JPH0582524U - スクリュヘッド構造体 - Google Patents

スクリュヘッド構造体

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JPH0582524U
JPH0582524U JP2285992U JP2285992U JPH0582524U JP H0582524 U JPH0582524 U JP H0582524U JP 2285992 U JP2285992 U JP 2285992U JP 2285992 U JP2285992 U JP 2285992U JP H0582524 U JPH0582524 U JP H0582524U
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JP
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resin
screw
diameter portion
screw head
small diameter
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Pending
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JP2285992U
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Inventor
信行 赤熊
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】十分な混練を行うことができ、均質な色を出す
ことができるようにする。 【構成】スクリュヘッド1は、先端が円錐形を有する大
径部1aと小径部1bを有し、該小径部1bを包囲して
逆止リング2が配設され、樹脂流路15を形成する。そ
して、前記小径部1bには、乱流発生部材が前記樹脂流
路15内に突出させられ、樹脂6の流れを蛇行させる。
したがって、2種類以上の色の樹脂6を使用し、各樹脂
6を混合して中間色を出す場合において、ホッパから供
給された各樹脂6を十分に混練することができるので、
色むらのない成形品を成形することができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、スクリュヘッド構造体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、加熱シリンダ内で加熱され溶融させられた樹脂を高圧で金型内に射出し 、その中で冷却し、固化又は硬化させ、次に、金型を開いて成形品を取り出すよ うにした射出成形機においては、加熱シリンダの中にスクリュが回転自在かつ進 退自在に配設され、該スクリュによって樹脂が計量されるとともに射出されるよ うになっている。
【0003】 そのため、スクリュの先端には樹脂を押し出すためのスクリュヘッド及び樹脂 の逆流を防止するための逆止リングが設けられている。 図2は従来のスクリュヘッド構造体の断面図である。 図において、1はスクリュヘッドであり、先端が円錐形の大径部1aと小径部 1bを有する。2は樹脂の逆流を防止するための逆止リングであり、前記小径部 1bを包囲するように配設される。3は該逆止リング2が後退した時に当接する シールリング、4はスクリュ、4aは該スクリュ4の表面のフライトによって形 成された溝、4bは前記スクリュ4に形成された雌ねじ、5は加熱シリンダ、6 は溶融した樹脂である。
【0004】 前記スクリュ4が前進して樹脂6を図示しない射出ノズルから射出して図示し ない金型内に充填すると、続いて次のショットに先駆けて、樹脂6を溶融し可塑 化してスクリュヘッド1の先端に蓄える作業、すなわち計量が行われる。この計 量工程においては、スクリュ4が図示しない駆動系によって駆動されて後退し、 この時、図示しないホッパすなわち材料供給口から供給された樹脂6は、前記ス クリュ4の回転によって溝4aの中を前方に移動し、加熱シリンダ5内で溶融さ れ、スクリュヘッド1の前方に蓄えられる。溶融に伴って発生する樹脂6の圧力 は、スクリュ4に対する反力となり、該反力でスクリュ4が後退するようになっ ている。
【0005】 こうして、スクリュヘッド1の前方に蓄えられた樹脂6は、続いて前記駆動系 が前記スクリュ4を前方に押し出すことによって射出ノズルから射出され、金型 内に充填される。 ここで、前記樹脂6は、射出の際に発生する射出力の反力によって、その一部 が前記スクリュ4の溝4a内を後方に逆流する。該樹脂6の逆流を防止するため 、逆止リング2がスクリュ4の前端に配設されている。そして、該逆止リング2 がスクリュ4から抜けないように、スクリュ4と別体のスクリュヘッド1を形成 し、前記スクリュ4に雌ねじ4bが形成され、スクリュヘッド1の後端には雄ね じ1dが形成され両者がねじ止めされるようになっている。そして、スクリュヘ ッド1の大径部1aの外径を前記逆止リング2の内径より大きくして、逆止リン グ2が抜けないようにしてある。
【0006】 この種の射出成形機で2種類以上の色の樹脂6を使用し、各樹脂6を混合して 中間色を出す場合においては、各樹脂6が十分に混練されていないと均質な色を 出すことができず、色むらが発生してしまう。 そこで、スクリュ4の先端近傍にサブフライトを形成し、該サブフライトの形 状や配列を後方のフライトと異ならせることによって樹脂6の流れ方向を変え、 混練性を向上させるようにしたスクリュヘッド構造体が提供されている。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来のスクリュヘッド構造体においては、サブフライトの 形状や、配列を後方のフライトと異ならせることによって樹脂6の流れ方向を変 えるようにしているため、十分な混練を行うことができない。 本考案は、前記従来のスクリュヘッド構造体の問題点を解決して、十分な混練 を行うことができ、均質な色を出すことができるスクリュヘッド構造体を提供す ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
そのために、本考案のスクリュヘッド構造体においては、加熱シリンダ内にス クリュが回転自在かつ進退自在に配設され、該スクリュの先端にスクリュヘッド が固定される。該スクリュヘッドは、先端が円錐形の大径部と小径部を有し、該 小径部を包囲して逆止リングが配設され、樹脂流路を形成する。該逆止リングは 、射出する際に樹脂が逆流するのを防止する。
【0009】 前記小径部には、前記樹脂流路内に突出させられ、樹脂の流れを蛇行させる乱 流発生部材が形成される。
【0010】
【作用】
本考案によれば、前記のように加熱シリンダ内にスクリュが回転自在かつ進退 自在に配設され、該スクリュの先端にスクリュヘッドが固定される。前記スクリ ュを後退させることによって計量を行うことができ、スクリュを前進させること によって射出することができる。
【0011】 前記スクリュヘッドは、先端が円錐形の大径部と小径部を有し、該小径部を包 囲して逆止リングが配設され、樹脂流路を形成する。該逆止リングは、計量を行 う際に前記樹脂流路を介して樹脂を前方に移動させ、射出する際に樹脂が逆流す るのを防止する。 前記小径部には、前記樹脂流路内に突出させられ、樹脂の流れを蛇行させる乱 流発生部材が形成される。したがって、2種類以上の色の樹脂を使用し、各樹脂 を混合して中間色を出す場合において、ホッパから供給された各樹脂を十分に混 練することができる。
【0012】
【実施例】
以下、本考案の実施例について図面を参照しながら詳細に説明する。 図1は本考案の実施例を示すスクリュヘッド構造体の断面図、図3は図1のA −A断面図である。 図において、1はスクリュヘッドであり、先端が円錐形の大径部1aと小径部 1bを有する。2は樹脂の逆流を防止するための逆止リングであり、前記小径部 1bを包囲するように配設される。3は該逆止リング2が後退した時に当接する シールリング、4はスクリュ、4aは該スクリュ4の表面のフライトによって形 成された溝、5は加熱シリンダ、6は溶融した樹脂である。
【0013】 前記スクリュ4が前進して樹脂6を図示しない射出ノズルから射出して図示し ない金型内に充填すると、続いて次のショットに先駆けて、樹脂6を溶融し可塑 化してスクリュヘッド1の先端に蓄える作業、すなわち計量が行われる。この計 量工程においては、スクリュ4が図示しない駆動系によって駆動されて後退し、 この時、図示しないホッパすなわち材料供給口から供給された樹脂6は、前記ス クリュ4の回転によって溝4aの中を前方に移動し、加熱シリンダ5内で溶融さ れ、スクリュヘッド1の前方に蓄えられる。溶融に伴って発生する樹脂6の圧力 は、スクリュ4に対する反力となり、該反力でスクリュ4が後退するようになっ ている。
【0014】 こうして、スクリュヘッド1の前方に蓄えられた樹脂6は、続いて前記駆動系 が前記スクリュ4を前方に押し出すことによって射出ノズルから射出され、金型 内に充填される。 ここで、前記樹脂6は、射出の際に発生する射出力の反力によって、その一部 が前記スクリュ4の溝4a内を後方に逆流する。該樹脂6の逆流を防止するため 、逆止リング2がスクリュ4の前端に配設されている。そして、該逆止リング2 がスクリュ4から抜けないように、スクリュ4と別体のスクリュヘッド1を形成 し、前記スクリュ4に雌ねじ4bが形成され、スクリュヘッド1の後端には雄ね じ1dが形成され両者がねじ止めされるようになっている。そして、スクリュヘ ッド1の大径部1aの外径を前記逆止リング2の内径より大きくして、逆止リン グ2が抜けないようにしてある。
【0015】 ところで、前記構成のスクリュヘッド構造体において、2種類以上の色の樹脂 6を使用し、各樹脂6を混合して中間色を出す場合においては、各樹脂6が十分 に混練されていないと均質な色を出すことができず、色むらが発生してしまう。 そこで、スクリュヘッド1の小径部1bの外周面に乱流発生部材11を設け、 該乱流発生部材11は、逆止リング2の内周面と小径部1bの外周面間に形成さ れる樹脂流路15内に突出させられる。該乱流発生部材11は、本実施例の場合 、小径部1bの外周面の円周方向に角柱状突起12を一体成形し、それらを複数 列設けるようにしている。図においては、8個の角柱状突起12を4列設け、し かも各列の角柱状突起12は、隣接する列の角柱状突起12と円周方向において 位置がずらされ、いわゆる「千鳥状」に配列されている。各角柱状突起12は、 前記樹脂流路15内において、樹脂6が軸方向に直進しようとするのを阻止し、 該樹脂6は各角柱状突起12間を蛇行して流れる。
【0016】 したがって、計量を行う際に溝4a内を前方に移動する樹脂6は、十分に混練 されるため、均質な色を出すことができる。 なお、本考案は前記実施例に限定されるものではなく、本考案の趣旨に基づい て種々変形することが可能であり、それらを本考案の範囲から排除するものでは ない。
【0017】
【考案の効果】
以上詳細に説明したように、本考案によれば、スクリュヘッドは、先端が円錐 形の大径部と小径部を有し、該小径部を包囲して逆止リングが配設され、樹脂流 路を形成する。そして、前記小径部には、乱流発生部材が前記樹脂流路内に突出 させられ、樹脂の流れを蛇行させる。
【0018】 したがって、2種類以上の色の樹脂を使用し、各樹脂を混合して中間色を出す 場合において、ホッパから供給された各樹脂を十分に混練することができるので 、色むらのない成形品を成形することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示すスクリュヘッド構造体の
断面図である。
【図2】従来のスクリュヘッド構造体の断面図である。
【図3】図1のA−A断面図である。
【符号の説明】
1 スクリュヘッド 1a 大径部 1b 小径部 2 逆止リング 4 スクリュ 5 加熱シリンダ 6 樹脂 11 乱流発生部材 15 樹脂流路

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)加熱シリンダ内で回転自在かつ進
    退自在に配設されるスクリュと、 (b)該スクリュの先端に固定され、先端が円錐形の大
    径部と小径部を有するスクリュヘッドと、 (c)該スクリュヘッドの小径部を包囲して配設されて
    樹脂流路を形成するとともに、樹脂の逆流を防止する逆
    止リングを有し、 (d)前記小径部には、前記樹脂流路内に突出させら
    れ、樹脂の流れを蛇行させる乱流発生部材が形成される
    ことを特徴とするスクリュヘッド構造体。
JP2285992U 1992-04-13 1992-04-13 スクリュヘッド構造体 Pending JPH0582524U (ja)

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JPH0582524U true JPH0582524U (ja) 1993-11-09

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017056655A (ja) * 2015-09-17 2017-03-23 東洋機械金属株式会社 射出成形機

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19960924