JP3105417B2 - 射出装置 - Google Patents
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Description
である。
ンダ内で加熱され、溶融させられた樹脂を射出ノズルか
ら射出し、金型のキャビティに充填(じゅうてん)する
ようになっている。そして、前記加熱シリンダ内にスク
リューが回転自在にかつ進退自在に配設され、該スクリ
ューを回転させながら後退させると、ホッパから投入さ
れたペレット状の樹脂が前進させられる間に溶融させら
れ、混練されてスクリューの前方に蓄えられる。
クリューの前方に蓄えられた樹脂が射出ノズルから射出
され、金型のキャビティに充填される。その後、金型を
冷却して樹脂を固化させ、型開きを行うことによって成
形品を取り出すことができるようになっている。ところ
で、前記加熱シリンダ内において、樹脂は溶融させられ
るとともに混練されるが、良好に混練された状態の樹脂
を得るために、混練性の高い射出ノズルとしてミキシン
グノズルを使用することが考えられる。
り、コストが高くなってしまう。また、射出時において
ミキシングノズルの先端は金型に接触させられるので、
金型の設計に合わせて形状、寸法等を変更する必要があ
るだけでなく、充填圧力が高くなってしまう。さらに、
ミキシングノズルは一般の射出ノズルに比べて制約条件
が多く、金型への対応性が低くなってしまう。
を使用するようにしている。図2は従来の混練性の高い
スクリューの第1の例を示す図、図3は従来の混練性の
高いスクリューの第2の例を示す図、図4は従来の混練
性の高いスクリューの第3の例を示す図、図5は従来の
混練性の高いスクリューの第4の例を示す図、図6は従
来の混練性の高いスリーステージスクリューを示す図、
図7は従来の混練性の高いスリーステージスクリューの
要部拡大図である。
はスクリューである。該スクリュー12は螺旋(らせ
ん)状のフライト13を有し、該フライト13間に溝1
4が形成される。また、前記スクリュー12の先端に混
練部15が形成され、該混練部15は円周方向に複数の
並列な溝16を有する。したがって、スクリュー12の
回転に伴い溝14を通って前方(図における左方)に移
動させられた図示しない樹脂は、更に溝16を通って図
示しないスクリューヘッドの前方に蓄えられる。そし
て、前記溝16を通る間に樹脂は良好に混練される。
はスクリューである。該スクリュー12は螺旋状のフラ
イト13を有し、該フライト13間に溝14が形成され
る。また、前記スクリュー12の先端近傍に混練部15
が形成され、該混練部15は、円周方向において蛇行す
るバリヤ溝17を有する。したがって、スクリュー12
の回転に伴い溝14を通って前方(図における左方)に
移動させられた図示しない樹脂は、更にバリヤ溝17を
通って図示しないスクリューヘッドの前方に蓄えられ
る。そして、前記バリヤ溝17を通る間に樹脂は良好に
混練される。
はスクリューである。該スクリュー12は螺旋状のフラ
イト13を有し、該フライト13間に溝14が形成され
る。また、前記スクリュー12の先端近傍に混練部15
が形成され、該混練部15は前記フライト13間にサブ
フライト18を有する。したがって、スクリュー12の
回転に伴い溝14を通って前方(図における左方)に移
動させられた樹脂は、更にサブフライト18間の溝19
を通って図示しないスクリューヘッドの前方に蓄えられ
る。そして、前記溝19を通る間に樹脂は良好に混練さ
れる。
はスクリューである。該スクリュー12は螺旋状のフラ
イト13を有し、該フライト13間に溝14が形成され
る。また、前記スクリュー12の先端近傍に混練部15
が形成され、該混練部15においては、各フライト13
間のスクリュー軸部20が偏心させられ、偏心させられ
たスクリュー軸部20における偏心溝21の深さが変化
させられる。したがって、スクリュー12の回転に伴い
溝14を通って前方(図における左方)に移動させられ
た図示しない樹脂は、更にスクリュー軸部20の周囲の
偏心溝21を通って図示しないスクリューヘッドの前方
に蓄えられる。そして、前記偏心溝21を通る間に樹脂
は良好に混練される。
ジスクリュー、15は該スリーステージスクリュー22
の中央部に形成された混練部である。該混練部15にお
いては、次第に深さが小さくなる流入溝23と次第に深
さが大きくなる流出溝24とが円周方向において交互に
配設される。したがって、スクリュー12の回転に伴い
図示しない溝を通って前方(図における左方)に移動さ
せられた図示しない樹脂は、更に前記流入溝23から流
出溝24に流れて図示しないスクリューヘッドの前方に
蓄えられる。そして、前記流入溝23及び流出溝24を
通る間に樹脂は良好に混練される。
来の射出装置においては、混練部15において滞留する
樹脂が多くなるだけでなく、色替え及び樹脂替えを容易
に行うことができない。したがって、多くの種類の樹脂
を取り扱う場合には、適さない樹脂を使用するたびに、
スクリュー12やスリーステージスクリュー22などを
交換しなければならない。ところが、前記スクリュー1
2やスリーステージスクリュー22などは高価であるの
でコストが高くなってしまう。また、スクリュー12や
スリーステージスクリュー22などを交換する作業が煩
わしい。
解決して、既存の射出装置にシールリングを取り付ける
ことによって、樹脂の混練性を高くするとともに、コス
トを低くし、作業を簡素化することができる射出装置を
提供することを目的とする。
出装置においては、加熱シリンダ内において回転自在
に、かつ、進退自在に配設されたスクリューと、該スク
リューの先端の開口部に螺合されるねじ部を備えたスク
リューヘッドと、該スクリューヘッドの外方において軸
方向に移動自在に配設された逆止リングと、前記スクリ
ューヘッドのねじ部を前記スクリューの先端の開口部に
螺合させることによって、スクリューとスクリューヘッ
ドとの間に固定され、前記スクリューヘッドを取り外す
ことによって他の種類のものと交換することができ、前
記逆止リングが後退して当接させられたときに、スクリ
ュー側とスクリューヘッド側とを密封するシールリング
とを有する。そして、該シールリングの外周面には、突
起物が円周方向に複数個、かつ、軸方向に複数列形成さ
れる。
に、軸方向において透視した場合、前記シールリングの
円周方向の全体がいずれかの列の突起物によって疑似的
に埋められる。
ては、加熱シリンダ内において回転自在に、かつ、進退
自在に配設されたスクリューと、該スクリューの先端の
開口部に螺合されるねじ部を備えたスクリューヘッド
と、該スクリューヘッドの外方において軸方向に移動自
在に配設された逆止リングと、前記スクリューヘッドの
ねじ部を前記スクリューの先端の開口部に螺合させるこ
とによって、スクリューとスクリューヘッドとの間に固
定され、前記スクリューヘッドを取り外すことによって
他の種類のものと交換することができ、前記逆止リング
が後退して当接させられたときに、スクリュー側とスク
リューヘッド側とを密封するシールリングとを有する。
そして、該シールリングの外周面には、突起物が円周方
向に複数個、かつ、軸方向に複数列形成される。
ら後退させると、前記逆止リングが前方に移動するの
で、樹脂は、シールリングと逆止リングとの間を通り、
次に逆止リングとスクリューヘッドとの間を通ってスク
リューヘッドの前方に蓄えられる。そして、前記スクリ
ューを前進させると、前記逆止リングが後方に移動して
シールリングと当接させられる。したがって、前記スク
リューヘッドの前方に蓄えられた樹脂は、スクリューの
前進と共に前方に移動させられ、射出ノズルから射出さ
れる。
突起物が円周方向に複数個、かつ、軸方向に複数列形成
される。したがって、樹脂は、シールリングを通る間
に、突起物間の間隙(げき)を蛇行させられる。
ながら詳細に説明する。図1は本発明の実施例における
射出装置の断面図、図8は本発明の実施例におけるシー
ルリングの第1の例を示す正面図、図9は本発明の実施
例におけるシールリングの第1の例を示す側面図、図1
0は本発明の実施例におけるシールリングの第2の例を
示す正面図、図11は本発明の実施例におけるシールリ
ングの第2の例を示す側面図である。
り、先端の円錐(えんすい)部32、該円錐部32の後
方(図における右方)に形成された角柱状の大径部3
3、該大径部33の後方に形成された円柱状の小径部3
4、該小径部34の後方に形成された拡径部35、及び
該拡径部35の後方に形成されたねじ部36から成る。
また、40は樹脂の逆流を防止するための円筒形の逆止
リングであり、前記小径部34を包囲するように配設さ
れ、前記逆止リング40と小径部34との間に樹脂流路
41が形成される。
において回転自在にかつ進退自在に配設されたスクリュ
ーであり、先端の開口部に前記ねじ部36が螺合され
る。前記スクリュー43には螺旋状のフライト48が配
設され、該フライト48間に溝49が形成される。ま
た、45は、前記ねじ部36をスクリュー43の先端の
開口部に螺合することによって固定される円筒形のシー
ルリングである。該シールリング45は前記ねじ部36
を貫通させるために貫通孔53を有する。そして、前記
逆止リング40が後退(図における右方に移動)したと
きに、該逆止リング40の後方の端面40aと前記シー
ルリング45の前方の端面45aとが当接し、スクリュ
ーヘッド31側とスクリュー43側とを密封する。
記スクリュー43が前進(図における左方に移動)する
と、前記加熱シリンダの先端に固定された図示しない射
出ノズルから樹脂が射出され、図示しない金型のキャビ
ティに充填される。続いて、次のショットのために樹脂
を溶融させて可塑化し、スクリューヘッド31の前方
(図における左方)に蓄える作業、すなわち計量工程が
開始される。
が図示しない駆動系によって駆動されて後退し、この
時、図示しないホッパから供給された樹脂は、前記スク
リュー43の回転によって溝49を前方に移動し、加熱
シリンダ内で溶融させられ、シールリング45と加熱シ
リンダとの間及び樹脂流路41を通ってスクリューヘッ
ド31の前方に蓄えられる。この場合、溶融に伴って発
生させられる樹脂の圧力がスクリュー43に対する反力
になり、該反力によってスクリュー43が後退するよう
になっている。
前方に蓄えられた樹脂は、前記駆動系によって前記スク
リュー43が前進させられることによって射出ノズルか
ら射出され、金型のキャビティに充填される。ここで、
前記樹脂は、スクリュー43の前進に伴って発生させら
れる反力によって、その一部が溝49を後方に逆流しよ
うとする。前記樹脂の逆流を防止するために、前記逆止
リング40がスクリュー43の先端に配設される。ま
た、前記逆止リング40がスクリュー43から抜けない
ように、スクリュー43と別体のスクリューヘッド31
が形成され、該スクリューヘッド31にねじ部36が形
成され、前記スクリュー43の先端の開口部に螺合され
るようになっている。そして、スクリューヘッド31の
大径部33の外径を前記逆止リング40の内径より大き
くし、該逆止リング40が抜けないようにしてある。
には複数の突起物51が径方向外方に突出して形成され
る。該突起物51は、図8及び9に示すように、円周方
向に等間隔で複数個、かつ、軸方向に等間隔で複数列形
成される。しかも、各列の突起物51は互いにピッチを
ずらして形成され、軸方向において透視した場合、シー
ルリング45の円周方向の全体がいずれかの列の突起物
51によって疑似的に埋められるようになっている。
がら後退させると、溶融させられた樹脂は溝49を通
り、前記シールリング45に至る。該シールリング45
の外周面には複数の突起物51が複数列形成されている
ので、シールリング45に到達した樹脂は、図1に示す
矢印のように各突起物51間の間隙52に進入し、隣接
する列の突起物51に衝突する。その後、樹脂は衝突し
た突起物51の両側の間隙52に更に進入し、衝突と進
入とを繰り返す。このようにして、シールリング45に
到達した樹脂は、前記間隙52を蛇行して流れ、スクリ
ューヘッド31側に到達し、この間、良好に混練され
る。
において、シールリング45に適さない樹脂を使用する
ときは、前記スクリューヘッド31をスクリュー43か
ら取り外し、前記シールリング45を他の種類のものと
交換することができる。したがって、色替え及び樹脂替
えを容易に行うことができる。例えば、図1、8及び9
に示すシールリング45の場合、前記突起物51が5列
形成されているので、混練性が高い。これに対して、図
10及び11に示すシールリング45の場合、前記突起
物51が2列形成されているだけであるので、混練性が
低い。このように、必要とされる混練性の高さに対応さ
せてシールリング45を選択することができる。
止リング40及びスクリュー43を交換する必要がない
ので、コストを低くすることができる。また、シールリ
ング45の交換に伴って加熱シリンダの内面を清掃する
必要がないので、作業を簡素化することができる。な
お、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、本
発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であ
り、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
れば、射出装置においては、加熱シリンダ内において回
転自在に、かつ、進退自在に配設されたスクリューと、
該スクリューの先端の開口部に螺合されるねじ部を備え
たスクリューヘッドと、該スクリューヘッドの外方にお
いて軸方向に移動自在に配設された逆止リングと、前記
スクリューヘッドのねじ部を前記スクリューの先端の開
口部に螺合させることによって、スクリューとスクリュ
ーヘッドとの間に固定され、前記スクリューヘッドを取
り外すことによって他の種類のものと交換することがで
き、前記逆止リングが後退して当接させられたときに、
スクリュー側とスクリューヘッド側とを密封するシール
リングとを有する。そして、該シールリングの外周面に
は、突起物が円周方向に複数個、かつ、軸方向に複数列
形成される。
ら後退させると、前記逆止リングが前方に移動するの
で、樹脂は、シールリングと逆止リングとの間を通り、
次に逆止リングとスクリューヘッドとの間を通ってスク
リューヘッドの前方に蓄えられる。そして、前記スクリ
ューを前進させると、前記逆止リングが後方に移動して
シールリングと当接させられる。したがって、前記スク
リューヘッドの前方に蓄えられた樹脂は、スクリューの
前進と共に前方に移動させられ、射出ノズルから射出さ
れる。
突起物が円周方向に複数個、かつ、軸方向に複数列形成
される。したがって、樹脂は、シールリングを通る間
に、突起物間の間隙を蛇行させられ、良好に混練され
る。また、前記スクリューヘッドは、ねじ部を前記スク
リューの先端の開口部に螺合させることによって固定さ
れるので、多くの種類の樹脂を取り扱う場合において、
シールリングに適さない樹脂を使用するときに、前記ス
クリューヘッドをスクリューから取り外し、シールリン
グを他の種類のものと交換することができる。したがっ
て、色替え及び樹脂替えを容易に行うことができる。
用するときに、シールリングを交換するだけでよく、前
記スクリューヘッド、逆止リング、スクリュー、スリー
ステージスクリュー等を交換する必要がないので、射出
装置のコストを低くすることができるだけでなく、作業
を簡素化することができる。
る。
す図である。
す図である。
す図である。
す図である。
を示す図である。
の要部拡大図である。
例を示す正面図である。
例を示す側面図である。
の例を示す正面図である。
の例を示す側面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 (a)加熱シリンダ内において回転自在
に、かつ、進退自在に配設されたスクリューと、 (b)該スクリューの先端の開口部に螺合されるねじ部
を備えたスクリューヘッドと、 (c)該スクリューヘッドの外方において軸方向に移動
自在に配設された逆止リングと、 (d)前記スクリューヘッドのねじ部を前記スクリュー
の先端の開口部に螺合させることによって、スクリュー
とスクリューヘッドとの間に固定され、前記スクリュー
ヘッドを取り外すことによって他の種類のものと交換す
ることができ、前記逆止リングが後退して当接させられ
たときに、スクリュー側とスクリューヘッド側とを密封
する円筒形のシールリングとを有するとともに、 (e)該シールリングの外周面には、突起物が円周方向
に複数個、かつ、軸方向に複数列形成されることを特徴
とする射出装置。 - 【請求項2】 軸方向において透視した場合、前記シー
ルリングの円周方向の全体がいずれかの列の突起物によ
って疑似的に埋められる請求項1に記載の射出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06305956A JP3105417B2 (ja) | 1994-12-09 | 1994-12-09 | 射出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP06305956A JP3105417B2 (ja) | 1994-12-09 | 1994-12-09 | 射出装置 |
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JPH08156047A JPH08156047A (ja) | 1996-06-18 |
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ID=17951323
Family Applications (1)
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JP06305956A Expired - Fee Related JP3105417B2 (ja) | 1994-12-09 | 1994-12-09 | 射出装置 |
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Country | Link |
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Cited By (2)
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-
1994
- 1994-12-09 JP JP06305956A patent/JP3105417B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH08156047A (ja) | 1996-06-18 |
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