JPH0583864U - 非接触icカード式ゲート装置 - Google Patents
非接触icカード式ゲート装置Info
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- JPH0583864U JPH0583864U JP2399192U JP2399192U JPH0583864U JP H0583864 U JPH0583864 U JP H0583864U JP 2399192 U JP2399192 U JP 2399192U JP 2399192 U JP2399192 U JP 2399192U JP H0583864 U JPH0583864 U JP H0583864U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 複数のカードが同時的に交信可能領域に差し
出されても、上記混信を確実に防止し、混信に起因する
乗降客の停滞を避けることができる信頼性の高い非接触
ICカード式ゲート装置を提供することを目的とする。 【構成】 交信可能領域に差し出された非接触ICカー
ド30と交信可能な局20を有するゲート10を備え、
当該局が所定周期で繰り返す呼掛け信号を受信した上記
非接触ICカードが上記局と所要の交信を行いゲート通
過の許可/不許可を通知するゲート装置において、上記
非接触ICカード30が受信した上記呼掛け信号S0 に
応答して送信する応答信号の応答時間tが各カードに固
有でカード識別可能なデータに基づきタイマ36で設定
することを特徴とする。
出されても、上記混信を確実に防止し、混信に起因する
乗降客の停滞を避けることができる信頼性の高い非接触
ICカード式ゲート装置を提供することを目的とする。 【構成】 交信可能領域に差し出された非接触ICカー
ド30と交信可能な局20を有するゲート10を備え、
当該局が所定周期で繰り返す呼掛け信号を受信した上記
非接触ICカードが上記局と所要の交信を行いゲート通
過の許可/不許可を通知するゲート装置において、上記
非接触ICカード30が受信した上記呼掛け信号S0 に
応答して送信する応答信号の応答時間tが各カードに固
有でカード識別可能なデータに基づきタイマ36で設定
することを特徴とする。
Description
【0001】
本考案は、交信可能領域に差し出された非接触ICカードと交信可能な局を有 するゲートを備え、当該局が所定周期で繰り返す呼掛け信号を受信した上記非接 触ICカードが上記局と所要の交信を行いゲート通過の許可/不許可を通知する 非接触ICカード式ゲート装置に関する。
【0002】
近年、メモリをマイクロコンピュータ等とともに内蔵してカード自体にデータ 処理能力を持たせ、記憶容量も磁気カードに比して飛躍的に増大させ、外部装置 とは無線で会話する非接触ICカードが開発されている。
【0003】 この非接触ICカードの代表的なものは、外部装置が発生する振動エネルギー (例えば電磁波による誘導磁界)の場におかれると、アンテナ等の受波器で当該 振動エネルギーを吸収して電力に変換する一方で、振動エネルギーに含まれるデ ータや命令を取り出して信号処理し、データの変更、追加、あるいは読み出し命 令に基づく識別コードやデータの読み出し処理等を実行し、上記外部装置へ返信 する。
【0004】 定期券等にこの種の非接触ICカードを用いた場合の駅の改札口等のゲート装 置は図4および図5に示すように当該定期券等と無線で会話することになる。
【0005】 図4において、10は改札口のゲートであり、図5に示す固定局20を収納し ている。11は判定表示部である。30は乗客Mが保持している非接触ICカー ドであり図5に示すような回路を内蔵している。
【0006】 この構成において、固定局20は送受信アンテナ(ループアンテナ)21から 、呼掛け信号(トリガー信号)Soを一定の短い周期(数10ms)で繰り返し 放出している。非接触ICカード30が図3に示すように交信可能領域(アンテ ナ上25cm以内)へ差し出されると、図3の(B)の交信チャートに示すよう に、当該非接触ICカード30は上記呼掛け信号(トリガー信号)Soを受信し 、これを復調回路32で復調したのち制御回路33で解読し、応答信号Qを送信 したのち、メモリ34に格納している発着駅や経由駅および通用期間等のデータ を所定の順序で読み出し、当該データを変調回路35で変調して送受信アンテナ (ループアンテナ)31を通し放出する。このデータを載せた信号を受信した固 定局20は復調回路22で復調して制御回路23に送り、制御回路23は当該デ ータをメモリ24に格納している照合用データと照合し、乗客の通過の許可/不 許可を判定する。通過を許可する場合には、その旨および所要の命令を変調回路 25、送受信アンテナ(ループアンテナ)21を通して非接触ICカード30へ 送信する。この信号を受信した非接触ICカード30では上記命令に基づく一連 の処理を行なって、処理が終了したことを固定局20へ返信する。この返信を受 信した固定局は判定表示部11に通過許可を表示する。
【0007】 なお、送受信アンテナ(ループアンテナ)21はゲートを歩きながら通過する 一人の乗客の非接触ICカード30との上記一連の交信が完結する時間を確保す るに足る長さを持たせてある。
【0008】
このように、非接触ICカード30は交信可能領域へ差し出されると呼掛け信 号S0 に対する応答信号Qを予め定められている応答時間tK (各カードに共通 )の経過後に送信したのち、固定局10と会話(交信)を開始するので、複数個 の非接触ICカード30がほぼ同時に交信可能領域へ差し出された場合は、これ ら複数個の非接触ICカード30が上記呼掛け信号(トリガー信号)Soに応答 してしまい、混信が生じる。
【0009】 この混信は、非接触ICカード30が上記呼掛け信号(トリガー信号)Soを 正しく受信しないと交信を開始できないようなロジックを持たせ、一連の交信中 以外は数10msの短い周期で呼掛け信号Soを送出するようにすれば防止する ことができるが、この周期(>応答時間)は無応答による通信異常を判別する必 要から余り短くできず、先に上記交信可能領域へ差し出され固定局20と交信を 開始した非接触ICカード30の処理の遅れ等により、この呼掛け信号Soの送 出が遅れると、各カードからの応答信号Qが重なる場合が生じ、通信異常が発生 し、ゲートでの乗降客の流れが停滞する。
【0010】 本考案はこの問題を解消するためになされたもので、複数のカードが同時的に 交信可能領域に差し出されても、上記混信を確実に防止し、混信に起因する乗降 客の停滞を避けることができる信頼性の高い非接触ICカード式ゲート装置を提 供することを目的とする。
【0011】
本考案は上記目的を達成するため、 請求項1では、交信可能領域に差し出された非接触ICカードと交信可能な局 を有するゲートを備え、当該局が所定周期で繰り返す呼掛け信号を受信した上記 非接触ICカードが上記局と所要の交信を行いゲート通過の許可/不許可を通知 するゲート装置において、 上記非接触ICカードが受信した上記呼掛け信号に応答して送信する応答信号 の応答時間が各カードに固有でカード毎に異なる時間とした。
【0012】 請求項2では、応答時間は各カードに固有でカード識別可能なデータに基づき タイマで設定するようにした。
【0013】 請求項3では、非接触ICカードは、受信した呼掛け信号に応答して送信する 応答信号の応答時間を、上記呼掛け信号を受信する毎に当該受信した呼掛け信号 の信号レベルの大きさに基づき決定する構成とした。
【0014】
【作用】 請求項1の考案では、非接触ICカードが当該カードに固有の応答時間で呼掛 け信号に応答する。
【0015】 請求項3の考案では、非接触ICカードの呼掛け信号に対する応答時間が、当 該カードが差し出された交信領域内の位置に基づき決定される。
【0016】
【第1の実施例】 以下、本考案の1実施例を図面を参照して説明する。
【0017】 図1において、36は応答時間設定用のタイマである。なお、メモリ34には カードに固有で他カードと識別可能な番号(データ)、例えばカード発行番号等 を格納してある。他の構成は図5に示した非接触ICカードと同じである。
【0018】 この構成においては、非接触ICカード30が前記固定局20からの呼掛け信 号Soを送受信アンテナ31を通して受信すると、図3の(A)に示すように、 応答時間tが経過した後に応答信号Qを送信し、この応答信号Qを受信した固定 局20との間で交信を開始するが、上記応答時間tは次にようにして決定される 。
【0019】 即ち、呼掛け信号S0 を受信すると、制御回路33はメモリ34から当該カー ドに固有のカード番号を読み出し、このカード番号に基づきタイマ値(応答時間 となる)t演算してタイマ36に設定する。応答時間tが設定されたタイマ36 は計時を開始し、当該タイマ36がタイムアップすると、制御回路33は上記応 答信号Qを送信させる。なお、この応答信号Qのパケットに上記カードに固有の カード番号を持たせてある。
【0020】 本実施例では、各非接触ICカード30の応答時間tが当該カードに固有のデ ータに基づき決定されるから、各非接触ICカード30毎に異なる時間となる。 従って、前記した交信可能領域に、同時に2枚以上の非接触ICカード30が 差し出されても、各非接触ICカード30からの応答信号Qが重なり合うことが なくなり、混信が確実に防止される。
【0021】 本実施例では、上記交信可能領域に最先に差し出された非接触ICカード30 の応答時間tが、例えば7msで、次に上記交信可能領域に差し出された非接触 ICカード30の応答時間tが、例えば5msであるような場合が起き、この場 合は、後で差し出された非接触ICカード30に対する受付け処理が先行し、そ のカードの処理が終了後、次の呼掛け信号S0 で応答時間7msの非接触ICカ ード30に対する受付け処理が行なわれる。呼掛け信号S0 の信号間隔以内に入 ったカードの応答時間により処理順序が決るが、実用上は問題は生じない。
【0022】 なお、応答信号のパケットに上記カードに固有のカード番号を持たせ、以後の 交信時にも信号パケットにこのカード番号を持たせるようにすれば、信頼性をよ り一層向上することができる。
【0023】
【第2の実施例】 図2において、37は信号レベル検知回路であって、送受信アンテナ31が受 信した信号のレベルを検知し、検知レベルを制御回路33へ入力する。
【0024】 この構成においては、前記固定局20からの呼掛け信号Soを送受信アンテナ 31が受信すると、信号レベル検知回路37は送受信アンテナ31へ到達した呼 掛け信号Soの信号レベルを判定して制御回路33に与える。制御回路33は入 力した信号レベルに基づき応答時間tを演算してタイマ36に設定する。応答時 間tが設定されたタイマ36は計時を開始し、当該タイマ36がタイムアップす ると、制御回路33は上記応答信号を送信させる。
【0025】 ゲート10の相互間隔は、通常、一人の乗降客の通過は許すが二人の乗降客の 通過は許さない間隔であり、各乗降客がカードを差し出す高さも一定ではないか ら、前記した交信可能領域に、同時に2枚以上の非接触ICカード30が差し出 された場合、固定局20の送受信アンテナ21に対する各カードの距離もしくは 位置には差異が生じ、各カードの上記信号レベルが異なることになるので、各カ ードの応答時間tが同一時間になることは無い。
【0026】 従って、前記した交信可能領域に、同時に2枚以上の非接触ICカード30が 差し出されても、各非接触ICカード30からの応答信号Qが重なり合うことが なく、混信が確実に防止される。
【0027】
本考案は以上説明した通り、ゲートの交信可能領域に複数のカードがほぼ同時 に差し出されても、呼掛け信号に対する応答時間が各カード毎に異なる時間に自 動的に設定されるので、応答信号が重なり合うことを防止し、混信を確実に避け ることができるので、従来に比し、信頼性を向上することができ、ゲートでの人 の停滞を防止することができる。
【図1】本考案の第1の実施例における非接触ICカー
ドのブロック構成図である。
ドのブロック構成図である。
【図2】本考案の第2の実施例における非接触ICカー
ドのブロック構成図である。
ドのブロック構成図である。
【図3】ゲートの局と非接触ICカードとの交信チャー
トを示す図である。
トを示す図である。
【図4】非接触ICカード式ゲート装置の概略図であ
る。
る。
【図5】非接触ICカード式ゲート装置の従来の回路構
成図である。
成図である。
10 ゲート 10IN 入場用ゲート 10OUT 出場用ゲート 20 固定局 30 非接触式ICカード 36 タイマ 37 信号レベル検知回路
Claims (3)
- 【請求項1】 交信可能領域に差し出された非接触IC
カードと交信可能な局を有するゲートを備え、当該局が
所定周期で繰り返す呼掛け信号を受信した上記非接触I
Cカードが上記局と所要の交信を行いゲート通過の許可
/不許可を通知するゲート装置において、 上記非接触ICカードが受信した上記呼掛け信号に応答
して送信する応答信号の応答時間が各カードに固有でカ
ード毎に異なる時間であることを特徴とする非接触IC
カード式ゲート装置。 - 【請求項2】 応答時間は各カードに固有でカード識別
可能なデータに基づきタイマで設定することを特徴とす
る請求項1記載の非接触ICカード式ゲート装置。 - 【請求項3】 交信可能領域に差し出された非接触IC
カードと交信可能な局を有するゲートを備え、当該局が
所定周期で繰り返す呼掛け信号を受信した上記非接触I
Cカードが上記局と所要の交信を行いゲート通過の許可
/不許可を通知するゲート装置において、 上記非接触ICカードは、受信した上記呼掛け信号に応
答して送信する応答信号の応答時間を、上記呼掛け信号
を受信する毎に当該受信した呼掛け信号の信号レベルの
大きさに基づき決定することを特徴とする非接触ICカ
ード式ゲート装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2399192U JPH0583864U (ja) | 1992-04-15 | 1992-04-15 | 非接触icカード式ゲート装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2399192U JPH0583864U (ja) | 1992-04-15 | 1992-04-15 | 非接触icカード式ゲート装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0583864U true JPH0583864U (ja) | 1993-11-12 |
Family
ID=12126052
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2399192U Pending JPH0583864U (ja) | 1992-04-15 | 1992-04-15 | 非接触icカード式ゲート装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0583864U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10105663A (ja) * | 1996-09-25 | 1998-04-24 | Junichi Shiraishi | Icカードの不正使用防止装置 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62203289A (ja) * | 1986-03-03 | 1987-09-07 | Matsushita Electric Works Ltd | 複数カ−ドの同時識別システム |
JPH04304717A (ja) * | 1991-04-02 | 1992-10-28 | Omron Corp | 非接触パスゲートシステム |
-
1992
- 1992-04-15 JP JP2399192U patent/JPH0583864U/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62203289A (ja) * | 1986-03-03 | 1987-09-07 | Matsushita Electric Works Ltd | 複数カ−ドの同時識別システム |
JPH04304717A (ja) * | 1991-04-02 | 1992-10-28 | Omron Corp | 非接触パスゲートシステム |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10105663A (ja) * | 1996-09-25 | 1998-04-24 | Junichi Shiraishi | Icカードの不正使用防止装置 |
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