JPH0584064U - フローティングコネクタ - Google Patents

フローティングコネクタ

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JPH0584064U
JPH0584064U JP2559692U JP2559692U JPH0584064U JP H0584064 U JPH0584064 U JP H0584064U JP 2559692 U JP2559692 U JP 2559692U JP 2559692 U JP2559692 U JP 2559692U JP H0584064 U JPH0584064 U JP H0584064U
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JP
Japan
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insulator
contact
movable
fixed
movable insulator
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP2559692U
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English (en)
Inventor
貴淑 宮下
守 鈴木
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Japan Aviation Electronics Industry Ltd
Original Assignee
Japan Aviation Electronics Industry Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 固定インシュレータに横方向へ移動可能な遊
びをもって結合する可動インシュレータが容易に動くこ
と。 【構成】 固定インシュレータ10に可動インシュレー
タ11を隙間が生ずるように嵌合させ、上記固定インシ
ュレータ10の第1及び第2の角孔10a,10bに可
動インシュレータ11の第1及び第2の抜け止め突起1
1a,11bを係合させる。固定インシュレータ10内
で可動インシュレータ11は隙間分だけ横方向に自由に
移動することができる。可動インシュレータ11の底部
に係合孔11cを設ける。コンタクト12の接触部13
の下部に、可動インシュレータ11の係合孔16cに移
動自由な遊びをもって係合するコンタクト突起13bを
設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、コンタクトの位置ずれを吸収するために、固定インシュレータに移 動可能な遊びを持って可動インシュレータが結合するフローティングコネクタに 関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のフローティングコネクタは、図8、図9(A)及び図9(B)に示すよ うに、プリント回路基板のような基端(図示せず)に搭載される固定インシュレ ータ1と、相手側インシュレータ(図示せず)に嵌合する可動インシュレータ2 とを有している。固定インシュレータ1には可動インシュレータ2が組み合わさ れている。固定インシュレータ1及び可動インシュレータ2にはそれらに架かる 複数の導電性ピンコンタクト3が設けられている。即ち、ピンコンタクト3は、 可動インシュレータ2に設けた接触部3a、接触部3aの一端に接続され固定イ ンシュレータ1に設けられた中間部のフローティング部3b、フローティング部 3bの他端に接続した端子部3cを有している。接触部3aとフローティング部 3bとの接続部分は可動インシュレータ2の底部2eに形成されている孔2fに 圧入・固定されている。接触部3aは可動インシュレータ2の底部2eを含む大 きな嵌合溝2bに配されている。なお、嵌合溝2bには相手側コネクタが嵌合す る。
【0003】 また、フローティング部3bはその途中で略直角に曲げられている。フローテ ィング部3bと端子部3cとの接続部分は固定インシュレータ1のスルーホール 3dを通過して固定インシュレータ1の底部3eから外にのびている。スルーホ ール3dにはフローティング部3bと端子部3cとの接続部分が固定されている 。ピンコンタクト3の端子部3cは基板の穴に挿入され、この基板の導電部に半 田付けされる。また、固定インシュレータ1の底部3eには下方に突出した位置 決め突起5が設けられている。位置決め突起5は基板に形成されている位置決め 穴に挿入される。ピンコンタクト3の前側は接触部3aが突出している。接触部 3aは可動インシュレータ2の嵌合溝2bに臨むように一端が固定されている。 フローティング部3bは固定インシュレータ1から浮いた状態、いわゆるフロー ティングタイプになっている。即ち、フローティング部3bは可動インシュレー タ2と固定インシュレータ1との2か所に固定された支点をもつものである。
【0004】 固定インシュレータ1の上下部には、第1のの角孔1aが形成されている。固 定インシュレータ1の対の側壁には、第2の角孔1bが形成されている。第1の 角孔1aには可動インシュレータ2の対応位置に設けられた第1の抜け止め突起 2aが係合している。第2の角孔1bには可動インシュレータ2の対応位置に設 けられた第2の抜け止め突起2bが係合している。可動インシュレータ2と固定 インシュレータ1との間には隙間があり、その範囲で図8のA方向および図9の B方向に移動可能である。これによって両インシュレータ1,2に対するピンコ ンタクト3の位置ずれを調整して接続することができるようになっている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このフローティングコネクタは、前述したように、可動インシ ュレータ2及び固定インシュレータ1にピンコンタクト3が2か所の支点で固定 される構造である。図10にも示すように、可動インシュレータ2及び固定イン シュレータ2のフローティングは接触部3aの根元とスルーホール3dの固定部 との寸法l間におけるコンタクト3の撓み寸法δによることとなる。このように 、可動インシュレータ2が所定方向に移動するとフローティング部3bは可動イ ンシュレータ2と固定インシュレータ1との間で引っ張り合うようになる。この ため、可動インシュレータ2の移動に要する力が大きなものとなる。
【0006】 また、移動に要する力を小さくするため、コンタクト3の撓み部分を長くする と、フローティングコネクタの奥行きが大きなものとなるなどの問題がある。
【0007】 それ故に、本考案の課題は、可動インシュレータが容易に動く小型のフローテ ィングコネクタを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案によれば、固定インシュレータと、該固定インシュレータに対して移動 可能な遊びをもって組み合わされている可動インシュレータと、上記固定インシ ュレータ及び上記可動インシュレータに架かる導電性のコンタクトとを含み、該 コンタクトは、上記可動インシュレータに設けた接触部と、上記固定インシュレ ータに設けたフローティング部及び端子部とを有しているローティングコネクタ において、上記可動インシュレータは上記接触部を配した嵌合溝と、該嵌合溝に 設けた係合孔とを有し、上記端子部は固定側インシュレータに固定され、上記接 触部は上記係合孔に上記可動インシュレータの移動方向へ移動可能に係合するコ ンタクト突起を有することを特徴とするフローティングコネクタが得られる。
【0009】
【作用】
本考案のフローティングコネクタは、コンタクトの位置ずれを調整するために 、固定インシュレータに対して移動可能な遊びをもって嵌合する接続側の可動イ ンシュレータを備えている。可動インシュレータには係合孔を設け、コンタクト の後部を固定側インシュレータに固定している。接触部に可動インシュレータの 係合孔に係合して可動インシュレータの移動方向へ移動可能なコンタクト突起を 設けてフローティングコネクタを構成している。可動インシュレータが固定イン シュレータに対して相対的に移動すると、コンタクト突起が可動インシュレータ の係合孔内を移動し、しかも、接触部も撓み部分に含まれるから、コンタクトに より引かれる力が小さく可動インシュレータの移動が容易である。また、相対的 にコンタクト長さを短くすることが可能である。
【0010】
【実施例】
本考案の実施例を図面について説明する。
【0011】 図1乃至図4において、フローティングコネクタは、プリント回路基板のよう な基板に搭載される固定インシュレータ10と、この固定インシュレータ10に 組み合わされる可動インシュレータ11と、両インシュレータ10,11に架か る導電性のコンタクト12とを有している。可動インシュレータ12は、固定イ ンシュレータ10に対して図2および図3に示すようにC,D方向に少し移動可 能となっている。
【0012】 固定インシュレータ10は、前後が開放した箱状を成す。固定インシュレータ 10の上下面には第1の角孔10aが形成されている。可動インシュレータ11 の両側壁には、第2の角孔10bが形成されている。第1の角孔10aには可動 インシュレータ11に形成されている第1の抜け止め突起11aが係合する。第 2の角孔10aには可動インシュレータ11に形成されている第2の抜け止め突 起11bが係合する。固定インシュレータ10の後端部にはコンタクト12を固 定するための固定溝10cが切り込まれている。
【0013】 可動インシュレータ11は、固定インシュレータ10に対して嵌合した状態で 間に隙間が生ずるように固定インシュレータ10より小さな箱状を成す。具体的 には、可動インシュレータ11は、相手側コネクタの相手側インシュレータが外 周面を覆うように嵌合する嵌合部19を有している。第1の抜け止め突起11a は第1の角孔10aの縁に当接し、可動インシュレータ11の後端面は固定イン シュレータ10の前端面に突き当たっている。そして、固定インシュレータ10 内で可動インシュレータ11が隙間分だけ自由に移動することができる。嵌合部 10の内部は後述するコンタクト12の接触部3aを収容する収容孔20が形成 されている。嵌合部19の前壁部にはコンタクト12の接触部3aに相手側コネ クタの相手側コンタクトの挿入を案内して接触させるための挿入孔18が形成さ れている。また、嵌合部19の前壁面に直角な側壁の一つには係合孔16cが形 成されている。
【0014】 一方、コンタクト12は、可動インシュレータ11から固定インシュレータ1 0に架けて設けられる。コンタクト12は、例えば、図5にも示すようなソケッ トコンタクトを用いている。このコンタクト12は、前側の箱状のソケット部1 7に形成されているバネ性をもつ接触部13と、このソケット部17の一端から のびているフローティング部14と、フローティング部14から略直角に屈折し た端子部15とを有している。接触部13は内側に湾曲しており、前部の開口か ら挿入された相手側ピンコンタクト(図示せず)と弾力的に接触するようになっ ている。ソケット部17の一面は、コンタクト12を可動インシュレータ11に 圧入固定するためのバネ板13aを撓ませてある。ソケット部17の一面に対向 している反対面には、嵌合部19の係合孔16cに横方向へ移動自由な遊びをも って係合するコンタクト突起13bが形成されている。端子部15の中間部分は 、固定インシュレータ10の固定溝10cに圧入されて抜け止めするために横へ 広がった固定部15aが設けられている。
【0015】 この実施例のフローティングコネクタは、図6(A)及び図6(B)に示すよ うに、可動インシュレータ11が固定インシュレータ10に対して横方向にずれ ると、コンタクト12のコンタクト突起13bが可動インシュレータ11の係合 孔16c内で僅かに横にずれる。その後、コンタクト突起13bが係合孔16c の縁に当接して可動インシュレータ11と共に横にずれして固定インシュレータ 10に対して斜めに撓む。このとき、可動インシュレータ11を固定インシュレ ータ10に対してずらす力は以下の如くなる。即ち、図7に示すように、コンタ クト12のソケット部の長さ寸法をL、フローティング部14の長さ寸法をl、 中間部14の横方向への撓み寸法δ、一つのコンタクト当たりの移動に要する力 をFとすると、F=3EIδ/{(l+L)3 −L3 }となる。
【0016】 一方、従来のフローティングコネクタにおける力F0 は、図10に示すように 、F0 =12EIδ/l3 となる。よって、従来のフローティングコネクタに対 する本実施例のフローティングコネクタの力の割合は、両式から、 F/F0 = l3 /4{(l+L)3 −L3 } =1/4{1+3(L/l)+3(L/l)2 }となる。
【0017】 例えば、L=lのとき、 F/F0 =1/28 L=l/3のとき、F/F0 =1/9. 3となる。つまり、従来のコ ンタクト12のフローティング部14に加えてソケット部17も撓んむため、可 動インシュレータ11の移動に要する力が小さくなる。また、相対的にコンタク ト12の長さ寸法を短くすることが可能となる。
【0018】
【考案の効果】
以上のように、本考案は、インシュレータに設けられるコンタクトの位置ずれ を調整するために、固定インシュレータに対して移動可能な遊びをもって嵌合す る可動インシュレータを備え、この可動インシュレータに係合孔を有し、コンタ クトの後部を固定側インシュレータに固定し、接触部を可動インシュレータの係 合孔に係合して可動インシュレータの移動方向へ移動可能なコンタクト突起を設 けてフローティングコネクタを構成したため、コンタクトが固定インシュレータ に固定されている部分を中心に回転移動し、しかもコンタクトの接触部も撓むの で、可動インシュレータの移動に要する力を格段に小さくすることができる。
【0019】 またコンタクトの長さを短くすることができ、フローティングコネクタ全体の 小型化を図ることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のフローティングコネクタの一実施例を
示す縦断面図である。
【図2】図1のフローティングコネクタの平面図であ
る。
【図3】図1のフローティングコネクタの側面図であ
る。
【図4】図1のフローティングコネクタの正面図であ
る。
【図5】図1のコンタクトの斜視図である。
【図6】(A)は図4のIV−IV断面図、(B)は可動イ
ンシュレータが移動した状態の断面図である。
【図7】可動インシュレータが移動した状態のコンタク
トの概念図である。
【図8】従来のフローティングコネクタの縦断面図であ
る。
【図9】(A)は従来のフローティングコネクタの平面
図、(B)は側面図である。
【図10】可動インシュレータが移動した状態の従来の
コンタクトの概念図である。
【符号の説明】
1,10 固定インシュレータ 2,11 可動インシュレータ 3,12 コンタクト 15 端子部 16c 係合孔 3a,13 接触部 3b,14フローティング部 13b コンタクト突起

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定インシュレータと、該固定インシュ
    レータに対して移動可能な遊びをもって組み合わされて
    いる可動インシュレータと、上記固定インシュレータ及
    び上記可動インシュレータに架かる導電性のコンタクト
    とを含み、該コンタクトは、上記可動インシュレータに
    設けた接触部と、上記固定インシュレータに設けたフロ
    ーティング部及び端子部とを有しているローティングコ
    ネクタにおいて、上記可動インシュレータは上記接触部
    を配した嵌合溝と、該嵌合溝に設けた係合孔とを有し、
    上記端子部は固定側インシュレータに固定され、上記接
    触部は上記係合孔に上記可動インシュレータの移動方向
    へ移動可能に係合するコンタクト突起を有することを特
    徴とするフローティングコネクタ。
JP2559692U 1992-04-21 1992-04-21 フローティングコネクタ Withdrawn JPH0584064U (ja)

Priority Applications (1)

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JP2559692U JPH0584064U (ja) 1992-04-21 1992-04-21 フローティングコネクタ

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JP2559692U JPH0584064U (ja) 1992-04-21 1992-04-21 フローティングコネクタ

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JPH0584064U true JPH0584064U (ja) 1993-11-12

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ID=12170293

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2559692U Withdrawn JPH0584064U (ja) 1992-04-21 1992-04-21 フローティングコネクタ

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JP (1) JPH0584064U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07288152A (ja) * 1994-04-19 1995-10-31 Nec Corp 同軸コネクタ
JP2003151669A (ja) * 2001-08-31 2003-05-23 Fci 電力コネクタ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07288152A (ja) * 1994-04-19 1995-10-31 Nec Corp 同軸コネクタ
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Effective date: 19960801