JPH0523900A - 可変熱伝導型装置 - Google Patents

可変熱伝導型装置

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JPH0523900A
JPH0523900A JP4024005A JP2400592A JPH0523900A JP H0523900 A JPH0523900 A JP H0523900A JP 4024005 A JP4024005 A JP 4024005A JP 2400592 A JP2400592 A JP 2400592A JP H0523900 A JPH0523900 A JP H0523900A
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plates
plate
cooling
heating
platen
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Application number
JP4024005A
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English (en)
Inventor
Philippe Cusson
フイリツプ・クソン
Eric Sixdeniers
エリツク・シスダニエ
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Airbus Group SAS
Original Assignee
Airbus Group SAS
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    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C43/00Compression moulding, i.e. applying external pressure to flow the moulding material; Apparatus therefor
    • B29C43/32Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C43/52Heating or cooling
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B15/00Details of, or accessories for, presses; Auxiliary measures in connection with pressing
    • B30B15/06Platens or press rams
    • B30B15/062Press plates
    • B30B15/064Press plates with heating or cooling means
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B15/00Details of, or accessories for, presses; Auxiliary measures in connection with pressing
    • B30B15/34Heating or cooling presses or parts thereof

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Press Drives And Press Lines (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Mounting, Exchange, And Manufacturing Of Dies (AREA)
  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】加熱盤と冷却盤とが互いに圧縮されていないと
きには有効な熱絶縁を確保し、圧縮力が作用していると
きは逆に加熱盤と冷却盤との間に熱伝導を確保する。 【構成】少くとも1つの加熱盤、冷却盤を含むプレスの
ような機械で、機械の使用中に圧力を作用させない場合
での部品の加熱及び圧力下での部品の冷却の順次処理を
要する場合に、これらの盤の間に可変熱伝導型装置22
aを配置する。この装置は、弾性または可塑性の少くと
も1つの変形性手段36aの作用下に、通常は真空スペ
ース52aによって離間している2つの熱伝導性プレー
ト32a,34aを含み、圧力が作用すると2つの熱伝
導性プレートの向き合った面が接触し、熱絶縁状態から
熱伝導状態に移行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、加熱盤と冷却盤との間に圧縮力
を作用し得るプレスのような機械の加熱盤と冷却盤との
間に挿入するための可変熱伝導型装置に関する。
【0002】より詳細には、本発明装置は、加熱盤と冷
却盤とが互いに圧縮されていないときにできるだけ有効
な熱絶縁を確保し、加熱盤及び冷却盤に圧縮力が作用し
ているときは逆に、加熱盤と冷却盤との間に最大の熱伝
導を確保するように設計されている。
【0003】上記のごとく設計された1つまたは複数の
装置は、少なくとも1つの加熱盤と少なくとも1つの冷
却盤とを備えたプレスにおいて、加圧及び冷却段階の前
に加熱段階を要するような部品を製造するために特に有
利に使用される。
【0004】本発明装置の第1の用途は、部品の加熱段
階と好ましくは1MPaを上回る圧力を用いる部品の圧
縮及び冷却段階とを順次に含む熱成形部品の製造であ
る。
【0005】本発明装置の第2の用途は、鋳型を使用
し、部品の強化材の機能を果たす予備成形された骨組と
マトリックスを形成すべき金属薄片とを該鋳型の内部に
導入して行なう金属マトリックス複合材料の製造であ
る。第1段階では、金属薄片を溶融するために、圧力を
全く作用させないで鋳型を数時間加熱する。第2段階は
極めて短時間(数分)の処理段階であり、この段階で
は、液状金属が金属マトリックスに浸透するように部品
に圧力を作用させる。最後に、鋳型の全表面から均等な
排熱が行なわれるように、部品に圧力を均等に作用させ
ながら全体を冷却する。
【0006】当業界の現状では、無圧加熱及び加圧と冷
却による順次処理を要する部品の製造方法において、熱
交換の見地から満足できる技術はまだ得られていない。
【0007】例えば、加熱盤が冷却手段を備えたプレス
盤と直接接触する場合には、加熱段階で熱伝導による熱
損失が大きい。
【0008】逆に、プレス盤と工具(outillag
e)との間に熱絶縁材料が配置されている場合には、部
品の冷却条件がよくない。
【0009】本発明の目的はまさに、所定の圧縮力が作
用していないときは熱絶縁性であり、次いでかかる圧縮
力が作用するときに熱伝導性になるように設計された可
変熱伝導型装置を提供することである。
【0010】本発明によれば、加熱盤と冷却盤との間に
圧縮力を作用し得る機械の加熱盤と冷却盤との間に挿入
するための可変熱伝導型装置によって上記の目的が達成
される。本発明装置の特徴は、前記盤の間に挿入されて
おり互いの間に絶縁性真空スペースを形成する2つのプ
レートと、前記プレートの各々に支承される少なくとも
1つの変形性手段とを含み、前記変形性手段は、前記圧
縮力が作用しないときは絶縁性真空スペースによってプ
レートを互いに熱絶縁させるべく膨張状態に維持され、
前記圧縮力が作用するときはプレートを互いに熱接触さ
せるべく圧縮状態に維持されることである。
【0011】このように設計された装置を、プレスの熱
い工具と冷却盤との間に配置すると、熱い工具は機械の
残りの部分から熱絶縁され、従って、最小の熱損失、即
ち最良の熱効率で部品の加熱が確保される。
【0012】逆に、装置の2つのプレートは、両者間に
十分な圧縮力が与えられると互いに熱接触し、この結果
として、この圧縮力の作用を受けている部品は機械の冷
却盤によって有効に冷却される。
【0013】場合に応じて、本発明装置の1つまたは複
数の変形性手段は弾性でもよくまたは可塑性でもよい。
弾性の場合には、装置を機械に据え付けることができ、
従来同様の機械保守作業のときに点検を行なうだけでよ
い。可塑性の場合には、機械を稼動させる毎に変形性手
段を毎回交換する必要がある。
【0014】本発明の第1実施例においては、変形性手
段が、プレートの周縁部の間に挿入されておりその内部
に絶縁性真空スペースを規定する気密閉鎖手段である。
このスペースは、気密手段が膨張状態に維持されたとき
にプレート間に存在している。
【0015】いくつかの場合には、着脱自在及び/また
は熱絶縁性の剛性エレメントが、変形性手段を含み且つ
プレート間に配置されたスタックの一部を成している。
【0016】本発明の第2の実施例においては、装置
が、プレート間に分配された複数の変形性手段と、プレ
ートの周縁を接続する熱絶縁性シール手段とを含み、前
記変形性手段は、2つのプレートの向き合った表面に形
成された熱絶縁性凹部に支承されており、前記シール手
段は、前記変形性手段が膨張位置に維持されたときプレ
ート間に存在する絶縁性真空スペースをその内部に規定
する。
【0017】この場合シール手段は、熱絶縁性材料から
成る環状要素と、該環状要素とプレートの周縁との間に
挿入されたパッキンとを含む。
【0018】装置に圧縮力が作用したときのプレート間
の熱接触を改善するために、冷却盤に隣接のプレートの
表面の1つで、即ち他方のプレートに向き合った表面が
延性材料層で被覆されている。
【0019】考察中の部品をゾーン毎に異なる程度に冷
却したい場合には、加熱盤に隣接のプレートの表面の1
つで、即ち他方のプレートに向き合った表面が、種々の
熱伝導率を有する材料から成る並列シート状エレメント
から形成された伝導性シートで被覆されている。
【0020】装置の2つのプレートが真空によって隔て
られているときに得られる熱絶縁の品質を更に改善する
ために、冷却盤に隣接のプレートの表面に反射性を与
え、加熱盤に隣接のプレートの表面を黒体で被覆するこ
とも可能である。
【0021】
【実施例】添付図面に示す非限定実施例に基づいて本発
明装置の種々の実施例を以下に詳細に説明する。
【0022】図1は、本発明によって製造された2つの
可変熱伝導型装置を備えたプレスの概略図である。図1
のプレスは、(図示しない)下部フレームを有し、(図
示しない)冷却手段を備えた下部冷却盤10が該フレー
ムに装着されている。これらの冷却手段は一般に、部品
の冷却が必要なときに、低温の冷却用流体を内部に循環
させるパイプから成る。
【0023】機械のフレームは、下部冷却盤10の四隅
で4つの垂直案内支柱12を支持しており、該支柱の上
端はフレームの上部プレート14の四隅に固着されてい
る。
【0024】下部冷却盤10と同様の(図示しない)冷
却手段を内部に備えた上部冷却盤16は、垂直案内支柱
12に摺動自在に装着されている。
【0025】下部冷却盤10と上部冷却盤16との互い
に向き合った面の各々は、本発明の可変熱伝導型装置2
2を夫々介して下部加熱盤18及び上部加熱盤20を夫
々担持している。加熱盤18、20の各々は、例えば加
熱抵抗または等価の任意の手段から成る(図示しない)
加熱手段を内部に備えている。図1は本発明の可変熱伝
導型装置22を図の左半部に膨張状態、右半部に圧縮状
態で極めて概略的に示している。
【0026】例えば鋳型のような工具が下部加熱盤18
と上部加熱盤20との間に配置され、製造すべき部品の
構成成分が予め鋳型に導入されている。
【0027】加熱盤18、20に備えられた加熱手段が
作動するときに対流によって熱損失が生じることを防ぐ
ために、工具24と加熱盤18、20と装置22とによ
って冷却盤10と16との間に形成されたスタックの周
囲に環状熱絶縁手段26が配置されている。この環状熱
絶縁手段は、上から見ると、盤18、20及び装置22
の周縁と同じ円形を有しているのが好ましい。
【0028】上部冷却盤16の中心は垂直プッシュロッ
ド28によってジャッキのごとき手段30に連結されて
いる。手段30は鋳型枠の上部プレート14に装着さ
れ、上部冷却盤16に下向きの垂直圧力を作用させ、そ
の結果として、装置22を図1の右半部に示す圧縮状態
に移行させる。以下に詳細に説明するように、装置22
は、このような圧縮状態のときに、一方では加熱盤18
と20との間、他方では冷却盤10と16との間で極め
て良好な熱伝導を確保する。
【0029】逆に、ジャッキ30が作動していないとき
に、本発明の装置22は図1の左半部に示す膨張状態に
維持され、加熱盤18及び20は夫々冷却盤10及び1
6から熱絶縁される。
【0030】次に、図2から図7を順次参照しながら本
発明の可変熱伝導型装置22の種々の実施例を説明す
る。
【0031】以下に説明する実施例及び変形例におい
て、対応する素子は同じ参照符号に異なる文字を添えて
示す。例えば、図2及び図3に示す本発明の可変熱伝導
型装置の第1実施例では、装置全体を参照符号22aで
示している。
【0032】装置22aは、ステンレススチールのよう
な熱伝導性材料から成り好ましくは肉厚の薄い平行な2
つの平坦な円形プレート32a及び34aを含む。この
実施例において、装置22aは更に、プレート32aと
34aとの間に挿入されており且つこれらのプレート間
に例えば図3に極めて概略的に示すように3つの同心円
に沿って規則的に分配された複数の変形性手段36aを
含む。
【0033】図2に示すように、変形性手段36aの各
々は、この場合、螺旋ばねから構成され、該ばねの両端
は、プレート32aと34aとの向き合った表面に夫々
形成された環状凹部38a、40aに受容され該凹部に
支承されている。凹部38a、40aの各々は、絶縁材
料ブロック42a、44aの夫々によって、対応するプ
レートから熱絶縁されている。
【0034】変形性手段36aを構成するばねの特性値
は、プレート32aと34aとの向き合った表面が通常
は図2に示すように互いに数ミリメートル離間するよう
に選択される。プレート間にこのように形成されるスペ
ース52aは、図示の実施例ではプレート32a、34
aの周囲に装着されたリング状の気密閉鎖手段46aに
よって閉鎖されている。この手段46aに装備された2
つの環状パッキン48a、50aは夫々、プレート32
a、34aの周縁に気密的に接触する。この手段46a
はセラミックのごとき熱絶縁材料から成る。
【0035】プレート32aと34aとの間に形成され
手段46aによってその外郭が規定される閉鎖スペース
52aは、プレート間に絶縁スペースを形成するように
真空になっている。このようにスペース52aを真空に
するためにいかなる手段を使用してもよく、例えば、真
空装置に接続され手段46aを貫通してスペース52a
に開口する(図示しない)パイプを使用してもよい。
【0036】図2及び図3に示す装置22aが、変形性
手段36aを構成するばねに蓄積された力を上回る圧縮
力を受けない限り、該装置は図2に示す膨張状態を維持
しており、この状態ではプレート32aと34aとの間
の極めて良好な熱絶縁が維持される。装置22aのこの
ような膨張状態で、図1に示すプレスの加熱盤18及び
20に収納された加熱手段は最大効率で機能できる。そ
の理由は、加熱盤18、20が、装置22aのプレート
32aと34aとの間に存在する真空によって冷却盤1
0、16から熱絶縁されているからである。
【0037】逆に、変形性手段36aを構成するばねに
蓄積されたプレストスを上回る圧縮力が装置22aに作
用すると、プレート32aと34aとの向き合った面が
互いに接触し、従ってプレート間に良好な熱伝導が生じ
る。次に、盤18、20に備えられた加熱手段を停止さ
せ盤10、16に備えられた冷却手段を作動させると、
装置22aを介して部品の冷却が最良条件で行なわれ
る。
【0038】次に、図4a及び図4bを参照しながら本
発明の第2の実施例を説明する。この実施例において
は、上記の第1実施例で2つのプレートの向き合った面
の間に挿入されていた変形性手段が、プレートを周縁で
互いに連結する1つの変形性手段によって置き換えられ
ている。
【0039】より詳細には、図4a及び図4bで示され
ているように、本発明のこの第2実施例においては、可
変熱伝導型装置22bが、ステンレススチールのごとき
弾性材料から成る環状ベローズの形状の気密閉鎖用変形
性手段36bを1つだけ含む。ベローズの形状のこの変
形性手段36bの両端は、2つのプレート32b、34
bの周縁に気密的に連結されている。プレート32b、
34bの構造及び機能は、図2及び図3に基づいて説明
した第1の実施例のプレート32a、34aと同等であ
る。
【0040】ベローズの形状の手段36bの両端は特
に、図4a及び図4bに示すように、プレート32b、
34bの周縁の近傍でこれらのプレートの向き合った面
に直接溶接されてもよい。
【0041】この実施例において、変形性手段36b
は、図4aに示す装置の膨張状態でプレート32bと3
4bとの離間を確保し、このときにプレート32bと3
4bとの間に形成されたスペース52bの周縁の閉鎖を
確保する。
【0042】プレスの起動によって手段36bが圧縮さ
れたときに、該手段36bの厚みに妨害されずにプレー
ト32bと34bとの向き合った表面が互いに接触でき
るように、該手段の両端は、2つのプレートの向き合っ
た面の周縁近傍に形成されたショルダに溶接され得る。
【0043】図4a及び図4bに示すように、プレート
32b及び34bの向き合った面は平面状であってもよ
くよく、環状手段36bの内部が、プレート32bの側
で伝導性シート54bで被覆され、プレート34bの側
で延性材料層56bで被覆されていてもよい。シート5
4b及び層56bの厚みは圧縮状態の手段36bの厚み
を上回る(図4b)。
【0044】装置の2つのプレートの向き合った面が、
冷却盤と接触すべきプレートでは層56bのような延性
材料層を有しており、加熱盤と接触すべきプレートでは
伝導性シート54bを有していることは、図2及び図3
に基づいて前記に説明した第1の実施例も含めたすべて
の本発明の実施例で好ましい処理であることに注目され
たい。
【0045】延性材料層56bは、優れた熱伝導性を有
し同時に部品の加熱温度で延性を有するアルミニウムの
ごとき材料から形成される。この層は、図4bに示すよ
うに圧力が作用すると、プレート32bと接触するプレ
ート34bの表面を完全に適応させ得る。従って、2つ
のプレート間の熱接触が顕著に改善される。
【0046】更に、伝導性シート54bは、すべてが熱
伝導性材料から成る複数の並列なシートエレメントから
構成されるのが有利である。しかしながら、これらの材
料は、ゾーン毎に異なる速度で調節冷却ができるよう
に、向き合った部品のゾーン毎に異なる熱伝導性を有す
るように選択される。
【0047】図4a及び図4bに基づいて説明した装置
22bは、図2及び図3に基づいて説明した装置22a
と全く同様に製造できる。
【0048】図5は、本発明の装置の第2の実施例の変
形例を示す。この変形例においても、装置22cは弾性
ベローズの形状の環状手段36cによって周縁で気密的
に連結された2つのプレート32c及び34cを含む。
しかしながら、手段36cの一端自体は、加熱盤と接触
する予定のプレート32cの周縁に溶接されている。手
段36cの第2端は、環状エレメント58cの周縁に溶
接され、該エレメントのショルダは、加熱盤と接触する
予定のプレート32cに向き合ったショルダに支承され
ている。この環状エレメント58cとプレート32cと
の間の気密性は、環状エレメント58cのショルダに形
成された溝に収納された環状パッキン62cによって得
られる。
【0049】図5に示すこの変形実施例では、エレメン
ト58cが着脱自在であり、その結果として装置が着脱
自在である。従って、特にプレート34cの修正または
交換が可能である。銅のような熱の良導体である材料か
ら形成されるこのプレート34cは、盤の間に圧縮力が
作用すると、プレート32cの表面の大部分と直接に接
触する。
【0050】図5に示す実施例において、環状エレメン
ト58cは、環状手段36cの対応する末端と容易に溶
接できるように金属エレメントから成るのが好ましい。
【0051】更に、パッキン62cは装置22cの低温
部の中央に存在し、従ってパッキンを従来のエラストマ
材料から製造できることに注目されたい。
【0052】図5は更に、プレート間スペース52cを
(図示しない)真空装置に接続するために環状エレメン
ト58cを貫通するパイプ63の実施例を示している。
【0053】図4aと図4b、次いで図5に基づいて上
記に説明した実施例においては、環状手段36b、36
cは、装置が膨張状態に維持されるときに伝導による多
少の熱リークを生じるような熱交換ブリッジを構成す
る。この熱リークは一般に許容される程度である。
【0054】装置のプレート間で完全な熱絶縁が望まれ
る場合には、図5と同等の構造を使用し、環状エレメン
ト58cをセラミックのような熱絶縁材料から製造する
とよい。この種の解決について図6a及び図6bに基づ
いて以下に説明する。
【0055】この場合、本発明の装置22dは、2つの
プレート32d、34dに加えて、特にゴム製のOリン
グの形状の環状弾性手段36dを含む。このOリング
は、一方でプレート34dに直接支承され、他方でパッ
キンとプレート32dとの間に挿入されセラミックのご
とき熱絶縁材料から成る環状エレメント58dに支承さ
れている。環状エレメント58dとプレート32dとの
間の気密性は、図5に基づいて説明したようなパッキン
または等価の任意の別の手段によって得られる。
【0056】図7は、本発明の可変熱伝導型装置の別の
変形例を示す。この変形例では、プレート間に挿入され
た変形性手段が、装置の使用後に毎回交換される可塑性
手段である。
【0057】より詳細には、図7に示す装置22eは、
前記同様に、2つの熱伝導性プレート32e、34eを
含む。セラミックのような熱絶縁材料から成る環状エレ
メント58eを、例えばシート状カーボンからなる2つ
の可塑性パッキン36eの間に挿入してスタックを形成
し、該スタックがこれらのプレートの周縁間に配置され
ている。これらのパッキン36eの各々は、環状エレメ
ント58eと直接接触しており、これによってプレート
32eと34eとの間及び各プレート自体の熱絶縁が確
保される。
【0058】上記のすべての実施例及びこれらの実施例
から予測できる記載しない変形例において、装置の2つ
のプレート間に形成されるスペースは、該スペースに開
口する(図示しない)回路によって真空下に維持されて
いる。2つのプレート間、従ってこれらのプレートと接
触する機械の2つの盤の間の良好な熱絶縁性は、プレー
トを互いに接触させる圧縮力が装置に作用しない限り維
持されている。
【0059】対流による熱リークを減らすことによって
この熱絶縁性を改善するのが有利である。このために
は、冷却盤と接触するプレートの表面に反射性を与え、
加熱盤と接触したプレートから輻射された熱を反射す
る。更に好ましくは、加熱盤と接触するプレートの表面
を黒体で被覆し、他方のプレートの反射性表面によって
反射された輻射を吸収させる。
【0060】勿論、考察中の表面は、プレート表面が延
性材料層または伝導性シートで被覆されないときはプレ
ート表面であり、プレート表面がこのような層またはシ
ートで被覆されているときは該層または該シートの表面
である。
【0061】すべての場合に、装置の変形性手段を圧縮
するために十分な圧縮力が機械によって与えられると、
装置の2つのプレートが互いに熱接触し、機械の加熱盤
と冷却盤との間に良好な熱伝導が成立する。冷却盤に備
えられた冷却手段によって部品の有効な冷却が行なわれ
る。
【0062】前述のごとく、プレスのような機械に1個
または複数個の本発明の装置を挿入することによって、
特に、熱成形による部品の製造及び金属マトリックス複
合材料の製造が顕著に改良される。このような方法の製
造サイクルは、圧力を作用させずに部品を加熱する第1
段階と部品の冷却と圧縮とを同時に行う熱交換段階とを
含む。
【0063】勿論、本発明は記載の実施例に限定される
ものでなく、それらのすべての変形例を包含する。
【0064】例えば、装置の2つのプレートに支承され
る変形性手段が、膨張状態で熱絶縁性であり、閾値を上
回る圧縮力を受けると熱伝導性になる特性を有する材料
から構成されてもよい。
【0065】更に、記載の種々の実施例及び変形例を組
み合わせることも可能である。例えば、第1実施例で装
置のプレート間に配置された圧縮ばねを図7の手段36
eと同等の可塑性手段によって置き換えてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】2つの本発明の可変熱伝導型装置を介して加熱
工具に作用する2つの盤を有するプレスの一部断面概略
図である。
【図2】本発明の可変熱伝導型装置の第1実施例の図1
よりも拡大した垂直断面図である。
【図3】図2の線IIIに沿った断面概略図である。
【図4a】本発明の装置の第2実施例を膨張状態で示す
図2と同様の垂直断面図である。
【図4b】本発明の装置の第2実施例を圧縮状態で示す
図2と同様の垂直断面図である。
【図5】本発明の第2実施例の変形例を示す図2と同様
の垂直断面図である。
【図6a】本発明の装置の第2実施例の第2変形例を図
4aと同様の状態で示す垂直断面図である。
【図6b】本発明の装置の第2実施例の第2変形例を図
4bと同様の状態で示す垂直断面図である。
【図7】プレート間に挿入される変形性手段が可塑性手
段から成る本発明の第2実施例の別の変形例を示す図5
と同様の垂直断面図である。
【符号の説明】
10 下部冷却盤 12 垂直案内支柱 14 上部プレート 16 上部冷却盤 18、20 加熱盤 22 可変熱伝導型装置 26 環状熱絶縁手段 28 垂直プッシュロッド 30 ジャッキ 36a 変形性手段 42a、44a 絶縁材料ブロック 48a、50a 環状パッキン 54b 伝導性シート 56b 延性材料層

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱盤と冷却盤との間に圧縮力を作用さ
    せ得る機械の加熱盤と冷却盤との間に挿入するための可
    変熱伝導型装置であって、前記盤の間に挿入されており
    互いの間に絶縁性真空スペースを規定する2つのプレー
    トと、前記プレートの各々に支承される少なくとも1つ
    の変形性手段とを含み、前記変形性手段は、前記圧縮力
    が作用しないときは絶縁性真空スペースによってプレー
    トを互いに熱絶縁させるべく膨張状態に維持され、前記
    圧縮力が作用するときはプレートを互いに熱接触させる
    べく圧縮状態に維持されることを特徴とする可変熱伝導
    型装置。
  2. 【請求項2】 前記変形性手段が弾性手段であることを
    特徴とする請求項1に記載の装置。
  3. 【請求項3】 前記変形性手段が可塑性手段であること
    を特徴とする請求項1に記載の装置。
  4. 【請求項4】 前記変形性手段が、前記プレート間に挿
    入されており且つ内部に前記絶縁性真空スペースを規定
    する少なくとも1つの気密手段を含むことを特徴とする
    請求項1に記載の装置。
  5. 【請求項5】 前記変形性手段が、剛性で気密的な少な
    くとも1つの環状エレメントを含むスタックの一部を成
    すことを特徴とする請求項4に記載の装置。
  6. 【請求項6】 前記環状エレメントが、着脱自在な固着
    手段によってプレートの1つに固着されていることを特
    徴とする請求項5に記載の装置。
  7. 【請求項7】 前記環状エレメントが熱絶縁材料から製
    造されていることを特徴とする請求項5に記載の装置。
  8. 【請求項8】 プレート間に分配された複数の変形性手
    段と、プレートの周縁を接続している熱絶縁性シール手
    段とを含んでおり、前記変形性手段は、プレートの向き
    合った表面に形成された熱絶縁性凹部に支承されてお
    り、前記シール手段は、前記変形性手段が膨張位置に維
    持されたときプレート間に存在する前記絶縁性真空スペ
    ースをその内部に規定することを特徴とする請求項1に
    記載の装置。
  9. 【請求項9】 シール手段が、熱絶縁性材料から成る環
    状要素と、前記環状要素とプレートの周縁との間に挿入
    されたパッキンとを含むことを特徴とする請求項8に記
    載の装置。
  10. 【請求項10】 冷却盤に隣接のプレートが、加熱盤の
    側で延性材料層により被覆されていることを特徴とする
    請求項1に記載の装置。
  11. 【請求項11】 加熱盤に隣接のプレートが、冷却盤の
    側で異なる熱伝導率を有する材料から成る並列シート状
    材料によって形成された伝導性シートで被覆されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の装置。
  12. 【請求項12】 冷却盤及び加熱盤の夫々に隣接して互
    いに向き合ったプレートの表面が夫々、反射性及び黒体
    で被覆されていることを特徴とする請求項1に記載の装
    置。
JP4024005A 1991-02-11 1992-02-10 可変熱伝導型装置 Pending JPH0523900A (ja)

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