JPH0584499U - 真空プレスにおけるシャッター装置のパッキン取付け構造 - Google Patents

真空プレスにおけるシャッター装置のパッキン取付け構造

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JPH0584499U
JPH0584499U JP3204592U JP3204592U JPH0584499U JP H0584499 U JPH0584499 U JP H0584499U JP 3204592 U JP3204592 U JP 3204592U JP 3204592 U JP3204592 U JP 3204592U JP H0584499 U JPH0584499 U JP H0584499U
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照宏 大橋
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株式会社名機製作所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パッキンの交換を容易にするとともに、パッ
キンの復元力を早めかつ寿命を向上させること。 【構成】 真空プレスのチャンバ開口部1bの周回りに山
形断面形状の環状パッキン30を配置し、この環状パッキ
ンに沿ってその両斜面を先端部31a,32a で挾む第1,第
2のパッキン押え31,32 を対向配置してハウジング1に
取付け、前記パッキン押えは取付面からの高さが異なっ
ており、環状パッキンの上部を押えるシャッター本体25
と、第2パッキン押えの上面32b との間に、環状パッキ
ンの逃げ路40を形成したシャッター装置のパッキン取付
け構造。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、多層プリント基板等の製造に用いられる真空プレスに関し、特に 、そのシャッター装置におけるパッキンの取付け構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、真空プレスのシャッター装置は真空プレスのチャンバの正面に配設さ れ、熱板上に積層品を出し入れする際にチャンバを開放し、かつ積層品の圧締作 業時にはチャンバを密閉するため、空気圧もしくは油圧駆動のシリンダ装置によ り作動されるものである。
【0003】 従来の真空プレスでは、ゴム製パッキンがハウジング前面のチャンバ開口部回 りに取り付けられており、このパッキンはシャッターに押圧されてチャンバ内の 気密性を保つようになっている。
【0004】 このパッキンは、例えば、図6,7に示すようにハウジング1の上面1aとの間 に接着剤2を介してあるいは複数個のねじ4等でハウジング1に固定されている 。この場合、パッキン3はシャッターに押圧されて潰されることとなり、接着剤 またはねじに固定される部分と他の部分とではゴムの圧縮作用が異なる。このパ ッキンに働く不均一な圧縮応力のため、ゴムの接着剤部分から剥れたり、あるい はねじを挿入した貫通孔部分からクラックが生じたりする。
【0005】 また、パッキン3は左右に迫り出す形で押し潰れるが、図6に示すようにハウ ジング1のチャンバ開口部1bの側に沿ってストッパ5が取り付けられているため 、その反対側により多く押し出されて潰れることになる。このようにねじ等の締 結具や接着剤を用いるとパッキンは均一に押圧されずに偏った押圧力を受ける。 この結果、ゴムパッキンの寿命を縮めるとともにこのパッキンの交換時には接着 剤を除去しなければならない等の作業が必要であった。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
本考案はこのような事情に鑑みて、パッキンの交換を容易にするとともにパッ キン押えとシャッターとの間にパッキンの逃げ路を形成してパッキンの復元力を 早めかつ寿命を向上させたパッキン取付け構造を提供することを目的としている 。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案は、真空プレスのハウジングに形成したチャ ンバ開口部の周回りに山形断面形状の環状パッキンを配置し、この環状パッキン に沿ってその両斜面を先端部で挾む第1,第2のパッキン押えを対向配置して前 記ハウジングに取付け、前記パッキン押えは取付面からの高さが異なっており、 前記環状パッキンの上部を押えて前記第1パッキン押え上に位置するシャッター と、前記第2パッキン押えの上面との間に、前記環状パッキンの逃げ路を形成す ることを特徴としている。
【0008】
【作用】
上記構成によれば、環状パッキンの上面がシャッターの底面に押圧されると、 環状パッキンは対向配置された第1,第2のパッキン押えの高低差により、取付 面からの高さが低い第2パッキン押えとシャッターとの間の逃げ路に張り出す。 また、環状パッキンと第1,第2のパッキン押えとの間にできる空間にも広がる 。
【0009】 このため、環状パッキンは全体的に押圧を受け、パッキンは接着剤やねじ等に より固定されることがないためパッキン自体の反発力は保持される。しかも、第 2パッキン押えの上面に張り出した部分は、この上面からの反力で押し戻される ため、パッキンの復帰時間が早くなる。また、パッキンは真空プレスのハウジン グに強制的に固定されるものではないため繰り返しの圧縮応力に対して柔軟性を 示し寿命が向上する。
【0010】
【実施例】
本考案の実施例を図面に基づいて説明する。図1は真空プレスの外形状を示す ものであり、図2はその内部構造を示している。図2において、10はベッドで、 ベッド10の上にはシリンダユニット11のシリンダプレート12が固定され、さらに このシリンダプレート12の上方には上盤13が配設されている。シリンダプレート 12と上盤13は4本のタイロッド14により連結されている。
【0011】 また、シリンダユニット11には垂直方向に伸縮可能なラム15が設けられ、ラム 15上には可動盤16が取付けられている。可動盤16には断熱板17を挾んで、熱板18 が一体に固定されており、また、この熱板18の上方にも複数の熱板19が図面に示 さない係止具上にその両端部を載置状態にして係止されている。さらに、上盤13 のすぐ下に断熱板20と熱板21とが一体に固定されている。なお、22は熱媒体のマ ニホルで、熱板の内部に穿設された通路に図面に示さないフレキシブルチューブ を介して熱媒体を給排するものである。
【0012】 そして、マニホルド22を除く上記の構成体は、図1に示すようにハウジング1 によって囲まれたチャンバ23内に配置されている。なお、29はのぞき窓である。 このハウジング1の前面には、チャンバ開口部1bが形成され、そして、チャンバ 23内の熱板に載置される積層品の出し入れを行うためのシャッター装置24が設け られる。ハウジング1の前面に形成したチャンバ開口部1bの周回りには、山形断 面形状の環状パッキン30が取付けられており、この環状パッキン30によりチャン バ開口部1bを遮蔽するシャッター装置24の気密性を保つ。
【0013】 本考案の実施例では、上記山形断面形状の環状パッキン30をハウジング1に固 定するための方法として次の構成を有する。
【0014】 すなわち、環状パッキン30に沿って第1,第2のパッキン押え31,32 を対向配 置し、このパッキン押えの各先端部31a,32a で環状パッキン30の両斜面30a,30b を挾むように固定する。第1,第2パッキン押え31,32 は、図3および図4に示 すように、ハウジング1に固定されるボルト孔を有する逆L字形のアングル部材 であり、第1パッキン押え31の上面31b は、第2パッキン押え32の上面32b より も取付面からの寸法が長くなっている。なお、パッキン押え31,32 は、それぞれ 通常リング状につながった形状であるが、複数個に分割されていても良い。
【0015】 このため、環状パッキン30がシャッター本体25に押圧されたときに、第1,第 2のパッキン押え31,32 間の高低差により、第1パッキン押え31の上面に位置す るシャッター本体25と第2パッキン押え32の上面との間に、環状パッキン30の逃 げ路40が形成される。また、環状パッキン30は、山形断面形状であるため、各々 のパッキン押え31,32 との間に空隙35を形成しており、これらの空隙35もシャッ ター本体25に押圧されたときの逃げ空間となる。
【0016】 この環状パッキン30の圧縮作用は、第2パッキン押え32の上面から上方のパッ キン部分が上面32b 上に張り出す形で圧縮されるので、パッキンを完全に潰すこ となく、繰り返しの圧縮動作に対してパッキンの復元力を保持できるようになっ ている。
【0017】 このようなパッキン構造に対するシャッター装置24およびこれらの構成を有す る真空プレスの作用について簡単に説明する。
【0018】 シャッター本体25の左右両端部はそれぞれガイド部材28,28 にはめ込まれ、そ して、シャッター本体25の前面中央部にはエアシリンダ26のロッド先端部27が固 定されている。図1に示すシャッター装置24はチャンバ23を開放した状態を示し ており、チャンバ23の閉鎖は、エアシリンダ26を伸長し、シャッター本体25をガ イド部材28,28 により上方に案内することにより行われる。
【0019】 この動作をより詳しく説明すると、図5に示すように、シャッター本体25の側 面に取付けたカムフォロア(車輪)25a がガイド部材28の溝28a 内を摺動し、さ らにカム28b に衝突してカムフォロア25a をハウジング1の上面側に沈み込ませ る。これにより、図4に示すように、環状パッキン30はシャッター本体25の裏 面で押圧され、逃げ路40に張り出し、シャッター本体25が第1パッキン押え31の 上面に当接もしくはそれよりもわずかに浮き上がった位置で、シャッターが締ま るようになっている。
【0020】 次に、真空プレスの動作については、まず、図1に示すように、シャッター装 置24のシャッター本体25が降下され、チャンバ23が開放された状態で、例えばロ ーダにより、各熱板18,19 上に積層品が載置される。次に、シャッター装置24の エアシリンダ26が伸長され、シャッター本体25がガイド部材28,28 に案内されて 上昇し、チャンバ23を閉鎖する。そして、図面に示さない真空ポンプを作動し、 チャンバ23内部の真空度を所定レベルに上げる。次に、各熱板18,19,21内の通路 にマニホルド22を介して熱媒体を供給し、各熱板を加熱する。同時に、シリンダ 装置11を作動し、ラム15を伸長して可動盤16を上昇させ、各熱板18,19,21により 積層品を圧締する。なお、既述のように真空を所定時間後開放し、さらに熱媒体 の供給を停止し、必要に応じて冷却した後、積層品の圧締を停止して、熱板18,1 9 を図1,2のように復帰する。そして、シャッター本体25を降下させて、チャ ンバ23を開放し、アンローダ等により積層品を取り出し、一連の作業を終了する 。
【0021】
【考案の効果】
以上説明したことから明らかなように、本考案のシャッター装置のパッキン取 付け構造によれば、接着剤を使用しないのでパッキンの交換を容易にすることが でき、しかも、パッキンは対向配置された第1,第2のパッキン押えにより挾持 されて、その高低差により、パッキン押えとシャッターとの間にパッキンの逃げ 路を形成するので、圧縮応力の不均一によるパッキン割れや剥離を発生すること なく、繰り返しの圧縮動作に対してパッキンの復元力を保持して寿命を向上させ ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のパッキン構造を採用した真空プレスの
外形状を示す正面図である。
【図2】図1の真空プレスにおける内部構造を示す図で
ある。
【図3】本考案のパッキン構造を示す一部断面構成図で
ある。
【図4】本考案のパッキン構造をシャッター装置に取付
けた状態を示す概略図である。
【図5】本考案のパッキン構造を採用するシャッター装
置の機構部分を示す側部断面図である。
【図6】従来例のパッキン構造を示す一部断面構成図で
ある。
【図7】他の従来例のパッキン構造を示す平面図であ
る。
【符号の説明】
1 ハウジング 1b チャンバ開口部 3 パッキン 23 チャンバ 24 シャッター装置 25 シャッター本体 30 環状パッキン 30a,30b 環状パッキンの斜面 31,32 パッキン押え 31a,32a 先端部 31b,32b 上面 40 逃げ路

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】真空プレスのハウジングに形成したチャン
    バ開口部の周回りに山形断面形状の環状パッキンを配置
    し、この環状パッキンに沿ってその両斜面を先端部で挾
    む第1,第2のパッキン押えを対向配置して前記ハウジ
    ングに取付け、前記パッキン押えは取付面からの高さが
    異なっており、前記環状パッキンの上部を押えて前記第
    1パッキン押え上に位置するシャッターと、前記第2パ
    ッキン押えの上面との間に、前記環状パッキンの逃げ路
    を形成することを特徴とする真空プレスにおけるシャッ
    ター装置のパッキン取付け構造。
JP3204592U 1992-04-16 1992-04-16 真空プレスにおけるシャッター装置のパッキン取付け構造 Expired - Lifetime JP2520842Y2 (ja)

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