JPH0582629U - サンルーフのガイドレール構造 - Google Patents
サンルーフのガイドレール構造Info
- Publication number
- JPH0582629U JPH0582629U JP2333492U JP2333492U JPH0582629U JP H0582629 U JPH0582629 U JP H0582629U JP 2333492 U JP2333492 U JP 2333492U JP 2333492 U JP2333492 U JP 2333492U JP H0582629 U JPH0582629 U JP H0582629U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- guide rail
- sliding member
- cable
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- Pending
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- Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 サンルーフのパネルを移動案内するガイドレ
ール内を摺動する摺動部材が、強度アップを図るために
金属で形成されたものであっても、摺動部材の摺動時に
おける金属異音が発生したり、ガイドレールが摺動部材
で削られたりすることのないように考慮すると共に、摺
動部材ごとに異音対策をする必要のないガイドレール構
造を提供する。 【構成】 ガイドレール6 の、摺動部材15が摺動する摺
動部分を、樹脂成形部品8,9 で構成する。
ール内を摺動する摺動部材が、強度アップを図るために
金属で形成されたものであっても、摺動部材の摺動時に
おける金属異音が発生したり、ガイドレールが摺動部材
で削られたりすることのないように考慮すると共に、摺
動部材ごとに異音対策をする必要のないガイドレール構
造を提供する。 【構成】 ガイドレール6 の、摺動部材15が摺動する摺
動部分を、樹脂成形部品8,9 で構成する。
Description
【0001】
本考案は、車輌等のルーフに採用されるサンルーフのパネル案内用ガイドレー ルの構造に関するものである。
【0002】
サンルーフとして、車輛のルーフに形成した開口部を開閉するパネルを備え、 このパネルの左右両側下方に、パネルを前後方向に移動案内する前後方向のガイ ドレールを配設し、このガイドレールには、モータによって軸心方向に押引され る駆動ケーブルに連結されたケーブルホルダ、このケーブルホルダに連結された スライダ、このスライダに昇降機構を介して連動連結されると共にパネルの左右 両側下面に固着されるリフタのシュー等の摺動部材が前後方向摺動自在に嵌合さ れていて、駆動ケーブルを押引することでケーブルホルダを介してスライダが前 後移動され、このスライダの前後移動によってリフタを介してパネルの後部が昇 降されると共にパネルが前後移動されるようにしたものがある。
【0003】 前記構成のものにあっては、摺動部材、たとえばケーブルホルダをプラスチッ クで形成したものがあり、これであると、車輛の衝突試験において、ケーブルホ ルダが破損するという問題があり、そこで破損しないようにケーブルホルダをア ルミ又は鉄系の金属によって形成すると、ケーブルホルダの摺動時に金属異音が 発生したり、ガイドレールがケーブルホルダによって削られて表面処理が剥がれ たりする等の問題が起こる。また、ケーブルホルダがプラスチックで形成されて いても、駆動ケーブルが鉄系の金属で形成されていて、該駆動ケーブルが、ガイ ドレールのケーブルホルダが摺動する摺動部分に接触して異音を発生させるとい う問題もある。そして、このため、特開昭61-287816 号公報に記載されているよ うに、駆動ケーブルをウレタンチューブで被覆するようにすると、コストアップ を招くという問題が発生する。
【0004】 そこで本考案は、ケーブルホルダ等の摺動部材を、強度アップを図るため、金 属で形成しても摺動異音やガイドレールの削れなどの問題を生じないように企図 すると共に、駆動ケーブルを樹脂製チューブで被覆する必要のないガイドレール 構造を提供することを目的とする。
【0005】
本考案が前記目的を達成するために講じた技術的手段は、ルーフに形成した開 口部を開閉するパネルを移動案内するガイドレールを備え、このガイドレールに 摺動部材を摺動自在に嵌合したサンルーフにおいて、 前記ガイドレールの、摺動部材が摺動する部分を、樹脂成形部品で構成したこ とを特徴とするサンルーフのガイドレール構造−点にある。
【0006】
ガイドレール6 の、該ガイドレール6 内を摺動する摺動部材15が摺動する部分 が、樹脂成形部品8,9,20で構成されていることから、摺動部材15を金属で形成し ても、摺動部材15の摺動時において異音が発生したり、摺動部材15によってガイ ドレール6 が削られたりするという問題は起こらなく、また、摺動部材15ごとに 異音対策をする必要もない。
【0007】 また、特に、パネル駆動用ケーブルを挿通すると共に、該ケーブルに連結され たケーブルホルダ15が摺動自在に嵌合されるケーブル挿通溝に採用したものにあ っては、該ケーブルを被覆することがなく、安価な異音対策が可能である。
【0008】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。図1及び図2において、1 は自動車のルーフを示し、このルーフ1 の前部には矩形状の開口部2 が形成され 、この開口部2 はパネル3 によって開閉自在に施蓋されている。また、開口部2 の下方にはフレーム4 が配置されてルーフ1 の下面側に取着され、このフレーム 4 には前記開口部2 に略対応する実質開口部5 が形成されている。
【0009】 前記パネル3 の左右両側下方には夫々前後方向のガイドレール6 が配置されて フレーム4 上に取着されている。このガイドレール6 は、アルミの押出し成形品 (又はステンレス等のロール成形品、プレス成形品等)で形成されたレール本体 7 と、このレール本体7 に嵌合固定された左右一対の樹脂成形部品8,9 とから成 る。レール本体7 は左右一対の側部7a,7b と底壁7cとから断面上方開口状の略コ 字形に成形されており、左右各側部7a,7b には夫々嵌合溝10,11 が前後方向全長 に亘って形成されている。
【0010】 樹脂成形部品8,9 は夫々、耐摩耗性を有する樹脂材を押出し成形、圧縮成形、 射出成形等することによってレール本体7 と同長さに成形されており、一方の樹 脂成形部品8 には駆動ケーブル12が挿通されるケーブル挿通溝13が形成されてい ると共に、レール本体7 の内側の側部7aの嵌合溝10に合致した外形状に成形され ていて、該嵌合溝10に嵌入されて固定されている。また、この樹脂成形部品8 の 左右方向外方側には、温度変化(炎暑時、寒冷時)等による変形を防止するため の突部14が上下に形成されている。
【0011】 また、ケーブル挿通溝13には、駆動ケーブル12の一端側に連結されたケーブル ホルダ15(摺動部材)の連結部分が前後方向摺動自在に嵌合され、このケーブル ホルダ15はアルミ又は鉄系の金属によって形成されている。なお、駆動ケーブル 12はガイドレール6 から突出してケーブル案内管16内に挿通されると共に、モー タを有する駆動部17のピニオン18に咬合されていて、軸心方向に押引されるよう になっている。
【0012】 他方の樹脂成形部品9 は、レール本体7 の外側の側部7bの嵌合溝11に合致した 外形状に成形されていて、該嵌合溝11に嵌入されて固定されている。また、この 樹脂形成部品9 には、前記ケーブルホルダ15に連結されるスライダ(摺動部材) 、このスライダに昇降機構を介して連動連結されると共にパネル3 の左右両側下 面に取着されるリフタのシュー(摺動部材)等が前後方向摺動自在に嵌合される ガイド溝19が形成されている。また、樹脂成形部品9 の上下部は、嵌合溝11に前 後方向のあり溝21を形成し、樹脂成形部品9 に前記あり溝21に嵌合するほぞ22を 形成した嵌合構造とされている。なお、駆動ケーブル12を押引することによりケ ーブルホルダ15及びこれを介してスライダが前後に摺動し、これにより、昇降機 構を介してリフタが昇降してパネル3 がチルトすると共に、リフタがスライダと 共に前後に摺動してパネル3 がチルト状態で前後移動されて開口部2 が開閉され るようになっている。
【0013】 図3及び図4は変形例を示し、本願考案を薄型サンルーフのガイドレールに採 用したもので、図3に示すものは、ガイドレール6 の、摺動部材の摺動に関与す る部分のみが樹脂成形部品20によって構成されたものであり、したがって、樹脂 成形部品20の下壁上面20a 及び側壁内側面20b と、レール本体7 の側部7bの嵌合 溝11上面とでシュー等を案内するガイド溝19を構成している。また、図4に示す ものは、樹脂成形部品9 を断面コ字形に成形したものである。
【0014】 なお、本考案は前記実施例に限定されるものではなく、種々設計的変更は自在 であり、樹脂成形部品は押出し成形等による成形後レール本体に挿入して嵌合す る方法の他に、レール本体の嵌合溝内で、射出成形等によって成形するようにし てもよい。
【0015】
本考案によれば、ガイドレールの、摺動部材が摺動する部分を、樹脂成形部品 で構成したことにより、ガイドレール内を摺動するケーブルホルダ等の摺動部材 の強度アップを図るため、該摺動部材をアルミ又は鉄系等の金属で形成しても、 摺動異音やガイドレールの表面処理の削れ等の問題を生じることがなく、しかも 、摺動部材ごとに異音対策をすることがなく、また、特に、パネル駆動用ケーブ ルを挿通すると共に該ケーブルに連結されるケーブルホルダを摺動自在に嵌合す るケーブル挿通溝に採用することで、特開昭61-287816 号公報に開示されている ようにケーブルに被覆チューブを巻く必要がなく、安価な異音対策が可能である 。
【図1】図2のA−A線矢視断面図である。
【図2】サンルーフの全体平面概略図である。
【図3】変形例を示すガイドレールの断面図である。
【図4】変形例を示すガイドレールの断面図である。
1 ルーフ 2 開口部 3 パネル 6 ガイドレール 8 樹脂成形部品 9 樹脂成形部品 15 ケーブルホルダ(摺動部材) 20 樹脂成形部品
Claims (1)
- 【請求項1】 ルーフに形成した開口部を開閉するパネ
ルを移動案内するガイドレールを備え、このガイドレー
ルに摺動部材を摺動自在に嵌合したサンルーフにおい
て、 前記ガイドレールの、摺動部材が摺動する部分を、樹脂
成形部品で構成したことを特徴とするサンルーフのガイ
ドレール構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2333492U JPH0582629U (ja) | 1992-04-13 | 1992-04-13 | サンルーフのガイドレール構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2333492U JPH0582629U (ja) | 1992-04-13 | 1992-04-13 | サンルーフのガイドレール構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0582629U true JPH0582629U (ja) | 1993-11-09 |
Family
ID=12107688
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2333492U Pending JPH0582629U (ja) | 1992-04-13 | 1992-04-13 | サンルーフのガイドレール構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0582629U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2017037979A1 (ja) * | 2015-09-02 | 2017-03-09 | 八千代工業株式会社 | サンルーフパネル用のガイドレール及びその製造方法、並びにサンルーフパネルのガイド構造 |
-
1992
- 1992-04-13 JP JP2333492U patent/JPH0582629U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2017037979A1 (ja) * | 2015-09-02 | 2017-03-09 | 八千代工業株式会社 | サンルーフパネル用のガイドレール及びその製造方法、並びにサンルーフパネルのガイド構造 |
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