JPH0584831A - 接着剤塗布量管理装置 - Google Patents

接着剤塗布量管理装置

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JPH0584831A
JPH0584831A JP3246256A JP24625691A JPH0584831A JP H0584831 A JPH0584831 A JP H0584831A JP 3246256 A JP3246256 A JP 3246256A JP 24625691 A JP24625691 A JP 24625691A JP H0584831 A JPH0584831 A JP H0584831A
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Katsumi Ito
克己 猪頭
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、接着剤の残量が少なくなって接着剤
の補充が行なわれた場合においても、オペレータの手を
煩わすことなく接着剤塗布量の管理を正確でかつ迅速に
行なえることを最も主要な特徴としている。 【構成】ラミネートフィルム貼り合わせ時の接着剤の重
量を測定する重量測定手段に、計量状態が安定か不安定
かの情報を出力する機能を持たせ、計量不安定状態の情
報が所定時間以上継続し、かつこの時間中に接着剤重量
が所定値以上増加した場合に、接着剤の補充が行なわれ
たと判定する接着剤補充有無判定手段と、接着剤の補充
が行なわれたと判定されると、接着剤補充の開始,終了
位置、接着剤補充の開始,終了時の接着剤重量、接着剤
補充の開始,終了回数を基に接着剤補充のパターンを判
定し、かつこの判定された接着剤補充パターンに応じて
接着剤の塗布量を算出する接着剤補充時塗布量算出手段
を備えたことを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ラミネート機によるラ
ミネーション工程におけるラミネートフィルム貼り合わ
せ時の接着剤の塗布量をインラインで自動計測すること
により、接着剤の塗布量管理を行なう接着剤塗布量管理
装置に係り、特に接着剤の残量が少なくなって接着剤の
補充が行なわれた場合においても、接着剤塗布量の管理
を正確に行ない得るようにした接着剤塗布量管理装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ラミネート機によるラミネーショ
ン工程におけるラミネートフィルム貼り合わせ時の接着
剤の塗布量管理は、オペレータが適当なタイミングで、
ラミネートフィルムの巻メータ数と接着剤の使用量をチ
ェックすることにより、接着剤塗布量を算出して行なっ
ている。
【0003】しかしながら、このような管理方法では、
その都度オペレータの手を煩わすことになり、作業が簡
略化できないばかりでなく、塗布量管理が迅速に行なえ
ないという問題があった。
【0004】一方、最近では、あるラミネーション工程
においては、ラミネートフィルム貼り合わせ時の接着剤
塗布量の管理を、特殊なセンサーを用いてインラインで
自動計測することにより、成果が上げられてきている。
【0005】しかしながら、このような管理方法では、
センサーの原理上工程によっては、接着剤の経時変化に
よって正確な塗布量が得られない等の問題点があり、全
てのラミネーション工程に適用することは困難である等
の問題があった。
【0006】そこで、最近になって本出願人により、
“特願平1−237509号「接着剤塗布量管理装
置」”が提案され、以上のような問題が解消されてきて
いる。すなわち、これは、ラミネート機によるラミネー
ション工程におけるラミネートフィルム貼り合わせ時の
接着剤の塗布量を、ラミネート機からのラミネートフィ
ルムの巻メータ数と、接着剤の重量を測定する重量計か
らの接着剤重量とにより算出するものである。
【0007】しかしながら、このような管理装置では、
接着剤の残量が少なくなって接着剤の補充が行なわれた
場合に、その区間内の接着剤の塗布量が正確に算出され
ないという問題がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
塗布量管理方法では、接着剤の残量が少なくなって接着
剤の補充が行なわれた場合に、接着剤塗布量の管理が正
確に行なえないという問題があった。
【0009】本発明は上述のような問題を解決するため
に成されたもので、接着剤の残量が少なくなって接着剤
の補充が行なわれた場合においても、オペレータの手を
煩わすことなく接着剤塗布量の管理を正確でかつ迅速に
行なうことが可能な極めて信頼性の高い接着剤塗布量管
理装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明では、ラミネート機によるラミネーション工
程におけるラミネートフィルム貼り合わせ時の接着剤の
塗布量を、ラミネート機からのラミネートフィルムの巻
メータ数と、接着剤の重量を測定する重量測定手段から
の接着剤重量とに基づいて算出するようにした接着剤塗
布量管理装置において、重量測定手段に、計量状態が安
定か不安定かの情報を出力する機能を持たせ、重量測定
手段からの計量不安定状態の情報が所定時間以上継続
し、かつ当該時間中に重量測定手段からの接着剤重量が
所定値以上増加したことを条件に、接着剤の補充が行な
われたと判定する接着剤補充有無判定手段と、接着剤補
充有無判定手段により接着剤の補充が行なわれたことが
判定されると、接着剤補充の開始,終了位置(巻メータ
数)、接着剤補充の開始,終了時の接着剤重量、および
接着剤補充の開始,終了回数を算出し、当該各算出値に
基づいて接着剤補充のパターンを判定し、かつ当該判定
された接着剤補充パターンに応じて接着剤の塗布量を算
出する接着剤補充時塗布量算出手段とを備えて構成して
いる。
【0011】
【作用】従って、本発明の接着剤塗布量管理装置におい
ては、ラミネーション工程におけるラミネートフィルム
貼り合わせ時の接着剤の塗布量がインラインで自動計測
されることにより、オペレータの手を煩わさずに接着剤
塗布量の管理を正確で迅速に行なうことができる。ま
た、重量測定手段での計量状態が安定か不安定かを常に
監視し、計量不安定状態の情報が所定時間以上継続し、
その時間中に接着剤重量が所定値以上増加した場合に
は、接着剤の補充が行なわれたと判定される。そして、
この接着剤の補充が行なわれたと判定された場合には、
接着剤補充の開始,終了位置、接着剤補充の開始,終了
時の接着剤重量、および接着剤補充の開始,終了回数を
算出し、当該各算出値から接着剤補充のパターンが判定
され、この判定された接着剤補充パターンに応じて接着
剤の塗布量が算出されることにより、接着剤の残量が少
なくなって接着剤の補充が行なわれた場合にも、接着剤
塗布量の管理を正確に行なうことができる。これによ
り、製品の品質安定化と作業の簡略化を図ることが可能
となる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して詳細に説明する。
【0013】図1は、本発明による接着剤塗布量管理装
置の全体構成例を示すブロック図である。図1におい
て、本実施例の接着剤塗布量管理装置は、重量測定手段
である重量計1と、中継装置2と、コンピュータ3と、
入力手段であるキーボード5と、表示手段であるCRT
6と、出力手段であるプリンター7とから構成してい
る。なお、8は管理対象となるラミネート機である。
【0014】ここで、重量計1は、接着剤(タンク)の
重量を測定し、重量測定信号を出力するものである。ま
た、この重量計1は、計量状態が安定か不安定かの計量
状態情報を出力する機能を有するものである。
【0015】さらに、中継装置2は、重量計1からの重
量測定信号と、ラミネート機8からのラミネートフィル
ムの巻メータ信号とを取込み、コンピュータ3へ出力す
るものである。この中継装置2は、重量測定信号と巻メ
ータ信号とを、ノイズ等の影響を与えずにコンピュータ
3へ与えるためのものである。
【0016】一方、コンピュータ3は、中継装置2から
の計量状態情報を入力し、計量不安定状態の情報が所定
時間以上継続し、かつ当該時間中に接着剤重量(中継装
置2からの重量測定信号)が所定値以上増加したことを
条件に、接着剤の補充が行なわれたと判定する接着剤補
充有無判定機能、接着剤補充有無判定機能により接着剤
の補充が行なわれたことが判定されると、接着剤補充の
開始,終了位置(中継装置2からの巻メータ信号による
巻メータ数)、接着剤補充の開始,終了時の接着剤重量
(中継装置2からの重量測定信号)、および接着剤補充
の開始,終了回数を算出し、当該各算出値に基づいて接
着剤補充のパターンを判定し、かつ当該判定された接着
剤補充パターンに応じて接着剤の塗布量を算出する接着
剤補充時塗布量算出機能、キーボード5からの入力信号
処理機能、CRT6およびプリンター7への出力処理機
能を有するものである。
【0017】また、キーボード5は、ラミネートフィル
ムの幅、ラミネートフィルムの流れ方向の巻メータ数、
接着剤補充有無の判定値等の各種データを、コンピュー
タ3へ入力するものである。
【0018】さらに、CRT6は、コンピュータ3での
算出結果を表示出力するものであり、プリンター7は、
コンピュータ3での算出結果を印字出力するものであ
る。
【0019】次に、以上のように構成した接着剤塗布量
管理装置の作用について、図2を用いて説明する。
【0020】まず、ステップS1において、ラミネート
フィルムの幅a、設定塗布量T、ラミネートフィルムの
流れ方向の巻メータ数l、接着剤補充有無の判定値等の
初期データが、キーボード5からコンピュータ3へ入力
される。
【0021】次に、ステップS2では、ラミネート機8
が運転状態にあるかどうかが判定され、ラミネート機8
が運転状態にある場合には、ステップS3で中継装置2
からの計量状態情報が取得される。
【0022】そして、ステップS4では、この計量状態
情報が不安定状態にあるかどうかが判定され、不安定状
態にある場合には、ステップS5でその情報が所定時間
以上継続したかどうかが判定される。
【0023】その結果、不安定状態の情報が所定時間以
上継続したことが判定された場合には、ステップS6で
当該時間中に接着剤重量(中継装置2からの重量測定信
号)が所定値以上増加したかどうかが判定される。
【0024】その結果、接着剤重量が所定値以上増加し
たことが判定された場合には、接着剤の補充が行なわれ
たと判定される。すなわち、重量計1からの不安定状態
情報がx秒以上続き、かつその時間中に現接着剤重量値
がykg以上増加した場合をもって、接着剤補充有りと
自動的に判定される。つまり、時間と重量との両方の条
件を満たした時に、接着剤補充有りと自動判定される。
これは、重量計1の周辺の環境や機械振動等の影響を排
除するためである。
【0025】次に、以上のようにして接着剤の補充が行
なわれたと判定された場合には、ステップS7で接着剤
補充時の各種処理が行なわれる。すなわち、接着剤補充
の開始,終了位置(中継装置2からの巻メータ信号によ
る巻メータ数)、接着剤補充の開始,終了時の接着剤重
量(中継装置2からの重量測定信号)、および接着剤補
充の開始,終了回数が算出される。
【0026】この場合、各算出値は、次のような変数と
して定義される。 (a)接着剤補充の位置を示す変数 ts_meter[] 接着剤補充の開始位置(巻メー
タ数) te_meter[] 接着剤補充の終了位置(巻メー
タ数) (b)接着剤補充時の接着剤重量を示す変数 ts_nori [] 接着剤補充開始時の接着剤重量 te_nori [] 接着剤補充終了時の接着剤重量 (c)接着剤補充の開始回数を示す変数 ts_cnt (d)接着剤補充の終了回数を示す変数 te_cnt なお、上記(a)〜(d)の変数は、塗布量算出メータ
間(例えば200m)での値である。また、ここで、t
s_meter[i]、ts_nori[i]のiはt
s_cnt−1により、te_meter[i]、te
_nori[i]のiはte_cnt−1により、それ
ぞれ参照できる。
【0027】次に、ステップS8では、現在の接着剤重
量がCRT6に表示出力される。
【0028】次に、ステップS9では、ラミネートフィ
ルムの巻メータ数が、塗布量算出のための流れ方向の巻
メータ数に達したかどうかが判定され、その結果巻メー
タ数が当該巻メータ数に達した場合には、ステップS1
0で接着剤塗布量の算出が行なわれる。
【0029】この場合、接着剤塗布量を算出するに当た
っては、まず上記ステップS7で算出された各算出値に
基づいて、接着剤補充のパターンの判定が行なわれ、そ
の判定された接着剤補充パターンに応じて、接着剤補充
時の接着剤塗布量の算出が行なわれる。
【0030】すなわち、まず、接着剤の補充パターンと
しては、おおむね次のような3つのパターンが挙げられ
る。
【0031】*第1のパターン 図3に示すように、塗布量算出メータ数と塗布量算出メ
ータ数との間で接着剤補充が行なわれる場合 *第2のパターン 図4に示すように、塗布量算出メータ数をはさんで接着
剤補充が行なわれる場合 *第3のパターン 図5に示すように、接着剤補充の間に塗布量算出メータ
数が2回来たような場合 次に、接着剤の塗布量の算出は、実際に具体的には次の
ような手順で行なわれる。
【0032】(a)塗布量算出メータ数になったら、t
s_cnt、te_cntの値を確認する。その結果、
両方とも0(ts_cnt=te_cnt=0の場合)
である場合には、接着剤補充は行なわれていないので、
通常の方法で塗布量の算出が行なわれる。
【0033】すなわち、重量計1からの重量測定信号
と、ラミネート機8からのラミネートフィルムの巻メー
タ信号とが、中継装置2を経由してコンピュータ3に取
込まれる。コンピュータ3では、あるタイミングで、図
6の計測点1におけるラミネートフィルムの巻メータ数
1 を記憶すると共に、接着剤タンク重量w1 が記憶さ
れる。また、上述と同様にして、図6の計測点2におけ
るラミネートフィルムの巻メータ数l2 を記憶すると共
に、接着剤タンク重量w2 が記憶される。
【0034】次に、計測点1と計測点2との間における
ラミネートフィルムの巻メータ数lが、l=l2 −11
により算出される。また、図6の斜線部の面積Sが、S
=l×aにより算出される。
【0035】さらに、計測点1と計測点2との間におけ
る接着剤使用量wが、 w=w1 −w2 により算出され
る。
【0036】以上により、接着剤塗布量tが、t=w/
Sにより算出される。以後、上述の作用が繰り返して行
なわれ、巻メータ数に対応した塗布量値tがCTR6上
にグラフィック表示される。
【0037】(b)次に、nori=old_nori
−new_nori<0の場合には、第3のパターンで
接着剤補充が行なわれたと判定され、そのパターンに応
じた方法で塗布量の算出が行なわれる。
【0038】すなわち、第3のパターンにおいては、接
着剤使用量が負であるので、接着剤塗布量を算出するこ
とはできない。従って、塗布量の値は0とし、グラフ上
には、この間の塗布量値はプロットされない。
【0039】ts_cnt=te_cnt=0にクリア
する。old_metr=new_metr、 old
nori=new_nori にする。なお、第3のパ
ターンの条件は、ts_cnt=te_cnt=0で、
かつnori=old_nori−new_nori<
0である。
【0040】(c)ts_cntとte_cntが同じ
値の場合(ts_meter[i]<te_meter
[i])には、第1のパターンで接着剤補充が行なわれ
たと判定され、そのパターンに応じた方法で塗布量の算
出が行なわれる。
【0041】すなわち、ts_cnt=te_cnt=
2(接着剤補充が2回)とする。
【0042】フィルム流れ方向のメータ数 =(ts_meter[0]−old metr) +(ts_meter[1]−te_meter
[0]) +(new_metr−te_meter[1]) 接着剤使用量 =(old_nori−ts_nori[0]) +(te_nori[0]−ts_nori[1]) +(te_nori[1]−new_nori) ts_cnt=te_cnt=0にクリアする。次回の
塗布量算出に備えて、old_metr=new_me
tr、 old_nori=new_noriにする。
【0043】なお、塗布量を算出した後、ts_cnt
=te_cnt=0にする。
【0044】(d)ts_cnt=te_cntでない
場合には、第2のパターンで接着剤補充が行なわれたと
判定され、そのパターンに応じた方法で塗布量の算出が
行なわれる。
【0045】 (A)ts_cnt>te_cntの場合(図7) 例えば、ts_cnt=2、te_cnt=1とする。 流れ方向のメータ数 =(ts_meter[0]−old_metr) +(ts_meter[1]−te_meter
[0]) 接着剤使用量 =(old_nori−ts_nori[0]) +(te_nori[0]−ts_nori[1]) ts_cnt=te_cnt=0にクリアする。なお、
ここでは、new_metr、new_noriは使用
しないが、次回の塗布量算出に備えて、old_met
r=new_metr、 old_nori=new_
noriにする。
【0046】 (B)ts_cnt<te_cntの場合(図8) 例えば、ts_cnt=1、te_cnt=2とする。 流れ方向のメータ数 =(ts_meter[0]−te_meter
[0]) +(new_metr−te_meter[1]) 接着剤使用量 =(te_nori[0]−ts_nori[0]) +(te_nori[1]−new_nori) ts_cnt=te_cnt=0にクリアする。次回の
塗布量算出に備えて、old_metr=new_me
tr、 old_nori=new_noriにする。
【0047】(C)ts_cnt=te_cntの場合
(ts_meter[i]>te_meter[i])
(図9) 例えば、ts_cnt=2、te_cnt=2とする。 流れ方向のメータ数 =(ts_meter[0]−te_metr[0]) +(ts_meter[1]−te_meter
[1]) 接着剤使用量 =(te_nori[0]−ts_nori[0]) +(te_nori[1]−ts_nori[1]) ts_cnt=te_cnt=0にクリアする。 old_metr=new_metr old_nori=new_noriにする。
【0048】以上が、接着剤補充時の塗布量算出法であ
るが、このような方法であると、あらゆる接着剤補充の
場合に対応でき、また1区間に何回も接着剤補充があっ
ても対応できるため、信頼性の高い塗布量管理が行なえ
る。なお、上記の説明は、塗布量算出方法について記し
たものであるので、実際に用いる変数等は任意で構わな
い。
【0049】最後に、ステップS11において、全ての
作業が終了したかどうかが判定され、その結果全ての作
業が終了した(実際には、オペレータによりキーボード
5から作業終了指令が入力される)場合には、ステップ
S12で全作業終了時点の巻メータ数に対応した塗布量
値tが、プリンター7により印字出力される。
【0050】上述したように、本実施例の接着剤塗布量
管理装置は、計量状態が安定か不安定かの計量状態情報
を出力する機能を有し、接着剤(タンク)の重量を測定
し、重量測定信号を出力する重量計1と、重量計1から
の重量測定信号と、ラミネート機8からのラミネートフ
ィルムの巻メータ信号とを取込み、コンピュータ3へ出
力するものである。この中継装置2は、重量測定信号と
巻メータ信号とを、ノイズ等の影響を与えずにコンピュ
ータ3へ与える中継装置2と、中継装置2からの計量状
態情報を入力し、計量不安定状態の情報が所定時間以上
継続し、かつ当該時間中に接着剤重量(中継装置2から
の重量測定信号)が所定値以上増加したことを条件に、
接着剤の補充が行なわれたと判定する接着剤補充有無判
定機能、接着剤補充有無判定機能により接着剤の補充が
行なわれたことが判定されると、接着剤補充の開始,終
了位置(中継装置2からの巻メータ信号による巻メータ
数)、接着剤補充の開始,終了時の接着剤重量(中継装
置2からの重量測定信号)、および接着剤補充の開始,
終了回数を算出し、当該各算出値に基づいて接着剤補充
のパターンを判定し、かつ当該判定された接着剤補充パ
ターンに応じて接着剤の塗布量を算出する接着剤補充時
塗布量算出機能、キーボード5からの入力信号処理機
能、CRT6およびプリンター7への出力処理機能を有
するコンピュータ3と、ラミネートフィルムの幅、ラミ
ネートフィルムの流れ方向の巻メータ数、接着剤補充有
無の判定値等の各種データを、コンピュータ3へ入力す
るキーボード5と、コンピュータ3での算出結果を表示
出力するCRT6と、コンピュータ3での算出結果を印
字出力するプリンター7とから構成するようにしたもの
である。
【0051】従って、従来では人手により行なっていた
ラミネーション工程におけるラミネートフィルム貼り合
わせ時の接着剤塗布量の管理を、特殊なセンサーを使用
することなく、コンピュータ3処理によりインラインで
自動計測することができる。これにより、接着剤塗布量
の管理の正確性および迅速性の向上を図ると共に、塗布
量異常の早期発見により不良品を無くして、製品の品質
安定化と作業の簡略化を図ることが可能となる。
【0052】また、特殊センサーの適用ができなかった
ラミネーション工程においても、本実施例の接着剤塗布
量管理装置は低価格で装置を構成できるため、コストを
著しく低減することが可能となる。
【0053】さらに、重量計1での計量状態が安定か不
安定かを常に監視し、計量不安定状態の情報が所定時間
x以上継続し、その時間中に接着剤重量が所定値y以上
増加した場合には、接着剤の補充が行なわれたと判定し
て、接着剤補充の開始,終了位置、接着剤補充の開始,
終了時の接着剤重量、および接着剤補充の開始,終了回
数を算出して、接着剤補充のパターンを判定し、この判
定された接着剤補充パターンに応じて接着剤の塗布量が
算出されるため、接着剤の残量が少なくなって接着剤の
補充が行なわれた場合においても、オペレータの手を煩
わすことなく接着剤塗布量の管理を正確でかつ迅速に行
なうことが可能となる。
【0054】尚、上記実施例において、判定された接着
剤補充パターンに応じた接着剤塗布量の算出方法として
は、前述した方法に限定されるものではなく、他の方法
により接着剤塗布量を算出することもできるものであ
る。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ラ
ミネート機によるラミネーション工程におけるラミネー
トフィルム貼り合わせ時の接着剤の塗布量を、ラミネー
ト機からのラミネートフィルムの巻メータ数と、接着剤
の重量を測定する重量測定手段からの接着剤重量とに基
づいて算出するようにした接着剤塗布量管理装置におい
て、重量測定手段に、計量状態が安定か不安定かの情報
を出力する機能を持たせ、重量測定手段からの計量不安
定状態の情報が所定時間以上継続し、かつ当該時間中に
重量測定手段からの接着剤重量が所定値以上増加したこ
とを条件に、接着剤の補充が行なわれたと判定する接着
剤補充有無判定手段と、接着剤補充有無判定手段により
接着剤の補充が行なわれたことが判定されると、接着剤
補充の開始,終了位置(巻メータ数)、接着剤補充の開
始,終了時の接着剤重量、および接着剤補充の開始,終
了回数を算出し、当該各算出値に基づいて接着剤補充の
パターンを判定し、かつ当該判定された接着剤補充パタ
ーンに応じて接着剤の塗布量を算出する接着剤補充時塗
布量算出手段とを備えて構成するようにしたので、接着
剤の残量が少なくなって接着剤の補充が行なわれた場合
においても、オペレータの手を煩わすことなく接着剤塗
布量の管理を正確でかつ迅速に行なうことが可能な極め
て信頼性の高い接着剤塗布量管理装置が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による接着剤塗布量管理装置の一実施例
を示すブロック図。
【図2】同実施例における作用を説明するためのフロー
図。
【図3】同実施例における接着剤の補充パターンの一例
を示す図。
【図4】同実施例における接着剤の補充パターンの一例
を示す図。
【図5】同実施例における接着剤の補充パターンの一例
を示す図。
【図6】同実施例における作用を説明するための斜視
図。
【図7】同実施例における接着剤補充時の接着剤の塗布
量の算出方法を説明するための図。
【図8】同実施例における接着剤補充時の接着剤の塗布
量の算出方法を説明するための図。
【図9】同実施例における接着剤補充時の接着剤の塗布
量の算出方法を説明するための図。
【符号の説明】
1…重量計、2…中継装置、3…コンピュータ、5…キ
ーボード、6…CRT、7…プリンター、8…ラミネー
ト機。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラミネート機によるラミネーション工程
    におけるラミネートフィルム貼り合わせ時の接着剤の塗
    布量を、前記ラミネート機からのラミネートフィルムの
    巻メータ数と、前記接着剤の重量を測定する重量測定手
    段からの接着剤重量とに基づいて算出するようにした接
    着剤塗布量管理装置において、 前記重量測定手段に、計量状態が安定か不安定かの情報
    を出力する機能を持たせ、 前記重量測定手段からの計量不安定状態の情報が所定時
    間以上継続し、かつ当該時間中に前記重量測定手段から
    の接着剤重量が所定値以上増加したことを条件に、前記
    接着剤の補充が行なわれたと判定する接着剤補充有無判
    定手段と、 前記接着剤補充有無判定手段により接着剤の補充が行な
    われたことが判定されると、前記接着剤補充の開始,終
    了位置(巻メータ数)、前記接着剤補充の開始,終了時
    の接着剤重量、および前記接着剤補充の開始,終了回数
    を算出し、当該各算出値に基づいて接着剤補充のパター
    ンを判定し、かつ当該判定された接着剤補充パターンに
    応じて前記接着剤の塗布量を算出する接着剤補充時塗布
    量算出手段と、 を備えて成ることを特徴とする接着剤塗布量管理装置。
JP3246256A 1991-09-25 1991-09-25 接着剤塗布量管理装置 Pending JPH0584831A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007229652A (ja) * 2006-03-02 2007-09-13 Toppan Printing Co Ltd ドライラミネーション工程の塗布量算出方法
KR20180035439A (ko) * 2016-09-29 2018-04-06 주식회사 엘지화학 광학 필름의 생산 방법
KR20190030274A (ko) * 2017-09-14 2019-03-22 주식회사 엘지화학 광학 필름의 생산 방법

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