JP3033124U - 油圧式トルクリミッター - Google Patents

油圧式トルクリミッター

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JP3033124U
JP3033124U JP1996007144U JP714496U JP3033124U JP 3033124 U JP3033124 U JP 3033124U JP 1996007144 U JP1996007144 U JP 1996007144U JP 714496 U JP714496 U JP 714496U JP 3033124 U JP3033124 U JP 3033124U
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lock nut
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hydraulic
torque
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邦彦 田辺
鉄見 一ノ関
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Navitas Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業員の疲労を軽減できる軽量化が実現さ
れ、ねじ式機械継手が如何なる姿勢にあってもまた棒鋼
の林立する狭隘な場所においても操作性の向上を図った
トルクリミッターを実現すること。 【解決手段】第一雄ねじに螺着された第一ロックナット
8Aに係合してトルクを作用させる第一スパナ3Aと、
第二雄ねじに螺着された第二ロックナット8Bに係合し
てトルクを作用させる第二スパナ3Bと、両スパナ3
A,3Bのアーム部3m,3nの先端が相互に接近する
ように少なくともいずれか一方のスパナ3Bを他方のス
パナ3Aに向けて回動させる油圧シリンダー4とを備え
る。油圧シリンダー4に装着されたスパナ3Aとピスト
ンロッド4Bに接続されたスパナ3Bとが接近するよう
に、ピストンロッド4Bをシリンダー本体4Aに引き込
むと、両ロックナット8A,8Bを所定のトルクで締め
つけることができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は油圧式トルクリミッターに係り、詳しくは、鉄筋コンクリートの棒鋼 をねじ式機械継手を用いて接続する際に、カプラーの両端に設けたロックナット を所定のトルクで締めつけることができる機械化された小型のトルクリミッター 装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
棒鋼の接続に溶接や圧接が用いられていたが、それらに代えてねじ式機械継手 が採用されるようになってきている。鉄筋コンクリートの棒鋼をねじ式機械継手 を用いて接続する際に、ロックナットを所定のトルクで締めつける必要がある。 ねじ式機械継手は軸方向に対向して突き合わされる二本の異形鉄筋等の棒鋼を締 結するものであるが、これによる接続を可能にするために、例えば次のような構 造となっている。
【0003】 一方の棒鋼の対向端部の外周に第一雄ねじが形成され、他方の棒鋼の対向端部 の外周にも第一雄ねじと同一ねじピッチ・同一方向螺旋とした第二雄ねじが形成 される。その第一雄ねじおよび第二雄ねじに螺合する雌ねじを有した円筒状のカ プラーを準備すると共に、両雄ねじに予め螺着しておくロックナットも備えられ る。
【0004】 まず、ロックナットを一方の棒鋼の第一雄ねじの奥深くに予め螺着させておい た状態でカプラーを第一雄ねじに螺合させる。第二雄ねじに奥深くロックナット 螺着させておいた他方の棒鋼をカプラーに臨ませ、第二雄ねじをカプラーに螺合 させる。いずれの雄ねじも略同等の螺合量となった時点でそれぞれのロックナッ トをカプラーに向けて回転させ、カプラーの端面に当接させる。その後に、一方 のロックナットにスパナを係合させ、他方のロックナットにレバー型のトルクリ ミッターの先端のスパナ部で挟んで回動させる。所定のトルクが得られると例え ば音が出るようになっているので、その音が出るまで人力でトルクリミッターを 引くようにしている。
【0005】 棒鋼が太い場合にはロックナットも大きくなり、したがって大きい締付トルク が要求され、人力のみに頼る場合作業員に多大の負担を掛けることになる。もち ろん、人力には限界があるので、大きいトルクを作用させるときにはトルクリミ ッターのレバーを長くすることになるが、ねじ式機械継手は補強棒鋼が林立する 建設現場で使用されることが多く、レバー型のトルクリミッターの操作が隣接す る棒鋼によってしばしば妨げられる。それゆえ、レバーを回動させることができ る範囲で少しずつ操作を進めていかねばならず、極めて能率の低い締結作業とな る欠点がある。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
このような作業員の負担を軽減し、また、狭隘な場所での操作を可能にした機 械式のトルクリミッターが近年使用されるようになってきている。それはモータ によってスパナを形成したレバーを駆動するようにしている。モータの回転は落 とさなければ締付操作ができなく、減速機をはじめとした伝動機構が組み込まれ た構造となっている。
【0007】 したがって、重量が大きくしかも工事現場での取扱いが極めて厄介なものとな る難点がある。例えば橋脚や建築物の柱には棒鋼が多数密集して垂直や水平に配 置される。スパナを水平面で回動させたり垂直面で回動させるたびに機械式トル クリミッターの操作姿勢を変更しなければならないが、可搬性の低くさに起因し て操作性の劣ったものとなっている。それのみならず、モータトルクの設定値を 変更したい場合、その変更の精度が高くならないだけでなく誤差にもばらつきが 生じやすい傾向にある。締付力の許容誤差の範囲を大きくしておくなどの配慮が 必要となり、結局は過大なトルクを与えることも起こりえて、ばらつきは避けら れない欠点がある。
【0008】 本考案は上記の問題に鑑みなされたもので、その目的は、作業員の疲労を軽減 できる軽量化が実現され、ねじ式機械継手が如何なる姿勢にあっても簡単にスパ ナをロックナットに係合させることができるようにして操作性の向上を図り、ま た、棒鋼の林立する狭隘な場所へ持ち込んでも締付作業の能率を改善でき、さら には、与えたトルクが所望値に達しているかを簡単に確認することができるよう にした油圧式トルクリミッターを提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案は、雌ねじを刻設したカプラー等を有するねじ式機械継手を介して軸方 向に対向して突き合わされる二本の棒鋼を接続する際に、一方の棒鋼の対向端部 の外周に形成した第一雄ねじと他方の棒鋼の対向端部の外周に形成した第二雄ね じのそれぞれに予め螺着されている締結用ロックナットに、所定のトルクを与え るトルクリミッターに適用される。その特徴とするところは、図1および図2を 参照して、第一雄ねじ6mに螺着された第一ロックナット8Aに係合してトルク を作用させる第一スパナ3Aと、第二雄ねじ6nに螺着された第二ロックナット 8Bに係合してトルクを作用させる第二スパナ3Bと、両スパナ3A,3Bのア ーム部3m,3nの先端が相互に接近するように少なくともいずれか一方のスパ ナ3Bを他方のスパナ3Aに向けて回動させるための油圧シリンダー4とが備え られる。第一スパナ3Aのアーム部3mの先端には、油圧シリンダー4にその第 一スパナ3Aを装着するための支持部材9が取りつけられる。第二スパナ3Bの アーム部3nの先端には、油圧シリンダー4のピストンロッド4Bの先端に取り つけた牽引部材4Cを係止しておく係止部3tが形成され、 両スパナ3A,3 Bに所定のトルクを及ぼすべく、油圧シリンダー4に作用させる圧力を規定する 圧力調整弁5Vが設けられる。支持部材9を介して油圧シリンダー4に装着され た第一スパナ3Aをカプラー7の一方の端面に当接している第一ロックナット8 Aに係合させ、ピストンロッド4Bに接続された第二スパナ3Bをカプラー7の 他方の端面に当接している第二ロックナット8Bに係合させた状態で、ピストン ロッド4Bをシリンダー本体4Aに引き込むことにより、両ロックナット8A, 8Bを所定のトルクで締めつけることができるようにしたことである。
【0010】 支持部材9は、第一スパナ3Aに対してそのスパナ3Aの操作回動面と同一面 内で回動するように枢支されている。
【0011】 支持部材9は、シリンダー本体4Aに装着するためのリング状部9Bを備えた ものとしておくとよい。
【0012】 リング状部9Bは、油圧シリンダー4の縦軸線4pの回りで回動自在となるよ う装着される。
【0013】 牽引部材4Cはチェーンであり、係止部3tはそのチェーンの相互に直角に交 わるリンク4m,4nの背幅wが入る程度の溝となっている。
【0014】 ねじ式機械継手1が略垂直姿勢にあるとき、カプラー7より上に位置した第一 ロックナット8Aに係合する第一スパナ3Aには、その第一ロックナット8Aの 上面側に着座し棒鋼6Aの通過を許容する図4に示す切欠き11Aと縦通孔11 Bを有したカバー部11が形成される。
【0015】 いずれかのスパナ3A,3Bには、ロックナット8A,8Bに向けて前進しそ の側面に当接させることができる図5に示すねじ体12が取りつけられているこ とである。
【0016】
【考案の効果】
本考案によれば、第一ロックナットに係合させた第一スパナと第二ロックナッ トに係合させた第二スパナとを油圧シリンダーにより回動させて引き寄せると、 ねじ式機械継手にトルクを及ぼすことができる。圧力調整弁によって設定された 圧力で油圧シリンダーに常時同一の引き寄せ力を発揮させ、スパナの長さを変え ないかぎり、二つのスパナの交差角度が最終的に例えば30度以下となるように すれば、与えたトルクが略所望値に達していることを簡単に確認することができ る。したがって、同じ径の棒鋼を接続するために所望する略同一のトルクを与え る作業の能率よい推進が図られる。
【0017】 油圧シリンダーによって発揮される引き寄せ力に頼るのでスパナのアームを短 くしておくことが可能であること、油圧ポンプは油圧シリンダーと油圧ホースで 接続されるため床や足場に置いておくことができることにより、締結操作におい て実質的に手にするのは主として二つのスパナと油圧シリンダーのみとすること ができ、装置の小型化や軽量化が実現され、持ち運びの容易な操作性の高いもの となる。
【0018】 第一スパナのアーム部の先端には油圧シリンダーに第一スパナを装着するため の支持部材が取りつけられ、第二スパナのアーム部の先端には油圧シリンダーの ピストンロッド先端に取りつけた牽引部材を係止しておく係止部が形成されてい るので、両スパナは簡単に油圧シリンダと一体化され、また分離することができ る。したがって、各スパナをロックナットに螺合させる操作手順も適宜選択する ことができ、操作に柔軟性を持たせることができる。
【0019】 支持部材を、第一スパナに対してスパナの操作回動面と同一面内で回動するよ うに枢支しておけば、トルクを及ぼしているときロックナットの回転につれて第 一スパナとシリンダー本体との相対的な姿勢に変化が生じても、油圧シリンダー に作用するトルク反力をかわすべくその動きを許容し、油圧シリンダーに無用の 力を及ぼすこともなくなり、第一スパナや油圧シリンダーに変形や損傷をきたす ということもない。
【0020】 支持部材がシリンダー本体に装着するためのリング状部を備えていれば、第一 スパナを油圧シリンダーに取りつける操作が容易であり、また、分離も簡単にで きて、現場での作業準備等が手軽なものとなる。
【0021】 リング状部が油圧シリンダーの縦軸線回りで回動自在となるよう装着されるよ うになっていると、第一スパナがロックナットに係合して姿勢が固定的となって いても、シリンダー本体を簡単に回転させることができ、油圧ホース等に無用の 力を及ぼしたり捩れが発生するようなことを回避することができる。
【0022】 牽引部材にチェーンを採用し、係止部がチェーンの相互に直角に交わるリンク の背幅が入る程度の溝となっていると、第一スパナの先端と第二スパナの先端と の距離がその都度異なるようなことがあっても、その距離に合わせて牽引部材の 長さを調整することができ、チェーンに無用の弛みが発生しないようにしておく ことができる。
【0023】 ねじ式機械継手が略垂直姿勢にあるとき、カプラーより上に位置したロックナ ットに係合するスパナに、ロックナットの上面側に着座し棒鋼の通過を許容する 切欠きと縦通孔を有したカバー部を形成しておけば、他のスパナをカプラーより 下に位置したロックナットに係合させる間に、カプラーより上に位置したロック ナットとスパナとの係合状態を保持しておくことができ、操作性が向上する。
【0024】 いずれかのスパナにロックナットに向けて前進しその側面に当接させることが できるねじ体を取りつけておくと、そのスパナをロックナットに保持させておく ことができ、作業の準備が容易となる。
【0025】
【考案の実施の形態】
以下に、本考案に係る油圧式トルクリミッターを、その実施の形態を示した図 面に基づいて詳細に説明する。図2はねじ式機械継手1が垂直に設置されている 場合に油圧式トルクリミッター2を適用した正面図であり、その主たる構成品は 二つのスパナ3A,3Bと油圧シリンダー4および油圧駆動操作装置5からなっ ている。
【0026】 ねじ式機械継手1は例えば図8の(a)に示すようなものであり、軸方向に対 向する二本の棒鋼6A,6Bをカプラー7を用いて接続するものであり、製造や 運搬等を考慮して長さに限りのある棒鋼6A,6Bを長尺な補強用棒材となるよ うに締結するものである。
【0027】 その接続形態は種々存在するが、本図の例では、第一雄ねじ6mを外周に形成 した短い棒状の第一接合端部材6Mが棒鋼である異形鉄筋6Aの先端に摩擦圧接 法により圧着され、他方の異形鉄筋の6Bの対向端部位に、第一雄ねじ6mと同 一ねじピッチ・同一方向螺旋の第二雄ねじ6nを外周に形成した短い棒状の第二 接合端部材6Nが摩擦圧接法により圧着されている。そして、カプラー7は例え ば円筒状であり、その内部に第一雄ねじ6mおよび第二雄ねじ6nに螺合する雌 ねじ7m,7nが形成され、カプラー7を二本の異形鉄筋6A,6Bに跨がるよ うにして螺合させ、ロックナット8A,8Bによって固定されるようになってい る。なお、図中の6p,6qは摩擦圧接部であって、外周にはみ出した部分が肉 盛りのように見えている。
【0028】 図2のトルクリミッター2は、カプラー7を介して軸方向に対向して突き合わ される二本の棒鋼6A,6Bを接続するとき、第一雄ねじ6mと第二雄ねじ6n のそれぞれに予め螺着されている締結用ロックナット8A,8Bをカプラー7に 当接させた後に、所定のトルクを与えるものである。それによって、ねじ式機械 継手1の部分での引張耐力や曲げ強度が棒鋼6A,6Bと同等もしくはそれ以上 となるようにして、接続部分での強度低下を招かないねじ締結が実現される。
【0029】 油圧式トルクリミッター2の詳細は、以下のとおりである。カプラー7より上 に位置した第一ロックナット8Aに係合するスパナ(以下、第一スパナという) 3Aおよびカプラー7より下に位置した第二ロックナット8Bに係合するスパナ (以下、第二スパナという)3Bは、ともにナット係合部3a,3bやアーム部 3m,3nを備えることは言うまでもなく、その平面形状は図1のように通常の スパナと大きく変わるところはない。しかし、以下の構造から分かるように、そ れぞれの先端部を油圧シリンダー4に取りつけ、かつ真直なピストンロッド4B による動作を円滑なものとするため、図2のごとく平行したナット係合部3aと アーム先端部3pに対してアーム部3mは傾斜され、アーム部3nも平行なナッ ト係合部3bとアーム先端部3qに対して傾斜されている。
【0030】 図1に戻って、第一スパナ3Aのアーム先端部3pには、油圧シリンダー4に 第一スパナ3Aを装着するための支持部材9が取りつけられている。一方、第二 スパナ3Bのアーム先端部3qには、油圧シリンダー4のピストンロッド4Bの 先端に取りつけた牽引部材4Cを係止しておく係止部3tが形成される。前者の 支持部材9は、図3の(a)および(b)に示すように、第一スパナ3Aに対し てそのスパナの操作回動面と同一面内で矢印Qの方向へ回動するようにクレビス 部9Aに設けたピン9a等によってアーム先端部3pに枢支され、第一スパナ3 Aが油圧シリンダー4のシリンダー本体4Aに対して回動方向に姿勢を変更させ ることが許容されるようになっている。
【0031】 この支持部材9は、本例においてシリンダー本体4Aに装着するためのリング 状部9Bを備えている。これは第一スパナ3Aを油圧シリンダー4に取りつけや すくするための配慮であり、シリンダー本体4Aに対して固定的に装着してもよ いが、リング状部9Bをシリンダーキャップ4aに嵌着するように挿入し、油圧 シリンダー4の縦軸線4pの回りで回動自在となるよう装着しておくことが望ま しい。これによって、第一スパナ3Aの姿勢がロックナット8Aに係合して固定 的となっても、シリンダー本体4Aを少し回転させることができ、油圧ホース1 0(図2を参照)が接続される油圧油給排栓10aを所望の姿勢に保つことがで き、油圧ホース10に捩れを与えたり無用の力を及ぼすのを回避しておくことが できる。
【0032】 上記した牽引部材4Cは、ロッドキャップ4bに取りつけられているチェーン となっている。ロッドキャップ4bはピストンロッド4Bの先端に螺着するなど して固定されるものとしておけば取外し操作も簡単となる。なお、牽引部材とし ては紐状のものでもよいが、チェーン4Cとしておくとよい。第二スパナ3Bに 設けられる係止部3tは、チェーン4Cの相互に直角に交わるリンク4m,4n の背幅w(図1を参照)が入る程度の溝としておくことにより、二つのスパナ3 A,3Bのなす角度がやや所望外となってチェーン4Cに弛みが生じても、弛み がなくなる位置にある他のリンクを係止部3tに掛けて、チェーン4Cに適度の 緊張を与えることができる。
【0033】 前述の支持部材9のリング状部9Bには、例えば図3の(b)に示すように、 シリンダーキャップ4aに嵌着させる凹陥部9mとピストンロッド4Bを挿通さ せることができるロッド用孔9nとが形成されている。凹陥部9mは言うまでも なく第一スパナ3Aを油圧シリンダー4に取りつけておくためのものであり、シ リンダーキャップ4aとの間でがたつきが大きく生じることのない円筒孔となっ ている。この凹陥部9mは単純な形状であるが、油圧シリンダー4を作動させて も第一スパナ3Aのトルク反力が作用するので、リング状部9Bがシリンダー本 体4Aから離反するようなことはない。なお、ロッド用孔9nは凹陥部9mの底 部に相当する箇所に開口されており、ロッドキャップ4b(図1を参照)の直径 より小さい場合には、ロッドキャップ4bをピストンロッド4Bに取りつける前 に支持部9がシリンダー本体4Aに嵌められる。
【0034】 ちなみに、ロッドキャップ4bをピストンロッド4Bに取りつけた状態で支持 部材9をシリンダー本体4Aに向かって移動させて取りつけるようにする場合に は、ロッド用孔9nをロッドキャップ4bの直径より大きくしておくことは当然 であり、ロッド用孔9nを凹陥部9mの直径より小さくしておくことさえできれ ば、支持部材9の装着作業に支障の出ることはない。
【0035】 ところで、ねじ式機械継手1が図2のような略垂直な姿勢にあるとき、カプラ ー7より上に位置したロックナット8Aに係合する第一スパナ3Aのナット係合 部3aには、ロックナット8Aの上面側に着座し図4の(a)および(b)のよ うに棒鋼6Aの通過を許容する切欠き11Aと縦通孔11Bとを有したカバー部 11を形成しておくとよい。これによって、第一スパナ3Aを手放してもロック ナット8Aに係合させた状態をカバー部11で維持して、第一スパナ3Aが直ち に落下するようなことがなくなり都合がよい。
【0036】 一方、第二スパナ3Bには、図5の(a)および(b)に示すように、ロック ナット8Bに向けて前進しその側面に当接させることができるねじ体12をナッ ト係合部3bに取りつけておくとよい。第二スパナ3Bをロックナット8Bに係 合させた後にねじ体12を進出させて側面に当接させれば、その摩擦力によって 第二スパナ3Bを手放してもロックナット8Bに係合させた状態を維持して、第 二スパナ3Bが直ちに落下するようなことはなくなる。このような構造を第一ス パナ3Aにも適用しておいてよいことは述べるまでもない。なお、ねじ体12の ねじ込み操作を容易なものとするために、例えば蝶ねじボルトを採用しておけば 操作しやすくなる。
【0037】 上記の油圧シリンダー4を作動させるための油圧駆動操作装置5は、以下の構 成からなり、ポータブルな小さいユニットに纏められている。図2に示すユニッ トケース5Aの中には、油圧ポンプ5P,電動機5M,油溜め5T,リリーフ形 式の圧力調整弁5Vが格納されている。電動機5Mには電源コード5Cが接続さ れているが、そのコードの長さが許すかぎりユニットケース5Aを簡単に移動さ せることができる程度の軽量のものとなっている。このユニットケース5Aには 設定圧力を変更するための圧力調節レバー5Lやポンプスイッチ5Sさらには圧 力ゲージ5Gが取りつけられている。
【0038】 このような構造の油圧式トルクリミッター2によれば、以下のようにして、ね じ式機械継手1の二つのロックナット8A,8Bに所定のトルクを作用させるこ とができる。まず、油圧ホース10を介してユニットケース5Aに接続された油 圧シリンダー4のピストンロッド4Bにリング状部9Bを通し、凹陥部9mをシ リンダーキャップ4aに着座させ(図3の(b)を参照)、チェーン4Cを取り つけたロッドキャップ4bをピストンロッド4Bの先端に螺着させる(図1を参 照)。上記の支持部材9をシリンダー本体4Aに装着するためのリング状部9B が備えられていれば、第一スパナ3Aを油圧シリンダー4に取りつける操作が嵌 め込みだけの容易なものとなり、また、その後の分離も簡単であり、現場での準 備や後片づけが手軽なものとなる。
【0039】 なお、リング状部9Bが凹陥部9mを介して油圧シリンダー4の縦軸線4pの 回りで回動自在となるので、第一スパナ3Aがロックナット8Aに係合して姿勢 を変えることができない状態となっても、シリンダー本体4Aを回転させもしく は自然に回転し、第一スパナ3Aとの相対的な姿勢を変更することができる。
【0040】 次に、締結対象のねじ式機械継手1にふさわしい大きさのトルクを設定するた め、すなわち、圧力調整弁5Vのリリーフ圧が所定値となるように、圧力調節レ バー5Lによって圧力設定する。ねじ式機械継手1が垂直な姿勢にあるならば、 第一スパナ3Aのナット係合部3aの切欠き11Aを経て縦通孔11B内に第一 雄ねじ6mを入れ、そのままナット係合部3aを降ろしてカプラー7の上面に当 接するように螺着されたロックナット8Aに係合させる。
【0041】 このとき、油圧シリンダー4の姿勢が第一スパナ3Aをロックナット8Aに係 合させるのに不都合なものであっても、支持部材9のリング状部9Bがシリンダ ー本体4Aに対して回転し、また、支持部材11が第一スパナ3Aに対してピン 9aを介して回転するので、作業員が手にした油圧シリンダー4を略所望する姿 勢にしておくことができる。なお、縦通孔11Bの部分で第一スパナ3Aが棒鋼 6Aに保持された恰好となるので、油圧シリンダー4を手放すなどしても第一ス パナ3Aが直ちにねじ式機械継手1から脱落するようなことはない。
【0042】 第二スパナ3Bのナット係合部3bを、カプラー7の下面に当接するように螺 着されているロックナット8Bに係合させる。このまま手で支えておいてもよい が、ナット係合部3bにねじ体12(図5を参照)が設けられていれば、それを ねじ込んで第二スパナ3Bをロックナット8Bに固定して手放すことができる。 そして、チェーン4Cが緊張するように、図1のごとく、リンク4m,4nのい ずれかを係止部3tにひっ掛ける。
【0043】 牽引部材としてチェーン4Cを採用し、係止部3tがチェーン4Cの相互に直 交するリンク4m,4nの背幅wが通る程度の溝となっているので、第一スパナ 3Aの先端と第二スパナ3Bの先端との距離がその都度異なるようなことがあっ ても、適当なリンクを選択してその距離に合わせた牽引部材の長さとしておくこ とができ、チェーンに無用の弛みが発生しないようにしておくことができる。も ちろん、チェーン4Cのように長さ変更調整可能なリンクを有しない例えばワイ ヤーなどを使用する場合には、ロッドキャップ4bとピストンロッド4Bとの螺 合量の変更幅を予め大きくとっておき、その螺合長さを変えることによってワイ ヤーの緊張を得るようにすることもできる。
【0044】 このようにして二つのスパナ3A,3Bをロックナット8A,8Bに係合させ たとき、図6に示すように、両スパナ3A,3Bの交差角度αができるだけ60 度程度となるように配慮する。なぜなら、通常の操作において、一方のスパナを 30ないし45度程度回動させればせ、所定のトルクを作用させることができる ことが多いからである。例えば残余交差角度βが30度以下となったとき、油圧 シリンダー4が所定の圧力となってピストンロッド4Bの引き寄せ動作を停止さ せるようにしておくことができれば、作用させるべきトルクの誤差を、(1−c os30°/2)×100=3.4%以下にとどめることができる。なお、ロッ クナット8A,8Bに掛けた時点で両スパナ3A,3Bを握って予め少し増し締 めしておけば、油圧シリンダー4が所定の圧力に達する前に両スパナが異常に接 近してしまうようなことを回避することができる。
【0045】 ちなみに、一方のスパナのナット係合部に12ポイントリングを採用しておけ ば、30度刻みで係合位置を変えることができるので、上記のように両スパナ3 A,3Bの交差角度を60度程度にしておくことは容易となる。このような状態 でポンプスイッチ5S(図2を参照)を形成するペダルの例えば左端を踏めばポ ンプ5Pが回転し、ピストンロッド4Bがシリンダー本体4Aに引き込まれ、二 つのロックナット8A,8Bが相対的に回転される。油圧シリンダー4内が所定 の設定圧になると例えばブザー5Bから音が出るので、ペダルから足を放せばよ い。油圧ホース10の基部もしくはユニットケース5Aに装着した圧力ゲージ5 Gが所定の圧力となっていること、および、両スパナ3A,3Bの交差角度が3 0度以上残っていないことを確認すれば、略所定のトルクがねじ式機械継手1に 作用させたことが分かる。このようにして、与えたトルクが所望値に達している かを簡単に確認することができる。
【0046】 もし、ブザー5Bが鳴ったとき、両スパナ3A,3Bの交差角度が45度以上 残っていれば、所定トルクの(cos45°/2)×100=92.4%しか作 用していないことになるので、一方のスパナをロックナットに掛けなおして、油 圧シリンダー4に所定圧力が作用したときの両スパナの交差角度を30度以下と なるように操作すればよい。図から分かるようにロックナット8A,8Bに作用 させるトルクは、スパナ3Bの長さL×cosβ/2×油圧シリンダー4による 引き寄せ力Fであるから、スパナ3Bがピストンロッド4Bに対して直角に極め て近い角度、すなわち、望ましくはβ≒0で最終的に交差するように、実際的に はβ≦10°としておけば、正確なトルクを与えられることが理解できる。ちな みに、計算上、残余交差角度βが36度以下となるようにすれば、トルクの誤差 は5%以内に収めることができる。
【0047】 例示すると、油圧シリンダー4の受圧面積が3.5cm2 であり、35cm長 さのスパナの残余交差角度が30度になったとき60kg/cm2 を設定圧とし た油圧シリンダー4が停止したとすれば、35×cos30/2×3.5×60 =71.0kg・f・mのトルクを掛けたことになる。残余交差角度が45度な いし10度で多数のねじ式機械継手を次々と締めつけたとすると、67.9ない し73.2kg・f・mの範囲のトルクが与えられたことになる。
【0048】 所望するトルクをねじ式機械継手1に作用させた後は、ペダルの右端を踏んで 油圧シリンダー4に作用した油圧力を解除してピストンロッド4Bを少し引き出 しねじ体12を弛めれば、いずれのスパナ3A,3Bをもロックナット8A,8 Bから外すことができる。油圧ホース10の長さはある程度余裕があり、隣に位 置するねじ式機械継手にトルクを掛けるときは、油圧シリンダー4と両スパナ3 A,3Bを手にして同様に操作すればよい。
【0049】 以上述べた例はねじ式機械継手が垂直な姿勢となっている場合であるが、それ が水平である場合にも適用することができる。その場合、第一スパナのナット係 合部に切欠きや縦通孔を有したカバー部を形成しておく必要もなければ、第二ス パナのナット係合部にねじ体を取りつけておく必要のないことも多い。一方、第 一スパナにカバー部を設けるかを問わずねじ体を装着しておくこともできる。操 作しやすい方の保持手段でもってスパナをロックナットに預けておくことができ れば、作業上都合のよいことは言うまでもない。また、ねじ式機械継手が図8の (b)に示すような複雑な構造であっても、それらのロックナット8A,8Bに 対して使用することができる。もちろん、ロックナット8Cとボルト付きカプラ ー8Dとの間や、図示しないが、ロックナットを螺着させている雄ねじが棒鋼の 先端部位に直接刻設されている場合にも適用できることは明らかである。
【0050】 以上の説明から分かるように、第一ロックナットに係合させた第一スパナと第 二ロックナットに係合させた第二スパナとを油圧シリンダーによって回動させて 引き寄せるとねじ式機械継手にトルクを及ぼすことができる。スパナの長さを変 えないかぎり圧力調整弁によって設定された圧力によって油圧シリンダーが同一 の引き寄せ力を発揮し、同じ径の棒鋼を接続するために所望する略同一のトルク を与えることができる。
【0051】 油圧シリンダーによって発揮される引き寄せ力に頼るのでスパナのアームを短 くしておくことが可能となり、油圧ポンプは油圧ホースを介して油圧シリンダー に接続されるため床や足場に置いておくことができ、締結操作において実質的に 手にするのは主として二つのスパナと油圧シリンダーのみであって、操作装置の 小型化や軽量化が実現され、持ち運びの容易な取扱いやすいものとなる。
【0052】 第一スパナのアーム部の先端には油圧シリンダーに第一スパナを装着するため の支持部材が取りつけられ、第二スパナのアーム部の先端には油圧シリンダーの ピストンロッド先端に取りつけた牽引部材を係止しておく係止部が形成されてい るので、両スパナは簡単に油圧シリンダと一体化され、また分離することができ る。したがって、各スパナをロックナットに螺合させる操作手順が少々違っても 差し支えなく、操作に柔軟性を持たせることができる。
【0053】 ねじ式機械継手に採用されている雄ねじの径が異なる場合には、それに見あっ たスパナに交換すればよいことは言うまでもなく、スパナの長さも適宜操作性の よいものを選定して準備しておけばよい。油圧シリンダーは上記の例では単動シ リンダーを例にしているが、複動シリンダーを採用することもできる。スパナは 上記したごとくアーム部を傾斜させたものである必要はなく、ロックナットの上 下間隔が短い場合には、図示しないが、ナット係合部からアーム先端部まで直線 的となっているものでもよい。もちろん、図7のようにアーム部3m,3nが水 平となるようにしたものであってもよい。
【0054】 支持部材を、第一スパナに対してスパナの操作回動面と同一面内で回動するよ うに枢支しておけば、トルクを及ぼしているときロックナットの回転につれて第 一スパナとシリンダー本体との相対的な姿勢に変化が生じても、油圧シリンダー に作用するトルク反力をかわした動きを許容し、油圧シリンダーに無用の力を及 ぼすこともなくなり、第一スパナや油圧シリンダーに変形や損傷をきたすことが ない。しかし、このような枢支構造とすることなく支持部材を第一スパナに固定 的に取りつけておいたり、スパナの先端部にシリンダー本体を把持する部分を一 体化させておいても使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案に係る油圧式トルクリミッターの平面
図。
【図2】 図1のII−II線矢視図。
【図3】 第一スパナの支持部材の詳細であって、
(a)は側面図であり、(b)は正面図。
【図4】 第一スパナの単体であって、(a)は正面図
であり、(b)は側面図。
【図5】 第二スパナの単体であって、(a)は正面図
であり、(b)は側面図。
【図6】 スパナを回動させてロックナットにトルクを
作用させた後のスパナが好適な交差角度となっている場
合の作動説明図。
【図7】 異なる形状をした二つのスパナの斜視図。
【図8】 (a)は本油圧式トルクリミッターが使用さ
れるねじ式機械継手の一例の縦断面図、(b)は他のね
じ式機械継手の縦断面図。
【符号の説明】
1…ねじ式機械継手、2…油圧式トルクリミッター、3
A…第一スパナ、3B…第二スパナ、3m,3n…アー
ム部、3t…係止部、4…油圧シリンダー、4A…シリ
ンダー本体、4B…ピストンロッド、4C…牽引部材
(チェーン)、4m,4n…リンク、4p…縦軸線、5
V…圧力調整弁、6A,6B…棒鋼(異形鉄筋)、6m
…第一雄ねじ、6n…第二雄ねじ、7…カプラー、8
A,8B…ロックナット、9…支持部材、9a…枢支用
のピン、9B……リング状部、11…カバー部、11A
…切欠き、11B…縦通孔、12…ねじ体(蝶ねじボル
ト)、w…リンクの背幅。

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 雌ねじを刻設したカプラー等を有するね
    じ式機械継手を介して軸方向に対向して突き合わされる
    二本の棒鋼を接続する際に、一方の棒鋼の対向端部の外
    周に形成した第一雄ねじと他方の棒鋼の対向端部の外周
    に形成した第二雄ねじのそれぞれに予め螺着されている
    締結用ロックナットに、所定のトルクを与えるトルクリ
    ミッターにおいて、 前記第一雄ねじに螺着された第一ロックナットに係合し
    てトルクを作用させる第一スパナと、前記第二雄ねじに
    螺着された第二ロックナットに係合してトルクを作用さ
    せる第二スパナと、両スパナのアーム部の先端が相互に
    接近するように少なくともいずれか一方のスパナを他方
    のスパナに向けて回動させるための油圧シリンダーとを
    備え、 前記第一スパナのアーム部の先端には、前記油圧シリン
    ダーに該第一スパナを装着するための支持部材が取りつ
    けられ、 前記第二スパナのアーム部の先端には、前記油圧シリン
    ダーのピストンロッド先端に取りつけた牽引部材を係止
    しておく係止部が形成され、 両スパナに所定のトルクを及ぼすべく、前記油圧シリン
    ダーに作用させる圧力を規定する圧力調整弁が設けら
    れ、 前記支持部材を介して油圧シリンダーに装着された前記
    第一スパナを前記カプラーの一方の端面に当接している
    第一ロックナットに係合させ、前記ピストンロッドに接
    続された前記第二スパナを前記カプラーの他方の端面に
    当接している第二ロックナットに係合させた状態で、前
    記ピストンロッドをシリンダー本体に引き込むことによ
    って、両ロックナットを所定のトルクで締めつけること
    ができるようにしたことを特徴とする油圧式トルクリミ
    ッター。
  2. 【請求項2】 前記支持部材は、前記第一スパナに対し
    て該スパナの操作回動面と同一面内で回動するように枢
    支されていることを特徴とする請求項1に記載された油
    圧式トルクリミッター。
  3. 【請求項3】 前記支持部材は、前記シリンダー本体に
    装着するためのリング状部を備えることを特徴とする請
    求項1または請求項2に記載された油圧式トルクリミッ
    ター。
  4. 【請求項4】 前記リング状部は、前記油圧シリンダー
    の縦軸線の回りで回動自在となるよう装着されることを
    特徴とする請求項3に記載された油圧式トルクリミッタ
    ー。
  5. 【請求項5】 前記牽引部材はチェーンであり、前記係
    止部は該チェーンの相互に直角に交わるリンクの背幅が
    入る程度の溝となっていることを特徴とする請求項1な
    いし請求項4のいずれかに記載された油圧式トルクリミ
    ッター。
  6. 【請求項6】 前記ねじ式機械継手が略垂直姿勢にある
    とき、カプラーより上に位置した第一ロックナットに係
    合する第一スパナには、該第一ロックナットの上面側に
    着座し棒鋼の通過を許容する切欠きと縦通孔を有したカ
    バー部が形成されていることを特徴とする請求項1ない
    し請求項5のいずれかに記載された油圧式トルクリミッ
    ター。
  7. 【請求項7】 いずれかのスパナには、ロックナットに
    向けて前進しその側面に当接させることができるねじ体
    が取りつけられていることを特徴とする請求項1ないし
    請求項6のいずれかに記載された油圧式トルクリミッタ
    ー。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102259326A (zh) * 2010-05-28 2011-11-30 株式会社大宇建设 自动耦合器连接设备和使用该设备机械地连接部件的方法

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