JP3362950B2 - 車両用キャブのエアサスペンション装置 - Google Patents

車両用キャブのエアサスペンション装置

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JP3362950B2
JP3362950B2 JP05221994A JP5221994A JP3362950B2 JP 3362950 B2 JP3362950 B2 JP 3362950B2 JP 05221994 A JP05221994 A JP 05221994A JP 5221994 A JP5221994 A JP 5221994A JP 3362950 B2 JP3362950 B2 JP 3362950B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用キャブのエアサ
スペンション装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】トラックなどのキャブオーバー型の車両
においては、エアバネを介して支持するものが知られて
いる(例えば、実開平3−64880号公報、実公平5
−4472号公報、実開平5−44770号公報、実開
平5−84580号公報、実開平5−84581号公
報、特開平5−286455号公報参照)。
【0003】このような車両用キャブのエアサスペンシ
ョン装置では、キャブの姿勢を保持するために車体に対
するキャブの変位に応じてエアバネに加圧空気を給排す
るレベリングバルブを備えている。
【0004】このレベリングバルブは、キャブのティル
ト動作時に作動するとキャブの揺動を招く原因となるた
め、上記実公平5−4472号公報のようにレベリング
バルブとエアバネとの間にカットバルブを介装し、この
カットバルブをキャブのティルトロックロッドと連結し
てティルト動作時にエアバネへの加圧空気の給排を規制
してティルト動作中のキャブの揺動を抑制するものや、
上記実開平5−44770号公報のようにレベリングバ
ルブとエアバネとの間に介装したカットバルブをパーキ
ングブレーキスイッチに応動させてティルト動作時にエ
アバネへの加圧空気の給排を規制してティルト動作中の
キャブの揺動を抑制するものもある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、制動時
などで車体に減速方向の加速度が加わると、エアバネで
弾性的に支持されたキャブが前方へ向けて変位(ノーズ
ダイブ)し、このとき、レベリングバルブが作動して前
方側のエアバネに加圧空気を供給する一方、後方側のエ
アバネから加圧空気を排出するため、車両が停車した直
後などにはキャブが前後方向へ揺動することがあり、乗
心地を低下させる一因となっていた。また、上記従来例
の実公平5−4472号公報のようにティルト動作時の
揺動を抑制するために、カットバルブとティルトロック
ロッドとを機械的に連結したものではキャブ周辺の設計
の自由度を低下させる場合があり、同様に上記実開平5
−44770号公報のようなものでは、ティルト完了時
にもカットバルブを常時通電駆動しなければならず、長
時間にわたる整備などではバッテリの負担が過大になる
だけでなく整備性を低下させる場合があった。
【0006】そこで本発明は、車両の制動時などにおい
てキャブの過大な変位を抑制するとともに、設計の自由
度及び整備性を確保しながらティルト時にキャブの揺動
を抑制可能な車両用キャブのエアサスペンション装置を
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、キャブの
前後をそれぞれ支持する第1及び第2のエアバネと、前
記第1及び第2のエアバネと加圧空気供給手段との間に
それぞれ介装されるとともに、キャブの姿勢に応じて前
記第1及び第2のエアバネへ加圧空気の給排を行う姿勢
制御弁とを備えた車両用キャブのエアサスペンション装
置において、前記第1及び第2のエアバネと姿勢制御弁
との間の少なくとも一方に介装された遮断弁と、車体に
減速方向の加速度が加わる制動状態を検出する手段と、
この制動状態検出手段に応じて前記遮断弁を駆動する手
段とを備えたことを特徴とする。
【0008】また、第2の発明は、前記第1の発明にお
いて、前記制動状態検出手段が、ブレーキスイッチで構
成される。
【0009】第3の発明は、車体にヒンジ結合されたテ
ィルト可能なキャブと、キャブの前後をそれぞれ支持す
る第1及び第2のエアバネと、前記第1及び第2のエア
バネと加圧空気供給手段との間にそれぞれ介装されると
ともに、キャブの姿勢に応じて前記第1及び第2のエア
バネへ加圧空気の給排を行う姿勢制御弁とを備えた車両
用キャブのエアサスペンション装置において、キャブの
ティルト動作中を検出する手段と、前記第1及び第2の
エアバネと姿勢制御弁との間に介装され、前記検出手段
に応動して空気通路を選択的に遮断する遮断弁として
電時に閉弁すると共に通電停止によって開弁する電磁弁
とを備えたことを特徴とする。
【0010】また、第4の発明は、前記第3の発明にお
いて、前記検出手段が、キャブのロック解除を検出する
キャブロックスイッチと、キャブのティルトアップ位置
を検出するティルトストッパスイッチとを直列に配設す
る。
【0011】
【作用】したがって、第1の発明は、車両の制動時には
第1及び第2のエアバネのうちのすくなくとも一方が姿
勢制御弁から遮断され、制動開始直前の内圧を保持して
制動直後のキャブを所定のレベルで支持することができ
るため、制動中のキャブの姿勢変化に追従する姿勢制御
弁の影響を抑制することができる。
【0012】また、第2の発明は、第1の発明におい
て、前記駆動手段が、ブレーキスイッチで構成されたた
め、車両の制動状態を確実に検出することができる。
【0013】また、第3の発明は、キャブのティルト動
作中にのみ遮断弁が作動して第1及び第2のエアバネを
姿勢制御弁から遮断するため、ティルトアップまたはダ
ウン中の荷重移動に伴う姿勢制御弁の作動に影響される
ことなく第1及び第2のエアバネの内圧をティルト動作
以前の値に保持することでキャブの揺動を抑制する一
方、ティルトアップ時には遮断弁の駆動を停止すること
で、長期間のティルトアップを行うことが可能となる。
【0014】また、第4の発明は、前記第3の発明にお
いて、前記検出手段が、キャブのロック解除を検出する
キャブロックスイッチと、キャブのティルトアップ位置
を検出するティルトストッパスイッチとを直列に配設し
たため、キャブのティルト動作中のみ遮断弁を駆動する
一方、ティルトアップ位置では遮断弁の駆動を自動的に
停止することができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。
【0016】図1〜図3において、図示しないキャブを
支持するキャブロアメンバ2は、車体1の前方端部に配
設されたサスペンションリンク11とヒンジ結合され、
回動支点21、21を軸に車体1の前方へ向けてティル
ト(回動)可能に支持される。
【0017】キャブロアメンバ2の前方でヒンジ結合し
たサスペンションリンク11と車体1との間には、車幅
方向で所定の間隔に配設された第1のエアバネとしての
エアバネ3F、3Fが介装されてキャブロアメンバ2を
弾性的に支持するとともに、同じくキャブロアメンバ2
の後方は車幅方向で所定の間隔に配設されたエアバネ3
R、3Rを介して弾性的に支持され、キャブロアメンバ
2は前後の4点に配設されたエアバネ3F、3Rで弾性
的に支持される。
【0018】キャブロアメンバ2のティルト動作は、キ
ャブロアメンバ2と車体1との間に介装されたティルト
駆動機構7の伸縮駆動により行われる。このティルト駆
動機構7は、例えば油圧シリンダ等により構成され、伸
長駆動によりキャブロアメンバ2は回動支点21を軸に
前方へ向けて所定のティルトアップ位置まで回動する一
方、ティルト駆動機構7の収縮によってキャブロアメン
バ2はティルトアップ位置から所定のティルトダウン位
置へ回動する。
【0019】キャブロアメンバ2を弾性的に支持するエ
アバネ3F、3Rは図3に示すように、姿勢制御弁とし
てのレベリングバルブ4F、4Rを介して加圧空気源3
0からそれぞれ加圧空気の供給を受け、レベリングバル
ブ4F、4Rはロッド41を介して車体1と連結したア
ーム40の変位に応じてエアバネ3F、3Rへ加圧空気
の給排を行うことでキャブロアメンバ2、すなわち、図
示しないキャブを所定のレベルに保持するものである。
【0020】レベリングバルブ4F、4Rには遮断弁と
しての電磁弁5F、5Rが一体に形成され、電磁弁5
F、5Rは通電時に閉弁することでエアバネ3F、3R
をレベリングバルブ4F、4Rから遮断する一方、通電
停止によって開弁することでエアバネ3F、3Rをレベ
リングバルブ4F、4Rとそれぞれ連通するこの電磁弁
5F、5Rは図示しないフットブレーキに連動した制動
状態検出手段としてのブレーキスイッチ6によって駆動
され、車両の制動時にはブレーキスイッチ6がオンとな
って電磁弁5F、5Rが閉弁駆動される一方、制動解除
時にはブレーキスイッチ6はオフとなって電磁弁5F、
5Rが開弁する。
【0021】以上のように構成され、次に作用について
説明する。
【0022】車両の定常走行中などではブレーキスイッ
チ6がオフとなっているため、レベリングバルブ4F、
4Rとエアバネ3F、3Rは連通し、図示しないキャブ
のレベル変動に応じてレベリングバルブ4F、4Rがエ
アバネ3F、3Rへ加圧空気の給排を行い、キャブは車
体1に対して所定のレベルに保持される。
【0023】一方、車両の制動時にはブレーキスイッチ
6がオンとなって、電磁弁5F、5Rが作動してエアバ
ネ3F、3Rはレベリングバルブ4F、4Rから遮断さ
れる。
【0024】制動時などで車体に減速方向の加速度が加
わると、エアバネ3F、3Rで弾性的に支持されたキャ
ブが前方へ向けて変位するノーズダイブが発生し、この
キャブのノーズダイブによってアーム40が変位して、
レベリングバルブ4Fが前方側のエアバネ3Fに加圧空
気を供給する一方、レベリングバルブ4Rが後方側のエ
アバネ3Rから加圧空気を排出しようとする。
【0025】ここで、電磁弁5F、5Rによってエアバ
ネ3F、3Rはレベリングバルブ4F、4Rからそれぞ
れ遮断されるため、エアバネ3F、3Rは制動開始直前
の内圧を保持することができ、制動中のキャブの姿勢変
化に追従するレベリングバルブ4F、4Rの影響を受け
ることがなくなって停車直後の過大なキャブの揺動を抑
制することが可能となって、乗心地の低下を抑制するこ
とができるのである。
【0026】制動が終了した後にはブレーキスイッチ6
がオフとなって再びレベリングバルブ4F、4Rとエア
バネ3F、3Rが連通し、図示しないキャブが所定のレ
ベルとなるよう加圧空気の給排が行われる。
【0027】なお、制動時におけるエアバネ3F、3R
の遮断は前後のどちらか一方だけ行っても制動直後のキ
ャブの揺動を低減することができ、例えば、レベリング
バルブ4Rから電磁弁5Rを取り外してキャブの前方側
のエアバネ3Fだけを電磁弁5Fで制動中に遮断するこ
とにより、制動中のキャブのノーズダイブによるエアバ
ネ3Fの内圧の上昇を抑制して制動直後のキャブの揺動
を抑制することができる。
【0028】図4は他の実施例を示し、前記第1の実施
例においてブレーキスイッチ6によって駆動された電磁
弁5F、5Rを図示しないキャブのティルト動作中を検
出する手段としてのティルトストッパスイッチ71及び
キャブロックスイッチ72により駆動し、ティルト動作
中のキャブの揺動を抑制するものであり、その他の構成
は前記第1の実施例と同様である。
【0029】図4は前記図2に示したティルト駆動機構
7へ図示しないポンプを駆動して圧油を供給するための
モータ75を駆動する回路に、電磁弁5F、5Rを並列
的に接続したものである。
【0030】ティルトストッパスイッチ71は前記図2
に示すようにティルト駆動機構7に配設され、図示しな
いキャブのティルトアップ位置、すなわち、ティルト駆
動機構7の最大伸長位置でオフとなってティルトアップ
位置を検出する一方、その他の場合にはオンとなるスイ
ッチである。なお、ティルトアップ位置においてオフと
なったティルトストッパスイッチ71は、キャブを所定
のティルトアップ位置に係止する図示しないティルトロ
ック手段によって駆動され、ティルトダウン時にティル
トロック手段が解除されると再びオンとなる。
【0031】そして、ティルトストッパスイッチ71と
直列に配設されたキャブロックスイッチ72はティルト
ダウン位置で図示しないキャブを車体1に固定するロッ
クレバー22に応動してロック解除状態を検出するもの
で、ロック中にはオフとなる一方、ロック解除時にはオ
ンとなる。
【0032】方向切換スイッチ73はティルト駆動機構
7の伸縮方向に応じて切り換えられるもので、ティルト
アップ時(ティルト駆動機構7の伸長時)には図中回路
Bに切り換えられてティルトストッパスイッチ71、キ
ャブロックスイッチ72を介してモータ75を駆動する
リレー76へ通電する一方、ティルトダウン時(ティル
ト駆動機構7の収縮時)には図中回路Aに切り換えられ
てティルトストッパスイッチ71のみを介してリレー7
6へ通電を行う。なお、方向切換スイッチ73はティル
トダウン方向への動作においてはキャブの所定のティル
トダウン位置で自動的に回路Aから回路Bへ切り換えら
れる。
【0033】方向切換スイッチ73とリレー76との間
には起動スイッチ74が介装され、この起動スイッチ7
4がオンの間だけリレー76へ通電が行われてモータ7
5が駆動される。
【0034】そして、方向切換スイッチ73と起動スイ
ッチ74との間には電磁弁5F、5Rがリレー76と並
列に配設される。
【0035】ここで、ティルトストッパスイッチ71、
キャブロックスイッチ72、方向切換スイッチ73とキ
ャブの動作との関係を表1に示す。
【0036】
【表1】
【0037】キャブをティルトアップさせるためにロッ
クレバー22を解除するとともに方向切換スイッチ73
を回路Bへ切り換えられているため電磁弁5F、5Rが
通電によって閉弁し、エアバネ3F、3Rがレベリング
バルブ4F、4Rから遮断される。
【0038】そして、起動スイッチ74をオンにすると
モータ75が駆動されてティルト駆動機構7が伸長して
図示しないキャブのティルトアップが開始される。
【0039】ティルト動作中にはエアバネ3F、3Rが
電磁弁5F、5Rによってレベリングバルブ4F、4R
から遮断されてティルトアップ以前の内圧を保持するた
め、エアバネ3Fはティルトアップによるキャブの荷重
移動の増大に応じて収縮するだけとなり、収縮に応じて
作動したレベリングバルブ4Fからの加圧空気を遮断し
てキャブの揺動を防止することができる。
【0040】一方、キャブの後方のエアバネ3Rはティ
ルトアップの荷重移動の減少に応じて伸長するだけとな
り、伸長に応じてレベリングバルブ4Rが排出しようと
する加圧空気を遮断することができ、キャブのティルト
ダウン時には再び所定のレベルでキャブを支持すること
ができる。
【0041】ティルト駆動機構7が所定のティルトアッ
プ位置に達するとティルトストッパスイッチ71がオフ
となるため、電磁弁5F、5Rが開弁してエアバネ3
F、3Rとレベリングバルブ4F、4Rが連通し、エア
バネ3F、3Rはキャブの荷重に抗して所定の中立位置
まで上昇する。
【0042】このティルトアップ位置では電磁弁5F、
5Rへの通電が自動的に遮断されるため、整備などのた
めにキャブをティルトアップした状態で長時間放置して
もバッテリへの負担を増大させることがなく、電装回路
を遮断して整備を行うことができるため整備性の低下を
防止することができるのである。
【0043】一方、ティルトダウンするには方向切換ス
イッチ73を回路A側に切り換えるとともに、図示しな
いキャブロック手段を解除してティルトストッパスイッ
チ71をオンにすると、再び電磁弁5F、5Rが閉弁駆
動されてエアバネ3F、3Rが遮断される。
【0044】この状態で起動スイッチ74をオンにする
と、ティルト駆動機構7が収縮してキャブのティルトダ
ウンが開始され、上記ティルトアップ時と同様にキャブ
の揺動を防止しながらティルトダウンを行うことがで
き、所定のティルトダウン位置に達するとロックレバー
22がロックしてキャブロックスイッチ72がオフにな
るとともに、方向切換スイッチ73が回路Aに切り換わ
るので、電磁弁5F、5R及びリレー76の駆動が自動
的に終了し、エアバネ3Fとレベリングバルブ4F、4
Rが再び連通して図示しないキャブのレベルを調整する
ことができるのである。
【0045】このように、図示しないキャブのロック解
除を検出したときにオンとなるキャブロックスイッチ7
2と、キャブの所定のティルトアップ位置でオフとなる
ティルトストッパスイッチ71と、電磁弁5Fを直列に
接続したため、キャブのティルト動作中にのみ電磁弁5
F、5Rの閉弁駆動によりエアバネ3F、3Rを遮断し
てキャブの揺動を抑制することができる一方、キャブの
ティルトアップ位置では電磁弁5F、5Rへの通電を自
動的に停止することが可能となり、整備などのためにキ
ャブをティルトアップした状態で長時間放置してもバッ
テリへの負担を増大させることがなく、電装回路を遮断
して整備を行うことができるため整備性の低下を防止す
ることができるのであり、キャブの動作中を検出する手
段を電気回路により構成したためキャブまわりの設計の
自由度を低下させることがない。
【0046】なお、上記第2実施例において、電磁弁5
F、5Rをティルトストッパスイッチ71、キャブロッ
クスイッチ72で駆動したが、図示はしないが電磁弁5
Rを廃止してキャブの前方を支持するエアバネ3Fへの
加圧空気の給排を遮断する電磁弁5Fだけを配設して
も、ティルト動作中のキャブの揺動を抑制することがで
きる。
【0047】
【発明の効果】第1の発明によれば、キャブの前後をそ
れぞれ支持する第1及び第2のエアバネと、前記第1及
び第2のエアバネと加圧空気供給手段との間にそれぞれ
介装されるとともに、キャブの姿勢に応じて前記第1及
び第2のエアバネへ加圧空気の給排を行う姿勢制御弁と
を備えた車両用キャブのエアサスペンション装置におい
て、前記第1及び第2のエアバネと姿勢制御弁との間の
少なくとも一方に介装された遮断弁と、車体に減速方向
の加速度が加わる制動状態を検出する手段と、この制動
状態検出手段に応じて前記遮断弁を駆動する手段とを備
え、車体に減速方向の加速度が加わると、遮断弁によっ
て第1及び第2のエアバネはそれぞれ姿勢制御弁から遮
断されるため、第1及び第2のエアバネの内圧を保持す
ることができ、停車直後の過大な揺動を抑制することが
可能となって、乗心地の低下を抑制することができるの
である。
【0048】また、第2の発明は、前記第1の発明にお
いて、前記制動状態検出手段が、ブレーキスイッチで構
成され、車両の制動状態を簡易かつ確実に検出すること
ができる。
【0049】第3の発明によれば、車体にヒンジ結合さ
れたティルト可能なキャブと、キャブの前後をそれぞれ
支持する第1及び第2のエアバネと、前記第1及び第2
のエアバネと加圧空気供給手段との間にそれぞれ介装さ
れるとともに、キャブの姿勢に応じて前記第1及び第2
のエアバネへ加圧空気の給排を行う姿勢制御弁とを備え
た車両用キャブのエアサスペンション装置において、キ
ャブのティルト動作中を検出する手段と、前記第1及び
第2のエアバネと姿勢制御弁との間に介装され、前記検
出手段に応動して空気通路を選択的に遮断する遮断弁と
して通電時に閉弁すると共に通電停止によって開弁する
電磁弁とを備え、キャブのティルト動作中にのみ遮断弁
の駆動により第1及び第2のエアバネを姿勢制御弁から
遮断してティルト動作中のキャブの揺動を抑制すること
ができる一方、キャブのティルトアップ位置では遮断弁
の駆動を自動的に停止させることが可能となり、整備な
どのためにキャブをティルトアップした状態に長時間放
置してもバッテリへの負担を増大させることなく、電装
回路を遮断して整備を行うことができるため整備性の低
下を防止することができる。
【0050】そして、キャブの動作中を検出する手段を
電気回路により構成したためキャブまわりの設計の自由
度を低下させることがない。
【0051】また、第4の発明は、前記第3の発明にお
いて、前記検出手段が、キャブのロック解除を検出する
キャブロックスイッチと、キャブのティルトアップ位置
を検出するティルトストッパスイッチとを直列に配設さ
れ、キャブの動作中を検出する手段を電気回路により構
成したためキャブまわりの設計の自由度を低下させるこ
とがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すエアサスペンション装置
の斜視図である。
【図2】同じくティルト駆動機構の側面図である。
【図3】同じく空圧回路のブロック図である。
【図4】他の実施例を示す制御回路のブロック図であ
る。
【符号の説明】
3F、3R エアバネ 4F、4R レベリングバルブ 5F、5R 電磁弁 6 ブレーキスイッチ 71 ティルトストッパスイッチ 72 キャブロックスイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平5−44770(JP,U) 実開 昭62−145814(JP,U) 実開 昭62−61710(JP,U) 実公 平5−4472(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62D 27/04 F16F 9/50

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャブの前後をそれぞれ支持する第1及
    び第2のエアバネと、 前記第1及び第2のエアバネと加圧空気供給手段との間
    にそれぞれ介装されるとともに、キャブの姿勢に応じて
    前記第1及び第2のエアバネへ加圧空気の給排を行う姿
    勢制御弁とを備えた車両用キャブのエアサスペンション
    装置において、 前記第1及び第2のエアバネと姿勢制御弁との間の少な
    くとも一方に介装された遮断弁と、車体に減速方向の加速度が加わる 制動状態を検出する手
    段と、 この制動状態検出手段に応じて前記遮断弁を駆動する手
    段とを備えたことを特徴とする車両用キャブのエアサス
    ペンション装置。
  2. 【請求項2】 前記制動状態検出手段が、ブレーキスイ
    ッチで構成されたことを特徴とする請求項1に記載の車
    両用キャブのエアサスペンション装置。
  3. 【請求項3】 車体にヒンジ結合されたティルト可能な
    キャブと、 キャブの前後をそれぞれ支持する第1及び第2のエアバ
    ネと、 前記第1及び第2のエアバネと加圧空気供給手段との間
    にそれぞれ介装されるとともに、キャブの姿勢に応じて
    前記第1及び第2のエアバネへ加圧空気の給排を行う姿
    勢制御弁とを備えた車両用キャブのエアサスペンション
    装置において、 キャブのティルト動作中を検出する手段と、 前記第1及び第2のエアバネと姿勢制御弁との間に介装
    され、前記検出手段に応動して空気通路を選択的に遮断
    する遮断弁として通電時に閉弁すると共に通電停止によ
    って開弁する電磁弁とを備えたことを特徴とする車両用
    キャブのエアサスペンション装置。
  4. 【請求項4】 前記検出手段が、キャブのロック解除を
    検出するキャブロックスイッチと、キャブのティルトア
    ップ位置を検出するティルトストッパスイッチとを直列
    に配設したことを特徴とする請求項3に記載の車両用キ
    ャブのエアサスペンション装置。
JP05221994A 1994-03-23 1994-03-23 車両用キャブのエアサスペンション装置 Expired - Lifetime JP3362950B2 (ja)

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