JPH0583237U - 容器の転倒防止器具 - Google Patents
容器の転倒防止器具Info
- Publication number
- JPH0583237U JPH0583237U JP2484292U JP2484292U JPH0583237U JP H0583237 U JPH0583237 U JP H0583237U JP 2484292 U JP2484292 U JP 2484292U JP 2484292 U JP2484292 U JP 2484292U JP H0583237 U JPH0583237 U JP H0583237U
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- arm
- container
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 支柱2の頭部に、支柱2に対して垂直に保持
されるアーム4と、このアーム4に対して垂直な面上を
揺動可能な棒状接続体10とを備えたキャップ部3を冠
着して柱部材1を構成する。複数の柱部材1,1…をア
ーム4,4…が平行となるように床面に直立させ、隣合
う柱部材1,1のアーム先端のかぎ部4c,4cに鎖1
1を掛け渡す。容器収容部12に容器を並べ、棒状接続
体10,10を接続する。 【効果】 各種の場所に簡便に設けて、容器の転倒を防
止できる。
されるアーム4と、このアーム4に対して垂直な面上を
揺動可能な棒状接続体10とを備えたキャップ部3を冠
着して柱部材1を構成する。複数の柱部材1,1…をア
ーム4,4…が平行となるように床面に直立させ、隣合
う柱部材1,1のアーム先端のかぎ部4c,4cに鎖1
1を掛け渡す。容器収容部12に容器を並べ、棒状接続
体10,10を接続する。 【効果】 各種の場所に簡便に設けて、容器の転倒を防
止できる。
Description
【0001】
この考案は、作業現場などに置かれている高圧ガス容器等が、振動などによっ て転倒するのを防止できるようにした容器の転倒防止器具に関する。
【0002】
ガスの充填作業や分析作業等が行われる現場では、多数本の高圧ガス容器(以 下、容器と略記する)が置かれているが、これらの容器は安定度が十分でないた め、作業中あるいは地震等の災害発生時に転倒する恐れがある。 そして従来は、容器の転倒を防止するために単に鎖やロープを掛けていたに過 ぎず、それも設備の配置などにより実施できないところでは、何等の防止策もと られていなかった。 このような現状にあって、各作業現場に容易に設置でき、1〜複数本の容器を 簡単に保管するための容器の転倒防止設備の開発が望まれていた。
【0003】
この考案は前記事情に鑑みてなされたもので、各種の作業現場に容易に設置で き、作業性、機能性に優れた容器の転倒防止器具の提供を目的とする。
【0004】
前記課題を解決するために、この考案の請求項1記載の容器の転倒防止器具は 、支柱とこれに交差するように設けられたアームとを有する複数本の柱部材を、 床面に離間して支持し、隣合う柱部材に2本以上の横架部材を連架してなるとと もに、上記柱部材が、支柱と、該支柱の頭部に着脱自在に取り付けられたキャッ プ部と、該キャップ部に回動自在に設けられたアームと、該キャップに該アーム と係合するように設けられたアーム保持部材とを具備してなるものである。 また請求項2記載の転倒防止器具は、上記横架部材が、隣合う柱部材に取り外 し可能に取り付けられる鎖、および隣合う柱部材の各支柱に揺動自在に設けられ た接続棒のそれぞれの端部を接続して棒状に一体化される棒状接続体のうちの両 方またはいずれか一方であるものである。
【0005】
以下、本考案を実施例を挙げて説明する。尚、本考案はこれら実施例に限定さ れるものではない。 図1は本考案の容器の転倒防止器具(以下、器具と略記する)の第1の実施例 を示したものである。図中符号1は柱部材、2は支柱、3はキャップ部、4はア ーム、5はアーム保持部材、10は棒状接続体、11は鎖、12は容器収容部を それぞれ示す。また図2および図3は図1におけるキャップ部3の構造を示した もので(A)は正面図、(B)は平面図、(C)は左側面図である。図1〜3に おいて、支柱2の長手方向をY方向、Y方向に垂直で、互いに直交する2方向を それぞれX方向、Z方向とする。
【0006】 この例の器具は、支柱2とこれとほぼ垂直に設けられたアーム4とを有する複 数本の柱部材1,1…が、アーム4,4…がほぼ平行となるように床面にX方向 一列に離間して直立支持され、隣合う支柱2,2に棒状接続体10が掛け渡され るとともに、隣合うアーム4,4の先端に鎖11が掛け渡されて、容器収容部1 2が形成されているものである。
【0007】 柱部材1は、支柱2と、その頭部に冠着されたキャップ部3から構成されてい る。 支柱2は床面に直立して設けられるもので、その長さおよび径は、収容される 容器の大きさや重量などによって適宜設定され、予め床面に設けられた穴に挿入 して用いることができる。
【0008】 キャップ部3は支柱2の外径よりも若干大きい内径を有する筒状体に頂部3a が形成され、支柱2の頭部に着脱自在に冠着できるようになっている。 このキャップ部3の側壁には、先端がZ方向に伸びる断面L字型のアーム支持 部材4aが設けられている。そして、このアーム支持部材4aの先端部分にアー ム4の一端4bが軸止され、アーム4がX方向に対して垂直な面上を360度回 動できるようになっている。アーム4の他端には、かぎ部4cが形成され、ここ に鎖11が掛けられるようになっている。 またキャップ部3の側壁に、上記アーム4の回転面に垂直に交わるようにX方 向に伸びるアーム保持部材5が設けられている。アーム保持部材5はアーム4と 係合して、アーム4を支柱1に対して垂直に保持できるようになっている。 ここで、アーム4の長さは、収容する容器の大きさや数などによって適宜設定 することができる。
【0009】 さらに、キャップ部3には、その側壁からX方向に突出する棒状接続体支持部 材10aが設けられている。そして、この支持部材10aに棒状接続体10の一 端10bが軸止され、棒状接続体10がZ方向に対して垂直な面上を揺動できる ようになっている。 棒状接続体10は隣合う柱部材1,1間の距離のほぼ1/2の長さに形成され るとともに、その他端に接続部材10cが設けられ、これにより隣合う柱部材1 に設けられた棒状接続体10と接続できるようになっている。この接続部材10 cとしては一般に用いられる管継手等を用いることができる。
【0010】 このような構成を有するキャップ部3は、左右対象に形成されたものを用意し 、これらを一列に配された柱部材の両端の支柱2,2の頭部にそれぞれ取り付け て用いられる。 また、3本以上の柱部材1,1,1…を用いる場合には、中間に位置する支柱 2に冠着するキャップ部3として、図3に示すように、X方向両側に棒状接続体 10,10が伸びるように構成されたものが用いられる。尚、図3において、図 1および図2と同一の構成要素には同一の符号を用いてその説明を省略する。 ここで、図3に示すような中間の柱部材1に用いられるキャップ部3において 、アーム4は2本設けてもよく、またいずれか1本でもよい。
【0011】 さらにキャップ部3に、このキャップ部3から容器収容部12の反対側Z方向 へ突出するフック6を設けることもできる。そして、柱部材1をさらにZ方向に 設け、フック6とZ方向に隣合う柱部材1のアーム他端のかぎ部4cとに鎖等を 掛け渡すことによって、新たに容器収容部を形成することができる。あるいは、 フック6と他の設備等とに鎖等を掛け渡すこともできる。
【0012】 このような構成の器具は、例えば支柱2として長さ1400mm、外径50mm程 度のポールを用い、それを予め床面に設けられた深さ250mm程度、間隔150 0mmの穴に挿入して直立させることができる。またアーム4として、例えば保持 部材5に保持した状態で支柱2の中心からかぎ部4cの先端までの長さが460 mmのものを用い、棒状接続体10として長さ750mmのパイプを用いることによ って、外径が230mm程度の容器20本程度を収容保持できる器具画が得られる 。そして、ポールを床面に設け、その頭部にキャップ部を取り付けることによっ て、各種の作業現場に容易に設置することができる。
【0013】 次いで本考案の器具の第2の実施例について説明する。図4は本考案の器具の 第2の実施例を示したもので、図5は図4におけるキャップ部の構造を示したも のである。尚、図4および5において、図1〜3と同一の構成要素には同一の符 号を用いてその説明を省略する。 この第2の実施例が上記第1の実施例と大きく異なるところは、横架部材とし て3本の鎖20,21,22を用いた点である。 この例の器具において、キャップ部3に棒状接続体10は設けられていない。 そしてフック6に第1の鎖20が掛け渡されている。また、アーム4の他端およ び中間部にそれぞれかぎ部4c,4cが形成され、第2の鎖21、および第3の 鎖22がそれぞれ掛け渡されている。そして、これらの鎖によって2つの容器収 容部23,24が形成されている。また、各フック6あるいは各かぎ部4c,4 cにおいて鎖を着脱自在に掛けることができるように、かぎ部および鎖を構成す ることによって、その鎖を開閉自在とすることができる。 また、支柱2と床面とを固定する任意の固定部材7が好ましく設けられ、これ によって支柱2の傾きを防止し、安定化を図ることができる。
【0014】 このような第2の実施例の器具にあっては、キャップ部の構造が1種類で済む のでコストを抑えることができるとともに、器具の増設等も容易に行うことがで きる。また収容する容器の数が少なく容器収容部に遊びができる場合には、第1 の鎖20と第3の鎖22の中間部分に第2の鎖21を適宜掛け渡すことによって 、収容された容器の安定度を向上させることができる。
【0015】
以上説明したようにこの考案の容器の転倒防止器具は、支柱とこれに交差する ように設けられたアームとを有する複数本の柱部材を、床面に離間して支持し、 隣合う柱部材に2本以上の横架部材を連架してなるものである。 したがって、構造が簡便であり、柱部材を設けるだけで各種の場所に容易に設 置することができ、容器を収容してその転倒を防止することができる。また、非 使用時の撤去も容易であり、器具の保管場所も広いスペースを要さないという利 点を有する。 また上記柱部材を、支柱と、該支柱の頭部に着脱自在に取り付けられたキャッ プ部とで構成することによって、既存のポール等を支柱に用いて容易に器具を設 けることができる。 さらにアームをキャップ部に回動自在に設け、該キャップ部に該アームと係合 するアーム保持部材を設けることによって、非使用には、柱部材を立てた状態で コンパクトな形状とすることができ、作業の支障にならないで済む。 また横架部材として、隣合う柱部材に取り外し可能に取り付けられる鎖、およ び隣合う柱部材の各支柱に揺動自在に設けられた接続棒のそれぞれの端部を接続 して棒状に一体化される棒状接続体のうちの両方またはいずれか一方を用いるこ とによって、容器の出し入れや、人の出入りを容易に行うことができる。
【図1】 本考案の容器の転倒防止器具の第1の実施例
を示した斜視図である。
を示した斜視図である。
【図2】 第1の実施例におけるキャップ部を示したも
ので、(A)は正面図、(B)は平面図、(C)は左側
面図である。
ので、(A)は正面図、(B)は平面図、(C)は左側
面図である。
【図3】 第1の実施例におけるキャップ部を示したも
ので、(A)は正面図、(B)は平面図である。
ので、(A)は正面図、(B)は平面図である。
【図4】 本考案の容器の転倒防止器具の第2の実施例
を示した斜視図である。
を示した斜視図である。
【図5】 第2の実施例におけるキャップ部を示したも
ので、(A)は正面図、(B)は平面図、(C)は左側
面図である。
ので、(A)は正面図、(B)は平面図、(C)は左側
面図である。
1 柱部材 2 支柱 3 キャップ部 4 アーム 5 アーム保持部材 10 棒状接続体(横架部材) 11 鎖(横架部材) 20,21,22 鎖(横架部材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 藥師寺 亮 福岡県北九州市小倉北区東港2丁目3番1 号 日本酸素株式会社北九州工場内 (72)考案者 吉川 徳正 福岡県北九州市小倉北区東港2丁目3番1 号 日本酸素株式会社北九州工場内
Claims (2)
- 【請求項1】 支柱とこれに交差するように設けられた
アームとを有する複数本の柱部材を、床面に離間して支
持し、隣合う柱部材に2本以上の横架部材を連架してな
るとともに、上記柱部材が、支柱と、該支柱の頭部に着
脱自在に取り付けられたキャップ部と、該キャップ部に
回動自在に設けられたアームと、該キャップ部に該アー
ムと係合するように設けられたアーム保持部材とを具備
してなることを特徴とする容器の転倒防止器具。 - 【請求項2】 上記横架部材が、隣合う柱部材に取り外
し可能に取り付けられる鎖、および隣合う柱部材の各支
柱に揺動自在に設けられた接続棒のそれぞれの端部を接
続して棒状に一体化される棒状接続体のうちの両方また
はいずれか一方であることを特徴とする請求項1に記載
の容器の転倒防止器具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2484292U JPH0583237U (ja) | 1992-04-17 | 1992-04-17 | 容器の転倒防止器具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2484292U JPH0583237U (ja) | 1992-04-17 | 1992-04-17 | 容器の転倒防止器具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0583237U true JPH0583237U (ja) | 1993-11-12 |
Family
ID=12149473
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2484292U Pending JPH0583237U (ja) | 1992-04-17 | 1992-04-17 | 容器の転倒防止器具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0583237U (ja) |
-
1992
- 1992-04-17 JP JP2484292U patent/JPH0583237U/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19970805 |