JPH0584581U - キヤブのエアサスペンシヨン装置 - Google Patents

キヤブのエアサスペンシヨン装置

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JPH0584581U
JPH0584581U JP3942092U JP3942092U JPH0584581U JP H0584581 U JPH0584581 U JP H0584581U JP 3942092 U JP3942092 U JP 3942092U JP 3942092 U JP3942092 U JP 3942092U JP H0584581 U JPH0584581 U JP H0584581U
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康作 水谷
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 チルトアップさせた場合のエアスブリング装
置からの圧縮空気の流出を防止すると共に、チルトダウ
ン時にエアスプリング装置が直ちに正規の作動状態に復
帰することができるようにする。 【構成】 前方及び後方のエアスプリング装置26,5
8と、圧縮空気源と、エアスプリング装置と圧縮空気源
とを接続する空気管路内に夫々介装され圧縮空気の供給
及び排出を制御する電磁弁28,74と、車台フレーム
に対するキャブ前端及び後端部の高さを検知するレベル
センサ42,76とを具え、通常時は、検知されたキャ
ブ前端及び後端部の高さと予め設定された基準高さとの
偏差に基づき電磁弁が付勢され又は消勢されて圧縮空気
の給排が制御され、チルトアップ時は、電磁弁が消勢さ
れることによりエアスプリング装置が閉塞される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、チルト式キャブを具えたキャブオーバ型トラック等におけるキャブ のエアサスペンション装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
エンジンの整備、点検等に際して、キャブをその前端部分下端付近に配設され たチルト軸線の周りに廻動させてチルトアップするようにした所謂チルト式キャ ブを具えたキャブオーバ型トラック等において、近来、キャブの乗心地を改善す るために、キャブの前後端付近を夫々エアスプリング装置を介して車台フレーム に装架したものが提案されている。
【0003】 技術上良く知られているように、上記エアスプリング装置はレベリングバルブ を介して圧縮空気源に接続され、同レベリングバルブはエアスプリング装置に作 用する荷重、換言すれば同エアスプリング装置の撓みに応動して、上記圧縮空気 源から圧縮空気をエアスプリング装置に供給し、又は同エアスプリング装置内の 圧縮空気を外気に排出することによって、常時車台フレームに対するキャブの高 さを一定に保つように作動するものである。
【0004】 上記エアスプリング装置を介して車台フレーム上に装架されたキャブを、エン ジン等の点検、整備のためにその前端部分下端付近に配設されたチルト軸線の廻 りにチルトアップさせると、キャブ後端付近を支持する後方のエアスプリング装 置の荷重が消失するので、同エアスプリング装置は最大限度まで延びきり、レベ リングバルブはエアスプリング装置内の圧縮空気が無くなるまで排気を続けるよ うに作動する。
【0005】 一方、キャブ前端付近を支持する前方のエアスプリング装置の荷重は大巾に増 加するので、同エアスプリング装置は通常最大限度まで収縮する。
【0006】 そこで、エンジン等の点検、修理が終わったのちキャブをチルトダウンさせて 通常の位置に戻すと、前方のエアスプリング装置は延伸し、また後方のエアスプ リング装置は収縮して、最初の正規状態に復帰することとなるが、この間に多大 の時間を要すると共に、多量の圧縮空気を消費する不都合がある。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、上記チルト式キャブをチルトアップさせる際に、前後のエアスプリ ング装置への圧縮空気の供給及びエアスプリング装置からの圧縮空気の排出を遮 断することによって、キャブを通常位置にチルトダウンした場合、前後のエアス プリング装置が直ちに正規の状態で作動することができ、従って復帰のために無 駄な時間を消やさず、かつ圧縮空気の消耗を抑止することができるようにしたキ ャブエアサスペンション装置を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記目的を達成するために創案されたもので、キャブの前端及び後 端付近を車台フレームに支持する前方及び後方のエアスプリング装置と、同エア スプリング装置に圧縮空気を供給する圧縮空気源と、上記前方及び後方のエアス プリング装置と圧縮空気源とを接続する空気管路内に夫々介装され各エアスプリ ング装置への圧縮空気の供給及び同エアスプリング装置からの圧縮空気の排出を 制御する電磁弁と、上記車台フレームに対するキャブ前端及び後端部の高さを検 知するレベルセンサとを具え、通常時は、同レベルセンサにより検知されたキャ ブ前端及び後端部の高さと予め設定された基準高さとの偏差に基づき上記電磁弁 が付勢され又は消勢されて上記前方及び後方エアスプリング装置に対する圧縮空 気の給排が制御され、かつ上記キャブのチルトアップ時は、上記電磁弁が消勢さ れることにより前方及び後方エアスプリング装置が閉塞されるように構成された ことを特徴とするキャブのエアサスペンション装置を提案するものである。
【0009】
【実施例】 以下本考案の実施例を添付図面について具体的に説明する。 先ず、図1の概略構成図及び図2の空気回路及び電気回路図において、符号1 0はキャブオーバ型トラックの車台フレーム、12は同車台フレーム10上に装 架されたキャブ、14はキャブ12のフロアに固着された強度部材としてのメー ンシル又はアンダフレーム、16は同メーンシル14の前端付近下側部に固着さ れたブラケット、18は上記車台フレーム10のサイドレール前端部に固着され たブラケット、20はその前端をチルト軸22を介して上記ブラケット18に枢 着され、かつ後端を枢軸24を介して上記キャブのブラケット16に枢着された コネクティングアーム、26は上記ブラケット16とコネクティングアーム20 との間に介装された左右一対の前方エアスプリング装置、28は同エアスプリン グ装置26への圧縮空気の供給及び同エアスプリング装置26内部の圧縮空気の 外部への排出を制御する前方電磁弁装置である。
【0010】 上記電磁弁装置28は、図2に良く示されているように、左右の前方エアスプ リング装置26毎に、エアスプリング装置内に圧縮空気を供給する給気側電磁弁 28aと各エアスプリング装置内の圧縮空気を外部に排出する排気側電磁弁28 bとから構成されている。
【0011】 上記給気側電磁弁28a及び排気側電磁弁28bは、一例として図3に示すよ うな構造のものが採用される。同電磁弁は、同軸的に配設された入口30及び出 口32を具えた弁ケーシング34と、同弁ケーシング34内に摺動自在に嵌装さ れ連通孔36を具えた弁体38と、同弁体38を駆動するソレノイド40とを具 えている。
【0012】 給気側電磁弁28aの場合、上記入口30は圧縮空気源Aに接続されると共に 、出口32はエアスプリング装置26に接続される。また排気側電磁弁28bの 場合、上記入口30はエアスプリング装置26に接続され、かつ出口32は大気 に連通される。 いずれの電磁弁28a,28bも、ソレノイド40が消勢されている場合、弁 体38が図3に示されているように下降していて入口30と出口32との連通が 遮断され、またソレノイド40が付勢された場合、弁体38が引上げられて入口 30と出口32とが連通孔36を介して連通するように構成されている。
【0013】 上記給気側電磁弁28a及び排気側電磁弁28bからなる電磁弁装置28は、 キャブ12の前端付近における車巾方向両側部に配設された左右の前方レベルセ ンサ42によって夫々制御される。
【0014】 上記前方レベルセンサ42の構造の一例が、図4の概略構成図に示されている 。同レベルセンサは、ケーシング44内に枢軸46を介して廻動自在に収容され たスイッチ腕48と、同スイッチ腕48の一端部に適宜の間隙cを存して対向配 置された給気接点50a及び排気接点50bと、その上端をキャブ12の前端側 部付近の適所に連結されたロッド52とから構成され、同ロッド52はターンバ ックル等適宜の手段により長さを調節し得るように形成され、かつ下端は近い上 記スイッチ腕48の他の端が枢着されている。
【0015】 上記レベルセンサ42の給気接点50aは上述した給気側電磁弁28のソレノ イド40に接続され、また排気接点50bは上記排気側電磁弁のソレノイド40 に接続されている。
【0016】 キャブ12の前端部分の左右何れか一方の側部又は前端部分全体の車台フレー ム10に対する高さが設定高さより低くなると、対応するレベルセンサ42のス イッチ腕48が図4において反時計方向に廻動して給気接点50aが閉成され、 給気側電磁弁28aのソレノイド40が付勢される。同ソレノイド40の付勢に より入口30と出口32とが連通して圧縮空気源42内の圧縮空気が左右何れか ー方又は双方の前方エアスプリング装置26に供給され、同エアスプリング装置 26が伸長してキャブ12の前端部分の左右何れかの側部又は両側部即ち前端部 分が全体として設定高さまで上昇し、同時にスイッチ腕48と給気側接点50a とが開成される。同接点50aの開路により給気側電磁弁28aが消勢され、圧 縮空気源42からエアスプリング装置26への圧縮空気の供給は停止される。
【0017】 また反対に、キャブ前端部分の左右何れか一方の側部又は前端部分全体の車台 フレーム10に対する高さが設定高さより高くなると、対応するレベルセンサ4 2のスイッチ腕48が図4において時計方向に廻動して排気接点50bが閉成さ れ、排気側電磁弁28bのソレノイド40が付勢される。同ソレノイド40の付 勢により入口30と出口32とが連通されて左右何れか一方又は双方の前方エア スプリング装置26内の圧縮空気が外気に排出され、同上エアスプリング装置2 6が収縮してキャブ12の前端部分の左右何れかの側部又は両側部即ち前端部分 が全体として設定高さまで下降し、同時にスイッチ腕48と排気側接点50bと が開成される。同接点50bの開路により排気側電磁弁28bが消勢され、エア スプリング装置26と大気との連通が遮断される。
【0018】 一方、キャブ12の後端部分における車台フレーム10に、正面形状が逆U字 状をなすキャブブリッジ54が跨設され、同キャブブリッジ54の左右両脚部に ショックアブソーバ56と一体的に結合された自体公知の後方エアスプリング装 置58が装架され、同エアスプリング装置58の上端には、軸方向に延在するフ ローティングバー60の両端付近が固着されている。
【0019】 上記フローティングバー60の車巾方向中央部分に自体公知の油圧式ラッチ装 置62が配設され、キャブ12が図1に示す通常位置にあるとき、キャブ後端に 突設されたロックピン64を錠止めして、キャブ12をフローティングバー60 に固定する。 上記油圧式ラッチ装置62には油圧シリンダ66が設けられており、同油圧シ リンダに圧油が供給されると、油圧式ラッチ装置62が解錠されてロックピン6 4が釈放され、キャブ12の後端部とフローティングバー60とが切離される。 また油圧式ラッチ装置62には、ロックピン64が解錠されているときに閉成 され、同ロックピン64がロックされているときには開路しているスイッチ装置 68が設けられている。
【0020】 同スイッチ装置68は車載電源としてのバッテリ70に接続されると共にカッ トリレー72に接続され、同カットリレー72は、スイッチ装置68の閉成によ り開路されて上記バッテリ70と前方レベルセンサ42との接続を遮断し、かつ スイッチ装置68の開路により閉成されて上記バッテリ70と前方レベルセンサ 42とを接続する。
【0021】 上記後方エアスプリング装置58には、後方の電磁弁装置74が協働する。同 電磁弁装置74は、前記前方電磁弁装置28と同様に、給気側電磁弁74aと排 気側電磁弁74bとから構成され、この実施例の場合、左右の後方エアスプリン グ装置58に共通に1組だけ設けられている。 上記給気側電磁弁74a及び排気側電磁弁74bは、夫々前方の給気側電磁弁 28a及び排気側電磁弁28bと実質的に同一の構造を具え、前方レベルセンサ 42と同様の後方レベルセンサ76によって同様の態様で制御される。同後方レ ベルセンサ76は、上記ロッド52と同様のロッド78により、好ましくは車巾 方向中央部分において上記フローティングバー60に連結されている。
【0022】 上記前方のエアスプリング装置26と同様に、キャブ12の後端部分が設定高 さより低くなると、レベルセンサ76により給気側電磁弁74aが付勢されて圧 縮空気が後方エアスプリング装置58に供給され、同エアスプリング装置58が 伸長してキャブ12の後端部分が設定高さまで持上げられる。反対にキャブ12 の後端部分が設定高さより高くなると、レベルセンサ76によって排気側電磁弁 74bが付勢され、後方エアスプリング装置58内の圧縮空気が外気に排出され て収縮し、キャブ後端部分が設定高さまで低下する。
【0023】 更に、キャブ12のメーンシル14と車台フレーム10との間に、キャブチル ト用の油圧シリンダ即ちチルトシリンダ80が配設され、同チルトシリンダ80 は総括的に符号82で示されている油圧ポンプ及び制御弁装置によって制御され る。 同油圧ポンプ及び制御弁装置82は、電動オイルポンプ84と、オイルリザー バ86と、その操作によりチルトシリンダ80を伸長させてキャブ12を前記チ ルト軸22の周りに図1において反時計方向に廻動させてチルトアップさせ、又 は伸長したチルトシリンダ80を収縮させてキャブ12を上記チルトアップ位置 から上記チルト軸22の周りに時計方向に廻動させてチルトダウンさせる操作レ バー88とを具えている。
【0024】 なお、図2において符号90は後方エアスプリング装置58と圧縮空気源A2 との間に介装されたエアリザーバ、92は前方エアスプリング装置26と協働し てキャブ12の前端部分を支持するショックアブソーバである。(なお、図1で は、上記エアリザーバ90及びショックアブソーバ92の図示は省略されている 。)
【0025】 上記構成のキャブサスペンション装置において、キャブ12が図1に示した通 常位置にある場合、キャブ後端のロックピン64が油圧式ラッチ装置62により ロックされ、勿論チルトシリンダ80は休止しているので、油圧式ラッチ装置6 2に付設されている油圧シリンダ66も休止し、スイッチ装置68は開路してい る。従って、前方レベルセンサ42及び後方レベルセンサ76は閉成されている カットリレー72を介してバッテリ70に接続される。このためキャブ12の前 端部分及び後端部分が夫々設定高さより高いか又は低い場合、前方及び後方レベ ルセンサ42及び76の作動によって前方電磁弁装置28及び後方電磁弁装置7 4が前述したように作動し、前方及び後方エアスプリング装置26及び58が夫 々収縮又は伸長して、キャブ12の前端部分及び後端部分の車台フレーム10に 対する高さが夫々設定高さに制御される。
【0026】 次に、エンジン等の点検、整備のためにキャブ12をチルトアップさせる場合 は、油圧ポンプ及び制御弁装置82の操作レバー88をチルトアップ方向に操作 して電動オイルポンプ84を作動させると、圧油が油圧式ラッチ装置62の油圧 シリンダ66に供給されてキャブ後端のロックピン64が釈放されると共に、チ ルトシリンダ80に供給されてそのピストン軸が延伸し、キャブ12がチルト軸 22の周りに図1において反時計方向に廻動してチルトアップされる。
【0027】 上記油圧式ラッチ装置62の解錠によりスイッチ装置68が閉成されてカット リレー72が開路し、バッテリ70と前方及び後方のレベルセンサ42及び76 とが遮断される。このため前方電磁弁装置28及び後方電磁弁装置74が消勢さ れて前方及び後方のエアスプリング装置26及び54が夫々閉塞されるので、キ ャブ12のチルトアップ中、上記エアスプリング装置からの圧縮空気の外部への 流失が確実に防止される。
【0028】 エンジン等の点検、整備が完了したのち、油圧ポンプ及び制御弁装置82の操 作レバー88をチルトダウン方向に操作すると、チルトシリンダ80が収縮して キャブ12がチルト軸22の周りを、図1において時計方向に廻動してチルトダ ウンし、キャブ後端のロックピン64が油圧式ラッチ装置62に錠止めされて図 示の通常位置に復帰する。ロックピン64が油圧式ラッチ装置62に錠止めされ たときスイッチ装置68が開路されてカットリレー72が閉成され、前方及び後 方のレベルセンサ42及び76が夫々バッテリ70に接続される。この結果、前 方電磁弁装置28及び後方電磁弁装置74が作動可能な状態となり、前方及び後 方エアスプリング装置26及び58が夫々通常状態に復帰する。
【0029】 上記のように、キャブ12のチルトアップ時及びチルトアップ中に、前方及び 後方エアスプリング装置26及び58からの圧縮空気の無駄な消費が確実に防止 され、またキャブ12のチルトアップ中、前方及び後方エアスプリング装置26 及び58が夫々閉塞されて、内部に圧縮空気が保持されているので、チルトダウ ン後直ちに通常の作動を行なうことができ、正常作動状態への復帰に格別の時間 を必要としない利点がある。
【0030】 また、前方及び後方のエアスプリング装置26及び58の伸長及び収縮が、キ ャブ12の前端部分及び後端部分の高さを電気的に検出するレベルセンサ42及 び76の電気信号に基づいて電磁弁装置28及び74が作動することによって行 なわれるのでキャブ12の高さ調整に遅れがなく応答性が優れている利点がある 。
【0031】 なお、上記実施例においては、キャブ12のチルトアップ及びチルトダウンを 検知する手段として油圧式ラッチ装置62の施錠及び解錠によって開閉されるス イッチ装置68が例示されているが、チルトシリンダ80に供給される油圧の変 動を検知するプレッシャスイッチ或いは同チルトシリンダ80の延伸及び収縮を 検知するリミットスイッチ、上記油圧式ラッチ装置62に代えて用いられロック レバーにより施錠及び解錠されるラッチ装置の場合は同ロックレバーの変位を検 出するスイッチ等を、上記スイッチ装置68に代替して適宜採用することができ る。
【0032】 なおまた、上記実施例では、前方及び後方のレベルセンサ42及び76として 、車台フレーム10に対するキャブ12の高さの変化により直接開閉されるスイ ッチ装置が例示されているが、例えばポテンシオメータのような可変電気量の信 号を生起する装置を代替採用することができる。この場合、同ポテンシオメータ の信号出力をコントローラに入力してキャブの設定高さを示す基準電気量と比較 して偏差を検出し、この偏差に基づいて上記電磁弁装置28及び74に駆動出力 を供給するように構成すればよい。
【0033】 更にまた、上記実施例では、上記電磁弁装置28及び74が、独立の給気側電 磁弁28a及び74aと、排気側電磁弁28b及び74bとから構成されている が、給気側及び排気側電磁弁を共通の弁ケーシング内に収容し、1個の弁として 形成することができる。また、上記実施例では、キャブ12の前端部に配置され る左右一対の前方エアスプリング装置26に夫々協働する2個のレベルセンサ4 2が設けられているが、キャブ前端付近の略中央部分に共通の1個のレベルセン サ42を配設しても良い。
【0034】
【考案の効果】
叙上のように、本考案に係るキャブのエアサスペンション装置は、キャブの前 端及び後端付近を車台フレームに支持する前方及び後方のエアスプリング装置と 、同エアスプリング装置に圧縮空気を供給する圧縮空気源と、上記前方及び後方 のエアスプリング装置と圧縮空気源とを接続する空気管路内に夫々介装され各エ アスプリング装置への圧縮空気の供給及び同エアスプリング装置からの圧縮空気 の排出を制御する電磁弁と、上記車台フレームに対するキャブ前端及び後端部の 高さを検知するレベルセンサとを具え、通常時は、同レベルセンサにより検知さ れたキャブ前端及び後端部の高さと予め設定された基準高さとの偏差に基づき上 記電磁弁が付勢され又は消勢されて上記前方及び後方エアスプリング装置に対す る圧縮空気の給排が制御され、上記キャブのチルトアップ時は、上記電磁弁が消 勢されることにより前方及び後方エアスプリング装置が閉塞されるように構成さ れたことを特徴とし、エンジン等の点検、整備に際してキャブをチルトアップさ せる際の圧縮空気の浪費が防止されると共に、キャブを通常位置にチルトダウン させたとき直ちにエアスプリング装置が正規の作動を行なうので、復帰に時間を 要しない利点があり、更にキャブの高さ調整に遅れがなく、応答性が優れている 利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示す概略構成図である。
【図2】図1に示したエアサスペンション装置の空気及
び電気回路図である。
【図3】図1及び図2における電磁弁28a及び28b
の断面図である。
【図4】図1及び図2におけるレベルセンサの断面図で
ある。
【符号の説明】
10 車台フレーム 12 キャブ 26 前方エアスプリング装置 28 前方電磁弁装置 42 前方レベルセンサ 58 後方エアスプリング装置 74 後方電磁弁装置 76 後方レベルセンサ 80 チルトシリンダ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャブの前端及び後端付近を車台フレー
    ムに支持する前方及び後方のエアスプリング装置と、同
    エアスプリング装置に圧縮空気を供給する圧縮空気源
    と、上記前方及び後方のエアスプリング装置と圧縮空気
    源とを接続する空気管路内に夫々介装され各エアスプリ
    ング装置への圧縮空気の供給及び同エアスプリング装置
    からの圧縮空気の排出を制御する電磁弁と、上記車台フ
    レームに対するキャブ前端及び後端部の高さを検知する
    レベルセンサとを具え、通常時は、同レベルセンサによ
    り検知されたキャブ前端及び後端部の高さと予め設定さ
    れた基準高さとの偏差に基づき上記電磁弁が付勢され又
    は消勢されて上記前方及び後方エアスプリング装置に対
    する圧縮空気の給排が制御され、かつ上記キャブのチル
    トアップ時は、上記電磁弁が消勢されることにより前方
    及び後方エアスプリング装置が閉塞されるように構成さ
    れたことを特徴とするキャブのエアサスペンション装
    置。
JP3942092U 1992-04-23 1992-04-23 キヤブのエアサスペンシヨン装置 Withdrawn JPH0584581U (ja)

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