JPH0584290U - 浴用椅子 - Google Patents

浴用椅子

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JPH0584290U
JPH0584290U JP2481392U JP2481392U JPH0584290U JP H0584290 U JPH0584290 U JP H0584290U JP 2481392 U JP2481392 U JP 2481392U JP 2481392 U JP2481392 U JP 2481392U JP H0584290 U JPH0584290 U JP H0584290U
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recessed groove
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俊雄 高橋
英二郎 石原
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Gifu Plastic Industry Co Ltd
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Gifu Plastic Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 使用時において、暖められたり、冷やされた
りし、濡れた状態と乾いた状態とが繰り返されて、収
縮、膨張あるいは劣化しやすい環境におかれる浴用椅子
について、割れや亀裂に対しての滑り止め部材の脱落を
防止すべく改良された滑り止め構造を備えた浴用椅子を
提供する。 【構成】 この浴用椅子は、本体10底部の凹陥溝12
に形成された切欠13及び凹所14と、滑り止め部材2
0に形成された前記切欠13及び凹所14に対応する膨
出部23及び係止凸部24とを備え、滑り止め部材20
の膨出部23を本体10の凹陥溝12に形成されたされ
た切欠13に位置合わせして、滑り止め部材20の挿入
部22を本体10の凹陥溝12内に挿入し、滑り止め部
材20の係止凸部24を本体10の凹陥溝12に形成さ
れた凹所14内に係止させることによって組み立てられ
るようになっている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、風呂場等で使用される浴用椅子に関し、本体の底部に滑り止め部材 を有する浴用椅子に関する。
【0002】
【従来の技術】
浴用椅子は合成樹脂製の成形品が多く、このような浴用椅子においては、使用 時において滑らないように、底部に滑り止め構造を施して安全性をもたせる工夫 がなされている。従来、このような浴用椅子の滑り止め構造としては、椅子本体 の脚の先端にゴム等で作製されたキャップ状の滑り止め部材をはめた構造が知ら れている。又、従来、滑り止め構造について改良された浴用椅子としては、例え ば、実公昭60−38952号公報に記載のものがある。このものは、図5に示 すように、側壁下端に突起41を形成した凹陥部40と、前記凹陥部40への挿 入を容易にすべく上方に解放した凹溝52と前記突起41に嵌合させる凹部51 とを有した滑り止め部材50とにより構成され、凹陥部40に滑り止め部材50 を嵌着せしめる構造となっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、浴用椅子は、その使用時において、暖められたり、冷やされた りする温度変化に繰り返し晒されており、さらに濡れた状態と乾いた状態とが繰 り返されて通常の空気中で使用されるよりも合成樹脂が劣化し易い環境にあり、 従来の浴用椅子においては、上記温度変化や劣化により、滑り止め部材が本体か ら脱落し易いという問題があった。
【0004】 すなわち、椅子本体の脚の先端にゴム等で作製されたキャップ状の滑り止め部 材をはめた構造の浴用椅子にあっては、キャップ状の滑り止め部材が温度変化で 遊嵌した状態となり脚の先端から抜け落ちやすくなったり、又、滑り止め部材が 劣化してひび割れしたときに容易に脱落してしまうといった問題があり、同様に 、図5に示す凹陥部40に滑り止め部材50を嵌着せしめた浴用椅子にあっても 、温度変化により凹陥部40が拡開して突起41と凹部51との嵌合状態が緩ん で抜け落ちやすくなったり、さらには、滑り止め部材50が劣化して接地部分に 亀裂を生じ、突起41と凹部51との嵌合が外れて脱落してしまうといった問題 があった。
【0005】 本考案はこのような事情に鑑みなされたものであり、温度変化による収縮、膨 張あるいは劣化による割れや亀裂に対して滑り止め部材の脱落を防止すべく改良 された滑り止め構造を備えた浴用椅子を提供することを目的としている。
【0006】 又、図5に示すような滑り止め構造の浴用椅子にあっては、突起41が凹陥部 40に沿って長手方向に形成され、これに滑り止め部材50を嵌め込んで組み立 てるものであるため、滑り止め部材50全体を凹陥部40側に押し込む作業が面 倒である。また、使用により滑り止め部材50が劣化してひび割れし、滑り止め 部材50のみ交換したいような場合には、逆に凹陥部40から滑り止め部材50 を抜き取る作業が面倒である。
【0007】 本考案ではこのような事情にも鑑みなされたものであり、組み立て及び滑り止 め部材の交換が容易な滑り止め構造を有する浴用椅子を提供することをも目的と している。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記課題を解決するための手段として、図面の符号を用いて説明す ると、 「本体10の底部に滑り止め構造を有する浴用椅子において、 底部に形成された凹陥溝12と、この凹陥溝12の一方の側壁部に適宜箇所に 形成された切欠13と、この切欠13に対向して凹陥溝12の内底面寄りに位置 するように他方の側壁部に形成された凹所14とを有する本体10と、 凹陥溝12内に挿入される挿入部22と、凹陥溝12の側壁部端縁に当接させ る当接部21とを有し、挿入部22には切欠13に対応した膨出部23と凹所1 4に対応した係止凸部24とを形成してなる滑り止め部材20とを備え、 滑り止め部材20の膨出部23を凹陥溝12の切欠13内に挿入させるととも に、滑り止め部材20の係止凸部24を凹陥溝12の凹所14内に係止させるこ とにより、本体10の底部に設けられた凹陥溝12に滑り止め部材20を嵌着せ しめて成ることを特徴とする浴用椅子」 を、その内容としている。
【0009】
【作用】
上記本考案に係る浴用椅子にあっては、本体10底部の凹陥溝12に形成され た切欠13及び凹所14と、滑り止め部材20に形成された前記切欠13及び凹 所14に対応する膨出部23及び係止凸部24とにより、凹陥溝12に滑り止め 部材20を嵌着せしめ、本体10に滑り止め部材20を確実かつ強固に取り付け ることができるようになっている。
【0010】 すなわち、切欠13内に膨出部23を挿入させることにより、滑り止め部材2 0の凹陥溝12内への位置決めがなされ、滑り止め部材20の横ずれを防止する ようになっている。又、凹所14内に係止凸部24を係止させることによって、 滑り止め部材20を抜け止め状態に固定するようになっている。このとき、凹所 14は凹陥溝12の内底面寄りに形成されているから、凹陥溝12の開口が膨張 や劣化により拡開しても凹所14と係止凸部24との係止状態が解除されにくく 、したがって、凹陥溝12から滑り止め部材20が容易に脱落するのを防止する ようになっている。
【0011】 これによって、滑り止め部材20に割れや亀裂が生じた場合でも、切欠13と 膨出部23との係合により滑り止め部材20の嵌着が緩みにくくなっており、凹 陥溝12から滑り止め部材20が容易に脱落するのを防止するようになっている 。これら凹所14と係止凸部24及び切欠13と膨出部23とにより、浴用椅子 の使用時における温度変化による収縮、膨張あるいは劣化による割れや亀裂に伴 う滑り止め部材20の脱落に対して確実な防止効果を発揮するようになっている 。
【0012】 また、本考案に係る浴用椅子は、凹陥溝12に形成された切欠13と凹所14 とは同じ位置に対向配置された形態となっている。このため、合成樹脂によって 成形する場合の型抜きが簡単に行え製造を容易に行なうことができる。対向配置 されていれば、膨出部23の形成された位置の滑り止め部材20の当接部21を 押圧することで凹陥溝12の凹所14内に係止凸部24を係止させ、滑り止め部 材20を凹陥溝12内に嵌め込み、組み立て作業を容易に行なうことができる。 一方、例えば滑り止め部材20がすり減ったり、亀裂を生じて交換が必要になっ た場合は、凹陥溝12の切欠13箇所において滑り止め部材20の膨出部23を 突出させるように滑り止め部材20をひねるか、凹陥溝12に形成された切欠1 3と滑り止め部材20の膨出部23との隙間にドライバー等の先端を挿入し、膨 出部23を本体10内側にこてることによって凹所14内から係止凸部24を外 し、滑り止め部材20を本体10から取り外すことが可能であり、これにより滑 り止め部材20の交換作業を容易に行うことができるようになっている。
【0013】
【実施例】
以下、図面に示す実施例にしたがって、本考案を具体的に説明する。 図1は本考案に係る浴用椅子の一実施例を底部側からみた分解斜視図であり、 この浴用椅子は、合成樹脂製の本体10が椀形状に形成され、内側に嵌合調整用 のリブ11を有している。本体10の底部には円弧状の凹陥溝12が二ヶ所形成 されている。図2及び図3に示すように、凹陥溝12は断面略U字形に形成され 、各凹陥溝12の一方の側壁部には等間隔で三ヶ所の切欠13が形成されている 。又、各凹陥溝12の他方の側壁部には内底面12a寄りに三ヶ所の凹所14が 形成されている。凹所14は切欠13と対向した位置に形成されており、その一 端14aが凹陥溝12の内底面12aと接したところに形成されており、他端1 4bの位置は凹陥溝12の側壁部端縁12bから略1/2内側に入ったところま でとなっている。凹所14を形成する他端14b側の内面は凹陥溝12の内面と は直角面をなし、そこから凹陥溝12の内底面12aに向けては傾斜面となって いる。
【0014】 滑り止め部材20はポリ塩化ビニル等の合成樹脂で作製され、図1に示すよう に、全体が円弧状に形成され、本体10の凹陥溝12の開口幅及び深さに対応し た厚みと高さをもった挿入部22と、凹陥溝12の側壁部端縁に当接させる当接 部21とを有する断面略T字形の構造をなしている。図2及び図3に示すように 、挿入部22には、本体10の凹陥溝12に形成された切欠13に対応した膨出 部23と、凹所14に対応した係止凸部24とが形成されている。膨出部23は 凹陥溝12を形成する側壁部と同じ厚み分の肉厚を備えており、図4に示すよう に、本体10の内面10aと面一状態に嵌着されるようになっている。又、係止 凸部24は、挿入部22の先端縁寄りに位置し、断面直角三角形状に形成されて いる。
【0015】 而して、この浴用椅子は、滑り止め部材20の膨出部23を本体10の凹陥溝 12に形成されたされた切欠13に位置合わせして、滑り止め部材20の挿入部 22を本体10の凹陥溝12内に挿入し、滑り止め部材20の係止凸部24を本 体10の凹陥溝12に形成された凹所14内に係止させることによって組み立て られるようになっている。このとき、係止凸部24は凹陥溝12の開口幅より突 出しているが、無理に押し込むことによって凹陥溝12の開口を広げて内部に挿 入し、凹所14内に係止させることが可能である。
【0016】 上記実施例にあっては、滑り止め部材20の係止凸部24が形成された位置の 挿入部22にはへこみ25が形成されている。これにより、係止凸部24が形成 された位置の挿入部22は薄肉となり、滑り止め部材20を凹陥溝12に挿入さ せるときに係止凸部24が内側に変形しやすくなり、凹陥溝12の開口の広がり を少なくして挿入が容易に行えるようになっている。
【0017】 本考案に係る浴用椅子において、切欠13、凹所14、膨出部23及び係止凸 部24の形状は上記実施例に限られるものではない。なお、切欠13と膨出部2 3、凹所14と係止凸部24とは相互に対応していればよく、本体10の凹陥溝 12に膨出部23と係止凸部24とが形成され、滑り止め部材20に切欠13と 凹所14とが形成されたもの、あるいは、本体10の凹陥溝12に切欠13と係 止凸部24とが形成され、滑り止め部材20に膨出部23と凹所14とが形成さ れたもの、あるいは、本体10の凹陥溝12に膨出部23と凹所14とが形成さ れ、滑り止め部材20に切欠13と係止凸部24とが形成されたものであっても よい。
【0018】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案は、本体底部の凹陥溝に形成された切欠及び凹所 と、滑り止め部材に形成された前記切欠及び凹所に対応する膨出部及び係止凸部 とにより、凹陥溝に滑り止め部材を嵌着せしめて成る浴用椅子を、その内容とし 、本体に滑り止め部材を確実かつ強固に取り付けることができるようになってい る。 したがって、とかく収縮、膨張が繰り返され、水によって劣化しやすい環境の中 で使用される浴用椅子において、滑り止め部材の本体からの脱落を確実に防止し 、長期に使用することができるとともに、使用時における安全性をより高めるこ とができるという優れた効果を有している。
【0019】 さらに、本考案は、浴用椅子が凹陥溝の側壁部に切欠と凹所14とが対向して 設けられ、滑り止め部材の挿入部には切欠に対応した膨出部と凹所に対応した係 止凸部とが形成された構造となっているから、滑り止め部材の凹陥溝内への確実 な位置決めがなされ、滑り止め部材の部分的な押圧によって滑り止め部材を凹陥 溝内に嵌め込み、組み立て作業を容易に行うことができ、一方、滑り止め部材が すり減ったり、亀裂を生じて交換が必要になった場合に、その交換作業も容易に 行うことができるという効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る浴用椅子の一実施例を示す底部側
からみた分解斜視図である。
【図2】図1に示す浴用椅子について本体内側からみた
要部分解斜視図である。
【図3】図1に示す浴用椅子について本体外側からみた
要部分解斜視図である。
【図4】図1に示す浴用椅子について、滑り止め部材を
取り付けた状態を示す断面図である。
【図5】従来の浴用椅子の嵌着構造を示す部分分解断面
図である。
【符号の説明】
10 本体 12 凹陥溝 13 切欠 14 凹所 20 滑り止め部材 21 当接部 22 挿入部 23 膨出部 24 係止凸部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体の底部に滑り止め構造を有する浴用
    椅子において、 底部に形成された凹陥溝と、この凹陥溝の一方の側壁部
    に適宜箇所に形成された切欠と、この切欠に対向して前
    記凹陥溝の内底面寄りに位置するように他方の側壁部に
    形成された凹所とを有する本体と、 前記凹陥溝内に挿入される挿入部と、凹陥溝の側壁部端
    縁に当接させる当接部とを有し、挿入部には前記切欠に
    対応した膨出部と前記凹所に対応した係止凸部とを形成
    してなる滑り止め部材とを備え、 前記滑り止め部材の膨出部を前記凹陥溝の切欠内に挿入
    させるとともに、前記滑り止め部材の係止凸部を前記凹
    陥溝の凹所内に係止させることにより、本体の底部に設
    けられた凹陥溝に滑り止め部材を嵌着せしめて成ること
    を特徴とする浴用椅子。
JP2481392U 1992-04-17 1992-04-17 浴用椅子 Expired - Lifetime JP2508922Y2 (ja)

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