JPH0584733A - 多層パリソン形成方法 - Google Patents

多層パリソン形成方法

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JPH0584733A
JPH0584733A JP3274664A JP27466491A JPH0584733A JP H0584733 A JPH0584733 A JP H0584733A JP 3274664 A JP3274664 A JP 3274664A JP 27466491 A JP27466491 A JP 27466491A JP H0584733 A JPH0584733 A JP H0584733A
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幸生 寺田
Kazunari Kirimoto
一成 桐元
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    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 従来の単層用ダイスで多層パリソンを射出さ
せることができ、ガス透過率が小さい燃料タンクを成形
することができるようにする。 【構成】 高密度ポリエチレン等の主材樹脂44Mを供
給する押出機44Aとナイロン等の副材樹脂44Sを供
給する押出機44Bを共通のアキュームレータ30に接
続する。アキュームレータ30内に主材樹脂44Mと副
材樹脂44Sとを交互に連続的に供給することによりア
キュームレータ30内に主材樹脂44Mと副材樹脂44
Sを多層状態に充填する。多層に充填された樹脂をアキ
ュームレータ30プランジャ32によりパリソン射出ダ
イスに向けて加圧供給することにより肉厚方向に主材と
副材が交互に積層された多層パリソンを射出させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は多層パリソン形成方法に
係り、特に燃料タンク等の揮発性液体の容器をブロー成
形によって形成させる際に有効な多層パリソン形成方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プラスチック製の燃料タンク、例
えば車輌用のガソリンタンクはブロー成形によって成形
されている。このような揮発製の液体を収容するタンク
の場合、タンク壁からのガス透過が問題となるため、ガ
ス透過率を一定の基準値以下に押えることが要求され、
従来から次のような方法が採られていた。
【0003】(1)単層のブロー成形によって成形した
後、タンク内面をフッ素等で処理してガス透過を防止す
る。
【0004】(2)ガソリン透過の少ないナイロン層と
高密度ポリエチレン等の他の樹脂層からなる多層パリソ
ンを多層用ダイスによって射出するいわゆる多層ブロー
成形してタンクを成形する。
【0005】(3)単層のブロー成形機でナイロンが混
在するペレットを使用し、パリソン中にガソリン透過の
少ないナイロン層を混在させてガス透過率を抑制する。
【0006】第1の方法では樹脂タンクを成形後にタン
ク内面に被膜層を別途に形成し、あるいは第2の方法で
は多層パリソンを直接射出するのでタンク壁は多層断面
となりガス透過を有効に抑制することができる。第3の
方法はシーラー法といわれるもので、タンク樹脂壁にナ
イロン層が混在してガスの透過率を低下させることがで
きるとされている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
方法では次のような問題があった。すなわち、第1の方
法ではフッ素処理の後工程が必要とされ、工程数が増し
てしまうとともに、フッ素の使用が公害の問題で取扱が
困難となっている。第2の方法では、多層パリソンをダ
イス射出させるために、多層用に特別に製作した複雑構
造のダイスを必要とするなど、多層用に大掛かりな設備
が要求されコスト面での不利益がある。更に、第3の方
法では、成形は比較的簡単であるが、ナイロン層を全面
に形成させることが難しく、ガス透過率を低下させるの
が困難となっている。
【0008】本発明は、上記従来の問題点に着目し、従
来の単層用ダイスで多層パリソンを射出させることがで
き、もってガス透過率を確実に低下させることができる
ようにした多層パリソン形成方法を提供することを目的
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る多層パリソン成形方法は、主材樹脂を
供給する押出機と副材樹脂を供給する押出機を共通のア
キュームレータに接続し、アキュームレータ内に主材樹
脂と副材樹脂とを交互に連続的に供給することにより主
材樹脂と副材樹脂を多層状態に充填し、これをアキュー
ムレータプランジャによりパリソン射出ダイスに向けて
加圧供給することにより肉厚方向に主材と副材が交互に
積層された多層パリソンを射出させるようにしたもので
ある。
【0010】
【作用】上記構成によれば、主材押出機と副材押出機か
らアキュームレータに向けて主材と副材を交互に連続的
に押出すと、アキュームレータ内には主材層と副材層が
交互に充填され、これらが多層になってプランジャを加
圧開始位置まで押戻す。ダイスへの供給に際して、プラ
ンジャを加圧駆動すると、プランジャ駆動方向に沿って
多層充填されている主材と副材からなる積層樹脂材料は
アキュームレータ内壁との粘性による摩擦力等によって
アキュームレータ断面方向に速度分布が生じ、アキュー
ムレータ壁面から中心部にかけて放物線的に増加する。
この結果、アキュームレータ出口からダイス内の円筒通
路への供給口に至る樹脂通路では樹脂の流れ方向と直交
する断面方向で主材と副材が多層状態で流れ、ダイス内
に供給される。この多層状態の樹脂はダイス内で必ずし
も綺麗な多層とはならないが、ダイスから押出されるパ
リソンは基本的には肉厚方向で多層とされ、主材と副材
が交互に積層となった状態で射出されるのである。した
がって、これによって形成されたタンクの容器壁は主材
と副材の多層構造となり、例えば主材として高密度ポリ
エチレンを用い、副材としてガス透過の少ないナイロン
を用いることによりガスの透過率を大幅に低減すること
ができるのである。
【0011】
【実施例】以下に、本発明に係る多層パリソン形成方法
の具体的実施例を図面を参照して詳細に説明する。
【0012】図1に実施例に係る多層パリソンの形成方
法に適用される要部装置の断面図を示しており、押出
機、アキュームレータ、およびパリソン射出ダイスが示
されている。まず、パリソン射出ダイス10は角形ブロ
ックからなるダイスハウジング12を有しており、その
縦中心線に沿ってほぼ円形断面の貫通透孔14が穿設さ
れている。このような貫通透孔14内には、貫通透孔1
4より小径に形成されたマンドレル16が挿通され、当
該マンドレル16の外周面と貫通透孔14の内周面の間
に筒状通路18を形成している。マンドレル16の下端
部には出入り可能にパリソンコントロールマンドレル2
0が装着されており、これは貫通透孔14の開口に臨
み、貫通透孔14の開口との間でリング状の樹脂吐出口
22を形成するマンドレルリップ24が一体的に設けら
れている。また、ダイスハウジング12の上部でマンド
レル16が内挿されている。前記マンドレル16の上部
側壁には筒状通路18に成形樹脂を供給する通路26が
形成され、この通路26を介してマンドレル16上部に
形成された樹脂導入室28内から樹脂を筒状通路18に
充填させるようにしている。
【0013】このようなパリソン射出ダイス10に成形
樹脂を供給するために、ダイスハウジング12にはアキ
ュームレータ30が取付けられている。このアキューム
レータ30はプランジャ32を内挿したもので、プラン
ジャ32を図示しない射出シリンダによって駆動するこ
とによりアキュームレータ30の内容積を可変とし、内
部に供給された樹脂を加圧してダイス10に送り込むこ
とでパリソンの射出圧力を発生させるようにしている。
アキュームレータ30からダイス10に樹脂を送り込む
ために、アキュームレータ30の先端にはノズル部34
が設けられ、これをダイスハウジング12にフランジ結
合し、ダイス10内に形成された前記樹脂導入室28に
至るダイス内樹脂通路36とノズル通路38を接続して
いる。
【0014】上記アキュームレータ30に成形樹脂を計
量供給するために押出機が接続されているが、これは前
記プランジャ32の前進限位置に接続されており、特に
この実施例では一対の押出機40A、40Bを併設して
接続した構成とされている。各押出機40A、40Bは
同一の構成とされ、内部にスクリュウ42を回転可能に
装着し、図示しないホッパから供給される樹脂をスクリ
ュウ42の回転駆動によってアキュームレータ30に押
出供給するようにしている。この実施例では一方の押出
機40Aから成形品の主材として高密度ポリエチレン樹
脂44Mを押出すようにし、他方の押出機40Bから副
材としてナイロン樹脂44Sを押出すようにしている。
各押出機40A、40Bからの樹脂押出を交互に行うこ
とができるように、押出機40A、40Bの出口にはシ
ャットオフバルブ46A、46Bが設けられている。ま
たアキュームレータ30のノズル通路38にもメインシ
ャットオフバルブ46Mが設けられ、押出機40A、4
0Bからアキュームレータ30への樹脂供給時にノズル
通路38を遮断するようにしている。
【0015】このような構成に係るパリソン射出装置を
用いて多層パリソンを形成するようにしているが、これ
は次のように行うものとしている。
【0016】ガソリンタンクを成形対象とする場合、樹
脂製タンク用の主材として高密度ポリエチレン樹脂44
Mを用いてこれを一方の押出機40Aからアキュームレ
ータ30に押出すようにし、また副材としてガス透過率
の小さいナイロン樹脂44Sを他方の押出機40Bから
アキュームレータ30に押出すようにしておく。そし
て、メインシャットオフバルブ46Mによってノズル通
路38を遮断し、押出機40A、40Bの駆動とこれら
に付帯したシャットオフバルブ46A、46Bを交互に
動作させながら、主材44Mと副材44Sを交互に連続
してアキュームレータ30に充填させるのである。これ
は予めアキュームレータ30への供給総量を算出してお
き、主材44Mと副材44Sの量の割合を定めておく。
主材44Mと副材44Sの量の割合は、例えば10:1
〜1:1の範囲に定めればよい。そして主材44Mと副
材44Sとをアキュームレータ30に供給する際に、複
数回に分けて交互に押出すことにより、図2(1)に示
されるように、アキュームレータ30内に主材44Mと
副材44Sとがプランジャ32のストローク方向に交互
に積層された状態に充填される。プランジャ32は各押
出供給毎に後退され射出開始位置まで移動する。アキュ
ームレータ30内における各層の厚さの比は押出量の割
合に依存し、実厚さは分割押出回数に依存する。この各
層の数は特に制限はないが、できる限り多い方がよい。
【0017】このようにしてアキュームレータ30に充
填した樹脂をプランジャ32によってダイス10に押出
すが、このプランジャ押出移動によって内部樹脂は図2
(2)〜(3)に示すように挙動する。すなわち、樹脂
の種類にもよるが、プランジャ32を押出すと図示のよ
うにアキュームレータ30内の樹脂流速分布は、内壁面
近くでは流速が遅く、中心部で速くなるため、押出方向
に向って中心部樹脂が先行して押出され内壁面側に至る
にしたがって遅くなる放物線状の流速分布となる(同図
(2))。更にプランジャ32を押出すと、同図(3)
のように、樹脂中央がより先行流動し、主材44Mと副
材44Sの積層面の傾斜が大きくなる。そして最終的に
は、主材44Mと副材44Sの層がノズル通路38を通
過する間に、図2(4)に示すように、主材44Mと副
材44Sの積層面が押出方向とほぼ平行となるようない
わゆる木目状になってダイス10に供給されるのであ
る。このとき樹脂層の積層面は押出方向と完全に交差し
た状態でダイス10内に加圧供給される。
【0018】樹脂はダイス10内を通過していく過程
で、この多層状の樹脂流れは変形して綺麗な多層面とな
らないが、ダイス10から射出されたパリソン50は基
本的にその肉厚方向で多層となる。
【0019】このようにして得られた多層状のパリソン
50により樹脂製タンクを形成すると、タンクの肉厚方
向で主材44Mと副材44Sが多層になっており、副材
44Sのナイロンがガソリンの透過を阻止し、ガソリン
透過の極めて少ないタンクが成形品として得られる。
【0020】このような実施例によれば、単層パリソン
の射出用ダイス10をそのまま使用して、特別な多層パ
リソン射出のためのダイスを用いる必要がなく、また樹
脂ペレットも特別なペレットを使用する必要がなく、容
易に多層断面のパリソン50を射出させることができ
る。このパリソン50はガス透過率の小さいナイロン層
が主材44M層の間に中間層として内蔵されているの
で、ナイロンを混在させたものよりも大幅にガソリン透
過率を小さくすることができ、燃料タンクの用途に良好
なものとなる効果がある。
【0021】図3は多層パリソンの形成方法を実施する
ためのパリソン射出装置の他の構成例を示した要部断面
図である。これは図1に示した装置において特に一対の
押出機40A、40Bをアキュームレータ30に対して
接続する位置をプランジャ32の後退限位置に設定し、
押出機40A、40Bから先に充填した樹脂をダイス1
0に先行押出するようにした点が異なる。いわゆる樹脂
の先入れ先出し法としたものである。アキュームレータ
30にはブッシュ52を内挿し、このブッシュ52の内
壁に沿ってプランジャ32が摺動するように構成してい
る。その他の構成は図1の装置と同様であるので、同一
構成部材に同一番号を付して説明を省略する。
【0022】このような射出装置によって一対の押出機
40A、40Bから交互に主材44Mと副材44Sアキ
ュームレータ30内に押出すことにより、内部に主材4
4Mと副材44Sを交互に積層される。したがって、こ
れをアキュームレータ30からプランジャ32によって
押出すことにより、内部の多層状態の樹脂は図2に示し
たのと同様な挙動を示し、多層パリソン50を射出する
ことができるのである。
【0023】次に図4には多層パリソンの形成方法の実
施例に適用される他の構成に係る射出装置を示してい
る。これは特にアキュームレータ30を垂直に配置し、
一対の押出機40A、40Bをプランジャ32の後退限
位置に接続し、押出機40A、40Bを交互に作動させ
て主材44Mと副材44Sとをアキュームレータ30内
に流下積層させるようにしたものである。このため、ア
キュームレータ30のバレル下端にエア吸気口54を形
成するとともに、バレル上端にエア通路56を開口させ
ている。エア通路56は分岐され、その一方を真空吸引
ポンプ58に接続した真空吸引口60とするとともに、
他方を大気開放口62としている。これらエア吸気口5
4、真空吸引口60、大気開放口62の各々には開閉バ
ルブ64を取付け、任意に開閉できるようにしている。
【0024】このような射出装置による多層パリソンの
形成方法は次のように行う。すなわち、最初にプランジ
ャ32を後退限位置である上方に移動させて待機させて
おく。押出機40A、40Bを交互に駆動して溶融状態
にある主材44Mと副材44Sを押出すことにより、ア
キュームレータ30内に下層から順次主材44Mと副材
44Sが交互に積層されるように流下させる。樹脂がア
キュームレータ30内に充満した後、バレル上方の真空
吸引口60から内部エアを真空吸引して樹脂をアキュー
ムレータ30内に流下させた際に巻き込んだエアを脱気
させる。この脱気の完了後、バルブ64を切換えて真空
吸引口60を閉じ大気開放口62を開き、プランジャ3
2を下降駆動する。プランジャ32は内部樹脂をダイス
10に押出すが、このとき多層に積層された内部樹脂は
図2に示されるように挙動し、ダイス10から多層パリ
ソン50が射出される。射出が完了すると、バレル下部
のエア吸気口54を開放し、プランジャ32を上昇させ
て後退限に位置させ、その後エア吸気口54を閉じる。
以後この操作を繰り返し、多層パリソン50を連続的に
射出させることができる。
【0025】かかる実施例においては、アキュームレー
タ30内に主材44Mと副材44Sを交互に積層させる
際、先行した樹脂層に後行した樹脂が混入することが確
実に防止され、アキュームレータ30内に主材44Mと
副材44Sによる交互積層が容易に生成されるので、射
出パリソン50の肉厚断面も多層構造となって、ガス透
過率をより小さくすることができる。
【0026】次に、図5には実施例に適用される射出装
置の更に他の実施例構成を示している。これはアキュー
ムレータ30に対して共通の押出通路70を設け、この
共通押出通路70を分岐させて一方に主材44M用の押
出機40Aを、他方に副材44S用の押出機40Bを連
結し、共通の通路70を通じて交互に主材44M、副材
44Sをアキュームレータ30に交互充填させるように
したものである。この場合において、同図(1)は先入
れ先出し方式としたもの、同図(2)は先入れ後出し方
式としたものであり、アキュームレータ30に対する共
通通路70の接続箇所が相違するだけである。
【0027】この実施例装置構成では、単層パリソン射
出ダイスの構成を殆どそのまま利用し、アキュームレー
タ30への押出通路70を分岐させて複数の押出機40
A、40Bを接続したので、より簡単に多層パリソンを
形成する装置を構成することができる利点がある。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る多層
パリソン形成方法は、主材樹脂を供給する押出機と副材
樹脂を供給する押出機を共通のアキュームレータに接続
し、アキュームレータ内に主材樹脂と副材樹脂とを交互
に連続的に供給することにより主材樹脂と副材樹脂を多
層状態に充填し、これをアキュームレータプランジャに
よりパリソン射出ダイスに向けて加圧供給することによ
り肉厚方向に主材と副材が交互に積層された多層パリソ
ンを射出させるように構成したので、従来の単層用ダイ
スで多層パリソンを射出させることができ、もってガス
透過率を確実に低下させることができるという優れた効
果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る多層パリソン形成方法を実施する
ためのパリソン射出装置の断面図である。
【図2】アキュームレータ内の樹脂の挙動の説明図であ
る。
【図3】本発明に係る多層パリソン形成方法を実施する
ための他の構成に係るパリソン射出装置の断面図であ
る。
【図4】多層パリソン形成方法を実施するためのパリソ
ン射出装置の他の構造例を示す断面図である。
【図5】多層パリソン形成方法の実施に適用できる更に
他の構造例に係るパリソン射出装置の断面図である。
【符号の説明】
10 パリソン射出ダイス 12 ダイスハウジング 16 マンドレル 18 筒状通路 22 樹脂吐出口 30 アキュームレータ 32 プランジャ 34 ノズル部 36 ダイス内樹脂通路 38 ノズル通路 40A、40B 押出機 42 スクリュウ 44M 主材樹脂(高密度ポリエチレ
ン) 44S 副材樹脂(ナイロン) 46A、46B、46M シャットオフバルブ 50 多層パリソン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主材樹脂を供給する押出機と副材樹脂を
    供給する押出機を共通のアキュームレータに接続し、ア
    キュームレータ内に主材樹脂と副材樹脂とを交互に連続
    的に供給することにより主材樹脂と副材樹脂を多層状態
    に充填し、これをアキュームレータプランジャによりパ
    リソン射出ダイスに向けて加圧供給することにより肉厚
    方向に主材と副材が交互に積層された多層パリソンを射
    出させることを特徴とする多層パリソン形成方法。
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