JPH0583719A - デイジタルダイナミツクコンバーゼンス装置 - Google Patents

デイジタルダイナミツクコンバーゼンス装置

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JPH0583719A
JPH0583719A JP40507590A JP40507590A JPH0583719A JP H0583719 A JPH0583719 A JP H0583719A JP 40507590 A JP40507590 A JP 40507590A JP 40507590 A JP40507590 A JP 40507590A JP H0583719 A JPH0583719 A JP H0583719A
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JP
Japan
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memory
zone
correction
data
communication circuit
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Application number
JP40507590A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuyuki Tanaka
一幸 田中
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Manufacture Of Electron Tubes, Discharge Lamp Vessels, Lead-In Wires, And The Like (AREA)
  • Video Image Reproduction Devices For Color Tv Systems (AREA)
  • Details Of Television Scanning (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ユーザーサイドでの再調整が可能で、かつ安
価なディジタルダイナミックコンバーゼンス装置を得
る。 【構成】 ブラウン管のディジタルダイナミックコンバ
ーゼンス装置において、補正量をディジタルで記憶する
メモリの補正データを読み書きするメモリ読み書き器
と、ビデオ信号の発生器と入力装置を持つコンピュータ
と、該コンピュータと通信する通信回路と、該通信回路
の出力により前記メモリ読み書き器を制御し、前記補正
データメモリの内容を読み書きする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カラーブラウン管の色
ずれを補正するダイナミックコンバーゼンス装置に係わ
り、特に、色ずれ補正データをディジタル的に記憶した
ディジタルダイナミックコンバーゼンス装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】テレビ受像機、CRTディスプレイモニ
タ等のカラーブラウン管表示装置は、赤,緑,青(以下
R,G,Bと略記する)に対する三つの電子銃と、その
電子ビームを水平、垂直に走査するラスタスキャン回路
と、R,G,B電子ビームに対応して、これを光に変換
するためのシャドウマスクおよび蛍光表示面の基本要素
からなっている。蛍光表示面における各電子ビームは、
ラスタスキャンの全ての範囲において、各ビームが同一
強度のときは一点の白色となることが好ましいが、現実
には、機械的な寸法誤差、偏向磁界の歪等によって、発
光点が一致せず、数mmの色ずれがおこる。このような色
ずれを蛍光面全面にわたって高精細な色ずれ補正するた
めに、固定の磁石によるスタティックコンバーゼンスの
ほかに、従来、R,G,B電子ビームを相対的に偏向さ
せて色ずれを補正する磁界をコイルによる電磁マグネッ
トで発生させ、ラスタスキャンに対応してコイルに流す
電流を変えるようにした、ダイナミックコンバーゼンス
補正が行われている。
【0003】従来、このダイナミックコンバーゼンスの
ための補正電流値を発生する手段として、可変抵抗器等
の組み合わせによるアナログ方式が専ら用いられてきた
が、近年、ディジタル技術の進歩に伴い、補正電流値を
ディジタルで記憶するディジタルダイナミックコンバー
ゼンス装置、特公平2−25594号等が提案されてきた。
【0004】図2にディジタルダイナミックコンバーゼ
ンス(以下DDCと略記する)の原理ブロック図(前記発
明例)を示す。すなわち、DDC装置10では色ずれ補正
データは補正データメモリ2に記憶され、そのデータを
D/A変換器3によりアナログ量に変換し、色ずれ補正
コイル1を駆動する。
【0005】補正データメモリ2は、図3の(a)に示す
ように、ラスタスキャン走査範囲を水平、垂直のいくつ
かに分割して得られるゾーンに対応した番地が割り付け
られ、ゾーンアドレスジェネレータ4は偏向回路20から
の同期信号をもとに、ラスタスキャン走査に対応したゾ
ーンアドレスを発生し、補正データメモリ2から、該当
するゾーンに対応した補正データを読み出すためのも
の、補正データ入力部は、補正データメモリ2へ具体的
データを入力するものである。
【0006】たとえば、図3の(a)に示すような、中央
垂直方向の色ずれがあるとき、補正データメモリ2に図
3の(b)に示すデータを記憶させるようにすれば、全ラ
スタスキャン範囲において、色ずれが補正できる。
【0007】補正データの入力は、ゾーンアドレスジェ
ネレータ4に同期して、ビデオ信号にクロスハッチ信号
やゾーンカーソル信号を送り、該当するゾーンに対応し
た補正データを修正することで行われる。DDC装置に
は大きく (1)工場での調整において、ゾーンカーソル信号やクロ
スハッチ信号発生や補正データ入力部等の工程調整器を
用いて上記補正データを作成し、これをPROM(電気
的に書き込めるROM)に書き込みセットを実装する。
セットには補正データ入力部を実装しない。
【0008】(2)セット自身に補正データ入力部をもた
せ、上記ビデオ信号にクロスハッチ信号を送りリモコン
またはキースイッチにより補正データを不揮発性メモリ
(EEPROM等の、電気的に消去、書き込みができる
記憶素子)に書き込む。
【0009】以上のものがある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記(1)のDDCでは
調整器をセットに実装しなくてよく安価であるが、ユー
ザサイドでの再調整が不可能である。
【0011】(2)のDDCではユーザサイドでの調整が
可能であるが、機器が複雑になるので高価になるといっ
た欠点があった。
【0012】本発明の目的は、従来の欠点を解消しユー
ザサイドでの再調整が可能で、かつ安価なDDC装置を
提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明のDDC装置はブ
ラウン管の色ずれを補正するための色ずれ補正コイル
と、この補正量をディジタルで記憶するメモリと、ラス
タスキャンの走査に同期して、前記メモリから、前記ラ
スタスキャン位置とメモリアドレスを対応づけるゾーン
アドレスジェネレータと、このゾーンアドレスジェネレ
ータが指定する前記メモリアドレスから読み出されたデ
ータをアナログ量に変換して、前記色ずれを補正するダ
イナミックコンバーゼンス装置において、前記メモリの
補正データを読み書きするメモリ読み書き器と、前記メ
モリの内容に従い補正磁界を発生する過程で垂直方向の
補間操作を中断させる機能を持たせ、ビデオ信号の発生
器と入力装置をもつコンピュータと、前記コンピュータ
と通信する通信回路と前記通信回路の出力により前記メ
モリ読み書き器を制御することで、ユーザーサイドで再
調整が可能で安価なDDC装置を提供できるものであ
る。
【0014】さらに、コンピュータ本体にある2次メモ
リ(フローピィーディスク,ハードディスク等)に前記補
正データを蓄え、周波数、画面サイズ変更時前記蓄えら
れた補正データをDDC装置に転送することにより、任
意の周波数、画面サイズ等でもコンバーゼンス補正を最
良の状態に調整できるDDC装置を提供できるものであ
る。
【0015】さらに、前記補正データを記憶するメモリ
から読み出されたデータを垂直補間回路により補間演算
しその結果をアナログ量に変換して、前記色ずれを補正
するダイナミックコンバーゼンス装置において、前記コ
ンピュータのビデオ信号発生器でコンバーゼンス調整す
るときのデータ入力位置確認のゾーンカーソル信号を発
生させ、前記メモリに位置確認のデータを書き込み、ゾ
ーンカーソルとゾーンアドレスの位置を合わせるとき、
前記通信回路の出力で前記補間演算を中断させること
で、位置合わせを容易にできるものである。
【0016】
【作用】CRTディスプレイモニタは、表示用のビデオ
信号を発生するビデオ信号発生器と、入力機器であるキ
ーボード等を含んだコンピュータ本体と接続することに
より利用されている。コンピュータ本体のビデオ信号発
生器及び入力装置等にコンバーゼンス調整信号発生、補
正データ入力機器として使用し、クロスハッチ信号やゾ
ーンカーソル信号をCRTディスプレイモニタに送りC
RT管面上に表示させる。DDC装置はラスタスキャン
走査に対応したゾーンアドレスを発生し、補正データメ
モリから、該当するゾーンに対応した補正データを読み
出し補正コイルに補正磁界を発生させる。
【0017】<ゾーンカーソルの位置合わせ:>クロス
ハッチやゾーンカーソルと補正磁界の位置が異なるの
で、水平方向のゾーンアドレスの中心位置の補正データ
をわざと補正が狂う方向に値を変更し、コンバーゼンス
が合わない最悪点と前記ゾーンカーソルの水平中心線が
一致するようゾーンカーソル表示位置を相対的にずらし
て水平位置調整を行う。
【0018】垂直位置調整は、垂直位置の画面上部で補
正データをわざと補正を狂わせ、垂直位置合わせが確実
に行えるようにし、垂直画面上部のゾーンカーソルと補
正出力の位置が合うようにゾーンカーソル表示位置を相
対的にずらして位置調整をする。
【0019】上部の位置合わせが終了すると、画面下部
でも同様に位置合わせを行う(調整するときに1回だけ
最初に行う)。
【0020】以上でコンピュータ本体からのクロスハッ
チ信号、ゾーンカーソル信号と、ゾーンアドレスとが一
致するようになる。
【0021】<補正データ入力:>次に、コンピュータ
本体の入力機器からゾーン位置を選択し、補正データを
修正する。補正データの修正は、コンピュータ本体か
ら、ゾーンアドレスと、R,G,Bの補正の選択、デー
タ内容修正のコマンドをCRTディスプレイ内のDDC
装置の通信回路に送る。前記コマンドを受信した前記通
信回路は該当する補正データメモリの内容を修正する。
以上によりCRT管面のゾーンアドレスに対応したコン
バーゼンス補正が可能となる。
【0022】さらに、補正データメモリの内容をコンピ
ュータ本体の2次メモリに記憶させ、電源たち上げとき
や、周波数,画面サイズ変更時にDDC装置にデータ転
送することで、DDC装置内のメモリ容量を最小限にさ
せ、かつ、任意の周波数、振幅のときでもその都度最良
な状態に調整し、調整結果をコンピュータ本体の2次メ
モリに記憶させ、それを再度読み出しDDC装置に送る
ことで各種の周波数、振幅においても最良のコンバーゼ
ンス調整の状態でCRTディスプレイモニタを使用でき
ることが可能となる。
【0023】さらに、前記補正データを記憶するメモリ
から読み出されたデータを垂直補間回路により補間演算
しその結果をアナログ量に変換して、前記色ずれを補正
するダイナミックコンバーゼンス装置において、前記コ
ンピュータのビデオ信号発生器でコンバーゼンス調整を
するときのデータ入力位置確認のゾーンカーソル信号を
発生させ、前記メモリに位置確認のデータを書き込み、
ゾーンカーソルとゾーントアドレスの位置を合わせると
き、前記通信回路の出力で前記補間演算を中断させるこ
とで、位置合わせを容易にできる。
【0024】
【実施例】本発明の実施例を図1および図4ないし図11
により説明する。
【0025】図1は本発明の第1の実施例を示すDDC
装置のブロック図である。
【0026】図1において、図2と同じ内容を示す素子
には同一の番号を付してある。
【0027】色ずれ補正コイル1を駆動するDDC装置
10は、補正データメモリ2,D/A変換器3,ゾーンア
ドレスジェネレータ4およびメモリ読み書き器11などか
らなる。メモリ読み書き器11は、補正データメモリ2の
内容を読み書きする。ゾーンアドレスジェネレータ4
は、偏向回路20から、ラスタスキャンに同期した信号を
受けて、ゾーンアドレスを生成するためのもので、補正
データメモリ2は、ゾーンアドレスに対応した補正デー
タを記憶するためのものである。
【0028】D/A変換器3は、補正データメモリ2か
ら読み出された補正データをD/A変換して色ずれ補正
コイル1を駆動するためのものである。
【0029】アドレスマルチプレクサ6、およびデータ
レジスタ7は、補正データメモリ2を、メモリ読み書き
器に連結し、データの記憶、読み出しを行うための切り
換えスイッチである。
【0030】コンピュータ本体50にあるビデオ信号発生
器51はCRTディスプレイモニタ上に表示するビデオ画
像を発生するもので、コンバーゼンス調整時にはクロス
ハッチ表示、ゾーンカーソル表示用のビデオ信号を発生
し補正データ入力操作時、どのゾーンに補正データを入
れているか、および、入力された補正データによって色
ずれがどのようになっているかを表示管面に出力し、オ
ペレータに知らせるために使用される。
【0031】コンピュータ本体50にある入力装置52は、
補正データ入力時には、操作卓として使用される。コン
ピュータ本体50にコンバーゼンス調整プログラムを起動
させることで、以下の機能が前記操作卓の操作により機
能する。
【0032】1.補正データを入れようとするゾーンア
ドレスの指定(上下、左右へのゾーンカーソル移動) 2.補正データ入力 3.補正データ入力操作の開始、および終了 コンピュータ本体50で動作するコンバーゼンス調整プロ
グラムは、補正データの入力操作を制御するためのもの
で、1.入力装置52から与えられる補正データ入力操作
指令が実行され、2.ラスタスキャンのパラメータ(周
波数あるいはサイズ)が変わったとき、補正データの再
編集の実行を行うためのプログラムが組み込まれてい
る。
【0033】図4は第1の実施例のゾーンアドレスジェ
ネレータ4の詳細な一実施例を示す。
【0034】本実施例では、水平方向のゾーン分割数は
14、垂直ゾーン数は512とし、まず、水平ゾーンアドレ
ス発生部は、PLL41と、1/14カウンタ42からなり、
偏向回路20からの水平周期Hの間隔を1/14に分割する
ことで、ラスタスキャンエリアを1/14に分割する。次
に、垂直ゾーンアドレス発生部は、水平スキャン本数を
計数する1/512カウンタ43からなり偏向回路20からの
水平同期信号Hをカウントし、垂直同期信号Vがくると
クリアーされる。
【0035】次に、色ずれ補正データの入力操作方法に
ついて説明する。
【0036】コンピュータ本体でコンバーゼンス調整プ
ログラムを起動されると、以下の手順で補正データが入
力、修正される。
【0037】1.コンピュータ本体50のビデオ信号発生
器51で発生したクロスハッチ表示、ゾーンカーソル表示
と、コンバーゼンス補正の位置合わせを行う。
【0038】図5の(a)に水平方向の位置合わせ前のゾ
ーンカソールと、補正位置を示す。上記位置を合わせる
ため、ゾーンカーソルの相対位置をずらす(ゾーンカー
ソルの表示位置をずらす)ことで、(b)のように実際の補
正位置とゾーンカーソル位置が合わせられる。以降上記
相対位置ずれを考慮してゾーンカーソルを移動させる。
【0039】図6の(a)に垂直方向上部の位置合わせ前
のゾーンカーソルと、補正位置を示す。上記位置を合わ
せるため、ゾーンカーソルの相対位置をずらす(ゾーン
カーソルの表示位置をずらす)ことで、(b)のように実際
の補正位置とゾーンカーソル位置が合わせられる。以降
上記相対位置ずれを考慮してゾーンカーソルを移動させ
る。
【0040】図7の(a)に垂直方向下部の位置合わせ前
のゾーンカーソルと、補正位置を示す。上記位置を合わ
せるため、ゾーンカーソルの相対位置をずらす(ゾーン
カーソルの表示位置をずらす)ことで、(b)のように実際
の補正位置とゾーンカーソル位置が合わせられる。以降
上記上下の相対位置ずれを考慮してゾーンカーソルを移
動させる。
【0041】2.入力装置52から色ずれ補正データ入力
位置を指定する。(ゾーンカーソルの移動)コンピュータ
本体50のビデオ信号発生器51に当該ゾーンのセンターに
スポット点を表示するデータを書き込み、このビデオ信
号はビデオアンプ30を通してブラウン管40のR,G,B
の電子銃を励起する。かくして、表示管面上にはスポッ
トが表示される。
【0042】3.R,G,Bの補正信号の選択、補正デ
ータの修正入力 オペレータは、表示管面上のゾーンカーソルスポットを
みて、R,G,B三色のスポット位置がずれている(色
ずれ)場合は、入力装置52からデータ補正命令(補正方
向、補正色の選択)を与える。
【0043】4.コンピュータ本体50は補正データメモ
リ2の当該アドレスの補正データを更新するためにデー
タ補正データ命令をDDC装置10内の通信回路15に送
る。
【0044】5.補正データメモリの内容変更 DDC装置10の補正データメモリ読み書き器11は上記4
の命令に従い補正データメモリ2の内容を変更する。
【0045】6.コンバーゼンス補正信号の修正 補正データメモリ2から読み出された補正データをD/
A変換して色ずれ補正コイル1を駆動しコンバーゼンス
補正が行われる。
【0046】7.すべてのポイントにおいて、上記2〜
6まで繰り返す。
【0047】コンピュータ本体50では、上記補正データ
作業終了時、補正データをコンピュータ本体50の2次メ
モリ54に記憶させておき、周波数、画面サイズ変更時に
前記補正データをDDC装置10に転送することで、自由
なタイミングで最良なコンバーゼンス調整状態のCRT
表示を行うことが可能になる。
【0048】図8は垂直補間演算あるなしを説明した図
である。
【0049】図9は本発明の第2の実施例で垂直ゾーン
分割数を9にした例を示す。実施例1と異なる所は、補
正データメモリ2のあとに垂直補間回路16を設け、前記
補正データメモリ2の容量を9/512に削減したもの
で、垂直補間回路16は垂直ゾーンアドレス間の補正デー
タを上下の垂直ゾーンアドレスの補正データから直線近
似計算して求める回路である。
【0050】
【数1】
【0051】図9に示した例では、補正データメモリ2
のあとに垂直補間回路16を設けたが式(1)の計算をする
垂直補間演算器17を図11のように補正データメモリ2と
フレームメモリ18の間に設けても同様である。この場合
図9と異なるのは、図9では垂直補間演算をリアルタイ
ムで実行しなければならないのに対して図11では補正デ
ータメモリの内容が変更されたときだけ1回演算処理
し、フレームメモリ18に記憶させれば良いので複雑な補
間演算が、低速な演算器で実現できるといったメリット
がある。ただし、フレームメモリ18を別に持たなければ
ならないのでメモリ使用量が増加する。(フレームメモ
リ18は画面全体にわたり、水平1ラインごとに、水平ゾ
ーン分割数分のデータを記憶させる必要があり、図11に
示す第3の実施例では水平本数512として、512×9×補
正データのビット数だけのメモリが必要になる)。
【0052】図9で、DDC装置10内の通信回路15より
補間ON/OFF信号が前記垂直補間回路16に入力さ
れ、垂直ゾーンアドレスとゾーンカーソルの位置合わせ
が容易に行えるようにしている。図8(a)は、垂直位置
合わせのとき、垂直方向の補間処理のため、ゾーン位置
がわかりにくくなる例を示している、この場合(b)のよ
うに、垂直方向の補間処理を中断させた場合を示すが、
補正が急激に変化するので、位置合わせをしやすくでき
る。
【0053】図10に、図9の構成のゾーンアドレスジェ
ネレータ4の例を示す。図4に示したものと異なる所
は、図4では、垂直ゾーンアドレスが水平ライン数だけ
あったが、図10では垂直ゾーンアドレスを9としたもの
である。このため水平クロックを計数するプリセットカ
ウンタ45とゾーンアドレスを計数する1/9カウンタ44
による2段構成になる。水平、垂直周波数が変更になる
と、プリセットカウンタ45のプリセット値ラッチ46に設
定される値を周波数に追従させて変更することで周波数
対応が可能となる。
【0054】
【発明の効果】従来コンバーゼンス補正入力のために、
セット側にデータ入力部や、ゾーンカーソル表示発生
部、ビデオ信号合成の端子等設けないとユーザ調整が不
可能であったが、本発明によれば、コンピュータ本体の
ビデオ信号の発生器によりコンバーゼンス補正のための
ビデオ信号を発生させ、さらにコンピュータの入力機器
を用いて補正データを作成し、コンピュータ本体と、C
RTディスプレイ内のDDC装置が通信する通信装置を
持たせることで、ユーザーサイドで再調整が可能で安価
なDDC装置を提供し、さらに、コンピュータ本体にあ
る2次メモリ(フローピィーディスク,バードディスク
等)からDDC装置に補正データを転送することによ
り、任意の周波数,画面サイズ等でもコンバーゼンス補
正が行えるDDC装置を提供できるといった効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例におけるDDC装置のブ
ロック図である。
【図2】従来のDDC装置のブロック図である。
【図3】(a),(b)は従来の動作説明図である。
【図4】本発明の第1の実施例におけるゾーンアドレス
ジェネレータの詳細を示すブロック図である。
【図5】(a),(b)は本発明の動作説明図で、ゾーンカー
ソルの水平位置合わせ説明図である。
【図6】(a),(b)は本発明の動作説明図で、ゾーンカー
ソルの垂直上部での位置合わせ説明図である。
【図7】(a),(b)は本発明の動作説明図で、ゾーンカー
ソルの垂直部での位置合わせ説明図である。
【図8】(a),(b)は本発明の動作説明図で垂直補間演算
あるなしの説明図である。
【図9】本発明の第2の実施例におけるDDC装置のブ
ロック図である。
【図10】本発明の第2の実施例におけるゾーンアドレ
スジェネレータの詳細を示すブロック図である。
【図11】本発明の第3の実施例におけるDDC装置の
部分ブロック図である。
【符号の説明】
1…補正コイル、 2…補正データメモリ、 3…D/
A変換器、 4…ゾーンアドレスジェネレータ、 5…
ゾーンカーソルジェネレータ、 6…アドレスマルチプ
レクサ、 7…データレジスタ、 10…DDC装置、
11…メモリ読み書き器、 12…マイクロコンピュータ、
13…キーボード、 14…メモリ、 15…通信回路、
16…垂直補間回路、17…垂直補間演算器、 18…フレー
ムメモリ、 20…偏向回路、 21…偏向コイル、 30…
ビデオアンプ、 40…CRT、41…PLL、 42…1/
14カウンタ、 43…1/512カウンタ、 44…1/9カ
ウンタ、 45…プリセットカウンタ、 46…プリセット
値ラッチ、 50…コンピュータ本体、 51…ビデオ信号
発生器、 52…入力装置、 53…通信インターフェー
ス、 54…2次メモリ。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブラウン管の色ずれを補正するための色
    ずれ補正コイルと、この補正量をディジタルで記憶する
    メモリと、ラスタスキャンの走査に同期して、該メモリ
    から、該ラスタスキャン位置とメモリアドレスを対応づ
    けるゾーンアドレスジェネレータと、このゾーンアドレ
    スジェネレータが指定する該メモリアドレスから読み出
    されたデータをアナログ量に変換して、該色ずれを補正
    するダイナミックコンバーゼンス装置において、 該メモリの補正データを読み書きするメモリ読み書き器
    と、ビデオ信号の発生器と入力装置を持つコンピュータ
    と、該コンピュータと通信する通信回路と、前記通信回
    路の出力により該メモリ読み書き器を制御し該補正デー
    タメモリの内容を読み書きすることを特徴とするディジ
    タルダイナミックコンバーゼンス装置。
  2. 【請求項2】 ブラウン管の色ずれを補正するための色
    ずれ補正コイルと、この補正量をディジタルで記憶する
    メモリと、ラスタスキャンの走査に同期して、該メモリ
    から、該ラスタスキャン位置とメモリアドレスを対応づ
    けるゾーンアドレスジェネレータと、このゾーンアドレ
    スジェネレータが指定する該メモリアドレスから読み出
    されたデータをアナログ量に変換して、該色ずれを補正
    するダイナミックコンバーゼンス装置において、 該メモリの補正データを読み書きするメモリ読み書き器
    と、ビデオ信号の発生器と入力装置をもつコンピュータ
    と該コンピュータと通信する通信回路と該通信回路の出
    力による該メモリ読み書き器を制御し該補正データメモ
    リの内容を読み書きし、該コンピュータのビデオ信号発
    生器でコンバーゼンス調整をするときのデータ入力位置
    確認のゾーンカーソル信号を発生させ、該メモリに位置
    確認のデータを書き込み、ゾーンカーソルが該位置確認
    の場所に合わさるように、ビデオ信号発生の相対位置を
    ずらすようにして、該メモリから読み出された補正磁界
    の位置と該ゾーンカーソル位置合わせをし、該ゾーンカ
    ーソルを移動するときに該相対位置ずれ分だけ常にずら
    して表示させたことを特徴とするディジタルダイナミッ
    クコンバーゼンス装置。
  3. 【請求項3】 ブラウン管の色ずれを補正するための色
    ずれ補正コイルと、この補正量をディジタルで記憶する
    メモリと、ラスタスキャンの走査に同期して、該メモリ
    から、該ラスタスキャン位置とメモリアドレスを対応づ
    けるゾーンアドレスジェネレータと、このゾーンアドレ
    スジェネレータが指定する該メモリアドレスから読み出
    されたデータをアナログ量に変換して、該色ずれを補正
    するダイナミックコンバーゼンス装置において、 該メモリの補正データを読み書きするメモリ読み書き器
    と、ビデオ信号の発生器と2次メモリをもつコンピュー
    タと該コンピュータと通信する通信回路と前記通信回路
    の出力により該メモリ読み書き器を制御し該補正データ
    メモリの内容を読み書きし、あらかじめ、コンバーゼン
    ス調整をした際、該補正データメモリの内容を該2次メ
    モリに記憶させ、スキャン周波数変更時や、画面サイズ
    変更時、該2次メモリに記憶されているコンバーゼンス
    補正データを該通信回路を通して該メモリを書き換えて
    多種スキャン周波数、画面サイズに対応することを特徴
    とするディジタルダイナミックコンバーゼンス装置。
  4. 【請求項4】 ブラウン管の色ずれを補正するための色
    ずれ補正コイルと、この補正量をディジタルで記憶する
    メモリと、ラスタスキャンの走査に同期して、該メモリ
    から、該ラスタスキャン位置とメモリアドレスを対応づ
    けるゾーンアドレスジェネレータと、このゾーンアドレ
    スジェネレータが指定する該メモリアドレスから読み出
    されたデータを垂直補間回路により補間演算しその結果
    をアナログ量に変換して、該色ずれを補正するダイナミ
    ックコンバーゼンス装置において、 水平、垂直方向に分割させた各ゾーンの補正データを記
    憶する該メモリを読み書きするメモリ読み書き器と、コ
    ンピュータと通信する通信回路と前記通信回路の出力に
    よる該メモリ読み書き器を制御し該メモリの内容を読み
    書きすることを特徴とするディジタルダイナミックコン
    バーゼンス装置。
  5. 【請求項5】 ブラウン管の色ずれを補正するための色
    ずれ補正コイルと、この補正量をディジタルで記憶する
    メモリと、ラスタスキャンの走査に同期して、該メモリ
    から、該ラスタスキャン位置とメモリアドレスを対応づ
    けるゾーンアドレスジェネレータと、このゾーンアドレ
    スジェネレータが指定する該メモリアドレスから読み出
    されたデータを垂直補間回路により補間演算しその結果
    をアナログ量に変換して、該色ずれを補正するダイナミ
    ックコンバーゼンス装置において、 水平、垂直方向に分割させた各ゾーンの補正データを記
    憶する該メモリを読み書きするメモリ読み書き器と、コ
    ンピュータと通信する通信回路と該通信回路の出力によ
    り該メモリ読み書き器の制御をして該メモリの内容を読
    み書きし、該コンピュータのビデオ信号発生器でコンバ
    ーゼンス調整をするときのデータ入力位置確認のゾーン
    カーソル信号を発生させ、該メモリに位置確認のデータ
    を書き込み、該通信回路の出力で該補間演算を中断さ
    せ、ゾーンカーソルとゾーンアドレスの位置合わせを容
    易にしたことを特徴とするディジタルダイナミックコン
    バーゼンス装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5493179A (en) * 1993-12-15 1996-02-20 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Image display apparatus, computer apparatus, computer system equipped with both of them and control method of computer system
US5602567A (en) * 1993-12-15 1997-02-11 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Display monitor
KR100449100B1 (ko) * 1999-10-30 2004-09-16 노바텍 마이크로일렉트로닉스 코포레이션 모니터 기능을 재프로그래밍 하기 위한 시스템
KR100465752B1 (ko) * 2000-06-08 2005-01-13 노바텍 마이크로일렉트로닉스 코포레이션 모니터의 기능을 반복하여 갱신하기 위한 장치 및 방법

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