JPH0584159U - モータ - Google Patents

モータ

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JPH0584159U
JPH0584159U JP3304191U JP3304191U JPH0584159U JP H0584159 U JPH0584159 U JP H0584159U JP 3304191 U JP3304191 U JP 3304191U JP 3304191 U JP3304191 U JP 3304191U JP H0584159 U JPH0584159 U JP H0584159U
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polygon mirror
rotor
housing
motor
air
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JP3304191U
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Inventor
勝三 斉藤
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株式会社コパル
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、ロータと共に回転する回転板周囲
の圧力分布を均一化して、回転板の軸方向の移動を防止
したモータを提供することを目的とする。 【構成】 流体軸受(3,3a)によって回転が支持さ
れたロータ(4)と、ロータ(4)に取付けられた回転
板(8)とがハウジング(1)内に収容されたモータに
おいて、ハウジング(1)内に、回転板(8)の上部空
間と下部空間とを連通する空気通路(22)を備えられ
ている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分解】
本考案は、複写機、ファクシミリなどの電子機器に取付けられる小型モータに 関し、特にポリゴンミラーなどの回転板状の部材を高速回転するために使用され るモータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
複写機などにおいては、感光体にレーザ光を走査させるために、ポリゴンミラ ー(回転多面鏡)が用いられている。このポリゴンミラーはその高速回転によっ てレーザ光を反射して感光体に走査するため、スキャナモータのロータに直接に 取り付けられる構造のものが多用されている。
【0003】 図8はかかるスキャナモータの従来構造を示している。ベース81およびハウ ジング82によって内部が密閉空間83となっており、このベース81にシャフ ト84が垂直に固定されている。このシャフト84はロータ85の回転を軸支す るものであり、ロータ85が挿入される部分の外周面には多数のスパイラル溝8 4aが形成され、ロータ85の回転を流体軸受(動圧溝付空気軸受)として支持 している。この流体軸受、すなわち動圧溝付空気軸受は、動圧溝であるスパイラ ル溝84aの形態によりロータ85とシャフト84との間に空気膜を作ると共に 、ロータ85を浮上させて軸受を構成している。
【0004】 ロータ85はマグネット86を有し、このマグネット86と対向するハウジン グ82内面には、コアおよびコイルから成るステータ87が取り付けられている 。また、ロータ85の上部にはポリゴンミラー88が一体的に回転するように取 り付けられている。ポリゴンミラー88はロータ85と一体的に高速回転して、 レーザ光源(図示省略)からのレーザ光を反射する。このレーザ光の反射を行う ため、ハウジング82にはレーザ光が入射および射出する窓89が形成されてい る。なお、シャフト84の上端部には多孔質素材からなる防振材90が嵌め込ま れている。さらに、このようなポリゴンミラー88とハウジング82の内面とが 近接してコンパクトに構成されたモータでは、ロータ85の回転に伴う動圧によ り、ポリゴンミラー88の周囲の圧力分布が不均一になる。そこで、ポリゴンミ ラー88の上方のハウジング82の下面にはポリゴンミラー88の高速回転で生 じた空気流をポリゴンミラー88の周辺部から中心部に導いてポリゴンミラー8 8の上部空間の空気圧の調整を行う空気流通孔91が形成されている。
【0005】 このような構成のモータはステータ87のコイルに通電することにより、ロー タ85が回転し、この回転がステータ87とロータ85の間に生じる磁気軸受お よびシャフト84とロータ85との間に生じる流体軸受により支持させる。そし て、このロータ85の回転によってポリゴンミラー88が一体回転して、レーザ 光を感光体(図示省略)に走査するようになっている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら従来のモータでは、ポリゴンミラー88の上部空間の空気圧は空 気流通孔91によって径方向(水平方向)において均一に調整することができる が、ポリゴンミラー88の上部空間と下部空間との間の空気圧の調整を行うこと ができない。図9はポリゴンミラー88の上部空間および下部空間における圧力 分布を示し、ポリゴンミラー88を基準点Mとした場合、上部空間と下部空間と の圧力差が大きくなっている。また、図10はポリゴンミラー88の下部空間に おける径方向の圧力分布を示し、ポリゴンミラー88の回転中心から外周側Wに 向かって不均一な圧力分布となっている。この場合、ポリゴンミラー88が流体 軸受で軸支されているため、軸方向の圧力バランスが崩れてロータ85にスラス ト方向の力が加わり、その作用でロータ85が軸方向に移動する。この移動によ りポリゴンミラー88の軸方向の位置精度に狂いが生ずる。ポリゴンミラー88 位置精度に狂うとレーザ光の反射ポイントがずれ、精度のよいレーザ光の走査が できなくなる。
【0007】 本考案は、このような問題点を考慮してなされたものであり、ロータと共に回 転する回転板周囲の圧力分布を均一化して、回転板の軸方向の移動を防止したモ ータを提供することをその目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記目的を達成すべく、流体軸受によって回転が支持されたロータと 、ロータに取付けられた回転板とがハウジング内に収容されたモータにおいて、 ハウジング内に、回転板の上部空間と下部空間とを連通する空気通路が備えられ ていることを特徴とする。
【0009】
【作用】
上記構成では、回転板の回転により回転板とハウジングの内面との間に生じた 攪拌空気流が、空気通路を介して回転板の上記空間と下部空間とに流通するため 、回転板の上部空間および下部空間の圧力分布が均一化する。
【0010】
【実施例】
以下、本考案を図示する実施例により具体的に説明するが、各実施例において 、同一要素は同一の符号を付して対応させることにより重複する説明は省略する 。 図1ないし図4は、本考案の一実施例に係るポリゴンスキャナ用モータを示 している。図1に示すように、ハウジング1の下端部にベース2が取り付けられ ることにより、ハウジング1内部が密閉空間となっている。ベース2は外周面に 多数のスパイラル溝3aを有したシャフト3を支持しており、シャフト3はハウ ジング1内でベース2に垂直に固定されている。このシャフト3は、スパイラル 溝3aと共に流体軸受(動圧溝付空気軸受)としてロータ4の回転を支持するも のであり、上端面には回転に伴う振動を防止するため多孔質の防振材5が嵌め込 まれている。ロータ4には、このシャフト3が緩挿されており、その中間部分に はマグネット6が取り付けられている。そして、このマグネット6に対向するハ ウジング1の内面には、コアおよびコイルから成るステータ7が取り付けられて おり、ステータ7への通電により、ステータ7とマグネット6との間に生じる磁 気軸受、およびシャフト3とロータ4との間の流体軸受によりロータ4が支承さ れて高速で回転する(2〜3万回転)。図示例のモータはポリゴンミラーのスキ ャナモータに適用した実施例であり、ロータ4の上部には回転板としてポリゴン ミラー8が一体回転するように取り付けられている。また、ポリゴンミラー8に より走査されるレーザ光の入出射を行うため、ハウジング1側面にはガラス、透 明プラスチックなどが嵌められた窓9が形成されている。
【0011】 上記構成に加えて、ポリゴンミラー8の上方に位置したハウジング1の下面に は空気流通孔10が形成されると共に、ハウジング1の内側面には連通管20が 設けられている。図2ないし図4はこれらの空気流通孔10および連通管20の 詳細を示している。空気流通孔10は図3に示すように、ハウジング1下面に放 射状に複数の溝11を形成し、この溝形成部位に円板12を被せることにより形 成されている。円板12は溝11の長さよりも小さな径となっており、これによ り溝11の内端部13、外端部14とが開口されて空気が流通するようになって いる。この空気流通孔10はポリゴンミラー8の回転によって生じる空気流を、 その内端部13から外端部14に逃がすものである。
【0012】 一方、連通管20は「L」字状に屈曲されており、ハウジング1の内側面に固 定されている。この連通管20は図4に示すように、両側に延びるブラケット2 1を有し、このブラケット21をハウジング1の内面にねじ止めすることにより 固定される。連通管20は両端部が開口されて、空気が流通可能な空気通路22 となっている。かかる連通管20は図2に示すように、上端開口23がポリゴン ミラー8の上部空間に臨む一方、下端開口24がポリゴンミラー8の下部空間に 臨むように設けられている。この場合、図2および図4に示すように連通管20 は、その下端開口24がポリゴンミラー8の回転領域の中心部に位置するように 、延設されている。この連通管20の空気通路22はポリゴンミラー8の回転に 伴って、動圧が増加したポリゴンミラー8の上部空間の空気流を、ポリゴンミラ ー8の下部空間に導くものであり、これによりポリゴンミラー8の上部空間と下 部空間の間で空気が円滑に流通するため、ポリゴンミラー8の周囲の空気圧を均 一化することができる。
【0013】 図5および図6は空気通路22の作用を示し、図5はポリゴンミラー8の上部 空間から下部空間にかけての圧力分布である。同図に示すように、ポリゴンミラ ー8の位置を基準点Mとした場合、上部空間および下部空間の空気圧が略同等と なり、均等化がなされている。そして、このようなハウジング1内の垂直方向の 空気圧が均一化された構成では、スラスト方向の応力が小さくなってポリゴンミ ラー8の軸方向の位置精度を正確に保持することができるため、レーザ光を高精 度に走査させることができる。
【0014】 図6はポリゴンミラー8の下部空間における径方向(水平方向)の圧力分布を 示し、ポリゴンミラー8の中心部分および外周部分の空気圧が小さくなっている 。しかも、圧力分布が均等化されていので、ポリゴンミラー8の回転に対する空 気抵抗が小さくなり、ロータ4の回転を円滑化することができる。
【0015】 図7は本考案の別の実施例を示している。この実施例では、連通管20が「U 」字状に形成されハウジング1を電通するようにして設けられており、その上端 開口23がポリゴンミラー8の上部空間に臨み、下端開口24がポリゴンミラー 8の下部空間に臨んでいる。これら両開口23、24はポリゴンミラー8の中心 部分に臨んでおり、ポリゴンミラー8の回転で生じる空気流を上部空間から下部 空間に導いて、その圧力分布を均一化できるようになっている。
【0016】 なお、本考案はポリゴンミラーのスキャナモータ以外の高速小型モータに対し ても同様に適用することができる。
【0017】
【考案の効果】
以上のように本考案は、回転板の回転に伴う空気流を回転板の上部空間と下部 空間に流通させて、水平方向の圧力分布の均一化を図ることができるので、軸方 向の応力を小さくでき、回転板の軸方向位置を高精度に保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係るポリゴンスキャナ用モ
ータの全体断面図である。
【図2】本考案の一実施例に係るポリゴンスキャナ用モ
ータの部分断面図である。
【図3】本考案の一実施例の空気流通穴の平面図であ
る。
【図4】本考案の一実施例の空気通路の平面図である。
【図5】ポリゴンミラーの上下方向(垂直方向)におけ
る圧力分布図である。
【図6】ポリゴンミラーの径方向(水平方向)における
圧力分布図である。
【図7】本考案の別の実施例の全体断面図である。
【図8】従来モータの断面図である。
【図9】従来モータのポリゴンミラーの上下方向におけ
る圧力分布図である。
【図10】従来モータのポリゴンミラーの径方向におけ
る圧力分布図である。
【符号の説明】
1…ハウジング 3…シャフト 4…ロータ 8…ポリゴンミラ− 10…空気流通孔 22…空気通路

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体軸受によって回転が支持されたロー
    タと、当該ロータに取付けられた回転板とがハウジング
    内に収容されたモータにおいて、 前記ハウジング内に、前記回転板の上部空間と下部空間
    とを連通する空気通路が備えられていることを特徴とす
    るモータ。
JP1991033041U 1991-05-13 1991-05-13 モータ Expired - Lifetime JP2556332Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991033041U JP2556332Y2 (ja) 1991-05-13 1991-05-13 モータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991033041U JP2556332Y2 (ja) 1991-05-13 1991-05-13 モータ

Publications (2)

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JPH0584159U true JPH0584159U (ja) 1993-11-12
JP2556332Y2 JP2556332Y2 (ja) 1997-12-03

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ID=12375706

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3018655U (ja) * 1995-05-25 1995-11-28 黄金來 自動車前輪の方向及び角度指示計

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP3018655U (ja) * 1995-05-25 1995-11-28 黄金來 自動車前輪の方向及び角度指示計

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JP2556332Y2 (ja) 1997-12-03

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