JPH0584672A - ボルト・ナツトの締緩装置 - Google Patents
ボルト・ナツトの締緩装置Info
- Publication number
- JPH0584672A JPH0584672A JP27332991A JP27332991A JPH0584672A JP H0584672 A JPH0584672 A JP H0584672A JP 27332991 A JP27332991 A JP 27332991A JP 27332991 A JP27332991 A JP 27332991A JP H0584672 A JPH0584672 A JP H0584672A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- nut
- socket
- loosening
- motor
- tightening
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 振動や騒音を発生させずに短い時間でボル
ト、ナットを締緩できる手段を得ること。 【構成】 ボルト・ナットに嵌合する孔16が設けられ
たソケット15と、ソケットに緩め力または締結力を付
与するモーター25と、ソケットに連結されボルト・ナ
ットを緩める方向または締結する方向にソケットに力を
伝達し、逆方向に力を伝達しないワンウェイクラッチ1
9と、ワンウェイクラッチを介してソケットにボルト・
ナットに緩め力または締結力を付与するピストンシリン
ダー機構21、22とを有するボルト・ナットの締緩装
置である。
ト、ナットを締緩できる手段を得ること。 【構成】 ボルト・ナットに嵌合する孔16が設けられ
たソケット15と、ソケットに緩め力または締結力を付
与するモーター25と、ソケットに連結されボルト・ナ
ットを緩める方向または締結する方向にソケットに力を
伝達し、逆方向に力を伝達しないワンウェイクラッチ1
9と、ワンウェイクラッチを介してソケットにボルト・
ナットに緩め力または締結力を付与するピストンシリン
ダー機構21、22とを有するボルト・ナットの締緩装
置である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ボルトやナットを締め
たり緩めたりする装置に関し、特に、PC(プリストレ
ストコンクリート)パイルを製造する過程で、鉄筋にテ
ンションを与えているナットを緩める場合のように、回
すのに大きなトルクを必要とするボルト・ナットの締緩
装置に関する。
たり緩めたりする装置に関し、特に、PC(プリストレ
ストコンクリート)パイルを製造する過程で、鉄筋にテ
ンションを与えているナットを緩める場合のように、回
すのに大きなトルクを必要とするボルト・ナットの締緩
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、PCパイルを製造する過程におい
て、鉄筋にテンションを与えているナットを緩めるに
は、作業者がインパクトレンチを手で支えながら、その
空圧力を利用して行っている。
て、鉄筋にテンションを与えているナットを緩めるに
は、作業者がインパクトレンチを手で支えながら、その
空圧力を利用して行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、インパクトレ
ンチは空圧による衝撃力を何回も与えてナットを回転さ
せるため、振動が激しく、また騒音が大きい。そして、
ナットを外すのに長時間を要するため効率が良くない。
ンチは空圧による衝撃力を何回も与えてナットを回転さ
せるため、振動が激しく、また騒音が大きい。そして、
ナットを外すのに長時間を要するため効率が良くない。
【0004】
【課題を解決するための手段】従って、本発明は振動や
騒音を発生させずに短い時間でボルト・ナットを締緩で
きる手段を得ることを目的とする。この目的を達成する
ために、ボルト・ナットに嵌合する孔が設けられたソケ
ットと、ソケットに緩め力または締結力を付与するモー
ターと、ソケットに連結されボルト・ナットを緩める方
向または締結する方向にソケットに力を伝達し、逆方向
に力を伝達しないワンウェイクラッチと、ワンウェイク
ラッチを介してソケットにボルト・ナットに緩め力また
は締結力を付与するピストンシリンダー機構とを有する
ことを特徴とするボルト・ナットの締緩装置を発明し
た。
騒音を発生させずに短い時間でボルト・ナットを締緩で
きる手段を得ることを目的とする。この目的を達成する
ために、ボルト・ナットに嵌合する孔が設けられたソケ
ットと、ソケットに緩め力または締結力を付与するモー
ターと、ソケットに連結されボルト・ナットを緩める方
向または締結する方向にソケットに力を伝達し、逆方向
に力を伝達しないワンウェイクラッチと、ワンウェイク
ラッチを介してソケットにボルト・ナットに緩め力また
は締結力を付与するピストンシリンダー機構とを有する
ことを特徴とするボルト・ナットの締緩装置を発明し
た。
【0005】
【作用】ボルト・ナットに嵌合せしめたソケットにモー
ターとピストンシリンダー機構によって緩め力または締
結力を付与してボルト・ナットを締めたり緩めたりす
る。そして、ワンウェイクラッチの作用により、大きな
トルクが必要なときはシリンダーの力で大トルクでボル
トまたはナットを回し、トルクをあまり必要としないと
きはモーターの回転で早くボルトまたはナットを回す。
ターとピストンシリンダー機構によって緩め力または締
結力を付与してボルト・ナットを締めたり緩めたりす
る。そして、ワンウェイクラッチの作用により、大きな
トルクが必要なときはシリンダーの力で大トルクでボル
トまたはナットを回し、トルクをあまり必要としないと
きはモーターの回転で早くボルトまたはナットを回す。
【0006】
【実施例】図8において、1はPCパイルを遠心成形に
より製造するための型枠を示している。図示のように、
この型枠1の内部に移動自在に設けた治具2に突設され
たネジロッド3が型枠1の端面から突出している。型枠
1の端面部において、ネジロッド3にはナット4が取り
付けてあり、また、このナット4と型枠端面の間のは菊
座5が介在している。図9に示すように菊座5には、後
述する締緩装置の爪を係合させるための溝6がいくつか
形成してある。そして、図10に示すように、型枠1の
端面部において、ハンドル9を操作して緊締装置7のカ
プラー8をネジロッド3に接続し、ジャッキ10によっ
て型枠1内部のPC鋼棒11を伸張し、ナット4を締め
てPC鋼棒11をテンション状態に保つ。そして、型枠
1内部にモルタル12を流し込み、養生する。その後、
ナット4を緩めて型枠1内からPCパイルを取り出す。
こうしてプリストレスを持ったPCパイルを製造する。
以上のようなPCパイルの製造過程にあっては、非常に
大きな引張力が必要なため、例えばネジロッド3は10
0φ程度の大径のものが用いられ、また、ナット4を緩
め始めるには、例えば1t・m程度の大トルクが必要と
なる。本発明は、以上のようにナットを回すのに大きな
トルクを必要とする様な場合に利用されるボルト・ナッ
トの締緩装置に関するものであり、以下、ナットの緩め
装置により本発明の実施例を説明する。
より製造するための型枠を示している。図示のように、
この型枠1の内部に移動自在に設けた治具2に突設され
たネジロッド3が型枠1の端面から突出している。型枠
1の端面部において、ネジロッド3にはナット4が取り
付けてあり、また、このナット4と型枠端面の間のは菊
座5が介在している。図9に示すように菊座5には、後
述する締緩装置の爪を係合させるための溝6がいくつか
形成してある。そして、図10に示すように、型枠1の
端面部において、ハンドル9を操作して緊締装置7のカ
プラー8をネジロッド3に接続し、ジャッキ10によっ
て型枠1内部のPC鋼棒11を伸張し、ナット4を締め
てPC鋼棒11をテンション状態に保つ。そして、型枠
1内部にモルタル12を流し込み、養生する。その後、
ナット4を緩めて型枠1内からPCパイルを取り出す。
こうしてプリストレスを持ったPCパイルを製造する。
以上のようなPCパイルの製造過程にあっては、非常に
大きな引張力が必要なため、例えばネジロッド3は10
0φ程度の大径のものが用いられ、また、ナット4を緩
め始めるには、例えば1t・m程度の大トルクが必要と
なる。本発明は、以上のようにナットを回すのに大きな
トルクを必要とする様な場合に利用されるボルト・ナッ
トの締緩装置に関するものであり、以下、ナットの緩め
装置により本発明の実施例を説明する。
【0007】図1は緩め装置の正面図、図2は平面図で
ある。装置本体14に対してソケット15が回転自在に
設けてある。ソケット15の中心部には、先に図8等で
説明した型枠1のナット4に嵌合する六角形の孔16が
穿設してある。また、ソケット15の前端面にはハンド
ル17が取り付けてある。ソケット15の周りにはスプ
ロケット18とワンウェイクラッチ19が装着してあ
り、ワンウェイクラッチ19の上部にはアーム20が延
設してある。アーム20の先端には、装置本体14によ
って枢支されたシリンダー21のピストンロッド22が
軸23で接続してある。なお、ワンウェイクラッチ19
は回転の伝達方向を切り替えられるものを用いている
が、シリンダー21が伸張稼働するときはアーム20の
回動を伝えてソケット15を反時計方向に回転させ、シ
リンダー21が短縮稼働するときは回動を伝えずにソケ
ット15を回転させないように設定してある。また、装
置本体14に固定されたブラケット24にモーター25
が支持されており、その駆動軸26にワンウェイクラッ
チ27を介して装着されたスプロケット28と、上記ソ
ケット15の周りに設けたスプロケット18とが、無端
チェーン29で伝動している。なお、このワンウェイク
ラッチ27も先のワンウェイクラッチ19と同様に、回
転の伝達方向を切り替えられるものであり、モーター2
5の反時計方向の回転動力のみがソケット15に伝わる
ように設定してある。また、これらワンウェイクラッチ
19とワンウェイクラッチ27の作用により、シリンダ
ー21やモーター25が稼働していないときでも、ハン
ドル17を操作して、容易にソケット15を反時計方向
に回転させることができるようになっている。ハンドル
17の左右にはレバー30が設けてあり、このレバー3
0にスイッチ31が配設してある。また、図2に示され
るように、ハンドル17の反対側にはガイド32が取り
付けてあり、このガイド32には、上記図9で説明した
菊座5の溝6に係合する爪33が突設してある。その
他、図示はしないがモーター25の稼働によって回転し
たソケット15の回転数はカウンターで計数されるよう
になっている。また、装置本体14の中央上方にはチェ
ーンブロックのフック34と係合するための懸吊金具3
5が設けてある。
ある。装置本体14に対してソケット15が回転自在に
設けてある。ソケット15の中心部には、先に図8等で
説明した型枠1のナット4に嵌合する六角形の孔16が
穿設してある。また、ソケット15の前端面にはハンド
ル17が取り付けてある。ソケット15の周りにはスプ
ロケット18とワンウェイクラッチ19が装着してあ
り、ワンウェイクラッチ19の上部にはアーム20が延
設してある。アーム20の先端には、装置本体14によ
って枢支されたシリンダー21のピストンロッド22が
軸23で接続してある。なお、ワンウェイクラッチ19
は回転の伝達方向を切り替えられるものを用いている
が、シリンダー21が伸張稼働するときはアーム20の
回動を伝えてソケット15を反時計方向に回転させ、シ
リンダー21が短縮稼働するときは回動を伝えずにソケ
ット15を回転させないように設定してある。また、装
置本体14に固定されたブラケット24にモーター25
が支持されており、その駆動軸26にワンウェイクラッ
チ27を介して装着されたスプロケット28と、上記ソ
ケット15の周りに設けたスプロケット18とが、無端
チェーン29で伝動している。なお、このワンウェイク
ラッチ27も先のワンウェイクラッチ19と同様に、回
転の伝達方向を切り替えられるものであり、モーター2
5の反時計方向の回転動力のみがソケット15に伝わる
ように設定してある。また、これらワンウェイクラッチ
19とワンウェイクラッチ27の作用により、シリンダ
ー21やモーター25が稼働していないときでも、ハン
ドル17を操作して、容易にソケット15を反時計方向
に回転させることができるようになっている。ハンドル
17の左右にはレバー30が設けてあり、このレバー3
0にスイッチ31が配設してある。また、図2に示され
るように、ハンドル17の反対側にはガイド32が取り
付けてあり、このガイド32には、上記図9で説明した
菊座5の溝6に係合する爪33が突設してある。その
他、図示はしないがモーター25の稼働によって回転し
たソケット15の回転数はカウンターで計数されるよう
になっている。また、装置本体14の中央上方にはチェ
ーンブロックのフック34と係合するための懸吊金具3
5が設けてある。
【0008】以上のような緩め装置において、例えばシ
リンダー21を油圧シリンダーとし、また、モーター2
5を油圧モーターとすることができる。図3はシリンダ
ー21を油圧シリンダーとした場合の油圧供給ユニット
の一例を示している。シリンダー21に接続したホース
36の油圧供給方向を切り替え弁37を操作して反転せ
しめることにより、高圧小容量ポンプ38からの油圧で
ピストンロッド22を伸張、短縮させ、これによりアー
ム20を揺動させてソケット15を反時計方向に回転さ
せる構成になっている。また、図4はモーター25を油
圧モーターとした場合の油圧供給ユニットの一例を示し
ており、モーター25に接続したホース39からの油圧
供給を切り替え弁40を操作してON、OFF状態に
し、これにより低圧大容量ポンプ41からの油圧でモー
ター25を稼働させてソケット15を反時計方向に回転
させる構成になっている。
リンダー21を油圧シリンダーとし、また、モーター2
5を油圧モーターとすることができる。図3はシリンダ
ー21を油圧シリンダーとした場合の油圧供給ユニット
の一例を示している。シリンダー21に接続したホース
36の油圧供給方向を切り替え弁37を操作して反転せ
しめることにより、高圧小容量ポンプ38からの油圧で
ピストンロッド22を伸張、短縮させ、これによりアー
ム20を揺動させてソケット15を反時計方向に回転さ
せる構成になっている。また、図4はモーター25を油
圧モーターとした場合の油圧供給ユニットの一例を示し
ており、モーター25に接続したホース39からの油圧
供給を切り替え弁40を操作してON、OFF状態に
し、これにより低圧大容量ポンプ41からの油圧でモー
ター25を稼働させてソケット15を反時計方向に回転
させる構成になっている。
【0009】以上のように構成された緩め装置を図5に
示すように、上方に横設されたレール42に沿って移動
自在なチェーンブロック43にフック34で懸吊する。
また、ホース36、39は邪魔にならないようにワイヤ
ー44で上方に束ね、建屋45からスプリングバランサ
ー46で吊り下げ、高圧油圧ユニット47と低圧油圧ユ
ニット48にそれぞれ接続する。また、ソケット15の
回転数を計数するカウンターからの信号をケーブル49
で制御盤50に送る構成とする。そして、図6に示すよ
うに、作業者51が容易に手で押しながら緩め装置を型
枠1に向けて移動せしめ、図7に示すように型枠1のナ
ット4をソケット15に嵌合させる。先に説明したよう
にハンドル17を操作することによって、容易にソケッ
ト15を反時計方向に回転させることができるので、ナ
ット4とソケット15の位置合わせは簡単に行うことが
できる。なお、この位置合わせをモーター25の稼働で
することもできる。また、同時に爪33を菊座5の溝6
に係合させる。なお、この状態においては、型枠1のナ
ット4はきつく締められている。
示すように、上方に横設されたレール42に沿って移動
自在なチェーンブロック43にフック34で懸吊する。
また、ホース36、39は邪魔にならないようにワイヤ
ー44で上方に束ね、建屋45からスプリングバランサ
ー46で吊り下げ、高圧油圧ユニット47と低圧油圧ユ
ニット48にそれぞれ接続する。また、ソケット15の
回転数を計数するカウンターからの信号をケーブル49
で制御盤50に送る構成とする。そして、図6に示すよ
うに、作業者51が容易に手で押しながら緩め装置を型
枠1に向けて移動せしめ、図7に示すように型枠1のナ
ット4をソケット15に嵌合させる。先に説明したよう
にハンドル17を操作することによって、容易にソケッ
ト15を反時計方向に回転させることができるので、ナ
ット4とソケット15の位置合わせは簡単に行うことが
できる。なお、この位置合わせをモーター25の稼働で
することもできる。また、同時に爪33を菊座5の溝6
に係合させる。なお、この状態においては、型枠1のナ
ット4はきつく締められている。
【0010】こうして、ナット4をソケット15で保持
し、爪33と溝6の係合で緩め装置全体を固定したら、
油圧供給ユニット47の切り替え弁37を操作してシリ
ンダー21を交互に伸張、短縮稼働させる。同時に、油
圧供給ユニット48の切り替え弁40を操作してモータ
ー25をON状態にする。以上のようにして、シリンダ
ー21とモーター25の両方を稼働状態にするが、通常
はモーター25のトルクは例えば50Kg・m程度と比
較的小さいものであり、従って、緩め始める最初の状態
においてはモーター25のトルクによってナット4を回
転させることができない。そこで、緩め始める最初の状
態においてはナット4はシリンダー21が伸張稼働する
ときにアーム20を介して伝えられる大きなトルクによ
って徐々に緩められる。なお、ワンウェイクラッチ19
の作用により、シリンダー21が短縮稼働するときはソ
ケット15には回転が伝わらない構成になっているの
で、ソケット15は少しずつ間欠的に回転し、ナット4
は徐々に緩められる。
し、爪33と溝6の係合で緩め装置全体を固定したら、
油圧供給ユニット47の切り替え弁37を操作してシリ
ンダー21を交互に伸張、短縮稼働させる。同時に、油
圧供給ユニット48の切り替え弁40を操作してモータ
ー25をON状態にする。以上のようにして、シリンダ
ー21とモーター25の両方を稼働状態にするが、通常
はモーター25のトルクは例えば50Kg・m程度と比
較的小さいものであり、従って、緩め始める最初の状態
においてはモーター25のトルクによってナット4を回
転させることができない。そこで、緩め始める最初の状
態においてはナット4はシリンダー21が伸張稼働する
ときにアーム20を介して伝えられる大きなトルクによ
って徐々に緩められる。なお、ワンウェイクラッチ19
の作用により、シリンダー21が短縮稼働するときはソ
ケット15には回転が伝わらない構成になっているの
で、ソケット15は少しずつ間欠的に回転し、ナット4
は徐々に緩められる。
【0011】こうして、シリンダー21の大トルクによ
ってナット4が緩んだ状態になって、モーター25のト
ルクでナット4を回転させることができるようになる
と、モーター25が回転を開始する。これによりモータ
ーの早い回転でナット4が緩められる。そして、カウン
ターで計数されるソケット15の回転数が一定値に達し
たら、油圧供給ユニット47の切り替え弁37と、油圧
供給ユニット48の切り替え弁40が操作され、シリン
ダー21とモーター25の稼働が停止する。なお、シリ
ンダー21の稼働はモーター25でナット4を回転させ
ることができるようになった時点で停止させてもよい。
しかして、PCパイルの製造型枠1のナット4を緩める
工程が終了する。
ってナット4が緩んだ状態になって、モーター25のト
ルクでナット4を回転させることができるようになる
と、モーター25が回転を開始する。これによりモータ
ーの早い回転でナット4が緩められる。そして、カウン
ターで計数されるソケット15の回転数が一定値に達し
たら、油圧供給ユニット47の切り替え弁37と、油圧
供給ユニット48の切り替え弁40が操作され、シリン
ダー21とモーター25の稼働が停止する。なお、シリ
ンダー21の稼働はモーター25でナット4を回転させ
ることができるようになった時点で停止させてもよい。
しかして、PCパイルの製造型枠1のナット4を緩める
工程が終了する。
【0012】以上、本発明の実施例としてPCパイルの
製造型枠1のナット4の緩め装置について説明したが、
本発明は、これに限定されるものではなく、同様の構成
により、ボルトやナットを締めたり緩めたりする締緩装
置として広く利用できるものである。例えば、以上説明
した緩め装置において、ワンウェイクラッチ19とワン
ウェイクラッチ27の回転の伝達方向を反対に切り替え
て、ソケット15に対してシリンダー21とモーター2
5の時計方向の回転駆動力のみを伝えるようにすること
により、トルクをあまり必要としないナット4の締結開
始においてはモーター25の回転で早くナット4を回
し、締結終了前の大きなトルクが必要なときはシリンダ
ー21の力で大トルクでナット4を回すことができ、こ
うして同様の構成によりナット4の締結装置として利用
することができる。なお、モーター25は電動モーター
を利用することもできる。
製造型枠1のナット4の緩め装置について説明したが、
本発明は、これに限定されるものではなく、同様の構成
により、ボルトやナットを締めたり緩めたりする締緩装
置として広く利用できるものである。例えば、以上説明
した緩め装置において、ワンウェイクラッチ19とワン
ウェイクラッチ27の回転の伝達方向を反対に切り替え
て、ソケット15に対してシリンダー21とモーター2
5の時計方向の回転駆動力のみを伝えるようにすること
により、トルクをあまり必要としないナット4の締結開
始においてはモーター25の回転で早くナット4を回
し、締結終了前の大きなトルクが必要なときはシリンダ
ー21の力で大トルクでナット4を回すことができ、こ
うして同様の構成によりナット4の締結装置として利用
することができる。なお、モーター25は電動モーター
を利用することもできる。
【0013】
【発明の効果】本発明の締緩装置によれば、従来のイン
パクトレンチを用いた作業に比べて、振動、騒音が非常
に少なくなり、作業環境が向上する。また、大きなトル
クが必要なときはシリンダーの力で大トルクでボルトま
たはナットを回し、トルクをあまり必要としないときは
モーターの回転で早くボルトまたはナットを回すように
しているので、作業時間が短縮でき、効率がよい。
パクトレンチを用いた作業に比べて、振動、騒音が非常
に少なくなり、作業環境が向上する。また、大きなトル
クが必要なときはシリンダーの力で大トルクでボルトま
たはナットを回し、トルクをあまり必要としないときは
モーターの回転で早くボルトまたはナットを回すように
しているので、作業時間が短縮でき、効率がよい。
【図1】緩め装置の正面図
【図2】緩め装置の平面図
【図3】シリンダーの油圧供給ユニットのブロック図
【図4】モーターの油圧供給ユニットのブロック図
【図5】緩め装置の使用状態を説明する正面図
【図6】緩め装置の使用状態を説明する側面図
【図7】緩め装置を型枠に装着した状態の平面図
【図8】型枠の縦断面図
【図9】菊座の正面図
【図10】PCパイルの製造に際してナットを締め付け
る状況の説明図
る状況の説明図
1 型枠 4 ナット 15 ソケット 19 ワンウェイクラッチ 21 シリンダー 25 モーター 27 ワンウェイクラッチ
Claims (1)
- 【請求項1】 ボルト・ナットに嵌合する孔が設けられ
たソケットと、ソケットに緩め力または締結力を付与す
るモーターと、ソケットに連結されボルト・ナットを緩
める方向または締結する方向にソケットに力を伝達し、
逆方向に力を伝達しないワンウェイクラッチと、ワンウ
ェイクラッチを介してソケットにボルト・ナットに緩め
力または締結力を付与するピストン・シリンダー機構と
を有することを特徴とするボルト・ナットの締緩装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27332991A JPH0584672A (ja) | 1991-09-25 | 1991-09-25 | ボルト・ナツトの締緩装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27332991A JPH0584672A (ja) | 1991-09-25 | 1991-09-25 | ボルト・ナツトの締緩装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0584672A true JPH0584672A (ja) | 1993-04-06 |
Family
ID=17526371
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27332991A Withdrawn JPH0584672A (ja) | 1991-09-25 | 1991-09-25 | ボルト・ナツトの締緩装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0584672A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100783912B1 (ko) * | 2006-11-17 | 2007-12-10 | 현대자동차주식회사 | 절대조향각 센서를 가진 토크센서 |
-
1991
- 1991-09-25 JP JP27332991A patent/JPH0584672A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100783912B1 (ko) * | 2006-11-17 | 2007-12-10 | 현대자동차주식회사 | 절대조향각 센서를 가진 토크센서 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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