JPH0584298A - 輪液装置用パネルスイツチ - Google Patents

輪液装置用パネルスイツチ

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Publication number
JPH0584298A
JPH0584298A JP3247468A JP24746891A JPH0584298A JP H0584298 A JPH0584298 A JP H0584298A JP 3247468 A JP3247468 A JP 3247468A JP 24746891 A JP24746891 A JP 24746891A JP H0584298 A JPH0584298 A JP H0584298A
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JP
Japan
Prior art keywords
panel
switch
rubber elastic
panel switch
fitting
Prior art date
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Pending
Application number
JP3247468A
Other languages
English (en)
Inventor
Eiichi Sakai
栄一 堺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
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Publication of JPH0584298A publication Critical patent/JPH0584298A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 輪液装置におけるパネルスイッチからの内部
への薬液、消毒液の侵入を防止する防滴機構を低下させ
ることなしに、パネルスイッチの着脱性を向上させるこ
とを目的としている。 【構成】 パネルスイッチ23の周縁にゴム弾性体29
を嵌合し、該ゴム弾性体は該パネルスイッチ23及びキ
ャビネット21のパネル枠21aと弾性的に嵌合し、防
滴性を有するとともに嵌合しているだけなのでその着脱
性が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、医療機器の一種である
輪液装置(例えば輪液ポンプ)において装備されている
パネルスイッチに係り、特には、パネルスイッチ内部へ
の液の浸入(浸液)を防止するための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の輪液装置用パネルスイッチは、
図3に示す通り機器11正面に配置され通常、メンブレ
ンスイッチ12(薄膜スイッチ)のマトリクスと、液晶
表示窓部13と、そのドライバなどを有している。メン
ブレンスイッチ12は互いに対向された表面パネル(表
面シート)と裏面パネル(プリント基板)との間にスペ
ーサを介在させて接点部配置空間をつくって構成してお
り、前記空間において表面パネル側には可動接点を設
け、裏面パネル側には固定接点を設けてある。そして、
このパネルスイッチからは、輪液装置本体との間で信号
の授受を行うための複数の信号ラインをひとまとめにし
た信号線引き出し部が延出されている。
【0003】上記輪液装置用パネルスイッチは、図3に
示す通り隣接して輪液装置14を備えるため、前記スイ
ッチ12には薬液がかかったり、装置全体の消毒のため
に消毒液を塗布、噴霧したりすることなどにより、内部
への液体の浸入(浸液)の可能性がある。
【0004】従来の輪液装置用パネルスイッチにおいて
は、浸液に対して採られている対策として次のようなも
のがある。
【0005】 パネルスイッチの周辺部において、表
面パネルと裏面パネルとの間に両者の嵌め合い部を形成
し、メカ的な密着嵌合により浸液に対するシール性を高
める。
【0006】 パネルスイッチの周辺部において、隙
間のある部分および隙間が発生する可能性のある部分に
対してシリコーンゴムなどのシール剤を塗布浸透させ
る。
【0007】構造が一般的に行なわれていた。具体的に
は前記構成に対応する図4に示す構造では、メンブレ
ンスイッチ3を金属板8上に貼付固定し、独立発泡スポ
ンジ7をメンブレンスイッチ3正面周囲に構成する。
【0008】このように構成したスイッチパネルは、キ
ャビネット1の背面より、パネル窓1a背面にネジ6に
よって金属板8ごとパネル背面に押圧固定し、前記独立
発泡スポンジ7により浸液に対するシール性を保ってい
た。
【0009】また前記構成に対応する図5に示す構造
では、キャビネット1の正面周囲に形成したパネル枠1
bの正面にメンブレンスイッチ3を嵌め込み、周囲をシ
リコーンゴム系のシール剤5を充填する。尚、念のため
にメンブレンスイッチ2とパネル枠1内面との間にも前
記シール剤5′を充填していた。
【0010】従って、上記構造によりメンブレンスイッ
チ3とキャビネット1との間は、すき間なく発泡スポン
ジ7及びシール剤5,5′により完全な防滴構造がとら
れていた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】前記防滴構造を有する
輪液装置ではメンブレンスイッチ表面のカバーシールの
劣化による交換作業や、正面パネルを開蓋して行なう補
修作業の際に、前記の念入りな防滴構造はその保守作業
性を極めて困難なものとする。すなわち、前記構成に
係る図4の構造では、そのスイッチパネルの取付構造が
背面からのネジ止め構造であるため、背面より全ての内
部部品を排除して作業を行なう必要がある。またこの構
造では金属板及びネジ取付スペース等より、小型軽量
化、部品の省略化を行ない難い欠点を有する。
【0012】また、前記構成に係る図5の構造では、
その周囲のシリコンゴム系シール剤を除去するためにデ
ィスペンサー等の特殊機器を必要とし、機器使用現場で
の即時補修が不可能である。また、メンブレンスイッチ
交換後のシール剤充填には、外装パネル、メンブレンス
イッチ等にはみ出したり、付着しないように気を付けな
がら、確実に充填を行なう必要があるため、作業に時間
と熟練を必要としていた。
【0013】本発明はこのような事情に鑑みて創案され
たものであって、従来と変わらぬ防滴性を保ちながらそ
の補修作業性も向上できるようにすることを目的とす
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明に係る輪液装置用
パネルスイッチは、液晶表示窓部及びメンブレンスイッ
チを有する輪液装置用パネルスイッチにおいて、パネル
本体の周辺部をゴム弾性剤によって囲い、該ゴム弾性体
は該パネル板厚より小さい溝部を有し、また、その外寸
を装着するキャビネットのパネル枠の嵌合部より大きく
形成され、相互に弾性結合して防滴構造となすことを特
徴としている。
【0015】
【作用】ゴム弾性体は、メンブレンスイッチ及びキャビ
ネットの正面パネルへ弾性的に嵌合され、両者の隙間を
生じないように構成するため、薬液及び消毒液等の機器
内部への侵入を防げることができる。また、シリコーン
ゴム系シール剤を使用していないことから、ゴム弾性体
の嵌合を外すことは容易であり、メンブレンスイッチ交
換、内部補修後の装着もシール剤のはみ出し、付着等に
気を使うことなく、正面パネル側から作業できるため、
その作業は容易なものとなる。
【0016】
【実施例】以下本発明に係る輪液装置用パネルスイッチ
の実施例を図面に基づいて説明する。
【0017】図1は本発明の一実施例に係る輪液装置用
パネルスイッチを示す断面図、図2はゴム弾性材を示す
断面図である。
【0018】図1において、輪液装置のキャビネット2
1の正面には、メンブレンスイッチ及び液晶表示用窓が
形成されたパネルスイッチ23が配置できるように、パ
ネル枠21aとなる凹部が形成され、該パネルスイッチ
23にはその周縁に耐液性、耐腐食性を有するゴム弾性
材29を形成している。該ゴム弾性材29は、その断面
状が少なくともコ字状に形成され、その内側に形成され
るパネルスイッチ23嵌入用の溝部29aはその開口部
Aの寸法がパネルスイッチ23の厚さより僅かに小さく
形成され、パネルスイッチ23の嵌入時には弾性的に嵌
合して両者の間をすき間なく形成している。
【0019】また、該ゴム弾性材2aは、そのパネル枠
21a側の面に断面がややくさび形の嵌合突起29bを
形成し、該嵌合突起の寸法Bはパネル枠21a側に形成
した嵌合溝21bより僅かに小さく形成し、パネルスイ
ッチ23嵌合後パネル枠21aに嵌入する際に、該嵌合
時にはゴム弾性材29が弾性的に嵌合して両者をすき間
なく、しかも嵌合力を強くするように形成している。更
に該ゴム弾性材29はその外部寸法Cをパネル枠21a
の内寸より僅かに大きく形成することにより、前記パネ
ルスイッチ23の嵌合後パネル枠21aに嵌入する際に
ゴム弾性材29の外周とパネル枠21aとの間をすき間
のないように形成している。
【0020】上記の構造では、前記パネルスイッチ23
の交換時もしくは、正面パネルスイッチ23を取外して
の内部補修を必要とする際には、例えば該ゴム弾性体2
9の外部の一部に設けた取外し用の突起状物、もしくは
凹部に所望の工具を嵌入して除々にパネル枠21aとの
嵌合を解除し、正面パネル側に取外していくことで、ゴ
ム弾性体29及びパネルスイッチ23が取外され、パネ
ルスイッチ23交換後もしくは補修作業終了後パネルス
イッチ23周縁にゴム弾性体29を嵌合し、パネル枠2
1aにゴム弾性体29を除々に嵌入させていく、ゴム弾
性体29の嵌合突起29bとパネル枠21aの嵌入溝2
1bとの嵌合には、多少のコツを必要とするが、パネル
枠23の外周縁より弱干内側を垂直に押圧すれば、ほぼ
問題なく両者の良好な嵌合を行なうことは可能である。
【0021】
【効果】以上のように本発明によれば、パネル本体周縁
部にゴム弾性体を嵌合し、その嵌合部それぞれを弾性的
に嵌合させることによって、シール剤等の充填作業を必
要としなくとも高い防滴性が得られ、しかも、ネジ等に
よる機械的結合作業も必要とせず、簡単な構造で、小型
軽量化省部品化を推進することが可能になり、保守点
検、補修作業も容易にすることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の輪液装置用パネルスイッチの断面図。
【図2】上記実施例におけるゴム弾性体の断面図。
【図3】輪液装置の一例を示す斜視図。
【図4】従来の輪液装置用パネルスイッチの断面図。
【図5】その他の従来の輪液装置用パネルスイッチの断
面図。
【符号の説明】
21 キャビネット 21a パネル枠 21b 嵌合用溝 23 パネルスイッチ 24 液晶表示素子 29 ゴム弾性体 29a パネルスイッチ嵌合用溝 29b 嵌合用突起

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液晶表示窓部及びメンブレンスイッチを
    有する輪液装置用パネルスイッチにおいて、該パネル本
    体の周縁部をゴム弾性剤によって囲い該ゴム弾性体は、
    該パネルの板厚より小さい溝部を有し、またその外寸を
    装着するキャビネットのパネル枠より大きく形成し、相
    互に弾性結合させて防滴構造としたことを特徴とする輪
    液装置用パネルスイッチ。
  2. 【請求項2】 前記ゴム弾性剤及び、該キャビネットの
    パネル枠は、嵌合溝及び該嵌合溝に対応する嵌合突起を
    相互に形成し、該嵌合突起は嵌合溝よりも若干大きく形
    成して弾性的に嵌合させるようにしたことを特徴とする
    請求項1記載の輪液装置用パネルスイッチ。
JP3247468A 1991-09-26 1991-09-26 輪液装置用パネルスイツチ Pending JPH0584298A (ja)

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JP3247468A JPH0584298A (ja) 1991-09-26 1991-09-26 輪液装置用パネルスイツチ

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JP3247468A JPH0584298A (ja) 1991-09-26 1991-09-26 輪液装置用パネルスイツチ

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JPH0584298A true JPH0584298A (ja) 1993-04-06

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JP3247468A Pending JPH0584298A (ja) 1991-09-26 1991-09-26 輪液装置用パネルスイツチ

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JP (1) JPH0584298A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008175585A (ja) * 2007-01-16 2008-07-31 Yokogawa Electric Corp 化学反応用カートリッジ及びその使用方法

Cited By (1)

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