JPH0584652B2 - - Google Patents

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JPH0584652B2
JPH0584652B2 JP60107706A JP10770685A JPH0584652B2 JP H0584652 B2 JPH0584652 B2 JP H0584652B2 JP 60107706 A JP60107706 A JP 60107706A JP 10770685 A JP10770685 A JP 10770685A JP H0584652 B2 JPH0584652 B2 JP H0584652B2
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JP
Japan
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superconducting coil
superconducting
power lead
coil
semiconductor element
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Masami Urata
Hideaki Maeda
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Toshiba Corp
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Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F6/00Superconducting magnets; Superconducting coils
    • H01F6/04Cooling

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Containers, Films, And Cooling For Superconductive Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、超電導装置に係り、特に、外部電源
から超電導コイルへ電流を供給するパワーリード
を備えた超電導装置の改良に関する。
〔発明の技術的背景とその問題点〕
周知のように、超電導コイルに電流を流す方法
には幾つかあるが、その中にパワーリード法があ
る。このパワーリード法は、極低温容器内に収容
されている超電導コイルと外部電源とをパワーリ
ードで接続する方法で、外部電源で連続的に超電
導コイルを励磁する場合は勿論のこと外部電源で
超電導コイルに所定の電流を流した後に永久電流
モードに切り変える場合にも広く採用されてい
る。
ところで、このようなパワーリード法を採用し
た超電導装置は、通常、第4図に示すように構成
されている。すなわち、図中1は、内部に4.2K
の液体ヘリウムを収容してなるクライオスタツト
を示している。このクライオスタツト1内には液
体ヘリウムに浸漬される関係に超電導コイル2が
収容されており、この超電導コイル2の両端には
それぞれ常電導線で形成されたパワーリード3
a,3bの一端が接続されている。そして、パワ
ーリード3a,3bの他端は、クライオスタツト
1を貫通して外部端子4a,4bに接続されてい
る。外部端子4a,4b間には保護抵抗5が接続
されており、また、外部端子4aは遮断器6、励
消磁用の電源7およびクエンチ検出器8を介して
外部端子4bに接続されている。なお、遮断器6
はクエンチ検出器8の出力でオフ制御されるよう
になつている。
上記のように構成された従来の超電導装置は、
超電導コイル2がクエンチ(常電導転移)したと
き次のようにして超電導コイル2を保護するよう
にしている。すなわち、超電導コイル2へ通電し
ているときに超電導コイル2がクエンチすると、
クエンチ検出器8が作動して遮断器6をオフに制
御する。このように、遮断器6がオフ制御される
と、超電導コイル2に蓄えられていたエネルギー
が保護抵抗5を介して放出され、ついには消滅し
て超電導コイル2の破損が防止される。上述した
説明から分るように、保護抵抗5は、通電電流と
の関係において超電導コイル2が絶縁破壊を起こ
さない値に設定される。
しかしながら、上記のように構成された従来の
超電導装置にあつては、次のような問題があつ
た。すなわち、超電導コイル2へ通電していると
きにパワーリード3a,3bが万一焼き切れる
と、超電導コイル2に蓄えられているエネルギー
の消費場所がなくなる。その結果、コイル内電圧
が上昇して、ついには超電導コイル2が絶縁破壊
する。このようなことから、通常は、常電導線で
形成された抵抗値の小さいパワーリード、すなわ
ち太いパワーリード3a,3bを使用するように
している。しかし、太いパワーリードを使用する
と、パワーリードの熱抵抗も小さくなるので、こ
のパワーリードを介してクライオスタツト1内へ
侵入する熱量が非常に多くなり、このため経済的
な運用が困難であつた。
そこで、このような不具合を解消するために、
保護抵抗5をクライオスタツト1内に移して超電
導コイル2の両端間に接続し、これによつて万一
パワーリード3a,3bが焼損しても超電導コイ
ル2が破損しないようにするとともにパワーリー
ドとして細い超電導線の使用を可能化することが
考えられる。このようにすると、パワーリードを
介しての熱侵入を抑制することができるが、超電
導コイル2を励磁、消磁する際に、保護抵抗がク
ライオスタツト1内において発熱するので、やは
り経済的な運用は困難である。
〔発明の目的〕 本発明は、このような事情に鑑みてなされたも
ので、その目的とするところは、パワーリードを
介してクライオスタツト内に侵入する熱量を充分
抑制することができ、経済的な運用を実現できる
とともにパワーリードおよび超電導コイルを確実
に保護できる機能を備えた超電導装置を提供する
ことにある。
〔発明の概要〕
本発明によれば、極低温容器内に収容された超
電導コイルと、この超電導コイルに並列的に接続
されて上記超電導コイルと一緒に極低温に冷却さ
れる保護用半導体素子と、前記超電導コイルに外
部電源から電流を供給するパワーリードとを具備
し、前記パワーリードの常温における抵抗値を
RN、前記超電導コイルの運転電流をI0p、前記保
護用半導体素子の極低温下における導通開始電圧
をV0としたとき、RN>(V0/I0p)の関係に設定
されてなる超電導装置が提供される。
〔発明の効果〕
本発明によれば、パワーリードの一部として細
い超電導線の使用を可能化でき、これによつて、
パワーリードを介してクライオスタツト内に侵入
する熱量を非常に小さい値に抑制できる。また、
前記不等式を満足させるように各部を設定してい
るので、パワーリードの焼損破断も防止でき、さ
らに超電導コイルの保護も確実に行わせることが
できる。
〔発明の実施例〕
以下、本発明の実施例を図面を参照しながら説
明する。
第1図は、本発明の一実施例に係る超電導装置
の回路図を示すもので、第4図と同一部分は同一
符号で示してある。したがつて、重複する部分の
詳しい説明は省略する。
この実施例に係る超電導装置が従来のものと見
掛け上異なる点は、超電導コイル2の両端間に保
護用半導体素子、たとえばダイオード11を図示
極性に接続したこととパワーリード12a,12
bの構成にある。
ダイオード11は、周知のように、極低温下に
置かれると第2図のような順方向特性を示す。す
なわち、ダイオードの両端に10〜30Vの順方向電
圧V0が加わるまではほとんど順電流が流れず、
V0を越えると急激に順電流が流れて両端電圧は
1〜2V程度に保たれる。
一方、パワーリード12a,12bは、それぞ
れ超電導コイル2側に位置する部分13が細く、
かつ常温下における抵抗値の大きい超電導線で形
成され、電源7側に位置する部分14が常電導線
で形成されたものが用いられている。さらに、こ
れらパワーリード12a,12bとしては、これ
らパワーリードの常温下における合成抵抗値を
RNとし、ダイオード11の導通開始電圧をV0
し、超電導コイル2の運転電流をI0pとしたとき、 RN>(V0/I0p) の不等式が成立するものが用いられている。
このような構成であると、次のようにしてパワ
ーリード12a,12bおよび超電導コイル2の
保護を行わせることができる。すなわち、超電導
コイル2へ通電しているときに、たとえばパワー
リード12a,12bの超電導線で形成された部
分13がクエンチすると、このクエンチは部分1
3全体に伝播する。このようにクエンチが伝播す
ると、部分13の抵抗値が伝播に対応して大きく
なるので超電導コイル2には図中下側をプラスと
する電圧が発生し、この電圧は部分13の抵抗値
の増加に対応して上昇する。この過程で、パワー
リード12a,12bの合成抵抗値R0が R0=(V0/I0p) となつた時点でダイオード11が導通状態とな
る。なお、部分13の全部が常電導化しても抵抗
値がRN以下である場合には、パワーリードの温
度が上昇して室温に至る過程でダイオード11が
導通状態となる。ダイオード11が導通すると、
超電導コイル2の両端電圧は1〜2Vに抑えられ
る。したがつて、超電導コイル2に蓄えられてい
たエネルギーがパワーリード12a,12bを介
して放出されるようなことはなく、結局、放出時
に起こり易いパワーリードの焼損を防止すること
ができる。なお、パワーリード12a,12bに
クエンチが発生すると、クエンチ検出器8がこれ
を検出する。そして、クエンチが発生した時点か
ら所定時間経過した時点で遮断器6をオフ制御す
る。したがつて、この時点で電源7が完全に切り
離される。
一方、超電導コイル2がクエンチしたときには
次のように動作する。すなわち、この場合には、
超電導コイル2のクエンチがクエンチ検出器8に
よつて検出され、この検出器8の出力によつて遮
断器6がオフ制御される。このように遮断器6が
オフ制御されると、超電導コイル2の両端間電圧
が上昇し、この電圧によつてダイオード11が導
通する。したがつて、超電導コイル2に蓄えられ
ていたエネルギーはダイオード11を通して放出
され、また超電導コイル2の両端電圧も1〜2V
に抑えられ、結局、超電導コイル2は保護され
る。
このように、超電導コイル2の両端間にダオオ
ード11を接続するとともに前述した不等式を満
足し得るパワーリード12a,12bを用いるよ
うにしている。したがつて、パワーリード12
a,12bおよび超電導コイル2を確実に保護す
ることができる。また、上述した不等式を満たす
パワーリード12a,12bとしては、この実施
例のように一部に細い超電導線を直列に介在させ
てなるパワーリードが理想的なものとなる。換言
すると、上記不等式で示される関係を利用してい
るのでパワーリードの一部に細い超電導線を介在
させることが可能となる。パワーリードを介して
外部からクライオスタツト1内に侵入する熱量は
パワーリードの径が太い程多いが、上記のように
細い超電導線の使用を可能化できるので外部から
の熱侵入を充分少なくでき、この結果、経済的な
運用を図ることができ、結局、前述した効果を発
揮させることができる。
なお、上述した実施例において、消磁時には、
ダイオード11に順方向電圧が印加されるが、超
電導コイル2の両端電圧が前述した導通開始電圧
V0以下となる条件で消磁することによつてダイ
オード11に電流を流さなくて済み、消磁時の熱
侵入を防止することができる。
また、本発明は、上述した実施例に限定される
ものではない。すなわち、上述した実施例では保
護用半導体素子としてダイオードを用いている
が、第3図に示すようにサイリスタ15を用いる
ようにしてもよい。この場合、超電導コイル2の
両端電圧を検出する検出器16を設け、パワーリ
ード12a,12bがクエンチしたときには上記
検出器16の出力を使つて超電導コイル2の両端
電圧がV0に達した時点でサイリスタ15をター
ンオンさせ、また、超電導コイル2がクエンチし
たときにはクエンチ検出器8の出力を使つてサイ
リスタ15をターンオンさせれば前記実施例と同
様の効果を得ることができる。また、前記各実施
例では外部端子4a,4b間に保護抵抗5を接続
しているが、前述した動作から分るようにこの保
護抵抗は必ずしも必要とするものではない。ま
た、保護用のダイオードやサイリスタと直列に抵
抗を接続して電流を減衰させる速さを調整するよ
うにしてもよい。さらに、本発明は、超電導コイ
ルと保護用半導体素子とを液体ヘリウム中に置
き、パワーリードの超電導線部分をガスヘリウム
中に置いて超電導状態に保持するような配置も採
用できるし、また、超電導コイルと保護用半導体
素子とを超流動ヘリウム中に置き、パワーリード
の超電導線部分を4.2Kの液体ヘリウム中に置く
等の種々の配置を採用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る超電導装置の
回路図、第2図は同装置に組み込まれたダイオー
ドの極低温下における順方向特性を説明するため
の図、第3図は本発明の他の実施例に係る超電導
装置の回路図、第4図は従来の超電導装置の回路
図である。 1……クライオスタツト、2……超電導コイ
ル、4a,4b……外部端子、6……遮断器、7
……励消磁用の電源、8……クエンチ検出器、1
1……ダイオード、12a,12b……パワーリ
ード、15……サイリスタ、16……電圧検出
器。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 極低温容器内に収容された超電導コイルと、
    この超電導コイルに並列的に接続されて上記超電
    導コイルと一緒に極低温に冷却される保護用半導
    体素子と、前記超電導コイルに外部電源から電流
    を供給するパワーリードとを具備し、前記パワー
    リードの常温における抵抗値をRN、前記超電導
    コイルの運転電流をI0p、前記保護用半導体素子
    の極低温下における導通開始電圧をV0としたと
    き、RN>(V0/I0p)の関係に設定されてなるこ
    とを特徴とする超電導装置。 2 前記保護用半導体素子は、ダイオードである
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の超
    電導装置。 3 前記保護用半導体素子は、サイリスタである
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の超
    電導装置。 4 前記パワーリードは、前記超電導コイル側に
    位置する部分が常温下で抵抗値の大きい超電導線
    で形成され、前記外部電源側に位置する部分が常
    電導線で形成されてなることを特徴とする特許請
    求の範囲第1項記載の超電導装置。
JP60107706A 1985-05-20 1985-05-20 超電導装置 Granted JPS61265807A (ja)

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JPS61265807A JPS61265807A (ja) 1986-11-25
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