ・セク
シヨンのうちの選択されたセクシヨンの読出しま
たは書込みを行なうことによつて、実行される。 従来のクローン・モードATページ・レジスタ
の各々は、110のアドレス空間80〜8FHの内
部に位置している。これらのI/O空間アドレス
のうちの1つが送出されると、信号80Hが活性
状態であるロー状態となり、それによつてAND
ゲート1404,1406、及び1408がデイ
スエーブルされ、そしてマルチプレクサ160
が、ラツチされているアドレス信号LA00〜LA
03を出力信号PMA0〜PMA4として送出す
る。これらの4つの信号があれば、8個のクロー
ン・モードDMAレジスタを互いに識別し、そし
て選択されたレジスタの従来のAT I/O空間
ポートアドレスに書込みが行なえるようにするの
には充分である。このことは、これらの8個のレ
ジスタに対するクローン・モードと拡張モードと
の、デユアル・モードのアドレツシングを容易な
ものとしており、それによつて、それらのレジス
タが、I/Oコントローラ18の内部に収容され
ている8個の従来の対応するレジスタを追跡する
ことができるようになつている。 第7図に関する説明において、アドレス・ロジ
ツク702がページ・レジスタ118のアドレス
端子へ、PMA0〜PMA6のI/Oアドレス信号
か、またはDMAページ・レジスタ選択信号IED
1,IED0,IDAK4、及びIDX16−IDX14
かの、いずれか一方を転送するマルチプレクサと
して動作していることを再度銘記されたい。 第14図は、ラスト・インストラクシヨン・ア
ドレス・レジスタ(最新命令アドレス・レジス
タ)124を詳細に示している。このレジスタ
は、入力命令取り出し信号(IINSF)が活性状態
であるロー状態にある間に入力クロツク信号
(ICLK)によつてクロツキングされると、入力
アドレス信号IA16〜IA23を入力として受取
る。ゲート1502は、I/O読出し信号
(IXIOR)が活性状態であるロー状態である間に
命令取り出しレジスタ124のI/Oアドレスが
デコードされたことを信号(−IPORT)(450H)
が示したときに、ラツチ124の出力が出力デー
タ・バス104に接続されるようにするものであ
る。このゲート信号は続いて反転され、それによ
つて出力イネーブル信号(XGEN)が発生され
る。 主に入力及び出力のバツフアリングとゲーテイ
ングとを行なつている混成ロジツク回路の説明を
行なえば、このアドレス変換装置の説明は完了す
る。第16図に示すように、信号DPA14及び
信号DPA15が信号(−RD PG HI)によつ
てゲーテイングされ、それによつて、ページ・レ
ジスタの上位の部分が読出される際の出力デー
タ・バスへのゲーテイングのための信号
(XD0C)と信号(XD1C)とが発生される。 第17図は、DMAページ・レジスタ118の
下位バイトがI/Oアドレス空間内において読出
される際に、この下位バイトを出力データ・バス
104へゲーテイングするためのゲート1702
を示す。第18図は、DMAモード制御レジスタ
114の出力を、信号XD6E〜XD0Eとして、
出力へゲーテイングするためのゲート1802を
示す。第19図は、この制御レジスタのデータ
を、信号XD0F〜XD4F及び信号XD6F〜
XD7Fとして、出力ゲーテイングするためのゲ
ート1902を示す。第5ビツトは割込みリセツ
ト・ビツトであり、読み出されないことに注意さ
れたい。 データ・バスに対する双方向接続構造が第20
図に示されている。説明のために述べておくと、
末尾に「A」が付された「XD0」は、マツピン
グRAM112の下位ビツトに関するもの、「B」
が付されているのは上位ビツトに関するもの、
「C」を付されているのはページ・レジスタ11
8の下位ビツトに関するもの、「D」が付されて
いるのは上位ビツトに関するもの、「E」が付か
れているのはモード制御レジスタ114に関する
もの、「F」が付されているのは制御レジスタ1
08に関するもの、そして末尾の「G」は最新命
令アドレス・レジスタ124を表わしている。 信号(INSF)は受取られるとバツフアリング
され、そして新たに信号(IINSF)として指定さ
れる。同様にして、入力アドレス信号A00〜A
23は受取られるとバツフアリングされて、新た
に信号IA00〜IA23として指定される。Xバ
ス入力アドレス信号DX14〜DX16は、各々、
バツフアリングされて新たに信号IDX14〜IDX
16として指定される。 出力アドレス信号OXA14〜OXA16につい
ては、それらはバツフアリングされ、そして信号
XA14〜XA16として、XAバス86へゲーテ
イングされる。 ゲーテイングされたメモモリ読出し信号
(OXGMR)並びにメモリ書込み信号
(OXGMW)は、バツフアリングされ、そして信
号(XGMR)及び信号(XGMU)として、それ
らの夫々の出力へゲーテイングされる。それらの
信号は以下のようにしてゲーテイングされる。 XG GATE=TRIACK・IXMST …(27) 変換出力アドレス信号OTA17〜OTA23
は、バツフアリングされ、そして信号
(TRIXMST)によつてゲーテイングされた後
に、信号TA17〜TA23として、TAアドレ
ス・バスへ出力される。 入力信号EB0,EB1,DAK4、及びXIOR
は、バツフアリングされ、そして新たに夫々、信
号IEB0,IEB1,IDAK4、及びIXIORに指定
される。また入力信号XIOW,XRES,A20
G,CLK、及びAEN1は、バツフアリングさ
れ、そして新たに夫々、信号IXIOW、IXRES、
IA20G、ICLK、及びIAEN1に指定される。 割込みに関する入力信号XACK,XNST,
NMI,INTA、及びMNIOは、バツフアリング
され、そして新たに夫々、信号IXACK,
IXNST,INMI,INTA、及びIM IOに指定さ
れる。メモリ・アクセス入力信号MWIN,
MRIN、及びALEは、バツフアリングされて、
新たに信号IMWIN,IMRIN、及びIALEに指定
される。 出力信号ONP,OEWXB、及びOTA14〜
OTA16は、バツフアリングされ、そして更に
ゲーテイングされることなく、それらの出力端子
へ夫々、信号NP,EMXB、及びTA14〜TA
16として、接続される。 以上、本発明に係るアドレス変換装置を含むコ
ンピユータ・システムの具体的な構成を示して説
明してきたが、本発明がこの構成に限定されるも
のではないことは明らかである。従つて、添付の
請求の範囲の範疇に包含される、変更態様、別態
様、ないし同等の態様の構成もまた、本発明の範
疇に包含されるものと解釈されるべきである。
JP63502786A 1987-08-10 1988-02-29 コンピュータ・アドレス変換装置を備えたコンピュータ・システム Granted JPH02500224A (ja)

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US07/084,318 US4849875A (en) 1987-03-03 1987-08-10 Computer address modification system with optional DMA paging
US84,318 1987-08-10

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JPH02500224A (ja) 1990-01-25

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